上条「助けて欲しいか?なら金だ」(35)
―――路地裏―――
スキルアウト「なんだお前ェ?何か用かよ」
上条「いやお前らには依頼が来ててな」
スキルアウトD「依頼?」
上条「あぁ、『全員ブッ潰せ』ってな!」
ダッ!
スキルアウト「このやろう!」ブンッ!
上条「振りがでけぇ!」スッ
上条「オラァッ!」シュッ!
スキルアウト「ガハッ!」ドスッ
上条「全員まとめてかかってこい!」
三分後…
上条「フゥ…終わった」パッパッ
スキルアウト「う、うぅ…」
上条「じゃあな」スタスタ
スキルアウトD「まてぇ!」ゴォ!
上条「あ?」
スキルアウトD「死ねぇ!」ブンッ!
ゴォォオ!
スキルアウトD「レベル3の発火能力ナメんなよ」
スキルアウトD「タバコでも吸うか」
スキルアウトD「あ、火がねぇ能力じゃアブねぇし」
「火ならあるぞ」カチ
スキルアウトD「んサンキュー」
上条「ただし、ミニ火炎放射機だけどな」
スキルアウトD「へ?」
ボォォォォォオオオ!
スキルアウトD プスプス
上条「あ~また燃料足さないとな~…」
上条「またこの『右手』に助けられたな」
上条「あると不幸しか起きないのにな~」
「お疲れだにゃー上やん」
上条「ん?」
土御門「やぁ上yガシィッ
上条「土御門君」ニコ
土御門「な、なんだい上条さん」
上条「テメェ、スキルアウトに能力者いねぇつったよな?」ギリギリ
土御門「は、はい」アイアンクロウカニャー
上条「いたんだけど」
土御門「そ、そのようで」
上条「お仕置きだ」ニタァ
土御門「」
上条「爆熱」
土御門「え、ちょy上条「ゴットフィンガー!」メキメキ
土御門「ウギャァァァァア!」
上条「ヒートエンドォォォオ!」
土御門「OH」グシャア
上条「フゥ…スッキリした」ポイ
土御門「」ベシャア(※死んでないッス)
上条 当麻
幼少期に親を亡くし暗部と何でも屋を掛け持ちする。
右手には『幻想殺し』が宿っている、
学校には通っているため一見普通の生徒だただたまに血だらけで登校する。
土御門とは幼馴染み。
あとよく不幸な目に遭う
土御門 元春
暗部所属、変態、シスコン、以上
土御門「上やん『幻想籠手』って知ってるか?」
上条「幻想籠手?」
土御門「最近スキルアウトの間で流行ってるんだにゃー」
上条「そいつがなんかしたのか?」
土御門「幻想籠手を使うと、レベルが上がるらしいにゃー」
上条「はぁ?薬か何かか?」
土御門「いや、情報によると、『音楽ファイル』らしい」
上条「は?ますますわかんねぇぞ」
土御門「今ある情報はそれだけだ」
上条「つまりそれを特定しろってか?」
土御門「…話が速くて助かるにゃー」
上条「二百万な」
土御門「…もうちょい下で」
上条「無理」
土御門「はい…」
上条「うし、今日の仕事はおしまい、帰るか」スタスタ
土御門「俺も帰るぜよ」
上条「…お前その喋りかたどうにかなんない?」
土御門「?」
上条「もういい帰る」ダッ
土御門「あ、待つぜよ上やん!」ダッ
―――上条宅―――
オカエリナンダヨ、オナカヘッタナ
上条「飯作るにしても材料がねぇな」ウーン
上条「土御門ん家からかっぱらってくるか」
ドウシタンダニャーカミヤン、
コメトヤサイトニクヨコセ
エ、ヤダヨ
マァソウイワズニ
デモ
…コロスゾ
ドウゾドウゾ
上条「いやーやっぱ、持つべきものは友達だねうん」
上条「今日は何を作りましょー♪」
「お肉がいいな」
上条「そうだな、ぱぁっといきますか」
「わーい」
上条「…いや誰だよ」
「酷いんだよ、朝からいたのに気がつかなったの!?」
上条「あ~あれか」ホワンホワン
――――
―――――――
上条「ん、何だこの布団?」
布団「おなかすいた」
上条「最近の布団は腹減るのか」
布団「うん、ごはんお腹一杯食べたいな」
上条「あ、そろそろ時間だ、勝手に食ってていいぞ」
布団「わーいなんだよ」
――――――
――――
上条「あれか」
「それなんだよ」
「忘れるなんてひどすぎかも」
上条「黙れ布団」
「布団じゃないもん、『インデックス』だもん」
上条「はいはい、肉野菜炒めでいいか?」
インデックス「うん」
インデックス「いい湯だったんだよ」ホカホカ
上条「そりゃよかった、んじゃ話したいことがあるから座れ」
インデックス「話したいことって?」
上条「実は――――
ドゴォォォオン!
上条「チッ、客か…」
「やぁ、その子を返しにもらいに来た」
上条「無理な相談だな」
「そうかいなら…死ね」ゴォォオ
「ハッ!」ブンッ
上条「危な」パキーン
「久しぶりだね上条当麻」
>>12と>>13の間
――――――
――――――――――
インデックス「ごちそうさまなんだよ」
上条「うし風呂入るか?」
インデックス「いやさすがに悪いんだよ」
上条「まぁ気にすんな」
インデックス「…覗かない?」
上条「ガキに興味ない」
インデックス「くっ…」サスサス
上条「おら入ってこい」
インデックス「うん」
ステイル「やぁ」
上条「ドア壊しやがってこのやろう」
ステイル「まぁまぁ」
インデックス「あ、あ」ガクガク
上条「どうしたインデックス?」
インデックス「だ、騙したの?」
上条「何を!?」
インデックス「そいつらと仲間だったんだね!」
上条「違うぞ、お前も仲間だ」
インデックス「え?どういうこと?」
上条「コイツらから依頼を受けた『お前を助ける』って」
インデックス「?、ますますわからないんだよ」
上条「よし今から話すことよく聞けよ――――ーー‐
インデックス「じゃあつまりみんな、わたしを助けるためにあんなことしたの?」
ステイル「あぁ、そうだよ」
インデックス「う、嘘だだって攻撃だってしてきた!」
ステイル「ああでもしないと、止まらないだろ」
上条「なにしたんだステイル」
ステイル「魔術を少々…」
上条「額で煙草吸うか?あ゛?」ジャキ
ステイル「すいませんでした」
インデックス「それでも!」
上条「インデックス俺の目を見ろ」
インデックス「」プイッ
上条「インデックス」ガシッ
パァーン(服が破ける音)
インデックス「ふぇっ?」
上条「インデックスこれが嘘ついてる目に見えるか?」
インデックス「み、見えないけど、それより///」
上条「ん?」チラッ
スッポンポーン
上条「あ」
インデックス「覚悟はいい?わたしは出来てる」ギラァ
上条「」
ギャアー!フコウダー
ステイル「懐かしいなあの頃が」ボソッ
―――――――――
――――――
上条「そういえば姉ちゃんは?」イテテ
ステイル「神裂ならまだそろそろじゃないかな?」
神裂「一部始終を見せてもらいました当麻あなたは万死に値します」
上条「一難去ってまた一難か…」
げ ん こ つ
上条「いてぇ…」
神裂「ステイルあなたもです」
げ ん こ つ
上条「ザマァwwwwww」
ステイル「痛い…」
神裂「まったく二人とも」ハァ
インデックス「…誰かなこの人?」コソッ
神裂「…」ズキ
上条「あ?姉ちゃんは姉ちゃんだろ」
インデックス「え?」
神裂「…当麻その子には記憶がありません」
上条「あっ…」
神裂「私は神裂火織です」
インデックス「よろしくなんだよかおり」ニコ
神裂「よろしくお願いしますインデックス」
見てる人おるんかなこれ?
上条「ところで姉ちゃんこのあとは?」
神裂「はい、記憶を消そうかと」
上条「…またか、いい加減なんとかなんないの?」チラッ
インデックス「?」キョトン
神裂「無理です…」
上条「って訳で助っ人頼んでもいいか?」
神裂「助っ人?」
上条「あぁ、とっておきだ」
「そいつの名は―――――
「学園都市『最強』の『一方通行』だ」
とあるマンション
上条「インターホンが無い…邪魔すっぞ」
一方通行「あ、上条ォ、どォした?」
上条「相変わらず部屋汚ないな」
一方通行「ワリィ、スキルアウトがきて散らかすンだよ」
上条「ったくお前は優しすぎなんだよ、もっとガツッといけよ」
一方通行「でも、人が傷つくとこ見たくないンだよ」
上条「…ぷっ」
一方通行「ちょ、笑うなよ!」
上条「お前はホント変わってるよな」
一方通行「うるせェ//」
上条「普通最強って、暴れまわったりするだろ?」
一方通行「しねェよ!」
一方通行「で、何をしにきたンだァ?ファ、ファミコンか?//」
上条「ん~今はちょっと別の話だ」
一方通行「そ、そォか…」ガクッ
上条「また今度ファミコン朝までしようぜwwwwww」
一方通行「うン!あ…」カアア//
上条「顔赤いぞ」
一方通行「な、なンでもねェよ!ンで本題!」
上条「…助けて」
一方通行「え?」
上条「Mayi help you」
一方通行「なンで英語!?」
上条「実はカクカクシカジカ」
一方通行「うしうしまるまる…ってわかるかァァア!」
上条「おもしろいよな、クレヨンしんちゃん」
一方通行「毎週みてるわ!」
上条「んで真面目な話なんだけど、脳ってパンクするの?」
一方通行「え?しねェよバカか?」
上条「いや知り合いに完全記憶能力者がいるんだよ」
一方通行「だとしても140年は生きられるわwww」
上条「え?」
一方通行「え?」
上条「え?なに、脳が85%使って一年で残りが埋まっても?」
一方通行「うン」
上条「よし俺んちいくぞ」
一方通行「わかったァ」
in上条宅
一方通行「久しぶりだァ、ココは」
上条「ほら上がれ、ドアねぇけど」
一方通行「お邪魔しまァす」
インデックス「白いんだよ」
一方通行「布団?」
インデックス「布団じゃないんだよ」
ステイル(白いな)
神裂(白いですね)
神裂(当麻この少年は?)カコショ
上条「聞いて驚くな、こいつが」
「『学園都市第一位一方通行』だ!」
ステイル「どっからどーみても、十歳位の少年なんだが」
上条「チビとか言うな!」
一方通行「いや言ってねェだろ!」
上条「確かに一方通行は140センチ位しかねぇがバカにすんな!」
一方通行「誰も身長の話なンかしてねェよ!」
上条「ちなみに小学四年生だ!」
一方通行「うるせェ!」ドガァァァア!
上条「グハッ…」チーン
一方通行「あ、…しっかりしろォ上条ォ!」
インなンとかさン「何がなんだか…」
……………………
ステイル「さて本題に入ろう」
上条「病院行ってきてもいいか?」
ステイル「まず彼女のリミットなんだがあと三日だ」
上条「短けぇな…てか無視かよ」
一方通行「質も~ン」ハイ
ステイル「なんだい?」
一方通行「上条ォから話は聞いたけど、お前ら馬鹿なンですか?」
ステイル「チッ…ガキガ…なにがだい?どの辺がバカ?」
一方通行「人間の脳はパンクしませ~ン」
ステイル「するよ」
一方通行「しねェよ」
ステイル「するよ!」
一方通行「しねェよ!」
ステイル「すr上条「くどい、煙草吸う穴増やすぞ?」
ステイル「すいませんでした」
一方通行「まずだ人間の脳は、色々ある、それはわかるか?」
神裂「はい」
一方通行「よって記憶しすぎて死ぬことはねェ」
上条「アバウト!」
一方通行「小4だから英語わかンない」
上条「お前よくそんなんで一位だな」
一方通行「英語とかマジムリ」
上条「体育は?」
一方通行「能力があるから」
上条「次から禁止な」
一方通行「うン、便利なのに」
インデックス「…あの、これからどうなるか教えて欲しいかも」
上条「ん~、そうだな、あの人も呼ぶか」ピポパ
「はいもしもし」
上条「あ、じいちゃん、今から俺んちきて」
「わかったよ、当麻」
上条「んじゃ」ピッ
ステイル「そういえば、あの人がいたな」
神裂「いましたね、科学と魔術に関わる人物が」
「やぁ、当麻バイクブッ飛ばしてきたよ」
上条「よぉじいちゃん」
冥土返し「久しぶりだね、用とは一体?」
上条「コイツの記憶を消さないで救い出したい、何とかなんないか?」
冥土返し「う~ん?大丈夫なんとかなるよコレ」
ステ・神「!」
上条「マジでか!さすがじいちゃん!」
冥土返し「まぁ、じゃあはじめるか…」
冥土返し「インデックスちゃん、覚悟はいい?」
インデックス「へ?」
冥土返し「当麻インデックスちゃんの体を触りまくるんだ」
上条「死ねクソジジィ!」 バキッ
冥土返し「グハァ」
冥土返し「コレにはちゃんとした理由があるんだよ」
上条「いってみ」
冥土返し「恐らくインデックスちゃんの一年ごとに来る頭痛は、魔術だと思うんだ」
上条「魔術…」
冥土返し「だからやってみてくれないか当麻」
上条「わかった」
インデックス「え?…え?」
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うん…新時代の幕開けだ