芳佳「イージス護衛艦『みらい』……?」(186)

 

嵐の向こうに辿り着いたら無傷な赤城と真正面で出会ったり
自分たちの国がなんか別のに変わってて混乱したり
ウィッチーズのズボン姿に乗員が動揺したり
ネウロイと戦闘中に米倉が勝手にハープーン撃っちゃったり
最後は赤城に泣く泣くトマホーク撃ったりするのか

胸熱


200X年 ミッドウェー島沖

角松「艦長、ミッドウェー島沖に低気圧有、なお勢いを増しています」

梅津「うむ……」

梅津「各員に伝達、時化に備えよ」

角松「了解!」


梅津「しかし妙な雲だ」

梅津「……こんな雲は見たことがない」


ビカァッ!

尾栗「なんだ……?落雷か!?」

菊池「電子機器に異常はないか?」

青梅「は……、今のところは……」

青梅「……そんな馬鹿な!?」

菊池「どうした?」


青梅「SPYレーダー、反射波を探知できません!」

菊池「何!?」


「先行艦との交信不能!」

角松「衛星はどうなっている!?」

「フリーサット、軌道上に確認できません!」

「機器はすべて正常!」

菊池「そんな馬鹿な……最新鋭艦だぞ!?」


「レーダー、回復しました!」

菊池「……よし」


角松「レーダーに僚艦の姿は!?」

青梅「……いえ、確認できません」

梅津「捜索、交信を続けろ。まさか沈んだわけじゃあるまい」

角松「了解」


青梅「……! レーダーに感! 」

青梅「時速約100km!高度200から降下中!」

角松「時速100km?なんだ?」

青梅「視認可能圏内に入ります!」


角松「尾栗、何か見えるか?」

尾栗「は……被弾した航空機の模様」

柳「……! 航海長!」

尾栗「なんだ、柳一曹」

柳「あれは……」



柳「あれは零式艦上戦闘機です!」

尾栗「なに!?」


角松「零戦だと!?」

梅津「レシプロ機を見間違えたんじゃなかろうな?」


青梅「レーダーにさらに感!」

青梅「大型クラス1、巡洋艦数隻の艦隊と……」

菊池「どうした?」

青梅「かなり高速で動く巨大物体が1、艦隊を縦横無尽に動いています!」

青梅「おそらく交戦中かと」


角松「戦闘中!?」


青梅「このまま進むと戦闘海域に突入します!」


角松「艦長?」

梅津「戦闘には加わらないが……状況を見るために接近しよう」

梅津「先の零戦の事もある。ここは我々とは違う場所なのかもしれんからな」

角松「了解。航海長」

尾栗「はっ! 両舷全速!」

「両舷全速!」


――――――――

青梅「視認可能圏まであと10分!」

角松「航海長、何か見えるか?」


尾栗「うっすらとですが、上空に黒煙多数……」

柳「おそらく、時限式の対空砲だと思われます」

尾栗「時限式?」

柳「はい、第二次世界大戦時の主流な対空砲の……」


青梅「レーダーにさらに感!大型艦から機影……らしきもの一機!」

菊池「?」


菊池「らしきもの?」

青梅「はい」

青梅「おそらく空母と思われる大型艦から発進した機体でしょうが」

青梅「それにしてはあまりにも小さすぎるので……」

菊池「小さすぎる……」

青梅「イージスで辛うじてとらえたような形です。人型サイズがと」

菊池「人?バカなことあるわけないだろう」

青梅「ですが……!」


青梅「先ほどの光点が急速に移動中!」

青梅「巨大物体に接近します!」


青梅「速度約700km……レシプロにしては早いです」

菊池「ミサイルか?」

青梅「……二つの光点!ドッグファイトに入りました!」

「もうすぐ視認可能領域です!」

角松「航海長!」


尾栗「お……見えた!」

尾栗「艦影多数、そして対空砲火を視認!」

柳「あれは……」


角松「巨大な移動物体があるそうだが、どうか?」

尾栗「待ってください……?」

尾栗「おいおい、なんだありゃあ!?」


角松「航海長、報告せよ!」

尾栗「は……」

尾栗「上空に……巨大なエイのような飛行物体があります!」

尾栗「地上の艦艇と比べても数倍の大きさはあるかと……」

角松「エイ?」


「まさか宇宙人とかか?」

「バカいえ、インデペンデンスディじゃあるまいし……」


柳「航海長……」

尾栗「柳?」

柳「あれは赤城です……!」

角松「赤城というと……旧海軍のか!?」

柳「はい、あの艦影は間違いなく赤城です!」

尾栗「昔の空母がどうして……」


青梅「極小の光点、こちらへ接近します!」

青梅「数十秒後には本館上空を通過」


青梅「……今!」

尾栗「……うおっ!?ありゃあ……」

尾栗「副長、女の子です!眼帯をした女の子が空を飛んでいます!」


角松「ふざけた報告をするな!何を見ている!」

尾栗「……しかし見張り員全員が見ました!」

柳「はい、間違いありません!」


青梅「巨大光点もこちらへ接近してきます!」

角松「艦長……」

梅津「うむ」

角松「……対空戦闘用意!全力即時待機!」

「対空戦闘用意!」


尾栗「あのエイみたいなのが女の子を追ってるのか……?」

柳「……航海長、エイの光がこっちへ!」

尾栗「……! 取り舵一杯!」


「取り舵一杯!」

バキュウウウウッ!

角松「何!?」

ザッバアア!


「敵弾!右100mに着弾!」

「今のはなんだ!?」

「ビームみたいだったぜ」

角松「………」


菊池「艦長、上空のアンノン物体の撃墜を進言します

梅津「しかし、相手が何者かわからぬ以上……」

菊池「しかし、こちらへの意図的な攻撃を仕掛けました。これは敵対行為です」

菊池「自己防衛。それだけで理由は十分かと」

梅津「……よかろう」


角松「菊池、やれる自信はあるのか?」

菊池「あの艦隊の攻撃も当たっている以上、最新鋭艦のこっちが外すわけはない」


菊池「スタンダード対空ミサイル発射準備!」


菊池「一基をアンノン巨大物体に照準!」

「射撃管制オールグリーン!」

「スタンダード対空ミサイル発射準備よし!」

菊池「………」

菊池「スタンダード発射!サルボー!」

「後部VLS解放!」

「スタンダードミサイル、発射!」

ガコン!

バシュウウウウッ!


空母 赤城

杉田「くっ……またもや襲われるとはな……」

杉田「坂本少佐が頑張ってくれてはいるが……」


「……!?」

「艦長!向こうの空から何かが接近中です!」

杉田「ウィッチーズの援軍か!?」

「いえ、さらに高速で接近!」

杉田「ウィッチーズよりもだと!?」


「なんだありゃあ!」

「ネウロイに突っ込むぞ!」

シュウウウウ……ズガアン!

ネウロイ「ギャアアアアッ!」


「おおっ!」

「やったか!?」


美緒「いいや!まだだ!」


みらい

青梅「スタンダードの命中確認!」

菊池「よし!」


尾栗「……?」

尾栗「CICウィング!目標に命中を確認!」

尾栗「しかし依然として目標は活動を続けています!」


角松「なんだと!?」

梅津「敵の装甲はよほど強力らしいな……」


青梅「小光点、再びアンノン物体に接近、戦闘中の模様!」

菊池(敵の装甲はかなり強力……)

菊池(しかし弾数の少ない対艦ミサイルを易々と使うのは……)


青梅「大型艦からさらに感1!上空へ!」

菊池「また増えたのか!?」

菊池「これではミサイルを発射すれば巻き込んでしまう……」


「まもなく主砲射程圏内に入ります!」

菊池「……これだ!」

菊池「127mm砲、アンノン物体にロック!」


赤城上空付近


美緒「宮藤!」

芳佳「はいっ!」

美緒「これはお前が使え!」ポイ!

美緒「行くぞ!」

芳佳「はい!」


グオオオオン……!


ネウロイ「キャアアア!」バババババ!

バシュウバシュウバシュウ!

芳佳「きゃっ!敵の攻撃で狙いが……」

美緒(わたしの陽動に乗ってこない)

美緒(どうすれば宮藤に攻撃のチャンスを作れるのか―――)


ドガアン!


美緒「!?」

芳佳「今のは!?」


美緒(砲撃!?どこから―――)

美緒(いや、今はそれよりも)

美緒「コアが見えた!撃て宮藤!」

芳佳「あれがコアっ……!」ジャキ

ドドドドドドドドド!


バキン!

ネウロイ「ギャアアアア……」

バラバラバラ……


芳佳「やった……」スゥ…

美緒「おっと」キャッチ

美緒「訓練もなしにここまでやるとはな……」

グオォォォォ……

美緒「……おっと、全員来たようだな」

―――――

美緒「しばらく宮藤を頼みます」

杉田「どこへ行くのかね?」

美緒「先ほどの助けてくれた艦へお礼をしようかと」

杉田「?」


みらい

尾栗「エイが空中で四散しました!」

尾栗「……まるで雪みてぇだ」


青梅「アンノン物体の光点消失」

青梅「……新たな小光点多数接近!本艦へ向かってきます!」


尾栗「また来ました!女の子の飛行隊列です」

尾栗「……すげえ格好だ」

柳「九九式、MG42……」ブツブツ

ジパングって戦国自衛隊とどう違うの?


ルッキーニ「ん~?なんだあれ?見たことないふねー」

シャーリー「本当にあんな艦が手法を命中させたのか?」

美緒「信じられないだろうが、本当だ」

バルクホルン「なぁ、不用意に近づいたら私たちも撃ち落とされるんじゃ……」

ペリーヌ「その時はシールドでかわすか、坂本少佐の盾になるまでですわ!」

美緒「そう簡単に死なれては困るぞ」

エーリカ「お、発光信号」



「こちら海上自衛隊護衛艦『みらい』」

「本艦に敵意なし」




美緒「どうやらその心配はなさそうだ」

バルクホルン「しかし貧弱な武装だなぁ。砲が一門とは」

ペリーヌ「カイジョウジエイタイ、なんて聞いたこと隊ですわね」

ルッキーニ「いっちばんのりー!」

シャーリー「おいルッキーニ!」


尾栗「どうやら戦闘する気はないみたいだな」

角松「艦長」

梅津「うむ。後部ヘリ甲板を開けて、着陸可能なら着陸させてみよう」


後部ヘリ甲板

ルッキーニ「よいしょっと!」

バルクホルン「ここは格納庫か?」

ペリーヌ「艦載機格納庫にしては小さい気がしますけど……」

シャーリー「ん?誰か来るぞ」

美緒「……どうやら艦長のようだな」


梅津「ようこそわが『みらい』へ」

梅津「護衛艦『みらい』艦長、梅津だ」

>>8
ストライクの世界では草加(一応パイロット)も女なのか?


美緒「連合軍第501統合戦闘航空団『ストライクウィッチーズ』」

美緒「坂本美緒です」

バルクホルン「ゲルトルート・バルクホルンです」

ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマンですわ」

ルッキーニ「フランチェスカ・ルッキーニだよ!」

シャーリー「シャーロット・E・イェーガー」



尾栗「全員女の事は驚いたな」

>>64
時代、所属、規模などいろいろ違うが、大きい違いは
歴史を換えるのが戦国自衛隊
歴史を換えたくないのがジパング


梅津「連合軍……?」

梅津「この時代、日本はアメリカ側についているのだろうか?」

美緒「ニッポン?」

ペリーヌ「アメリカ?」

ルッキーニ「それどこー?」

角松「!?」


梅津(日本も、アメリカも存在しないとは……)

梅津「どうやら、我々は全く違う時代に来てしまったようだな……」


梅津「そちらの坂本君、だったかな?」

梅津「生まれの国はどこかな?」

美緒「はぁ、扶桑ですが」

梅津「ふそう?」

バルクホルン「ご存じないのですか?」

ペリーヌ「見たところ、あなた方も扶桑の方だと思いましたのですが」


角松(日本が扶桑……ということか?)

これってジパングとのクロス?
それとも実際みらいって護衛艦があるの?


シャーリー「いろいろ事情があるようだな」

美緒「……話し込むようでしたら、一度陸の方でどうでしょう?」

梅津「近くに、我々を受け入れるところがあるのかな?」

美緒「ここから先、ブリタニアのところに」

梅津「……副長、どうかな?」

角松「今は、それでいいかと」

梅津「では、案内を頼もう」

角松「航海長、聞こえてただろう?」


尾栗「うぉ、ばれてら」

柳「別にコソコソしなくてもいいんじゃ……」

>>89
「みらい」という名前の護衛艦があるのはジパングだけだよ
未来山とか魅莱山とかがあるならミサイル護衛艦に「みらい」をつけられるがな
ちなみに「みらい」の艦番号、DDH-182は海上自衛隊ヘリコプター護衛艦「いせ」につけられている


ブリタニア


ミーナ「ストライクウィッチーズ隊長、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケです」

梅津「『みらい』艦長、梅津だ」

ミーナ「坂本少佐から受けた報告では、いろいろ事情があるとか……」

梅津「誠にすまないが、いろいろ確認したいことがあってな……」


梅津「我々の祖国が存在しないこの世界」

梅津「この時代は、一体どんな時代なのだろうか?」

ミーナ「……わかりました。ご説明します」


―――――――
ネウロイとかなんとか
―――――――

梅津「ネウロイ……」

ミーナ「それに対抗するための、ストライクウィッチーズです」

梅津「ということは……」

梅津「我々は全く違う世界に来たというわけだな」

角松「………」

ミーナ「あの、あなた方は……」

梅津「……信じられないかもしれないが」


梅津「我々は、60年後の違う世界の未来から来た者だ」

ミーナ「60年後……」


みらい

尾栗「なぁ菊池、この事態をどう思う?」

菊池「どうもこうも、俺にもさっぱりだ」

菊池「嵐を抜けたら、人が飛びビームを撃つ物体が戦っている異世界……」

菊池「気がおかしくなりそうだ」

菊池「……隊員たちはどうだ?」

菊池「お前になら本音を話すだろう?」

尾栗「……アイツらも、まだ飲み込めてないらしい」

尾栗「食堂じゃあのアンノン物体の話でもちきりさ」

この世界ってコーラあんのかな、自販機とか民間向けの缶の容器とか未知だよな


赤城係留所


柳「………」

美緒「赤城に興味があるのか?」

柳「あ、はい……」

美緒「いい艦だろう」

柳「ええ」

柳「全長260m、基準排水量36500t、総員1300名、最大速力は30ノット」

美緒「よ……よく知ってるな……」

ウィッチの階級の高さにびっくりしそうだな


柳「我々の時代では、有名な空母ですから」

美緒「ほう?よくわからないが有名になったのか」

柳「……1942年6月5日、日本敗戦の第一歩、ミッドウェー海戦で沈みました」

美緒「ニッポン……というのはお前の国か?」

柳「はい。今ではどこにあるのかわかりませんが……」

美緒「話は聞いた。嵐に巻き込まれたらここにいたらしいが……」

美緒「しかし気に入ったぞ」

美緒「ミーナがどう判断するのかはわからないが、私にできることなら何でも助けよう」

美緒「元の場所に戻れるようにな」


みらい

ピーヒュー!

尾栗「お、艦長たちのお戻りだ」


士官食堂

梅津「……というのが、この世界らしい」

菊池「………」

尾栗「ネウロイ……ね」

尾栗「俺は信じたくないですけど、この目で見ましたからね。あのエイを」

尾栗「あと飛ぶ女の子の姿を見りゃあ、信じざるをえませんや」


菊池「それで?」

梅津「ウィッチーズがいるとはいえ、未だに戦況は厳しいらしい」

梅津「そこで我々に協力を求めてきたのだ」

梅津「先の戦闘での活躍が目に留まったらしい」

菊池「協力というと、『この世界の連合軍』の指揮下に?」

梅津「いや、我々はあくまでも協力者、だ」

梅津「彼女達としても、あまり我々を公にしたくないらしい」

尾栗「というと?」

角松「どうも上がいろいろキナ臭いらしくてな……」

>>102
坂本が二期で少佐になったんだっけ

ウィッチらの大半は軍人としては希少で短命の部類みたいだし、パイロットだから曹以上なのは至極当然だと思う
(ロマリア軍のナンパ対策があるみたいだが)
某魔法少女アニメ三期の階級のが酷すぎるから、それと比べたらな


尾栗「なるほどな……」

菊池「それで、艦長はどうお考えですか?」

梅津「……我々海上自衛隊の目的は人命救助だ」

梅津「ネウロイ襲来という災害に対し、立ち向かうのも義務の一つだと考える」

梅津「皆はどうかな?」

角松「艦長の決断に、意義はありません」

菊池「私もです」

尾栗「もしかしたらドンパチやってる最中に帰る方法も見つかるかもしれませんぜ」

梅津「……うむ」


城内


美緒「彼らは協力する、と」

ミーナ「ええ」

美緒「宮藤に未来からの艦、か」

美緒「これではますます睨まれてしまうな。わっはっは」

ミーナ「ネウロイに対する戦力が増えて本当によかったわ」

美緒「最近は予報も当てにならないしな」

美緒「戦力が増えるのはいいことだ」


翌日

美緒「訓練訓練ー!」

芳佳「ひえぇぇぇー……」

リネット「ひゃあああ……」


みらい

尾栗「よく飛んでるなぁ……」

「すげーはえー……」

「双眼鏡かせよ!」

尾栗「おかげでウィング満員なんだぜ」


「青梅一曹」

青梅「ん?」ムグムグ

「食料と燃料は何とかなりましたが、やっていけるんですかね?」

青梅「ミサイルと砲弾……か」

「ええ。補給は当然望めなさそうですし……」

青梅「ま、そこらへんは砲雷長や上に任せるさ」

青梅「俺たちは言われたことをやればいい……!」


青梅「レーダーに感!巨大物体が高速で移動中!」

菊池「ネウロイというやつか!? 艦長に報告!」

でもジパング本編、戦国自衛隊同様、長期間の戦いは無理だよな


城内ブリーフィングルーム

ミーナ「『みらい』から連絡が入ったわ」

ミーナ「ネウロイと思わしきものがレーダー探知圏内に確認」

ミーナ「いつものように出撃を」

「「「了解!」」」


美緒「バルクホルン、ハルトマンで前衛!」

美緒「チャーリーとルッキーニで後衛に!」

美緒「ペリーヌはわたしとだ!」

美緒「残りは基地で待機!」


みらい

青梅「ウィッチーズ各機、ドッグファイトに突入しました」

尾栗「俺たちはどうするんだ?」

菊池「あくまでここ近海で待機だそうだ」

尾栗「移動レーダー扱いだな」

菊池「いざという時のために、武器を温存できていいだろう」

尾栗「……ま、そうかもな」


青梅「新たな感1接近!」

菊池「なに!?」


菊池「別のネウロイか!?」

青梅「おそらく先ほどのは陽動かと」

青梅「このままでは10分ほどで到達します!」

菊池「くっ……」

梅津「ウィッチーズ隊に報告後、対空戦闘用意」

角松「了解。対空戦闘用意!」

尾栗「進路0-0-0!両舷前進!」

「アイサー!」

>>124
ジパング原作だと砲身と弾薬は帝国海軍で修理・補給ができたな
ミサイルは製造技術を伝えれば補給はできなくても古典的なミサイルができて戦力UPぐらいは
この世界でいくら暴れ回っても未来には影響出ないと考えれば


ミーナ「なんてこと……」

ミーナ「エイラさんと私で行きましょう」

エイラ「分かった」

「待ってください!」


芳佳「私達にもいかせてください!」

ミーナ「でもまだあなたたちは……」

リネット「二人なら一人分くらいにはなります!」

ミーナ「……40秒で支度なさい」


みらい

青梅「ネウロイ接近、距離200km!」

角松「対空戦闘用意!」

「対空戦闘!」

「方位3-2-0に備え!」

菊池「ネウロイは事ごとに形を変えると聞いた」

菊池「試す価値はあるな」

菊池「スタンダードミサイル一基照準!」

菊池「撃てっ!」


ズバアッ!

青梅「スタンダード対空ミサイル、目標に向かって接近中!」

菊池「いいぞ……」

青梅「3……2……1……」



ネウロイ「………!」ゴオオオオ…

ゴオオオオッ――――ガッ!

ドオオン!

青梅「スタンダード着弾!」

尾栗「どうだ!?」


青梅「ネウロイより新たな光点が1!」

尾栗「ヤロ……また分裂するのか!?」

青梅「……いえ、光点消失しました!」

菊池「消えたというと……何かを落としたのか?」

角松「被弾して破片でも……」


青梅「……なに!?」

青梅「ネウロイ加速!マッハ超えました!」

角松「なんだと!?」


青梅「ネウロイ高速接近!」

青梅「拠点到達まであと3分!」

菊池「ダメージは与えたのか……なら!」

菊池「後部VLSシースパロー3基照準!」

菊池「発射!」

「シースパロー発射!サルボー!」

バシュ!バシュ!バシュ!

シャアアアアア!


ネウロイ「………」ゴゴゴゴゴゴ!

シャアアアア……ドオン!ドン!ドオン!

ネウロイ「キュイイイイ……」ボロ…


青梅「シースパロー全弾命中!」

青梅「……ネウロイ減速!時速200km!」

青梅「しかしなお接近中!到達まであと2分!」

菊池「これでもダメなのか……?」


『後は任せてください!』

菊池「なに!?」


芳佳「どう?見える?」

リネット「はい、コアがむき出しになってます!」

リネット「速度も遅いし、これなら……」キィィィ

ガチャコ

リネット「……今っ!」

ドオン!ドオン!ドオン!


ネウロイ「キイィイイイイ!」ゴゴゴ…

バゴッ!ズガアッ!


……バキン!


リネット「当たったぁ!」

ドオオオン!


青梅「ネウロイの光点、消失!」

菊池「終わったか……」

青梅「先行したウィッチーズが帰還しています」

角松「我々も戻りますか」

梅津「うむ」


尾栗「あんな子が当てちまうなんてスゲーな」

柳「ミサイル撃墜は我々の役割ですけど、取られましたね」

うみどりのパイロットも軍人に殺されることはなさそうだな


―――――――

ミーナ「『みらい』のレーダーが無ければ危ない戦いだったわ」

美緒「もう少し早く陽動と気づいていればな」

シャーリー「しかし戻ってる時に見たが、ミサイルというのはすごいな」

ルッキーニ「はやーい!どっかーん!」

バルクホルン「流石未来から来たという艦か……」

バルクホルン「砲一門だけというのは軽く見過ぎていたな」

エーリカ「乗ってみたいなぁー」


みらい

角松「艦長」

梅津「ん?」

角松「ウィッチーズの少女が二人、隊員にあげたい、と大量のお菓子を持って来てますが……」

梅津「……まぁ、よかろう。いただこうじゃないか」

梅津「隊員には羽目を外しすぎない程度に、と通達だ」

角松「了解」


梅津「果たしてこの世界にどれほどいることになるのかわからない、が……」

梅津「まぁ、こんな世界でもよかろう」

終わり

ジパングスレ!?ひゃっほーい!
って、誰もいなさそうだったから乗っ取ってみたけどきつかった
書いてるうちは楽しいけど、即興となるといろいろ制約かかってキツイ……
こんなのに付き合ってくれてありがとう

ジパングか
あいつの漫画タイムスリップばっかりでつまんないんだよなビートルズなんて酷かった

>>179
タイムスリップ作品は二つだけじゃないか
今やっているのは幕末の列藩同盟側視点での戦いだが、タイムスリップは絡んでいないし

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