DQN「クリスマスぶっ壊す」幼女「だめ」 (183)
DQN「あん?」
幼女「だめ」
DQN「でも、俺、納得できねえ」
DQN「世の中のやつは暖かい部屋で、美味しい料理を食って
セックスして寝るんだろ」
幼女「ふんふん」
DQN「俺は彼女もいねぇし、この年でこんな見た目してるから家族には縁切られるし
一緒に悪いことやってた仲間はもうパパんなってたりするし
こんなのってねぇよ。何が平等だよ。おかしいだろうが」
幼女「ゲームしてもいい?」
DQN「俺の話聞いててくれてた?」
幼女「ゲームどこ?」
DQN「ゲーム?んなもんねぇよ」
幼女「なんで」
DQN「パチする金無くて売った」
幼女「なんでーー」ポカポカ
DQN「痛い痛い」
幼女「お家帰る」
DQN「待て待て待て」
9年後 クリスマス
DQN「ただいまー」
JK(幼女)「あ、おかえりー」
DQN「確かDSは売ってなかった気がする。初代だけど」
幼女「どこ?」
DQN「うーん、どこだっけな。ちょっと待て」ゴソゴソ
幼女「おじちゃんのお部屋何にもない」
DQN「うっせ」
幼女「あっ、遊戯王」
DQN「遊戯王?あぁ、MTGな。んなとこにあったか」
幼女「遊戯王やるの?」
DQN「遊戯王じゃないけど、前やってた」
幼女「遊戯王じゃないの?」ショボーン
DQN「MTGだって。何、遊戯王好きなの?」
幼女「テレビみてもいい?」
DQN「いいよ」
ポチッ
幼女「……」
DQN「七面鳥か」
幼女「おいしいよね」
DQN「そうなの?俺食べたことない」
幼女「幼女もない!」
DQN「なんだそりゃ」
幼女「紙とペン」
DQN「え?」
幼女「ちょーだい」
DQN「?……なんだ、絵でも描くのか?」
幼女「……」カキカキ
DQN「何書いてんだ?」
TV「はい、これで完成でーす、おいしそうですね~!」
TV「ではまた来週ー!」
幼女「あー!」
DQN「あ!?」
幼女「……」ショボーン
DQN「?」
DQN「あぁ」
幼女(……カタカナいっぱいで難しい……)ショボーン
DQN「落ち込むなよ。ネットで調べてやるから」
幼女「しらべて!」
DQN「ローストチキンの作り方っと」カチカチ
幼女「……」じーっ
DQN「あーダメだ、うちオーブンないわ」
幼女「あるよ!」
DQN「それトースターだから」
幼女「できるよ!」
DQN「うちのトースターじゃ肉が入んねぇな」
幼女「……」ショボーン
DQN「鶏肉が食いたいならケンタッキーでも行くか?」
幼女「いく」
DQN「おう、じゃあ支度しろ。外寒いからな」
幼女「うん」
……
幼女「ケンタッキーケンタッキー」
DQN「いっぱい買ったなー、そんなに食えんのか?」
幼女「くえる」
DQN「余ったら冷凍すりゃいいけど」
幼女「おじちゃんにも一つあげる」
DQN「俺のは一個だけか」
幼女「そうだ」
DQN「まあ食いすぎんなよ」
幼女「ねーねー」
DQN「あん?」
幼女「ママどこ?」
DQN「あー」
DQN「ママは仕事だって言っただろ?」
幼女「じゃあパパは?」
DQN「知らん。仕事じゃね?」
幼女「おじちゃんは?」
DQN「なにが?」
幼女「お仕事は?」
DQN「ほっとけ」
幼女「ふーん」
……
TV「愛してるよ……ゴウリキ……」
TV「アタシも……」チュッ
DQN「やっぱりクリスマスぶっ壊す」
幼女「うん」
DQN「だっておかしいもん。なんで俺ばっかりこんな可哀想なの」
幼女「DSどこー?」ゴソゴソ
DQN「……」
DQN「おまえ、俺が怖くないの?」
幼女「こわくない」
DQN「なんで?こんな髪してんのに?耳こんな穴あいてんのに?」
幼女「おじちゃん弱いもん」
DQN「少なくともお前よりは強いよ」
幼女「んー?」
DQN「冗談だよ」
幼女「ねる」
DQN「おう、お休み」
……
DQN「よし、あとはここにこれを置いて、飛び降りるだけ」
幼女「……」
DQN「うお、びっくりした!ンだお前!!」
幼女「おじちゃん何してるの?」
DQN「なんでもねーよ。あっちいけアホガキ」
幼女「あぶないよ」
DQN「いいから消えろ」シッシッ
幼女「……」
DQN「……」チッ
DQN「俺はここから飛び降りて神になんだよ」
DQN「このクリスマスに対する抗議を記した手紙を残して
俺はここで死ぬのだ」
幼女「しぬのー」
DQN「バカにしてんのか?お前」
幼女「してない」
DQN「……」
幼女「……」
DQN「何?」
幼女「……」
DQN「……ナンナンダヨ」
DQN「つーかお前、なんでこんな時間にこんなとこいるんだよ」
幼女「……」
DQN「家どこ?親は?」
幼女「……わかんないなった」
DQN「なんだ、迷子かよ」
DQN「はぁ、つーかお前携帯持ってんじゃん。
迎えに来てもらえ」
幼女「……」
DQN「俺は帰るから。じゃーな」
DQN「……」テクテク
幼女「……」テクテク
DQN「ついてくんな!」カッ
幼女「……」オドオド
DQN「オドオドすんじゃねえ!言いたいことあんなら言え!」
幼女「……」ビクッ
幼女「でんわ!」
DQN「あぁ?」
幼女「できない!ママにかけて!」
DQN「……チッ……。……しょうがねーな。貸せ」
幼女「はい」
DQN「……電話帳はっと……
あいうえ、……【お母さん】これか?」
ピッピッピ、prrrrrrrrrrrr ガチャッ
DQN「おら、出たぞ……」
幼女「ママー!
金髪のこわいおにいちゃんがいるとこに早くおむかえきてー!」
DQN「おいこら!かわれ!」
DQN「変わりました!いやいや、違います誘拐とかじゃ……」
DQN「……え?」
DQN「はい、はい……え、……え?」
DQN「……言ってることが意味分かんないんですけど……はぁ?……ちょ、」
DQN「……」
幼女「??」
DQN「お前のママ、仕事忙しいってさ……」
幼女「……」
DQN「……」
DQN(娘が欲しけりゃどうぞ、って……何なんだよ)
DQN「で、お前どうすんの」
幼女「……」
DQN「一人で帰れる?」
幼女「……」フルフル
DQN「……なー」
幼女「?」
DQN「お前んち、金持ち?」
幼女「……うーん」
幼女「そうでもない」
DQN「でもガキに携帯持たせるってことは金持ちだよな」
幼女「ふつうだよ」
DQN「お前の着てる服高そうだよな?」
幼女「そうかなぁ」
DQN「決めた。俺、お前誘拐するわ」
幼女「……」
DQN「おとなしくついてこい。しばらく歩くぞ」
幼女「うん!」コクッ
……
DQN「……はっ」
DQN「夢か……幼女と俺が初めて会った時の夢だ」
DQN「やたら鮮明な夢だった……。まあまだ数日前のことだからな」
幼女「……」ぽけー
DQN「おー、もう起きてたのか」
幼女「うん」
DQN「歯磨きしたか?」
幼女「した」
DQN「朝ごはんは?」
幼女「パン食べた」
DQN「そっか」
幼女「おじちゃん」
DQN「なんだよ。携帯がどうかしたか」
幼女「かけて」
DQN「……誰に?」
幼女「ママ」
DQN「……」
幼女「……」
DQN「あー、そうだな。身代金の要求しねーとなー」
DQN「……」
幼女「……」じっ
DQN「……あれ?」
DQN(なにこれ、携帯止まってんじゃん)
幼女「???」
DQN「……」
幼女「……」
DQN「やっぱダメだ。お前は誘拐されてんだから、分をわきまえろ」携帯ポイッ
幼女「……」ショボーン
DQN(俺の携帯からかけてみるか)
幼女「おじちゃんどこいくの?」
DQN「コンビニ」
幼女「わかった」
DQN「あー、待て待て。お前は支度しなくていいから」
幼女「……」ショボーン
DQN「親から電話来るかもしれないだろ。待っとけ」
幼女「わかった」
DQN「じゃ、誰か着ても鍵開けんなよ」
幼女「うん」
~外~
DQN「……」ピッピッ
prrrrrrrrrrrr
DQN「あ、もしもし」
DQN「ボク、お宅のガキを誘拐したもんですけど」
DQN「……酔ってんすか?」
DQN「もしもーし……よく聞こえないっすよ」
DQN「……いやいや、犬や猫じゃないんですからそんな簡単に
いらないだの捨てるだの譲るだのって」
プッ ツーツーツー
DQN「……切れた」
ガチャ
DQN「ただいま」
幼女「……」携帯ポチポチ
DQN「……」
DQN「残念だな。携帯は没収だ」ヒョイッ
幼女「あー!」
DQN「人質の分際で調子に乗りすぎだお前は」
幼女「かえせー、ばかー!」ポカポカ
DQN「痛い痛い。電話来たら教えてやるからやめろって」
幼女「……」ショボーン
DQN「……」
幼女「……」
DQN「あー!くらい顔してんな!」
幼女「!」ビクッ
DQN「わかった!
俺がなんか楽しいことしてやる!世間騒がすようなさ!」
幼女「うん??」
DQN「なにしてやろうか!?なんでもいいぞ!」
DQN「例えば学校の窓ガラス割って回るとか」
幼女「うーん??」
DQN「大型トラック盗んで乗り回すとか!」
DQN「万引きとか強盗とかカツアゲとかさ」
幼女「うーん???」
DQN「楽しいぞー。ドキドキすっぞー
お兄ちゃんが何でもしてやっぞー。どうだ?」
幼女「うーんと、うーんと」
DQN「……」
幼女「わかんない」
DQN「……なんだよ、つまんねーな
じゃあなんでもいいよ。どっか行きたいとことかねーの」
幼女「うーん、うーんと……ゆ、遊園地……」
DQN「遊園地だ?」
DQN「何が楽しいんだ?あんなの
食いもんもたけーし大してうまくもねえし」
幼女「……」ビク
DQN「あー、でも仲間が係員にブチギレて遊園地の機材ぶっ壊して
出入り禁止になった時は死ぬほど笑ったなぁ」ケラケラ
幼女「……」
DQN「そんな顔すんなよ」チッ
幼女「……えん」
DQN「あ?」
幼女「公園……」
DQN「……が、何だよ」
幼女「……」オドオド
DQN「言いたいことがあるならちゃんと自分の口で言え」
幼女「いきたい」
DQN「よし」
……
DQN「あー寒い寒い」
幼女「ブランコ!」タッ
DQN「つーかなんでこの糞寒い時に公園だよ……
幼女「……」キコキコ
DQN「……楽しいか、それ」
幼女「楽しい」
DQN「そうか」
DQN「押してやろうか?」
幼女「いい」キコキコ
DQN「ふーん」
DQN「あー、タバコすいてー」
BBA「……ヒソヒソ」
BBA2「ヒソヒソ……」
DQN「……おい、帰らねえ?」
幼女「きたばっかり」
DQN「だよな」
DQN「昼飯どうする?食いたいもんとかある?」
幼女「ケンタッキー」キコキコ
DQN「三食ケンタはおっちゃんには辛いな」
幼女「うーん」
DQN「かといって金も無いしな」
幼女「……」キコキコ
幼女「……」
DQN「おいおい、そんな高くしたらあぶねーぞ」
幼女「おじちゃんみてて!」
DQN「あ?何をだ」
幼女「いっせーのせ!」ピョーン
DQN「あ」
ドシャッ
DQN「!」
幼女「……」
DQN「バカかお前wwwwwwww」
DQN「あーあ。ひざ擦りむいてんじゃねーか」
幼女「……」
DQN「お前それしか服ねーのに汚すなよ」
幼女「……かえる」ショボーン
DQN「そうかい」
DQN「ほれ」
幼女「??」
DQN「おぶってやるから背中乗れ」
幼女「……うん」グスッ
ねる
~家~
DQN「よし、バンソコウ貼ったしこれで平気だ」
幼女「はーい」
DQN「おらおらさっさと脱げー」
幼女「はーい」
DQN「んで脱いだ服は洗濯機いれとけー」
幼女「……」
DQN「何だよ、はよ脱げって」
幼女「……」
DQN「何。恥ずかしいの?」
幼女「きがえは?」
DQN「あー、すまん忘れてた。」
DQN「つーかガキが着れる服なんてねーわ。
乾くまでこれ着とけ」ポイッ
幼女「あっちできがえる」
DQN「そうか。まあどっちでもいいけど」
幼女「……」じっ
DQN「心配しなくても覗かねえよアホ」
DQN「あんなまっ平らなガキでも女なんだな」
DQN「俺なんか、あのくらいなんてフルチンで川で魚取ってたわ」
DQN「いや、去年川でフルチンで花火したなそういえば」
DQN「……あ」
DQN「あいつ着替え忘れてんじゃん」
DQN「しょうがねーなー」
ガラッ
DQN「おい、着替え……」
幼女「!」
DQN「……何だお前、それ」
幼女「……」
DQN「隠すな。ちゃんと見せろ」
幼女「……」
DQN「……んだこれ……」
DQN「タバコの跡か、……これ。
ひでえな、なんでこんな、誰が……」
幼女「……」ビクビク
DQN「……まじかよ」
DQN「……」
幼女「……」
DQN「……」ヌギヌギ
幼女「??」
DQN「ほら、見ろ。この胸のとこにあるやつ」バッ
幼女「あ」
DQN「らりった先輩にやられたんだ。
シガーソケット直に当てられたから傷はお前よりでかい!
多分お前より痛かった!どうだ!」
幼女「……痛そう」
DQN「おそろいだな!」
幼女「……うん!!」
幼女「っくしゅ」
DQN「おー、早く服着ないと風邪引くぞ」
幼女「きがえない」
DQN「あるだろそこに」
幼女「わんわん……」
DQN「ガルフィーだ!」
幼女「きたくない」
DQN「あんでだよ」
幼女「ださーい」
DQN「ぐっ……」
DQN「じゃあいいよ。素っ裸でいろよ」イラッ
幼女「おじちゃん怒った」
DQN「怒ってねーよ」
幼女「じゃあこれ着る」
DQN「は?それ俺が着てたやつだろ」
幼女「わんわんよりかっこいい」
DQN「ただのスウェットなんだけど……」
幼女「あったかい!」
DQN「ぶかぶかだなー」
DQN「よし、じゃあ俺はガルフィーを着るぞ」
幼女「ださい」
DQN「どこに目ついてんだよ。どう見ても渋いだろ」
幼女「ださい」
DQN「ぐ……ま、まあおこちゃまにはわかるまいよ」
ピンポーン
DQN「あ?誰だ」
幼女「幼女出るー」
DQN「待て待て待て」
DQN「お前はそこに隠れてろ。出てくんな」
幼女「なんで?」
DQN「いいから」
DQN(一応、チェーンはかけとくか……)ガチャ
DQN「あい」
BBA「あっ。DQNくん、家に居たのね」
DQN「あぁ、大家さん」
大家「ごめんなさいね、急に。今日お休み?」
DQN「……そっすけど、なんすか?」
大家「DQNくんって独身よねぇ?」
DQN「はぁ?」
大家「言いにくいんだけどねえ、噂になってるのよ」
大家「DQNくんっぽい人が、小さい女の子を連れて歩いてるって」
DQN「……は、はぁ」
大家「まさかとは思うんだけど、……物騒な時代でしょ?」
大家「変な噂が立つのも、困るんじゃないかなぁって」チラッ
DQN「……ちょっとよくわかんないっす」
大家「さっき外から女の子の声がしたような気がするんだけど
中、誰もいないわよね?」
DQN「関係ないでしょ」
大家「そうなんだけどねぇ。一応。ほら・見てもいいかしら?」
DQN「ダメです」
大家「……中に何かあるの?」
DQN「何もないっす」
大家「……じゃあ、その子は?」
DQN「……え」
幼女「……」じっ
DQN「……あ」
幼女「こんにちは」
大家「こ、こんにちは」
DQN「……」
大家「改めて聞くけど、DQNくん独身なのよね?」
DQN「独身だって、ガキがいたっていいでしょ?」
大家「そ、そうだけど、」
DQN「こいつは俺の子供です。
詮索されたくなかったから隠してただけです」
大家「で、でもその格好……
DQN「用事それだけっすよね?じゃ」
大家「え、ええ……じゃあ、ごめんなさいね」
DQN「はいどーも!」
バタン!
DQN「……」
幼女「???」
DQN「おい、幼女。とりあえず外出る支度して。
お前着てたコートだけ羽織ればいいから」
幼女「どうして?」
DQN「お出かけだ」
幼女「どこ?」
DQN「後で考える。ここ出てからな」
幼女「うん」
DQN「……」
幼女「バイクだー!おおきいー!でも変な色ー!」
DQN「渋いだろ、ほれ、ヘルメットつけて」
幼女「うん!これおじちゃんの?」
DQN「長く乗ってなかっただけどなー。エンジンかかるかな」
ピーポーピーポー
幼女「あ、おまわりさん!」
DQN「ほら、いいから。はよ乗れ」ヒョイッ
幼女「うん!」
DQN(とりあえず駅まで行くか)
幼女「おでかけおでかけー」
DQN「足パタパタすんな」
~駅~
幼女「人がいっぱいいるー」
DQN「夕時だからな。さて、どこ行こうか」
幼女「遊園地!」
DQN「今から?……平日だからもう閉まってんじゃねーか?」
幼女「いく」
DQN「……」
幼女「……」
DQN「行くかー」
幼女「ほんと?いいの?」パァッ
DQN「おう、でも乗り物動いてないかもしれないぞ」
幼女「いいよ!」
DQN「じゃあこっからは電車で行くか」
幼女「うん!バイクは?」
DQN「ここ置いとく」
幼女「とられちゃうよ」
DQN「いい、もういらねえから」
幼女「そっかー」
~遊園地~
幼女「……なんてよむの?」
DQN「閉園中、だって。」
幼女「???」
DQN「やっぱもう終わっちゃったみたいだなー」
幼女「……入れないの?」
DQN「入りたい?」
幼女「はいりたい」
DQN「よし、入ろう」
幼女「え?」
DQN「えーっと、確かこのあたりに……」
幼女「??」
DQN「植物園の入口だが、もう閉鎖されてる。つまり警備も手薄なはずだ。多分」
DQN「ちょっと高いけど、ここに足ひっかければ……」ヨット
DQN「ほれ、入れた」
幼女「おじちゃんかっこいい!!」キラキラ
DQN「まーな!」
DQN「ほれ、お前も来い」
幼女「うん!」
DQN「足元きをつけろよー」
幼女「うん!」ピョン
DQN「あ」
ドシャー
DQN「なぜ飛ぶんだバカwwwwwwww」
幼女「……はなぢでた」
DQN「アホwwwwwwww」
幼女「遊園地!」ダッ
DQN「おー、走るな走るな」
幼女「……」ダッ
DQN「お、戻ってきた」
幼女「こわい!」
DQN「あー。真っ暗で不気味だもんな」
幼女「……」
DQN「手つなぐ?」
幼女「うん」
幼女「観覧車だ!」
DQN「真っ暗だとひたすら不気味だなー」
幼女「動かして」
DQN「無茶言うな」
幼女「……」
DQN「中入る?」
幼女「うん!」
DQN「動かないけど」
幼女「はいる」
DQN「おけ」
DQN「……」
幼女「上がらなーい。動かなーい」足パタパタ
DQN「そりゃーな」
幼女「でも楽しい!」
DQN「そうかー」
幼女「おじちゃん」
DQN「んー」
幼女「あきた!」
DQN「そりゃそうだ」
DQN「つーかお前寒くねーの」
幼女「寒くない」
幼女「っくしゅん」
DQN「家帰りたい?」
幼女「かえらない」
DQN「ファミレスでも行くか?」
幼女「いかない」
DQN「そうかー」
幼女「つぎ、メリーゴーランド!」ダッ
DQN「走るな走るな」
DQN「あ」
DQN「そっちはダメだ。こっちこい」グイ
幼女「メリーゴーランドこっち……」
DQN「ジェットコースターの方が楽しいだろ。行くぞ」
夜警「ん……?なんか人の声がしたような」
夜警「気のせいか……適当に巡回してはよ戻ろ」ダラダラ
めしくってくる
DQN「……ハァ、ハァ……」
DQN「……よし、降りろ」
幼女「うん」スタッ
幼女「おじちゃん、なんで走るのー?」
DQN「はよジェットコースター乗りたくて」
幼女「そっかー?」
DQN「……ハァ」
DQN「なあ」
幼女「うん?」
DQN「身代金、要求してなかったな」
DQN「……」ピッピッ
幼女「ママに電話するの?」
DQN「……」
prrrrrrrrrrrrrr
DQN「もしもし」
幼女「かわって!」
DQN「……」
DQN「良かった。今日はシラフみてーだな」
DQN「誰って……てめーのガキを誘拐したもんだよ」
DQN「……」
DQN「お前は確かにガキを要らないって言ったよな」
DQN「それを聞いて安心したぜ」
DQN「え?……あははは」
DQN「何するつもりって、お前には関係ねーだろ」
DQN「そうだなー、じゃあ一個だけ教えてやる」
DQN「俺はクリスマスをぶっ壊す」
DQN「ガキにはその犠牲になってもらうわ」
DQN「何泣いてんすか」
DQN「返してって……いらないって言ったのあんたでしょ」
DQN「もう遅いっすよー」
DQN「今遊園地にいるんすけどね」
DQN「2000万用意して来てください。
そしたら返してやりますよ。ま、生死は保証しねーけど。じゃ」ピッ
幼女「……おじちゃん?」
DQN「良かったな。母ちゃん迎えに来るってさ」
DQN「ここで座って待ってな」
幼女「……おじちゃんは?」
DQN「俺はそのへんで遊んでるわー」
幼女「いっしょにいく」
DQN「お前がどっか行っちゃったらママが迷うだろ」
幼女「……」
DQN「おっと、忘れるところだった。ほれ、携帯返すよ」ポイッ
幼女「……」
DQN「本当は一緒に待っててやりてーけど」
DQN「俺もまだ捕まるわけにはいかねーし」
DQN「お前のせいでクリスマスぶっ壊す計画延期してたし」
DQN「俺は神にならなきゃいけないから」
幼女「……」
DQN「泣くなって」
幼女「……」
ウー ピーポーピーポー
DQN「じゃあ、元気でなー」
このSSまとめへのコメント
DQN、君って奴は・・・
何だろう、いい奴なのになぁ…
DQN………