ひろし「あー髭剃り用ジェルがないや買ってくるか」 (244)

ひろし「ちょっと近くのスーパー行ってくるわ」

みさえ「ならついでにマヨネーズとひまわりのオムツ買ってきて」

ひろし「へいへい」

しんのすけ「オラも行くー」

ひろし「チョコビは買わないぞ」

しんのすけ「いってらっしゃーい」

ひろし「おーう」

ガチャンッ

ひろし「たまには歩いて行くかね」テクテク

ミッチー「あ!野原さん!」

ひろし「おうミッチーか、今日はよしりん居ないのか?」

ミッチー「はい、今仕事に行ってるんです」

ひろし「へー土曜なのに大変だな、でもよしりんの奴また仕事途中で抜けて会いにくるんじゃないか?」

ミッチー「いいえ、2人で決めたんです、仕事している間は絶対に会わないって」

ひろし「なるほどね、お前らも成長してるんだな」

ミッチー「野原さんはどこか行くんですか?」

ひろし「近くのスーパー」

ミッチー「本当ですか!?」

ひろし「ああ」

ミッチー「私も今からそこ行くんです!一緒に行きましょうよ野原さん!」

ひろし「まあ別にいいけど・・・」

ミッチー「じゃあ行きましょっか!」

ひろし(しんのすけ並に厄介な奴がついてきたな・・・)

ミッチー「今日はしんちゃんついてきて無いんですねー」

ひろし「うん、にしても寒いな今日は」

ミッチー「一緒にマフラー使います?これカップル用のやつなんですよ!」

ひろし「いや・・・いいよ」

ミッチー「遠慮しないでいいんですよ!」ファサッ

ひろし「・・・なかなか暖かいな、手作りか?」

ミッチー「よくわかりましたね!?そうですよ!」

ひろし「わりと器用なんだなミッチーって」

ミッチー「えへへ・・・」

ひろし「さーてスーパーに着いたな、もうマフラー外していいぞ」

ミッチー「・・・そうですね」シュルル

ひろし「さて、それぞれ買い物しようぜ」

ミッチー「え!?一緒に買い物してくれないんですか!?」

ひろし「え、別によくないか?先に帰ったりしないからゆっくり買い物しろよ」

ミッチー「・・・」

ひろし「・・・わかった!わかったよ!」

ミッチー「やったぁ!さすが野原さん!」

ひろし(せっかくの休日に何をしてるんだ俺は・・・)

ミッチー「まずはお肉からです!行きましょう!」

ひろし「はいはい」

ミッチー「次はお魚!」

ひろし「へいへい」

ミッチー「次はお野菜!」

ひろし「ほいほい」

ミッチー「ふぅ・・・これで買い物おしまいです!」

ひろし「やっとか、じゃあ帰ろうぜ」

ミッチー「まってください・・・!」

ひろし「・・・なんだぁ?まだ何か買うのか?」

ミッチー「買い物に付き合ってくれたお礼に喫茶店でコーヒーでも奢ります!」

ひろし「まさかミッチーにコーヒー奢ってもらうとは夢にも思わなかったぜ」

ミッチー「どういう意味ですか!?野原さん!!」

ひろし「はは、わりいわりい」

ミッチー「もぉ・・・」

ひろし「しかしミッチーってよしりんと居ないと本当フツーの可愛い女の子なんだな」

ミッチー「・・・へっ!?ど、ど、ど、どう意味ですか!?野原ひろしさん!!?」

ひろし「いや、いつもは2人そろって迷惑ばっかかけられてるからな、可愛く見えるんだよ今日は」

ミッチー「・・・」ぷすぷす

ミッチー「すみません・・・結局奢ってもらっちゃって」

ひろし「なーにいつものことだろうが」

ミッチー「いつもすみませんでした・・・」

ひろし「いいさ、帰ろうぜ」

ミッチー「・・・はい」

ひろし「そろそろ夕飯作らないと、よしりん帰ってきちまうぜ?急ごう」

ミッチー「野原さん・・・実は・・・」

ひろし「・・・どうした?」

ひろし「・・・なるほどね、よしりんへの愛が薄れてきてると」

ミッチー「はい・・・」

ひろし「でもどうしてだ?あんなにラブラブだったのにさ?」

ミッチー「・・・他に好きな人ができてしまって」

ひろし「好きな人!?おいおいそれはダメだろ」

ミッチー「ダメな事は分かっています!でも間違い無くよしりんよりその人が好きなんです・・・」

ひろし「・・・ふーん、まあ他人の俺が言うのも何だけど、君を一番幸せにできるのはよしりんだけだと思うぜ」

ミッチー「・・・そうかもしれませんが」

ひろし「気の迷いさ、すぐによしりんがまた好きになる」

ミッチー「・・・」

ひろし「とりあえず、今日はもう帰った方がいい」

ミッチー「・・・分かりました・・・この話誰にも言わないでくださいね、2人だけの秘密です」

ひろし「はいはい」

ミッチー「指切りしましょう!」

ひろし「そこまでするか・・・」

ミッチー「だって野原さん信用できませんし」

ひろし「あのな・・・信用できない奴にそんなこと話すな!!」

ミッチー「えへへ・・・冗談です!ゆーびきりげんまん・・・」

ひろし「・・・これでいいな、じゃあなミッチー」

ミッチー「待ってください!ひろしさん!」

ひろし「・・・まだ何かあるのか?」

ミッチー「・・・またこうやって話聞いてくれますか?」

ひろし「暇ならなー」

ミッチー「じゃあ来週もあの時間に!」

ひろし「え・・・?来週もか・・・」

ミッチー「約束です!指切りしましょ!」

ひろし「あー分かったよ、しなくてもいいよ信用しろ」

ミッチー「はい!・・・じゃあ帰りますね、今日は本当にありがとうございました!さようなら!」タッタッタッ

ひろし「おうじゃあな・・・・・はあ今日は疲れたな・・・あっ」




ひろし「自分の買い物忘れてた・・・」

おわり

ミッチー「ひろしさん!今日は山にでも登りましょう!」

ひろし「……ああ」

ひろし「……なんだったんだ。とりあえず自分の買い物をしに戻ろう…」

買い物終了、帰宅

みさえ「遅いじゃないのよ!」

第二章

次の日

ひろし「はぁ…」

よしりん「あれ?野原さん元気ないですね?」

ひろし「ああ、よしりんか…昨日色々あってなぁ」

よしりん「何かあったんですか?野原さん」

ひろし「ああ…ミッチ (よしりんには秘密って言われてるんだった!)い…いや何でもねぇ!」

よしりん「ミッチーって言いました?」

ひろし「ちっ…違う、ミッションインポッシブルって言おうとしたんだ!昨日徹夜して見てたからさぁ…ハハハ」

よしりん「なんだーそれで元気がないのか…心配して損しましたよ」

ひろし「まぁな…わりぃわりぃ」

よしりん「元気がないと言えば…最近ミッチーも元気が無いんですよね」

ひろし「…そーなのか?」

よしりん「はい…最近仕事から帰って来ても素っ気ないんです…前は家に1m近づくごとにラブメールを送りあってたんですけど…今はもう…」

ひろし「(おいおいやりすぎだろ…)ま…まあ何か悩みがあるんじゃないか?ミッチーだって人間だ…お前には相談できねぇ悩みってのがあるのかも知れないしな」

ひろし「お前に出来るのは今は支えてやることだ、ミッチーを愛してるんだったら支え…」

よしりん「してないんです…」

ひろし「え?」

よしりん「もう愛してないんですよ」

よしりん「なんか最近冷めちゃって…実は最近よく喧嘩をするようになったんです」

ひろし「え!?お前らが?」

よしりん「はい…そりゃ二人で住み始めた当初は大好きでしたよ…でも二人で住んだらミッチーの見たくない一面を見たりして…」

ひろし「おいおい…お前はバカか?ミッチーにもそりゃだらしない所はあるかもしれねー。だがな、それを認めあって助け合って生きるのが2人暮らしだぞ」

ひろし「俺なんか最近みさえのだらしない所しか見てないけどな…俺はみさえのことが好き(待てよ?俺は…本当にみさえのことが好きなのか…?)だぞ…」

よしりん「それに…実は他に好きな人が出来たんですよ」

ひろし「え!?(お前もか)」

よしりん「その人が好きだから冷めちゃったのかも知れないです…」

ひろし「お…おい冗談はよせよ…お前までそんな事言うなよ…」

よしりん「お前…まで?」

ひろし「(しまった!!)な…なんでもねぇ…間違えただけだ!!」

よしりん「もしかしてミッチーもそう言ってたんですか?」

ひろし「し…しらねぇな…」

よしりん「そうなんですか…分かりました。すいませんが今日早退させて貰いますね」

ひろし「お…おいミッチー待てよ!!」

ひろし「ハァッハァッ…よしりんの奴どこへ…」

ひろし「あんな所に居やがって…ちくしょう!」

ーービルの屋上ーー

よしりん「もう終わりだね…ミッチー」

ミッチー「そうね…よしりん」

よしりん「最初はあんなに楽しかったのに…」

ミッチー「今はお互い一緒に居るのが苦痛になるなんてね…」

ひろし「おい…お前らこんな所で何を…」

よしりん「野原さん…僕たちは気付いたんですよ…」

ミッチー「私たちの生きている理由…それって二人が愛し合うことなんです」

よしりん「でももうお互い好きじゃない…」

ミッチー「愛し合ってないなら存在理由がない」

よしりん「だからここから飛び降りて死ぬんですよ僕たち」

ひろし「バカな事言ってないで早く降りてこい!!あぶねぇぞ!!」

よしりん「ねぇ野原さん…びっくりする事言いますね?僕たち…他に好きな人が居るって言いましたよね?」

ひろし「ああ…」

よしりん「笑っちゃうでしょ…あれ、二人ともおな」

ミス

よしりん「ねぇ野原さん…びっくりする事言いますね?僕たち…他に好きな人が居るって言いましたよね?」

ひろし「ああ…」

よしりん「笑っちゃうでしょ…あれ、二人とも同じ人が好きだったんですよ…」

ひろし「同じ…人?(性別が違うのに…どう言う事だ?)」

ミッチー「よしりんも私もね…野原さん…あなたが好きだったの」

よしりん「そう…実は僕ホモだったんです…」

ひろし「は?…え?」

ミッチー「私は野原さんの事が大好きなの」

よしりん「野原さん…僕たちの最後のお願い聞いてくれますか…?」

ミッチー「聞いてくれますか?」

ひろし「おい…近づくな!お…おい…お前ら…やめ…」

ーー野原家ーー
みさえ「はい…分かりました…わざわざありがとうございます。」

しんのすけ「とーちゃんまだみつからないの?」

みさえ「そう…みたいね…」

みさえ「よしりんを探して会社を早退…その後行方不明のまま2週間…どこに居るのかしら…」

ひまわり「たたいーた……ぎぇぇぇぇぇ!!!!!!」

みさえ「ひまわり玄関でなにやってるの?うるさいわよ!!」

みさえ「あ…あ…」

ひろし「…」

みさえ「ひま…わり…?」

ひろし「みさえ…俺な…俺な?」

みさえ「あ…あなた…?」

ひろし「もうお前の事好きじゃねぇ」

グサッ

みさえ「あ"…あ"…ああああああああああああああああああああああああ」

ひろし「俺はな!」

グサッ…

ひろし「お前らの」

グサッ…

ひろし「奴隷じゃ」

グサッ…

ひろし「ねぇんだよ」

グサッ…

ひろし「死ね…死ね死ね…死ね…死ね…死ね…死ね死ね…死ね…死ね」

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
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|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~~ヽ::::::::::::|/        = 完 =

このSSまとめへのコメント

1 :  のびのびた   2015年03月09日 (月) 16:56:29   ID: -E2Xexbk

いいね!やっぱりこういうのが好きなので♪

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