P「はぁ……結婚か……」(176)
全員「ッ!!!」ガタッ!
P「ん? どうしたんだよ、皆」
律子「……いや、それはこっちの台詞ですよ。いきなり何言い出すんですか」
P「ああ、俺、昨日休んだだろ? 実はさ、実家に帰ってたんだよ」
小鳥「そッ、そそそそそそ、それでぇえっ! ご両親に結婚しろとぉっ!!?」
P「何ヒートアップしてるんですか。まぁ、親にも言われたんですけど」
律子「それだけじゃないんですか?」
P「うん、元々さ、友達の結婚式に出るために帰ったんだ」
小鳥「あ~、なるほど~」
あずさ「あらあら~」
他全員「?」
P「まだ先のことだと思ってたんですけど、同学年だった奴が結婚すると、どうも……」
小鳥「ですよね~」
あずさ「わかります~」
亜美「ねぇ、りっちゃん。兄ちゃん達はなんの話してるの?」
律子「えっと、それは……」
伊織「にひひ、行き遅れについての話よね?」
律子「ちょっと、伊織!」
やよい「行き遅れですか~?」
律子「やよい!? しょ、詳細は春香に!」
春香「え゛、私ですか!? う~、千早ちゃんタッチ♪」
千早「ちょ、ちょっと春香!」
P「恋人すらいないってのに……」
小鳥「………そ、そうなんですか?」
P「はい。なんで、常時募集中です!なんちゃって、あははっ!」
あずさ「あ、あの!プロデューサーさん、その、えっとぉ……///」モジモジ
美希「あふぅ、ハニーたちなんのお話してるの~」
あずさ「みっ、美希ちゃんっ!?」
P「あ、やっと起きたか、ちょっと寝過ぎじゃないのか?」
美希「貴音の膝枕が気持ち良すぎるのがいけないの。だから、ミキは悪くないって思うな」
P「とんでもない言い草だな。というか、そんなに気持ち良いのか?」
美希「うん、もちもちなの♪」
P「もちもちか……ゴクッ」
貴音「あの、何やら悪しき気配を感じたのですが……」
P「た、貴音っ!? 気のせいじゃないか?」
貴音「はぁ、そうでしょうか……。ところで、皆は何をされているのですか?」
小鳥「プロデューサーさんの結婚について話し合っているのよ!」
貴音「な、なんと!」
美希「えーっ!そうなのハニー!?」
P「あれ、そんな話だったかな?」
小鳥「で、プロデューサーさんは結婚するんですか!?しないんですかっ!?」
P「いや、そんな具体的な話では……でも俺、結婚にメリットって感じられないんですよね~」
あずさ「はぅっ!? こ、困りますぅ~!」
P「ど、どうしたんですか、あずささん……涙目になってますよ?」
律子「あずささん、自重してください」
あずさ「はいぃ……」シュン…
P「?」
美希「ハニーは結婚がヤなの?」
P「いや、嫌いって言うか……」
美希「うー、そんなの困るの!ミキ、ウエディングドレス着たい!」
P「? 着れば良いじゃないか」
美希「え、いいの!? やったー、ハニー大好きなの~!」
真美「ねぇねぇ、兄ちゃんは……結婚しないの?」
P「いや、いずれはするんだろうけど、結婚生活に希望が持てないというか~」
真美「ぁ、あのね!兄ちゃんは、あと三年くらいして結婚した方がいいよ?」
伊織「そ、そうかしら?べ、べべ、別にっ、あと一年でもいいと思うけど?」
亜美「え→、なんでなんで→!なんで三年とか一年なの→?」
P「ははっ、亜美は鈍いなぁ~」
亜美「えぇ~、兄ちゃんにはわかるのぉ~?」ジトー
P「おいおい、そんな疑わしそうな目で……当然、分かるに決まってるだろ?」チラッ
真美「っ!……///」ドキッ
伊織「ッ!~~///」ドキッ
P「二人はな、俺の……結婚適齢期のことを言ってるんだよ」
真美「………」
伊織「………」
亜美「あー、テキレイキか~………うん、いいよね☆ テキレイキ!」
P(やれやれ、亜美の奴、絶対分かってないな)
やよい「うっうー!プロデューサーは行き遅れじゃないですよ!」
P「ええ!?俺も違うと信じたいっ!というか、なんだよいきなり」
やよい「千早さんに教えてもらったんです!」
千早「た、高槻さん!?」
P「まったく、どんな話をしてるんだよ、千早は……」
真「もう、千早ったら、プロデューサーはまだ若いんだから」
雪歩「ふふっ、行き遅れは言い過ぎですよぉ」
千早「そんなっ、違うんです!」アセアセ
春香「んも~ぅ、千早ちゃんたらぁ~♪」
千早「は、春香! 元はといえばあなたがっ!!」
春香(くふふ、ムキになっちゃって、千早ちゃんは可愛いなぁ♪)
最年少という貴重なポジションなのさ
響「なんの話してるんだ~?」
小鳥「プロデューサーさんの結婚についてよ!」
響「ええーっ!?プロデューサー結婚しちゃうの!?」
小鳥「そうなの……それで、あたし達を見捨てて……」ヨヨヨ…
P「何言ってんですか、音無さん」
真「そんなぁ!そういう話だったんですかっ!?」ガタッ
雪歩「聞いてないですよぉ……」ウルウル
P「な、泣くな雪歩。嘘に決まってるだろ?」
響「うぁあ~んっ、ぷろでゅーさぁ~っ!」メソメソ
P「うわっ、響!?」
響「じ、自分がっ、毎日ゴーヤチャンプルー作るからぁっ!行くんじゃないぞぉ~っ!」ヨジヨジ
P「おまっ、こら!よじ登ってくるなっ……あ、あぶなっ」
亜美「あ→、なにそれぇ→!超おもしろそうじゃん! 亜美も亜美もっ!」ヨジヨジ
P「いでででっ!髪掴むな!」
美希「むぅ、みんなズルイの!」ダキッ
春香「チィッ、千早ちゃんの所為で出遅れた!」
千早「わ、私の所為!?」
春香「プロデューサーさん、私も私も~♪」ガシッ
P「ギャァァアアアアッ!」
律子「ちょっとあんた達っ!」ガミガミ
貴音「あなた様、よろしければわたくしの膝に頭を……」
P「ああ、すまない……」
あずさ「あらあら、ここにも傷が、消毒しますね」チョンチョン
P「(嗚呼、癒される)」ボソ…
貴音「あなた様、何かおっしゃいましたか?」
P「え、いや、なんでも……ぉおおっ!!?」
貴音「あの、申し訳ありません。この体勢ですと、声が聞こえ辛いもので……お恥ずかしい限りです」
P「イヤ、ナンデモナインダ。ハハハ」
P(む、胸で貴音の顔が見えないっ!)
P(一瞬、女性不信になりかけたけど、おっp……貴音達のお陰で事無きを得た)
小鳥「(チッ、出遅れたか)」ボソ…
P「え、なんか言いましたか音無さん?」
小鳥「な、何でもないですっ! それよりも、結婚が良いものだって分かりましたか?」
P「いえ、余計分からなくなりました」
律子「というか、ここまでのやり取りにそんな要素ありましたっけ?」
あずさ「まぁまぁ、律子さん」
小鳥「はぁ……だめだめですよ!プロデューサーさんっ!」
P「だめだめですか~」
小鳥「でも安心してください。そんなプロデューサーさんのために、こんな企画を考えました!」
小鳥「〝美人事務員が、プロデューサーさんの結婚生活をプロデュース!〟」
P「おお~!」パチパチ
全員「………」シラ~
P「で、なんですか、その企画?」
小鳥「はい、ずばり言ってしまうと、私がプロデューサーさんに結婚生活を体験させてあげる企画です」
P「マジっすか!?」
小鳥「ええ!マジもマジ、大マジで 亜美「カンチョ→!」ぎゃああああっ!!」
亜美「もうっ、なにピヨちゃんだけで面白そうなこと始めようとしてんの!」
伊織「事務員の分際で出過ぎた真似すんじゃないわよ!」
美希「でこちゃんの言う通りなの!ハニーの相手はミキに決まってるの!」
小鳥(ぉ、お尻が……)ジンジン…
小鳥「オーケイ、わかりました……じゃあ、皆でやりましょう」
真美「え→!それって、兄ちゃんといっしょに暮らすってこと!? こ、困るよぉ……ね、亜美?」
亜美「ふぇ、どうして?ちょ→おもしろそうじゃん!」
やよい「あうぅ~、プロデューサーと結婚生活ですか~」
雪歩「は、恥ずかしいよぅ……ね、真ちゃん」
真「え!?ボクは別に……///」
律子「ちょっとちょっと皆!そんなことダメに決まってるでしょ!」
P「だよなぁ~、アハハ~………くっ」
小鳥「ピピィーッ(笛)! はい、律子さんアウトー」
律子「はい!?」
小鳥「律子さんはこの企画に反対のようなので、出場資格がなくなりました」
あずさ「あらあら~」
亜美「あーあ、りっちゃんカワイソォ→♪」
伊織「にひひ、私はプロデューサーのことはどうでもいいけど、悔しそうね律子♪」
春香「小鳥さん!提案があります!」シュビッ
小鳥「はい!春香ちゃん!」ビッ
春香「律子さんが企画に反対している以上、竜宮小町も不参加にするべきです」キリッ
小鳥「なるほど……じゃあ――」
あずさ「小鳥さんだめぇえ!春香ちゃんも言って良いことと悪いことがあるわよぉ~!」ウルウル
春香「ご、ごめんなしゃい……」スゴスゴ
小鳥「じゃ、じゃあ、全員参加で……」アセアセ
P(二人とも弱っ!)
律子「でも、アイドルがプロデューサーと生活してるところなんか撮られたら……」
貴音「ならば、わたくし共は何名かに分かれて行ってはいかがでしょう?」
真「そっか、それなら仕事の打ち合わせとか言えるよね!」
美希「さすが貴音なの!伊達に美希よりおっきな胸してないの!」
亜美「よっ、お姫ちんの安産型っ!」
貴音「うふふ」
P(今のは褒め言葉なのか?)
――。
翌日(P自宅前)。
P「一発目は春香達か………なんか不安だ」
――ガチャ。
P「ただいま~」
春香「おかえりなさぁい☆」
真「お鞄お持ちしまーす♪」
P「ああ、悪いな……って、真はエプロンで、春香は制服?」
真「はい、みんなで話し合って決めたんです!」
春香「プロデューサーさん、女子高生ですよ、女子高生!」クルリ
P「うお、まぶしいっ!……そうだよな、仕事のパートナーといえ、皆まだ学生なんだよなぁ」シミジミ
真「もう、黄昏てないで早く入ってくださいよ」
P「ただいま~」
千早「お、おかえり………にゃん///」
雪歩「お待ちしてました……わん///」
P「え、『ネコミミ』に『イヌミミ』……?」
春香「うふふっ、二人とも可愛いですよね!」
真「あーあ、ボクもそっちの方が良かったかなぁ~」
P「いやいやいや、何で二人はそんなの着けてるんだ?」
雪歩「うぅ、恥ずかしいですぅ~」
千早「じ、自分から着けたわけじゃ……」
春香「今回は『結婚生活』ということなので、みんなで配役を決めたんですよ」
真「ボクはプロデューサーの……ぉ、奥さんです///」
雪歩「はぅ~、犬ですぅ……」
千早「ね、猫です……」
春香「そして私が娘です! おとぉーさんっ♪」ピト
P「フヒw」
真「あ、ちょっと春香ぁ!」
雪歩「犬は、犬はどうすれば良いでしょう」オロオロ
千早「ね、猫は……くっ///」プイッ
春香「ん~♪」スリスリ
P「フヒヒw……って、違う違う。なんで千早と雪歩は動物なんだ?」
春香「え、はい、本当は千早ちゃんは『赤ちゃん役』だったんですよ」
P「赤ちゃん!?」
春香「はい。前掛けにオムツにおしゃぶり………千早ちゃんの趣味です」
P「そ、そうなのか……」チラッ
千早「ち、ちがっ…春香っ!プロデューサーもそんな目で見ないで下さい!違いますからっ!!」
P「ハハ、分かってるヨ?」
春香「千早ちゃんったら、裸なのと『ばぶぅ』しか言えないのがイヤだって言って……」
P「裸なのか!?」
千早「そうなんです……。裸に前掛けとオムツだけなんて……まるで変態ですっ」
春香「え~、絶対可愛いのにぃ~」
千早「そういう問題じゃないでしょ!」
春香「プロデューサーさんも、千早ちゃんでオムツ変えの練習したかったですよね?」
P「オムツ変え……だと……?」
千早「プロデューサー?」ジトー
P「えっ!や、やだなっ、ハハッ! そんなこと思ってる訳がないだろう?」
春香「えぇ~」
P「うん、でもどうだろう? 歌の表現力を養うためにも、ちょっとやってみるのも……」
千早「プロデューサー。そうやって言えば、私が何でもやるって思ってませんか?」
……。
真「ご飯ですよー!って、一度言ってみたかったんですよね♪」
P「おお、すごいじゃないか!」
春香「私も手伝ったんですよ」
真「というか、ほとんど春香がやってくれたんですけどね」
P「こんなちゃんとしたご飯は久しぶりだよ」
雪歩「プロデューサーは、普段どんなご飯を食べてるんですか?」
P「ああ、片栗粉をお湯で溶いて、砂糖を混ぜた物とか食べてるよ」
真「え……なんですかソレ」
春香「もしかして、いつもそんな物を食べてるんですか……」
千早(あ、春香も引いてる)
雪歩「死んじゃいますよぅ!」
P「おいおい、いつもじゃないぞ? 給料日前の三日間ぐらいだ」
春香「そんなにですか!?」
雪歩「思ったよりも長いですぅ!」
千早「はぁ……ちゃんとした物食べてください」
P「結構美味いんだぞ?」
真「と、とにかく、今日はたくさん食べてくださいね! はい、ご飯です」
P「お、ありがとう」
春香「じゃあ、千早ちゃんと雪歩もご飯にしようね~……はい!」
千早「……なにかしら、これは」
雪歩「こ、これ、ねこまんまですよぉ!?」
食後。
P「いやぁ~、ほんと美味かったよ!」
真「あははっ、プロデューサーったらさっきからそればっかですね」
春香「えへへ、お口に合って良かったです」
千早「………」
雪歩「………」
春香「あれ、二人ともどうしたの?」
千早「あの、春香……」
春香「ん、なぁに?」
千早「さっきのアレ、本当にキャットフードじゃないのよね……?」
春香「あはは!やだなぁ、確かに見た目はそっくりだけど、美味しかったでしょ?」
千早の赤ちゃんプレイはありだと思うんですよ
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima026739.jpg
千早「ええ、美味しかったけど……その、見た目が猫缶にそっくり過ぎて……」
春香「うん!我ながら渾身のできだったよ!」
雪歩「あのっ、私のおかずも、ドックフードじゃないよね……?」
春香「まさか~、コンビーフとかグリンピースとか………その他いろいろだよ~」
千早(その他がこわい……)
P「と、とにかく、今日はありがとう。お陰で結婚に対する考えが少し改まったよ」
春香「へ? ああ、そういえばそんな企画でしたよね」
P「おいおい……それじゃあ、もう晩いし、駅まで送って行くよ」
春香「なに言ってるんですか、プロデューサーさん」
P「え、何って」
春香「今日は泊まりですよ?」
P「え゙……」
その後は大変だった。
お風呂。
春香「プロデューサーさん、お風呂ですよ、お風呂!」
P「うわっ! 本当に入ってくるなってっ!!」
お布団。
春香「お父さん、今日はいっしょに寝て良い日だよね?」
P「お父……ああ、娘っていう設定だったな……って、本当に入ってくるなよ!」
春香「おやすみのご挨拶、します?」ペロリ…
P「ゴクッ……い、いや、しますん……」
――
―
翌日(P自宅前)。
P「はぁ……昨日は全く寝れなかった」
P「でもまぁ、今日はやよい達だしゆっくり休めそうだな」
――ガチャ。
P「ただいま~」
真美「お、おかえり、兄ちゃん」ササッ…
伊織「ったく、おそいのよ!」ズイッ
やよい「えへへ、お風呂になさいますかぁ~?ご飯になさいますかぁ~?」
亜美「それとも、あ・た・し?」
P「あははは!」
亜美「なんで笑うんだYO→!」
P「悪い悪い、ついほっとしてな」ナデナデ
伊織「わわっ、ちょっ、あにすんのよっ///」
亜美(あれ、なんでいおりん?)
やよい「うっうー、伊織ちゃんよかったね!」
P「ほんとほんと、よかったなぁ~」ナデナテ
伊織「良くないわよっ!」
真美(いいなぁ……)
P「あれ、今気付いたけど、部屋が綺麗になってる?」
伊織「きっちゃないから掃除してやったのよ、ありがたく思いなさいよね」
P「そうだったのか、ありがとな~」グシャグシャ
伊織「ちょ、こら、髪が乱れるでしょ!」
亜美「むぅ、亜美達も掃除したよ兄ちゃん!」
P「ああ、皆ありがとな」ナデナデ
亜美「へへぇ~♪」
やよい「あう~」
真美「あ……ま、真美はいいよ」ススッ…
亜美「え→!なんでなんでぇ→!?」
真美「(だ、だって、真美汗臭いかもしれないし……)」ヒソヒソ
亜美「あ、そっか。真美は買出し行くからって、練習の後にシャワー浴びれなかったもんね~」
真美「(亜美!声大きいよっ!)」カァ~///
P(なるほど、それでさっきから遠くにいたのか……)
亜美「え→、そんなの気にすることないじゃん」
真美「気にするよっ!」
P(ははっ、やっぱり真美の方がお姉さんだ、亜美はまだまだ子供だな)
亜美「その臭いがいいんじゃん!乙女の生汗に、兄ちゃん大興奮♪」
P(…………いや、亜美の方が大人?なのか?)
どうなんすかねえ
どっちもいいと思うんですよ
やよい「ごはんですよ~」
P「おー、おかずがたくさんだなー」
やよい「はい。いつももやし祭りのときにしか来てもらえないから、他のおかずも作ってみました!」
P「どれも美味しそうだ」
伊織「ふふん、美味しいに決まってるじゃない!」
真美「さすがはやよいっち!」
亜美「って、なぜいおりんが胸を張る?」
やよい「うっうー!それじゃあ、いただきまーす!」
『いただきま~す』
カチャカチャ
やよい「味はどうですか?」
P「ん~まいっ!やよいは料理が上手だな」
やよい「えへへ、嬉しいです~」
P「春香達のときも感じたけど、料理スキルって大事だよな」
亜美「ほほぅ、兄ちゃんは家庭的な女子がいいわけですな?」
真美「……」ピクッ
伊織「……」ピクッ
P「え、いや、独り身でも料理スキルは大j亜美「じゃあ、やよいっちは?」……聞けよ」
やよい「わ、私ですかぁ!?」
亜美「うん、やよいっちどーよ。兄ちゃん?」
P「やよいは、料理はもちろん家事全般できるし、家庭的で良いお嫁さんになると思う」
やよい「えへ、えへへ、そんなことないですよぉ」テレ~
P「面倒見も良いし、元気で明るいし、やよいと結婚する奴は幸せだな」
真美(むむむっ……)
伊織(ぐぐぐっ……)
やよい「えぅ~///」プシュ~
亜美「うわあ!やよいっちが発熱してる!?」
P「ちょっ、落ち着けやよい!」
その後、皆慣れないことをして疲れたのか、お風呂後、即就寝する運びとなった。
P(まだ10時なんだけどなー)
真美「スヤスヤ…」
やよい「スゥスゥ…」
P(それにしても、暑い……なんでこんなにくっ付いて寝るんだ?)
亜美「クカ~」
伊織「スピー…」
P(娘とかできたらこんな感じなんだろうか?)
P「(う~む、どの子が娘でも、大変そうだなぁ~)」
――
―
翌日(P自宅前)
P(昨日は早く寝たし、まずまずのコンディションだぞ!)
――ガチャ。
P「ただいま~」
美希「ハニー!」ダキッ
響「おそいぞ、プロデューサー!」
貴音「お帰りなさいませ、あなた様」
P「美希、いきなり飛び付くなって。遅くなってごめん響。あ、これはご丁寧に……って、貴音?」
貴音「うふふっ、あなた様は三つ指をつく必要はありません」
P「そ、そう?」
響「そんなことより早く入るさー、ご飯もできてるぞ!」
美希「はい、ハニー、あ~んなの」
P「え?え?」
美希「あ~んっ」
P「あ、あ~……あむ」モグモグ…
美希「あはっ☆ 美味しい?」
P「あ、ああ、うん、美味いよ」
P(チクショウ、なんだこれっ! 結構恥ずかしいぞ!?)
美希「あ、ハニーってば赤くなってるの! かわいーの♪」
貴音「うふふ、あなた様、こちらも……」
P「ええっ、貴音まで!?」
貴音「あーん」
P「あ、あ~~~むっ」ムグムグ…
貴音「お味はいかがでしょうか?」
P「た、大変美味しゅうございます……」
貴音「うふふふっ」
響「じ、自分は!」
P「ひ、響?」
響「しないもん!」カァ~///
お風呂。
P(くっ……強烈なプロポーションだ、さすがはアイドルっ!)
美希「あん、ハニィ~♪」
P(普通の水着姿なのに、ほとんどR指定物じゃないか!)
貴音「あなた様、お背中を流させていただきます」
P(まさか、こんな形で担当アイドルの実力を知ることになるとは……)
美希「響なにしてるの? 早く入れば良いのに」
響「む、無理さー! プロデューサーとお風呂だなんてっ!」
P「そ、そうだぞ。こんなことで無理しなくていいんだからな」
P(というか、そもそも何で一緒に入ってるんだ……)
響「むむっ」プルプル…
P「響……?」
響「無理じゃないさー!自分は完璧なんだからなっ!」
P「ちょっ、おまっ!」
響「貴音っ、スポンジ貸して! 見てるがいいさプロデューサーっ!」ズンズン
P「あ、バカ!そんな大股で入ってきたら!」
つる~ん。
響「うわわぁ!?」コケッ
ドン!――ぷにゅん♪
美希「ああーっ!響ってば、転んだ拍子にハニーに抱き付いたの!」
貴音「ふ、二人とも大丈夫ですか?」
響「うぅ~、びっくりしたさ~。プロデューサー、大丈夫かぁ?」
P「お、おかげさまで」
響「って、前屈みになってるぞ!?どこか痛いのか!?」アセアセ
P「ああ、痛いくらいに……って、いやいやいや」
響「しっかりするさプロデューサー!」ムギュ~
P(ウヒw 背中にやわらかい感触が……!)
美希「響!ハニーから離れてぇ~!」グイグイ
お布団。
美希「スピー…」
響「クカ~…」
貴音「スゥスゥ…」
P「はは、疲れちゃったのかな、もう寝てるよ」
P(しかし、風呂ではえらい目にあったなぁ)
P(でも、奥さんができれば、水着なしの混浴もOKなんだよな……ゴクリ)
P「ね、寝よ寝よっ!」
――
―
翌日(P自宅前)
P(はぁ、昨日はいろいろ大変だった……)
P「でもっ、今日は良識ある大人組みだから大丈夫!……な筈」
――ガチャ。
P「ただいま~」
あずさ「おかえりなさい~」
P「ただいまです。あ、可愛いエプロンですね」
あずさ「うふふ、猫のプリントがお気に入りなんです」クルッ
P(う~ん、あずささんのエプロン姿だけで幸せな気持ちになれる)
律子「あ、帰ったんですか、もう直ぐご飯できますよ」
小鳥「お仕事お疲れ様でした、プロデューサーさん」
P「はは、そう言ってもらえると、なんだか気が抜けますね」
あずさ「あらあら~」
律子「ふふっ、なんだかおじさんっぽいですよ」
小鳥「鞄と上着ください。掛けておきますから」
夕食。
P「お、和食ですね」
あずさ「はい。きっと皆は揚げ物とかを作っていると思ったので」
律子「そろそろ、煮物とか恋しいんじゃないですか?」
P「ああ、確かに和食は無かったからな、嬉しいよ」
小鳥「はい、ご飯ですよ~」
P「ありがとうございます。というか皆料理とか家事全般できるんですね」
小鳥「そりゃあもう、“一人暮らし”が長いですから!……ぐすん」
あずさ「うふふ、私もですぅ~……ぐすん」
律子「お給料の問題で自炊してますから……ぐすん」
P「給料……ぐすん」
お風呂後。
あずさ「りつこしゃ~ん、のんでまひゅかぁ~?」
律子「いえ、私は未成年なので……」
小鳥「あ~っ、ヒック! 今、若さをあぴーるしましたよぉ~!」
あずさ「ひどいですぅ~~」
律子「はぁ……プロデューサー、何とかして下さいよぉ」グイグイ
P(か、関わりたくないでござる……)
小鳥「あ~っ、ヒック! 今、プロデューサーさんに甘えましたよぉ~!」
あずさ「ずるいですぅ~~」
――。
就寝。
P(や、やっと寝てくれた)
あずさ「スヤスヤ……」
P(下手したら、ここ数日で一番手が掛かったんじゃないか……?)
律子「スゥスゥ……」
P(お風呂は別々だったし、そこまでは完璧だったのに……)
小鳥「………」
P「ちょっと、夜風にでも当たろう」
ベランダ。
P「ふぅ……」
『夜も、だいぶ暖かくなってきましたね』
P「え? あ、音無さん、起きてたんですか」
小鳥「はい。ここ数日はどうでしたか?」
P「疲れました」
小鳥「うふふっ、でも、家で誰かが待っていてくれるのって、良くなかったですか?」
P「そうですね、『ただいま』なんて、久しぶりに言いましたよ。ありがとうございます」
小鳥「いえいえ、私達も、お料理やお掃除をしながら誰かの帰りを待つなんて、貴重な体験でした」
P「誰かのところに帰るのって良いですね」
小鳥「待っている人が帰って来てくれるのも、良いですよ?」
P「あははっ」
小鳥「うふふっ」
P「……よし、俺、決めました」
小鳥「え、何をですか?」
P「俺、皆のおかげで考えが改まりましたから」
小鳥「え、そ、それって……」ドキッ
P「音無さん」ガシッ
小鳥「ひゃ、ひゃいっ!」ドキドキ…
P「明日、皆の前で俺の気持ちを言います。いいですよね、音無さん」
小鳥「ひゃいぃ~」プシュ~///
――
―
原作で給料に触れた部分あったっけ?
翌日。
P「皆が結婚生活を体験させてくれたおかげで、結婚に対する偏見がなくなったよ!俺、結婚する!」
全員「えっ///」ドキッ
P「俺……実家に帰ってお見合いを受けてみることにするよ!」
し~ん・・・。
P「あれ?」
春香「プロデューサーさん、わかってない……わかってないですよ……」
律子「正直、ここまでだと手の施しようが……」
もはや脳の病気を疑うレベル
小鳥「プロデューサーさん?」ゴゴゴ…
P「お、音無さん?なんか只ならぬオーラが……」
小鳥「ふぅ……もう分かりました。あたし決めちゃいました」ニッコリ
P「な、何をですか……?」
小鳥「プロデューサーさんには、身体の方に教えてあげないとダメみたいですね」スルスル
P「ええっ!ちょっと!」
あずさ「仕方がないですね~」
P「あずささん!?皆もなに脱ぎ始めてるんだよ!?」
美希「もぅ、ハニーってばわかってる癖に~♪」ヌギヌギ
亜美「よいではないか、よいではないか~♪」スポポーン
春香「だ、だだ、大丈夫ですよ痛くないですよ直ぐ済みますよ!」ガシッ
P「くっ、春香っ……な、なんて力だ……っ!!」
貴音「あなた様……これも全て、ご自分の不明が招いたこと、覚悟を決めて下さい」プルルン
あずさ「うふふ、プロデューサーさん♪」タプン
P「ウヒw やわらかい感触が……」
真「雪歩、ボク達も///」
雪歩「うぅ、恥ずかしいけど頑張りますぅ///」
亜美「ほら、真美も脱ぎなYO→」
真美「ま、真美は……」
亜美「兄ちゃん取られちゃうよ?」
真美「っ……わ、わかった、真美もするっ」ヌギヌギ
やよい「ぬ、脱げば良いんですよね!」スルスル
伊織「ちょっ、やよい!?……あ~もぉ~///」バサッ
響「よ、よく分かんないけど、自分だって負けないさー」ヌギヌギ
千早「み、皆………って、私もう脱がされてる!?」
春香「はいは~い、改行が多くなっちゃうから千早ちゃんはチャッチャと脱いでね~」
千早「そ、そんなぁ!」スポポーン
P「って、ちょっと待て!本当にシャレになってないぞ!?」
小鳥「プロデューサーさんこそ、シャレじゃ済まないんですよ?」
P「お、音無さん……」
小鳥「うふふ、えい☆」ギュ…
P「オヒw」
――。
完 結
皆さま、お疲れさまでした。
結局、最後までいちゃいちゃするだけでしたね、はい。
元ネタはいくつかあります。
キミキスだったりアマガミだったり……これに関しては完全に趣味なのであしからず。
初めて即興で書きました、地味に。
普段書き溜めでゆっくりするから、即興だと投稿ペースが遅くて、人が絶えることが不安で不安で。
しかし、予想以上の支援いただけたので、この場で感謝を述べようかと。
支援、保守の方々、誠にありがとうございました。
……疲れた。寝よう。
ではではノシ
>>162
千年早いわ!千早だけにな!ってかwwww
>>165
【審議中】
⌒Y⌒ (,/
, ' ⌒´ヽ '´⌒ `'8'⌒>
ヽ) i ィj」ノハ」!〈リツ´`iミi`,。、_,。、
レ'´iミイ ヾ)リ)「)ー')ノ ⊂人つ〈'jハハハィ'リ)
ノi(l*゚ー゚ノ( ' __,ゝ (⌒ヽ) リ´-`;(,ソ
´`'⊂ノ,.'´'´`´ヽ '´`⌒' ,.⊂rォiつ
(/ ! l|| (ハ_ i 〈iんンf
しヽ!i_l_i_j儿 i、l) l しヽ)
/_《つ⊂リ ハ
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