幼「しね!」 男「はぁ」(46)
幼「男なんて大っきらい!」グイッ
男「おいあえううえはあおいえうえあえんあ(とりあえず上からどいてくれませんか)」
幼「ふーんだ、男の言う事なんて聞く耳持たないよ!」
男「こんにゃろ」ワシャワシャ
幼「わぅっ!!やめてぇ!」ジタバタ
男「はい」ピタッ
幼「…あ…」
男「…何か」
幼「馬鹿!あほ!」グイグイ
男「いつつつ」
後は頼んだ…先に行ってるぜ……ウッ!
ふぅ…
どうすれば貧困に喘ぐ子供たちを救えるだろうか
幼「男ー、クリスマスって予定ある?」ゴロゴロ
男「例年通り幼ん家と一緒に夕食食うぐらい」
幼「へー、つまんないねー」グテ-
男「寝ながら漫画読むと目悪くなるよ」
幼「いーじゃん」ボリボリ
男「ポテチの粉が…ところで幼の方はどうなの?」
幼「男と一緒に居られれば良いやー」ポリポリ
男「…はい?」
幼「え?……あっ」カ-ッ
幼「言い間違い!言い間違いなんだよ!!」ゲシッゲシッ
男「いつつつつ」
男「あー、でも女ちゃん達から買い物に誘われてたっけ」
幼「…うへ?」ピタッ
男「断ったけど」
幼「!なーんだ、へたれ!」ホッ
男「幼と一緒に居た方が楽しいしな」ボソッ
幼「…え?なんて?」
男「なーんでも」
幼「むぐぅ…っ!男の癖に!」ギュギュ
男「いひゃいいひゃい」
男「そろそろ暴力はやめてください」
幼「それは無理な注文です」グニッ
男「きちんと手加減をしてくれてるのは嬉しいですが」
幼「私は優しいのです」
男「はい、幼は優しいと思います」
幼「へへ…~っ♪」ジタバタ!
男「埃が散るのでやめていただきたい」
幼「ん、じゃあ掃除する?」ガバッ
男「丁度良いしそうしよう」
男「さてまずは窓を開けて」
幼「じゃあ私は棚の上を拭くね」
男「その台座滑るから気を付けてな」
幼「りょーかいっ」キュッキュッ
男(危なっかしい…幼は背が低いからなぁ)」
幼「あっ」ズルッ
男「!!」タタッ ギュッ
幼「いてて…」
男「幼!大丈夫!?」
幼「う、うん……あ…近」プシュ-ッ
男「おーい」
………
幼「次は床掃除だね」
男「クイックルワイパーの出番だな」ジャ-ン
幼「~♪」キュッキュッ
男「おお、家庭的な風景」
幼「へへ、ついでにベッドの下も…」
男「!?ダメだああぁっ」
幼「…え?」
エロホ-ン
幼「……」ジト-ッ…
男「…」ダラダラ
幼「これは徹底的に家探ししないとね」
男「か、勘弁してください…」
幼「…前々から」
幼「この机の裏が怪しいと思ってた!!」バッ
男「あ……」
幼「…封筒?」
男「…見ないでくれ…お互いのためにも」
幼「そう言われると気になるんだよ!!」パサッ
幼「……私と男の、写真…?」
男「……」
幼「ど、どういう…」
男「ええと……」
幼「…う」カアアァ
ゴハンヨ-
男「!!い、行こうか!」
幼「だ、だね!」
タッタッタ…
母「今日はハンバーグよー」
幼「やった!おばさん大好き!」
男「あんまりがっつかないようにな」
幼「」ガツガツ
母「おかわりも沢山あるわよ」
幼「」ガツガツガツ
男「ムグ…おいしい」モグモグ
幼「」ガツガ…
幼「んむっ!?むっ、むむぅ…!!」
母「あら、詰まらせちゃったかしら?」クス
男「いわんこっちゃ…はい水」
幼「んっ…ぷはっ!はぁ、はぁ」ウルウル
男(ちょっと可愛い)
男「幼は食いしん坊だよなー」フフ
幼「う…うるさいっ、おかわり!」バッ
母「はいはい」
男「ママ、俺も」
幼「男だって食べてるじゃん」
男「幼は女の子なんだからさ、せめてもうs…」
幼「…………」フニッ
男「あっ、違う…大丈夫!太ってないから!全然痩せてるから!」
幼「気にしてないもん…」
母「はい、お待ち」カチャッ
幼「!わーい」ガツガツ
男「ほんと欲望に忠実な…」
幼「ごちそうさまっ!」
男「ごちそうさまでした」
母「幼ちゃん、私一晩開けるから留守番頼める?」
男「え?聞いてない…ってか俺が居るかr」
幼「!!はい、ありがとうございます!おばさん!」
母「ふふ、じゃあね」
パタンッ
男「唐突過ぎて何が何だか…」
幼「…」ウキウキ
幼「久しぶりのお泊まりだよ!」
男「たかが数カ月ぶりでしょうが」
幼「数カ月もだよ!」
男「妙にハイテンションだな…」
幼「こ、これはその…別に、なんでもないし…」プイッ
男「まあ良いか…お風呂洗って来るよ」
幼「うん…ってえええっ!?い、一緒なんて恥ずかし…」
男「一緒に入る訳ないでしょうが、俺はそこまで変態じゃないよ」
幼「あ、ぁぅ…そ、そだね…」
ーーーー
ピロリロ-
男「ん、風呂沸いたか」
幼「じゃあ先に入るね」
男「うん」
幼「…覗かないでね?」スッ
男「はい、勿論」ドキドキ
幼「……本当に?」スッ
男「本当だってば」
幼「……」スッ
男「覗きません!」
幼「」ムスッ
ガチャン
シャワアアアア
男「…」ドキドキ
男(幼、最近急に色っぽくなったからなぁ…)ドキドキ
男「平常心、平常心…」
…………
幼「…結局覗かなかった」ホカホカ
男「ほら、言った通り」
幼「むぅ」グイッ
男「あんへ!?あんへあんへ!?」
……
男「上がりましたー」ホカホカ
幼「!!ほら男、これどうぞっ」スッ
男「おお、パックコーヒー牛乳!」
幼「私は普通の牛乳!」バ-ン
男「あれ、幼は風呂からだいぶ経ってない?」
幼「ぅ…い、いいの!冷やし過ぎてたからぬるくしてただけ!」アセアセ
男「」グイッ
幼「」グイッ
男幼「「ぷはーっ」」
幼「な、なんか昔みたいだね」
男「昔かぁ…幼はずっと変わらないもんなぁ」
幼「え?」
幼「(昔結婚すると約束した→今現在も幼は変わっていない→今も結婚したい)」
幼「へへ…へへへへ…」
男「おーい」
男「最近幼はぼけっとする事が多い」
幼「そんな事ないよ!」ムッ
男「でも、なんというか…その少し無防備過ぎるというか…」カァァ
幼「な…そ、それって」
男「一応、お…女の子なんだから簡単に油断しちゃ」
幼「!しね!しねっ!!」ポコポコ
男「いつっあっそこ肩こりに効く!!」
幼「(おとこに女の子って…わぁぁああっ!!)」
男「それじゃ、そろそろ布団しくよ」
幼「うん」
男「どこにしよう…」
幼「え?隣じゃないの?」キョトン
男「むっ無理無理恥ずかしい」ブンブン
幼「えっ…や、やだ!一緒が良い!」
男「へ、変な気分になっちゃうだろ!」
幼「じゃあ変なことしないように私が見張る!!」
男「それ逆効果じゃ」
幼「とにかく!一緒!」ズイッ
男「わ、分かりました」
…
幼「じゃー消灯ー」
男「はいー…おやすみ」
幼「おやすみ」
パチンッ
幼「…」
幼「ねえ、男、起きてる?」
男「…うん」
幼「男の事、いつも私嫌いって言ってるけど…」
男「けど?」
幼「けど…」
男「…」
幼「うう、やっぱりきらいっ」モゾモゾ
男「…そっか」
幼「…また明日ね…」
男「うん、また明日…」
幼「…おとこ…ありが、と…」スゥ…
男「…おやすみ…」
ス-… ス-…
幼「ス-…」
男「スゥ…」
幼「ス-……ン…」ゴロゴロ
男「ヘニャッ…スゥ…」
幼「ス-…」ギュ-ッ…
男「スゥ…」
ーーーーー
ーーーー
ーー
チュンチュン
幼「…んぅ」パチッ
男「スゥ…」
幼「!!?」ビクッ!
幼「(い、いつのまに!?近いっ、男が近いよぉっ!!)」
男「スゥ…」
幼「…」ドキドキ
幼「(…寝てる、よね…)」
スンスン
幼「(えへへぇ…良い匂い…)」ウットリ
男「ス-…んっ…」パチッ
幼「…きっ」
「きゃあああああっ!!!」
ーーーー
男「大丈夫だって、気にしてないってば」
幼「…」グスッ
男「幼の寝相が悪いのは昔からだし…」
幼「男が気にしなくても私は気にしてるもん…」プイッ
男「うーん…」ポリポリ
幼「(もっと寝てくれてたら……勿体なかった…)」シュン
男「…むむ…」
幼「どうしたの?」
男「いや、せっかくのクリスマスなのに家でだらけるのもなーって」
幼「…私はそれが良いな」
男「何で?」
幼「だって、いつも通りって感じだし」
幼「…なんか、ほっとする」
男「…いつも通り…いつまで続くのかなぁ」ボ-ッ
幼「(……!!)」
幼「(…この関係も、ずっと変わらない訳じゃないんだよね…)」
男「今後は進路とかあるし、大学とか、ひいては社会人になったらどうなんだろ」
幼「(このままじゃなくて、私が踏み出せば…)」グッ
男「まーなるようになるんだろうな」テキト-
幼「…おっ、男!は…話があるの!!」
男「えっ!?は、はいっ」
幼「あ、あのっ!そのっ」ズイッ
男「(ちょっ、近い近い!幼が近いよっ!!)」ドキドキ
幼「うぅ…わ、私…!!」
男「…私?」ドキドキ
幼「私…っ」カアア
幼「…あぁっ、どうしてそんなにかしこまるのー!?」ポカポカ
男「いつつ…幼がそうしたんでしょ!」
幼「もうやだっ!」バタバタ
男「お、重いから降りてくれ…」
幼「うるさいっ!」
幼「しね!」
男「…はあ…」
そうしてまた似たようなループが続きましたとさ
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きも。