小鞠「なに朝から物騒なこと言ってるの」
夏海「だって退屈なんだもん。なにかイベントでもないとつまらないじゃん」
蛍「イベントって…最悪殺されちゃうかも知れないんですよ」
れんげ「姉ねぇも悪い奴らだって言ってたのん」
夏海「その辺は知恵と勇気みたいなもんで解決するんだよ」
小鞠「はぁ?」
夏海「まずはそうだな、みんなはいつもどおり登校するだろう」
小鞠「なんか話し始めたし…」
夏海「授業中テロリストが学校に乱入してみんなは人質に取られてしまう
もちろんかず姉もね。」
れんげ「なっつんは何してるん?」
夏海「おっとネタばらしはこれからだよれんちょん」
小鞠「だいたい想像はつくけどね」
夏海「私は、たまたまその日に寝坊をして遅刻をしてくる」
蛍「そのまま学校に行ったら夏海先輩も人質になっちゃいますよ!」
夏海「まぁーその展開も悪くないけど、今回はプランBで行こう」
小鞠「あのさこれいつまで…」
夏海「私は、学校の前まで来たところで異変を察知する」
蛍「夏海先輩が助けを呼んでくれれば」
れんげ「うちらは助かるん!」
夏海「警察なんて信用できないよ」
れんげ「なんですと!?」
蛍「ま、まさかそんな」
夏海「そう、奴らはグルだ」
れんげ「大人を呼んでくれば…」
夏海「それは駄目だよれんちょん」
れんげ「なんでなん?」
夏海「家族や近所の人を危険に晒すことになる」
蛍「じゃあ一体どうすれば」
夏海「私がやるしかない!」
れんげ「それじゃ、なっつんが危険な目に」
蛍「そうですよ私たちのために夏海先輩が危険な目に会うなんて
耐えられません!」
夏海「いいんだ、ほたるん、れんちょん、お姉ちゃん、兄ちゃんも」
小鞠「私も入ってるのか?」
兄貴(コクコク)
夏海「私一人の犠牲でみんなを救えるのなら命なんて惜しくないわ!」
小鞠「で?テロリストとはどうやって戦うの?」
夏海「大事な所聞いてなかったの?
私が犠牲になってみんなを助けるんだよ」
小鞠「いや、だからどうやって助けるのかって聞いてるんだけど」
夏海「えっ!?」
小鞠「まさか、ノープランであんなこと言ったんじゃないよね?」
夏海「そ、そんなわけないでしょう。当然、作戦は考えてるよ」
蛍「なにか秘策でもあるんですか?」
夏海「ほらあれだよ、まずは話合いをして…」
小鞠「テロリストと話し合いって」クスクス
夏海「感動の場面なんだから笑うなってば」
れんげ「なっつんは真剣なのん、温かく見守ってあげるべき」
蛍「無下にしたらかわいそうですよ」
小鞠「ところどころに本音が聞こえるのは気のせいだろうか」
夏海「こっちから交換条件を出せば…なんとか」
小鞠「もう、やめようこんな現実味のない話」
夏海「なに言ってるの!今だってどこでテロリストが私たちを狙ってるか
わからないんだよ!」
小鞠「なんのために?」
夏海「なんのためって…奴らは自分達の主義主張を通すためなら
民間人の子供の命まで平気で奪うような連中なんだよ!
もし、そんな奴らがここに来たら…」
小鞠「来ないよ、少なくともこんな田舎にはね」
れんげ「やっぱここ田舎なん!?」
蛍「突っ込むところそこじゃないような…」
夏海「なんで来ないって言いきれるんだよ
お姉ちゃんはみんなを皆殺しにするつもりか?」
小鞠「いや、私じゃなくてテロリストがでしょう」
一穂「はい、みんな席に着いて」
小鞠「ほら、授業始まるよ」
夏海「なんだよ姉ちゃんの奴。痛い目見ても知らないんだから」
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