真尋「ふふっ♪ニャル子はかわいいな//」ナデナデ ニャル子「ふにゃ//」(252)


真尋(な……何を言っているか分からないとは思うが……) 

真尋(……っていうかこいつが僕の布団に紛れているのはたまによくある事か)

ニャル子「すぅ……すぅ……」ムニャムニャ

真尋「……こら、ニャル子」つんつん

ニャル子「すぅ……ゃん……まひろぉ……」ムニャムニャ

真尋「そんなに可愛くしてもダメだ、さっさと起きろ」ユサユサ

ニャル子「んぅ……んぁ?……あ、おはようございます、あなた///」

真尋「誰があなただ普通に名前で呼べ名前で」

ニャル子「もう照れちゃって……おはよ、真尋♪」

真尋「……家ではさんを付けろ」

ニャル子「うぅ……そんな他人行儀にならなくても……」

真尋「あいつらに聞かれると厄介だろ?」

ニャル子「しょうがないですね真尋さんは」

真尋「よしよし良い子良い子」なでなで

ニャル子「にゃふぅ……♪」

真尋「なんだそのだらしない声は……」ぽんぽん

ニャル子「だって幸せなんですもん……」

真尋「はいはい」

ニャル子「えへへ……ほら、お返しですよっ!」ぎゅぅ~

真尋「ばっ……こら、抱き着くな///」

ニャル子「そんな嬉しそうな顔しながら文句言ったって説得力ないですよ?」

真尋「恥ずかしくて死にそうなんだよ……///」

ニャル子「ふふっ♪可愛いですよ、真尋♪」

真尋「だから家じゃさんを付けろと……///」

ニャル子「いいじゃないですかぁ……学校でも家でもいちゃつけないんですよ?」

真尋「まぁ……それは、その」

ニャル子「ニャルラトホテプは寂しいと死んじゃうんですよ……?」

真尋「ダメなもんはダメ」

ニャル子「うぅ……」うるうる

真尋「あぁもう可愛いなお前は!」ぎゅ~

ニャル子「にゃぅ!?///」

真尋「……これで満足か?」

ニャル子「今のところはこれで許してあげます」

真尋「そりゃどうも……じゃあそろそろご飯作らないとな」

ニャル子「う~やっぱり、もうちょっと」

真尋「だ~め」デコピン

ニャル子「分かりましたよぅ……今は我慢の子です」

真尋「……褒めないからな?」

ニャル子「残念……あ、そうそう」

真尋「なんだ」

ニャル子「今日のご飯は二人分で十分ですよ」

真尋「ん?あの二人はどうしたんだよ」

ニャル子「ドリームランドの仕事とお父さんのお手伝いだそうですが」

真尋「……相変わらずベタな展開だな」

ニャル子「という訳で……今日は二人っきりな訳なのですよ」

真尋「……随分とお前にとって都合がいいな」

ニャル子「ですね♪今日は人目を気にせず──」

真尋「どうせお前が仕組んだんだろ」

ニャル子「……手札をオールジョーカーにするよりは容易いです」

真尋「まったく……」

ニャル子「という訳で朝ご飯を用意しましょうか……真尋///」

真尋「い、いちいち赤くなるな!///」

ニャル子「相変わらず照れ屋さんですね真尋は……そこが可愛いんですけどね♪」

真尋「う、うるさい!さっさと下に降りるぞ!」

ニャル子「ふふっ……はぁい」

真尋「なぁ、ニャル子」

ニャル子「なんですぅ?あなた」

真尋「朝ご飯って簡単に済ませるものなわけだ」

ニャル子「一般的にはそうですね」

真尋「なんでお前まで台所に居るんだ……」

ニャル子「なんでってほら、共同作業ですよ!?新婚さんっぽくないですか!?」

真尋「そうは言っても時には少ない人数の方が効率的なことだってあるんだよ」

ニャル子「愛とは寄り道しながら少しずつ育んでいくものですよ!」

真尋「ベーコンと卵炒めるのに寄り道は要らん……」

ニャル子「じゃあ味見担当でいいですからぁ」

真尋「分かった分かった」

ニャル子「では……あーん」

真尋「……は?」

ニャル子「あ~ん♪」

真尋「……何をしているんだお前は」

ニャル子「何って味見ですが」

真尋「なんで味見すんのにあーんしてるんだ」

ニャル子「……だめ、ですか?」

真尋「ズルいだろそういうの……断れないじゃないか……ほら、あーん」

ニャル子「えへへ……あ~ん……うん、美味しいですよ♪」

真尋「……本当だろうな?」

ニャル子「真尋の作るお料理は全部美味しいですから///」

真尋「まずくても美味しい言ってきそうだな」

ニャル子「まずいなんてあり得ませんよ」

真尋「味見の意味ねえだろ……」

ニャル子「じゃあ真尋も食べます?」

真尋「それが無難だn──んむっ!?……っぷはぁ……ってなにするんだお前は!///」

ニャル子「口移しですよぅ///きゃー♪」

真尋「そ、そんな事は分かるわ!///」

ニャル子「美味しかったですか?」

真尋「お前の味しかわかんねえよ……」

ニャル子「もう一度聞きますよ、美味しかったですか?」

真尋「……お、美味しかった……///」

ニャル子「……なんだかんだで嬉しそうですね」

真尋「あ、当たり前だばか……ほ、ほら!できたからさっさと食うぞ!」

ニャル子「嬉しいならもっと素直になってくださって結構ですのに」

真尋「いいからさっさと食え、無駄に時間かかったんだから」

ニャル子「無駄とは失礼な」

真尋「いいから食え」

ニャル子「分かりましたよう」

ニャル子「あーん」

真尋「……」モグモグ

ニャル子「あーん!」

真尋「……」モグモグ

ニャル子「目の前で彼女があーんしてるのに軽くスルーですか……」

真尋「言っただろ、時間無いって」

ニャル子「甘えてくるかと思えば急にツンツンするんですよね……」

真尋「なんか言った?」

ニャル子「いえいえ何も」

真尋「ほら、食べ終わったならさっさと行くぞ」

ニャル子「そんなに急かさなくてもニャル子は逃げませんよ……お待たせしました」

真尋「じゃあ行くか」

ニャル子「はいっ」ぎゅ

真尋「こ、こら!手を繋ぐな人が見てるだろ///」

ニャル子「都合の良い結界で誤魔化しますから平気ですよ」

真尋「そ、そっか……」

ニャル子「なんなら腕を組んじゃってもいいですよ?」

真尋「それは……その、恥ずかしい///」

ニャル子「人目なら気にせずとも大丈夫ですよ?」

真尋「いやそうじゃなくてだな……腕を組むと……その、胸が……」

ニャル子「ふふっ……なんですかそれ♪」

真尋「う、うるさいな!」

ニャル子「ふふっ……えいっ!」ぎゅぅ~

真尋「ばっ……ばかっ!///」

ニャル子「嫌なんですかぁ?」

真尋「い、嫌じゃないけど……えと」

ニャル子「大丈夫ですよぅ、私のおっぱいは真尋のものですよ?」

真尋「そういう事を平気で言うな///」

ニャル子「まぁおっぱいに限らずニャル子の全てはあなたのものですが///」

真尋「……ばか///」

ニャル子「もうすぐ学校に着いちゃいますね……」

真尋「そうだな」

ニャル子「暫くイチャイチャできないですね……」

真尋「昼休みまで御預けだな」

ニャル子「ちょっと寂しいですが……その分、昼休みは覚悟してくださいね?」

真尋「分かった分かった……あと、学校の中はさん付けで呼べよ?」

ニャル子「分かりましたよ……真尋さん」

珠緒「お!おはよっ、ニャル子ちゃん!」

ニャル子「あ、珠緒さん、おはようございます」

珠緒「今日も八坂くんと一緒に登校してたねぇ、見てたよ」

ニャル子「ぬっふっふ~既に真尋さんはオチたも同然!」

珠緒「おぉ!?進展あり!?」

ニャル子「……と言いたいところなのですが、中々デレてくれませんねぇ」

余市「おはよう、八坂君」

真尋「おはよう余市……」

余市「どうしたんだい?疲れてるように見てるけど」

真尋「んぁ、いや……大丈夫だよ。気にしないで」

余市「また両親が不在なのかい?」

真尋「まあそんなとこ」

余市「最近になって随分と外出が増えたね」

真尋「な、なんでだろうね~あはは……」

ニャル子(そんなこんなで授業中なわけなのですが……)

ニャル子(なんというかつまんないです……)

ニャル子(真尋と一緒に遊びたいのですが……真尋は来年受験ですし……)

ニャル子(うぅ……)

真尋(ニャル子のやつ退屈そうだな……)

真尋(……たまには悪ふざけもしてもいいよな)

真尋「先生、ニャル子の体調が悪いそうなので保健室に連れていきます」

真尋「……ほら、顔色悪くしろ」ボソッ

ニャル子「……う~」

教師「顔色がとても悪いですね、大事をとって休んできなさい」

ニャル子「は……はい」

真尋「立てるか?」

ニャル子「あ……ありがとうございます真尋さん……」

ニャル子「どういうつもりですか真尋」

真尋「いやなんか退屈そうだったから」

ニャル子「それだけですか?」

真尋「……それだけだよ」

ニャル子「本当は昼休みまで我慢できなくなっちゃいました?」

真尋「……うるさいな」

ニャル子「もぅ……可愛いですね♪」ぎゅぅ~

ニャル子「で、真尋?」

真尋「なんだよ」

ニャル子「愛し合う二人が授業を抜け出して保健室ですよ?」

真尋「そうだな」

ニャル子「保健室の先生は眠らせた上で、結界を張りましたよね?」

真尋「それがどうした」

ニャル子「なんで子作りじゃなくて膝枕なんですかー!」

真尋「いいだろ別に」

ニャル子「よくないですよ!ここは普通その場の雰囲気に流されてヤっちゃうとこですよ!?」

真尋「ニャル子」

ニャル子「なんですか」

真尋「撫でて」

ニャル子「……どんだけ私の膝が気に入ったんですか」

真尋「早く」

ニャル子「しょうがないですねぇ……ほら」なでなで

真尋「はふぅ……」

ニャル子「……嬉しそうですね」

真尋「当たり前だろ」

ニャル子「ふふっ……」なでなで

真尋「なんだよ」 

ニャル子「べっつにぃ~」

真尋「なんだよ気になるだろ」

ニャル子「甘えん坊さんには関係ないですよ~だ」

真尋「まぁ……いっか」

ニャル子「ふふっ……」なでなで

真尋「……」

ニャル子「……」

真尋「……」

ニャル子「……最初に」

真尋「ん?」

ニャル子「最初に出会った時はこんな甘えん坊さんには見えなかったなぁと思いまして」

真尋「……お前のせいだろ」

ニャル子「はいはい」なでなで

ニャル子「でもですね」

真尋「?」

ニャル子「いつになっても私の事を襲ってはくれませんねぇ……」

真尋「またその話か」

ニャル子「いやね、自分で言うのもあれですが、私って結構いやらしい体してません?」

真尋「自分で言うなよ……まぁ、その……いい体だとは思う」

ニャル子「もっと積極的にそういう目で見てくださってもいいのに」

真尋「僕は至って普通の人だからな」

ニャル子「いやいや、健全な男の子なら我慢できないでしょう」

真尋「僕の自制心をナメないで貰いたい」

ニャル子「我慢出来ずに膝枕をお願いする人のセリフですかねえ」

真尋「う、うるさいな」

ニャル子「……それとも、私ってそんなに魅力ないですか?」

真尋「そ、そんなことはないぞ?……凄く、魅力的だよ」

ニャル子「じゃあどうしてですか」

真尋「だって……まだ早いだろ?そういうのは結婚してからだろ」

ニャル子「抑えきれない衝動とかないんですか、それともムラっとこない病気ですか」

真尋「ムラムラならしてるよ……!」

ニャル子「……」

真尋「でも……僕はまだ高校生なんだよ。まだ責任取れないんだよ」

ニャル子「責任もなにも私一人で養えますが」

真尋「それじゃヒモみたいなもんじゃないか……僕はそういうのは嫌だ」

ニャル子「変なところで真面目ですね……真尋は」

真尋「変とか言うな」

ニャル子「でもそんな真面目なところも好きですよ♪」なでなで

真尋「……分かってくれたならいいよ」

ニャル子「へぇ~常日頃からムラムラしてたんですねぇ~」ニヤニヤ

真尋「そこかよ!?」

ニャル子「いえいえいいんですよぉ~♪ニャル子とっても嬉しいですから♪」

真尋「言わなきゃ良かった……」

ニャル子「はいはい」なでなで

真尋「こうなったら……おらっ!お返しだ!」ぎゅ~

ニャル子「にゃぅ!?///ま、まひろ///」

真尋「散々恥ずかしい思いさせられたからな、仕返しだ」

ニャル子「そんな大胆n──んむっ!?……っぷはぁ///」

真尋「文句言うような口は無理矢理塞ぐからな」

ニャル子「こっちにだって心の準備g──んんっ……っもう///」

真尋「まだ文句があるのか」

ニャル子「ぅぅ……///」

真尋「よし、いい子になったな」なでなで

ニャル子「恥ずかしくて死んじゃいそうですよぅ……///」

真尋「まだ文句が?」

ニャル子「……///」

ニャル子「文句はないのですが……」

真尋「なんだよ」

ニャル子「舌入れるのはまだ早いです……///」

真尋「……舌くらいいいだろ」

ニャル子「なら下にも入れてくださいよぅ」

真尋「全然上手くないし、そっちはまだダメ」

ニャル子「……避妊すればいいじゃないですか」

真尋「……」

ニャル子「ま、まひろ?」

真尋「……あ」

ニャル子「なんですかその手があったわ!みたいな反応は」

真尋「うっさいなんでもない」

ニャル子「……今まで思い付かなかったんですか」

真尋「ど、童貞なめんな!」

ニャル子「それ以前の問題です」

真尋「い、いや!でも、高校生にはまだ早いと思うてだな!?」

ニャル子「……なんなら今晩でも今すぐでもいいですよ?」

真尋「今って……あれがないだろ」

ニャル子「道具なんて無くったって、私は無貌の神ですよ?」

真尋「あの、その」

ニャル子「ちょいと子宮を弄ればですね……って真尋?」

真尋「えと……うわぁ!?あぁああ……!」バタン

ニャル子「ま、真尋?大丈夫ですか!?起きてください真尋!」ゆさゆさ

ニャル子「……童貞も究めるとここまできますか」

ニャル子「倒れちゃうは無いでしょう……」

ニャル子「……結婚後も難しそうですね」

珠緒「あ、おかえり~随分長かったね?」ニヤニヤ

ニャル子「残念ながら何も無かったのですよ」

珠緒「そうなの?八坂くんがあんなにぐったりしてるのもそうなのかなって」

ニャル子「いや~なんといいますか、保健室で真尋さん倒れちゃいまして……」

珠緒「……うん、状況が理解できないよ」

ニャル子「……でしょうねぇ」

ニャル子「真尋さん真尋さん!待ちに待った昼休みですよ!」

真尋「あ、あぁ……そうだな」

ニャル子「そんなに落ち込まないでくださいよぅ!」

真尋「僕は色々と自信を無くしたよ……」

ニャル子「いざと言うときは私が上からエスコートしますから♪」

真尋「……その時は宜しく頼む」

ニャル子「ではお昼休みを満喫しましょう!」

ニャル子「……1人で自慰ですか?」

真尋「おまお前勝手に入ってきやがって!」

ニャル子「私が手でお手伝いさせてもらうんですよ!」

真尋「バカ!!やめろ!!こんなの間違ってる!!」

ニャル子「小さい真尋さんゲットー!! ほらーもっと小さい真尋さんを出して下さいね///」

真尋「やめ・・・ろ・・・」

ニャル子「身体を正直なんですねぇ真尋さん。もうすぐいきそうですか///」

真尋「手をはな・・」

ニャル子「・・・していいんですか? ほーらシュッシュッシュ///」

続きは薄い本で

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