P「音無さんと結婚する」(912)


音無「……え?ええっ!?」

P「って春香にいったんですよ。まあ嘘なんですけどね」

音無「嘘ですか……」ピヨ

P「そしたらそのことが瞬く間に広がって」

P「みんな事務所やめちゃいました。あはは」

音無「はいっ!?辞めた!?」

P「そうなんですよ。あ、なぜか社長も行方不明です」

音無「プロデューサーさん×社長……悪くないです」ピヨ


P「そもそも、なんでアイドルのみんなは辞めちゃったんでしょう?」

音無「……へ?」

P「俺が結婚するってだけでなにも辞めることはないと思いませんか?」

音無「あの、プロデューサーさん、自覚してないんですか?」

P「なにをです?」

音無「春香ちゃん達はプロデューサーさんのことが好きってことをです」

P「え?なんだって?」

音無「ですから……765プロのアイドルはみんなプロデューサーさんのことが」

P「え?なんだって?」

音無「自覚はあるみたいですね……」ピヨ

もうしょうがないからピヨちゃんをアイドルにすればいいじゃないか


音無「さ、行きますよ!」

P「なんです、急に?どこに行くんですか?」

音無「もちろん、みんなを説得しに行くんです!」ピヨ

P「説得ですか」

音無「そうです。こんなことでトップアイドルになるという夢を諦めるなんてあんまりです!プロデューサーさんもそう思いませんか?」

P「まあ、そうですね」

音無「じゃ、早速行きましょう!まずは>>10ちゃんのところです!」

メインヒロイン


音無「まずはメインヒロインちゃんを説得しましょう!」

P「あれは嘘なんだ。ごめんな?。俺が悪かったよ」

音無「……プロデューサーさん?どうしたんですか?」

P「いや、メインヒロインを説得してるんですけど」

音無「も、もう!冗談はやめてください!」ピヨピヨ

P「はは、すみません」

音無「さ、改めていきますよ!>>17ちゃんのところへ!」

亜美


音無「ここが亜美ちゃんのお家ですか?」

P「実家じゃないですけどね」

ピンポーン

?「は→い」

ガチャ

真美「あ、ピヨちゃん……と兄ちゃん」

音無「……」

P「……」

真美「……」

真美「……真美に自慢しにきたの?兄ちゃんのバカ!」

バタンッ

P「亜美じゃなかったですね」

音無「ですね。もう一回呼び鈴押してみます?」

>>24

すいません他にいくのもありってことで 安価下


ピンポーン

?「は→い」

ガチャ

亜美「あ、ピヨちゃん……と兄ちゃん」

P「リアクションが同じですね。さすが双子」

音無「次は亜美ちゃんが来ちゃいましたね……」

P「もうこのさい二人同時に説得しちゃいましょう。……亜美、真美を呼んできてくれるか?」

亜美「……うん。わかった」トテトテ


P「かくかくしかじーか!」

亜美「な~んだ、そうだったんだ!」

真美「んも~、驚かさないでよね!兄ちゃん!」

音無「プロデューサーさん、いまなんていったんですか!?」

P「内緒です」

事務所

亜美「ふぃ~、暑い暑い」

真美「兄ちゃん、エアコンつけてもいい?」

P「いいぞ」

音無「ふふ、あの二人がいると場が明るくなりますね!」

P「ですね」

音無「この調子で説得していきましょう!」

亜美「兄ちゃーん、一緒にゲームしよ!」

P「お、やるか!」

音無「プロデューサーさん!」

サイレンやろうぜ

じゃあお前闇人甲式な

>>1は赤い水でも飲んだのか

>>1はもうダメだな、屍人化してる

じゃあ多分ネクロモーフの方だな

ヒマだから代わりに書く?

こいつの続きを>>1と同じ形式で

『むだなていこ~うはぁ、やめさぁ~いぃ…』

『けひゃっ、けひゃひゃひゃっ!みぃーつけったっ!!けひゃひゃひゃっ!!』

亜美「ひぃいっ!?」

真美「あ、亜美!びびっちゃダメ……うぇえええ~…にいちゃん、代わりにやってよーっ!」

P「お前らこんな怖そうなのよくやるよなぁ…このっ、くそっ…あぁー、やられちまった」

小鳥「おぉ、またマニアックなゲームをやってますねぇ。サイレンかぁ、しかも初代…」

P「小鳥さんバトンタッチしてもらえます?このゲーム難しくって…お前らそんな怖がるならこんなゲーム買うなよな」

亜美「だって…ゲーム屋さんのくじ引きで当たったんだもん、やらなきゃ損っしょ!」

真美「でもむつかしいし、こっ…怖いし…」

小鳥「ふふっ。そーですねー。真美ちゃんも亜美ちゃんもゲーマー歴はまだまだですからね~」ニヤニヤ

亜美「なにをーっ!」

真美「まぁまぁ亜美…じゃ、ピヨちゃんの腕前はいけーん!といこうじゃないの」

小鳥「ふふっ…認めたくないものね、若さゆえの過ちというものは…見せてあげよう、ファミコン以来の現役ゲーマーの実力をっ!」

亜美「ふぁみこん?ってなんだっけ、真美?」

真美「んーと、えーと…あ、ほらアレだよ!プレステ2の前に出てたの」

小鳥「き、気づかないでよ…きゃぁああっ!来ないでぇええ!!」カチャカチャ

P(俺よりヘタクソだ…)

小鳥「な、なんでぇ~?カンが鈍ったのかしら?」

亜美「なーんだ、ピヨちゃんへたっぴじゃん!貸して、亜美がやっつけちゃうよ~」

真美「あ、さっきそこキモイのがいたよ」

P「三人ともゲームに夢中だな…とりあえず>>60と連絡を取ろうか」

千早

P「千早に一応電話をかけてみるか」

プルル…プルル…

P「…出ないな。まさか前みたいに引きこもってるなんてことは…」

P「あ、小鳥さん!俺ちょっと千早のアパートまで行ってきます!」

小鳥「今度は千早ちゃんですか…都心に住んでますし距離的にも近いですしね。私も一緒に行きます」

P「へ?小鳥さんどうしちゃったんですか、さっきまでゲームに熱中してたのに」

亜美「ピヨちゃーん?クリアできないからって逃げるのはヒキョウだよー?」

真美「あと怖いからって逃げちゃダメだよー?」

小鳥「ささ、早く千早ちゃんのところまで行きましょう!」

P「は、はぁ…」



P「千早かぁ…う~ん…」

小鳥「何だか一番怒りそうですね。真面目な子でしたし」

P「そうかなぁ?どっちかっていうと俺より春香とかやよいと仲良かった気もするし、そんなに怒るようなことでも無いような…」

小鳥「それは友達として、ですよ…。やっぱり千早ちゃんも」

P「いえ、何というか千早は…俺が春香とかやよいと話してるときすっごく不機嫌そうな顔してましたし」

小鳥「ほら!やっぱフラグがビンビンに立ってるじゃないですかー!」

P「フラグって…小鳥さん、いくら仲が良くても千早にそういうケは」

小鳥「そっちじゃありませんっ!!…でもそれはそれで…きゃーっ!もうっ、プロデューサーさんったらぁ!」バンバン

P「あ、着きましたよ。ここの三階です」

千早と響はPが嘘ついたこと自体知らなくて普通に事務所にくるとかどうよ

ピンポーン

P「出ないな…留守か?」

小鳥「千早ちゃん?千早ちゃん居る?」トントン

P「寝てるのかな。おーい千早…」カチャッ 

小鳥「あれ?開いてる…真っ暗ですね」

P・小鳥「……」

P「…お先にどうぞ」

小鳥「なっ、何言ってるんですか!ここは当事者のプロデューサーさんが」

P「いえいえ、ここでノコノコと顔を出すのはどーも気がひけて…」

小鳥「そう言いながら私の背中に隠れないでくださいよ~!」

ギャーギャーワーワー

「……~♪んー…♪ふんふん、ふーん♪…」

小鳥「…歌声?」

P「ど、どうしたんですか小鳥さん…急に黙ったりして」

小鳥「しーっ!へ、部屋の奥から何か聞こえてきませんか?」

P「…千早だ。千早が……歌ってるみたいです」

小鳥「千早ちゃん?千早ちゃんいるの?」

P「こ、小鳥さん、待ってください!」

小鳥「へ?」

P「ゆ、床を…」

小鳥「床?何か変な物でも…ひっ!?」

P「これは…画用紙?画用紙だ…クレヨンの落書き…千早が書いたのか?」

小鳥「千早ちゃんが、わざわざクレヨンなんかで…」

P「これは…春香の絵ですね。これはやよい…小さな男の子、亡くなった弟か?」

P「そしてこれは…お、俺…か?」

小鳥「わ、私の絵はあったりしますか!?」

P「無いですね。全部春香とやよい、それに俺と弟さんだけみたいです」

小鳥「ピヨ…」ショボン

P「この歌声…部屋の奥からだ」

「ん~んんー…♪ふんふんふーん♪」

小鳥「ぴ、ピヨ…」ゴクリ

千早「うふ…うふふっ…春香ったらまた転んじゃって…痛くない?さすってあげるわ…うふふふ」

千早「高槻さん、お腹が空いているのね…かわいそうに…」

千早「プロデューサー…プロデューサー?…疲れているんですね、ゆっくり休んでください」

千早「優…優?ねぇ優…返事をしてちょうだい…優…春香も高槻さんもプロデューサーもみんな黙ってしまって…」

P「ち、千早……おい千早…」

千早「大丈夫、すぐに書き直してあげるから…うふふふっ。お絵かきお絵かききゅっきゅきゅっ♪うふふふっ」

小鳥「こ、これはきついピヨ…プロデューサーさんどうしましょう?ど、どうすりゃいんでしょう、ホント…」

P「…これは>>79しかあるまい」

そっと背中から抱きしめる

P「…千早、すまんかった」ギュッ

千早「っ!?やっ!いやぁあああっ!」バタバタ

小鳥「千早ちゃんっ!」

P「お前らの気持ちも考えずにあんな事を…すまん」

千早「うっ…うぅっ…な、何で…何でほっといてくれなかったんですっ…ずっと、夢の中に居られらのにっ…」

P「千早」

千早「プロデューサーはっ、私が結婚して欲しくないって言ったら結婚をやめてくれるんですかっ!…もうどうしようもない事なのに…何で…」グスグス

P「うん、千早がそう言うならやめるよ」

千早「へ?」

小鳥「おいっ!…あのね千早ちゃん。その…なんていうか、ほらプロデューサーから言ってください、張本人なんだから」

P「えー、あのー… 全部冗談なんだ。ごめんね、許して」

千早「」

P「ずびばぜんでじだ…」ボロッ

千早「話しかけないでください。もう顔も見たくありません」

小鳥「まぁまぁ千早ちゃん、お茶でも飲んで…」

千早「いりませんっ!大体何ですか、プロデューサーは人の気持ちとかそういうものをどう思っているんですか!?」

P「いや、その…まさか小鳥さんと結婚とかそんな事信じるとは思えなかったし」

小鳥「何ですかソレ…でもよかったわ、千早ちゃんが元に戻ってくれて」

真美「千早おねーちゃん、そんなに落ち込んでたの?」

P「ああ、まるで貞○みた」

千早「プロデューサー?」ギロ

P「何でもないデス…さて、次は誰のとこに行こうかな。千早が一番ヘビーだったから後はラクなもんだよな、うん…」

小鳥「まだ二回目なのに何言ってんですか…次は>>89の所に行きましょう」

伊織

小鳥「伊織ちゃんのところに行ってあげたらどうですか?」

P「伊織も都心だったな。近場から当たってくとするか…」ピポパペ

伊織『…プロデューサー?あ、アンタなのっ!?本当にっ!?』

P「お、伊織?よかった、かかってくれたな」

伊織『うっ…ひぐっ…』

P「ん?伊織、どうした?具合でも悪いのか?」

伊織『…っさいわよっ!!今更何か言うことあるの!?言っとくけど、結婚式には出てやんないわよ!』

P「あちち…声デカイって!そうじゃなくて」

伊織『そうじゃなけりゃ何なのよ!もう電話しないでよ…っ…ひっ…ぐっ…』

P「伊織?今度は声が小さくなったぞ」

伊織『バカッ!!』プツン

P「参ったなー…またこっちから出向くのか」

小鳥(何でいっつもそうなんですかプロデューサーさん…)

小鳥「はぁ~…これ全部伊織ちゃんの家なんですか。すっごいですね…」

P「え?はぁ…そうですか。どうも…」

小鳥「どうでした?伊織ちゃん、会ってくれそうですか?」

P「いやぁ、何か『お嬢様から出入り禁止とされております』とか何とか」

小鳥「本格的に嫌われましたね…携帯はどうですか?」

P「全部着信拒否です」

小鳥「ダメダメじゃないですか…」

小鳥「何とかして伊織ちゃんに会わないとずーっと誤解されたまんまですよ?」

P「うーん…でもなあ、その内向こうから気になって電話とかしてきますよ、うん。他の子あたりましょ、他の子」

小鳥「この最低野郎っ!!」ボカッ

P「ぼとむずっ!いでで、いきなり何すんですか!」

小鳥「自分が撒いたタネぐらい自分で何とかしてくださいっ!」

P「でもどうすれば…」

小鳥「うーん、やはりここは>>101しかないでしょうね」

夜這い

小鳥「…夜這いしかないでしょう」

P「え?…えぇええっ!?ムリですっ、絶対に見つかりますって!」

小鳥「いえいえ、大丈夫ですって…こんな豪邸に身一つで忍び込むバカ…いえ漢がいるなんて向こうも思っちゃいませんから!」

P「…そんなもんでしょうか」

小鳥「ええ、それにせいぜい警備会社って言ってもセ○ムのアルバイトが関の山です。ここで動かなきゃ伊織ちゃんずっとプロデューサーさんのこと誤解したままなんですよ!」

P「…わかりました!よし、やりますっ!」

小鳥「え、ほ、ホントにやるんですかっ!?」

P「え?」

―――その夜

P「いえあのボク、コンビニに行こうと思ってただけで…ほら自転車の防犯登録もありますし」

警備兵「HQ、HQ。不審者を確保、警察に連絡願います。詳しい話は警察でゆっくり話すんだな。連れてけ」

小鳥(まさか夜食を買いに行ったついでに夜這いしに行くなんて…)

伊織「何の騒ぎ?…あ、あんた…バカっ!そいつを離しなさいっ!」

警備兵「は、はいお嬢様っ!」

P「い、伊織…ありがへぶぅっ!」

伊織「ばかっ!ばかっばかばかばかっ!!あんたなんてしんじゃえっ!小鳥だってだいっきらいっ!」ポカポカポカポカ

P「お、おい伊織痛いよ」

伊織「ふたりで仲良く死んじゃえばいいのよっ!!あんたなんて知らないっ!」ゲシッ

P「ぐぇえ!せめて靴を脱いで蹴ってくれ!」

伊織「アンタなんかっ…アンタなんかっ…」グスグス


伊織「ひぐっ…ぐっ…あんた、なんかっ…どうして、私じゃないのよっ…」

P「い、伊織?も、もしかして…泣いてる?」

伊織「泣きたいわよっ!!…わたしだけじゃなくって…ほかの、みんなだって…みんなみんな、アンタのせいで泣いてんのよこのバカっ!」

P「あー、そのことなんだがな…」

伊織「もう…もう一生そばにいるなんて夢のまた夢になっちゃって…耐えられないわよ、そんなの…」

P「伊織ー?聞こえてるか?っと!?」

伊織「……嫌よ…アンタが誰かのものになっちゃうなんて…耐えられないわよ…うっ…うぇええっ…」ギュウッ

小鳥「シャッターチャンス」パシャパシャ

P「…伊織、少し離れてくれないか」

伊織「嫌よ。あと少しだけ…」ギュウウ

P「俺、伊織にずっと言いたかったことがあるんだ。でも言えなかった」

伊織「…言わないで。言ったらただじゃおかないわよ」

P「俺…俺は…」

伊織「いや…聞きたくないっ…」ギュウウウ

P「ごめんな、伊織――――

あれ、ドッキリなんだ。まさか全員が信じるとか思わなかった。」

伊織「……は?」

P「いや、まさか春香一人に言ったのが全員に広まるとか思わなかった…女の子の連絡網ってすごいよなー」

伊織「……」

P「春香も噂好きだよな。全くミーハーというか何と言うか」

伊織「…言いたいことはそれだけ?」

P「伊織は誰から聞いたんだ?春香か?」

伊織「春香が泣いてたから聞き出したのよ。それだけ?」

P「あー、えーと…最近映画とか見たか?」

伊織「『ダークナイト』見たわ。それだけ?」

P「…俺の後ろの、屈強なお兄さんたちはいったい…」

伊織「やれ」


ギャアアアアア

伊織「ふんっ!」ツーン

P「……おばようごじゃいまふ…」

小鳥「ひぃっ!お、おばけっ…あ、プロデューサーさん。それに伊織ちゃん」

P「伊織、本当にすまなかった。まさかあんな単純なジョークに引っかかるとは…」

伊織「アンタはまず小鳥に謝りなさいよ。アンタのせいでこんな災難に会ってるんだから」

小鳥「まぁ今はアイドル達を事務所に戻さないと…社長も行方不明のままですし」

P「そうだな…昨日戻ったのは亜美真美、千早に伊織か。今日は>>123の所に行こう」

美希を救済してもらおうか

P「美希の所に行くか」

小鳥「美希ちゃんプロデューサーさんにとっても懐いてましたからね…覚悟した方がいいですよ」

P「いや!千早と伊織があんなにきつかったんです!もう峠は越しました!」

伊織「もう現実逃避ね…言っとくけど私はついてかないわよ」

P「ぐっ…小鳥さん」

小鳥「今回ばかりは身の危険を感じますので…頑張ってきてくださいね」ニコ

P「えーと、美希の電話番号はっと…ん?そういや着信履歴とか見るの忘れてたな」

P「…え?」

着信. 美希 86件
未読メール 美希 82件

P「な、何だかまだまだ先は長そうだな…」ゾクッ

――星井家

美希「……」カチカチカチカチ

美希母「美希ちゃん?お母さん、仕事行ってくるから…」

美希「うん」カチカチカチカチ

美希母「朝ごはん、ちゃんと食べてね?おにぎり作っておいたからね?」

美希「わかったの」カチカチカチ

美希母「学校には風邪って言っておいたから…」

美希「…もうわかったの!!ミキを一人にしてよっ!」

美希母「…ごめんね、ミキちゃん」

美希「…ハニー…ハニー…」カチカチカチカチ

美希「…送信、なの」ピッ

P「さっきから携帯が鳴りっぱなしだ…一日ほっといたのはさすがにまずかったか」

P「多分他の子も……うぉおおお!俺のバカ!何であんなバカをやらかしちまったんだぁああ!!」

P「…はぁ…ここが美希の家か、伊織ほどじゃないけど立派な家だな」ピンポーン

P「…やっぱ出ないな。この時間だと美希は学校か?」

――――

美希「……」カチカチカチ 

ピンポーン ピンポーン

美希「…うっさいの。ハニーへのラブレター、邪魔しないでほしいの…」カチカチ

『あのー、すいません。765プロの者ですが、どなたかいらっしゃいますか?』

美希「…ハニー?ハニーの…こえ?」

P「やっぱり留守か。小鳥さんに頼んで後で電話を…」

美希「ハニー…?」

P「み、美希?居たのか?居るなら居るって…」

美希「っ!」ガシッ

P「おわぁっ!?み、美希っ!?ちょっと離してくれっ!」

美希「早くっ!ハニー、早く家に入って、なのー!」グイグイ

P(な、何だよこの力っ!美希って中学生だろ!?)

美希「早くっ…ハニーが、お家にっ…ミキのお家にっ!あはっ…」グイグイ

P「美希、落ち着けっ!ちょっ…」  ガチャンッ

美希「あはっ…あははっ…ハニーが、ハニーがお家に来てくれたの!ミキ、すごく嬉しいな!」

P「み、美希…お前学校はどうしたんだ?」

美希「…ハニーのせいだよ?ハニーが、結婚なんてするって冗談言うから…ミキ、すっごくブルーになっちゃったの…」

P「冗談…そ、そうだよ美希!実は結婚云々の話は全部ウソだったんだ!」

美希「あはっ☆ ハニーったら冗談キツイの!でも、冗談でもゲンドってものがあると思うな」

P「いやー、ごめんな美希…まさかあそこまで本気にするだなんて…」

美希「もうっ、ハニーったらイタズラ好きなの!」

P(こ、これは…説得成功か?こんなにあっさり?)

P「悪かったな美希。そうだ、お詫びに今度何かおごるよ。甘いものとか…」

美希「ううん。ミキ、そんなのいらないの」

P「え?でもさ、それじゃいくらなんでも悪いし…」

美希「でもね、ミキ、今すぐ欲しいの。ハニーの、き・も・ち…」

P「え?そ、それは…その、何と言うか一応お前はアイドルなわけだし…」

美希「そんなのいいの!ミキにお詫びをくれたら、それでオーケーなの」

P「…あーもう!わかった、ちょっとだけだぞ?」

美希「うん、すぐ終わらせるね…向こう、向いてて…」

P(何するんだろう…まさかキス、じゃないよな?)

ガチャン

P「え?ガチャン?」

美希「はい、もうこっち向いてもいいよ。は・に・いっ!」

P「……」ジャラジャラ

美希「ミキとハニーは、もうこれで絶対に離れないの…あはっ」

P「美希…これって、手じょ」

美希「はーっにぃ!」ガバッ

P「わっぷ!」

美希「ハニー…ハニーのにおい、いいにおいなの…もうここから出ちゃダメだよ、ハニー…ずっとミキがお世話してあげるの」

P「み、美希…冗談も限度があるってさっき言ったばっかじゃないかやだなぁ…」アハハ

美希「冗談じゃないの。ミキ、本気だよ?ハニーはきっとウソついてるの…ううん、小鳥につかされてるのっ!」

P「だ、だからあれは俺の冗談っ」

美希「ウソつかないでっ!!!」

美希「ハニーは純粋だから…小鳥にだまされて、結婚なんて言ってるの…ミキにウソついて、二人でこっそりいなくなっちゃう気なの…」

P「美希、落ち着け!俺は」

美希「ううん、ハニーは悪くないよ?…でもね、お外は怖いの…だから、ミキとずっと一緒にいよ?ここなら誰もミキ達を邪魔したりしないの…」

P(…あれ?これって詰んだ?)

美希「ミキね、ずーっとハニーにメール打ってたの。容量がいっぱいになるまでいっぱいいっぱい…今から読んであげるの!」

P(いや!落ち着け…スマートに、スマートにだぜベイベー…)

美希「えっとね…ミキはハニーのことがだーいすきなの。ぜんぶぜんぶ守ってあげたいの…」

P(…よし。>>162だ!それしかない!)

抱く

P「美希っ!!」

美希「ひぅっ…ハニーっ…」

P「…美希…すまなかった…」

美希「ハニー…?ミキ、ちょっと苦しいの…」

P「俺のあんなアホな冗談がお前をここまで追い詰めていたなんて…俺は最低だ」

美希「ハニーは最低なんかじゃないの!ハニーは…ハニーは、ミキの一番の…」

P「…ありがとう、美希」

美希「いちばんのっ…ひぐ、うっ…」ポロポロ

P「…一番の俺を、信じてくれるか?美希」

美希「…うんっ…ハニー…ごめん、なさいっ…ごめ、んなさいっ…」ボロボロ

P「…ありがとう。本当にありがとう、美希…」ギュッ

P「さて美希、この手錠を外してくれないか?」

美希「え~…わかったのハニー…むぅ~もうちょっと付けていたかったの…あれ?」

P「どうした美希?」

美希「う?ん?あれー?…カギ、無くしちゃったの。あはっ☆」

―――

P「違います!お巡りさん違うんです!これは事故なんです!」

美希「幸せなカップルを捕まえるなんてひどいと思うな、おじさん!」

警官「カップル?キミ、ちょっと派出所まで来てくれないか」

P「(社会的に)死ぬかと思った…」

美希「何だか事務所の中が妙に広く感じるねハニー」

千早「だってまだ三分の一も戻ってないんだもの…社長も律子さんもいないし」

小鳥「仕事も入ってこないからヒマなんですよね」

伊織「ていうかこれ会社って呼べるのかしら」

亜美「喰らえ必殺!パイルアターック!」ピコピコ

真美「何の!シールドカウンター!」カチカチ

P「しかし休んでいるヒマはない…なんか時間が経過するほどハードになってる気がするからな!次は>>188に突撃じゃい!」

お姫ちん

P「貴音の所に突撃じゃい!…ところで小鳥さん、貴音の連絡先ってわかります?」

小鳥「え?プロデューサーさんが持ってるんじゃないですか?」

P「あいつ携帯持ってないのかな…じゃあ住所とか郵便番号は?」

小鳥「えーと、所属アイドルの個人情報はこのファイルに…ええと何て読むんでしょうこれ」

P「英語の筆記体ですかね?でも貴音は英語苦手だし」

小鳥「案外読んだり書いたりするのは得意なのかもしれませんよ?」

P「とにかくこれじゃ連絡の取りようが無いな…どうしよう」

真美「にーちゃんにーちゃん、どしたの?」

亜美「あっ、お姫ちんの字だ!お姫ちんの字って変わってるよねー…」

真美「タッピツって言うんだよタッピツ!」

P「お前ら、貴音がよく行きそうな所ってどこかわかるか?」

真美「そりゃー、食べ物屋さんだよー。ねー亜美!」

亜美「うんうん…うぇっ…何か胸がむかむかしてきたよ~…」

小鳥「貴音ちゃんよく食べますからねー…近所の食べ物屋さんを偵察して回りましょう!」

P「小鳥さん、お昼食べたいんならそう言ってくださいよ」

小鳥「う…」キュルルル

―――商店街

P「あれ?ここの店もう閉まってる」

小鳥「あそこの定食屋さんも…お昼時なのにどうしたんでしょうね」

P「あのー、すいません」

店主「あ、すいません。今日はもうお店に食べ物が無くなっちゃって店じまいなんです」

小鳥「プロデューサーさん、何か変じゃないですか?」

P「え?そうですね、こんなに食うのは体育大学の団体さんかプロレスの巡業…」

小鳥「そんな集団どこにもいませんよ…それよりも、ほら…何だか閉店してる店がずらっと連なっているというか」

P「本当だ。何だか通った道にある店全部を食い尽くしていったような…」

店主「いえ、ほんとにすいませんねぇ…まさか一人であんなに食べるなんて思ってなかったもんで」

小鳥「一人で、ですか?」

店主「ええ、マスクとサングラスをしてたもんで顔はわかりませんでしたが白い髪の背の高い女の人…いや、白髪だったからばあさんかな?
…とにかくまぁ人間技じゃないですよあれは」

小鳥「あたりです!行きましょう、貴音ちゃんに食い尽くされた店が道しるべです!」

P「貴音~…お前本当に人間なのかよ…」

小鳥「商店街を全滅させて、中華街も制圧…この先は団地ですね」

P「あそこの団地はもう取り壊し予定のはずじゃ?」

小鳥「…まさか!急ぎましょう!万が一、ということもあります。貴音ちゃんがそんなことするなんて思えませんが…」

貴音「ふぅ…堪能致しました」

貴音「えぇ、もうよいのです。あの御方が幸せならそれで…」

貴音「あなた様…どうかお幸せに…一緒に過ごした日々は、決して忘れませぬ」

――――

小鳥「着きました!貴音ちゃんは…」

P「あ…あれ…貴音、か…?」

小鳥「! お、屋上に…ダメ!貴音ちゃーん!!」

P「おーい貴音――!!アホな真似はよせ―!あれはウソだ――ー!!」

キャーキャーワーワー

貴音「あれは…お二方…見送りに来てくださったのでしょうか?」

貴音「ふふ…もしや私のこともとうの昔に見破られていたのかもしれませんね」フリフリ

小鳥「手を振ってないで降りてきて――!!」

P「ええいっ!間に合えよっ!」カンカンカンカン

貴音「では、そろそろ参りましょう。長らく親しんだこの世界ともしばしの別れ…名残り惜しい…」

貴音「……」

P「たかねぇえええ!早まるなぁあ!!」

貴音「!…あなた様っ…」

P「はぁっ…はぁっ…」

貴音「…わざわざお見送りに来てくださったのですね、感謝の極みです」

P「いやっ…待て貴音…お前にっ…言いたいことがっ…」

貴音「最後に一目、あなた様に出会えてよかった…私も、あなた様に申し上げたい事があるのです」

P「…へ?」

貴音「…お慕い、申しておりました。ずっと、ずっと」

P「お、おい…貴音…」

貴音「また機が巡り来るまで…さらばです」ツカツカ


P「や、やめろ貴音…そっちは…」

貴音「…では」

P(こ、これは…>>222で思いとどまらせるしかっ…)


小鳥「な、なに?何ですかあなた達は、葬式帰りですか?…え、えむあいびー?へ、何?何ですかこれ?じっと見なさいって…はぁ…」

びっくりするほどユートピア

P「びっ…びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」パチンパチン

貴音「……」

P「びっくりするほどユートピア!びっくりするほ…」

貴音「痴れ者っ!!」バチンッ

P「ぐぁあああっ!?」

貴音「痴れ者っ!俗物っ!うつけっ!」ガッガッガッ

P「い、痛い!痛い、マジで痛い!傘で殴るのは反則だ、反則!!」

貴音「でぇえええいっ!!!」バチィッ

P「おぐぅああああっ!?」

貴音「はぁっ…はぁっ…」

P「うぅ…た、貴音…思いとどまってくれたか…」

貴音「うっ…」ジワッ



P「た、貴音…」

貴音「…別れの時は不必要なまでに引き止めぬのが本筋というもの…何故あなた様はそうなのです」

P「いや、あの…あれは全部」

貴音「わかっております。どの様にしても私を引きとめようとなさったのですね」

P(何かパニックになっていつの間にかあんな事してたなんて言えない)

貴音「…私、あと少し、この世界に留まろうと存じます。きっと私が去ろうとしたのはあなた様と小鳥嬢の幸せが…妬ましかったのです。」

P「貴音、話を聞いてくれないか」

貴音「ですが…今はあなた様の幸福を最期のときまで見届けようと」

P「貴音!」

貴音「は、はいっ!」ビクッ

P「落ち着いて聞いて欲しい…  結婚の話とか聞いたよな?」

貴音「はい…響が泣きながら駆け込んできましたので」

P「あれ全部ウソなんだ!スマン!」

貴音「……」

P「貴音!」

貴音「は、はいっ!」ビクッ

P「落ち着いて聞いて欲しい…  結婚の話とか聞いたよな?」

貴音「はい…響が泣きながら駆け込んできましたので」

P「あれ全部ウソなんだ!スマン!」

貴音「……」

P「春香に言ったら本気にしちゃって…こんな事態にまで発展するなんて思わなかったんだ…今は反省している」

貴音「めん…ような…」クラッ

P「おいそっちは…貴音、あぶないっ!あっ…」ツルッ

P「うわぁあああああ!!あぁあああああ…あ?あれ?」

P「な、何だこりゃ?光って…」 ポスッ

P「へ?ここ…団地の中庭…ぐぇえええっ!?」

貴音「あ、あなた様!ああ申し訳ありません、少々降りる場所を間違えたようです」

P「う…や、やわらかい…」

小鳥「貴音ちゃーん、トイレあったー?…て、何やってんですか二人とも」

P「あれ?小鳥さん何でこんなとこに?」

小鳥「プロデューサーさんと貴音ちゃんがお腹壊して団地のトイレに駆け込んだんじゃないですか!事務所復帰をかけた大食い勝負だなんて…二人ともお腹大丈夫ですか?」

P「へ?そんな事やったかなぁ…?」

貴音「見事なまでの食べっぷりでございました、あなた様。約定は果たしましょう…」

P「お、俺が貴音に大食いで勝ったぁ!?…信じられん…」

小鳥「本当にどこに入ったんでしょうね二人とも…あそこのコンビニでお茶でも買って行きましょう」

P「あ、あぁ…ん?」

貴音「如何なされましたあなた様?」

P「いや、向こうの空で何か光ったような…」

小鳥「飛行機じゃないですか?…うーん、何か頭が痛いなぁ…」

貴音「…では戻りましょう、我らが765プロへ」

真美「わーい!お姫ちんだー!」

亜美「どこいってたのさーお姫ちーん?結構心配したんだよー?」

貴音「心配をかけました、亜美、真美…けぷっ、失礼」

伊織「大分いつもの面子は揃ってきたけどまだまだね…やよいも落ち込んだまんまだし」

貴音「響も圏外と出てしまって連絡が取れないのです…」

千早「春香もメールは返してくれるけど…やっぱり落ち込んでるのかしら」

P「何かもう疲れた…小鳥さん休ませてください…」

小鳥「元はと言えば全部プロデューサーさんのせいなんですよ。今回ばかりは私も心を鬼にしてビシバシやらせてもらいます!はい、レッ○ブルです」

P「うぅ…次は>>255か…」

あずささん

P「あずささん…か…」

小鳥「うーん、あずささんは大人ですし誠意を込めて謝れば何とかいけるかもしれませんね」

P「とりあえず先に電話を入れよう…」ポパピポペ

あずさ『はい~、三浦です~』

P「あ、あの…あずささん?俺です、765の」

あずさ『あらあら、プロデューサーさん?この度はご成婚おめでとうございます~』

P「あの…いえ、その…実はですね」

あずさ『小鳥さん、すっごく良い人なんですよ~。意外と家庭的ですし~』

P「あの…」

あずさ『あ、実はですねプロデューサーさん。私にもとても嬉しいニュースがあったんです』

P「あのですねっ!小鳥さんとの結婚うんぬんの話はっ…」

あずさ『先日お見合いをした人が是非また会いたいと言ってくれて…このまま結婚を前提にしたお付き合い…なんて』

P「 」

あずさ『結婚式には是非お二人にスピーチをお願いしたいなって思ってます~。うふふっ』

P「 」

あずさ『それがとっても素敵なお方で、運命の人ってこの人かなって…』

P「 」

小鳥「…プロデューサー、さん?」

P「 」プチン

P「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!」

千早「プロデューサー、まだ結婚すると決まったわけじゃありませんから…もうっ、しっかりしてください!」

P「うぅ…もぅダメだぁ…おしまいだぁあ…オラぁロクデナシだぁ…」

小鳥「あずささん、結婚に憧れがあるのは知ってましたけどまさかお見合い婚なんて…」

美希「あずささんケッコンするの?えー!?アイドルやめちゃうの!?」

伊織「でもこれってかなり深刻な問題じゃないの?あずさが復帰しなくなったら竜宮小町が…」

P「おしまいだぁ…うぅっ、うぅうう…」グスグス

伊織「アンタが原因でしょうがこのバカっ!」ゲシッ

P「ハハハ…いいよ、オレなんてどーせ…蹴りたきゃ蹴れよ…」

伊織「ウジウジしてんじゃないわよこの意気地なしっ!!」ゲシゲシゲシゲシ

ちょっと風呂に入ってくる

俺が変なことを書いたばかりに…^q^

亜美「あのさ、あずさおねーちゃんがケッコンしちゃったら竜宮小町って無くなっちゃうの?」

伊織「別に無くなるとは言わないけど…でも…あずさがいなくなったら…」

真美「じゃあさ、あずさおねーちゃんをケッコンさせなきゃいーんだよね!」

千早「で、でも…あずささんの個人的な問題だし私達がどうこう言う問題ではないような気がするのだけど」

P「」ビクッ

小鳥「そうねぇ…あずささんが自分で決めたことかもしれないし」

P「」ビクビクッ

伊織「…さっきから何ビクビクしてんのよ」

P「…ハハハ…うん、全部あずささんが決めたことだもんね…ボクがどうこうすることじゃないよね…あはは…」

美希「…ハニー…」

P「美希…こんなアホなオレを許してくれ…」

美希「…ハニーのカイショウナシっ!!」

>>282がなにしたの?

美希「ハニーはあずささんがどこのだれだかわかんない人とケッコンして嬉しいの!?そんなのミキいやだよ!」

P「…っ」

美希「そんなに落ち込むならあずささんのことどうでもいいとか思ってるワケないのっ!なのにこんなとこでウジウジ泣いてるなんて…
男らしく、ないのっ!!」

P「男…らしく…ない…」

貴音「あなた様。この度のあずさの婚姻…本当にあずさの真意からのものとお思いですか?それを確かめもせずにここで嘆いているのですか?」

P「貴音…」

伊織「…一度あずさの本音も聞いてみたいしね。アンタのせいなのか、あずさ本人が決めたのか…前のせいだったら…許さないからね」

P「…よし、決めた!あずささんに直接会って正直に話した上で、相手の野郎を(ピ――)して(ピ――)してやる!!!」

小鳥「おぉ…このノリ!これですよこれ!くぅ~、燃えますね!」

千早「警察に逮捕されないかしら…」

伊織「あ、あずさ?今度お見合いの相手とデートするんだって?いつ?……うん、うん…なんでもないの、じゃあね」ピッ

伊織「…デート、今夜だって」

一同「………」

――夜

伊織「いい?あくまで偶然を装って行くのよ?」

P「あ、あ…あ…」

小鳥「あ、プロデューサーさんさっきのカ○ナシにちょっと似てましたね」

亜美「え、マジ?ねぇねぇにいちゃん、もっかいやってよー!」

P「あ…あ、ぁ…」

真美「わーっ!そっくりじゃんにいちゃん!すげー!」

美希「しーっ!あずささんが来たの!」

P「えっ!?ど、どこだっ!?」

美希「ほらあそこっ!…あの隣が…」

千早「…最大の敵ね」

P「えぇいどこだ野郎!……」

真美「あちゃー…にいちゃん、あずさおねーちゃんってもてるんだね~…」

P「もういい、勝ち目ない…帰るよ俺…あずささんお幸せに」

千早「プロデューサー!あずささんの気持ち、確かめるんじゃないんですか!?」

伊織「このバカ!ヘタレ!たかがロンゲでひょろくて女顔のヒョロ男じゃないの!」

小鳥「ピヨ~…い、イケメンピヨ~…」

美希「小鳥っ!」ゴイン

小鳥「ビヨッ!?」

千早「伊織!そっち押さえて!」

伊織「いーかげん覚悟きめなさいよっ、この根性ナシっ!!」ドンッ

P「うわわっ!!わっ…とっと…あ」

あずさ「? プロデューサー、さん?」

P「ど、どうも…」

男?「あずささん、お知り合いですか?」

あずさ「あ、は、はい… プロデューサーさん?どうしてこんなとこに?」

P「あ、え、えーと…ここ、よく食べにくるんですよあはは…」

男?「ほぅほぅ、高級料理店に『よく食べにくる』と…いやぁさすがは敏腕プロデューサーですね、あずささん?」

あずさ「うふふっ、えぇ…本当、いつもお世話になっています~」

P「い、いやぁ、食事くらいしか楽しみが無いもので…毎月カツカツですよ」(この野郎女みたいなひょろい顔しやがってあずささんとデートとか何様じゃぁあああ)

伊織「…血管浮き出てるわよアイツ」

男?「あ、すいません。ボクはあずささんと結婚を前提にお付き合いさせてもらっている●●と言います」

あずさ「け、結婚だなんて…●●さん私達まだ会ったばかりですよ?」

P「 」ブチブチブチブチ

千早「プロデューサー…気持ち悪いくらいにニコニコ笑ってるわ…」

男?「いえ、あずささん。ボクは本当にあなたを…」

P「あ、メニュー来ましたよ」(おいてめぇそれ以上近づくな)

あずさ「まぁ、おいしそうですね~。●●さんは何にします?」

男?「いや、あずささんから先に選んでください。今日はボクのおごりです」

あずさ「そんな…悪いですよ」

男?「いえ、これはボクからの好意として受け取って欲しいんですあずささん。さ、グラスを取って」

あずさ「あ…」

男?「乾杯」チーン

P「………」

真美「にーちゃん何も言わないね。」

亜美「クウキだねー」

P(うぉおぉおおおこのチャラ男がぁああああ胸の奥が煮えくり返るわぁあああくぁwせdrftgyふじこlp)

あずさ「…あの、プロデューサーさんは何か注文なさらないんですか?」

P「あっ、は、はい…俺はもっぱら酒ばっかで」

あずさ「まぁ…ダメですよ、せっかく料理がおいしいお店に来たのに…メニュー、取ってきますね」

貴音「あずさが席を離れましたね…いよいよ対決の時です」

男?「…彼女の事務所のプロデューサーさん、でしたね?」

P「あ、いえ…彼女には別に女性プロデューサーがついていますので、同僚といった程度です」

男?「ふぅむ…それにしては随分と親しげですね?」

P「あはは…彼女世話好きですから随分と助けてもらいました。」

男?「やっぱりそうでしたか!うん、やはりすばらしい女性です」

P「……あの…」

男?「何でしょうか?」

P「あ、あの…その…あずささんとの結婚、見送っていただけないでしょうか?」

小鳥「ヨッシャ!いいわよプロデューサーさんっ!」

伊織「…少しは根性あるじゃない、アイツ」

おぉ…

まとめにのるかな…

>>345
死ね

男?「……」

あずさ「? どうかしましたか?」

男?「あずささん、ちょっとここに座ってください。プロデューサーさんからお話がある」

P「あの…あずささん、俺…小鳥さんと結婚したって言いましたよね…あれって、その…今回のデートを受けたことに関係あったりするんでしょうか」

あずさ「は、はい!プロデューサーさんと小鳥さんが結婚したって聞いて…私も幸せになってみたいなって」

P「あの…実はあれ、冗談…というか、ウソだったんです…春香に話したら本気にしちゃって…」

男?「だからキミは、今回のことは取り消しにしてくれ、と。こう言うんだね?」

P「そ、そういうワケでは」

男?「ではどうして来たんだね?…なぁキミはあずささんの恋人かね?」

P「い、いえそんな!プロデューサーがアイドルと恋愛なんて」

男?「じゃあ何の問題があるんだ。何で恋人でもない男がボクとあずささんの結婚を取り消す権利がある?」

P「そうかもしれませんが、でも」

あずさ「…プロデューサーさん。春香ちゃん泣いてました。他のみんなも、口では笑っててもやっぱりとても悲しんでました…●●さんの前でこんな事言いたくないけど…私も」

男?「キミはあずささんや他の子達をひどく傷つけたじゃないか。ボクはそれを癒してあげようともしてるんだよ」

P「……」

流石俺いいこと言うじゃん

千早「プロデューサー、手も足も出てないわ」

伊織「ムリもないわよ、プロデューサーが全面的に悪いんだし…私達が手伝ってあげてんのが不思議なくらいよ」

P「………」

男?「だからキミは…えーと、ん?キミは…やば、ちょっと忘れちゃった」

真美「? あいつどこ見てんだろ?」

美希「何かどもってるの…わかった!お酒のみすぎて酔っ払ってるの!」

貴音「静かに…あの男の視線の先に何かを感じます…動くモノの気配を」

千早「いえ、あれは…ホワイトボード?」

「え、えーとここのセリフ何だっけ?一番目と二番目はどこだっけ!?」

「それは…うーん、アドリブ?」

「あーっ!それ名案ですっ!アドリブで書いちゃいましょうっ!」

小鳥「何かヤケに大きな声が聞こえたような…」

男?「…え?おおジュテーム…何書いてんのよあの子達…」

P「あ、あの……ご、ごめんなさいっ!!」ガバッ

男?・あずさ「えっ?」

P「かなりアホなことお願いしてるのはわかってます!でもっ…でもっ…俺にはあずささんが必要なんですっ!他の子と同じくらい大切な人なんですっ!!」

男?「…呆れた。スジも何も通ってないただのわがままじゃない」

?「でもそーいうわがままな男の子、嫌いじゃないわ」ファサッ

あずさ「プロデューサーさん…顔、あげてください」

なんと
俺はアイドルだったのか

あずさ「ごめんなさい…私、ちょっとプロデューサーさんに仕返ししたくなっちゃったんです。でも…ごめんなさい」ギュウッ

P「あずささん…?」

あずさ「私、嫌な女ですよね…プロデューサーさんの方がもっともっと辛かった筈なのに…ごめんなさい」

P「あ、あの…あずささん、む、むねが…」

あずさ「もう少しだけ、このままで…」

?「…なんかあっついわねー…詰め物のせいかしら?」

ぎゃぉおおおおおおおん!!」

真美「くのっくの!んっふふ~、どーだい真美スペシャルの味は~?」

亜美「何だ涼ちん、のっぽなのによわっちいなぁ?うりうりーっ!」

涼「や、やめてよ亜美ちゃん真美ちゃんっ…いたいよぅっ」

愛「涼さんをいじめるなーっ!」

涼「ぎゃおおおおん!?愛ちゃん来ないでぇえええ!」

伊織「…結局何だったのよこれは」

絵里「女の復讐…?というか三文芝居…?」

千早「もしかしたら、プロデューサーってあんまり頭良くないのかしら…」

あずさ「…帰りましょう。今日は色々と…ごめんなさい」

P「い、いえ…俺の方こそあんな滅茶苦茶を…」

あずさ「うふふっ…でもプロデューサーさん、とっても…男らしかった、ですよ」

P「えっ…」

あずさ「これからもよろしくお願いします…お先に帰らしていただきます、さようなら~」

P「…」ポー

舞「…その内背中から刺されないでね?」クスッ

P「え?」


P「つ、疲れた…あと何人残ってるんだろう…」

P「舞さんにはすごく不吉なこと言われるし…刺される前に過労死しちまうよ」

P「ちょっと仮眠を取ろう…おやすみ」

新・保守時間目安表 (休日用) 00:00-02:00 10分以内 02:00-04:00 20分以内 04:00-09:00 40分以内 09:00-16:00 15分以内 16:00-19:00 10分以内 19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用) 00:00-02:00 15分以内 02:00-04:00 25分以内 04:00-09:00 45分以内 09:00-16:00 25分以内 16:00-19:00 15分以内 19:00-00:00 5分以内

P「…ふぁーあ…結構よく寝たな」

P「しかし二日目に突入か…今日で終わらせないと本当に危ないかもしれん」

P「後ろからどころか全方向からめった刺しにされかねない気が…」

P「うっし!残りは半分ほどだ、気合入れてかかるぞ!」

―――

P「おはようございまーす」

あずさ「あら、おはようございます」

貴音「おはようございます、あなた様」

小鳥「ふぁーあ…おはようございます…今日は誰のところに行きますか?」

P「>>431の所に行きましょう」

P「響の所に行きましょう」

小鳥「響ちゃんですか…うーん、もう沖縄に帰っちゃってたりして」

P「十分有り得る話ですね…携帯の電波が届かないのもあいつの実家って沖縄の離島らしいし」

小鳥「取りあえず実家に連絡してみますか?電話番号ありますし」

――沖縄

響「…うっ…うぅっ…プロデューサーのアホ…うぅ…電話も全然かかってこないぞ…やっぱピヨ子との結婚の準備で忙しいのかな…」グスグス

響兄「おーい響電話鳴ってるぞ出てくれ」

響「…出たくないぞ…にぃに出て」

響兄「東京から帰ってきたと思ったら一日中泣き通しか…はい、我那覇です。…おい響!」

響「結婚…ピヨ子と結婚…うぅ~…いぬ美~…」

響兄「おい響、電話。東京のプロデューサーさんからだぞ」

響「…プロデューサー?はいさーい…響だぞ…」

P『響か?二日間も連絡無しですまないな』

響「別にいいんだぞ…もう自分アイドルじゃないし。実家の民宿継ぐさー…」

P『いやその、結婚のことなんだが』

響「結婚式にはちょっと出られそうにないさー…ご祝儀だけでも郵便で送っておくから」

P『そういうことじゃないよ。結婚したとかいうのは……俺の冗談なんだ。ここまで事態が大きくなるなんて思ってなかった、正直すまんかった』

響「……」

P『あ・あはは…やっぱ固まっちゃったか。なんかみんな同じ反応を…』

響「…プロデューサーのあほんだらっ!ボケナスっ!変態っ!!」

P「いぃいっ…」キーン

小鳥「ひ、響ちゃん怒ってる…マジギレですよ」

P「いやっ!ここは誠心誠意謝ればきっと許してくれるさ」

あずさ「プロデューサーさん…響ちゃんに甘えすぎじゃないですか?」

響『聞いてるのか!?自分はっ…プロデューサーがいないともうダメだって…思ってっ、ここまでっ…なのに、なのに嘘って何さー!』

P「ほんとにすまなかった!冗談にしてはかなり悪質な部類に入る事を」

響『とにかく!プロデューサーみたいな変態ボケナスプロデューサーのところで、もう仕事なんてやりたくないっ!アイドルは続けるけど…どこか他の事務所で雇ってもらうさっ!ふんっ!』ガチャンッ

P「響っ!響、おい響!…切れたか、小鳥さん逆探知を」

小鳥「そんなもんありませんよ!うーん、しかし予想以上に怒ってましたね響ちゃん」

P「どこに行くつもりなんだろうなあいつ…一応東京には戻ってくるみたいだけど」

―――沖縄

響兄「おいおい、もう帰るのか?もう少しゆっくりしてけばいいのに」

響「時間は無駄に出来ないさー。東京に帰ったらすぐ他の事務所を探さないと」

響兄「他って…765から移るのか?どこへ?」

響「最初は>>445の事務所を当たってみるさー」

961

響「最初は961の事務所を当たってみるさー」

響兄「ふーん。東京のことはよくわからんががんばれよ響」

響「じゃーなー!にぃに元気でなー!」

――東京

P「え?響が…そんな事言ってたんですか…わざわざどうも」

小鳥「どうでした?響ちゃん帰ってくるとか言ってました?」

P「いやぁ…あいつ961に行くとか言い出したらしいんですよ」

貴音「961…あの961プロですか。これはまた面倒な事に…」

P「いえ、何とかして説得してみせます!響は絶対に俺が取り戻してみせる!」ビシッ

あずさ「うふふ、頼もしいですねプロデューサーさん」

小鳥「そうですね!961なんてアレですよ、から揚げ弁当のシューマイみたいなもんです!」

あっと、LANが抜けてIDが変わっちまったが同じ人だよ

???「誰がシューマイだ、誰が!」

一同「!?」

???「ククク…ボンジュール、弱小事務所のアホ面諸君…」

P「あ、あなたは…!」

???「そう!私こそ芸能界で最もエレガントで力づよ…『キミマーデトードキターイ ちょっと待て」

冬馬『おい社長今どこにいるんだよ!もう役員会議始まってんだぞ』

黒井「やかましい!そんなものお前らで何とかしろ!」

冬馬『俺達はアイドルだぞ?アンタが来ないと何もはじまらな…あ、すいません。今社長を呼び出していますんで…はい、はい…』

黒井「とにかく、私が戻るまで役員のアホ共を何とかさばいておけ。ではな」プチ

冬馬『ちょっ、しゃちょ…』

P「961プロの社長が何のご用件でしょうか?アポは取っているんですか?」

黒井「ククク…聞いたぞ765のアホプロデューサー?アイドルが全員逃げ出したそうだな?」

P「な、何故それを…」

黒井「私の情報網を甘く見てもらっては困るね…そしてまぁ何とも無様にアイドルにお願いをして回っているそうじゃないか?」

小鳥「まぁ自業自得ですが」

P「…あなたには関係の無い話でしょう」

黒井「ノンノン。関係大アリだよ…先ほど961に電話がかかってきてね…君のとこのアイドル、我那覇響からだ」

P「響が…あいつ本気で」

黒井「『765の変態ボケナスプロデューサーにはもうほとほと愛想が尽きた』とな…ククク、とうとうアイドルにまで見捨てられるか、お似合いだな」

P「くっ…」

黒井「いや、彼女だけ、というのは惜しい…まだ戻っていないアイドル達にも勧誘をかけてやろう。
天海春香、菊池真、萩原雪歩、高槻やよい…それに秋月律子も961の傘下に加わってもらおうか?」

P「なっ…アイツらがそんな取引に応じるはずが…」

黒井「金も愛想も尽きたオンボロ765プロと、新進気鋭の我が961プロ…どちらに着くかは明白だろう?ククク、かつての仲間同士血で血を洗う戦いを味わわせてやる…」

P「お、おのれぇ~!」

小鳥「あ、うん。ええ!?もう着いたの?そう…プロデューサーさん、響ちゃんこっちに来るそうです。私物を取りに来るって」

黒井「ククク、ちょうどいい…彼女に直接判断してもらおうじゃないか。961と765、どちらに着くのかをな」

黒井「ふん、この事務所は来客にお茶も出さないのか。まぁ貧乏事務所ではお茶葉も買えまいがな」

あずさ「あらあら~すいません気が利かなくって~」

黒井「ふん…ぶふぉっ!?」

あずさ「すいませんねぇ、いつもは雪歩ちゃんが淹れてくれるんですけど私じゃうまくできなくって~」ニコニコ

黒井「な、なんだっ…のどがっ…やげっ…」ゲホゲホ

貴音「大丈夫ですか黒井殿。お水です」

黒井「よ、よこせ…ぐっ…う、うぅ…な、何だこれは」

貴音「これは失敬。私としたことが間違えてせあぶらを…」

黒井「……」(耐えろ、耐えるんだ黒井崇男…こんな修羅場は幾度もくぐってきたはず…)

小鳥「あ、そこの椅子壊れてますよ」

黒井「ぐわぁああっ!?」ガシャーン

響「ただいまだぞー…って、もうここのアイドルじゃないんだっけ」

黒井「くっ…はぁっ、はぁっ…私は負けん、負けんぞぉ…」

響「な、何だ!?おじさん大丈夫か?すごいボロボロだぞー?」

黒井「だ、誰がおじさんだ!ん?ま、まさか貴様はっ!?」

響「あ、見たことあるー?いやー参ったなー。自分結構有名人だぞ!」

黒井「やかましい!貴様なんぞより私の方が余程有名人だ!」

小鳥「すいません、そこワックスがけしたばっか…響ちゃん?」

響「あっ!ピヨ子っ、プロデューサーは!?」

黒井「ま、待て…くそ、私には目もくれずに…」

響「プロデューサー!」

P「響っ!やっぱり戻ってき」

バチーン!

P「…え?」ヒリヒリ

響「…っばかっ!ばかばかばかばかっ!このバカやろ―――!!」バチバチバチバチバチ

P「へぶっ!ぶげっ!ちょっ…やめっ、ぶへぇっ!」

響「あんなに泣かせてっ!あんなに落ち込ませてっ!ウソでしたなんていい加減にしろ――!!」

P「ご、ごべんなざいっ…響ゆるじでぐれ…へぶっ」

響「う…うぅ…ばがやろぉ…うっ…うぇええええっ!プロデューサーのバカ――!!」ボロボロ

P「ひ、響…すまんっ!すまなかった…」ギュッ

響「うぇええええっ!うわぁあああああん!!」ビービー

P「う…うぅ…ひびきぃいいいい!!ごめんよぉおおお!うわぁああんっ!ごめんよぉおお!」ビービー

黒井「な、何と醜悪な…まるでガキじゃないかあのプロデューサー」

P「うぅ…ひびきぃ、ごめんよぉ…」グスグス

響「うぅっ…プロデューサーのアホ…」グスグス

小鳥「うんうん。プロデューサーさんの泣き顔もゲットできたし、響ちゃんも戻ったし一件落着ね」

黒井「ちょっと待て!何でそんなことになってるんだ!」

響「あれ?おじさんどっかで会った?」

黒井「これから貴様が移籍する事務所の社長だ!それくらい覚えろ!」

響「移籍…うーん…」

黒井「よく考えてみろ、アイドルが半分逃げ出してるような貧乏事務所だぞ!?」

P「うぅ…響ぃ…」グスグス

響「プロデューサー顔洗ってきたほうがいいぞ…」

黒井「みろ、こんな頼りないプロデューサーと一緒にやっていくのか!?」

響「…うん。だってプロデューサー、こんな顔になりながら謝ってくれたんだし…ほっとくなんてかわいそうさー」

黒井「なっ…」

響「それにしこたまビンタしたら何だかスッキリしたし…ごめんね黒井社長。移籍の件はキャンセルさー」

小鳥「よっしゃ!」

黒井「ぐぅう…勝手にしろ!犬並みのおつむしかなかったようだなコイツには!」

いぬ美「ばうばうっ!」

黒井「な、何だこの犬はっ!」

ワニ美「シュー…シュー…」

黒井「うわぁああっ!?な、何だここは…動物園か?…では765のアホ面諸君、さらばだっ!いつか絶対に潰してやるっ!」

小鳥「またのお越しをお待ちしておりますっ、と…ふぅ、これで響ちゃんも復帰しましたね」

真美「亜美っ!そっちいったよ!」

亜美「んっふふ~…タイミングばっちし!ふっとべー!」カキーン

響「あー!またやられたー!」

美希「響はいっつも同じ攻め方しかしないから楽なの~、あふぅ」

小鳥「大分事務所の中も賑やかになってきましたね」

P「半分はもう連れ戻しましたから…しかしあいつら…」

小鳥「連絡が全然きませんね…社長にいたってはメールの一通も来ませんし」

P「アイドル達から一応メールは来てますが、どれも『結婚おめでとうございます』『おめでとうございます』くらいしか書いてなくて」

小鳥「何だか逆に怖いですね…」

P「あと何人だっけ…次は>>476に当たりましょう」

安価近すぎた。>>479

メインヒロインさん

メインヒロインさん

まこりん

P「真の所に行きましょう」

小鳥「真ちゃんですか。うーん…私も一緒に行きましょう」

P「へ?珍しいですね小鳥さんが来てくれるなんて」

小鳥「仕事が無くってヒマなもので…それに何となく私のレーダーにビンビンくるモノがあるんですよ」

P「何のレーダーですか…でも手伝ってくれるのはありがたいです」

小鳥「決まりですねっ!じゃあ行きましょう!」ピヨピヨ

――真の家

P「はぁ…はぁ、そうですか。わかりました、わざわざありがとうございます」

小鳥「どうでした?まさか引きこもってるとか…」

P「いえ、いつも通り学校も行っているみたいですし全然変わった様子も無いみたいです。今日は友達と街に遊びにいくとかで出かけたみたいですよ」

小鳥「友達、ですか…まさかボーイフレンド作ってたりとか?」

P「 」

小鳥「真ちゃん前向きですからねー…プロデューサーさんのことは潔く諦めて新しい…あれ、プロデューサーさん?」

P「まごどぉおおお~…うぅぅう~…」ゴンゴンゴンゴン

小鳥「ちょっ、ちょっとプロデューサーさん!?電柱に頭突きしたって何も変わりませんよ!?」

P「もういい、真に彼氏が出来たとか聞きたくない、死ぬ」

小鳥「女の子の友達かもしれないじゃないですかっ!何でいっつも鈍感なのにこんな時だけ…」

P「はぁ~あ…」

小鳥「プロデューサーさん、真ちゃん元気そうでよかったじゃないですか」

P「やっぱ彼氏とかいるからなんでしょうか…」

小鳥「何でそっちの方にばっか考えるんですか…そう言えば雪歩ちゃん、真ちゃんと仲良しでしたね。真ちゃんが帰ってくるまでの間、雪歩ちゃんの方も訪ねてみませんか?
真ちゃんに謝るとき助けてくれるかも」

P「雪歩…雪歩もやっぱり落ち込んでるとこをチャラ男につけこまれて『慰めてあげるよ』とか言葉巧みに…うわぁあああああ!!!」

小鳥「落ち着いてくださいよもう…はっ!」

小鳥(ま、まさか…プロデューサーさんを失い、失意の中二人は互いを慰めあう内に禁断のキマシタワーを…?)モワモワ

小鳥「…いいわぁ…新刊のネタに使えるかも…」ポワーン

P「真ぉ…雪歩ぉ…」ウジウジ

出かける。一時くらいに戻るがまた二時ごろに出かけて四時過ぎに戻る。落としてもいいのよ

雪歩『真ちゃん…だめぇ…』

真『雪歩っ、ごめん…ボクもう、寂しいよ…耐えられないよ…』

雪歩『やぁっ…いたいよぅ』

~~~~~~

小鳥「うへへへへ…へ?」

P「それでお金を使わされてたかられて最後は…うぅぅ…」

小鳥「ちょ、ちょっとプロデューサーさんっ!あれ」

P「へ…ま、真…?」

小鳥「誰かと待ち合わせしてるみたいですね…友達でしょうか?」

P「うわぁあああ!見たくないぃいいっ!!」

小鳥「だから何でそういう発想に至るんですか!あ、友達が来たみたいです…雪歩ちゃん?」

P「え?雪歩?」

小鳥「なーんだ、友達って雪歩ちゃんのことだったんですね」

P「…よかったぁ~…本当によかった…」ホッ

小鳥「二人一緒だし、好都合です。一気に説得しちゃいましょう」

P「よしっ、小鳥さん困ったら助けてくださいよ!」

小鳥「ええ、プロデューサーさんに一任します!私は横から静観してますから、頑張ってください!」

P「おーい、真、雪歩ー!」

雪歩「へ?あっ…ぷ、プロデューサー?」

P「どうしたんだ、二人でデートか?」

小鳥「いやー、お熱いピヨー!ヒューヒュー!」

P「あ、そのさ…二人を探してたんだ、謝らなきゃいけないことが…あれ?」

雪歩「ま、真ちゃんっ!まだ二人の話がっ…い、痛いよぅっ」

真「いいからっ!行こう雪歩っ」グイグイ

小鳥「ま、真ちゃん待って!」

真「雪歩、こっち!走るよっ!」タタタッ

雪歩「え?きゃっ…」

P「あ、待てったら!…くそ、逃げられちまった」

小鳥「うーん…一筋縄ではいきそうにありませんね」

P「やっぱ真も雪歩も怒ってんのかな?」

小鳥「でも雪歩ちゃんは何となく話を聞いてくれそうでしたよ?真ちゃんは…」

P「何か目を合わせようともしませんでした…うぅ…」

小鳥「失ったものは大きいですね」

P「…もういい、死ぬ。雪歩、真…こんなアホな俺を許してくれ」

小鳥「わーっ!プロデューサーさんっ、真下は道路ですよ!早まらないで!」

P「何か最初は軽いノリで行ってたけど…だんだん事態の深刻さがわかってきたというか…もうやだ、死にたい…」

小鳥「最初が軽いノリとか何考えてたんですか…まずは雪歩ちゃんを説得しましょう」

P「雪歩か…うん、雪歩は優しいもんな。電話で何とか説得してみよう」ピピピ

―――

雪歩「あの、真ちゃん…プロデューサーさんと小鳥さん、何か言いたいことがあったみたいだよ?」

真「…いいよもう。プロデューサーさんも小鳥さんも…二人で幸せに暮らすんでしょ?」

雪歩「うん…でも」

真「いいって言ってるだろ!もう…ほっといてよ…」グスッ

雪歩「真ちゃん…あれ?電話…は、はいもしもし?」

P『雪歩か?真も一緒にいるのか?』

雪歩「は、はい…あの、プロデューサー…」

P『…実は俺と小鳥さんの件でどうしてもいいたいことがある。いいか、落ち着いて聞いてくれ』

雪歩「は、はいっ!」

P『春香から聞いただろうが結婚の話……』

雪歩「はいぃっ…」

P『結婚したと言ったな。あれは嘘だ』

雪歩「 」

P『いやぁまさか小鳥さんが結婚するなんて時点で…あいでででっ痛い痛い痛い!小鳥さんやめて!折れる折れる!』

雪歩「 」

P『そういうことで、後は頼んだ!』

雪歩「…え?」

P『真にそう伝えといてくれ。俺は本当に嫌われてしまったみたいだからな…頼むっ!』プツン

雪歩「えぇええええっ!?」

小鳥「何雪歩ちゃんに丸投げしてるんですか!?」

P「大丈夫だ、雪歩は芯の強い子だからな」

小鳥「直接行って話したらいいじゃないですかこのいくじなし!」

―――

真「うぅ…ひぐっ、うっ…プロデューサー…」グスグス

雪歩「あ、あのね真ちゃん、プロデューサーと小鳥さんがね」

真「…雪歩ぉ…雪歩っ!」ギュウッ

雪歩「ひぅううっ!?」

真「やだよぉ…僕プロデューサーが誰かのになっちゃうなんてやだよ…」

雪歩「あ…あの…あぅ」パクパク

真「雪歩っ…雪歩は誰かの所に行ったりしないよね?ずっと傍にいてくれるよね?」

雪歩「真ちゃんっ!あのっ…プロデューサーさんとっ、小鳥さんの結婚は…ひぅうっ!?」

真「雪歩ぉ…」ギュウウ

―――

小鳥「たしかここら辺まで走っていったような…」

P「何か雪歩に電話しても出ないし…丸投げしたのはまずかったかな?」

小鳥「まずいどころか最悪の選択ですよ…あーあ、今頃二人は禁断の関係へと…なーんて!」ピヨッ

P「ん?何だかあそこのカフェが騒がしいな…なんだ?」

「あ、あれ…最近の若者って大胆ねぇ」

「ねぇあれってもしかして女の子同士じゃない?」

「お、おぉ…しかもどっちも中々可愛いじゃないか」

「ん?あれ?あの子達どっかで見たか?」 「そういえば…」 ザワザワザワ

雪歩「あ…あぅ…」ポー

真「うっ…うぅ…うぇえ…」グスグス

P「ま、真と雪歩!?何やってんだあいつら!?」

小鳥「き…きききっ、キマシタワ――――!!」

ちょっと出てくる、帰りは四時過ぎ

        / ̄ ̄ ̄\
        /        \
     /   ─   ─  ヽ
      |   (●)  (●)  |
     \   (__人__) __,/
     /   ` ⌒´   \

   _/((┃))______i | キュッキュッ
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/  /_________ヽ..  \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

         ____
        /⌒   ー \
       / (●)  (●) \  +
     / :::::⌒(__人__)⌒:::::ヽ
      |     |r┬-|    |  +
.      \_   `ー'´   _,/
      /            \     +
      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |  トン
   _(,,)  早く続きを    (,,)_
  /  |  お願いします  |  \
/    |_________|   \

P「おい雪歩、しっかりしろ!こんな街中で何やってんだ!ほら真もっ」

真「……」ギュウウ

雪歩「あぅあぅ…ぷ、ぷろりゅーさー…わ、わたひ、もうムリですうぅ…」

P「ゆ、雪歩?雪歩?…こいつのぼせちまった…小鳥さんっ!助け…」

小鳥「うんうん。いいわねぇこの角度。真っ赤になったトロ顔雪歩ちゃんもステキよ~」パシャパシャ

P「くそっ!ダメだ、小鳥さんはもう使い物にならん!」

P(考えろ…考えるんだ…この状況をどうやって切り抜けるのか…)

真「…プロデューサーなんか…プロデューサーなんかっ…」グスグス

雪歩「あぅう…」プシュー

小鳥「うへへへ~…天国ピヨ~」

P(…よし。>>560だ、プラン>>560で行くぞっ!)

kskst

二人共抱きしめてもっとダメにする。

P「よし、真に雪歩!俺が抱きしめて目を覚ましてやるーっ!」ガバッ

雪歩「え?…ひぅうううっ!?」

真「むぎゅっ!?」

小鳥「とっとっと…純正の百合は終了ですか。もうちょっと撮りたかったかなー…でもこれはこれで」ジュルッ

P「真に雪歩…俺の話、聞いてくれるか?」

雪歩「あっ…うぁ…あ…ふぁっ…」パクパク

真「むー!むー!うっ…うぅっ…プロデューサー…何で、なんで結婚なんかしちゃったんですか…プロデューサーは、小鳥さんの…」

P「そういうのとは別なんだ…頼む、俺の話…聞いてくれるか?」

真「は、はい…」カァッ

小鳥「あ、真ちゃん堕ちたわね」

P「実は…小鳥さんとの結婚は…」

真「……」

P「冗談、なんだ」

真「あの…よく聞こえなかったのでもう一度お願いできますか?」

P「いやだから、雪歩には先に電話で伝えたんだけど…あれウソなんだよ。春香をからかおうと思って言ったら本気にしちゃってさ」

真「はぁあああ!?ふ、ふざけないでくださいよ!」

P「ごめん!俺もここまで騒ぎが広がるとか正直…あれ、真どうした?」

真「っ離してくださいっ!」ドゴッ

P「おぶぅうっ!?」

雪歩「ぷ、プロデューサー!真ちゃんっ、やめて、やめてあげてっ!」

真「雪歩は腹立たないの!?あんなひどいウソついといて…!」

小鳥「私も一応被害者ピヨー」

P「うぅ…さすがは空手の黒帯だな、真…」

小鳥「そのくらいで済んでよかったですよ。さ、真ちゃん、雪歩ちゃん帰りましょ」

真「そうですね。あーもうっ!見損ないましたよプロデューサー!ほら雪歩、一緒に帰ろっ!」プンプン

雪歩「で、でもプロデューサーが…」

真「ふんっだ!」プイッ

P「ま、まことぉ~…ゆきほぉ~…」

雪歩「…っ」トテトテトテ

P「ゆ、雪歩…!」

雪歩「え、えいっ!」ペチン

雪歩「ぷ、プロデューサーの…ば、ばかーっ!」タタタッ

P「……」ヒュウウウウウ

P「ただいま…」

小鳥「あ、お帰りなさいプロデューサーさん」

P「はぁーあ…何だか人数が少なくなった分一人一人がきつくなってきた気がする…」

小鳥「ほぼ毎回痛い目に会わされて帰ってきますからね…でも一気に二人も帰ってきましたからこれであと三人です!」

???「おーい、誰か忘れてないかねー?」

小鳥「? プロデューサーさん何か喋りました?」

P「いえ、何も?そう言えば何かあそこのコピー機の陰から声が聞こえたような…」

小鳥「怖いこといわないでくださいよ…」

???「……うぉっほん!」

P「さてと、次は>>580のところに土下座しにいくか」

小鳥「いきなり土下座ですか…まぁこれまでを考えるとそれくらいしないと許してもらえないかもしれませんね」

修正>>585

律子

りっちゃん

P「次は…律子だな」

小鳥「律子さんですか…えーと、有給取ってますね。今までほとんど使ってなかったのに取れるギリギリくらいの」

P「うーむ、あの真面目な律子が…ちゃんと謝らないとな」

小鳥「土下座はやめといた方がいいですよ…かえって怒ると思いますから」

P「律子にはいつもガミガミ言われてたけど本気で怒られた事って無いからなぁ…」

小鳥「うーん、律子さんの本気の怒り…ピ、ピヨ…」ゾォッ

P「律子の住所はここか…いってきまーす」

小鳥「ご、ご武運を」




     ,。、_,。、
    く/!j´⌒ヾゝ

     ん'ィハハハj'〉
     ゝノ´ヮ`ノノ  はいメインヒロイン通りま~す
    /    \   今メインヒロインがここを通ってま~す
  ((⊂  )   ノ\つ))
     (_⌒ヽ

      ヽ ヘ }
 ε≡Ξ ノノ `J

   ∧_∧
  ( ´・ω(ニ0=ニ(()____.
  (  、つヮっ―'''''''''' ̄ ̄ ̄
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ピンポーン

律子『はい、どちら様でしょうか?』

P「あ、律子か?俺だよ、765の…」

律子『え?あぁプロデューサー!この度はご結婚、おめでとうございますっ!あははっ!』

P「え?あ、ああ…」(あれ?律子ってこんな喋り方だったか?)

律子『今開けますから待っててくださいねー』

P(あんまり怒ってないのかな…なんだろう、それはそれで悲しいような…)

ガチャッ

律子「どーぞどーぞ!ちょっと散らかってますけど…あははっ!」

P「り、律子…お前なんてカッコ…」

律子「ん?あぁコレ…すいませんね、職場以外じゃこんなもんですよ、あっははは!」バシバシ

P(この匂い…酔ってるのか?こんな昼間から…)

律子「いやー、有給ってほんとに気持ちのいいもんですね。世の中は仕事してるのに私一人だけ休んじゃってるって何だか快感ですよねー」

P「あ、あぁ…律子、有給が嬉しいのはいいが昼から飲みすぎじゃないか?お前まだ20になったばっかだろ」

律子「カタイこと言わない!プロデューサーさんもひとついかがですか?」

P「いや、俺はこれから仕事が…」

律子「そうですかー…私一人だけ悪いですね」グビグビ

P「り、律子そんな一気に…」

律子「いーんですいーんです。たまにはこういうのも…」

律子「小鳥さんと、どうですか?うまくいってますか?」

P「いや、そのことで今日は来たんだよ」

律子「ぷはー…小鳥さん、美人ですよね…私みたいにがみがみ口うるさくないし」

P「り、律子は口うるさくなんてないと思うぞ?」

律子「あははは。いいんですよ、今はプライベートですから。私いつも怒ってばっかで…」

P「……」

律子「…グチっぽくなっちゃいましたね、ごめんなさい。今日はずっとこうやってだらだら過ごそうかなって思ってるんです。次の日は…やっぱりだらだら過ごしちゃおうかな、あはは」

好きな奴が結婚するのってきついのかね?

律子「…小鳥さんのこと、幸せにしなきゃダメですよ?春香とか真とか、泣いてる子まで居たんですから…」

P(…やばい、ウソでしたなんて言い出せる雰囲気じゃとても…)

律子「それで、結婚のことって何ですか?あっ、式場の日取りが決まったとか!?ねぇねぇ、どんなとこに決めたんですか?教えてくださいよ」

P「律子…あのな、結婚したとか言うのは……その、ウソだ。冗談なんだ」

律子「…へ?」

P「冗談のつもりで春香に言ったらいつの間にか広がっちまって…今みんなに謝って回ってる最中なんだよ」

律子「ぷっ…あははははっ!!きっつい冗談ですね、それ…!いくら私が酔ってるからって…あはははっ」

P「冗談だけど冗談じゃないんだって!結婚云々は全部俺の…」

>>607
自分が好きなアイドルを思い浮かべろ
その子が羅刹と結婚しますとか言い出したら、どうだ?

律子「あはっ…あははっ!ちょっと待って…落ち着かせて、くださいっ…けほっ、けほっ」

P「落ち着いたか?えーと、順を追って話すとだな…」

律子「…もういいですよ、プロデューサーさん」

P「え?いいって…」

律子「もう、決まっちゃったことですから…仕方ないですよ」

P「お、おい律子、だから本当に」

律子「やめてくださいっ!…お願い、もうそんなこと言わないでくださいよぅ…うっ…ひぐっ…」グスグス

P「り、律子…お前…」

律子「忘れたくって、お酒飲んでたのにっ…プロデューサーにも会わなかったのにっ…何で、何でわざわざ来るんですか!?
……悲しくなるだけなんですよう…寂しくなるだけなんですよう…」グスグス

P「り、律子…落ち着こう、な?」

律子「プロデューサーのせいで落ち着けないんですっ!…お願いです、もう帰ってください…帰ってよ!帰ってったら!」

P「うわぁっ!び、ビール缶を投げるな!」

律子「うっ…うぅっ…うわぁあああんっ!うぇえええっ!!」ボロボロ

P(ど、どうしよう…事情を説明しても全然聞いてもらえないし泣き出しちゃうし…)

律子「帰ってったら!もうっ…もうどうしようもないじゃないっ…」グスグス

P(この悲惨な空気を何とかしなければ…よし、いっちょ>>633をやってやる!)

バケツに水汲んでぶっかけ

kskst

修正 >>627

>>626

安価ミスった…>>626でいい?

P(最早説得には応じてくれそうにない…強行手段だっ!)

P「律子、こっちを向け」

律子「うぇぇ…え?」

P「どりゃぁあ!目を覚ませぇえええ!」

バッシャ――ン!

律子「きゃぁああっ!?」

P「ど…どうだ…?」

律子「……」  ブチン

P「お、律子…どうだ気分はいでででででっ!?いだいいだい!耳っ、耳がああ!」

律子「どーいう了見ですかプロデューサー?室内で打ち水ですか?」ギリギリギリ

P「よ、よかった…いつものりつ…ぎゃぁあああ!千切れる!」

律子「ふぅーん、まだ『いつもの』なんですか…じゃあもっと厳しくしてもいいですよね?」ニコッ

律子「ふぅ…それでアイドル全員が事務所に来なくなり、社長も行方不明…」

小鳥「そうなんですよ…まぁプロデューサーさんもまさかこんな事態になるとは思っていなかったでしょうね」

P「いや随分悪いことをしたよ…みんなの気持ちも考えないでほっといちまったからな」

律子「ちゃんと反省はしてるみたいですね、うんよろしい」

P「だから…だから、いい加減この格好やめてもいいかな?」

律子「ダメです。その格好で外を歩かせたっていいんですからね」

小鳥「うーん…ネコミミメイドって男が着るとクリーチャー以外の何者でもありませんね」

律子「涼は結構似合ってたんだけどね…うん、気持ち悪いわねやっぱ」

真美「あっはっはは!に、にーちゃん何ソレ~!」

亜美「お、お笑い芸人になれるよっ!あははははっ!」

P「…いくらでも笑え。これが俺の償い…」

貴音「め、面妖な…」

貴音「め、面妖な…///」

P「さて、残りは春香とやよいか…春香のやつ、ここまで拡散させた罪は重いぞ」

千早「…別に春香が言いふらしたんじゃありません。泣いてたからみんなで理由を聞いたんです」

P「そ、そうか…よし、もう大詰めだ!次は>>671の所に行くぞ!」

貴音「め、面妖な…」

うわっ間違えた!>>655

ぐわぁああ!>>659

もう嫌…このレスに+3で

モブはラストか

P「やよいのところへ行くぞ!」

小鳥「やよいちゃん…あの子が休むなんてよっぽどですよプロデューサーさん」

P「まだ子供だ子供だと思ってたが…かなり深く傷つけてしまったようだな」

小鳥「プロデューサーさんって本当に女の子の気持ちわかってないんですね…」

P「何言ってるんですか、年頃の女の子の気持ちがわかってなけりゃアイドルプロデュースなんて出来ません!」キリッ

伊織「よく言うわよ全く…」

――やよいの家

P「あーすいませーん!765プロの者ですが」

かすみ「あ、あの…どなたですか?」

P「ん?かすみ、ちゃんで合ってるかな?」

やよい「あ、かすみ!いいよお姉ちゃんが出…」

P「やよい!良かった、元気そうだな」

やよい「あ、あぅ…プロデューサー…」

やよい「ご、ごけっこん…おめでとうございますっ!」タタッ

P「あっ…や、やよい!」

かすみ「お姉ちゃん?プロデューサーさんに会わなくてもいいの?」

やよい「ごめんなさいっ、ちょっとわたしかぜ気味でっ…事務所お休みしてますけどっ、すぐ元気になりますからっ!そ、それじゃあ…わざわざありがとうございました」

P「や、やよい?おーい…」

―――

P「携帯電話にかけても出てくれないし…はぁ~どうしよう…絶対風邪じゃないよなぁ」

かすみ「あ、あの…プロデューサーさん?」

P「あれ?かすみちゃんか。お使いか、えらいなぁ」

かすみ「お姉ちゃんがね、誰にも言わないでって言ってた事なんだけど…」

かすみ「お姉ちゃん、プロデューサーさんが小鳥さんと結婚したのは嬉しいって…お祝いしたいって」

P「やよい…」

かすみ「でもお姉ちゃん、さみしいって…何でうれしいことなのにさみしいのかなぁ?」

P「あの、かすみちゃん。やよいに会えるかな?」

かすみ「う、うん。頼んでみるね」

P「その、やよい…なんだ、色々とすまなかったな」

やよい「……プロデューサー、ちょっといいですか?」

P「え、あぁ…」

やよい「かすみー。ちょっとプロデューサーとおさんぽ行ってくるね!」

P「ちょ、ちょっと待てやよい!お前に話しておかなきゃならんことが…」

やよい「めっ!」

P「へっ?」

やよい「プロデューサー、今はおしゃべりはめっ!ですよ!」

P「ご、ごめんな…」

やよい「ほらっ、こっちの方ですっプロデューサー!」

やよい「ほらっ、ここの公園は今の時間人が居ないんですよー」

P「ホントだ、昼間なのに…ええと、それでだなやよい。さっきのことなんだが」

やよい「…あの、プロデューサー…わたし、結婚のこと…すっごくうれしいなーって思ってます!」

やよい「でも…でもっ…えへへ、何だか変なんです…お祝いしたいのに、うわーってよろこびたいのに…すごくずーんってなっちゃって…」

P「……」

やよい「ごめんなさい…わたし、悪い子ですか…?」ジワッ

P「い、いや!やよいは良い子だよ!」

やよい「ほ、ほんとですかっ!?」

P「あぁ。とびっきりの良い子だ!」

やよい「うっうー!うれしいですっ!…あの、わたし…ずーっと、良い子にしてましたか?」

P「もちろん…あの、そろそろ用件を伝えたいんだ…が…?」

やよい「ちゅっ…」

P「へっ…?や、やよい!今ほっぺに…」

やよい「…最後に、わるい子になっちゃってごめんなさい…さようならですっ!」タタッ

P「お、おいやよい待てっ!俺の言いたいことを聞いてくれーっ!」

やよい「っ…プロデューサー…ぷろ、でゅーさー…」グスグス

P「俺のっ!結婚の話ーっ! あれはウソだ!大ウソなんだぁあああ!!」

やよい「 」ズルッ

P「あ、こけた…」

やよい「どーゆーことですかぁああ~っ!」ギュウウウ

P「や、やよい…ほっぺいひゃい…」

やよい「おしおきですっ!プロデューサー、とってもとっても悪い子ですっ!」

P「ごめんなひゃいぃい…」

やよい「もうっ…こんな悪い子なプロデューサーは…めっ…あぅ…」クラッ

P「あれ?や、やよい?やよい?」

やよい「めっ…です…」

―――

やよい「う~ん…あれ?プロデューサー?かすみ?」

かすみ「お姉ちゃん大丈夫?」

P「風邪は本当だったみたいだな…すまんやよい、余計な苦労をかけちまって…」
やよい「プロデューサー…」

P「え?指きり…」

やよい「もう、わたし達を置いてかないでくださいね…約束ですよっ、プロデューサー」

P「あぁ。ゆびきりげんまんウソついたらはりせんぼんのーます」

やよい「ゆーびきった…えへへへっ」

P「ふぅ…ようやく最後の一人になったな」

小鳥「春香ちゃんですか…うーむ…」

P「どうしたんですかそんな難しい顔して…大丈夫ですよ、勘違いだった、って言えばいいんですから」

小鳥「今までそれで済みました?」

P「う…」

小鳥「それに春香ちゃん、プロデューサーさんにかなり懐いてたじゃないですか…それに直接言っちゃった、てのもかなりダメージ高い気が」

P「うぅっ!…小鳥さんから説明するのってダメでしょうか?あと千早とか雪歩とかに電話してもらうのは…」

小鳥「往生際悪いですよ。プロデューサーさん本人が謝らなくてどうするんですか」

P「は、はい…おっしゃるとおりです…どんな顔して謝ればいいんでしょう…」

小鳥「当たって砕けろ、です。いってらっしゃ~い」

さぁ皆お待ちかね!メインヒロインですよ!メインヒロイン!

                           l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l

           / ゙̄ヽ.             l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
          , '/`゙' 、  l             ,!;:;:;:;:;:;:;:;:__;l__;:;:;:;:;:;:;:l
         , ':〈   / リ           ム;:''"´ ̄__;:;|;:;_~`丶、!
        , '  `''''"  /           ,{__, ィ''"´ r‐っ  ̄ r-、丶、;:;l、
       , 'ヽ,ヽ、,,::'" , '           ,'ミミ:::::ゝ , .  ̄:.    ``′,}:`i!
       /  ~'ー彡 /           ,'ミミ:::/ ,. -‐- 、:.   , - 、 ヾ:::l
       /    彡 /           lミ:::::' ,:' ,ィ戓ニ>,:' : ィ戓ゝ、 ゙i::l
 ,,,,,, ,,'"/     ,'  /            〃ヘ:::j :.  ‐ '" ,. ヽ` ニ   !:l
"  ゙ヽ, '    ,, '" /            {に}ハ::, :.:.:.:..   (r:、 ,、〉    l:ハ
   , 'ヽヾ、ミ 彡:: /             ヽいjl::', :ヽ    ,' ; ヽ  ノlノ}

  , ' ヽ\、,,,ソ::. /              丶-ltツ .:.: l:.:  ,r'ニ=ニ、 ゙i,   i_ノ
::/"    :::::::: ,イ                 l  、:.:.l:.:  ` ''―''" 、 /
"::     :::::: /゙tt,ヽ,,,,,,              ト、、ヽ丶、:.:..   ノ:/

::.    ::::::::::::/ ,,、-'" ヾ`' 、           ,(ニヽミミ=、、::.::.::.::''"/

     .:::::::::::,、 '"      \,',         /:.:.:.`ヽヽ、:.:.:  ̄  ,!
    :::::,、-'"        :::リ  ___,,r―'‐-- 、、:.:\\:.:.:.   l、
    ''"          ::: "/"´⌒丶:::::::`ヽ、``ヽ、::::::`ミニゝ丶、  八

P「春香の家か…流石に県外は遠いな」ゴトンゴトン

P「春香、か…何かいっつもお菓子ばっか作ってきてたな…」

『プロデューサーさん、クッキー食べます?』

P「何か食うたびに俺の顔じっと見てて…」

P「今考えれば、あいつ結婚云々言ったときに全然笑ってなかったからな…いつもニコニコしてんのに」

『そ…そうですか…おめでとう、ございます…』

P「うぅ…何だか今更ながら罪悪感が…」ズキズキ

                         ,────ヽ     メインヒロイン
                         ∞      ∞ )  やっと 私 の出番か
                        / 凵凵凵凵 .| /
                        | | の  の | | |
  /: :///: : : : : : : : : : : : : : : \   ノ (  ワ   レ′し
                 /r-、//イ: :_:_:__: : : : : : : : : : : : : : ヽ
               /: : {//イ: : : :ヽ/::::::::> 、: : : : : : : : : : : : :.
                 /: ィ/,}/: : : : :_ -       `ヽ、: : : : : : : : : : :.
             /:<///: : : :, -             `ヽ、: : : : : : : ::.
              |: :l//: : :/             _ \: : : : : : :.
              |: :Ⅵ!: : :イ  /  ̄ `     , ´ ` ヽ: : : : : :!
              |: :.Ⅵ: :/イ   , --- 、             ,Ⅵ: : :.j!
              |: : :Ⅵ: : :{  イi ム心       __, /: :|: : :j!
              |: : : :イミ、:i    弋zソ         ´ ̄` /: : j: : j!
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    r‐ 、      /: : : : ∨、        ___     {': :/: :./
    `ヽ、 \    ,: : : :l: : : ',: :ー':、    (     ア   人: : : :{
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P「ここの駅から更にバスで乗り継ぎか…ん?」

「…はぁ…」

P「あのリボン…あの、ちょっとすいません」

「え?な、何でしょうか?」

P「人違いならすいません…どっかで会いませんでしたか?」

「…あっ!」

P「やっぱり春香じゃないか!今学校が終わったのか?」

春香「い、いえっ!あのっわたし…多分、違います…すいません、急いでるので」

P「あっ、おい春香!春香っ!」

春香「っ…」タタタッ

P「待てったらっ…おっ…うわわわっ!」ドテッ

春香「ぷ、プロデューサーさんっ!大丈夫ですかっ…あ」

P「いてて…やっぱり春香だったな」

春香「…ごめんなさい、プロデューサーさん」

P「理由は大体わかってるが…どうしてもお前に伝えなきゃならないことがあるんだ」

春香「……」

P「あの、結婚の件なんだが」

春香「…やだ」

P「春香?」

春香「やだっ!そんなの聞きたくありませんっ!」

P「春香!頼む、話を聞いてくれ!」

春香「いや!離してくださいっ!」

P「…結婚のことは、全部」

春香「っ!」タタタッ

P「は、春香っ!くそっ、追いかけなきゃ!」

――――

春香「はぁっ…はぁっ…」

P「く、くそ…女子高生と運動不足の20代がこんなにも差があるとは…だが何とか追いついたぞ春香…」


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 木間市タワー [Kima City Tower]
     (1990竣工 日本)

春香「えっ…えぐっ…うっ…」

P「ん?どうした春香、息が上がったのか?」

春香「…なんで…なんでプロデューサーさんは…わたしの所に来たんですか…?」

P「いや…どうしてもお前に言いたいことが…」

春香「私…一生懸命、嬉しいって思おうって…喜ぼうって頑張りました。でもっ…でもムリですよっそんなのっ…!」

P「は、春香…」

春香「わたしもっ…プロデューサーさんのそばにいたかったよっ…!いっしょに笑ったりとか泣いたりとかしたかったですよぅっ…
ひぐっ…えぐっ…」

P「春香…ごめんな…」ギュッ

春香「うっ…うぅっ…プロデューサーさん…やだよ…こんなのやだよう…」ポロポロ

P「春香…」

春香「もっといっしょにいたかったのに…いなくなっちゃうなんてやですようっ…!うっ…ひぐっ…」

P「春香…その、お前にずっと言わなきゃいけないことがあるんだ。いや、本当はもっと早く言わなきゃならなかった…」

春香「っ…」ギュウッ

P「逃げずに聞いて、くれるか?」

春香「…はい…」



P「ごめん。あれ全部ウソ」

春香「―――――はい?」

P「正直に言おう。小鳥さんと結婚とか全部ウソだ。何となく春香と他のアイドルをからかいたかった」

春香「 」

P「翌日から全員が事務所に来なくなるなんて思わなかったよ…社長はまだ行方不明のまんまだし」

春香「 」

P「それでアイドル達に謝って回ってたんだが…みんな凄く怒ってたよ。無事で済んだ方が少ないくらいだ…雪歩にさえ殴られた」

春香「 」

P「…すまん。それなりの報復は覚悟している…ただ下の川に突き落としたりとかはやめてくれ…」

春香「…プロデューサーさん」

P(な、何が来るんだ…殴られるくらいで済めばいいが)

春香「うっ…うぅ…うわぁあああんっ!!よかったよぉお!うぇええんっ!」ガバッ

P「へっ!?ちょ、ちょっと春香っ!あ、危ないっ!」

春香「うっ、えぐっ…よかったよう…プロデューサーさん…」ギュウウッ

――――

P「な、なぁ春香…そろそろ離してもらってもいいだろ?」

春香「…駅までって約束じゃないですか」

P「それはそうだけど…」

春香「えへへっ…プロデューサーさんの手、あったかい…」

P「週刊誌の記者とかいないよな…」

P「終わった…俺はやり遂げたぞ…」

小鳥「お疲れ様でした~…全く口は災いの元ですね」

P「もうボク、アイドルの前で結婚したとか絶対に言わないよ!」

あずさ「何だか事務所の中が一気に賑やかになりましたね~」

伊織「そりゃ今まで居なかったんだから当然じゃない」

雪歩「あれ?でも…何だか違和感があるような…」

春香「えへへへ~…私、今日は絶対に手、洗わないんだ~…」

響「バイ菌がついちゃうぞ春香…」

律子「え?あの、どちら様でしょうか?…はぁ、はぁ…プロデューサー、電話です」

P「あ、はいもしもし。お電話かわりました」

???「おぉプロデューサー君!わからんかね、私だよ私!」

P「はぁ…?」

???「無事アイドル達を呼び戻したそうじゃないか!やはりキミはただものではないと思っていたよ!」

千早「プロデューサー?誰からですか?」

P「いや…それが全然『私』としか言わないし…でもどっかで聞いたことがあるような」

美希「あ、ハニー!それゼッタイ怪しいの!」

???「今回の出来事で私は自分の未熟さを痛感したよ…結局私は一人のアイドルすら呼び戻せなかった…」

P「そ、そうですか」

真「プロデューサー!もし肉親が事故にあったとか示談とか言い出したら要注意ですよっ!」

???「…私は、一からプロデュース業というものを見つめ直したい。アイドルとは何か、をね…」

P「は、はぁ…まぁがんばってください」

貴音「むぅ…どこからか妙な気配…この電話の主、何処から話しているのでしょう?」

???「うむ。私が留守の間、事務所はキミ達に任せたよ!」プツッ

P「うーん…誰だっけなぁこの人…どっかで聞いたような声なんだけど…」

真美「真美も…うぁうぁー!頭がモヤモヤするよー!」

亜美「にーちゃん思い出してよ~…すっごくモヤモヤするよう…」

P「うーん…あっ!思い出した!  だよ!」

レス+5 空欄の名前

P「鬼々島羅刹!鬼々島羅刹だっ!」

春香「…誰ですかその人」

伊織「アンタたしか961の天ヶ瀬冬馬をそんな風に呼んでたわよね…」

P「何言ってんだ、アイツは鬼々島羅刹だろ?」

やよい「うっうー!プロデューサーがそう言うなら何だかそんな感じがしてきましたー!」

千早「高槻さん、向こうに行きましょう…プロデューサーのアホがうつっちゃうわ」

ワイワイガヤガヤ

小鳥「765プロは、今日も平和っ、ピヨー」

――――

雪歩「やっぱり誰か忘れてる気がしますぅ…」



おわり。

やよい「うっうー!」
とか
黒井「私をプロデュースしたい、だとぉ?」
とかの人じゃないよな?

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