Ｐ「さて今日もツイッターでつぶやくか」

Ｐ「といっても最近ネタなんてないし…」

Ｐ「アイドルたちもツイッターやってるから中身が被るもんな」

Ｐ「…ん？なんだこれ」

「【至急拡散】７６５プロとかいう事務所のアイドルのやばい写真発見」

Ｐ「またデタラメなこと書いてやがるな」

Ｐ「どうせコラだろうし暇つぶしに写真とやらを見てやるか」ｶﾁ

Ｐ「………………は？」

Ｐ「……い、いやいやありえないこんなの嘘嘘」

Ｐ「男性恐怖症のあの純真無垢な雪歩がべったり誰かとくっついてキスなんてするはずない」

Ｐ「どうみたって合成…………この私服」

Ｐ「………確か先週の収録の日に着てきたような」

Ｐ「ってことは雪歩の方はそっくりさんじゃなく本物」

Ｐ「リツイートは…………に、二十万！？」

Ｐ「やべえよヤベえよ………まさかこんな反響があるなんて」

Ｐ「お、おしまいだぁ…この事務所も」

Ｐ「…もしかしたら管理が甘い俺も糾弾されるかも」

Ｐ「今のうちに遺書でも書いておくかな……」ﾁﾗ

Ｐ「相手の写真……この服、この輪郭………どこかで…」

Ｐ「あ」






Ｐ「真だ」

Ｐ「なーんだ、それなら安心…」

Ｐ「できねえよ！！！！！」

Ｐ「いや、ちょっと待って、なんで雪歩と真がキスしてるんだよ」

Ｐ「大体女の子同士だし………あ、まさか」

雪歩『男の人は苦手ですよ？でも…女の子は大好きです』

Ｐ「ということかーーーーー！！！」

真「うるさいですよプロデューサー」

Ｐ「うぴゃあぃ！？」ﾋﾞｸﾝ

Ｐ「ま、真…いつから…」

真「今着いたばかりですよ…。なんか百面相してたから」

Ｐ「いや、これはな」

真「その画像がどうかしたんですか」ﾋｮｲ

Ｐ「あっ…！！」

真「……」

Ｐ「あ、いや、こんなのただのコｒ」

真「ばれちゃったんだ」

Ｐ「」

Ｐ「真…冗談は」

真「本当ですよ…。間違いなくぼくと雪歩です」

Ｐ「……なんで、こんな……」

真「雪歩がぼくに向ける視線…普通の友達に向けるものとは違うって気付いてました」

真「雪歩は勇気を振りしぼって告白しました」

真「ぼくは最初は同情だったんです。でも…次第に感情は変わってきて」

Ｐ「…」

真「ぼくは雪歩が……好きです。恋人として」

Ｐ「…」

真「こうして写真が出回った以上…アイドルの活動はもう」

Ｐ「いや、まだ大丈夫だ！」

真「え…」

Ｐ「知ってるか？最近は百合営業とやらがあるらしい」

真「つまり…？」

Ｐ「男と付き合ってるのが許せないファンがいる。だが相手が女性ならそのダメージが緩和されるんだ」

真「同性愛者を装う……ってことですか？」

Ｐ「それならうちも存続できる可能性がある」