唯「あずにゃんに電気あんま!!」(289)


 私が小学生の頃、学校で電気アンマが流行りました。
 クラスの一部が、他の生徒を襲って電気アンマをかけ出すようになったのです。

 クラスのその一部(=私)は面白がって、
 誰彼かまわず片っ端から電気アンマをかけていて、
 しまいには私の顔を見るだけで逃げ出す人も出てくるくらいでした。

 ほどなくして先生から電気アンマ禁止令を出されたせいで、
 その騒ぎはすっかりおさまってしまったんだけどね。

 ふとそんなことを思い出したのが、昨日の夜のこと。


~~けいおん部・部室~~

唯「ねぇねぇあずにゃん。電気アンマって知っている?」

梓「でんき、あんま……? なんですか、それ」キョトン

唯「あれ、知らない? 電気アンマだよ、電気アンマ。ほら、子供がよくやるアレ」

梓「うーん……ちょっと分からないですね。その電気アンマって言葉もいま初めて聞きましたし。
  いったいなんですか? その、電気アンマというのは」

唯「えっ、聞いたこともないの? 今まで一度も? それはちょっと、レアかも……」

梓「ええ、まあ……。それで、その電気アンマってなんなんですか?」



 ※一年くらい前に書いた、
  唯「あずにゃんに電気あんま!」
  という作品をリメイクして投下します。


唯「ええっと、電気アンマってのはね、」

梓「うんうん」

 そこで唯は困ったように頬をぽりぽりと指でかいた。

唯「うーん、なんて言ったらいいかなぁ……」

梓「もう! もったいぶらないで早く教えてくださいよ!」イライラ

唯「そう言われましても……」

 唯の顔に、苦笑いとも愛想笑いともつかぬ表情が浮かぶ。

 別に、もったいぶっているわけではないのだ。
 単に、電気アンマの存在自体を今まで知らなかった相手にそれを説明する言葉が見つからないだけなのだ。

 じれったそうに唯を見据えていた梓は、
 いつまで経っても要領を得ない唯の態度に、ついに頬を膨らませてむくれてしまった。

梓「ふん、教えたくないなら別にいいですよ。先輩のいじわるっ」

唯「い、いじわる!?」ガーン

おぎゃwwゆいちゃゆるゆるできもちくないですwww

   (  ^ q ^) ./ ̄ ̄\
  (( ( つ    l(itノヽヽヽl  たかしくのぺにすきもちいいれすぅうう!!
カクカク ),ィ⌒ ノリ(l|* ´ q`*ノ んひ(*´p`*)んひ(*´p`*)んひぃいいい!!(*´p`*)

   (_(__人_____,つ___ 、つ
    ____
  /      \   んひぃー、いちゃいいちゃい("q")
  l  (itノヽヽヽヽl
 ノリ(l|  > q<  ノi  おまたからいっぱいたかしくん、でてきたれつ!!
 ⊂ ( . ) ( . ) つ
  (______)
  (______)

  (ヽ__《》__ノ  
    ∪   l l ∪
         ,lノl|
       人i   ブバチュウ!!ドドギャーン!ボンチュウゥ!

      ∩.       ∩.       ∩.
  ( ^p^)彡  ( ^p^)彡  ( ^p^)彡 おぎゃ!あうあうあー!

  (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.
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   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.


唯「あずにゃ~ん、それは誤解だよぉ。私はいじわるなんかじゃないよぉ」

梓「なら、どうして教えてくれないんですか?」ジトー… 

唯「分かった教える! ちゃんと教えるから!」アセアセ

 とは言っても、さて、どう説明したものか。
 唯は腕組みをして、うーむとうなった。脳みそを搾って考えに考えて、

 ――あっ。

 すごくいい方法を思いついた。
 唯の顔に笑みがゆっくりと広がっていく。

梓「唯先輩……?」

唯「ねぇ。あずにゃんはどうしても知りたいの? 絶対に? 何がなんでも?」

梓「……そこまで言われたら逆に気になりますって。
  ええ。どうしても、絶対に、何がなんでも知りたいです」

唯「へー」キラキラ


 その答えを唯はとても嬉しく思う。
 それでこそ、自分が見込んだあずにゃんだ。
 とても嬉しくなって、

梓「……へっ?」

唯「あずにゃ~ん!」

 梓に抱きついた。


梓「ひゃあっ!?」

 唐突に唯に抱きつかれることには慣れていた梓だったけれど、
 まさか今このタイミングで抱きつかれるとは夢にも思わなかったこと、
 そして唯が自分の体重を梓に載せるように抱きついてきたこともあって、
 後ろへ大きく体勢を崩してしまう。

梓「わっ!? あっ!? ふあ!?」

 それでも、バランスを取るために一歩、二歩、三歩、と後方へぴょこぴょこ跳ねることでなんとか転倒をまぬがれていたが、
 いつまで経っても唯が梓の体を離そうとしないせいで、
 ついに四歩目で、背後の机の脚に自分の足を引っかけて机ごと転倒する。

 床に背中をびたーん! と叩きつけられて梓は息が止まるかと思う。


梓「くぅ……うぅ……」

 ひと息つき、

梓「ほんとにもう、唯先輩は! なんでいつもいつも、」

 いきなり抱きついてくるんですか。
 そう言いかけて、ぎょっとして唯を見上げた。
 唯が梓の脚をつかんでしっかりとホールドしていたからだ。

 しかも両脚をそれぞれ左右の手でつかまれていたせいで、梓は自然と股を開く格好になっている。

梓「ちょ、ちょっと! いったい何するんですか!? 何やってるんですか!?」ジタジタ


 梓はスカートがめくり上がりかけていることに気づいて、慌ててスカートをなでつける。

 ――もしかして、唯先輩にスカートの中を見られた?

 唯の視線の位置から見えたかどうか、分からない。
 梓は不安になっておずおずと視線を上げて唯の顔を見ようとして、そこで再びぎょっとした。

 唯が、梓のスカートの中に足をねじ込んできたのだ。
 梓はとっさに両手で足を防ごうとするものの、手の力が足の力に敵うはずもなく、
 簡単に振り払われてしまった。

 守るものがなくなった股間に唯は土踏まずをしっかり押し当てる。
 そして"いひひ"と笑い、

唯「準備完了だね!」


梓「ちょっと待ってください!」

 梓の顔はゆでだこのように真っ赤に煮上がっていた。

梓「準備っていったいなんの準備ですか!? というか唯先輩は何をしようとしているんですか!?」

 ん、と唯は首をかしげる。

唯「電気アンマだよ。知りたいんでしょ?」

 梓は状況が飲み込めない。

梓「それは知りたいですけど、でもこれはどういう……」

唯「百聞は一見にしかず、だよ。あずにゃんが電気アンマを本当に知りたいなら、
  実際にやって教えるのが一番なんだ! 口で言ってもうまく伝えられないしね。
  だから今から電気アンマをしようってわけ。で、その準備が完了したんだ」

 ああ、なるほど。
 思わず納得しかけたことに気づいて、梓はぶんぶんと頭を振る。

梓「やっぱりいいです! 遠慮しておきます! なんかすごく嫌な予感がします!」


 唯は"あはは"と笑って、

唯「あずにゃんったら、またまたぁ。まあまあ、悪いようにはしないからさ。
  それにさ、電気アンマってとっても楽しいんだよ!」

 余計に不安になった。
 抗議しようと口を開きかけて、

梓「――ッ!」

 息とともに言葉も呑んだ。
 唯の足に股をぐいと突かれたのだ。


唯「いっくよー!」

梓「ま……」

 しかし梓にそれ以上言う暇を与えず、

唯「電気アンマだぁっ!!!」

 ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

 唯が足を全力で振動させ出した。


 梓は「ひッ……」と息を呑んだあと、

梓「ああああああああああああああああああああああ!!」

 大きく悲鳴を上げ、

梓「あああああ、ふはっ、はあっ、あはははははははは!!」

 やがて悲鳴は笑い声に変わった。

梓「あははははッ――あはッ――ひはははははははは!!」

 抱腹絶倒、激しく笑い悶える梓は、笑い声の合間になんとか言葉を出す。

梓「やめて、ギブギブ、降参です! ふはッ…しぬ…しぬ!!!」ジタバタ

唯「まだ早いって! 三十秒も経ってないよ!」


梓「まって……せんぱっ、ほんともうだめ、やめ、ふぁっ――あはははははは!」

 言葉は途中で笑い声に飲み込まれてしまう。笑いすぎて死ぬかと思う。
 悶えつつも、腹がよじれつつも、それでもやめてくれ、と何度も訴える。
 しかし唯がやめる気配は一向にない。


 唯には、彼女がなんて言っているのかは全く聞き取れていなかった。
 笑っているせいで分かりづらいが、よく聞けば、"やめて"とか"助けて"とか言っているような気はする。

 でもここでやめてしまうのはもったいない気がして、
 深く考えずにそのまま電気アンマをかけ続けることにした。

 足の振動を弱めれば、梓の笑い声は小さくなる。
 振動を強めれば、笑い声も大きくなる。

 実に素直な反応である。それがなんだかとても面白くて、唯の口からも笑い声が自然とこぼれる。
 やるのは小学生以来で久々だけれど、やっぱり電気アンマは楽しい。


 梓はこの間、顔を真っ赤にして、目に涙をためて、唯から逃れようと必死に抵抗していた。
 だが、既にベストポジションを取っていた唯には彼女の抵抗など全く無意味だった。
 それこそ抵抗のうちにも入らない。

 梓が股間を手で押さえて守ろうとすれば、唯は手を蹴って押しのけ、すぐにどかしてやるし、
 脚をつかまれても、いとも簡単に振り払える。
 身をよじって逃げようとしても、両足をしっかりつかんでいる以上、その程度では当然逃げられない。

 そもそも――電気アンマをかけられたことがある者ならばたいてい知っていることだが――、
 電気アンマというのは、一度ポジションを取って足をセットしてしまえばそうそう逃げられるものではないのだ。

 だから当時、唯が電気アンマをかけるために相手を押さえ込もうとしたときは、
 皆、とにかく全力で抵抗してきたものだ。
 はめられたが最後、もう逃げられないと知っているから。

 電気アンマを仕掛けるためには、このポジションをいかにうまく相手から取るかが勝負なのだ。
 つまり、梓は既に敗北したのだ。

 部室に二人きりで他に誰も居ないこの現状で梓が唯から逃れるには、
 唯が充分満足して彼女を解放するのを待つ、もはやそれしか方法はないのである。



   *   *   *


梓「うぅぅ……、はぁ……はぁ……はぁ……、ああっ……」

 もう梓は抵抗はしていなかった。
 ぐったりと体を投げ出していて、もはや唯にされるがままだった。

 さすがに騒ぎ疲れたのかもしれない。
 あるいは抵抗しても無駄だと気づいたのかもしれない。

 いずれにせよ、彼女は目を固く閉じて、ただ耐えている状態だった。

唯「あずにゃん?」

 ためしに名前を呼んでみたが返事はなかった。
 梓は息を深く大きく切らし、そのあえぎの中にときおりうめきや短い悲鳴が混じっていた。


 唯は黙々と電気アンマをかけ続ける。
 足で踏むたび内履き越しに股間の感触が伝わっきていた。

唯「……」

 いつもの唯ならもうとっくに相手を解放しているはずである。
 ここまでかけ続けたことは、今までなかった。
 だが唯は物足りなさを感じていた。いったい何が物足りないのだろう、と考える。

 答えはすぐに分かった。

平沢唯     / ̄ ̄ ̄ ̄\
18さい    l (itノヽヽヽヽヽl
毎日快便   ノリ(l|  ` q´  ノi <はやく、でんきあんまつる!!       
     /⌒\〆        ゝ/⌒\

    /  ノつ\ ・  )(  ・  /⊂  \
o0○ノ  /  3  \ (::::▼   / とノ\ ヽ○0o
(    /、_ノ\   Y`(i)      /  \´  )゚
 \_)    `ヽ   : :;;*:;   : : : |    (_ノ
         人__;;:;;、___ノ          ヽヽ        ヽヽ

             ;:;;:;;:;,,            ──┐ |  |   ──┐. |  |
          ∬ ;;:;::.;::.::;::..:;:..: ∬          /  |  |       /  |  |
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    / ̄ ̄\
    l(itノヽヽヽl

    ノリ(l|*^ q^*ノi でんきあんま♪(^q^)
  (⊃⌒*⌒⊂)   お・ち・り♪(*^q^*)
  /__ノ(i)ヽ__)


 唯は足をとめて股間から離した。
 つかんでいた梓の足を離して、床にそっと下ろす。

 ついに解放された梓は、だらりと横たわったまま全く動く気配がなかった。

梓「はぁ……、はぁ……、はぁ……」

 荒く弱々しい息づかいであえぎ、胸と腹だけが大きくゆっくりと動いていた。
 彼女は茫然とした様子で、うつろな視線は天井あたりをさまよっている。

 どうやらこれで終わりだと思っているらしく、その顔からは安堵の表情が読み取れた。

梓「唯先輩は……。本当に……本当に……ひどすぎますって……」


 あえぎつつぽつりとそう言うと、やっと梓はふらふらと起き上がろうとする。

 だが、

梓「ひっ!?」

 手をついて上体を起こしかけていた梓の腰が、ビクっと跳ねた。
 起き上がるために中途半端に浮いていた背中は、ろくに受け身も取れずに床へ落ちる。

 唯が素足で、股間に触ったのだ。

 唯は、右足の内履きを脱いでいた。

 そう――内履きが邪魔だったのだ。

 その事に、唯は気づいたのだ。

 足の親指でつんつんと股間を突っつく。ふにふにと柔らかい感触がした。


梓「それは……だめ、だめですっ」

 状況を理解したらしく、顔が本気で引きつっていた。

 唯は"ひひひひ"と笑い出した。唯はダメと言われてやめるような性格では当然ない。
 さながら、今しがた素晴らしいイタズラを発見した子供のように唯は笑った。

 しかしこれはさすがにイタズラの域を超えているのではないか、と唯はチラリと思う。
 これ以上やったら梓に嫌われてしまうかもしれない、ともチラリと思う。
 だがここまできたら、もう止まらなかった。

唯「まだまだ! 電気アンマはこんなもんじゃないよ!」

 そうだ。これはあくまで、梓に電気アンマを教えているだけなのだ。
 梓がどうしても知りたいと言うから教えているだけなのだ。


 上体を半分起こし少しずつ後ずさっていた梓の足首を素早くつかんで、ぐいと引っ張った。

梓「ひぃ……!」ズザザー…

 そして再び足を股間にセットした。
 梓のスカートの中は熱気が立ちこめていて、素足で触ると股間からは湿り気を感じた。

 どうやら梓はひどく汗をかいているらしい。

 たしかに、今やすっかり青ざめてしまった梓の顔を見ると
 ――今かいた冷や汗なのか、さっき電気アンマを受けていたときにかいた汗なのか――、
 大粒の汗がしたたっていて、前髪が幾束か額に張り付いていた。

 この分だとおそらく制服の中もびっしょりと濡れていることだろう。
 しかし彼女はこれからさらに汗をかくことになるだろう。


 唯はふと、自分の手の平が汗ばんでいることに気づいた。なぜだろう。
 疲れてはいないはずなのに、やけに体が酸素を求めている。
 心臓の鼓動が頭蓋骨にまで響いている。

 唯は、静かに大きく息を吸い込んだ。まるで力を蓄えるかのように。

 梓は目を大きく見開いていて、瞳を小刻みに震わせていて、ただただ唯を見つめていた。

 唯は息を限界まで吸い込むと、その息を使って雄たけびを上げ、同時に足を一気に激しく振るわせた。

 ぐににににににににににに!!!

梓「ッ―――――――――!!!」

 梓の顔が大きくゆがみ、彼女は声にならない悲鳴を響かせた。


 梓は「やだ! やだ!」と何度も叫ぶ。

梓「ひあああっ、ダメぇ! それはっ――ダメぇ!」

 彼女の目からは涙があふれてこぼれていた。

 ……なんだろう、この気持ち。
 梓は泣いているのに。やだと言っているのに。なのに、それが無性にぞくぞくとした。

 今まで唯が電気アンマをこれほどかけた事はなかったし、
 電気アンマをかけられてこのような反応をした人もいなかった。
 もしさらにかけ続けたら梓はどのようになるのだろう、と唯は思った。


 まだまだぁ!! と唯は叫ぶと、足の指でガシガシと揉むように足を動かした。

梓「っ!! ああ!!」

 梓の背の筋肉がビクンと大きく収縮して、体をのけ反らせ金切り声を上げた。
 それによってスカートが大きくはだけた。

唯(白…!)

 唯はさらに強く攻撃的に足を動かす。

梓「いやぁ! やめてぇ、あああぁっ」

 完全にめくれ上がったスカートを梓は戻そうともしない。
 彼女はそれどころではないらしく、ただ唯の足から逃れようと体を動かしている。

 だが唯は、梓がいくら暴れようとその腰の動きを追いかけて、股間から足を決して離さない。


 唯は今度はかかとを股間の中央にぐっと押しつけて小刻みに揺らし、彼女に強く振動を与えた。

梓「んぁああああんっ!」

 彼女の腰がびくんと大きく引きつり、あお向けの状態から横向きの状態へと体勢が変わる。
 しかしそれで唯から逃げられるわけではない。

 唯の足が股間から外れたのも一瞬、すぐに足を股間に再セットし電気アンマを再開させた。

 再びかかとで股間を刺激し出すと、梓の顔が大きくゆがみ、

梓「いやあああっ、ぅんんん、んんんんっっ!」

 高い声を上げて身悶えし、体を胎児のように丸めた。
 そして股間を守ろうとするかのように強く内股にして唯の脚を挟み込む。

 しかし唯の足は既に股の奥にあてがわれている以上、それで電気アンマがとめられることはない。
 腿で押さえられたまま唯は足を動かし続け、梓の股間を縦に揺らした。
 かかとが、徐々に股間の中に食い込んでいく。


梓「くぅぅ……、はぁっ、んはっ……、ふぁああっ」

 彼女の呼吸は荒々しく、そして息を吐くたびに声を大きく漏らしていた。
 それは笑い声とも悲鳴とも違う、唯が初めて聞く種類の声だった。

唯(なんかあずにゃん、すごく色っぽい……) 

 体を深く丸める梓は唯の脚を両手で強くつかんだ。

梓「うう、うぅぅ……!」

 唯に何か言いたいのかもしれない。
 しかししゃべる余裕はないらしく、食いしばった口から出るのは切れ切れのあえぎ声ばかりだ。

 梓の手や内腿や腹は電気アンマによる振動とは別にびくびくと震えていた。
 梓が内腿や手で唯の脚を押さえ込もうとしているのが、
 まるで梓に包み込まれているみたいで心感じてし地よさをまう。


すみません、>>57を以下のように訂正します。


梓「くぅぅ……、はぁっ、んはっ……、ふぁああっ」

 彼女の呼吸は荒々しく、そして息を吐くたびに声を大きく漏らしていた。
 それは笑い声とも悲鳴とも違う、唯が初めて聞く種類の声だった。

唯(なんかあずにゃん、すごく色っぽい……) 

 体を深く丸める梓は唯の脚を両手で強くつかんだ。

梓「うう、うぅぅ……!」

 唯に何か言いたいのかもしれない。
 しかししゃべる余裕はないらしく、食いしばった口から出るのは切れ切れのあえぎ声ばかりだ。

 梓の手や内腿や腹は電気アンマによる振動とは別にびくびくと震えていた。
 梓が内腿や手で唯の脚を押さえ込もうとしているのが、
 まるで梓に包み込まれているみたいで心地よさを感じてしまう。


 唯はそれに答えるかのように、足の動きをできうる限り早く細かく動かした。

梓「んはああっ! んあああああああっ!」

 梓の体がびくんと震えた。

梓「だめぇ、ああ……、もうだめぇ」

 梓は全身をわなわなと震わせている。
 もう限界に近いように見えた。


 それでも唯は足の動きをとめない。
 今の梓の姿は唯を無性に興奮させた。

 唯はかかとを深く押し込んで、ひときわ強く揺さぶった。

梓「ああっ!!」

 丸まっていた梓の体が引きつったかのように大きくのけ反って――

梓「ああ、あああああああああああああああああ!!」

 断末魔のような声だった。
 梓の体が何度も大きく痙攣した。

 ひとしきり痙攣したあとは、彼女は全ての力が抜けてしまったかのようにぐったりとした。
 驚くほど静かだった。

唯「あず…にゃん…?」

 唯はぎくりとして足を止めた。
 何か、とてもまずい事をしてしまったような気がした。
 やり過ぎてしまったかもしれない、と今更ながら思った。


 梓の股に足を突っ込んだままの格好で、てへっと笑い、

唯「あずにゃんだいじょうぶ?」

 じょわわわわ。

唯「……ん?」

 足に生暖かさを感じた。
 なんだろうと思って見てみると、

唯「わっ、わわわわっ!!!」

 薄黄色の液体が床に広がっていき、唯の脚が、スカートが、濡れていく。

唯「うわっうわっ」

 ようやく何が起きたのか理解して、おずおずと、梓に顔を向ける。

梓「ううぅぅ、ぐすん……先輩の、ばかぁ!!!」

 潤んだ叫び声は部室に幾度もこだました。



   *   *   *


 まったく、唯先輩はひどいです。ほんと信じられません!
 唯先輩は、あれからすっかり電気アンマにハマってしまったようで、
 律先輩も澪先輩も、むぎ先輩まで唯先輩の餌食にされてしまいました。


律「しかし、高校生にもなって電気アンマされるとは思わなかったぜ」

澪「私、もうお嫁に行けない……」

 私たちはいつものお茶をする大机に四人でそろって着いていました。
 今日は、唯先輩以外のみんなで普段より早く部室に集まって、
 この事について話し合うことにしたのです。

紬「うふふ。わたし、一度でいいから電気アンマされてみたかったの~」

 むぎ先輩が、とろんとした目で言いました。
 ……なんだか危険な香りがします。


 私はむぎ先輩が用意してくれた紅茶をすすりながら、電気アンマについて考えました。
 唯先輩が私に身をもって経験させてくれたあの電気アンマは――私の周りでは見かけなかったけれど――、
 どうやら小学生がやるイタズラとしてポピュラーなものらしいのです。

 小学生たちが教室でわいわいと電気アンマをかけ合っている姿を想像すると、
 私は顔が赤くなってしまいます。

 彼ら、彼女らは、いったいなんて大胆な事をしているのでしょうか!

 スカートめくりとかもそうだけれど、邪気がないとは恐ろしいことです。

 唯先輩も――これは憂から聞いた話――、
 小学生の頃の一時期は電気アンマに相当ハマっていたらしく、
 当時の先輩のクラスメイトは全員その餌食になったそうです。

 が、しかしです。
 "邪気がない"で済むのは小学生だからの話であって、高校生ともなればそうはならないでしょう。

 私は空になったティーカップを皿に戻して、「とにかく」と言いました。


梓「なんとか唯先輩の電気アンマブームを去らせないと。
  このまま見境なく、私たち以外にも電気アンマをやり始めたら……大問題ですよ」

澪「はしたないからやめなさいって、言ってみるとか」ポツリ

律「唯が素直に言うこと聞くかぁ?」

梓「既に私が言いました。何度も」

澪「……」

律「やっぱ、意味なかったようだな。あはは」

澪「笑いごとじゃないだろ!」

紬「ねぇねぇ、こういうのはどう?」

 むぎ先輩が、イタズラっぽい笑みを浮かべています。

紬「あのね、」



   *   *   *


 いつもより早めに部室に向かうのは、
 もしかしたらまた梓と二人っきりになれるかもしれないという淡い期待を抱いているからであり、
 階段を上る唯の足取りも自然と弾んでいた。

 この前の梓への電気アンマをあそこでやめてしまったのはすごくもったいなかったような気が、
 今になってしていた。

 残りの階段を一段飛ばしで軽快に登り切ると、ドアに手をがっしと掛けて、

唯「やっほー!」ガラガラ

 ――!?


 部室内には異様な空気が立ちこめていた。
 一目見て、みんなの様子がいつもと違うことに気づいた。

 澪が腕組みをして唯を見据えていた。その表情は硬く険しい。

 紬は一見、いつも通りの微笑を浮かべているように見えた。
 だが、彼女の目の奥底は不自然に輝いていた。

 律が片手を上げて、唯に笑いかけた。よお、早かったな。
 彼女の目は笑っていなかった。

 何があったのだろうと唯は思う。
 答えを求めて、唯の視線は自然とある一点へ行った。

 こほん。唯の視線を受けた梓は咳払いをしてから、言った。

梓「ええーっと、唯先輩。
  高校生にもなって電気アンマはダメですよ。いろいろまずいですって」

唯「ええ~、だって楽しいじゃん。電気アンマ」

律「……」

澪「……」

 律と澪が目を合わせた。


唯「…?」

 なんだろう、と思うまもなく、

律「ひゃっほう! 私も楽しいぜ電気アンマ!」

澪「ああ、最高だよな。特に唯にするのは!」

 二人が、襲いかかってきた。

唯「ちょっと待ってちょっと待って! どうしたの二人とも!?」

 律と澪が、唯の両腕をそれぞれ左右からつかんで押し倒そうとしてくる。
 対し唯は、ドアにしがみついてなんとか踏ん張る。
 いったいなんだというのか。わけが分からなかった。


 梓がこちらにゆっくりと歩み近づきつつ、

梓「唯先輩。自分が何をやっているのか、一度経験してみた方がいいですよ」

 つまり、みんなでこれから唯に電気アンマをかけようとしているらしい。
 ぞっとした。

唯「いきなりそんな……! 待ってよちょっと!」

 ありったけの力でドアに抱きつく唯を、澪と律がなんとしても引き倒そうとする。
 年季の入った木製のドアがめきめきと音を立てている。


澪「くそっ、こいつしぶといな!」

律「おい中野! 見てないでお前も手伝え!」

唯「あずにゃん、助けて……!」

 とっさに懇願した。
 しかし眼前に立つ梓は意地悪く笑みを浮かべ、

梓「何を嫌がる必要があるんですか? だって、電気アンマはとっても楽しいんでしょ?」

唯「それは……」

 楽しいのはもちろん、かける側が、だ。
 唯は二の句が継げなかった。


唯「むぎちゃん……」

 梓の隣へ来ていた紬の顔を見た。

 紬は、唯の首根っこに手をポンと置いた。

紬「ごめんね、」

 紬の五指に力がこもる。

紬「わたし、一度電気アンマをしてみるのが夢だったの♪」

唯「うわぁ!?」

 すごい力だった。視界が一回転した。
 唯の体は軽々と宙を舞っていて、しばらく滞空したのちズザーッと床へ倒れ込んだ。


澪「むぎグッジョブ!」

律「よし、フォーメーションDでいくぞ!」

澪「おう!」

紬「了解よ!」

梓「なんですかフォーメーションDって!?」

 唯はくらくらする頭を振って、周囲を確認しようとして、
 律に左腕を、澪に右脚を、そして紬に左脚を捕まれていることに気づいた。

律「おい中野何やってる! 早く唯の手を押さえるんだ!」

梓「え? あ、はい!」


 残っていた右腕を梓に捕まれて、唯は完全に四肢をふさがれてしまう。

唯「そんな、四人がかりなんて卑怯だよ!」

梓「自業自得です」

 唯はあお向けの形で押さえ込まれていて、動かせるのは頭だけだった。
 四対の目が唯の顔を、おのおのに光をたたえてのぞき込んでいた。

 ――電気アンマをかける側はたくさんやったけれど、かけられたことは一度もなかったっけ。

 急に怖くなって全身がすくんだ。


唯「待って…もうしない! もうやらないから! だから、」

澪「うるさい!」

 言葉は澪に断ち切られてしまった。

澪「昼休みの時はよくも……あんな……あんな……!」

 澪は脳内で先ほど出来事を追想しているらしく、彼女の頬は急速に熱を帯びていく。

 澪はつい今日の昼休みに唯から電気アンマを食らったのばかりなのだ。

 廊下で電気アンマをかける唯。電気アンマを受ける澪。
 周りの生徒たちは皆見て見ぬ振りで通り過ぎていく。
 たまたま通りかかった梓と律に救出されるまでそれは続いたのだ。

あんまりに既視感あって調べたらすぐ出た
ほんとに別人なら
唯「あずにゃんに電気あんま!」
のパクリってことになるんだが・・・

>>90
えーと……
>>2に書いてある通り、『唯「あずにゃんに電気あんま!」 』は前に自分が書いた作品です。

---

 澪はしばらく体をぷるぷると震わせていたが、やがて、

澪「うわああああああああああああああああああああああああ!!」

 叫び声を上げると唯の右脚をぐいと引っ張って、
 彼女の股間を突き上げるようにドカドカと踏み出した。

 唯はたまらず悲鳴を上げた。

唯「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!」


 澪はなかったことにしたい過去を記憶から抹消しようとするかのように、
 頭をぶんぶんと左右に振りながら股間を蹴り続ける。

澪「うわああああああああああああああああああああああああ!!
  ああああああああああああああああああああああああああ!!」

 唯は唯一動かすことができる頭部を振って悲痛な叫びを上げ続ける。

唯「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!
  痛い、痛い! しぬううううううううううううううううううううううう!!」



律「ひー、ものすごくカオスなことになっているなぁ」

 唯の右腕を尻に敷いて押さえている律が、誰にともなくといった様子で小声で言った。
 その向かい。唯の左腕を両手で握って押さえつける梓も、目の前の惨状に圧倒されつつぽつりと、

梓「ものすごいですねぇ……」

 梓は見ているうちに唯がかわいそうになってきたが、
 しかし唯が澪にやったことを思えば、やはり自業自得なのだろう。

 自分の場合は唯と二人っきりだったからまだマシだったのかもしれない。
 公開処刑という形になった澪の心中は察するに余りあるものである。

 が。

澪「おらおらおらおらおらおら!!!」ドガドガドガドガ!!!

唯「いやああああああああああああああああああああああああ!!
  ふあああああああああああああああああああああああああ!!」

 梓もさすがに心配になってきて、

梓「ちょっと、やり過ぎじゃないですか?」

 律は天井に視線を投げて、しばし"うーん"と考えて、

律「まぁいいっしょ。私も今朝、似たような事やられたし」



 ~ ~ ~ ~

唯『くらえっ、削岩機だあ!!!』

 ドガガガガガガガガガガ!!!

律『ぎゃあああああああああああああああああああ』

 ガラッ

和『あら? ……あなたたち何やっているの?』

律『和ぁ! へるぷぅ!!』

唯『あ、和ちゃんおはよー。電気アンマだよ。和ちゃんもやる?』

和『……そうなんだ。じゃあ私は生徒会行くね』スタスタ

律『うぉい!? 和ぁ!! うぇーぃつ!!』

 スタスタ……バタン…

 ~ ~ ~ ~


律「唯のやつ、思いっきりやりやがって……まだ股間が痛むぜ……」

梓「……たいへんでしたね」

唯「やめてえ! つぶれるう!」

澪「つぶれろお!」ズガガガガ!!!

律(……何がだよ)

律「……にしても、さすがにやり過ぎかな…?」

 律は、澪を、そして唯を見た。
 唯は今にも泣き出しそうな顔だった。

梓「で…ですよね! やっぱりそう思いますよね! 澪先輩落ち着いてください!」

 梓は澪を制止させることにした。
 なんとか治まった澪は、シャトルランを終えたあとのように肩で息を切らしていた。



   *   *   *


 とにかく、股間が死ぬほど痛かった。
 局部がかっかと熱を持っている。

 自分のあそこは大丈夫なのか、心配だった。
 だが、体を押さえつけられていては、確かめることはできなかった。

 うぅ~~~~~~……。

 四対一なんてアンフェアだと思う。

 当時、クラスでもやんちゃ盛りだった自分に電気アンマをかけようとする者などまず居なかったが、
 復讐をしにくる者は、たまに居た。全て返り討ちにした。たとえ、相手が上級生であってもだ。
 そして再び電気アンマをかけてやった。

 思えば、たいてい一対一だった。
 徒党を組んで襲うことはしなかったし、徒党で襲われることもなかった。

 相手が一人ならば、まず負けない自負はあった。

 こんなのフェアじゃない。いくらなんでもひどすぎる。


 ――でも。
 梓が助けてくれた。
 さっきの様子から、なんとなくだが、それは理解できた。

唯「あずにゃぁん……恩にきるよ……」

 弱々しく礼を言った。
 視線を受け止めて、梓はにっこりとほほえんだ。天使がそこにいた。

梓「それでは、次は私の番です!」

唯「……へ?」

 天使は天使でも、堕天使だった。


 梓は澪に、場所を交換するようにと言う。
 力を使い果たしてすっかりへばってしまった澪は素直に従った。
 澪が唯の右手を、梓が右脚を押さえる形になる。

唯「待ってよ! 連続なんてひどい!」

梓「唯先輩が私にやった事と同じ事をするんですっ」

 梓の瞳には、唯が今まで一度も見たことのない獰猛な光があった。
 唯は言い知れぬ恐怖を覚えた。

唯「あずにゃんごめん悪かったよ! もう二度としないから!」

 梓がその言葉に耳を貸す気配は一切なかった。
 彼女は自分の内履きをぞんざいに脱ぎ捨てた。
 そして唯を見下ろして、にたりと笑った。

 悪魔がそこにいた。



   *   *   *


 梓は唯だけを見ていた。視界には唯以外、何も映っていなかった。
 押さえ切れぬ歓喜は笑い声となり梓の口から漏れ出していた。

 靴下を脱いで、くしゃくしゃに丸めて床へ放る。

 立場は普段と全く逆転していた。
 いつもは唯が梓を、抱きついたりいじったりと、ちょっかいを出してきた。
 だがその唯は、今や自分の下でおびえきって震えているのだ。
 今ちょっかいを出そうとしているのは自分の方なのだ。

 梓は足をスカートの中に突っ込む。
 足の親指でパンツを上から下まで縦につーっとなでたあと、
 股間の真ん中あたりに親指を強く押し込んだ。

 うわあ!? と唯がすごい声を出した。


 梓は唯の腿の付け根から、足の指をうまく使ってパンツのふちをめくり、
 足をパンツの中にねじ込んでいく。

 唯は何やらわあわあ叫んでいた。
 なんと叫んでいるのかはよく聞き取れない。
 ならば気にしなくても問題ないだろう。

 梓は恥骨部分を、その曲線にそって足裏でなでてみた。
 唯の陰毛がどれくらい生えているのか、ふと確かめてみたくなったのだ。
 足裏でそこを直接しゃりしゃりとこすってみる。

 ……私より薄い?

 なぜか負けたような気が少しした。


 ……いや。
 毛は柔らかくて短いけれど、よくよく触ってみると、密度自体は自分よりも上だ。

 どこからどこまで生えているのだろう。
 足を、円を描くように丹念に動かして、生え際を探っていく。

 ……ふむふむ。

 おそらく毛の生えている範囲は、自分とそう変わらないだろう。

 さて、自分と唯のどっちの方が毛が濃いか。
 これは直接見てみないことには分かりそうにない。

 是非ともこの目で拝んで確かめたいところだ。


 が、さすがにそこまでは無理だろう。
 それを他の先輩たちにバレないようにやる自信はない。

 梓が何をしているかは、スカートで陰になっているおかげで、
 梓と唯以外には分からないようになっていたのだ。

 梓は深呼吸を一つしたあと、足の位置を少し下げた。

 足の親指でつんつんと性器を小突いて唯の割れ目の位置と形を把握すると、
 割れ目のちょうど一番上の部分に親指の付け根の膨らみが当たるように、足を置く。

 そして足を、ゆっくりと小刻みに動かした。

 それまでずっとぎゃーぎゃーとわめいていた唯が、ぶはあ、唾液の霧を吐き出した。

 うげ、げほ、
 唾液が気管に入ったらしく、唯はしたたか咽せ込んだ。


 梓は性器の感触をじかに堪能しつつ、足裏を、緩急をつけてクイクイと揺らしていく。
 すると――

唯「ふはッ……あずにゃ、くはッ、くふッ……」

 唯はまるで忍び笑いをしているかのようだった。

 彼女の口元がひくひくと震えている。
 そして下の口も、梓の足の下でひくひくと収縮していた。

 梓は足の当て方や揺らし方を少しずつ変えていく。

唯「ふひッ……、あ、んあ、……んく……」

 唯がより反応するポイントを探っていたのだ。

 やがて梓は唯が一番反応するポイントを見つけると、そこを重点的に攻めた。
 足の動きは徐々に速く。勢いよく。


唯「くひひひひっ、ひはっ、あはっ、はあっ、あはははっ」

 彼女の上げる吐息混じりの笑い声が、梓にはあえぎ声に聞こえてならなかった。
 唯の顔はすっかり紅潮していて、身体を動かせる範囲でくねくねよじらせていて、
 それが実にエロティックだった。

 ――それにさ、電気アンマってとっても楽しいんだよ!
 ――ええ~、だって楽しいじゃん。電気アンマ。

 いつかの唯のセリフだ。

 確かにその通りだ、と、実際にいま唯に電気アンマをかけて、梓は思う。

 確かにこれは楽しい。実に楽しい。
 唯にこんな事をしても"イタズラ"で済んでしまうのだ。
 なんて素晴らしいのだろう、電気アンマとは。

 梓は足をねっとりと動かして、唯をあえがせる――

ムギ「これをつかってみよおー」

ヴィィィィィィィィィン

唯「」



   *   *   *


澪「おい……これはいいのか? なんかやばくないか?」///

 よくないと思う。
 やばいと思う。

紬「まあ、梓ちゃんったら。なんてふしだらなのかしら……」///

 今回ばかりは紬に同意だ。
 明らかに、子供のイタズラの範疇ではない。

律(これは電気アンマというより……足マン……)

 律には、目の前の光景が濡れ場にしか見えなかった。


紬「ねぇねぇ! 私たちも何かやろうよ!」ギラギラ

澪「やるって……なにを?」タジタジ

紬「そうね……」

 紬は大きな眉を寄せて、唯の顔をのぞきながら真面目な顔で考え込む。

 律もつられて唯の顔を見た。
 別の世界でも見ているかのようなとろけた目、
 口元はだらしなく緩んでいて、スタッカートの効いた嬌声を休みなく出している。

 まるで、危ないクスリでもキメているかのようではないか。

 この上いったい何をするというのか。
 ここは部長という立場から考えても、そろそろ自分がとめるべきではないのかと思う。

 思うのだが。

 しかしどうしてだろう。
 ここでとめてしまうのはもったいない気がなぜかした。

 だから、紬が上げた次の提案に、律は異議を唱えなかった。


紬「くすぐるの!」

 考え込んでいた紬は、ぱっと顔を上げてそう言うと、
 彼女が押さえつけている唯の左足の内履きを脱がしにかかった。

 そのことに唯は気づいていない。

 内履きを脱がすと、唯の足の裏を、十本の指を使って愛撫した。
 あたかもキーボードを優しく演奏するかのように。

唯「ひああっ!?」

 思わぬ不意打ちを受けて唯の左脚がびくぅ、と引きつった。
 紬に足をくすぐられていることにすぐに気づいて、唯は振り払おうと左脚を何度もばたつかせる。

 一見、紬は唯の脚を自分の片膝で軽く押さえているだけのように見える。
 しかしそれだけで、唯は脚をびくとも動かせない。

唯「むぎちゃんやめて! くすぐったいよぉ! ひはあ、んああああああっ!」


紬「さあ、澪ちゃんも!」

澪「お、おう……」

 紬の気迫に押されて、澪はおっかなびっくりといった様子で唯の脇腹を揉んでくすぐり出す。

唯「んはあっ!!」

 執拗に足をくすぐる紬から逃れようと脚をがくがく揺すっていた唯は、
 再びの不意打ちに腹を大きくひねらせた。

 唯はなんとか彼女らの拘束から逃れようと力任せに四肢を暴れさせるが、
 しかし四人がかりで押さえられていては当然どうしようもない。

 そして一方、二人が唯をくすぐり出したことに気づいた梓は、
 彼女らに負けじと電気アンマをより勢いづかせ、加速させる。

唯「いやああああああああああ! いやああああああああああ!
  わあああああああああああああああああああああ!」

 唯が出しているのは、もはや笑い声ではなく悲鳴だった。



   *   *   *


律(どういう状況だよこれは……)

 律はすっかり頭が痛くなって、ひたいを手の平で覆った。

律(滅茶苦茶にもほどがあるだろ……)

 状況を整理するために周囲を見回していく。

 まず、唯の右手を押さえる澪。あまり乗り気ではなかったはずの彼女は、
 今や積極的に、かつ楽しげに、唯の腹をくすぐっていた。

 次に、左脚を押さえている紬。彼女はうっとりと唯の足の裏や甲に指を這わせていて、
 まるで今にも唯の足にしゃぶりつかんばかりだった。

 そして右脚を押さえる梓は彼女に電気アンマ――もとい足マンをかましていた。
 興奮に顔を上気させ、凶悪な笑みを浮かべながら。

 律には、梓が一番はしゃいでいるように見えた。
 下手したら練習の時よりも輝いているのではないかとすら思う。


 一方、これらの集中攻撃を一身に受ける唯は――

唯「ぐず……、ひっく……、いやあぁ、もういやあ……もうやめてよぉ……」

 顔を涙でくしゃくしゃに濡らし、泣きじゃくっていた。

 律は、唯が哀れでならなかった。

 確かに、元はと言えば唯が悪い。
 だがこれほどの制裁を受けねばならないほどの悪行を唯がしたかと言えば、それはノーだ。
 倍返しなんてレベルではない。明らかに、やり過ぎだ。


 ……いや。
 本当は分かっている。

 彼女らの目的が、もはや、制裁だとか唯を更生させるとかではなくなっていることを。
 もはや彼女らは、唯を愛玩具として、己の欲望の"はけ口"にしているだけだということを。

律(ひどい話だぜ。まったく、けしからん奴らめ……)

 唯の首、あごの下辺りに手を伸ばす。 

律(これではもう、唯のことをどうこう言えなくなってしまうだろうに……)

 首に、四本の指の先が触れた。唯の熱い汗が指を濡らす。 

律(本当に、けしからん奴らめ……)

 指先をうなじの方向に、滑らせる。
 なめらかな肌。指先からぞくりと快感が込み上げる。


 確かに律は、唯を哀れだと思う。かわいそうだと思う。
 しかし、である。そうはいっても、自分が唯のためにしてやれる事は一つもないのだ。

 いくら唯を助けたくても、もはや律には彼女たちをとめることはできないだろう。
 彼女たちは暴走しているのだ。理性を失っているのだ。
 無理にとめようとすれば、自分まで襲われかねない。

 そして――

 律は今度は胸元へ手をやる。
 白いブラウスの上から、そこを、指先で軽く、円を描くようになで始めた。
 すると服の下で皮膚がぴくぴくと痙攣し始め、彼女は大きく声を漏らす。

律(くそ、唯のくせに……エロい姿見せつけやがって! 興奮するじゃねーか畜生!
  うーむ、一応これでも女なんだなぁ……)

 ――そして律も、理性を失いかけていた。


唯「えぐ……りっちゃん……」

 名前を呼ばれて振り返ると、こちらをまっすぐ見つめている唯と目が合った。
 唯は、全ての希望を失って絶望のどんぞこに突き落とされたような顔をしていた。

律(うぐ……)

 心が痛んだ。
 唯は、ただ一人自制心を保っていた律に希望を持っていたのかもしれない。
 律がきっと助けてくれると信じていたのかもしれない。

 律は深々とため息をついて、大げさにかぶりを振ってみせた。

 唯よ。それは過信だ。この状況で私に何ができるっていうんだ。
 もうどうしようもないさ。私にできる事といったらせいぜい――


 胸元から制服の内側へ、ブレザーとブラウスの間に手を入れた。
 他の人(唯以外の)にバレないように、もう一方の腕で隠しながら、こっそりと。

 胸の膨らみを、人差し指でそっと押した。
 ブラウスと下着越しなのに、指は膨らみの中に柔らかく沈み込む。
 そして確かな手応えが弾力として返ってくる。

 まさしく女の胸だった。自分の胸とは大違いだった。


 律はショックを受けて、

律(うぐぐ……唯のくせに……)

 胸全体を強くぐいぐいと揉んだ。

唯「ああっ!」

 唯は声を上げて体をのけ反らせた。

 唯の胸は柔らかくて、揉むと心地よかった。
 ブラウスと下着の上からでこの柔らかさなら、
 布を通さず直接揉めば、どれほどの揉みごこちなのだろう。


 手を入れるスペースを作るために、唯のブラウスの第二ボタンを、第三ボタンを外していく。

唯「えぐ、んぐ、はぁ、りっちゃんやめて、助けて……」

 と唯が泣きながら訴えた。

 そう言われてもなぁ、と律は思った。

 自分には唯を助けることはできないし、
 かと言ってここで何もしないのは、自分一人だけ割を食う話ではないか。

 だいいち、三人に襲われているのが四人に増えたとして、
 もう唯にとってはどっちでも同じようなものだろう。

 まあ、どんまいだ、
 と心の中で唯に言うと、先ほど作った隙間からブラウスの内側に手を差し込んだ。


すみません寝落ちしてました。
ちょっとホントに眠いので、明日の昼頃再開します。

もしスレが落ちていたら立て直します。

ふう

保守ありがとうございます。再開します。

それと、>>147の三行を次のように訂正します。

 律は、今度は唯の胸元へ手をやる。
 白いブラウスの上から、そこを、指先で軽く、円を描くようになで始めた。
 すると服の下で皮膚がぴくぴくと痙攣し始め、唯は大きく声を漏らす。


(読み返してみたら、なんか律が自分の胸元に手をやったかのような書き方だったので……)


 ブラジャーの中央に指を掛け大きく引っ張ると、乳房がぷるんとはみ出した。

律(ひっひっひ、こんなエロいおっぱいはこうしてやるぜ)

 律はブラウスの中で手を這わせ、あらわになった乳房をまさぐる。
 そして乳首に指

「律先輩! ちょっと何やっているんですか!?」

 突然響いた声に律は飛び上がらんばかりに驚いた。
 顔を上げると、梓が怖い顔で、しかしどこか悔しげに、律を睨んでいた。

律「な、何って……それは……」

 冷静に状況を見てみると、唯の胸は律の手で不自然に大きく盛り上がっている。
 何をしているかは周りからは一目瞭然だろう。これは隠しきれるものではない。

 観念した律は半ば開き直って、あっけらかんと、

律「唯の胸を揉んでいました!」

梓「へ…変態! 律先輩の変態! ひどい! そんなことする人だとは思いませんでした!」


律「む、」

 あまりの言いぐさにさすがに律もカチンときて、

律「おいおい、梓も人のこと言えないだろ。だいたいお前こそ、何やってんのよ?」

 唯の股間あたりを指差した。

 唯のスカートは大きくめくれ上がっていて、
 すっかり伸びてしまったパンツの中に梓が足を突っ込んでいる様子が丸見えだった。

 律の言葉で梓は目に見えてうろたえ出した。

梓「え……? あ、いやその、これは……電気アンマです!
  そうです、私は電気アンマをかけているだけなんですっ!
  変な事もやましい事も全然してないです!」

律「ふーん」ニヤニヤ


梓「なんですかその目は」

律「いいや、もうそれでもいいよ。梓がそう言うなら私だって――」

 唯のブレザーのボタンを外して大きくはだけさせたあと、
 ブラウスの前合わせを両手で左右に強く引き広げた。

 いっせいにボタンがはじけ飛び、唯の腹も胸も首元もあらわになり素肌が露出した。

 上半身を半裸にされて、

唯「わあああああああああ!?」

 唯が悲鳴を上げた。

紬「キャ――――――!?」

 紬も悲鳴を上げた。


 律は唯のむき出し両胸をそれぞれ左右の手で揉んだ。

律「うひょー、唯のおっぱい柔らかい! 気持ちいい!」

梓「ちょ、律先輩なにやってるんですか!? ずる……いや、はしたないですよ!」

律「何って電気アンマだよ。私の地元ではこれが電気アンマと呼ばれているんだよ!」

 うそー!? と梓は叫んだ。


梓「……分かりました。でも、だったら私だって自分ルール発動させますよ!」

 梓は鼻息を一つ鳴らすと、唯のパンツの中に手を突っ込み、そしてそこを揉み出した。
 唯と紬が悲鳴を上げた。

梓「これが中野家流の電気アンマなんですっ」

律「なにぃ!? だったら私だって……!」

 律は顔を唯の胸のあいだに、ばふん、とうずめた。
 唯と紬が悲鳴を上げた。

律「うひひひ、サイコーだぜー!」

 と、律は唯の胸の中からくぐもった声を上げる。

梓「ううぅ……、だったら、私だって……、私だって……」


 梓は唯のパンツを膝のあたりまでズリ下げると股間の中に顔をうずめる。
 そしてそこをぺろぺろとなめだした。
 唯と紬が悲鳴を上げた。

律「むむぅ、それなら私は――」

 律は唯の乳首にしゃぶりついておっぱいをチュウチュウと吸い出した。
 唯と紬が悲鳴を上げた。

梓「だったら私は!」

 ・
 ・
 ・

 この後、彼女たちは我流電気アンマを唯に次々とかけ続けた。

 ――電気アンマはかくも楽しいものなのか。電気アンマを発明した人は偉大だ。
 彼女たちはそう思った。



   *   *   *


律「――とまあ、電気アンマとはこんなにも非道で残酷なものなんだ。
  自分がやられると、やられた人の気持ちがよく分かるだろ?」

唯「ぐず……ひっく……ひっく……」

 大の字に横たわる唯は、髪は乱れ、顔はよだれと涙と鼻水でくしゃくしゃ、
 服はほとんど剥ぎ取られていて半裸に近く、露出した肌は唾液と汗でべとべと、
 散々な格好だった。

律「ま、あれだ。
  人にされて嫌なことは、自分もしないようにしましょうってよく言うし、これに懲りたらだな、」

 などと、律はもっともらしく講釈を述べる。澪もうんうんとうなずいている。

唯「はい……」

 唯は泣きながらそう言った。


律(ちょっと暴走してしまった気もするけど、ここまですればいくら唯でも懲りたよな。
  これで唯は電気アンマをしなくなるし、私たちも楽しめたし、結果オーライだ、うん)

 紆余曲折はあったが、ともあれこれで一件落着だ。
 律がひと息つきかけたところで、

紬「じゃあ、次はわたしの番ね♪」

梓唯律澪「……えっ?」


 それから紬は喜々と延々と電気アンマをかけ続け、
 紬がやっと満足して彼女を解放した時(約一時間後)には、唯は真っ白に燃え尽きていた。


――エピローグ――

 その後、唯は心を改めたらしく、もう電気アンマをすることはなくなった。
 みんなの心も晴れたし、落ち込んでいた澪も元気を取り戻したし、一件落着かと思いきや……


梓「電気アンマなんですっ」

 ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

さわ子「やぁ!? なに、なに!?」


 今度は梓が電気アン魔になってしまった!!!










                           ――おしまい



                           『唯「あずにゃんに電気あんま!!」』


                 ,xーく r‐’: : : : : : . . . . . . .   :\
                /   /´ ̄` ̄`⌒^ヽ; : : . .   . : :>.、
                {  ノ           `ーく: : : . . : :. .\
                     Y′               ⌒ヽ .::: : i:..  i
                     〉:7r=ぐ:77^下、__        V:. : {/: . {
                 ,./ . |:/`>く/\_{:i : : |>z、       \ |: : .|
                 // . : |′: :/z=ミ.从 : :| r≦ミト、     `ヽ: {
            `ー ´ .′/ハ: : 〃i::てi  {\{ ん:ぅi}}:ヽ.       }: . |
                | :/ :!. :トト{ ` ヒツ    辷:ツノ|}: ::トi、   入 }
               }′.:|. : :.(i ///  '   /// 从/:}ノ:ヽ.イ./´ソ`ヽ
               | . .∧ :ヽハ    ー '    /: : /:|: : .Y {    }
               V :仏\: 込.         ..イ: : /.:リ: : . } ヽ.  ソ
    「ヽ        ,..∠ : : : : `:く` <≧i  ___ イ/:.|: :/:.:/ :.イ:人   ̄
   ヽ. \  ,.x=≦ .. : . . . : ヽ: :: `:x `「Y_     /廴:rくィ// j/
      \ `く      `ヽ . . : :.:} .: `i{.:.トミ  rー ヘ、ヽ ̄`>‐、_
      r>、 丶≧ミ   ∨ . .:.:| / : :{_「ヽ `ヽ--x.___}ノ^^´    ヽ
____ }'    { , `ヽ   V . : / . : : : : :\       }」        }
廴___ ..__ ノ r=チ´ __, }    '. .:}′    : : : > ,__,__,_ ..--‐宀": ̄`:´>.、
     }| ヽ_>ァ´  人  | .:′      : :/⌒ヽ : .:.: : :{ :/ : : . . .   . :\
      {ヽ. __ ノ〉  厂:.}   {: i:. .      . :{   }: : . :|:′ ...:-=: : ̄ :  : ヽ
     Y `ー‐弋.:´:.:. ノ   { : |:. . .    . . :` ー '. : :  :V´: : : .   . : : =-:  `ヽ.
       ヽ.  .....:V.:.:.:.{   i../|::. . .   . . : : : : : : .:: : . . . ト-  .__彡.´. : :     . :〉
       'i  .......ヽ.:.:j   {' l:.:.. . .  . . : : : x一く: : . . .  i   /: : . . : :-一:  . :ノ
         ヽ  ......:`..}    l′∨:.. . . . . . : : {   }:. : . . : :|  ,.斗.: :´ : : . .  . : :}
        ヽ  ......:ノ   /   〉:.:.. . . . . . . :` ー '. : : . . :j/: : . .       . : : ′


本編はこれでおしまいなんですが、
ちょっと文脈の都合で本編に組み込めなかった小ネタを番外編として少し投下します。


  【番外編】

 律と梓が我流電気アンマ合戦を繰り広げているなか、一方澪は――。

澪(唯の汗……おいしそう……)

 きょろきょろと周囲を確認する。
 大丈夫だ。誰も自分のことは見ていない。

 唯のブラウスをずらして、彼女の脇の下を露出させる。
 そしてもう一度周りを確認したあと、ゆっくりとそこに顔を近づけて、舌を

律「ああ~! 変態さんだ~! 変態さんがいるぞー!」

澪「ひっ!?」ビクゥ!!

律「まさか澪がそんな変態さんだったなんてなー。私は悲しいよ」シクシク

澪「いや、違うんだ……その、これは……///」オロオロ、アタフタ


梓「それは律先輩が言える話ではないでしょう! おっぱいしゃぶりながら何言っているんですか?
  客観的に見て、どう考えても律先輩の方が変態です!」

律「おいおい、他の誰に言われても、梓にだけは言われたくないぜ。
  そんな顔で、よく人のことを言えたもんだ」

梓「な、なんですか!? 私の顔、何か変ですか!?」

 梓の顔には、口元を中心に、粘性のある液体が気泡とともに大量に付着し、
 てかてかと光っていた。

律「ああ、変だよ! 卑猥な顔しやがって!
  どう見てもお前が一番の変態だよ! このド変態!」

梓「そ、そんなあ!?」ガーン


梓「……いえ、そんなことはないです! 私よりもっと変態な人がいますっ!」

 そう言って、梓は紬をまっすぐ指差した。

紬「ふえ? わたし? ど、どうして……?」

 紬は鼻血をぽたぽたと垂らしていた。

澪(あれ……? もしかして私、この中で一番まともなのでは……?)













                             【番外編】――おしまい


支援&保守、どうもありがとうございました。


それと一つ、唯の黒タイツについてなんですが、
電気アンマをかけるなら素足の方がエロいかと思って、
あえてタイツの描写をしないで、
履いているとも履いていないとも取れるようにした――つもりだったのですが、
いつの間にか履いてないということで自分の中でイメージが固定されたようで、
タイツを履いていると描写が合わないことになってしまいました。

なので、唯はなんらかの理由でタイツを履いていなかった、という解釈でお願いします。

過去作はよ


>>286
http://taktakuwutb.blog.fc2.com/blog-entry-5.html
過去作はこちらに列挙していますので、よろしかったらどうぞ。

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