和「そんな、咲さん……」

咲「あー、あとそれなんだけどさ」

和「えっ？」

咲「名前」

和「……」

咲「私のこと名前で呼ぶの、もう止めて欲しいんだ」

咲「何て言うか──」

咲「気持ち悪いの」

和「──っ！」ﾀﾞｯ

久「……咲」ｼﾞｰ

優希「咲ちゃん……」ｼﾞﾄｰ

咲「……むぅ、二人してそんな目で見ないでよ」ﾌﾟｲｯ

久「いえ、ちょっと言い過ぎじゃないの？」

咲「そんなこと言ったって仕方ないじゃないですか」

咲「あれくらい言わないと、絶対後々まで引きずることになりますもん」

咲「大体原村さんが悪いんですよ」

咲「体育の時間中に私の服盗むし」

咲「一々トイレについてこようとするし」

咲「ちょっと他の女の人と話しただけでネチネチ嫌味言ってくるし」

咲「もうだめです。私にだって我慢の限界はあります」

久「うーん、まぁそうなんだけどねぇ」

優希「和ちゃん泣いてたじぇ……」

咲「」ｲﾗｯ

咲「煩いなぁもうっ！　そんなに原村さんが好きならどうぞ！」

咲「私以外のみんなで仲良く楽しんでください！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

咲「失礼します！」ﾊﾞﾀﾝ

久「……あっちゃぁ」ﾔﾚﾔﾚ

優希「うぅ、咲ちゃんも怒り心頭だったじょ……」ｼｭﾝ

久「困ったわねぇ」

久「ほんの少し前まで、あんなに仲の良かった二人なのに……」ﾊｧ

優希「仲直りして欲しいじょ……」

久「どうかしらねぇ。ああ見えて、咲も隅に置けないとこあるし」

久「あっさり次の子見つけちゃうかも」ｹﾗｹﾗ

優希「うぅ……」

──ｺｿｯ

咲「」ｲﾗｲﾗ

──ｺｿｺｿ

咲「」ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ

和「」ｼﾞｰ

咲「────っ！」

咲（鬱陶しいっ……！）ｷﾞﾘｯ

和「咲さん……」ｼﾞｰ

咲「……ふんっ」ｺﾞｿｺﾞｿｯ

和「？」ｷｮﾄﾝ

和「……！！」ﾊﾟｱｯ

ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ

和（あれはっ！　私が咲さんに選んであげた携帯電話っ！）

和（ふふっ、あんなこと言っても、二人の思い出の品はちゃんと持っていてくれてるんですねっ！）ﾊｧﾊｧ

和（やっぱり、私たちは一緒にいるべきなんですっ！）ﾊｧﾊｧ

和（結ばれるべきなんですっ！）ﾊｧﾊｧ

和（今こそそれを身体に教えて──）ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

咲「あ、もしもし？　透華さん？」

和「ゲボハァッ！？」ｶﾞﾝｯ

咲（汚いなぁ）ｹｯ

咲「あ、いやなんでもないよ。ちょっと気持ち悪い人が近くにいてさ」

和（気持ち悪い人……？　一体どこに？）ｷｮﾛｷｮﾛ

咲「それでなんだけど、今日これから会えるかな？」

和（咲さんの周りにはさっきまで誰もいなかった……最も近くにいるのは物陰に隠れている私だけ）

咲「うん、うん──」ｽﾀｽﾀ

和（つまり気持ち悪い人というのは──っ！）ﾊｯ

和「東横桃子っ！　そこにいるんですね！？」ﾋﾞｼｯ

ﾎﾟﾂｰﾝ

和「……？」

ﾌﾞｰﾝ

萩原「──お待たせしました。宮永様」

咲「あ、はい。ありがとうございますハギヨシさん。わざわざ迎えに来て頂いて」ﾍﾟｺﾘ

萩原「いえいえ、透華お嬢様のご友人に万一のことがあっては大変です」

ﾊﾞﾀﾝ

萩原「──それで、その不審者とやらは？」

咲「ああいえ、見失っちゃいました」

萩原「そうですか。では外見で何か特徴らしきものは？」

咲「えっと、あっ、確かピンク頭でした」

萩原「そうでしたか。ではすぐに警備の者に連絡して、この周辺にいるピンク頭の人間を全員捕らえておきましょう」

咲「お金持ちってスゴい」

ﾌﾞｰﾝ

透華「まぁ咲さんっ。ようこそいらっしゃいましたわ！」ﾆｺﾆｺ

一「──イラッシャイマセー」ﾑｰ

咲「あはは、どうも」ﾍﾟｺﾘ

透華「うふふ、さぁどうぞこちらへ。ハギヨシご苦労様。あっ、一はお荷物持って差し上げて」ｽﾀｽﾀ

一「────カシコマリ」ｲﾗｲﾗ

咲「あ、あはは──」

咲（こっちもこっちで疲れるなぁ……）ﾊｧ

──

透華「それでは咲さん。これから部屋にお連れしますわ」ｳｽﾞｳｽﾞ

咲「あ、うん」

透華「一？」ﾁｮｲﾁｮｲ

一「何？」

透華「──わたくしが呼ぶまで絶対に部屋に入っちゃ駄目ですわよ？」ﾎﾞｿｯ

一「────うん、分かってるよ……」

ｶﾞﾁｬﾝ

咲「……透華さん──わっ」

透華「咲さんっ」ｷﾞｭｯ

咲「あ……ぅ」ｷﾞｭｰ

透華「──ふふ、やっと二人になれましたわね……」

咲「うん……本当にね」ﾀﾞｷｯ

透華「咲さん……？」ｼﾞｯ

咲「今日、原村さんと別れたよ……」

透華「──っ」ﾄﾞｷｯ

咲「しばらく小煩いけど、もうすぐ転校するらしいから、それまでの我慢だね……」ｸｲｯ

透華「あ──咲、さん……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

咲「綺麗……透華──」ﾁｭｯ

透華「ん──」ﾁｭｰ


────

留置所

和「いきなり怖い人達に捕まってしまいました」

和「私はこれからどうなってしまうのでしょう」

和「……まぁ、心配する必要はありませんけどね」

和「だって私には咲さんが居ますから」

和「危なくなったらいつでも助けてくれる。私の王子様──」ｸｽｯ

和「うふふふふふふふっ」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

和「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ──」ｹﾞﾗｹﾞﾗ

──

優希「和ちゃん、どうしてあんななっちゃったんだろう……」ｸﾞｽｯ

久「優希。もう、あの子を気にするのはやめなさい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

優希「だって──」ｷﾞｭｯ

久「……仕方ないわよ」

久「あの場面で、親の役満に連続で振り込んだりしたら」

久「和の精神じゃ耐えきれないわよ……」

優希「……っ」ｷﾞｭｰ

久「……ほら、もう寝なさい」ｷﾞｭｯ

優希「うん──」

久咲コンビは女たらしでねぇとなグヘヘヘヘ

咲「部長、優希ちゃんにも手を出したんですか？」

久「だって美穂子だけじゃ物足りないんだもの」

久「それに咲が和と付き合ってからは咲とも出来なかったし…ね？」

咲「部長…///」



的な展開はないんですか

くっそエロは書けないんだよ…！！


咲「でも部長？こんなところ福路さんに見られたら大変ですよ？あの人も和ちゃんと同じ匂いを感じますし…」

久「大丈夫よ咲。風越は今日と明日は修学旅行へ行ってるわ」

咲「でも何か嫌な予感がするんですよね…」

久「和のことで少しナイーブになってるのね…大丈夫よ。すぐに忘れさせてあげるわ」

咲「あっ…//部長…//みんなが来ちゃいますから…ひゃん///」



俺にはここまでが限界だ…誰か頼んだ…!

久「あら？そんなこと言って嬉しそうじゃない？」

咲「ひゃっ//部っ部長とするのっ…はぁ…久しぶりですからね…///でももう優希ちゃん達来ちゃいますよぅ//」

ｲﾔｰﾔｯﾊﾟﾘﾀｺｽﾊｻｲｺｳﾀﾞｼﾞｪｰ

久「あら噂をすればなんとやらね…仕方ない部活終わってからゆっくり楽しみましょう？｣ﾆﾔﾘ

咲「もう…//仕方ないですね//」

福路「なんだか上埜さんに不穏な空気を感じます…」ｶｲｶﾞﾝ!

福路「こっ…これは…！？」

福路「やってくれましたね…宮永咲…！！」


もう本当にダークな咲さんが書けない書き溜めなんてない限界だぜ

ﾊﾞｰﾝ

優希「メインヒロインの登場だじぇ！！」

久「あら早かったのね？もっとゆっくり来てもいいのに」

優希「部長が咲ちゃんとイチャイチャしないように見張るためだじぇー」ｼﾞﾛｯ

咲「えっ？そっそんなことしないよ～和ちゃんのことがあったばかりだもん…」ｼｭﾝ

優希「えっ、あっ、あーそうだったじょ！咲ちゃんごめんだじょ！」

咲「うん…」ｸﾞｽｯ

久「あちゃー咲泣かしちゃったなー仕方ない今日の部活は無しにするか！」

優希「うぅ…申し訳ないじょ…」

久「どっちにしろ今日はマコも居ないし早めに切り上げるつもりだったから気にしなくていいわよ。さあ早く帰りなさい」ﾆｺｯ

優希「わ…わかったじぇ…///」

その頃大阪では…

福路「華菜、今すぐ長野へ帰りましょう」

池田「えっまだ修学旅行一日目ですよキャプテン？」

福路「上埜さんが大変なの…一緒に来てくれるわよね華菜？」

池田（また清澄の部長か…華菜ちゃんまだタコ焼き食べてないし…）

池田「うぅ…まあキャプテンの頼みなら仕方ないし！でも今から行ったとしても最低三時間はかかりますよキャプテン」

福路「もう手は打ってあるわ」ｷｷｰﾄﾞｰﾝ

池田「あっ…あれは…！？リムジン！？」

透華「おーほっほっほ話は聞かせていただきましたわ！わたくしのさｋ…ゴホン。清澄の大将と部長が危ないと聞いたら黙ってはいられませんわ！！」

透華「ハギヨシ！関西空港まで急いでくださいまし！」

久「ふふふ…これでゆっくり楽しめるわね、咲」

久「わざわざ嘘泣きまでしちゃって」

咲「あっもしかして部長気づいてましたか？」

久「あんなの誰だってわかるわよ…それと……」

久「二人っきりの時は呼び捨てって言ったじゃない｣ﾁｭｯ

咲「んんっ…むぐ…はむっ//｣ﾁｭｰ

咲「ぷはぁ…んんん//…あっ…ひゃぃぃ///｣ﾋﾞｸﾝｯ

久「可愛いわ…とっても可愛いわよ咲…んむぅ…ふぁ」

こっからどうすればいいのよ

部長がキャプテンに調教される展開でお願い
俺よりかわいい女の子にモテてるから池田くらいムカつく

久「はぁ…んんっちゅぱ…｣ｽﾙｽﾙｯ

久「あら？咲の胸…あまり成長してないのね｣ｸｽｯ

咲「部長…久には言われたくないもん…//｣ﾑｰ

久「でも…｣ﾁｭﾊﾟｯ

咲「ひゃぁっ///」ﾋﾞｸﾝｯ

久「とても綺麗で可愛らしいわ…｣ﾍﾟﾛｯ

咲「久ぁ…//｣ｷﾞｭｰ

関西空港

ハギヨシ「こちらになります」

透華「これが龍門渕家が所有するジェット機ですのよ！これなら長野なんて１０分もかからずに着きましてよ！」

福路「さっそく乗りましょう！」

池田（リムジンといいジェット機といい桁が違いすぎるし…）

池田（そういえばハギヨシさんがキャプテンとアタシにたこ焼きを用意してくれてたし…）

池田（ハギヨシさんかっこいいなぁ）

>>99-100
参考にさせていただきます

久「はぁ…はぁ…んんむっ｣ﾚﾛﾚﾛ

咲「ひゃぁあ！//ぃやぁ///あっ…あっ///」

久「胸でこんなに感じちゃうなんて咲は本当に変態さんね｣ﾓﾐﾓﾐ

咲「だっ…だって…ふぇぇ//」

久「ここもこんなに濡らしちゃって｣ｸﾞｲｯ

咲「ひぃやああぁ！！」ﾋﾞｸﾝｯ

うっわもう６時じゃんなにやってんの俺…
落としちゃっていいぜ

落とさんよ