ほむら「まどかを束縛する」 (434)
ほむら「ここがまどかの部屋……いい香り」くんかくんかすーはーすーはー
まどか「ごめんね、ちょっと散らかってて……。飲み物持ってくるね!」
ほむら「ええ」
バタン
ほむら(まどかの携帯……通話履歴は……)
美樹さやか
美樹さやか
鹿目詢子
志筑仁美
美樹さやか
鹿目知久
美樹さやか
ガチャッ
まどか「おまたせー」
バキッ
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「ごめんなさい、気を遣わせてしまって」
まどか「ほむらちゃん、それ、私の携帯……」
ほむら「ああ、これ?私以外の女の名前があったから割ったわ」
まどか「どうして……ひどいよ……」
ほむら「必要ないでしょ?まどかには私がいる。私しかいない」
まどか「あ、そっかあ!」
ほむら「え?」
まどか「私にはほむらちゃんしかいないから、こんな携帯いらないね」
ほむら「え、えぇそうよ」
まどか「えへへ、うっかり忘れてたよ。はいほむらちゃん。ゴミ箱ここだよ」
ほむら「どうも」
まどか「ほむらちゃん紅茶好き?」
ほむら「まあ」
まどか「よかったー。これ、マミさんにもらったんだ。初めて淹れてみたんだけど、どうかな?」
ほむら「……」びちゃちゃちゃ
まどか「ほむらちゃん!?こぼれてるよ!」
ほむら「100%まどかの紅茶しか飲めない」
まどか「え?」
ほむら「巴マミからもらった紅茶だと巴マミ70%まどか30%じゃない!こんなの飲めないわよ!」
まどか「……」
まどか「やけどしてない?」
ほむら「え?」
まどか「あらら、スカートにかかっちゃったね。立って。拭いてあげる」
ほむら「悪いわよ」
まどか「いいの」ふきふき
ほむら(なんか違う)
まどか「ごめんね、人から貰った紅茶なんてほむらちゃんに飲ませられないよね」
ほむら「ま、まあそうよね」
まどか「うーん、洗濯しないとシミになっちゃうかな……?」
ほむら「いいわよそんな、悪いわよ」
まどか「いいのいいの。さ、脱いで」
ほむら「ええー?」
まどか「あ、ご、ごめんね!恥ずかしいよね!お風呂場で着替えてくる?服貸してあげるね」
ほむら「ええ!」
ほむら(まど服キタァァァァアアア)
まどか「でも私のじゃ小さいかな……?ママのなら……」
ほむら「そんな事ないわ!まどかのがピッタリよ!」
まどか「そう?じゃあ、はい」
ほむら「ほむほむほむほむ」
まどか「食べられないよ」
ほむら「食べられるわ」
ピッ
ウインウイン
まどか「これでよしっと。スーパー近くだから飲み物買ってくるね」
ほむら「その必要はないわ」
まどか「え?」
ほむら「まどかと一緒にいられれば飲み物なんてなくていいのよ」
まどか「そっか!えへへ、うれしいな」
ほむら「部屋に戻りましょう。そうだ、まどかに見せたいものがあるの」
まどか「え?なんだろう」
ほむら「期待していいわよ」
バタン
まどか「楽しみだなー」
ほむら「だららららららららら(巻き舌)」ゴソゴソ
まどか「じゃじゃん!」
ほむら「まだよ、勝手に言わないで」
まどか「はーい」そわそわ
ほむら「じゃじゃん!」
まどか「ハートの……なに?」
ほむら「ペア、イヤリングよ」
まどか「おー」
ほむら「よく見て、私のと貴方の、合わせると……」
まどか「あ、大きいハートになった!」
ほむら「そう。私と貴方の愛、重なるとさらに大きな愛になるの」
まどか「素敵!」
ほむら「つけてみて」
まどか「うん!」
ほむら「ふふ、よくにあってるわ」
まどか「ほむらちゃんもね」
ほむら「んふふふふふ」
_________________
____________
_______
__
まどか「でも、人からバニラの香りがしたら変だよ」
ほむら「そうよね。だからその次はごま油をうなじにすり込んでみたの」
まどか「ええ!?」
ほむら「何回もラーメン屋に行った?って聞かれたわ」
まどか「あはは、変なのー」
ほむら「うふふ」
まどか「はー、ほむらちゃんとお話してると楽しいなー」
ほむら「私も時間が立つのを忘れてしまうわ」
まどか「あっ、もうこんな時間!ほむらちゃん、帰らなくて大丈夫?」
ほむら「……え?」
まどか「もう6時だよ。帰らなくて大丈夫?」
ほむら「どうして?どうしてそんなこと聞くの?」
まどか「暗くなったら危ないから……」
ほむら「そんな事言って、私を追い出したいの……?」
まどか「ええ、そんなわけ」
ほむら「私の事が嫌いなの?」
まどか「だから」
ほむら「嫌いなのね」
まどか「そんなこと」
ほむら「わたしはこんなにもまどかの事を愛してるのに」
まどか「わたし」
ほむら「いやああああああ!まどかがわたしを嫌うなんて、耐え切れないわ!死ぬ、死ぬ!」
まどか「……」ぎゅっ
ほむら「ぁ……」
まどか「変な言い方してごめんね。暗い道をほむらちゃんが歩くのが心配でつい言っちゃったんだ。本当はずっと一緒にいたいよ。そうだ、今日は泊まって行く?」
ほむら「ええ!」
まどか「やったあ!パパに話してみるね!」
まどか「明日は学校だから、週末にしなさいだって……」
ほむら「なっ、なぬぅ」
ほむら(それはそうよね。さすがにお義父さまにも迷惑をかけてしまうわ)
ほむら「それなら、仕方ないわね……」
まどか「ごめんね」
ほむら「いいのよ。今日は楽しかったわ。また明日」
まどか「うん!ばいばい、ほむらちゃん」
バタン
まどか「はあ、もっとほむらちゃんとお話ししたかったな……」
まどか「明日また話そうっと」
「まどかーご飯だよー」
まどか「はーい」
まどか「ひゃあっ!?なにこれ!?」
もさっ
まどか「髪の毛!?黒くて長いからほむらちゃんのだ!どうしてこんなにいっぱい落ちて……もしかして!!」
まどか「 ハ ゲ ! ?」
ほむら「ふふ、まどかの部屋のあちこちに私の髪の毛を仕込んでやったわ。これで他の女はまどかの部屋に入れないわね」
ほむら「にしてもちょっとやりすぎたかしら……。頭皮がひりひりする」ひりひり
ほむら「でもこれくらいは当然よね。もしマミやさやかにまどかお泊りで先を越されたりしたら耐えきれないもの」
ほむら「……やっぱりやりすぎたかしら」ひりひり
キーンコーンカーンコーン
さやか「ねえねえまどか、昨日の話なんだけどさー、くくっ」
まどか「どうしたの?」
さやか「駅にハゲのおじさんがいてね、~~~」
まどか(ハゲの話!?だめだよー……!)
さやか「立ち止まっては頭皮マッサージきてたんだよ!もう笑こらえるの必死だったよ」
まどか「あ、あはは……」
まどか(ほむらちゃんがこっち見てる!?)
さやか「こうバーコードに指あててさ、くりぐりってさー」
ほむら「……」すたすた
まどか(ハ……ほむらちゃんがこっち来たー!怒ってるよね)
ほむら「まどか、ちょっといいかしら」
まどか「あ、うん……」
さやか「……?」
廊下
まどか「ごめんなさい!」
ほむら「あら、分かってるのね」
まどか「私は……」
ほむら「……まあいいわ。ただ明日からはちゃんと着けてくるのよ」
まどか(付けてくる……?もしかして育毛剤のことかな)
まどか「あ、私は、まだいらないと思う……」
ほむら「え!?じゃ、じゃあ、どうしたの?昨日のあれは、どこへやったの!!」
まどか(髪の毛の事だ……気にしてたんだ)
まどか「大丈夫だよ、捨てておいたから」
ほむら「」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら(まどかが、わたしとの愛の証のイヤリングを捨てた……)
まどか「捨てたらだめだった……?」
ほむら「当たり前よ!ありえないわ!」
まどか(そうだったんだ……あ、部屋のゴミ箱に入れただけだからまだあるかも)
ほむら「なんとかして取り戻して来て!そうじゃないとまどかとて許さないわよ!」
まどか「え、今!?」
ほむら「明日までよ!今なわけないでしょ!そして明日はちゃんと着けて来て!」
まどか(着けてくる?カツラにして被るの?)
まどか「は、はーい」
ほむら「……授業が始まるわ」
キーンコーンカーンコーン
さやか「まどかー、今日あたし忙しいから、置いてっちゃうよー」
まどか「待ってよー」
ほむら「待ってよー」ぐいっ
まどか「あっ!」けちょん
ほむら「まどか!?」
まどか「あいたたた……どうしたのほむらちゃん」
ほむら「まどかと一緒に帰りたくて……転ばせるつもりは無かったの、ごめんなさい」
まどか「大丈夫、怪我もしてないし。でも次からは口で言ってね」
ほむら「ええ」
まどか(午前中のことはもう怒ってないのかな……)
まどか「……」
ほむら(なんでこんなに元気ないの)
ほむら「……」
ほむら(結局一言も話さずにまどかの家の前まできてしまったわ)
ほむら「まど」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「はい」
まどか「今日は、ごめんね。明日はちゃんと付けて行くね」
ほむら「あ、」
バタン
まどか「がんばってカツラ作ろう!」
ぺたぺた
ほむら「ちょっとキツく言いすぎたかしら……でも、捨てるなんてあんまりよ!」
からんころん
ほむら「はぁ、明日は優しくしてあげよう」
まどか「ふぅー。やっと全部の髪をつけられた。でもあれ?これじゃあちょっと薄毛かな……」
まどか「まあいっか!これでほむらちゃん喜んでくれるかな」
翌朝
まどか「ほむらちゃーん!」
ほむら「あらまどか、今日は一人で」ぶっ
ほむら「なんで薄毛カツラ被ってるの!?」
まどか「昨日言ってたほむらちゃんの髪だよ!」
ほむら「?!?!」
まどか「昨日はごめんね、捨てたなんて言って」
ほむら「!?!?」
まどか「怒られて当然だよね……だからこれで許してほしいな」
ほむら(一体なにがどうしたっていうの!?これがまどかなりの愛情表現なの!?)
申し訳ないのですが寝ます
万一昼前まで残して下さったらすごく喜んで書きます
すみません
ほ
まどか「これかぶってるとね、ほむらちゃんの匂いがするんだ」すうはあ
ほむら「……まどか、そんなダサい帽子捨てなさい」
まどか「え?なにいってるの?」
ほむら「そんな帽子かぶってたらお嫁に行けないわよ」
まどか「私はほむらちゃんのところにお嫁にいくからいいんだよ」
ほむら「いいから取りなさい!」
まどか「……」ぱさっ
ほむら「まどか、違うのよ。そうじゃないの」
まどか「わからないよ……私、ほむらちゃんがわからない」
ほむら「まどか……?」
まどか「ごめんほむらちゃん、私先に行くね」
ほむら「まどかああああああっ!」
たたっ
ほむら「なんでよおうおおう」
まどか(ほむらちゃんなんか……もうしらない!)
さやか「お、まどかおはよー!あれ、今日は一人?」
まどか「え、いつも一人だけど」
杏子「ははーん、さては転校生と喧嘩でもしたか?」
まどか「……!」
さやか「よかったら話してごらんよ」
まどか「あのね、私はほむらちゃんともっと仲良くなりたくて、髪の毛をね、~~~」
杏子(意味がわからない)
さやか「あ、あはは、まどかも苦労してるんだねー」
まどか「うん。それでね、私、杏子ちゃんと付き合う事にしたの」
杏子「はっ!?何言ってんだ?」
さやか「ま、まあまあ続けて」
まどか「おねがい!少しの間だけでいいから!」
杏子「だから待てって!好き同士でもないってのにさあ」
さやか「要するに、押してだめなら引いて見るって事でしょ?」
まどか「………うん」
杏子「それならそうと早く言ってよ、面白そうじゃん」
さやか「ただ、あいつの事だからまどかの浮気相手にはようしゃないかもねー」
杏子「はは、こえーわまじ。で、あたしはどうすればいいのさ?」
まどか「いちゃいちゃして」
杏子「いちゃいちゃ(笑)」
さやか「来た来た来た来た!」
ほむら「……はぁ」ガラッ
まどか「き、杏子ちゃん!だいすき!」ぎゅっ
杏子「は、はは、照れるじゃん」なでなで
ほむら「……っ!?」ぱりーん
ほむら(まどか、もしかして佐倉杏子に
浮気していたからあんなふうにわたしを振り切ったの!?)
ほむら「ぅあぁぁぁぁん」だっ
まどか「ほむらちゃん!!」
さやか「あらら、こりゃ作戦失敗だね。仕切り直す?」
杏子「はぁ、なんでこんな緊張してるんだ」
「注目ー、礼ー」
さやか「やっと終わったー」
杏子「っしゃー帰ろ帰ろー」
まどか「……」
さやか「まどか、まーだ転校生のことで凹んでんの?」
まどか「うん……」
杏子「そんな気にすること無いって。明日は来るだろ」
まどか「そうかなあ……」
さやか「とりあえず今日は一緒に帰ろっか?」
まどか「うん」
さやか「あーあ、この下駄箱開けたらラブレターでも入ってたら面白いのにねー」ガチャ
まどか「……」ガチャ
杏子「無理無理、そんなの面倒くさいって」ガチャ
ぱさっ
杏子「げっ」
さやか「うわっ、噂をすればあんた、ラブレター……」
杏子「誰からだら。ボコボコにしてやろ」ペラ
杏子「ぐわあっ!!!」
さやか「ぐわ?」
杏子(や、やややややべえぞこれ、見てみろよ)
さやか(やばいってなにが……ん?)
さやか「ぐわあっ!!!」
まどか「二人ともどうしたの?」
杏子(なんで暁美ほむらからの手紙があたしのロッカーにはいってんのさ!)
さやか(しるか!とにかくまどかに知られたらやばい!)
杏子「い、いやこれやべえんだよ。なにがやべえってさあ、あの、死神からラブレターが来たんだよ」
さやか「やばいよこれは……お炊き上げだ」
まどか「ええっ!?み、みみ見せて!」
杏子「だめだ!見たらまどかもあの世行きかもしれない!」
まどか「えぇ……!?」
さやか「あたしももうだめだ……」
杏子「あのさあ、あたしトイレいってくるわー!すぐ追いつくからゆっくり先行っててよ!」
さやか「は、はいはい、行こっかまどか!」
まどか「死神……」
杏子「えーっと、なんだ?」がさがさ
果たし状
まどかをかけて決闘を申し込む
放課後グラウンドに来い
ほむら
杏子(ラブレターかと思ったら果たし状だったあああああ)
プルルルル
まどか「あ、さやかちゃん、電話」
さやか「杏子だ。どうしたんだろ」
さやか「もしもし?」
杏子(更にやべえ事になったぞ……)
杏子『更にやべえ事になったぞ……』
さやか「なにがあったの?」
杏子『暁美ほむらに、決闘を申し込まれた』
さやか「どうしてこうなった……」
さやか「どうしてこうなった!どうしてこうなった!」
杏子『どうしてこうなった!どうしてこうなった!』
まどか「どうしてこうなったの?」
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「しゃぶりなさい・・・しゃぶれッ!!」ボロンッ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
さやか「ごめんまどか、ちょっと急に用事ができちゃってさ、先に帰ってて」
まどか「……え」
さやか「ほんっとごめん!今度なんか奢るから!」だっ
まどか「……一人になっちゃった」
さやか「今どこよ!」
さやか「……あれ?切れてる」
杏子「さやかー!」
さやか「杏子!」
杏子「はぁ、はぁ、どうする」
さやか「どうするも何も、誤解を解くしかないでしょ!」
杏子「だよな……話せば分かるかな?」
さやか「さあ、でもやってみないことには……」
杏子「二人で行っても大丈夫か?」
さやか「あたしはちょっと遠くから見てるから」
杏子「お、おう」
さやか「ほら、行くよ」
ほむら「そろそろ来てもいい頃合いよ……」
ッッシャァァアス!!
ほむら「ひぃっ!?」びくっ
ほむら「なによあの坊主。今日も律儀に練習でもするつもり?弱小チームの癖に……」
オーエッオーエッイッチーオーエッ
ほむら「えっ、ちょっとなによ……こっちきた!?」たたっ
イッチッサッシッニーニーッサッ
ほむら「なんで追いかけてくるのよ!?弱小って聞こえてたの!?」
杏子「おいあれを見ろ!」
さやか「なっ、なにあれ!?」
野球部「いっちっさっしー」
ほむら「いやああああああなんでくるのよおおおお」ざっざっ
さやか「いつから野球部入ったの?」
杏子「さあ……」
さやか「あ、こっちきた」
ほむら「たすけてええええ」
杏子「なんだなんだ」
ほむら「こいつらが追いかけてくんのよ!」
杏子「誰もいないが」
さやか「あんたがグラウンドぐるぐる回ってるからでしょ」
ほむら「え?あ、いない」くるっ
杏子「で、決闘のことだけどさー」
ほむら「そうよ!佐倉杏子!覚悟はいいわね?美樹さやかあんたは手を出すんじゃないわよ!」
さやか「だめだこりゃ」
まどか「さやかちゃんの後を後を付けて来たけどグラウンドなんかで何してるんだろう……」
まどか「あ、あれ?杏子ちゃん……やっぱり私抜きでなにかするんだ」
まどか「ひどいよ、二人して……死神の
手紙だって私だけには見せてくれなかったし」
いやあああああ
まどか「あっ!」
まどか「ほ、ほむらちゃんまで!?」
まどか「ひどい……私に帰らせて皆で集まってたんだ」
あ
めしくってるんでちょいまってください
書きます
杏子「そうじゃなくってさ、あたしは誤解を解きにうぐっ!?」
ほむら「言い訳なんて聞かないわよ。早く立ちなさい。魔法は無し」
さやか「ちょ、ちょっと待ちなよ!」
杏子「へへっ。上等じゃん」
さやか「やめなって!」
杏子「病弱ほむらちゃんに喧嘩が出来……ぐっ!?」
ほむら「私を舐めない方がいいわよ」
まどか「あんなに仲良さそう……」
杏子「さやか、これはあたしとほむらの問題だ。余計なこと、すんなよっ!」ばごっ
ほむら「うぁっ!やったわね……!」ばきっ
さやか「こんなとこでやり合ったらやばいっしょ!」
杏子「くっ、こんのおー!」ばこっ
さやか「いっった!なにすんの!」
杏子「あっ、わりい!」
さやか「一発なぐらせ、ぐっ!」
ほむら「邪魔よ」
さやか「うりゃりゃりゃ」ぼこぼこ
杏ほむ「ぐあーっ」
まどか「あれ?喧嘩してる……?」
まどか「あ、先生!あの、そこで友達が喧嘩してて……」
野球部顧問「なんだと!」がたっ
ほむ杏さや「うおあおおおお」どかどか
野球部顧問「やめんかバカタレ!」
さやか「ひぃっ」
ほむら「ちっ……」
杏子「あん?」
野球部「なにがあったのか知らんが、手を出すのは猿だ!人間なら話し合って解決しろ!」
さやか「すみませんでしたー」
ほむら「あんたは豚でしょ」ぼそっ
杏子「場所変えよーぜ」
野「またんかコラ聞こえてんだぞ!豚って!」
ほむら「言ってませーん」たたっ
杏子「あーうぜえ……誰だよチクったの」
さやか「そりゃあんなところでやってりゃ……」
まどか「私だよ」
ほむら「ぎゃああああああ」
杏子「うわああああああ」
さやか「えええええええ!?なに!?」
まどか「どうして、喧嘩してたの……?」
ほむら「それはまどかが浮気をしていたからよ」
杏子「こいつが殴ってきたからだ」
さやか「こいつらが殴ってきたから」
まどか「……あのねほむらちゃん、私が杏子ちゃんと仲良くしてたのは、ほむらちゃんに仕返しがしたかったんだよ」
ほむら「……え?」
まどか「でももういいの。ごめんねほむらちゃん」
ほむら「まどか!私こそごめんなさい……。私、まどかを大切にできてなかったから……」ぎゅっ
まどか「ほむらちゃぁぁん……」ひっく
杏子「……あたしたちの出る幕は無いみみたいだ」
さやか「結局、役者になっちゃったねー」
杏子「さて、帰るか!」
ほむら「まどか、こんなところで泣いてはいけないわ。私の部屋へいきましょう」
まどか「うん……ひっく」
バタン
ほむら「もう落ち着いた?」
まどか「うん、ありがとう」
ほむら「そういえば今日は金曜日なのね」
まどか「明日はお休みだね」
ほむら「つまり……」
まどか「金曜ロードショー?」
ほむら「じゃなくて?」
まどか「夜更かしできる?」
ほむら「それもあるけど?」
まどか「てぃひひ、おとまりできる。でしょ?」
ほむら「分かってたの?ふふ、意地悪」
まどか「家に電話してみるね。今日はきっと大丈夫だよ」
まどか「もしもし?うん、あのね、今日はほむらちゃんの家にお泊りします」
ほむら「……」そわそわ
まどか「うん、わかった。はーい」
ほむら「どうだったの?」
まどか「おっけー!」
ほむら「いよぉぉぉぉお」
まどか「ふふっ、ほむらちゃん喜びすぎ」
ほむら「そんなことないわ。まどかと一晩過ごせるのだから。むしろかなり喜びを抑えてる方よ」
まどか「てぃひひ、ほむらちゃん小躍りしてる」
ほむら「申し訳ないのだけど、晩御飯はコンビニでいいかしら」
まどか「いいよ!」
ほむら「ごめんね。両親が今はちょっといないから」
まどか「気にしなくていいよ」
ほむら「じゃあ、行きましょう」
まどか「はーい」
がっちゃん
ヒョォォォ
まどか「冷えるね」
ほむら「ええ」
まどか「コンビニまではどれくらい?」
ほむら「歩いて5分ってところかしら」
まどか「じゃあ競走だね!よーいどん!」たたっ
ほむら「あ、まどかずるい!」
ウィーン
イラシャイマセー
まどか「はぁ、はぁ、はは、ほむらちゃん、おそーい」
ほむら「はーっ、けほっけほっ。まどかが、速すぎるのよ」
まどか「あっマミさん!こんばんは」
マミ「あら、鹿目さんに暁美さん?こんばんは」
ほむら「……こんばんは」
まどか「マミさんもコンビニくるんですね!」
マミ「ええ、べべが急にチーズが食べたいって言うからね。スーパーより近いのよここ」
まどか「へぇー」
まどか(まだなぎさちゃんのことべべって呼んでるんだ)
ほむら「さ、まどか。ご飯買って帰るわよ」ぐいっ
まどか「あっ、うん」
すたすた
まどか(ほむらちゃんどうしたんだろ……マミさん嫌いなのかな?)
ほむら「あらこれもいいわね……」
まどか「これおいしそう」
ほむら「じゃあ私もそれにするわ。飲み物は?」
まどか「じゃあー……カフェオレにしようかな」
ほむら「私もそれにするわ」
まどか「えへへ」
ほむら「せっかくだから朝ごはんも買っていく?」
まどか「うん!私ほむらちゃんと同じのにする」
ほむら「そうねえ……朝はパンがいいわね」
まどか「あ、知ってる?このメロンパンおいしいんだよ」
ほむら「そうなの?じゃあそれに……」
まどか「だめ。ほむらちゃんのおすすめは?」
ほむら「まどかおすすめのメロンパンよ」
まどか「じゃあこれにしよっか」
まどか「そうだ!外寒いからなにかあったかい物帰りながら食べようよ!」
ほむら「名案ね。さすがまどか」
まどか「あんまん食べたいなー」
ほむら(あんまん……?あんまん……杏まん……)
ほむら「肉まんにしましょう」
まどか「ほむらちゃんは肉まんが好きなの?」
ほむら「そうよ」
まどか「じゃあおんなじにしよっか」
まどか「二人とも同じの買ったから半々で払えばいいんだよ。計算楽チンだね」
ぱちん
ほむら「その必要はないわ」ファサ
バリバリ
まどか(ばりばり?)
アリガトウゴザイマシター
まどか「ごめんねほむらちゃん、お金払ってもらっちゃって」
ほむら「気にすることはないわ。泊まりにきたお客様をもてなすのは当然ことだもの」
ウィーン
マミ「あら二人とも、もう帰り?」
ほむら「……」
まどか「はい!マミさんはなにしてるんですか?」
マミ「うふふ、ちょっとお話したかったから、二人を待ち伏せしてたのよ~。はい、コンポタ」
まどか「わあ、いいんですか!」
マミ「寒い時には美味しいのよ」
ほむら「……」
マミ「あら暁美さん、おしるこがよかった?交換する?」
ほむら「いいえ」
マミ「そう……?」
まどか「あ、そうだ」ごそごそ
まどか「はい、ほむらちゃん」
ほむら「ありがと」
マミ「あら肉まん?いいわね」
まどか「一口食べますか?」
マミ「いいの?」
まどか「はい!あーん」
ほむら「だめよ!」ばっ
まどか「え?」
マミ「え?」
ほむら「そんなの……だめよ」
まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」
ほむら「まどかは私以外にあーんをしてはいけないのよ!」
マミ「ふふっ、なーんちゃって。私もピザまん買ったんだ」
まどか「あー!ピザまんもいいですね!」
マミ「いただきます」
まどか「いただきます、ほむらちゃん」
ほむら「……ええ、召し上がれ」
ほむら(紛らわしいのよ……)ほむっ
ほむら「あちっ……」
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