一夏「よく考えたら俺の周りって変な女の子しかいない気がする」 (61)

一夏「箒には木刀で殴られるし、鈴は庇ってくれたこともあったけど最近はISを使って殺しにくるし・・・」

一夏「セシリアもIS使ってくるし、変な色仕掛けをしてくる・・・色仕掛けと言えばシャルもわざとらしく近づいて来ようとするよな。俺も気付かないフリはしてるけどいつまで持つか」

一夏「ラウラは・・・あれはちゃんと意味を分かっていない部分があるから仕方ないとしてもやり過ぎなところはある」

一夏「千冬姉しかまともな人いないじゃん・・・俺の学園生活どうなってるんだよ・・・」


一夏がまともな思考を持ってたらきっとこんなんだと思ってる

一夏「しかもこの学校、何回大会が開かれるんだか・・・それも大体全部変な侵入者が来て中止になったりしてるし」

一夏「セキュリティとかどうなってるんだよ、ホントにここエリート校か?」

一夏「そんなんだから生徒がみんな、あんなに殺気立っているんだろうなぁ」

一夏「何回ISを使われて殺されかけたことか・・・」

一夏「大体さぁ、たしかにこの学園には俺しか男がいない。そこはわかる。ISに乗れる男が俺だけだから仕方ない」

一夏「そこは譲るにしても、なんで血眼になって俺を狙うんだよ・・・弾だっていい男だと思うんだけどなぁ。妹思いのいいやつだし」

一夏「街に出るのもそれほど制限があるわけでもないんだから、男の知り合いの一人や二人作れるだろう」

一夏「・・・手近で手頃なやつが一番狙われやすいってことか?なんか言ってて自分で悲しくなってきた」

「女尊男卑でISに乗れるから偉い、か。思えばひどい差別だよな」

「・・・よし、ここは男らしさを見てもらって、みんなの意識改革から始めよう」

「女尊男卑の考えさえなくなれば、きっと今の変なみんなも普通になるはずだ!・・・たぶんだけど」

「そのための準備が必要だな・・・」

シャル「あ!おーい、一夏ー!」

一夏「ん?シャルか、どうしたんだ?」

シャル「今度の休み、予定は空いてるかなって思って・・・よかったら、二人で、買い物に行かない?」

一夏「・・・ごめん、シャル。次の休みは先約があって・・・」

シャル「そ、そっか・・・先に約束があるなら仕方ないよね・・・。うん、わかったよ」

一夏「ごめんな、埋め合わせは今度するから」

シャル「ううん、気にしないで」


シャル「(一夏が休日に予定があるなんて・・・一体誰と・・・?)」

ラウラ「一夏!今度の休みは私と」

一夏「ごめんラウラ!今度の休みは・・・」


セシリア「一夏さん!今度のお休みに私と」

一夏「すまんセシリア!先約が・・・」


シャル「ラウラやセシリアでもない・・・?じゃあ一体誰と」

ラウラ「私の嫁としての自覚が足りないな・・・」

セシリア「私を差し置いて、一体どなたと休日をお過ごしに・・・」

~そして休日~

セシリア「あれは・・・誰ですの?」

シャル「あの人は、前に買い物のときに一夏と・・・?」

ラウラ「ネズミを放っている。しばし待て」

セシリア「ネズミ・・・?」

鈴音「だーれがネズミよ!」

ラウラ「早かったな」

鈴音「あんなのスパイなんてしなくても分かるわよ。五反田 弾。一夏の中学時代からの悪友よ」

セシリア「一夏さんのご友人でしたのね。でしたら安心ですわね」

シャル「(てっきり誰かが抜け駆けしたのかと・・・)」

鈴音「いや、そう安心できないわよ・・・」

セシリア「でも古いご友人の男性と・・・まさかっ!」

シャル「ストップ!・・・たぶんセシリアの考えているようなことはないんじゃないかなぁ・・・」

鈴音「何を考えてるのよアンタら・・・あの五反田 弾にはね、妹がいるのよ。しかも一夏にベタっ惚れなのが」

セシリア「な、ななな・・・」

シャル「僕たちが知らないところでそんな・・・!」

鈴音「一夏がニブいのが唯一の救いかしらね・・・」


一夏「(後ろの方、うるさいなぁ・・・)」

弾「お前、ほんと女性の想いに無頓着だよな。いい意味でも悪い意味でも。ていうかいいのか?あれ」

一夏「俺たちはなにも聞いてないし見てもいないってことで」

一夏「・・・とまぁ、そういうわけなんだよ」

弾「なるほどなぁ、男らしさをねぇ」

一夏「そういうこと。この期間の飯は俺の奢りでいいからさ」

弾「ま、他ならぬお前の頼みだしな。IS学園の人相手だけでいいんだろ?蘭まで近付けるなって言われるとさすがに難しいけど」

一夏「あぁ、IS学園の人だけで大丈夫だ。恩に着るよ」

弾「(まぁ、蘭のためにこれくらいの役得ならいいだろ)」

一夏「(後ろ、まだ視線を感じる・・・)」



シャル「ここからだと何を話してるか聞こえないね・・・」

ラウラ「嫁は私を差し置いて一体なにをしているのだ!」

鈴音「(まぁ、あの二人なら特に問題ないと思うけど)」

セシリア「(もういっそ一夏さんを誘拐して・・・)」

箒「一夏、朝の稽古に」

一夏「悪い!これからジョギングの先約があるんだ」

鈴音「一夏!しょうb」

一夏「ごめん!これから街の方に用事があって・・・」



箒「どうしたというのだ、一夏のやつは!」

鈴音「まったく、あたしの誘いを断るなんて・・・一夏のくせに生意気よ!」

箒「まさか・・・誰かが抜け駆けを・・・」

シャル「残念ながら、それはないみたいだよ」

セシリア「私たちもこの一か月、いろいろなことを誘ってますのに全て袖にされましたわ・・・」

ラウラ「わ、私は嫁に何かしてしまったのだろうか・・・」

鈴音「ら、ラウラが珍しくヘコんでるわね・・・」

シャル「一夏はなんだかんだでラウラを甘やかしてた部分があったからじゃないかな」

箒「しかし全員が全滅とは・・・一夏のやつ、まさか外にこ、こここ恋人など・・・」

ラウラ「それはないな」

シャル「あ、復活した」

ラウラ「私の調べによると、一夏は以前会っていた五反田というやつに頻繁に会いに行っているようだ」

鈴音「それってまさか蘭と一夏が・・・!」

シャル「それが、お兄さんの方と会うことが圧倒的に多いんだよね」

セシリア「そそそ、それはもしや、男性が男性同士で愛を育むというウワサの」

シャル「ストップ!・・・それ以上はいけないよ?セシリア」

セシリア「は・・・はい・・・」

鈴音「こうなったら一夏に直接聞くのがてっとり早いわね・・・」



箒「一夏!いるのは分かっているのだ!ここを開けろ!」

シャル「なんか、犯罪者を完全に追い詰めたような感じになってるね・・・」

箒「開けないというのなら、扉を壊して・・・ッ!?」

鈴音「あぶなっ!?ちょっと箒!アンタなにして・・・」

箒「馬鹿な・・・以前はこれで突き破れたのに・・・」

ラウラ「木刀での突きを浴びせても傷一つない扉か・・・素材が気になるな」

鈴音「どきなさい!あたしがやる!・・・ッ!!」

シャル「甲龍の双天牙月でもダメなの!?」

ラウラ「これはもしや・・・」

箒「扉が・・・」

鈴音「開いた・・・」

シャル「ラウラ!どうやったの!?」

ラウラ「どうって・・・普通に開いたぞ」

セシリア「え?」

シャル「普通に開いたって・・・ロックは?」

ラウラ「かかってなかった」

鈴音「・・・なんでロックもかかってない扉を壊そうとしてたのよ、あたしたちは・・・」

箒「ノ・・・ノックは必要だろう」

シャル「中から一夏の反応は?」

箒「な、なかったが・・・しかし!この時間はいつも部屋に!」

セシリア「だから壊して入ろうとした、と?」

箒「・・・・・・」

数行抜けたわ
なくても問題ないとは思うけど、一応>>41-42の間


セシリア「木刀も折れ、双天牙月でも壊れず、ブルー・ティアーズでもダメ・・・」

シャル「この扉は一体・・・」

ラウラ「・・・私に任せてもらおう」

シャル「ラウラ?」

シャル「気を取り直して・・・一夏、いるー?」

一夏「あぁ、いるけどどうした・・・ってなんだ?全員揃って。何かあったのか?」

鈴音「何かって・・・アンタ、扉の音でなんか気付きなさいよ!」

一夏「扉?あぁ、その扉すごいんだぜ。千冬姉や山田先生が色々取り計らってくれたみたいでさ」

セシリア「どうすごいんですの?」

一夏「ほら、俺って初めての男のIS乗りだろ?だから企業スパイやらが狙ってくるからって防犯のための特注なんだってさ!
   ISの装甲とバリアを研究して、それに近い素材を開発したからそれの試作品だって。贅沢だよなぁ」

シャル「・・・具体的な機能は?」

一夏「えっと・・・頑丈さはもちろん、ISの攻撃に反応するバリアに、防音性にも優れてるって。よく壊されるから特別頑丈に作ったんだってさ」

ラウラ「嫁の部屋のドアはそんなに壊れやすいものだったのか?不良品か」

鈴音「って、そんなことより一夏!」

一夏「な、なんだよ・・・?」

シャル「最近付き合いが悪いよね、一夏。ここ一か月は特に」

ラウラ「嫁よ!私は何か悪いことをしてしまっただろうか!」

セシリア「一夏さん!私たちに不満があるのならば、遠慮せずにおっしゃってください!いくらでも改善いたしますわ!」

一夏「あー・・・いや、なんというか・・・それはだな・・・」

「「「男らしさを磨きたかった!?」」」


一夏「ほら、女性ばかりいる環境だとさ、どうしても女性に流されやすくなるというか、それが当たり前と感じてしまうだろ?
   だから、いっそ男友達となるべく過ごすようにして、男の本来あるべき姿ってのはどういうものかっていうのを見つめ直そうと思ってさ」

セシリア「それで私たちの誘いをお断りに・・・」

一夏「この環境に慣れてしまったら色々甘えるとこも出てきそうだったしな。リフレッシュの意味も兼ねて友達の弾に付き合ってもらってたんだ」

シャル「で、でもそれなら僕たちに相談してくれても!」

箒「そ、そうだぞ一夏!なんだったら私が一から稽古をつけても・・・」

一夏「それじゃ意味がないんだよ。男が俺一人のIS学園で、俺自身がこの環境に流されないためにも必要なことだったからさ」

鈴音「まぁ、一夏にも思うところがあったんでしょ?だったら別にいいんじゃないの?」

ラウラ「うむ、嫁の考えを理解してやるのも私の務めだ」

一夏「そういうことだから、みんな、心配かけて本当にごめん!」

「・・・で、本音は?」

「あの環境は疲れるよ・・・千冬姉に頼み込んで多少改善してもらったけど」

「ハーレムじゃんか。うらやましいことで」

「交代できるならしてくれよ。でも今回のことで『男らしさの修行』と称して安定した逃げ道を作れたのが今回の収穫かな」

「逃げ道ねぇ・・・逃げ切れてない気もするけどな」

「それを言うな・・・今だって後ろが気になるんだから」

「まぁ、あんだけワイワイしてりゃ、これだけ距離があっても気付かないほうがおかしいよな」

「とにかく、頑張れるだけ頑張ってみるよ。・・・死なない程度に」

「・・・冗談に聞こえないな」



おしまい

アニメを一期全部見て、二期を流し見した程度なので拙いとこあったと思うけどこれで終わり

シャルの「僕」と「私」の変わる条件って
一夏と二人きりだと『僕』なんだっけ?

基本僕で講義みたいな公の場では私だった気がする

>>58
そうか、そこが怪しくて若干迷ってたが使い方正しかったようだ
ありがとう

乙、気が向いたらまた続き書いてけらい

>>60
仕事暇だったらね

仕事時間内に書き終わってよかった

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