絢辻「橘くん、イクっ!」橘純一「縁ぃ!」(155)
橘「あっ・・・」
絢辻「」
橘「あ、絢辻さん!?」
縁「詞ちゃんだ~!おかえり~」
絢辻「あ…あ、あ、ぁ、あなた達…な、に…してるの……?」
縁「えへへ~、橘君とお馬さんごっこしてるのっ!よいしょっ!」
橘「あぁっ!縁さん!!そんなに僕の上で暴れたら……!」
絢辻「……」
橘「じゃなくて!!…あ、絢辻さん!これは違うんだ!!」
絢辻「……何が違うのかしら?」
縁「こらっ!橘君~?今は私のお馬さんでしょー?」
橘「えぇっ!?ひ、ひひーん!!」
まで妄想した
絢辻「正座」
橘「あ、あの僕、さっき馬になりすぎて……」
絢辻「……なにか言ったかしら?」
橘「なんでもありません」
縁「詞ちゃーん、足痺れちゃうよ~…」
絢辻「……それで、どうして私が居ない間にあんなことをしてたのかしら?」
橘「それには山よりも高く海よりも深い理由が……」
絢辻「ふーん、一体どんな理由があれば私の部屋で橘君がこの姉とあんな状況になるのかしらね?」
橘「じ、実は……」
ホワンホワンホワーン
~回想~
橘「ふ、ふふ……」
橘「今日は絢辻さんと絢辻さんの部屋で一緒に勉強だ!!」
橘「髪もバッチリ、服もオッケー……フッ、決まったな…僕」
橘「って、こんなことしてる場合じゃない……30分前行動だ、橘純一!」
―――――
―――
――
橘「少し早く着いちゃったな……」
ピンポーン
<は~い、今出ます~
橘「この声は…縁さんかな?縁さんがお出迎えしてくれるなんて、めずらしいな……」
はやくしろ
縁「どちらさまー…って、橘君!」ガチャッ
橘「こんにちは、詞さんは居ますか?」
縁「詞ちゃん?詞ちゃんなら飲み物を買いに行ってくるとか言ってたけど……」
橘「あ、じゃあすれ違いになっちゃったかな……」
縁「橘君は、詞ちゃんに用事だよね?」
橘「はい、今日は絢辻さんの家で勉強をする予定なんですけど……」
縁「……あ、なーんだ!そういうことね!それじゃーあがってあがって!!」
橘「お、お邪魔しますー」
縁「ふふっ、いらっしゃいー」
橘(あぁ……絢辻さんのお姉さん、絢辻さんと似てやっぱり綺麗だよなぁ)
橘「縁さんに流されて、絢辻さんの部屋に案内されたけど……」
橘「……」キョロキョロ
橘「お、落ち着かないな…絢辻さんの部屋に一人って初めてだし……」
橘「それに、すごい気になるものが絢辻さんの部屋に落ちてるんだけど…」
橘「……これ、絢辻さんの、ぱ、パン、パンツだよね……」
橘「……」
橘「……」クンクン
ガチャッ
縁「橘君~?はい、これどうぞ~」
橘「うぉわぁぁあああああ!!!」
縁「あれ?橘君、どうかしたの?」
橘「い、いえ!!な、なんでもありません!!」
橘(危なかった!!間一髪でポケットに入れたぞ!!)
橘(あれ……?これって後々大変な事になるんじゃ……)
橘(……まぁ、いいか)
縁「私、初めてお茶を作ってみたんだけど……飲めるかな?」
橘「す、すいません…気を遣わせちゃって」
橘「いただきます……」
縁「……どうかな?」
橘(こ、これはお茶じゃない……紅茶だ!!間違いなく紅茶だよ!!)
橘「お、おいしいです…」
縁「ほんとに!?よかったー」
縁「あ、私ね……」ゴソゴソ
橘「?」
縁「見て見て、これ!大学の旅行で牧場に行くんだけど、乗馬できるんだって!!」
橘「へぇ~、乗馬かぁ……なんだか楽しそうですね!」
縁「そうでしょ~?でも詞ちゃんったら、『馬に乗って歩くだけなんて、何が楽しいのよ』って言うんだよ~?」
橘(あはは……絢辻さんらしいな)
縁「でも、ちょっぴり怖いんだよね~…ほら、振り落とされたしたら……」
橘(振り落とされる事なんてあるのかな……)
橘「ちゃんと乗馬のライセンスを持ってる人達がサポートしてくれるし、平気だと思いますよ?」
橘「……そうだ!僕で乗馬の練習してみませんか!?」
縁「え?橘君で?」
橘「はい!僕が暴れ馬の役をするんで、縁さんは振り落とされないようにしっかり捕まってください」
縁「わぁ!なんだか面白そう~!」
橘「うーん、そうですね……10分間振り落とされなければ縁さんの勝ちです!」
橘「逆に、10分以内で縁さんが振り落とされたら僕の勝ち、というのはどうですか?」
縁「わかったわ!それじゃ、始めましょう!」
橘「よし、じゃあ早速馬になりますね……よいしょっ」
縁「私が橘君に乗ればいいのね?」
橘「はい、では早速僕に乗ってください!」
縁「よいしょ……」
橘(せ、背中がすごい柔らかいぞ!!流石縁さんボディ!!)
縁「あ、あの…橘君……重くないかな?」
橘「最高です!!!」
橘「それじゃあ動き回るんで、しっかり捕まっていてくださいね!」
縁「はい、どうぞ~」
橘「いきますよ……それっ!」
縁「きゃっ!…あはははは!橘君、面白いかも!!」
橘(お、お尻が……!縁さんのお尻!!たまらないね!!)
橘「まだまだ行きますよー!!」
―――――
―――
~ 回想終了 ~
橘「そして、今に至るんだ!絢辻さん」
絢辻「……………」
橘「痛い…無言でビンタしなくても…」
縁「大丈夫?橘君……」
絢辻「……橘君、まずはポケットの中にある物を渡してくれるかな?」
橘「え?ポケット?」
絢辻「二度は言わないわよ?」
橘「すいませんでした、これです」
絢辻「よろしい、他の私物は何も盗んでないでしょうね?」
橘「え?流石にブラジャーは盗まな……ハッ!」
絢辻「……」ニコニコ
絢辻「た、橘君…はっ…はぁ…今何て…」
橘「(し、しまった…!)」
橘「うおおぉっ」
絢辻「ああっ…だめっ!」ビクッビクッ
橘「ふぅ…」
絢辻「た、橘君…イッた?」
橘「ああ、気持ち良かったよ」
絢辻「そう…」
絢辻「で、緑って何かしら?説明してくれる?」
橘「ぐ…!」
盛大にミスった…
吊ってきます
純一「絢辻さんは緑の下着が似合いそうだなって…」
詞「は?」
早くしろ
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