咲「お姉ちゃん、あのね……」照「ん?なんだ?」(313)

咲「ちょっと、言わなきゃいけないことがあるんだけど、ビックリしないで……ね?」

照「…?」

淡「あの、です、ね…先輩……」

照「大星まで、いったいなんだ?」

咲「私たち、付き合ってるんです。結婚を前提として」

照「……へ?」


照「‥‥‥‥」



照「嘘だ‥‥私の咲が、大星如きに靡くなど‥‥」

照「やめろ‥‥私の咲を‥‥取らないでくれ‥‥」




ガバッ





照「……」

照「……あぁ……」

照「……夢か……ふんっ」


菫「んお?おはよう、お前が夢を見るなんて珍しいな」

照「わ、私だって人の子だ」

菫「で、どういう夢を見たんだ?」

照「NTR」

菫「……は?」

照「だから、寝取られた……」

菫「……? まぁ深くは詮索しないでおくが、あと20分で始業式だぞ」

照「!? なんで起こしてくれなかったんだぁ!!」


菫「いや、その……お前の寝顔がかわ……ゴホンッ……随分とぐっすりと寝ていたものでな、起こすのも悪いかと思って」

照「あぁ、もう!これじゃギリギリじゃないか!!」

菫「ぶっちゃけ私たちもうすでに進路決まってるわけだし遅刻ぐらいどうってことないぞー」

照「私は皆勤じゃないと卒業できないんだよ!」

照(な、なんだろうなぁ……さっきから鳥肌が収まらない)

照「とりあえず、さっさといくぞ!」

菫「へいへい……」


――

3-A教室

照「なんとか間に合ってよかった」

菫「だから私たちは自由登校だし急ぐ必要がなくてだな」

照「いや、やすむとやばいんだってさっきから言ってるだろ……」

菫「お前、醸し出してるオーラの割には真面目だよな……」

照「なによそれ、ていうか無視かよ……」

菫「どっから見ても気だるさを全面に出した不良だな」

照「ひどくない?しかも、本人の前で……」

菫「怒るわけでもないんだからいいだろ」

照「まぁ」

ざわざわ

照「ん?」


「ねぇねぇ知ってる?1-Aに転校生が入るらしいよ」
「へぇ~、その子可愛いの?」
「おとなしそうな子らしいよ~」
「へぇ~、そうなんだぁ」
「でね……面白い情報が1つ入ってるんだぁ」
「ほうほう……聞こうじゃないか」
「その子の、転校生の苗字がなんと、宮永って言うんだって!!」
「えぇー!?」

照「ピクッ」


「ちょ、声大きいって……」
「いやぁ、ごめんごめん。それホントなの?」
「マジよおおマジ、その子が宮永さんの妹って言ってるらしいし~」
「えぇ~宮永さんって「妹はいない」っていつも言ってたよねぇ」
「それなんだけど、なんか昔妹に麻雀でいじめられて家出てきたとかいう噂があるのよ~」
「またまたご冗談を」


照「……トイレ行ってくる」

菫「そ、そうか」



~直すの忘れてた、気にしないでいてくれると嬉しい


―――
――
-トイレ内-

照「しっ、死にたい……」

照「今までクールキャラで通してきたというのに……」

照「‥‥‥‥‥‥」

照「こんなことでめげてどうする、頑張れ照!」

―――
――
3-A教室

照「…」ガラッ

「おい、宮永 どういうことだ、ホームルームはもう始まってるぞ」

照「はい」ギロ

「ヒッ……せ、席につきなさい!」

照「はい」ストン

ヒソヒソ…ヒソヒソ…

照(どうしよう、周りの視線が痛い…寝てるか……)

―――
――
(咲ね、おっきくなったらお姉ちゃんのお嫁さんになるね!)
「――――。」
(だからね、そのために嶺に咲く花のように綺麗になるの!)
「――――――。」
(うん、約束だからね!)
――

照(また、夢見てたのか……)

照「部室、行くかな」


ガチャッ

咲「あの、麻雀部がここだと聞いてきたのですが」

部員「「……は?」」

A「えっ・・と、あの子って清澄の大将じゃなかった……?」ヒソヒソ

B「そ、そのはずなんだけど……IH決勝終わって一週間も経ってないよ??」ヒソヒソ

C「もしかして、引き抜きぃ?」

咲「え、と…その……」

A「ちょ、声大きいって……」


ガチャッ

照「なんだこの騒ぎは……って、咲か……?」

咲「あ、お姉ちゃん、IHぶりだね」

照「部内、いや、学校内ではお姉ちゃんではなく、先輩と呼んでもらいたいが……」

咲「えぇ……」シュン

照「う……まぁ、せっかく仲直りしたわけだし、しょうがないか……」

咲「!」パァァ

照(白糸台の制服姿も可愛いな……さすが我が妹)
(こんな姿が見れるんだから仲直りしてよかったなぁ……あはは)


咲「あぁ、それはIHで清澄が優勝できなかったから……原村さんが東京に引っ越すっていうから清澄の麻雀部が存続できなくなったんだ。
他の子も潮時って感じで部は自然解散みたいな終わり方して、途方にくれてたんだけど
  その時に白糸台の方からスカウトされたんだよ」

照「あのハゲならやりかねないな……頭が痛くなるわ……」

咲「……?」

照「まぁ、そう言うことらしいからみんな練習に戻ってくれ」

咲「あれ?てっきりお姉ちゃんのほうにも話が行ってると思ったんだけど……」

照「それで、どうしてこの学校に転入なんて?やけに急じゃないか」


これが抜けてた。


照「いや、そんなことまったく知らなかった……」

照「大体私に直接連絡してくれるぐらい、いいじゃないか……」

咲「ご、ごめんお姉ちゃん……急な話だったからそんな余裕なくて」

照「そ、そうか」


ガチャ

淡「遅れました、もう始まってますか?」

照「ん、ちょっと遅いな」

淡「すみません」

咲「あ、淡ちゃん!」パァァ

淡「あ、サッキー」

咲「よかったぁ……知らない人ばかりで不安だったけど、やっぱり知り合いがいるって心強いよぉ……!」

照(あれ、私は数に入ってないのかな……?)

淡「あ、そういえば宮永先輩って、サッキーのお姉ちゃんなんだよね?」

咲「うん、そうだよ。お姉ちゃん、あんな下級生はべらせててかっこいいなぁ」

淡「……かっこいい?」


咲「だって大魔王みたいで……私憧れちゃうなぁ~照お姉ちゃんのこと」

淡「いやいや、大魔王って……仮にも自分のお姉ちゃんでしょ」

照(つらい)

淡「……照先輩が大魔王なら、サッキーは魔王なのかな?……まぁ、近い未来には私も……キャッ」

照「ん……どうした、お前。いきなりどうした」


淡「照お姉ちゃん……」

照「―――ッ!?」

照「お姉ちゃん……?私をそんな風に呼んでいいのは咲だけだぞ?大星ィ……」

淡「えっ、ちょ……許してくださいごめんなさい!」

照「……潰す」

淡「いやぁぁぁ」

咲「あ、はは・・」

照「ふん……」


淡「あー、言い忘れてたんですけど実はですね……サッキーと私、付き合ってまして」

照「は……?」

淡「け、けけけ結婚を前提とした……その……ゴニョゴニョ」

淡「IHであったときに一目惚れしちゃったようなものなんですけど……」

淡「あ、周りの人からの許可は頂きましたよ!後はお姉さんの許可だけなんです!だめでしょうか……?」

照「あ、あとはって……お父様やお母様は……」

淡「私の両親もサッキーの両親も即OKしてくれました」

照「あぁ…そう……アタマイタクナッテキタ」

淡「だ、だめなんですかね!?」

淡「ドキドキ」

照(ん……そういえば夢で同じようなことが、あったような
まぁ、飛び切り難しい条件をつければ降りてくれるかな)

照「そうだな……普通にやるのはつまらないし、半荘1回で私をハコらせられたらいいよ」

淡「げ…きつぅ」

照「やらないなら、それはそれで」

淡「や、やりますやりますよ!」

照「了解、メンツは……咲、大星、後は……菫、ちょっとこっちこい」

菫「……私は面倒事はいやだぞ?」ヒソヒソ

照「つべこべ言うな……咲だけじゃなく大星も相手じゃ本気で行かないとマズいんだ……」ヒソヒソ

菫「ちっ、しょうがない……」ヒソヒソ

照「助かる」ヒソヒソ

照「じゃぁ、半荘1回、関東競技ルールだ、私をハコにできたらその条件、呑んでやろう」

照「面子は私、菫、咲、大星だ。文句はないな?」

「「はーい」」


――

東1局 東-菫 南-淡 西-照 北-咲

照(さて、勢いで受けてしまったのはいいが……咲と淡が相手か……)チラッ
  (ラスを取るはずが咲に取られるとは、妹ながら怖いやつだ…が、ふむ)
  (配牌は悪くない、二向聴ってところか。攻めるべきか悩む)

菫「ダブルリーチだ」トンッ



淡「うげ、相変わらず速いなぁー」トンッ

照(ダブリー……ならこの局は和了る必要ないな)トンッ

咲「調子いいですね、先輩」

菫「いやいや。ふむ、一発ならずだな」トンッ

淡「ダブリー一発だなんて見たくないですよー」トンッ

咲「あ、お姉ちゃん」

照「な、なんだ……?」トンッ

これってこの前の続き?

>>55
そうですよ、ちょっと手を加えて見たんですけど…

咲「お姉ちゃんがハコになったら私から1つ罰ゲーム的なものしたいんだけど……いいかな?」トンッ

照「し、しょうがない……それぐらいならお安い御用よ、許すわ」

淡「妹には甘いんですね……」トンッ

照「そ、そんなことは……ぐぬぬ」トンッ

咲「あはは」トンッ

菫「それだ、ロン。裏は、乗ってないから12000だな」

咲「あーやっちゃったー。はい」ジャラ


照(さて、分析も完了したしそろそろ本気でも……)
――
闘牌はキンクリ

東3局、親-照
咲「ツモ、300、500」
-オーラス-
菫16800 淡9800 照68800 咲4600(親)


――

南三局

咲「ツモ、300、500」
-オーラス-
菫16800 淡9800 照68800 咲4600(親)


照(親は流された……、だが)キュキュキュ

照「これなら結果も見えたようなものだな」ギュギュギュ

淡「…………」トンッ

照(?……なんだ、いやな予感がするな……)トンッ

照(だが、この点差なら、速度重視でッ)ギャギャギャ

咲「…」トンッ

菫(あー、あいつの悪い癖が出て……)トンッ

淡「…」トンッ

照(張った……役なしだが、和了れれば問題ないか)チャッ

照「リーチ」トンッ

咲「‥‥」トンッ

菫(あーあ、大丈夫なのかねこれは……)トンッ

淡「‥‥」トンッ

照(まぁ、わかってはいたが……次巡だな)トンッ

咲「ふふ…」トンッ

菫「……?」トンッ

淡「~~♪」トンッ

照「…?」チャッ

照(五萬じゃなくて三萬!?掴まされたか!!)

  (……下家、上家ともに聴牌気配あり、か)
  (いくら私でも満月厨の化物みたいなハイスペックではないからな)
  (当たり牌まではわからないが)タンッ

照「……ッ!!」ゾクッ





「「 ロン 」」




咲「四暗刻単騎、48000」パタッ

淡「純正九蓮宝燈、32000」パタッ

照「な……あ……」カタカタ

菫「ふん、お前もまだまだ甘いな……」

淡「役満放銃、しかもダブロンとかついてないですね~」

淡「競技ルールじゃなかったら倍でしたよ」クスクス

照「……」

淡「と、言うわけで結果はこうなりました
  菫16800 淡41800 照-11200 咲52600」

>>56
前のってどんなの?


淡「照先輩がハコったので終了&罰ゲームですね♪」

照「う……わかって、る……」

淡「まぁ私はお姉ちゃんって呼ぶだけですけど」

淡「いや、お義姉ちゃんか」

照「え、なんで2回言ったの……」

淡「?」

咲「あ、お姉ちゃん私から罰ゲーム出してたの忘れてないよね?」

照「え……と、いや忘れていない」

咲「よかった。
  でね、ちょっとお姉ちゃんに着てもらいたい服があって……」

照「いや、そんなことまったく知らなかった……」

照「大体私に直接連絡してくれるぐらい、いいじゃないか……」

咲「ご、ごめんお姉ちゃん……急な話だったからそんな余裕なくて」

照「そ、そうか」

ガチャ

淡「遅れました、もう始まってますか?」

照「ん、ちょっと遅いな」

淡「すみません」

咲「あ、淡ちゃん!」パァァ

淡「あ、サッキー」

咲「よかったぁ……知らない人ばかりで不安だったけど、やっぱり知り合いがいるって心強いよぉ……!」

照(あれ、私は数に入ってないのかな……?)

淡「あ、そういえば宮永先輩って、サッキーのお姉ちゃんなんだよね?」

咲「うん、そうだよ。お姉ちゃん、あんな下級生はべらせててかっこいいなぁ」

淡「……かっこいい?」

淡「照お姉ちゃん……」

照「―――ッ!?」

照「お姉ちゃん……?私をそんな風に呼んでいいのは咲だけだぞ?大星ィ……」

淡「えっ、ちょ……許してくださいごめんなさい!」

照「……潰す」

淡「いやぁぁぁ」

咲「あ、はは・・」

照「ふん……」

淡「あー、言い忘れてたんですけど実はですね……サッキーと私、付き合ってまして」

照「は……?」

淡「け、けけけ結婚を前提とした……その……ゴニョゴニョ」

淡「IHであったときに一目惚れしちゃったようなものなんですけど……」

淡「あ、周りの人からの許可は頂きましたよ!後はお姉さんの許可だけなんです!だめでしょうか……?」

照「あ、あとはって……お父様やお母様は……」

淡「私の両親もサッキーの両親も即OKしてくれました」

照「あぁ…そう……アタマイタクナッテキタ」

咲スレ狙われすぎだろ。うざったいから誰か水遁ぶちかませよ

淡「だ、だめなんですかね!?」

淡「ドキドキ」

照(ん……そういえば夢で同じようなことが、あったような
まぁ、飛び切り難しい条件をつければ降りてくれるかな)

照「そうだな……普通にやるのはつまらないし、半荘1回で私をハコらせられたらいいよ」

淡「げ…きつぅ」

照「やらないなら、それはそれで」

淡「や、やりますやりますよ!」

照「了解、メンツは……咲、大星、後は……菫、ちょっとこっちこい」

最近急に増えてきた気がするけど気のせいか?

>>78
内容は今のとさほどかわりはない。
ゆっくり書いてたら南場はいるところで落ちた感じかなぁ

すれたいは咲「お姉ちゃん」照「部活中は先輩って呼べ」
のっとりだったんですけどね

>>86
お前もなんか違うとこいってやってきてみ。
他のスレよりSSスレの方が圧倒的に楽しいでござる
イザナミだ

>>91
死ね

>>89
イザナミだ

>>92
じゃ違うとこ行ってくる^^

照「先に言っておくけど、カワイイ系は私にh」

咲「原村さんのお友達にね、とってもバカな子がいるんだけど……その子とも仲良くなって、お姉ちゃんに着せるためにその子から服を借りて来たんだ」

照「ん……?」

咲「ほら、このジャージ、とてもお姉ちゃんに似合いそうだよ」

淡「あ、たしかに……」

照「え゛……」

照「……おかしいな、上だけしかないんだけどこれ……」

咲「そういう服なんだよ」

照「ま、まってくれ……さすがにそれはちょっと」

咲「罰ゲームは、罰ゲームだよ」

照「お、おぉちつけぇ……咲、それはマズ……」

\  ニャー!  /

――

照「結局着せられてしまった……」

照「うう、なんだこれ。股がスースーするし、着心地悪すぎる……」


ざわざわ

「みて、あれ。照先輩。卓を片付けてるときに見えたんだよ、裸ジャージ。ありゃ裸ジャージ初心者だね。ま、心配しなさんな、私は小3の頃から裸ジャージを愛用してる。」

「ニワカは相手にならんよ!!」

「シーン……」


「宮永先輩すごい格好してるよー」
「あれ、妹さんに着せられてるんだって?」
「先輩も難儀だねぇ~」
「裸ジャージの虎姫……ププッ」
「クスクス」

照「や、やめ……みな、い…で……ぐす」

咲「お姉ちゃん、よく似合ってるよ」

照「やばいこれ無理、着替えてもいいよね!?」

咲「だめだよ、おねえちゃん。最低でも一日は…」

淡「お義姉ちゃん、後でちょっと買い物いきませ……あれ、このジャージ、伸びてるわけでもないのにお義姉ちゃんのサイズにピッタリ……」

咲「なん…だと……」

咲「これは、気になるから一週間ぐらいは着ててもらうしか……」

照「え……?うぐっ……ひっく……」

照「一週間もだなんて、やだよ…ぐすん」

淡「いえいえ、日本を震撼させた大魔王なら一週間くらい余裕ですよね?」

照「うっ……」

咲淡「「う?」」

照「うわあああああああああああああああああああああああああああああん」

咲「なんてこった」

淡「やりすぎた」

「咲と淡のばかあああああああああああああああぁ」

菫「か、かわいい……」

菫「泣いてる照も可愛いなぁ……」

淡咲((この人、こわいわ))

照「も、もうお嫁にいけない……」

淡咲((ていうかおねえちゃん言ってることめっちゃかわいいんですけど!?))

菫「テル、アンシンシローワタシガマモッテヤルカラナーあ、寮の部屋一緒だから持ち帰らせてもらうぞ」

照「ひっ、えぐ…うううう」

菫「あ、そうそう。お前らも相部屋なんだし、うまくやれよ(ウインク」

照「ひっ、ちょっま……どこに連れて……」

「「なっ…なんでそこまで情報が……っ!?」」



この夜から、とある部屋からとんでもない悲鳴が夜な夜な響くと言う噂が白糸台中で流れるようになったのはまた別のお話
―――
――


実況『白糸台大将、宮永咲。仕掛けました、そしてカン、これで決まるか?決まった、リーチの後にしっかり嶺上開花ツモで決めました!
   これでトップだった阿知賀女子をまくり浮上、優勝が決定しました!
   これで白糸台は5年連続優勝、5連覇を達成しました!
   では、これから引き続き阿知賀、白糸台の大将にインタビューをしt(プツッ』

照「今年も白糸台と阿知賀の勝負だったか……」

菫「こうしてみると、2年前のIHを思い出してしまうな」

照「あぁ、あの時は淡と咲が大将で戦ってたなんて嘘みたいだ」

菫「ところで……非情に言い難いんだが、照」

>>120
>しっかり嶺上開花ツモで決めました



おかしいからwww

照「なんだ」

菫「その格好、はそろそろやめてほしいのだが……」

照「えー、これ結構癖になるんだよ?菫も着てみるとわかるって」

菫「はぁ……阿知賀の大将といい、バカは死んでも治らないかもしれないな」

菫(何年経っても目の置き場に困るっていうのに///)








穏乃「くしゅんっ
    うう、風邪引いたのかしら?」
「この三年間で咲さんを倒せなかったのは、悔しかったけど、でも、楽しかった……!」

「ところで、私のジャージいくつかなくなってるのは気のせいなのかな……」

おわり。

>>123
リーチ後でもカン材つもればカンできないっけ?



とりあえずキリがいいのでここまでとなります

>>126
もともと嶺上開花自体が難しいのに「しっかりと決める」ってのはおかしいって事じゃね?咲さんだから仕方ないけど

咲淡をもっと掘り下げても良いのよ?
取り敢えず乙

淡って、ムギちゃんに似てね?

>>129
咲世界でずっと考えてたからその辺抜けてたわw

>>132
淡の性格がまだ自分の中の空像だからそれはちょっと厳しいかも。
すこしでも喋ってくれればなぁ

淡「あの子が、照先輩の妹……?」

咲「ニコッ」

淡「ッ……」

淡「宮永さん、私はあなたを倒して照先輩を超える…ッ」

咲「私も、あなたのことは気になってた、大星さん。
私もあなたを倒してお姉ちゃんに示すためにここにきたんだから」

とかいうアツいの

淡(ずっと菫照だと思ってたけど……)
淡(照咲……そういうのもあるのか……)
淡(いや……この場合咲照という敢えて逆の……)


とか淡がおかしい方で

菫「なぁ、照の考えてること、お前にわかるか?」

淡「…へ?」

菫「い、いや…この話は聞かなかったことにしてくれ!」

淡「……ほほう、これは面白いことに」

たしか、菫先輩につけておいた盗聴器が…
お、あったあった

さて、どんな感じだろうか

菫「うう、あまりに余裕のなさに後輩にまで相談してしまうとは…」

そこまで切迫詰まってるの!?
ど、どんだけですか…

菫先輩がこんなに困っているなんて…

仕方ありません、ここは恋のスペシャリスト

ビッグコスモスあわわが解決してみせましょう!

あれ、なんか方向性が違う…
あと1時間ぐらい、まったり書いてみようと思う。

落ちたら落ちたでまた来週ぐらいに立つかも

怜「ふふふ……大星はん」
淡「!?」
怜「怜照というのも、アリやで」
淡「誰だてめぇ?」

さて、肝心の菫先輩の位置ですけども…
ちゃんと発信機もあるので完璧ですね!
と、いたいた

淡「あ、菫先輩」

菫「あ、あぁ…淡か」

淡「さっきの相談、私でよければ乗りますよっ!(精一杯の笑顔」

菫「ほ、ほんとか!?ありがたい!!」

淡「では早速、悩み事のことについて聞かせてもらえると」

菫「あぁ、照のことなんだが…
私はここに入る前、まぁ全中大会決勝で同卓してたんだ。
多分、その時のうち筋に惚れたんだと思う」

淡「で、その気持ちを、今まで…?」

菫「あぁ、一度も忘れたことはないと思う。
白糸台に入ったのもそれが理由だしな」

とんでもねぇな、こいつ病む素質あるんじゃね?っと、いえ、なんでもないですよ?

淡「では、問題は気持ちをどう伝えるか、ですか」

菫「えっと、その…正面切って伝えるのは、ちょっと恥ずかしいっていうか…」

うわこの人ピュアすぎ、話聞いてるだけで身体むず痒くなってきたよ!?

淡「ちなみに聞いておきますけど、告白しようとした事は?」

菫「あるにはあるんだが…
全部勘違いで終わっていてな…」

淡「具体的にどうぞ」

菫「携帯電話に非通知でかけて告白したり
あとは下駄箱に想いを綴った手紙を数十通…」

あ、すんません前言撤回させてくださいこいつ病んでるわ。私が保証する。

淡「ふむ…やはり照先輩は気付いてない可能性が高いですね」

私でもそんなの見ずに捨てるわ

菫「そ、そうだよな!?
最近のてるてるは冷たいから気づかれてると思ってたけど大丈夫なんだな!?」

淡「だ、大丈夫です。落ち着いて……
そうですね、私が照先輩に聞いてみるというのは?」

菫「拒絶されたら、私、どうすれば……」

あ、ヤベー…これ失敗したらデットエンドなんじゃね…
死にたくはないからなんか考えないと…

淡「聞くのがダメとなると、まずは情報収集ですかね…。
ちなみに照先輩のことどれだけ知ってます?」

菫「そ、それは…せ、生年月日は知ってるぞ」

淡「………それだけ?」

菫「う、うむ…」

いま、笑こらえるので精一杯。
耐えろ私
好きな人についてなにも調べないとかピュアすぎてやばい

淡「しょうがないですね……
私が調べてあげますので、暫くお待ちいただくことになりますけどよろしいですね?」

菫「あ、あぁ…わかった」

私にかかれば国家機密にもアクセスし放題。
能力の応用で鯖から端末までなんでもアクセスできるんだから、大星家の血には感謝しないとね。

さて、照先輩の個人情報は…。
お、あったあった。

えーと、なになに…装備、連荘神?、照魔鏡?そんなのはどうでもいいんですよ!

んーー…お、あった…なになに?

…………は?
あの照先輩が、シスコンだったとはねぇ…

弱みにぎっ…ん、これ使えるんじゃ……

なになに、「宮永照は妹に似ているものならなんでも欲情する」

おい、白糸台って変態しかいねーじゃん

なんか他にもお茶の入ったペットボトルでオナニーする先輩とかいるし…あれはプロボトラーだった。

さて、どんな例があるか…おっ

使用例:宮藤○佳

んで、妹さんの最新の画像はっと…これか。

たしかに似てる…コスプレでもさせたら欲情するかしら?

いや、これは最終手段にしましょう

さて、他には……

ん?家族麻雀で家庭崩壊?
まぁいいや、他に使えそうなものは…

あの特有の腕の動きは肉体改造…
だめね、こんなもんか……

妹さんはどんな感じか来週末確かめに行きましょう。

長野県の清澄高校か…

あそこってそういえば、全中の原村和もいるんだっけか?

まぁ機会があればやってはみたいけど…

まずは情報収集ね

ま、旅行気分でいってもいいかなー

淡「あ、すんません菫先輩、土日例の件で部活休みますよ」

菫「わ、わかった…適当に理由作っておこう…」

さて、こっから2時間かぁ…
なにして時間潰そうか

んー…寝ますかねぇ



zzz...っとあ、つきましたね。

さて、清澄高校は…と

うげ、ここ結構田舎じゃん…
田舎って虫とか多いからきっついわー

さて、見えてきた清澄高校…ふむ、麻雀部は、あそこね

淡「失礼しまーす」

京太郎「あれ、お客さんですか?」

淡「あ、はい…宮永咲って子がいるって聞いたんだけど、合わせてくれないかな?」

京太郎(可愛いブロンド娘!)

京太郎「おい、咲ーお客さんだぞー」

咲「え…私に…?
どなたでしょうか…?」

淡「…ッ」

♪目と目が合う 瞬間好きだと気づいt

っとぉ…、危うくもっていかれるところでした……
このあわわちゃんが小娘ごときに遅れを取るなど

咲「綺麗な髪の色。外国の方かな?」ニコッ

淡「キュン」

淡「い、いいいぃいいえ、わたくし白糸台高校の麻雀部の大星淡といいましてっ」
その、宮永先輩の妹がいると聞いたのでちょっとお話でもととと」

咲「そうだったんだ、じゃあいい機会だし、何局か打ってってよ」

淡「は、はははい!」

優希「お?綺麗なブロンドおねーさんだじぇ?」

まこ「なんじゃなんじゃwwww新入部員かのぉwwwwでも他校の制服じゃのぉwww」

なんか、タコス臭いガキ?と海鮮の臭いがするワカメが出てきた。
うぇ…香水つけてくればよかったな…

久「あらいらっしゃい、歓迎するわよ。」

もう一人出てきた。これはなんか普通ですね…しいていうなら女受けしそうな人?

淡「あぁ、どうも。お話がてら何ゲームか相手をして欲しいのですが、よろしいですか?」

久「えぇ、私は構わないわ。」

まこ「ワシはちょっと不調でのぉwww
優希、あんたが入るのがいいんじゃないかのぉ?www」

うわ、喋り方うざっ…あれとここに一週間閉じ込められたら発狂しそう…

咲「場決めはどうしようか」

優希「東だじぇ!」

久「あら、私は北ね」

淡「私は西」

優希「私がいる限り、おねーさんに親が回るこたはなぁい!(ビシッ

あ、やば…私のサディスト本能が…

淡「お手柔らかに(ニコ」


なんだ、支配力すら扱えてないひよっこだったなんて…損したわ…。

淡「ロン、16000」

優希「ひぃ…おねーさん、容赦ないじぇ…」

まだまだ序の口だっての
長野はやっぱレベル低いんかなー
「カン」
ん?
「もいっこ、カン」
は?二連続カン?
咲「まだまだ終わらないよぉ、カン!
さらにカン!」

…なにこの気持ち……
やっとライバルに出会えた……!?

「ツモ、スーカンツ、字一色、大三元…」

咲「トリプル役満です!」



そ、そんな…照先輩を超える化け物…!?

咲「で、お話ってなんだっけ?」

淡「あわわ、あなたのお姉さんのことについてですよ。
たとえばどんな性格だったとか」



限界やし寝るわ

咲「大星さんは、お姉ちゃんの麻雀は見たことあるよね?」

淡「同じ部活なので何度か…」

咲「お姉ちゃんが麻雀機械なのには、訳があるの」

咲「私たち宮永家は、昔家族で毎晩麻雀をうってた。
私は三歳あたりから打ってたらしい。
自覚はないけどね」

咲「それでうちの家系ってちょうど能力が別れてる感じでさ、私とお父さんは連荘タイプでいつも2~3巡でテンパイするような感じ。
それに対してお姉ちゃんとお母さんは大型タイプで私たちよりかはテンパイ速度が遅かったんだ。
だからいつも私やお父さんが圧勝することが多かったの」

なんて恐ろしい家族なの…

照「で、とある日からお姉ちゃんが圧勝するようになった。
ひたすら連荘するようなタイプになって、まるで悪魔に魂を売ったように麻雀機械になっちゃって…」

……今に至ると

淡「それを治す方法は?」

照「で、とある日からお姉ちゃんが圧勝するようになった。
ひたすら連荘するようなタイプになって、まるで悪魔に魂を売ったように麻雀機械になっちゃって…」

照にお姉ちゃんがいたのか

咲「宮永の能力を使うか、あと一つ」

淡「もうひとつは…?」

咲「恋をすること、らしい」

ぶっ
ずいぶん可愛らしい退魔方法だこと……

咲「お母さんの話によるとね、その神様……?的なものはリア充が嫌いらしいの。
それに宮永家に仕えてる感じだから血には弱い。そんなことをいってたよ」

どんだけ弱いんだよ神様。

……ん?そういえば連荘神とか装備に書いてあったような…
侮れないなトップシークレット集

>>203
わろた…咲ですはい…

神様ねぇ。
あれを除霊するには……

ん?そういえば永水なんたらって高校がそういうプロフェッショナルって聞いたけど……

淡「除霊とか試して見たの?」

咲「永水女子さんが霊媒のプロって聞いたから一回家族で行ったことがあるんだ
そしたら本人との癒着が激しくて外からじゃ無理みたい」

どんだけ大きい爆弾抱えてるのあの人……

淡「だいたい把握できました。
話してくださってありがとうございます」

咲「お姉ちゃんをよろしくお願いします(ボソッ

淡「ん?なんかいった?」

咲「いえ、なんでもないです」

淡「っと、もうこんな時間…宿どうしよう」

咲「うち、部屋空いてるんでよかったら泊まって行きますか?」

宿代浮くのはおいしい……っ

淡「是非泊めてください!」

…翌日

咲「また、遊びにきてね」

咲さんの嶺上開花、癖になりそうだったなぁ…

淡「こちらこそ色々、ありがとうございます」

軽い挨拶で別れた私は昨日のことを思い出し……あぁ、すごいテクだったな……

淡「さて、帰りますか!」

菫「ど、どうだった……?」

淡「色々情報が集まりました。
ちょっとだけ整理する時間が欲しいのですが」

菫「わかった」

………

私としては、菫先輩に照先輩が心を開いてくれれば一番楽なんですけど、まぁ無理でしょうね

\ ツモ、16000オール /

麻雀機械だなぁ、ほんと。
そうなったらあとひとつ、麻雀で追い詰めるしかないか……

と、なると……やっぱり照先輩、私、咲ちゃんが同卓できる、IH個人戦がチャンスか…

あと一人は足でまといにならないようなのがいいけど、いるか……?

まぁ、とりあえずIH前に菫先輩を照先輩にぶつけてみるか……

告白失敗したらIHに支障でそうだけどつべこべいってられない!

淡「あのですね、率直に聞きますけど、直接告白する気はないんですかね?」

菫「む、無理だ無理だ、面と向かって好意を伝えるなど……」

はぁ、これだから

淡「成功するかしれませんよ?」

まぁ無理だろうけど

菫「う……そんな怖いことできないよぉぉぉぉぉ」ピューン

すごいいきおいでにげていった……
プランAは無理そうだ

菫先輩には申し訳ないですが、直接聞いて見るのも手かな?

照先輩のあんな秘密やこんな秘密
このビッグコスモスあわわちゃんが暴いていきましょう!

ということで照先輩は……と、いましたね。
ちょうど休憩中…チャンス!

淡「あ、照先輩休憩中ですか?」

照「あぁ、大星か。」

淡「最近、調子はどうですか?」

照「特に変わりはない」

淡「……」

淡「……」


あの、会話続かないんですけど

気まずいってレベルじゃないわ、これ。
拒絶されてる感半端ない!!

トークスキルには自信あったのに、まだまだニワカだったというのか……

とりあえず場を盛り上げないと!

淡「あ、そ、そういえばこの前、照先輩の妹さんと会ったんですけど!照先輩に似て可愛らしい子ですn」

ガシッ

あ、らめ…持ち上げちゃ……

淡「んーーッ!、んんんーーーー!!!」

アイアンクローめっちゃいてぇ、ていうか首もげるやばい!

ドサッ

し、死ぬかと思った…

照「次、妹の話をしたら、コロス」ギロリ
「それと、私には妹なんていないからな」

いや、そのアイアンクローが証拠でしょ、いるって肯定してるようなもんだし!?

ひ、睨まれた

淡「わ、わかりました。
気をつけます……」

あ、練習に戻って行った。
ていうか、首まだいたいよ…
これ、暫く回らないんじゃ……

しかしこの八方塞がりはまずい…
なにか打開案思い浮かばないかしら。

っと、ん?

菫「ほら、照。お弁当。
お、お前昼は全然食ってないみたいだったからな、作ってみたんだ。」

照「……」

菫「ほら、食べてみてくれ」

照「……」ヒョイパクッ

菫「ドキドキ」

照「……いける」

あぁ、菫先輩、そんな幼馴染みたいなスキンシップを…でもこれを見る分には好かれてる?

照「モグモグ」

菫「お、美味しいか!?」

照「美味しいぞ」モグモグ

菫「よ、よかった……」パァァ

すっげー喜んでる……
と、いうか照先輩があんなに黙々とお弁当を完食するなんて……

私も一口ほしいな……

菫「ま、また明日も作ってきていいか?」

照「コクン」

菫「そ、そうか!
好きなおかずとかあれば作るぞ!?」

照「……たこさんウインナー」

菫「わ、わかった。
あした作ってこよう!」

その時、私の身体に電流が走った。

た、タコさんウインナー……だと……!?
あの「誰かを飛ばすまで、終わらない。冷徹無垢な宮永照」が、タコさんウインナーだと……ッ!!



ギャップ萌えやばし

例えば……

「淡……トイレの場所、知らないか…?
そ、その……このままじゃ漏らしてしまいそうなんだ……」
とかベリーグッド!!(グッ

っと危ない、私はどこに向かおうとしてたんだ……
危うく犯罪者になるところでした。

んで、話を戻すと…

そうだ、照菫を完成させるためにビッグコスモスあわわちゃんがきたんだ!

あわよくば、淡咲……

っと涎垂れてた……

ま、大団円のために一肌脱ぎますかねぇ!



昼まで書き込めないからにるなりやくなりおとすなりしてくれ

菫「ほら照、今日もタコさんウインナーを中心に作ってみたぞ」

照「おお…」

菫「ど、どうだ?」

照「グッド。」モキュモキュ

あぁこれ完全に餌付けされた猫だ……
難攻不落の照先輩があっさり陥落したということは、菫先輩のお弁当がそんなに美味しいというのか…?

菫先輩も楽しそうだしこれでもいいんじゃ……
え、ダメだって?

………………

進展なしか。

あれから数日経ってるから、そろそろ照先輩がおかずに飽きてくるんじゃ……

特にタコさんウインナー……

菫「照、今日のお弁当はこれだ」

照「プイッ」

菫「!?」

照「ワンパターンは、飽きる……」

菫「そ、そんな……私はワンパ女だったというのか……」

あぁ、いわんこっちゃない…助け舟出してあげるか





思いついたのをそのまま書いてるからキャラ付けとか色々ねじれてきてる…直さなくてもいいよね?

淡「あ、先輩こんにちは」

菫「お、おぉ…大星か……」

淡「あれー、このお弁当美味しそうですね!一口もらいますよ」パクッ

うわこれめっちゃおいしい……
私が作ってもこんな味だせないのに。

淡「おいしいですね、これ」

菫「そうか…それ全部食べてもいいぞ……」

グー…

淡「あれ、この音って…照先輩?」

照「…」

照「……食べる」ジト

菫「イヤッホォォォォォゥ!!」

ふっ、ちょろいもんよ


照「…」パクパク

淡「そうですね、たしかに美味しいですけど、なんかおかずに偏りがありませんか?」

菫「そ、そうだろうか…?私なりに考えてはいるのだが……」

淡「こんな美味しいものを作れるんですから、もっとバリエーションあってもいいと思いますよ」

菫「そ、そうか…?参考にしてみる…ありがとう」

淡「あとはこれを続けて距離を縮めればイチコロですよ」ヒソヒソ

菫「ッ!?」

淡「じゃ、頑張って下さ~い」

さてと、こっちは大丈夫そうだし今週もサッキーのところにいくかな

サッキーってばテクニシャンすぎて癖になっちゃった……キャッ

淡「サッキー、今日もよろしくね」

咲「淡ちゃん今週も来てくれたの!?あがってあがって」

…………

ふぅ、どうしましょう。
サッキーなしじゃ生きていけないわ多分

淡「じゃ、また来週ね」

バスガデルデー

ふぅ、今日何日だっけ。
あ、あと一ヶ月でIH県予選……

レギュラー選出はそろそろかな

淡「どもでーす、度々休んですみません」

菫「いや、家庭の事情なら仕方ないだろう」

うまいことカモフラージュされてるのね。

菫「さて、大星も来たことだし、レギュラーの発表をする」

「先鋒、宮永照
………


大将に大星淡

補欠に小走くえだな」

「IHまであと一ヶ月だ、皆日々精進するように!」

レギュラーに選ばれた。
そういえば大会に出る人は接触しちゃいけないんだっけ……
サッキーのほうはどうかな?

咲『あ、淡ちゃんどうしたの?電話なんて。』

淡「そっち、清澄もIHでる?」



授業なんでまた放置

咲『うん。それで、何の用かな?』

淡「あぁ、そうそう。
IH中って他校と接触しちゃいけないんだっけ?」

咲『んーと、たしか麻雀さえ打たなければなにしても大丈夫だったはずだけど…』

淡「げ、まじか…麻雀打てないとなるとなかなかキビシーわ」

そう、私は…


咲『じゃあ暫く会うのはやめよっか、勘違いされて出場停止とか、笑えないよ』

淡「そうだね…」

『試合終了
激戦の西東京を勝ち抜いたのは前年王者、白糸台高校です!
白糸台大将の大星淡、同時に三高校をとばし全国大会にコマを進めます!』


………

物足りない物足りない物足りない

いくら相手をとばしたとしても満たされないこの感情はなんなのだろうか。

幸いにも麻雀を離れていればこの発作は起こることはないのだが、打てばたちまちこれだ……





なにこれ

菫「全国大会に進むことができた。
全国大会は今日から2週間後だ、みんなしっかり英気を養うように。」


……

菫「ふぅ、部長というのも大変だな…」

部長だっけ?この人
まぁいいや

淡「あ、今どんな感じですか?照先輩」

菫「あぁ、だいぶ慣れてきたな。」

淡「はよ告白。はよ」

菫「その、だな…告白はIHが終わってからでもいいんじゃないか…」

淡「逃げですよねそれ」

菫「うぐ…
いまいち決心がつかなくてな…」

淡「まぁ、人のことなのでどうこう言うつもりはないですが…」

菫「いや、十分言ってるだろ…」

淡「まぁ、きっかけを私が作ったようなものですからね」

菫「感謝してる」

……

淡「トーナメント抽選、どうでした?」

菫「あぁ、うちはAブロックだった。
気になるところは初出場の清澄と阿知賀女子ぐらいか。去年苦戦したモンブチと晩成を倒して勝ち上がってきている」

淡「なるほど…」

菫「阿知賀女子はうちと同じブロックで清澄が反対側だな。」

サッキーと戦えるのは決勝か……
想像してるだけで身体が疼いてきた。まずい。

……よし、おさまった

菫「まぁ、二回戦、準決は照がいるだろうしなんとかなるだろう。問題は決勝だ。」

淡「わかってます、負けはしませんよ」

清澄は……咲は勝ち上がってくるだろう

淡「まってて……」

-阿知賀サイド-

憧「トーキョー、空気きたないしいやだわぁ…」

穏「えー、でも美味しい店いっぱいあるじゃん」

玄「ダーパン、見れるといいなぁ」

灼「観光気分できたわけじゃないでしょ」

穏「あははー、まぁいいじゃないですか!」


カツーン……カツーン……

レジェンド「あれは、清澄の制服だ」

穏「もしかして…」

レ玄「ッ!?」

咲「………」ゴッ

レ「あ、ぅ……ぁ……」

レ(なんで、10年前の感覚が……!?)

レ(身体が、疼く……)

レ「これ…やっぱり……」

レ(小鍛治 健夜から出ていた物にそっくりだ…)

私は、10年前あの感覚に囚われたあと、
正確な判断ができずに、ぼろ負けした。
原因はなぜだかわからないが、小鍛治 健夜がなにかをしていたのはたしかだった。

レ(この大会…、いやな予感がする……)

穏「宮永咲、わたしの、倒すべき相手だ!」

-清澄サイド-
咲「あ!よかったみんなと合流できたよ…」

まこ「お、どこいっとったんじゃ?ww」

咲「おトイレ行こうとしたら迷っちゃって…」

まこ「そうかそうかwwww」

久「しかし、あの天江 衣をあそこからハコらせるんだからすごいわ、咲は。」

まこ「失禁までしとったのぉwwwありゃ廃人コースだわww」

咲「それは宮永家の能力みたいなものなんですよ。
お父さんがいうには強い人ほど反応するらしいけど…」

久「と、とんでもないわね…
どんなことになるのかしら?」

咲「精神的に作用するから、人によってまちまちかなぁ…
多分あの時は色々重複してたから
精神的に結構ダメージあったんじゃないかなぁ……」

久「おーこわい」

さらっと流されてるけど晩成に苦戦したって
去年はよほど強い3年がいたのか

イマカエッタデー

>>260
色々曖昧にして書いてる。
こういうの、本編に出てないようなところだからなぁ

咲「原村さんの様子は?」

久「あそこにいるわよ」

和「そん…オカ…あ…え…せん」ブツブツ

和「SOASOASOASOASOASOASOASOA」ブツブツ

咲「まだ戻らないか」

久「まぁでもこの状態のほうが打ち筋もよくて強いわよ?」

咲「わたしの能力も封じてきますからね、オカルトこわい」

久「たしかに、こっわいわ~」

咲「対局中もずっとあれだから、マナー違反で失格にならないか心配だよ」

久「まぁ、今まで平気だったんだから、全国でも大丈夫そうだけど」

優希「いまかえったじぇ!
東京はタコスうまい店が多くて楽しいじょ!」

久「あら、よかったわね。
明日から試合があるんだからしっかり休んどきなさいよ。」

優希「おうだじぇ!」

まこ「ズゴゴゴゴ……スピー」

……

菫「1回戦目の試合が終わったな。」

照「~~♪」

……なんでこんな猫みたいになってるんだ?
先輩たち相部屋だったっけ…
監視カメラつけておくか。

淡「えーと何々…阿知賀と清澄は勝ち上がってますね。」

まぁ、サッキーが負けるわけないか

えーと、うちが戦うところは…

新道寺、萌間、栢山ですか

菫「照だけで余裕そうだな。
明日はまかせたぞ」

照「……」コクッ

淡「飛ばしちゃっていいですよ」


……

照「ツモ、16000オール」

実況『後半戦東4局、8本場で宮永照の親役満ツモで萌間がトビ、終了です!これで一位の白糸台、そして30000点残った新道寺が二位抜けで準決勝進出!』

煌「いやぁ、すばらな連荘でした。
でーすーがっ、準決勝では違いますよっ」

照「…」(無視)

煌「すばらっ
ちょっと宮永さんっ!
無視ですか~~!!」

照「…」スタスタ

煌「まぁいいです。
準決勝、楽しみですね!!」


煌「ううっひどいっ」
……
菫「おかえり、照」

淡「お疲れ様です」

つぎは、準決勝か…

………
『阿知賀女子、オーラスで剣谷に6400を直撃し、2位に浮上!準決勝進出です!』





収集つくのかな、これ…

Aブロック準決勝、先鋒戦が間のなく開始されます。出場される方は所定の位置に移動してください

菫「さぁ、準決勝の開始だ」


……

後半戦東四局四本場

怜(なんや、この規格外の強さは…)

玄(もうなんでもいいから、はやく終わってぇ…)

照「…」ゴッ

怜「!」

玄「ッ!!」

玄(この感じ…
清澄の大将さんとすれ違ったときの、感覚に似てる…?)

怜(なんや、これ…変な気分や)

怜(身体の内面からべっとりとくっついてる気配……)

玄(な、なんか…身体の内側から何かが出て行こうとしてる感覚…が…)ハァハァ

煌(すばっ?)

怜(くっ…なんやこれ…どんどんひどく…)ケホッ

玄(な、なんで…赤ドラがこないの…!?)

怜(この局だけでも、終わらせたい…ダブルでダメなら、トリプルや!)ギュン

煌(あれ、私だけ蚊帳の外?)

怜(な…)ゾクッ

玄(四枚目のドラが、こない…?)カタカタ

煌(お、始めてお目にかかる赤ドラ!すばらですっ)

怜(ふ、振り込む未来しか、見えへん…)カチッカチッ

玄(うう、危険牌しかこない…
ドラは切れないし……ううう、当たらないで)

煌(テンパイすばらっ)

怜(ちょ、…これ、ありなん…?)チャッ
1233444577799m 8m

照「…」
1112345678999m

怜(ごめんな、りゅーか…まさかこんな手に振り込むことになるとは)トンッ

照「ロン、48000」

玄(ち、九連!?)

9mが5個?

竜華「どーゆーことや、これ!!」

セーラ「どうしようもないんや、あれが相手やとな…」

竜華「うちら、ここで終わりなんか…」

セーラ「仕方、あらへん…」

『千里山、親の役満に振り込み、ここで終了です!!
な、なんと…決勝進出は白糸台と阿知賀ですッ!』

玄「あ、あり、が…と……ござ…」プルプル
残36000

煌「この結果もまた、すばらですっ」
残20000


>>279
ミスってた
1233444567778m 9m
これでどやろ?

この流れ少し前に別のSSでもやってたな
そこでは咲vs怜だったけど

怜「……ありがとう、ございました…」

怜「」フラフラ

竜華「怜!」

怜「りゅーか、ごめんな…うちのせいでベスト8止まりになってしもた…」

竜華「気にせんでええ、気にせんでええからぁ!」ポロポロ


……

穏「決勝進出、ばんざあぁぁぁい!!!」

憧「ちょっ…うちは棚ぼた進出!?」

憧(私の見せ場なしー!?)

レ(画面越しなのに、ちょっとチビっちゃった…まずいわねこれ……)

灼(はるえからいい匂いがっ…)

>>282
詰みの構図考えたらこれが一番はやいかなぁと。
あとはリーチとかになっちゃうから…
一応あのスレは参考させてもらいましたね。

宥「玄ちゃん…」

玄「お、おね、ちゃ…」

宥「玄ちゃんはよくやったよ…私が保証する…から…」

玄「点棒毟り取られる銀行役なんて、私やだよぉぉぉ!」

宥「く、玄ちゃん…」

玄「うっ…ひぐっ…」

宥「みんな怒ってないからね…?
だから、みんなのところに、帰ろう…?」

玄「う、うん…ぐすん」

菫「2回とも飛ばして終わるなんて…」

私たちがどう打つのかわからないからね…
っと何言ってんだ私は。

「今年の大会はニワカが多いわね!!」
「ほんとね、これなら相手にならないわ!」

なんだよ、こいつら。

菫「後続のアップも兼ねたかったんだがなぁ…」

淡「この調子で決勝も…なんて無理ですね、あはは…」

ガチャ

菫「お、おかえり照」

照「照魔鏡みたらドラゴンに輪姦されてるドラおっぱいが見えた……死にたい……」

え、なにそれ気になる。

淡「お疲れ様です」

照「菫、膝かして
疲れた」ポフッ

淡「キマシタワー」

膝…?太ももだな。


怜「なぁ、りゅーか…」プルプル

竜華「どないしたん怜!」

怜「もううち、麻雀牌握れそうにないねん…」

竜華「ッ!?
どういうことや、それ……」

怜「離れないんや……身体を内側からがんじがらめにされたような感覚が……」

竜華「怜……」

竜華「せやな……」

怜「……?」

竜華「うち、卒業したら近所の中学校で麻雀教室開こうとおもうてるんや」

怜「それって……」

竜華「怜、一緒にやらへんか?」

怜「こんなうちでも、ええの?」

竜華「怜だから、頼んでるんや!」

怜「……はい」

泉「お、百合モードですね先輩方」

怜「泉にもすまないことしたと思うてる。」

泉「私は後二年残ってますんで大丈夫です。
来年は取りにいきますよ。」

怜「……ホント、すまんな」

洋榎「なぁ、恭子…ええ加減元気出しーや……」

恭子「宮永咲……絶対許さへんで…ッ!」

(回想)

残り点数24300点……

なんや、これ…ウチが悪いっていうんか……?

トンッ

咲「ロン24000の一本場は24300だね」

飛んだ……?

いや、そんな…馬鹿な……

0点は続行やないか……(ジワ

咲「やっぱり麻雀って面白いなぁ。
これからどんな相手が出てくるか楽しみだよ。
ね、一緒に楽しもう?麻雀を!」

恭子「は?……うだうだ言ってないではよう牌切れや」

咲「ううん、その必要はないよ。」

「だって…ツモ、天和、16000オール」

なんやこれ、メチャクチャや…
普通の麻雀って、なんなんやろか……




恭子「だから、この屈辱は一生忘れんで……咲!」

絹恵「お姉ちゃん、そろそろB準決勝決まるで」

洋榎「おお、そうか…今いくで」

………

洋榎「相手が悪かったんや、じゃ、ホールで待っとるで」


『Bブロック準決勝は清澄の一人勝ちで幕を閉じました!
決勝進出校は清澄高校、そして…!』

洋榎「こんなんで、個人戦勝てるんか不安やわ…」

淡「決勝は明後日ですか」

菫「あぁ、お前は初めてだったか」

淡「そうですね。
まだ一年ですので」

菫「準決勝は消耗が激しいとかで少々インターバルが置かれるんだとさ」

淡「なるほど、確かに連戦は厳しいですね」

照「ん…」

菫「ん、起きたか?」

照「むにゃ…トイレいってくる……」

菫(迷子になったらまずいからついていってやってくれ)

淡(迷子って…子供じゃあるまいし
まぁ念のためついていきますね)

菫(頼んだ)

咲「ふぇ、どこここぉ…」

淡「ん、あれ?」

照「?」

淡「サッキー、こんなところでどうしたのー」

咲「あわわ、淡ちゃん!?」

淡「ここ、白糸台の旅館なんだけど…どうやって入ったのよ…」ハァ

咲「何時の間にかここにきちゃってたよぉ…」

照「さ、き…?」

咲「あ…お姉ちゃん…」

照「う、ぐ……」

淡「ちょ、先輩、大丈夫ですか!?」

照「あぁ、問題ない…」

淡「とりあえず私は咲を清澄が宿泊してるホテルに送ってきますから。
先輩、トイレの場所わかりますよね?」

照「あ、あぁ…」

(……咲く花のように……!!)

照「今、一瞬見えたのは、一体…?」

(やくそ……よ!)

照「……ッ!!」

照「このことは考えないようにしよう」

照「……トイレ、どこだっけ」

……

咲「あわわがいてよかった…
あのままじゃ帰れないところだったよ」

淡「え、それガチだったの…?」

咲「だって何時の間にか知らないところにいるんだもん…」

淡「なんと……」

……

淡「あ、ついたよ」

咲「すごい…こんな道を迷わずに…」

淡「迷うほうがおかしいって…」

咲「むぅ…
あ、そうだ。うちも決勝進出できたよ!」

淡「知ってる知ってる
大将戦、手加減なしで頼むよ。」

咲「うん、わかってる」

淡「じゃ、決勝の卓で」

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