京太郎「ガン牌?」(10)

京太郎「よっしゃリーチだ!」

和「ロン」

優希「ロン」

京太郎「えっ?」

優希「タンヤオ 平和 ドラ3 満貫だじぇ」

和「こちらも満貫、親ッパネです」

京太郎「マジかよ・・・・また俺のトビだ・・・」

咲「ドンマイ京ちゃん」

優希「まったく何回トベば気が済むんだじぇ」

和「高い手を張る前にオリることも大事ですよ」

京太郎「そうはいってもなぁー」

久「まぁ少しはみんなの打ち方でも見学するといいわ
  じゃあ、次はまこが卓にはいってちょうだい」

まこ「まかせい」

京太郎「じゃあ、ちょっと休憩がてら飲み物でも買ってきます
  「みんななにかいるか?」

久「私はコーヒーをお願い」

咲「私はお茶がいいな」

優希「じゃあ、私はタコス!」

京太郎「タコスは飲み物じゃねぇ!」

京太郎(はぁ、これで7連敗・・・・
   一回も上がれずにビリばっかしだ・・・
   なんで俺こんなに弱いんだろ・・・)

京太郎(もういっそのことマネージャーにでもなったほうが
   いいのかもな・・・・)

京太郎(まぁそんなこと言ってても仕方ない
   とりあえず練習しまくって強くなるしかないな・・)

京太郎「よっしゃ!さっそくみんなの打ち方でも見て勉強するか!」

「も・賀君にはマネ・・ャーに転・・もら・・ほうが・・・かしら?」

京太郎「ん?なんか話し声が・・・」

そうして京太郎は部屋の中の声に聴き耳を立てた

まこ「たしかにそうかもしれんなぁ
  今日の打ち筋はヒドイもんじゃったし

久「えぇ、ヒキが悪いってのもあるんだけど、
  打ち方にあまり進歩がみられないのがねぇ・・・」

優希「まぁ、犬だからしょうがないじぇ」

咲「優希ちゃん、いくらなんでもそんないいかた・・・」

和「優希の話はともかく須賀君に進歩がみられないのは確かです
  彼はもう、入部してから半年以上もたってるというのに
  いつまでも初心者気分では困ります」

咲「でも京ちゃんも一生懸命やってるし
  そのうち強くなるかもしれないじゃないですか・・・・」

久「まぁ、今回の話はそのうち須賀君にも話してみるわ
  さぁ、全国大会まで残りわずかなんだから私たちも
  集中していくわよ」

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京太郎「・・・・・」

京太郎(みんな、心の中じゃ俺のことそんな風に思ってたのか)

京太郎(ははっ、バカみてじゃん・・・俺)

京太郎(いっぱい練習して頑張ればいつか強くなると思ってたけど
   弱い俺にはそれすら許されねぇのか・・・・)

ブブッ ブブッ

京太郎(ん?母ちゃんから電話だ、なんかあったのかな
    とりあえずかけ直してみるか・・・・・)

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数分後

京太郎「ただいま戻りましたー」

久「ずいぶんと時間がかかってたじゃない」

京太郎「いえいえ、ちょっと家から電話がかかってたんですよ
   それで、いまからすぐに帰んないといけないんで
今日はもうあがらせてもらいます」
久「・・・・わかったわ。そういうことなら仕方ないわね」

京太郎「すみません、それじゃあお先に失礼します」

京太郎「それと今日はダメダメでしたが、来週から頑張るんで
   また、よろしくおねがいしますね」

久「・・・えぇ」

希「吐いた唾をのむなよー京太郎
  また優希ちゃんがトバしてやるから覚悟するじぇ」

京太郎「はいはい、それじゃあお先に失礼しますー」

咲「バイバイ、京ちゃん」

和「さようなら、須賀君」

バタン

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