モバマスおとぎ話:揉み太郎 (20)
むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
菜々「誰がお婆さんかっ!!」
モバP「おやおやどうしたのかねばあ様よ」
菜々「あ、でもよくよく考えるとプロデューサーと夫婦なんですよね」
菜々「おお~なかなかいいじゃないですか!」
菜々「菜々頑張っちゃいますよー!ね、ア・ナ・タ☆」
モバP「頭でもぶったのかねばあ様や」
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おじいさんは山へプロフェスに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
菜々「あの…如月さん、大丈夫なんですかそれ…?」
千早(友情出演)「ええ、気にしないで」
菜々「失礼ですけど、お仕事は選んだ方が…」
おばあさんが川でじゃぶじゃぶせんたくをしていますと、川の上流から大きな大きな先っぽのとんがった桃が、ミミミーン、ミミミーンと流れてきます。
菜々「うわぁ…」
ミミミーン ミミミーン
菜々「…」
ミミミーン ミミミーン
菜々(雫ちゃん…)
ミミミーン ミミミーン
雫「…あの、早く桃を取ってくれないと恥ずかしいんですけど…」
おばあさんは、おじいさんと一緒にその桃を食べようと、大きな大きな桃をえっちらおっちら家に持ち帰りました。
モバP「ばあ様や、えらいおっp…桃を見つけたな」
菜々「よ…よく実っておいしそうですね…」
モバP「ふひ…」
菜々「プロデューサー…早苗さんが…」
早苗「…」
モバP「菜々、これは桃だ」
雫「あの~…」
モバP「いくら食おうが俺の勝手だ」
早苗「…」
おばあさんが包丁を入れようとしたところ、桃はじゃくっとひとりでに割れて、中からバーンとかわいい師匠が飛び出します。
菜々「あんれま、なんちゅうk愛海「だめ!これあたしの!!」
菜々「あんれま、なんtモバP「黙れ!俺のだ!!」
菜々「あんr愛海「あたしが揉むのぉぉぉ!!!」モミモミ
モバP「俺のだぁ!!!」モミモミ
雫「ちょ…あん!…やめ…んっ…」
菜々「…」
早苗「…さて」
清良「…」スッ
千早「チッ…」
おじいさんおばあさんはビックリしますが、まあ神様からの授かりもんじゃろうと、育てることにします。
よく揉むので揉み太郎と名付けます。
揉み太郎「ここは天国か!!」
モバP「そりゃそうよ、ここ店名CLUB HEAVE菜々「ワーワーワー!!!」
揉み太郎「いやー流石プロデューサーですなぁ!」モミモミ
モバP「ふふふ…経費で落としてるのは秘密だゾー?」モミモミ
揉み太郎「えへへへへへへへへ」モミモミ
菜々「…」
菜々「菜々だってありますよー…」モニュ
揉み太郎は揉んだら揉んだだけ、よう育ちます。
雫を揉んではバインバイン、
拓海を揉んではボインボイン、
藍子をさすってはズンズン育ち、
そりゃあじょうぶな女の子に育ちます。
愛海「あのね、大きさじゃないんだよ」
愛海「でもね、やっぱり大きい方が揉んでて楽しいし、嬉しいんだ」
愛海「それはね、仕方がないことの」
モバP「立派になったのう揉み太郎や」
菜々「ほんとうに…まったくもって…」
ところが揉み太郎はまったく働かずにNEETしていました。
この時代の子供というと、12、3歳にもなれば立派な働き手です。畑の手伝いや山へ猟に行ったり、いろいろしたもんです。
でも揉み太郎は一日ボサーとしていました。
杏(代役)「zzZ…」
モバP「揉み太郎や、お前さんいつになったら働くのかね」
杏(代役)「zzZ…」
菜々「揉み太郎、お父さんももう来年で定年なの…」
菜々「あなたの夢ね、お母さんほんとはずっと応援してあげたかった…」
菜々「あなたが小さい頃からいっつもいっつもお母さんに聞かせてくれたものね」
菜々「でも、あなた来月でもう○○になるんでしょう?」
菜々「声優アイドルになってTV出てみたいってのも分かるけど、夢を叶えたいのも分かるけど…」
菜々「お母さんたちの生活も今ギリギリなの…」
菜々「言ってること、分かるでしょう?」
モバP「菜々さん?菜々さん?」
それでもおおらかな性格からか仲間から大変好かれ、誰もが「よお揉み太郎」「揉み太郎、今日も激しく揉んどるなあ」と声をかけるのでした。
ある時、村の若者が集まって山へ営業にいくことになりました。他のものは朝早く起きて挨拶に行ったのですが、揉み太郎は昼すぎてようやく目がさめます。
揉み太郎「寝坊したああああああああ!!!」
モバP「うわああああ!!!もう9時じゃねーか!!!」
揉み太郎「…」
モバP「ヤバイヤバイヤバイ…」ppp
モバP「…あ、も"じも"じ、ちひろざんでずか?」
モバP「ずびばぜん…風邪引いちゃ…げほげほ…」
モバP「はぁはぁ…ずびばぜん、ほんどに…ええ、はい…」
モバP「ええ、本当に"申じ訳ありばぜん」
モバP「ええ、明日まだやりまずので…ええ、はい…げほっげほっ…」
モバP「お願いじばず…はい…どうぼー…」
モバP「ふぁー…」
揉み太郎「…」
ふあーあと大きなあくびを一発、「よっしゃ、揉むべ」ようやく営業へ行きます。
その間みんなはがんばってたくさんの笑顔を振り撒きました。そこへ、もう日も暮れかけてから揉み太郎がのんびりやってきます。
奈緒「なんだ揉み太郎、今頃きたのか。眠そうな目をして、髪なんかくちゃくちゃじゃん」
揉み太郎「うん、あたし今から一働きするの」
奈緒「は?」
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