もっさん「…ストライクウィッチーズです」 (48)

もっちゃん「ストライクウィッチーズ…?」
もっちゃん「ストライクウィッチーズ…?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406424927/)

↑の裏側、もっさんに何が起きたのかをまったり綴ります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414065582

 
―1945年 某日―


501JFWロマーニャ基地 通信室


???『お前はいつも一方的だな……私の連絡は無視するくせに』

美緒「? …何の事だ、黒江少佐?」

綾香『なにって、手紙だよ! 去年の一件もあったし、また欧州の前線に出てるっていうからお前にも出したのに――』

綾香『結局、フジと竹井からの返事だけで、お前やヒガシは無視だよっ! 穴拭なんて今何処にいるのかすら――』

美緒「手紙…? いや、届いてないが?」

綾香『……え、ほんと?』

美緒「ああ」

 
綾香『…………あーれ、おっかしいなぁ…??』

美緒「検閲にでも掛かったんだろう」

綾香『いやいや、そんな馬鹿な』

美緒「まぁ、いいじゃないか。 こうして直接通話しているんだ、結果オーライだろう?」

綾香『……坂本、8年前はもっと可愛気があったのに…』

美緒「で? 手紙の内容は何だ?」

綾香『…はぁー、私の前にまずお前だろ? どうせ届いたって返さない様な奴なのに、急に電話よこしてさ』

美緒「失礼な奴だ」

綾香『これぐらい言わせてよ。 …で、何かあったのか?』

 
美緒「うむ…………実は、烈風斬の事で少しお前に聞きたい事がある」

綾香『………』

美緒「……おい?」

綾香『雲燿でしょ?』

美緒「それはお前のだろう、黒江。 烈風斬は私なりに改良が加えてある」

綾香『…………やっぱり使ってるんだ』

美緒「? 何だ?」

綾香『…実は私もその事で言っておきたいことがあったんだよ』

 
綾香『…実は私もその事で言っておきたいことがあったんだよ』

綾香『流石のお前も目ぐらい通すだろうと思って、手紙に書いてそのままにしてたけど……今まで忠告知らずで使ってたのか…』

美緒「忠告だと?」

綾香『501でのお前の活躍は知ってるよ。 新聞記事とかゴシップ読んでまさかとは思ったけど、雲燿でヴェネツィア近郊の新型ネウロイを圧倒してるんだろ?』

美緒「……何が言いたいんだ、黒江?」

綾香『自分から相談しといて白ばっくれるなよ。 お前ほどの奴が自覚ないわけないんだから』

美緒「……」


綾香『…坂本。 もう雲燿は使うな』

美緒「……」


綾香『……違うか。 雲燿なら問題無いけど、烈風斬だっけ? あんな物撃ってると今に飛べなくなるぞ」

美緒「っ…!」

 
綾香『お前は正直天才なんじゃないかと私も思う事があるけど、半年やそこらで零から私の秘剣を習得するのは不可能だよ。 ましてや新型ネウロイを一刀両断するまで昇華するなんて無理だ』

美緒「…黒江、私は…」

綾香『わかってる! 魔法力が散ってるんだろ? 私も始めはそうだったよ』

美緒「………今は違うのか?」

綾香『勿論。 何年とかかったけど、今は寝ていても刀身に魔法力を留めることが出来るよ』

綾香『…これが出来なきゃ雲燿は成らない。 ただ“撃てるだけ”じゃ効率よく魔法力を流せないし、刀から大量に魔法力が漏れ続けて危険だからね』

美緒「……」

綾香『魔動機の力を借りてだけど、“あがり”を迎えた私さえまだ撃てるのが秘剣・雲燿だよ。 本当はね』

 
綾香『刀身の魔法制御が未熟なうちは、使うべきじゃないってお前に忠告したかったんだけど……どうやってるのか威力を更に上げて乱発してるんだってな?』

美緒「…ああ。 底上げは出来た」

綾香『……正直に答えろ、坂本。 何をした?』

美緒「……」

綾香『……』

美緒「…刀を、打った」

綾香『…………おい、お前…』

美緒「自らの手で打った。 魔法力を練り込み、術式を編み込んで鍛えた物だ」

綾香『……馬鹿。 素人が妖刀なんか造って…』

美緒「私にはもうこれしか道は無い」

綾香『逆だよ! そんなジャジャ馬、魔法力全部吸い取られて終わるぞ!?』

 
美緒「黒江、説教はいい。 どうすれば烈風斬を完全に使いこなせるか助言を聞きたい」

綾香『………これから言う条件を必ず守ると約束出来るか?』

美緒「ああ、約束しよう」

綾香『……』

美緒「……」

綾香『今すぐその刀を捨てろ。 どうしても武器に頼るならせめて業物を使え』

綾香『名刀も魔法力の流れが良過ぎる分扱いが難しいけど、基礎が成っていれば少しは何とかなる。 癖だけが全ての妖刀と違ってね』

美緒「わかった。 で、その基礎を固めれば良いんだな?」

綾香『簡単に言ってるけど、一朝一夕で身につくものじゃないから。 ……まぁ、お前は実践も積んでるし、才能有るからそれなりに早いだろうけど』

美緒「……何をすればいい?」

綾香『これから言う特訓を段階別で毎日やること。 とにかく刀身の魔法力制御に習熟しなさい』

美緒「うむ」

例によって、本文中もっさんの台本表記は“美緒「 」”です

 
――――
――



美緒「――有難う黒江少佐、助かった」

綾香『はいはい。 次はもうちょっとマシな要件で連絡よこせよ?』

美緒「わっはっは、なにを言う! お前の手紙も同じ内容なのだろう?」

綾香『私のはもう少し気の利いた内容だよ!』

美緒「届いていないからわからんな、わっはっは!」

綾香『~、まぁいいや。 それじゃあ坂本、私はそろそろ切るよ』

美緒「ああ、助かった。 また連絡する」

綾香『期待しないで待たせてもらうよ、私も話せてよかった。……妖刀はちゃんと処分しろよ?』

美緒「ああ、そうする。 ではな」

綾香『ああ、また』


ガチャン



美緒「………すまんな、黒江」

美緒(私にはもう時間も、他の得物も無いんだ)

 
―後日―


早朝

浜辺


美緒「……」フィィイン

烈風丸「~~…」

美緒「………ふぅ、少しはマシなってきたな」シュルル

美緒(だが、これでは習熟まで1年はかかる)

美緒「……そんな悠長には出来ん!」


美緒(なにか、なにか他に方法は無いか…!?)チラ

美緒「――!」

 
美緒「…あれは?」スタスタ

美緒「……この積まれている箱は、前にペリーヌ達が見つけた海底の宝箱か。 ルッキーニが遊んで放置したものだな」

美緒「……」

美緒「ふむ…(しかし中身はどうあれ、古代ウィッチの遺産が今もそのまま眠っていたとはな)」

美緒「学者連中ならば失われた文明の跡に歓喜するだろうが、…生憎私の探し物では――」

美緒「…!!(いや、待てよ!?)」ハッ


美緒「……そうか、その手があったか!!」


美緒(考えてみれば真・烈風斬こと“真の太刀”も、古より伝わる秘奥義。 古代ウィッチの遺跡に何か手がかりになる物があるかもしれん…!)

美緒「…よし、ならば早速行ってみるとしよう」

 
基地下 古代遺跡


美緒「…結局収穫は無し、か」スタスタ

美緒「それらしい石碑や壁画のような物はあったが皆目意味が解らん。 あとは――」


ヒュンヒュンッ


美緒「ふっ…!」キンキン

美緒「……侵入者を殺すためのトラップくらいか(封鎖して正解だったな)」

美緒「トラップがあったということはこの辺りにも…?」キョロキョロ

美緒「! あった、壁一面に文字らしき彫刻がある。 これまた立派な物だが」ペタペタ

美緒「……むぅ。 やはり読めんな」ジ

 
美緒「……」

美緒「…んー…」キョロキョロ

美緒「……腹も空いたし、引き揚げるか。 無駄足だったな」スタスタ


ガコッ


美緒「っ!?」バッ シュタ

美緒「……なんだ? 何か踏んだか?」


…ゴゴゴゴゴゴ


美緒「!」
 

 
ゴゴゴ…


美緒「…隠し部屋?」


美緒「……」スタスタ


美緒「…………」キョロキョロ

美緒「不自然に広いな。 …しかし何も無い部――…む?」

美緒「……壁に何かある」サスリ

美緒「酷く汚れているが……鏡か?」マジマジ

 
美緒「淵に文字が彫ってあるが、さっぱり読めん…」

美緒「……」

美緒「…………」ジー

美緒「…しかし酷い顔をしているな。 なんだ、この締まりの無い面は?」ペシペシッ

美緒「……」


美緒「んっ…!」キリ


美緒(………妙だな? なんだか自分にしては幼く見える気がする)

美緒「汚れているからか? ボヤけているからわからんな…」ゴソ

美緒「…少し磨いてみるか」スッ

 
美緒(これでも子供の頃は、先生みたいな大人に成るのかと淡い期待も抱いたんだが…)ゴシゴシ

美緒「……参ったな、未だひよっこという訳か」ゴシゴシ

鏡「…~~」ユラ

美緒「ん…?」

鏡「~~!」フィィイン


ピカァァアアーー


美緒「!! なっ!? なにぃ!?」



~~~~

~~


 

ガヤガヤ


美緒「~~…っ(暗がりに瞳孔が開いていた眼で直視してしまった!)」

美緒「……くそ、油断した」グシグシ

美緒「…~、ようやく視界が戻って――」


ガヤガヤ


美緒「……!?」


美緒「………ぇ? なっ…!??」

美緒(なんだ此処は!? …外? 馬鹿な??)

 
美緒「……と言うか、ここは――」キョロキョロ


美緒「…………舞鶴…!?」


ガヤガヤ


美緒「……この街並、この通り。 間違いなく見覚えがある」

美緒(全く意味がわからん、夢かこれは?)

美緒「……」

美緒「っ…」ガリ

美緒「…痛覚がはっきりしている。 それにこの感じ、夢中の様なふわついた感覚ではない」

 
美緒(落ち着け、情報を整理しろ。 私はついさっきまでロマーニャ基地下の遺跡にいたんだ、…………その筈だ)

美緒「……まさか、記憶が飛んだか…?」

美緒(人ひとりが瞬きする間に地球の裏側へ移動するわけない、それは間違いない。 …するとやはり――)


ヒュゥゥ~

――ガサッ


美緒「…?」

ちり紙「~~」バサバサ

美緒「……」ペラ

美緒「……“扶桑海ノ閃光、近日公開”…?」

 
美緒(!? このポスターは…!!)


美緒「…………」


美緒「っ…!」ダッ


――――
――



美緒「……至る所に張られている。 これがタチの悪いイタズラでなければ、今は…」スタスタ

美緒(いや、信じられん! 記憶が途切れていて時間が進んでいるならまだしも、8年前の舞鶴にいるなど……私はおかしくなってしまったのか??)

美緒「…ん、待てよ? まさかあの鏡が何か――」


『あ! せ、せんせぇ~ぃ』


美緒「!」

 

ステテテッ


???「どうしてここにいるんですか!? それにもう歩いても――」スタタ

美緒「?」クル

???「…ぇ! ……ぁ…」ビク


美緒「――!!?」


???「ご、ごご……ごめんなさぃ。 ぁの……ま、間違え――」オドオド

美緒「……じゅ、醇子…?」

???「ふぇ…? は、はいっ」ビクッ

 
美緒「お前…、まさか竹井醇子か!?」

???「ぁ、あの…。 ……ぇ?」

美緒「あ、いやすまない。 友人に似ていたものでな、人違いだ(……そんな馬鹿な話は無いな。 醇子には今年も会ったし、こんな昔のような、子供の姿な訳――)」クル


???「もしかして……み、美緒ちゃん…?」

美緒「!?」ドキッ


美緒「!」バッ

???「ひゃっ!?」

美緒「……なぜ私の名前を知っている?」

???「ぇ…だ、だって美緒ちゃんは私のお友達だし。 えと、その…」オドオド

 
美緒「……(間違いない、醇子だ。 私が欧州へ発つ以前の…あの頃の!)」

醇子「ね、ねぇ……美緒ちゃん? 美緒ちゃん…だよね? たしかこの前遣欧艦に乗って行っちゃった筈なのに、どうしたの…?」

美緒(…これはどういうことだ?? 幻か? 私は今どうなっている!?)

醇子「? …美緒ちゃん? ねぇ、どうしたの?」

美緒「……」

醇子「…ごめんね」シュン

美緒「ぇ…?」

醇子「わたし、なにか嫌なこと聞いちゃったかな? ごめんね美緒ちゃん…っ」グス

美緒「あ、いやっ! 違うぞ、醇子!? すまん!」

全然8年前じゃなかった

>>22
『8年前の舞鶴にいるなど……』を『7年前の舞鶴にいるなど……』に訂正

 
――――
――



醇子「――それでね? 軍務の前に先生はもう少し養生しなきゃいけないから、わたしがお手伝いしながら今はこっちでゆっくりしてるの」スタスタ

美緒「…そうか(醇子のこの姿、やはりここは7年前の舞鶴なのか? しかし夢にしては妙に現実感がある)」スタスタ

醇子「お野菜も買ったし、早く道場に戻らないと。 美緒ちゃんも行こう?」

美緒「むぅ……」

醇子「……美緒ちゃん!」

美緒「ん? ああ、なんだ?」

醇子「また怖い顔してる、わたしの話聞いてた?」

美緒「……すまない、少し考え込んでいて」

 
醇子「もぉー、…最初は先生にそっくりだなって思ったんだけどなぁ」

美緒「! 私が? 北郷先生に?」

醇子「うん、後ろから見たら全然わからないよ! …でもやっぱりちょっと違うね?」ニコ

美緒「……」

醇子「ぁ…! 違うのっ! そう意味で言ったんじゃ……」

美緒「わかっているさ、醇子。 私が先生と並ぶなんて痴がましい」

醇子「美緒ちゃん…」

美緒「…それより、醇子は今の私を見てなんとも思わないのか?」

醇子「へ? ……どういうこと?」

 
美緒「……」

醇子「…? 美緒ちゃん?」

美緒「醇子、今年は何年だったか覚えているか?」

醇子「な、何年って……38年だよ?」

美緒「……」

醇子「…あれ、ち…違う?」オロオロ

美緒「……とりあえず、先生のところに行ってみるか。 買い出しはもう済んだのだろう?」

醇子「う、うん」

 
講導館道場


美緒(ここも変わってないな………いや、私の方が変わっているのか?)

醇子「せいせーい! 帰りましたー!」パタパタ

美緒「…!」


章香「おかえり、醇ちゃん。 お金は渡した分で足りた?」

醇子「はい。 これ、お釣りです」

章香「うん、ありがとう」チャリン

美緒(……北郷…先生)

 
章香「…ん? そっちの方は?」チラ

醇子「あ! 先生、そうなんです! お買い物の帰りに偶然――」

章香「待って! …………その眼帯、坂本か?」

美緒「……はい。 後夫沙汰しております、先生」ペコ


章香「……」

美緒「……」

醇子「…?……??」


章香「……そう。 まぁこっち来て座りなさい。 少し話そうか」

美緒「はい、失礼します」スタスタ

 
章香「醇ちゃん、悪いんだけど買ったもの仕舞ってきてくれる? それが終わったら練習に戻っていいから」

醇子「あ、はい!」ステテ


パタパタパタ――



章香「………さて」ヨイショ

美緒「…先生、お身体の方は如何ですか?」

章香「ふふ、君が最後に見た時と大して変わってないよ。 …でも少しは良いかな? そろそろ軍務にも戻れそうだ」

美緒「……もう、無理はしないでください」

章香「そうは言ってもね、十二航空隊の指揮も放って置けないし、私のせいでいつまでも醇ちゃんに足踏みさせる訳にもいかないよ」

美緒「……」

章香「あの子は今必至だよ、お前や若に少しでも追いつこうとね」

 
章香「…こんな所で油を売っていると直ぐに抜かれるぞ、坂本。 遣欧はどうした?」

美緒「……先生、聞いてくれますか?」

章香「どうしたの、もう弱音?」

美緒「いえ、あの…とりあえず私の話を聞いてください。 お願いします」

章香「……んー」

美緒「っ…」

章香「…わかったよ。 聞こう」


――――
――

 
章香「……なるほどね。 それで雰囲気が違ってたんだ」フフ

美緒「あの、自分で言っておいてなんですが。 …信じるんですか、こんな話?」

章香「だって、大きくなった坂本が目の前にいるじゃない。 それとも君は偽物?」

美緒「い、いえ……違いますが」

章香「…立派になったね、坂本」ニコ

美緒「先生…」

章香「座っていてもわかる。 背格好も大きくなったし、その仕官服も様になってるよ」

美緒「……いえ」

 
章香「いいえって事無いでしょう? よければ聞かせてよ、坂本の活躍」

美緒「……」

章香「?」

美緒「……」

章香「…………どうした、坂本?」

美緒「……昔を振り返るのは、些か抵抗があります…」

章香「ふっ、ここに戻って来て何言ってるんだ。 暫く見ない間にいっそう硬い言葉になっちゃって」クス

美緒(…?)ピク

章香「そんなに辛かった?」

 
美緒「……いえ――…ぁっいや、苦労は勿論ありましたが。 その…」

章香「ん?」

美緒「…今の自分が情けなく思えてしまいます。 それ程、眩しくもありましたから」

章香「坂本…」

美緒「……」

章香「……7年後か。 ということは21かな?」

美緒「…いえ。 ここに来る以前の記憶では、まだ」

 
章香「そう…。 二十歳か、私より年上だ」

美緒「……はい。 不甲斐ないです…」

章香「お、おいおい」

美緒「…結局私は先生の足元にも及ばないまま、シールドも張れなくなりました」

章香「……」

美緒「っ……」グ…

章香「…成る程。 魔力が減衰しているんだな?」

 
美緒「……先生、私は…っ!」

章香「自分を追い込みすぎる所は変わってないみたいね」フゥー

美緒「!」

章香「坂本。 君は慢心しない代わりに自分をよく過小評価する――」ヨッコラセ

美緒「ぇ!」

章香「それが君の強さであり、弱さだよ」スク

美緒「せ、先生…!? 大丈夫なんですか!?」

章香「別に歩けなくなった訳じゃないし、これくらいはもう問題ないよ。 …ほら、坂本も立ちなさい?」

 
美緒「……はい…」スク

章香「ふふ、本当に大きくなったね。 目線も殆ど私とかわらないかな?」ズイ

美緒「……(本当だ! あんなに大きく見えていた先生が…)

章香「坂本。 気を付けっ!」

美緒「!? …は、はいっ!」ビシッ

章香「……」ジー

美緒「……」

章香「んー…」ジロジロ

美緒「……?」

 
章香「んふ、いい目だ!」ニコ

美緒「ぇ…あの…?」

章香「よしよし。 私も久々に張り切っちゃおうか!」スタスタ


章香「……これだとちょっとボロいかな? けどまぁ、仕方ないか」カチャ

章香「ほら、坂本!」ヒョイ

美緒「! …っと」パシ

 
美緒「…先生!? これは!」

章香「立合だ、構えろ」

美緒「な…!?」

章香「残念ながら君はもう子供じゃない。 ひとつひとつ話すより、こっちの方が手っ取り早いからね」

美緒「し、しかし先生はお身体が…!?」

章香「いいから、間合いを取って構えなさい」

美緒「……北郷先生…」

章香「成人祝い……にしては、ちょっとあんまりかな?」


美緒「……」


美緒「…………いえ。 …有難く、お受けします!」

章香「ふふ」


――――
――

>>41
章香「そう…。 二十歳か、私より年上だ」 → 章香「そう…。 二十歳か、私と同じだ」

に訂正


21歳の可能性もあるけど、まいいや

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月27日 (月) 09:56:36   ID: h380upwB

(ココで打つのはへんだけど)
http://strikess.jp/←が動いてません如何したんでしょうか?

2 :  SS好きの774さん   2015年08月02日 (日) 19:40:22   ID: Tu_M-vDY

飽きたのか   逝ったのか

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