照「昔、誕生日に咲がくれた『何でも言うこと聞く券』を発見した」
咲「ああ、小さい頃お姉ちゃんに上げたよね。持っててくれたんだ」
照「……使うのもったいなくて、ずっと取ってた」
咲「そうなんだ。大切にしてくれてるなら嬉しいよ」
照「これをいま使いたい」
咲「……え?」
みたいなのオナシャス
照「腕一本だ」
咲「」
>>3
やめたげて
咲「でもそれって、もう十年くらい前のじゃ……」
照「でも期限は書いてない」
咲「で、でも小さいころのものだし……」
照「小さい頃のものでもプレゼントはプレゼント」
咲「で、でも……」
照「咲は私の誕生日に紙きれ一枚をくれたの?」
咲「……わ、分かったよ」
こんなん
照「じゃあ、まず足を舐め」
咲「え。で、でも足ってきたな……」
咲「あ、いやそうじゃなくて別にお姉ちゃんの足が汚いって意味じゃなくてね」
照「咲、早とちりしすぎ。流石に私の足を舐めてなんてことは言わない」
咲「え? あ、そうだよね……私、ちょっと混乱ちゃったよ……」
照「私が咲の足を舐めるの」
咲「……え?」
照「足を舐めさせて?」
咲「……」
咲「……あのね、お姉ちゃん。なんていうか、私ちょっとお姉ちゃんの言ってることが分からないかなって」
照「咲の足を舐めさせてって言ってるの」
咲「うん、聞こえてる! それは聞こえてるよ。でもね、そうじゃなくて……やっぱり意味分からないかな」
照「……咲、混乱しすぎ。病院行った方がいいんじゃない?」
咲「えっと……どちらかと言うとお姉ちゃんを病院に連れて行きたいかな……」
照「? 私はどこも悪くない。混乱しているのは咲の方」
咲「……うん、混乱してるね。混乱してる。だから私お姉ちゃんの言うことさっぱり分からないよ!」
照「そう……じゃあ落ち着かせるために私が」
咲「今、混乱直ったよ!」
咲「あー直った直った混乱直ったよ。やったー!」
照「そう……それは残念。色々なことしようと思ったのに」
咲(色々なことって何……って聞いたら駄目な気がするよ……)
照「それじゃ、もう一回言うね」
咲「待って、ちゃんと聞こえてたから。それ以上言わないでお姉ちゃん」
咲「少しだけ考えさせて……」
照「そう。まぁどちらにしても咲に拒否権はない」ヒラヒラ
咲(ううっ……あんな券作らなければよかったよ……)
咲(自分のお姉ちゃんに足を舐められるなんて、苦痛以外のなんでもないよ。下手したら一生もののトラウマ……)
咲(でも小さいころのものとはいえ、お姉ちゃんにあの券を渡しちゃったのも事実)
咲(……ま、まぁこれでお姉ちゃんが満足すれば、これ以上の要求はされないはずだよね)
咲「わ、分かったよお姉ちゃん。い、今足洗ってくるから待っててね」
照「いや、私はそのままがいい」
咲「それだけはやめてお姉ちゃん! お願いします!」
照「……仕方ない」ヤレヤレ
咲(なんでお姉ちゃんがあんな態度なの……)
咲「じゃ、じゃあ私は足洗ってくるから待っててね」
照「……分かった。待ってる」
咲「……な、なるべく時間を稼ぐように、ゆっくり洗おう」
照「咲ー、まだー?」
咲「ま、まだだよー」
照「まだー?」
咲「ま、まだだよー」
咲(ゆっくりゆっくり……時間を掛けて……)
照「……早くしないと咲の部屋に侵入して色々やる」
咲「待ってお姉ちゃん! すぐに終わるから!」
咲「……お風呂場を離れるのが嫌で嫌でしょうがないよ」
照「咲、まだー?」
咲「も、もうちょっとだから」
咲(ううっ……行きたくないよ……)
照「……これ以上待たされると私が全裸でそちらに行くことになる」
咲「い、今終わりました! 行きます! 今行くよ!」
咲「……お、お姉ちゃん……本当に舐めるの?」
照「……私は別に舐めなくてもいい」
咲「え? じゃあ」
照「その場合二人でベッド直行することになる」
咲「な、舐めるのでいいです……」
照「そう……じゃあ、足を上げて」
咲「う、ううっ……」
照「もう少し上げて」
咲「……こ、このくらい?」
照「そ、そのくらい……じゃ」ペロ
咲「ひゃうっ!」
咲「ううっ……くすぐったいよ、お姉ちゃん……」
照「」ペロペロ
咲「な、何か喋ってよ……」
照「咲の足……おいひい」ペロペロ
咲「やっぱり黙ってて……」
照「……」
咲「も、もう終わりでいい?」
照「咲、照お姉さま舐めてください、って言ってみて」
咲「え……そ、それは、さすがに……」
照「何でも言うこと聞く券」
咲「で、でも……」
照「……やっぱりベッドインする?」
咲「な、舐めてください照お姉さま! お願いします!」
照「……分かった」ペロペロ
咲「……も、もういや」
これは別居したくなる
照「……ん」
咲「も、もういいよねお姉ちゃん」
照「……まぁいい」
咲「よ、よかったぁ……やっと終わったよ……」
咲(お姉ちゃんの唾液で足がべとべと……また洗ってこなきゃ……)
咲「そ、それじゃあ私はお風呂場に行ってくるね」
照「うん。じゃあ帰ってきたら、次」
咲「次!?」
咲「え、えっと……もう終わりじゃ」
照「券には一回とは書いていない。さすがに一生ということはないとしても」
照「最低限、今日一日は言うこと聞いてもらう」
咲「そ、そんな、あんまりだよ……」
照「それじゃ、足洗って来たら次」
咲「うっ……わ、分かったよ」
咲(今度こそゆっくり足を洗って時間を稼いで……)
照「十分以内に戻ってこなかったら私が行ってその場で押し倒す」
咲「い、行ってきます!」ダッ!
咲「……こ、こんどは何をすればいいの?」
照「ここ、座って」
咲「えっと……お姉ちゃんの膝の上?」
照「そう、ここに座って一緒にテレビ見よう」
咲「そ、それだけ?」
照「それだけ」
咲「……」
咲(な、何か拍子抜けしちゃったよ……まぁでもこれだけでいいなら)
咲「じゃ、じゃあ座るねお姉ちゃん」
照「うん」
咲「……」
照「……」
照(これで咲のお尻が太ももに当たる! この感触!)
咲「えっと……じゃあテレビつけるね」
照「うん。もうちょっとくっついて」ギュッ
咲「え、あ、うん」
照(抱きつくと見せかけて、咲のつるぺたを撫でまわす!)
咲「……ふふふ、これ面白いね」
照「……」
照(咲が前にいてテレビが見えない……)
咲「ふふふ」
照(……咲の首)
照「」ペロ
咲「ひゃ! お、お姉ちゃん、首舐めないで!」
照「前、見えなかったから」
咲「お姉ちゃんは前が見えなかったら首を舐めるの……」
照「ごめんなさい」サワサワ
咲「お、お姉ちゃん。謝りながら胸を撫でまわさないで!」
照「ごめんなさい。でもこれ宮永家に代々伝わる謝罪の証だから」サワサワ
咲「そんなの聞いたことないよ! や、やめてお姉ちゃん」
照「うん、やめる」ナデナデ
咲「やめるって言いながら、太もも撫でないで!」
照「じゃあ、やめない」ナデナデ
咲「な、撫でるのをやめてよ」
照「いやどす」
咲「なんで京都弁……ううっ……や、やめてよぉ」
照「」ナデナデサワサワ
咲「ううっ……あ、お姉ちゃん。そろそろお昼だよ! ご飯作らなきゃ!」
照「……確かにお腹がすいてきた」グゥ
照「咲がつくって」
咲「え? でも私蕎麦とかパスタとか簡単な麺類くらいしか作れないよ?」
照「それでいい。パスタ作って」
咲「うん分かった。じゃあ立つね」ヨイショ
照「……」
咲「……? お姉ちゃんは立たないの?」
照「ずっと咲載せてたから、足がしびれた……」ビリビリ
咲「そうなんだ……じゃ、じゃあ私はパスタ茹でてくるね」
照「……しびれる」ビリビリ
咲「パスタ、茹であがったよー」
照「ううっ……まだしびれる。咲、肩貸して」
咲「分かったよ、はい」
照「ううっ……しびれる……」サワサワ
咲「ちょ、ちょっとお姉ちゃん! さりげなく私の胸触らないで!」
咲「ていうか、一人でも歩けてるよ!」
照「……ばれた」
咲「もう! お姉ちゃんのお昼ご飯抜き! お皿下げるからね!」
照「そしたら咲の分を分けて食べる。私に口移しで食べさせてくれる?」
咲「……や、やっぱり執行猶予を与えるよ」
照「……出来ないと言った割には、結構本格的」
咲「そ、そうかな……じゃ、いただきます」
照「いただきます」
咲「……ど、どうかな?」
照「おいしい」モグモグ
咲「そ、そう。良かった……じゃあ私も……うん、上手にできたよ」
照「咲……」
咲「何おねえちゃ……何それ。なんでパスタを一本口にくわえて垂らしながら目をつぶって待機してるのかな?」
照「ん……」
咲「……わ、私分かんないなー。お姉ちゃんが何を求めているのかさっぱり」
照「そっち側を咲が咥えてぱくぱくして最後にちゅっ」
咲「……や、やらないよ?」
照「やらなきゃヤるよ?」
咲「……」
咲「……わ、分かったよ」
咲(スタートしたら真っ先に噛み切ってキスを回避する……これしかないよ!)
咲「じゃ、じゃあ……」パク
照「それじゃ、よーい」
咲「」ドキドキ
照「スタート!」チュルルルル!
咲(は、早っ!?)
吸引力の変わらないただ一人の照
白糸台ソン
咲「うわっ!」
照「」チュルモグモグ
咲(あ、余りの早さに驚いて口開けちゃった……)
咲「ご、ごめんねお姉ちゃん。び、びっくりして、それで」
照「」チュッ!
咲「!? ……お、お姉ちゃん!?」
照「……さぁ、第二回戦」
咲「お姉ちゃん、今のは何……待って! お姉ちゃんまだやるの!?」
照「パスタはたくさんあるから」
咲「こんなに作らなきゃよかったよ……」
照「ごちそうさまでした」
咲「……お粗末さまでした」
照「? 咲の、良かったよ」
咲「私の何が……いや言わなくていいよ……」
照「それじゃ、次」
咲「ま、まだあるの?」
照「今日一日は有効期間」
この券いくらで売ってんの?
咲「……ふぅ。とりあえずお皿洗いは終わったよ」
咲「……最近暑いし、ちょっと汗かいちゃったかな?」
照「じゃあお風呂入る?」
咲「……え?」
照「お風呂! お風呂! お・ふ・ろ!」
咲「……あ、うん。『私一人で』入ってこようかなぁ」
照「……分かった。一人で入ってくるといい」
咲「あ、じゃあお言葉に甘えて……」
照「……防水カメラ用意しなくちゃ」ボソボソ
咲「やっぱりやめよう! こんな中途半端な時間に入るのもあれだよね!」
照「……そう、残念」
>>103
?「咲の写真(全裸)1000枚から交渉」
咲「でもこれから夜まで少し暇だね……」
照「二人麻雀やる?」
咲「うーん、でも四人でやる麻雀しかルール知らないよ」
照「それじゃ、四人麻雀のルールをてきとうに流用してやればいい」
咲「うーん、そうだね。他にやることもないし、やろうか」
照「うん……脱衣麻雀で」
咲「」ダッ!
照「逃がさない」ガシッ!
咲「も、もうやだよぉ……」
照「それじゃ、私の親から」
咲「う、うん……」
咲(ツモ上がりでも二人しかいないから私の点だけが削られるルール)
咲(持ち点五万点で、マイナス一万ごとに一枚脱いで行くこと)
咲(お、お姉ちゃんに勝てるのかな……で、でも、私だって麻雀は得意な方だし、頑張れば大丈夫だよね……?)
照「天和」
咲「……へ?」
照「役満。親だから48000」
咲「……!?」
ごめん。親役満で48000あってるよね?
あってる
>>128
ありがとう
照「はい。じゃあTシャツ、スカート、ブラジャー、パンツ。脱いで」
咲「え、えっと……靴下は?」
照「そのままで」
咲「……あの、脱ぐのは私が決めても」
照「だめ」
咲「……あ、あのせめてパンツだけは」
照「だめ」
咲「お、お願いします!」
照「……仕方ない。じゃあ、一回私にキスでパンツだけは許す」
咲「……わ、分かったよ」
なあ、パンツってなんだ? お前ら知ってる?
咲「……ん」チュ
照(咲からのキス咲からのキス咲からのキス咲からのキス咲からのキス……)
照「……これでパンツは許す」
咲「よ、よかった……」
咲(いや、よくないけど……)
照「それじゃ、Tシャツ、スカート、ブラジャー。それとパンツの代わりに靴下脱いで」
咲「う、うん。分かった……」
照「そして代わりにこれを」
咲「……ニーソックス?」
照「そう。裸パンツにニーソックス。ハイソックスと迷ったけど……」
照「とりあえずこっち。あとで履き替えて貰うかもしれない」
咲「……ううっ」
>>136-138
照の栄養源
咲「か、カン! 嶺上開花! 3900!」
照「……はい」
咲「どうも……」
咲(あ、危ない……あれからなんとか首の皮一枚つながってるよ……)
照「……これで終わり。私の勝ち」
咲「う、うん。そうだね、もうかなり時間もたってるし、終わりにしようか」
照「……じゃ、次。お風呂」
咲「……」
咲「じゃ、じゃあお姉ちゃん先に」
照「? 咲も一緒に入る」
咲「わ、私はいいよ。あとから入るから……」
照「……もう面倒くさい」ガシッ
咲「あ、お姉ちゃん抱えないで! やめて! 私まだお風呂入らなくていいから! 今日お風呂はいらないから!」
照「ばばんばさきさきさき。はービバサキ♪」
咲「いや、いやだ! おろして! おろしてよー!」ジタバタ
カポーン
咲(け、結局二人で入ることになっちゃった……)
照「咲、湯加減どう?」
咲「う、うん。いいよ」
照「そう。じゃあ私も」
咲「お、お姉ちゃんも入ったら少し狭い……」
照「こうすれば大丈夫」ギュッ
咲「あ……ううっ……」
照「咲……」
咲「な、何?」
照「……こうして二人でお風呂入るの、久しぶり」
咲「そ、そうだね。私たち、もう高校生だし」
照「高校生でも姉妹なのは変わらない」
照「なのに、少し距離が離れたみたいで寂しかった」
照「また昔みたいに……咲があの券をくれた頃みたいに二人で楽しく遊んでみたかった」
咲「……お姉ちゃん」
照「……でももう私たちも高校生。ずっと子供のままではいられない」
咲「そうだね……で、でもお姉ちゃんが言った通り、私たちが姉妹なのは変わらないよ!」
照「もちろん、それはそうだけど……私たちはもう大人と言える段階に近づいている」
照「だから、同じ姉妹でもそれ相応に変わらなきゃいけない時が来ている」
咲「……お姉ちゃん」
照「だから咲。これからは大人な遊びを」
咲「……お、お姉ちゃん!?」
照「咲……目をつぶって」
咲「駄目だよ? 駄目だからね? やらないよ? 私たち姉妹だからね?」
照「……同じ姉妹でもそれ相応に変わらなきゃいけない時が」
咲「でも姉妹という関係は変わらないよ!」
照「……じゃあいつになったら変わるの?」
咲「いつになっても変わらないよ!」
咲「わ、私もう出るから!」ダッ!
照「あ……咲……」
照「……」
照「……」ブクブクブク
照「……咲のダシ」ゴクゴク
咲「……はぁ、今日一日がやっと終わった」
咲「あれからまた足舐めさせてとか、色々大変だったよ……」
咲「でも、今日も残り五分で終わり……これで私は自由の身に!」
コンコン
咲「……はーい」
照「夜這いに来た」ガチャ
咲「お帰りください」バタン
咲「……ふぅ。危なかった」
ドンドンドンドン
照「咲開けて! 今日が残り五分しかない!」
咲「こ、怖いよぉ……」
咲「で、でも、この五分を乗り切れば……絶対に開けない!」
照「開けて!」
咲「やだ!」
照「開けて!」
咲「やだ!」
照「……仕方ない。窓から」
咲「やめて! お姉ちゃんの変質性がご近所に知れ渡っちゃう!」ガチャ!
照「……開いた」
咲「……開けちゃった」
咲「……ううっ、もう、なんでもいいよ。残り五分、お姉ちゃんの好きにして!」
照「……じゃあ」
咲「うー……」ブルブルブル
照「」ギュッ
咲「……え?」
照「このまま、残り五分」
咲「……え、あ、うん」
照「……」ギュッ
照「それじゃ、五分たったから」
咲「……う、うん」
照「また明日」
咲「あ、お、おやすみなさい」
照「おやすみなさい」
パタン
咲「……なんだったんだろう」
咲「まぁいいや……おやすみなさい」
咲「」スースー
~深夜 照の部屋~
照「」カキカキ
照「……ふむ、なんか違う」
照「……こんな感じ?」
照「……うーん。どうにかして咲の『何でも言うこと聞く券』を偽装量産できれば咲は私のものになるはずなのに」
照「……やっぱり子供の時は、見ながらでも真似しにくい」
照「……咲、いい匂いだったなぁ」
照「あのすべてを私のものにするためにも、何とか量産しよう」カキカキ
終わり
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