撫子「撫子だよ!」 (8)

貝木「俺はさっき壱万円を投じたわけだがその壱万円に対しお前は一体どんなサービスを提供してくれるのかな」

撫子「う~んと・・・いちまんえんのエッチなサービスってどのくらいの事をすればいいのかな」

貝木「さてな・・・ちなみに先日俺に仕事を依頼してきた女子高生は金に余裕が無くてな
    身体を売って仕事料を払うと言ってきたが所詮小娘の身体だ
    毎夜何人も相手にしたところで稼ぎなど高が知れて到底払いきれんと指摘してやったところだ」

撫子「ふぇ~、じゃぁ、その子はいちまんえんもあったらそれ以上のことをしなくちゃいけないんだね
    高校生でそれなら中学生はもっとすごい事をしなくちゃいけないね」

貝木「そうだな、中学生なら五千円もやれば一晩中何でもするんじゃないか」

撫子「大変だねぇ
    まぁ撫子は神様だから違う相場になるけどね」

貝木「あぁ、そうだな」

撫子「でも・・・神様の相場ってどれくらいなんだろう?」

貝木「そうだな・・・他の神様、それもお前と同じ女の神様の例を挙げると、
    弁天の場合、別れたい相手とお参りに行けば例え賽銭を入れなくても願いを叶えてくれるそうだ」

撫子「タダで!?・・・なんか撫子が思ってたのと逆方向に相場が違ってたみたい・・・
    じゃぁ、じゃぁ、いちまんえんも貰った撫子はどれだけの事をすれば・・・」

貝木「そうだな・・・精々俺が死ぬまで俺の言う事を何でも聞くぐらいで釣り合いが取れるんじゃないか」




貝木「戦場ヶ原か
    依頼は完了だ
    あぁ、追加料金は無しだ・・・まさか壱万円で済むとは思わなかったぞ」

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