P「ただいまー」 美希「おかえりなさいなの!」(97)

美希「お風呂にする?ご飯にする?それとも・・・ミキにする?」

P「じゃあ、美希で」グイ

美希「ふあ」ポス

P「あー…落ち着く」グリグリ

美希「えへへ」

P「……」

美希「……」

P「…やっぱ、ご飯で」グゥー

美希「ミキも」グゥー

P「今日の晩飯なんだ?」

美希「秘密なの。もうすぐできるから、待っててほしいな」

P「はいはい、と」

美希「~♪」

P「……」

美希「? ハニー、どうしたの?」

P「いや、エプロン姿、やっぱいいなぁ、って」

美希「ハニーが好きなら、事務所でもエプロンつけよっか?」フリフリ

P「やめて。落ち着かない」

P「何か手伝うことあるか?」

美希「だいじょうぶ。ハニーはゆっくりしててほしいな」

P「待ってても暇なんだよ」

美希「今日くらい、ゆっくりしててもいいのに」

P「慣れてないからな」

美希「うーん、じゃあお茶淹れて」

P「はいよ」コポコポ

美希「できたのー!ミキの特製牛丼セット!」

P「どの辺が特製なんだ?」

美希「えっとね、ネギとツユとギョクとラブがダクダクなの!」

P「卵で肉が見えないんだが」

美希「ハニーへの思いがいっぱい溢れてるの。これは凄い逸品なの」

P「重すぎて胃がもたれそうだ」

P「ミキの事だから、てっきりおにぎりが来るかと思ったのに」

美希「おにぎりは明日の朝だよ?ちゃーんと用意も出来てるの」

P「ほう、それは頼もしい」

美希「ハニーの為なら当然なの」

P「えらいえらい」ナデナデ

美希「あふぅ」

美希「食べにくいの…」

P「だから言ったのに」

美希「こぼれるの…」

P「明らかに盛り過ぎたな」

美希「…ごめんなさいなの、ハニー」

P「なんで謝るんだ」

美希「だって…お店の方が美味しそうだから」

P「まあ、見た目だけなら店の方が美味そうだよな」

美希「……」シュン

P「でも、美味いよ」

美希「…ホント?」

P「ああ」

美希「お汁も玉ねぎも、お店の方が美味しそうだよ?」

P「美希のラブが詰まっているからな」

美希「あ…」

P「ラブダクの特製牛丼なんだろ?それに勝るものなんてないさ」

美希「…うん!」

<~♪

美希「あ、ミキなの」

P「お、本当だ。懐かしいな」

美希「今見てもまだまだなの。もっとできるのに」

P「これ、何年前だろうな?」

美希「まだ髪が長いから…3~5年くらい前のかも」

P「ぶれすぎだろ」

美希「些細な問題なの」

P「あの時はびっくりしたよ、急にバッサリ切ってくるから」

美希「ミキも結構思い切ったの。でも切って良かったな、って」

P「手のかかる子どもって印象だったなぁ、最初は」

美希「ミキなんか、最初そこの人だったの」

P「冷静に考えなくても酷いよな」

美希「あはっ!そこの人、ミキお茶欲しいな!」

P「やめて、傷つくから」コポコポ

P「ごちそうさまでした」

美希「お粗末様でした」

P「美味かったよ。お世辞とか抜きに」

美希「まだまだ改善の余地あり、なの」

P「あ、下げるついでに洗っちゃうな」

美希「あー!!駄目なの、ミキがやる!」

P「何もそんな意地にならなくても」

美希「片付けるまでが料理なの。今日はミキに全部任せてほしいって思うな」

P「うーん、じゃあ、まかせた」

美希「まかせてなの!」

P「……」ズズズ

美希「ふぅ」ポスン

P「……」

美希「……」

P「……」グイ

美希「ふあ」

P「……」ギュー

美希「ハニー」

P「ん?」

美希「んーと…何でもない」

P「そっか」グリグリ

<ファイト、モー!

美希「あ、この子知ってるの」

P「会ったことあるのか?」

美希「うん。胸おっきいから、凄く目立ってた」

P「…確かにデカいなぁ」

美希「あれで16歳らしいの」

P「最初美希見た時も思ったが、ホント何食べてるんだろうな」

美希「少なくともミキのは勝手に大きくなったの」

美希「ハニーなら、あの子をどうプロデュースする?」

P「そうだな…なるべく胸の露出は押さえていくかな」

美希「なんで?」

P「一部の人気は出るだろうけど、その後が難しそうだからな。他の強みを伸ばしたい」

美希「ミキもおっきいよ?」

P「必要以上に見せなくてもいいってことだよ」

美希「ふーん…じゃあ、今度の写真集は見せていこうかな」フニフニ

P「美希が良いならそれでいいけど」

美希「…やっぱり恥ずかしいからやめるの」

P「そっか」グリグリ

美希「なんだかね…すごく落ち着くの」

P「何が?」

美希「こうして…ハニーとご飯食べて、テレビ見て…隣で一緒にいるの」

P「そっか」

美希「ステージにでて、ライブで歌って…キラキラするのも、好きだけど」

美希「こうやってゆっくりするのも、すごく好き」

P「そっか」

美希「…『そっか』ばっかりなの」

P「そっか」

美希「またなの!もー」

P「あ、もうこんな時間か」

美希「時間が過ぎるのは早いの」

P「先風呂入るか?」

美希「んー…折角だから一緒にはいろ?」

P「何が折角なんだよ」

美希「なんでだろ?」

P「俺に聞くなって」

美希「じゃあ、入る?」

P「まぁ、いいぞ」

カポーン

P「はー…」

美希「あふぅ…」

P「湯船につかるの久々だ」

美希「そうなんだ?」

P「大体シャワーで済ませちゃうからなぁ」

美希「ゆっくりつかった方が良いと思うな。おふろは命の洗濯なの」

P「どこかで聞いたセリフだな。だが一理ある」

美希「お風呂入ってるとね、あたまぽーっとするの」

P「まあ、そうだな」

美希「お姉ちゃん言ってたよ。ぽーっとするのは、頭の整理に必要だって」

美希「あと、お風呂はアイデアの宝庫なんだって」

P「ぼーっとする時間かぁ…そういや最近なかった気がするな」

美希「じゃあ、今日は貴重な機会だね」

P「有難く満喫するとするか」

美希「ハニーの髪、太いねー」ワシャワシャ

P「そうなのか?」

美希「うん。凄くしっかりしてるって感じ。」

P「人の髪なんて洗わないからわからん」

美希「あ、白髪見っけ」プチ

P「いてっ。…それホントに白髪か?」

美希「うん。ほら!」

P「ホントだった。てっきり泡かと」

P「…確かに違う気がする」ガシュガシュ

美希「も、もうちょっと丁寧に洗ってほしいの…」

P「あ、悪い。これくらい?」ワシャワシャ

美希「ん、それくらい」

P「…前から思ってたけど、この毛どうなってるんだろうな」

美希「どれ?」

P「この、一本だけ立ってるやつ。すぐ元に戻るし」ペタ

美希「ずっと前からそんな感じなの」ピョコ

美希「はふぅ…」

P「あー…ふやける」

美希「……」

P「……」

P「…なあ、美希」ピーン

美希「なぁに?」

P「風呂入ってると、書く物欲しくならないか?」

美希「たまに思うの」

P「ふぅ…いい湯だった」

美希「あ、ハニー。ちょっと待っててね」グイグイ

P「それにしても柔らかいなー」

美希「日々の鍛練のたまものなの」

P「難しい言葉を使うとハゲるぞ」

美希「ミキそこまでバカじゃないもん!」

P「いや、冗談だって!」

美希「もー…あ」

P「痛い痛い痛い!!ギブギブギブ!!」ギチギチ

美希「ハニーすっごいかたいの!もうちょっと伸ばした方が良いって思うな」グググ

P「分かったから!分かったからいきなり伸ばすのはやめてぇぇぇぇ!!」

グキッ

美希「あ」

P「」

P「酷い目にあった…」

美希「だ、大丈夫?」

P「ああ…そこまで痛くないし、大丈夫」

美希「流石にやり過ぎたの」

P「高い授業料と思えばいいさ」

美希「後でミキがマッサージしてあげるの」

P「……まぁ期待しておく」

P「それじゃあ、明日のスケジュール確認、始めるぞ」

美希「―――はい!」

P「じゃあ、明日は3時くらいに迎えに行くな。スタジオ着いたら、後は任せる」

美希「任せてなの。ハニーの名前、バリバリ売ってくるの」

P「売るのは俺の名前じゃないだろうに」

美希「じゃあ、ミキのついでに、ね」

P「…明日は無理だけど明々後日なら、9時には事務所に居れると思う」

美希「必ず行くから待っててほしいな」

P「」ゴシュゴシュ

美希「」クシュクシュ

P「」ガラガラガラガラ

美希「」ブクブクブク

P「」ペッ

美希「」パシャ

P「ニカッ」

美希「にーっ」

P「お、ネギついてるぞ」

美希「えっ、ウソ?」

P「ウソ」

美希「もー、ハニーのいじわる」

P「ああぁあぁぁあぁぁ~……」

美希「変な声出し過ぎなの…」グイグイ

P「効いてるんだよ…うぁ、そこっ」

美希「ふふん。ミキの力を思い知ったか、なの!」

P「ここまで上手くなってるとは予想以上だった」

美希「ハニーの為に勉強したの!」

P「いじらしくて涙が出そう」

美希「あ……ふぁっ、あっ、そこ…」

P「変な声出すなって」

美希「だって、自然に…んぁっ」ピクン

P「柔らいのになぁ」

美希「ハニー上手過ぎなの…どこで勉強したの?」

P「さあ?」

美希「あはっ、ミキ知ってるの。事務所の本棚の上から三段目の」

P「おっと」グッ

美希「わきゃー!!痛い、痛いのー!!」

美希「そろそろ寝る?」

P「もうちょっとだけ待ってくれ。これだけ確認するから」

美希「それ、みんなのスケジュール?」

P「ああ」

美希「明日は雪歩とやよいと…高音と一緒なんだ」

P「ダンスマスターが近いからな。一度レッスン見ときたくて」

美希「3人とも大丈夫だと思うな。むしろ身内が敵になりそうなの」

P「贅沢な悩みだったら大歓迎だ」

P「それじゃあ、電気消すぞ」ピッ

美希「んー、やっぱり狭いの」モゾモゾ

P「もっと大きいサイズ買うべきかなぁ」

美希「ミキはこのままの方が良いな。落ち着くもん」

P「押し出しそうで怖いんだよ」

美希「えへへ、ハニーの匂い」スー

P「汗臭いだけだと思うけどな」

美希「ハニーはホント女心が解ってないの…」

P「よく言われた」

美希「ね、ハニー」

P「なんだ?」

美希「おやすみのキス、してほしいな」

P「Zzz」

美希「あからさまに寝ないでなのー!」

P「何も聞こえない、もう寝てる」

美希「ひどいの!せめてこっち向いてなの!」

P「はいはい、わかりました、よっと」グイ

美希「やった!ハ、むぅっ」

P「…今日はありがとな」

美希「お礼を言われるようなこと、何もしてないよ?」

P「それでも…ここ最近忙しかったから、さ」

P「晩飯作りたい、って言ってくれて、嬉しかった」

美希「うん…でも」

P「ん?」


美希「次はもっと、頑張るから。期待しててほしいの」

P「そっか…次か。そうだよな」コツン

美希「……ん」

美希「明日からも、一緒に頑張ろうね。ハニー」

P「ああ」


P「おやすみ、美希」

美希「おやすみ、ハニー」


おしまい

そんなわけでおしまい。支援ありがとうございました。
美希とPが可愛すぎる病にかかって思わず投下した。特に反省はしていない

ひとまずここで一度終わりにして、また抑えきれなくなったら投げます。


もっと覚醒美希の露出が増えてもいいと思うの。

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