ほむら「妊娠して母乳が出るようになれば胸も大きくなるのでは…」(717)

 


ほむら「そう思わない?」

QB「わけがわからないよ」

ほむら「何を言ってるの? 妊娠すれば母乳が出るようになるでしょ?」

QB「そういうことを言ってるんじゃないよ、なぜそんな考えになったのかを聞きたいんだよ」

ほむら「ごめんなさい、あなたの言うことがよくわからないわ」

QB「わかった、仕方ない、ここは僕が譲歩することにしよう」


QB「諸々の気になることは置いといて、妊娠するにしても相手が必要だよね」

ほむら「そうね……」

QB「まあ、君ほどの容姿なら相手には困らないだろうけど」

ほむら「ていっ」ペシッ

QB「きゅっ!?」

ほむら「そうやって私のことも籠絡しようという魂胆なのね」

QB「事実をありのままに伝えただけなんだけど」

ほむら「そしてその後私を本星に連れ帰って苗床にするつもりでしょう?」

ほむら「えっちな漫画みたいに!!」

QB「しないよ」


ほむら「……でも、それでまどかが、そしてこの星が救われるのなら……」

QB「しないよ」

ほむら「インキュベーターの性欲処理道具にでもなんでもなるわ! さあ、孕ませなさい、インキュベーター!」

QB「ほむら、君は少しその手の漫画を読みすぎのようだ」

ほむら「でも勘違いしないことね、心まであなたたちに許すわけじゃないわ」ファサッ

QB「はいはい」

ほむら「あなたたちの陵辱なんかに、けして屈しはしない!」キッ

QB「はいはい」

ほほう


ほむら「ごめんなさい、まどか、みんな……私は今から宇宙生物の苗床になって腹ボテ母乳噴出淫乱中学生になっちゃうの……」シクシク

QB「やれやれ……付き合ってられないね。 僕はもう行くよ」

ほむら「そんな……まだ私心の準備が……」ビクッ

QB「いや、君は来なくていいよ」

ほむら「待って! せめて皆に一言お別れを……」

QB「いや、必要ないからね?」

ほむら「とりあえずテレパシーで……」

QB「わかった、僕が悪かったよ。 どこにも行かないから話をややこしくするのは避けてくれ」

ほむら「こ、ここでするの……?」

QB「しないよ」


ほむら「得体のしれない宇宙生物と魔法少女よ? 孕まない方がおかしいと思うの」

QB「残念だったね、僕らは生殖行動をしない生き物なんだ」

ほむら「そうやって油断させる作戦なのね」

QB「ほむら、落ち着いて思い返すんだ。 僕らがこれまで嘘をついたことがあったかい? ないよね?」

ほむら「確かに、そこだけは信用できるわ」

QB「わかってくれたようだね。 じゃあこの話はおしまいだ」

ほむら「でも私を孕ませる機能くらい……」

QB「ないよ」


ほむら「そんな……それじゃあ私が今日あなたを呼びつけたのは無駄だったっていうの……?」

QB「少し考えればわかることだよね」

ほむら「もしかして、あなた……雌、なの……?」

QB「そういう問題じゃなんだけど……ともかく、もう僕のことはいいから」

ほむら「大体魔法少女なのに性行為をする機会がないっていうのがおかしいのよ」

QB「君は魔法少女をなんだと思ってるんだい?」


ほむら「体を弄ばれて妊娠する機械」

QB「ほむら、この話が終わったら一緒に魔法少女アニメ(全年齢向け)を見て勉強しよう」

QB「あと君が溜め込んでる不健全な魔法少女もののゲームやらなんやらは封印するんだ。 いいね?」

ほむら「お断りするわ」

QB「……」

アイ参ならCGなくて健全だな

ほむ父「この子を売ります」

ほむら「」ケンゼーン

悪そうな人「へへへ……いいんですかぃ?」

ほむ母「もうどうしようもありません。この子を売ったお金で二人目を育てます」


QB「ともかく、君が臨んだようなことにはならない、僕らの魔法少女システムは(性的に)健全なんだよ」

QB「星団のほうはすこしあれだけど」

ほむら「仕方ないわね……魔女の触手に堕とされる方向で……」

QB「それもないよ、物理的に喰われて死ぬのがオチだよ」

ほむら「……魔獣ならどうかしら? 男らしい体つきをしてたし」

QB「変わらないよ」

ほむら「おかしいな……こんなはずじゃなかったのに……」

魔女と魔獣どっちもいるのかw


QB「ともかく、人外とそういう行為をするのは君の体にも良くないから諦めるんだ、いいね?」

ほむら「それもそうね……仕方ないわ、まどかか巴さんにでも頼みましょう」

QB「待った、どうしてその二人の名前が出てくるんだい?」

ほむら「消去法よ。 杏子と美樹さやかは頼んでもやらせて貰えないだろうし、千歳ゆまや例の白黒コンビはもってのほかよ」

QB「いや、そういうわけじゃなくて」

ほむら「でもあの二人なら頼み込めば私に種付けしてくれそうじゃない?」

QB「言いたいことはわかるけどわけがわからないよ」


ほむら「飲み込みが悪いのね、あわよくば初体験で3Pも可能だと言ってるのよ」

QB「やれやれ、これは中々手強い相手みたいだ」

ほむら「褒めても何も出ないわよ」

QB「褒めてないからね。 それはともかく、君は保健の授業を受けたことはあるかい?」

ほむら「シミュレーションなら完璧よ」

QB「……まあいい。 それじゃあ、女性同士の性行為では子供が作れないのは知っているかい?」

ほむら「馬鹿にしないで! 知ってるわよそれくらい!」ムキー

QB「わかった、気に障ったのなら謝るよ、ごめんなさい。 だから落ち着いて話を聞いてくれ」

ほむら「……仕方ないわね」

子供は接吻するとできるって聞きました


QB「それじゃあ、君がもしまどかやマミと性行為に及んだとしても子を成すことはないということはわかるよね?」

ほむら「……ごめんなさい、あなたの言ってることが理解できないわ」

QB「そうか、そうだよね、少しはしょりすぎたようだ。 僕が悪かったよ。 だからどこが分からなかったのか教えてくれないかい? 今度はもう少し詳しく話すことにするよ」

ほむら「全部」

QB「……ああ、全部、ね。 うん、確かにわかりにくかったかも知れない、僕のミスだ」

ほむら「上辺だけなぞって詳しい説明をしようとはしない癖は相変わらずね」

QB「いや……うん、まあ、悪かったよ……」


ほむら「だって、二人に生やして私に種付けさせればいいだけでしょう? 簡単なことじゃない」

QB「何を生やすんだい?」

ほむら「っ……ばかっ!」バシンッ

QB「ぐほっ」

ほむら「お、女の子に何てこと言わせる気なのよ!? 変態!///」

QB「……そうだね、悪かった、謝るよ」

ほむら「まったく……これだからデリカシーのない宇宙生物は……」

QB「……」


QB「とりあえず、君の思うようにことが進まないのは確かだよ」

ほむら「どうして? あの二人におちん……男根を魔法でビャーっと生やせば万事解決じゃない」

QB「言い換えた理由がよくわからないけどそんなうまくいくことじゃないよ」

ほむら「どういうこと?」

QB「逆にどうしてうまくいくと思ったんだい? 人間の器官を再現してかつそれを元の肉体に定着させるんだよ、生半可な技術じゃうまくいくわけないじゃないか」

ほむら「えっ……?」

QB「そんなことでショックを受けないでくれるかな」

えっ

いろんなSSで普通に生えてるからてっきり



QB「よしんばうまくいったとしても、精子の生成なんて夢のまた夢さ」

ほむら「そう、なの……?」

QB「当然じゃないか」

ほむら「……何が奇跡よ、女の子一人孕ませることもできないなんて、笑わせるわ」

QB「わけがわからないよ」

ほむら「仕方ないわね、人工授精で」

QB「手続きやらなんやらで物凄い時間がかかるけどね」

ほむら「くっ……」


ほむら「仕方ないわね」

QB「そうそう、諦めて普通に男性と」

ほむら「まどかの魂と引き換えにおちん……ペニスを生やして貰いましょう」

QB「ほむら、落ち着いて深呼吸をしよう。 そして自分の発言をよく思い返すんだ」

ほむら「そうやって私に男性器の名前を連呼させて辱めるつもりなのね、汚いわ」

QB「うん、ごめんね、そういうつもりじゃないんだ。 でもね、まどかの願いをそんなことに使うのはいささかまずいような気がするんだ」

ほむら「それじゃあ美樹さやか」

QB「そういう問題じゃない」


QB「よく考えるんだ、君はまどかを救うために頑張ってきたんだろう?」

ほむら「ええ」

QB「だったらそんなことのためにまどかを差し出すなんて……」

ほむら「ふざけないで!!」パシーン

QB「きゅぷっ」

ほむら「確かにまどかは救いたいわ……でもね、女の子にとって胸がどれほど大切なものかあなた知ってるの!?」

QB「い、いや、知らないけど」

ほむら「私はもう人間じゃない。 でもね、まだ女の子なの。 だったら胸を大きくしたいと思うのは罪にはならないはずだわ!」


ほむら「病院で目を覚ましてないことを確認して美樹さやかを見て彼我の戦力差を思い知らされ巴さんに会って絶望のどん底に落とされる……」

ほむら「何周しても大きくならない胸にこれ以上絶望したくないの……」グスッ

QB「そ、そうか……悪かったよ、君がそれほど悩んでるとは知らなかったよ」

QB「でも、それならまどかに胸を大きくしてもらうよう願って貰えば……」

ほむら「ふざけないで!!」バシーン

QB「ごふっ」

ほむら「……」

QB「……うぅ」

ほむら「ふざけないで!!」バシシーン

QB「きゅぷっ」



ほむら「確かにそうすれば何もかも上手くいくかも知れない、けれど、私は知っている、願いが自分自身を裏切ることを」

ほむら「だから私は、そんな願いで手に入れた偽物のおっぱいなんて求めない。 本物のおっぱいを手に入れて見せる――自らの、この手で」

ほむら「だから、あなたにはもう騙されない。 目の前のあやふやな奇跡に縋り付くだけの弱い私は捨てたの」

QB「…………うん、そうだね。 それが賢明だよ」

ほむら「まったく、本当に油断ならない奴ね」

QB「ごめんね……僕が悪いんだよね……」


ほむら「参ったわね……これじゃあ八方塞がりよ」

QB「諦め……るわけにはいかないね、だから銃口を突きつけるのはやめてくれ」

ほむら「とりあえず、一旦中だし孕ませから離れるとして……他にいい案はないかしら」

QB「……マッサージなり何なり、やりようはあると思うんだけどなあ」

ほむら「なるほどね……つまりあなたは私の胸を揉みたいというわけね」

QB「誰もそんなことは言ってない」

ほむら「確かに、揉めば大きくなるというのはよく聞く話よ」

QB「……」


ほむら「はあ……仕方ないわ、背に腹は変えられないわね」

QB(やれやれ、これで解放されそうだ)

ほむら「……」シュル パサ

QB「一応聞くけど、どうして上を脱いでるんだい?」

ほむら「……? 直接したほうが効果があると思って……」

QB「いや、まあ、そうかもしれないけれど」

ほむら「……ブラジャーを外すから、向こうを向くくらいのことはして欲しいわね。 一応私にも羞恥心というものがあるの」

QB「待った、ストップ。 タイム、たんまだほむら」

ほむら「……何よ。 まさかもっとよく見せろとか言い出すつもりじゃ」

QB「ないよ、ないから少し待ってくれ」

べえさんがいちいち羨ましい


ほむら「……わかったわ」

QB「そうか、わかってくれたなら嬉しいよ」

ほむら「自分で脱がせたかったわけね」

QB「違う、そうじゃない。 もっと根本的なところから間違ってる」

QB「そもそもどうして僕が君の胸を揉む流れになってるんだい? おかしいよね」

ほむら「男性相手だと女性ホルモンが出るから効果が高いというような話を聞いたことがあるわ」

QB「なるほどね、ほむらは物知りだなあ」

ほむら「褒めたって何も出ないわよ」

QB「でもね、ほむら、それは恐らく人間の男相手じゃないと意味がないと思うんだ」

ほむら「そういうものなの?」

QB「性的興奮が関係しているのだと思うけど、君だって僕に欲情はしないだろう?」

ほむら「それもそうね」

QB「そういうことさ」


ほむら「……わかったわ」

QB「わかってくれたならいいよ、さあ服を着るんだ」

ほむら「ちょっとまどかに電話をしてあなたを人間にしてもらうわ」

QB「待って、おかしい、その結論はおかしい」

ほむら「人間になることで初めて感じる性欲をぶつけられて私は妊娠してしまうのね……憎むべきインキュベーターの子を宿した私は」

QB『まどか、いますぐ携帯の電源を切るんだ! プリーズ!』


ほむら「……出ないわ」

QB「まさか僕が契約を阻止する側に回るとは思ってなかったよ。 でもこの判断は間違ってない、うん」

ほむら「思春期ショタべえに本能のまま滅茶苦茶に犯されて子を孕むという私の計画が台無しだわ」

QB「どんな計画なのさ……」

ほむら「まずあなたが人間になることで最初のうちはみんなにちやほやされるの」

ほむら「それが何となく気に食わない私はあなたを家に呼びつけてくすぐったり頬をつねったりといった些細な弄り方をするうちにあなたの性器が勃起しつつあることを知り更に弄り方がエスカレートする」

ほむら「でもある時を境にあなたが豹変して私を抑え込むの」

ほむら「必死で抵抗するんだけどソウルジェムを奪われ魂と体を弄ばれ何度も絶頂に達した私はあなたに処女を奪われてしまう」

ほむら「獣のように激しく貫かれ何度も何度も白い欲望を膣内に吐き出されとうとう気絶してしまう私」

ほむら「それでもあなたは行為をやめず夜が明けるまでひたすら私を犯し続けた……」


ほむら「その日から私はあなたの慰み者として使われるようになり様々なプレイを強要されいつしか子を孕んでしまう」

ほむら「ちなみに様々なプレイというのは」

QB「ありがとう、もういいよ。 よくわかったからその妄想は心の奥深くに封印しておくんだ」

ほむら「……」

QB「やれやれ……マミも妄想癖が激しかったけど君まで」バシーン

QB「……わけがわからないよ」ヒリヒリ

ほむら「女の子に変なことを語らせるなんて、筋金入りの変態ね、あなた」

QB「……うん、ごめん、謝るよ」

ほむら「今回は許してあげるわ」


ほむら「でも困ったわね、これでまた振り出しに戻ったわ」

QB「いや、まだスタート地点から一歩も動いてないからね? それどころか逆走してるくらいだよ」

ほむら「子宮を白い欲望で満たしてもらうにはどうすればいいのかしら……」

QB「適当に男を捕まえてきなよ……君ならよりどりみどりじゃないか」

ほむら「……」

QB「ラブレターとか貰ってないのかい?」

ほむら「ラブレター……? そういえば、何度か貰ったことがあるわね」

QB「もうそれでいいじゃないか。 適当にいい相手を見つけるんだね、はい解散」

ほむら「待ちなさい」ガシッ

QB「……今度はなんだい?」

ほむら「練習よ」

QB「は?」

ほむら「だから、練習よ」

種付けの練習入りましたー


QB「練習って……何の練習だい?」

ほむら「一つしかないじゃない」

QB「……性行為をするのは、少し無理が」スパーン

ほむら「変態!」

QB「……はい」ジンジン

ほむら「どうしてあなたはそう卑猥な方向へ話を持って行こうとするのよ」

QB「……悪かったよ、ごめんね」

ほむら「はあ……まったく。 いい、よく聞きなさい」

ほむら「私はずっと入院してて、男の人とまともに接した経験なんてほとんどないわ」

QB「はいはい」

ほむら「だからもしラブレターを渡されても、それにうまく応える自信がないの」

QB「はいはい」

ほむら「そこで、あなたには相手役をやってもらうわ」

QB「……はあ」


ほむら「そういうわけで、設定を用意したわ」ドサッ

QB「このノートの山は一体なんなんだい?」

ほむら「数多のループの中で書き溜めたドキッとするシチュエーション集よ」

QB「……」

ほむら「今回は王道として『ラブレターで後者裏に渡された私、だけどそこに待っていたのは顔も知らない男たちで……』」

ほむら「違うわ、こっちは無理やり襲われるパターンよ」

QB「それは一体何の意味があるんだい?」

ほむら「備えあれば憂いなしよ」

QB「……」


ほむら「というわけで、『校舎裏に呼び出された私はそこで愛の告白を受ける』シチュエーションでいくわ」

QB「やれやれ……それで、僕は君に愛の告白をすればいいのかな?」

ほむら「ええ、そうよ。 それに私がどう答えるか練習させてもらうわ」ファサッ

QB「はぁ……どうして僕がこんなことを……」トテトテ

ほむら「これに成功すれば今までのループがやっと報われる……胸さえあればもう何も怖くないわ」

QB「一体君は何処へ向かってるんだ……」


QB「台詞は?」

ほむら「もちろんアドリブよ。 道化師のあなたなら簡単でしょう?」

―――
――


ほむら「……」

キュゥべえ「やあ、ごめんね。 待たせちゃったみたいで」

ほむら「……呼び出しておいて遅刻なんて、一体どういう了見かしら」ファサッ

キュゥべえ「少し先生の手伝いをしていてね……怒らせちゃったかな」

ほむら「ええ」


キュゥべえ「当然だよね……でも、良かったよ」

ほむら「?」

キュゥべえ「もう帰ってるかと思ったから、さ」

ほむら「……用があるなら早めに済ませて、私も暇人じゃないの」

キュゥべえ「うん、そうだね」

ほむら「まったく……」

キュゥべえ「好きだ」

ほむら「っ……」

キュゥべえ「一言、これを伝えたかったんだ。 返事は……できればOKがいいけれど、そこまで高望みはしないかな」


ほむら「……ふ、ふん……あなたも物好きね、私みたいな無愛想な女を選ぶなんて」

キュゥべえ「そうかい? 君は美人だし、ライバルは多いと思ったんだけどなあ」

ほむら「……やっぱり、見た目なのね」

キュゥべえ「そうだね。 外見が大きな影響を与えたことは否定できないよ」

ほむら「正直ね、愚直とも言うわ」

キュゥべえ「よく言われるよ……でも、それだけじゃない」

ほむら「あら、出会ってまだ少ししか経ってないのに」

キュゥべえ「君は僕のことを待っててくれたじゃないか。 それが、とても嬉しかった」

ほむら「……」

もうくっついちゃえよ


キュゥべえ「それに、君は時たまとても優しい顔をする」

ほむら「……」

キュゥべえ「どうも僕には、君が噂通りの冷血人間とは、とても思えなくてね」

ほむら「……残念ね、私はあなたが思ってるような人間じゃないわ」

キュゥべえ「人間なんてそんなものさ、各々が理想像を押し付けあって、現実とのギャップに勝手に失望する」

ほむら「……」

キュゥべえ「でも、今現時点で僕が君を好きだという気持ちに嘘偽りはない。 それだけ信じて欲しい」

ほむら「……」

キュゥべえ「だから、もし良ければ……僕と付き合ってくれないかな」

ほむら「……」


―――
――


QB「……」

ほむら「……」

QB「……ほむら?」

ほむら「……」

QB「おーい、君の番だよ」

ほむら「……っ!」ハッ

QB「?」

ほむら「~~~~~っ!////」ポカポカ

QB「いて、いててて」


ほむら「誰が本気で口説けって言ったのよ! バカ!!!///」

QB「いや、君が言い出したことじゃないか……ただの演技だし」

ほむら「っ……ええ、そうよね、あんたってそういう奴だわ」プイッ

QB「わけがわからないよ……」

ほむら「ほら、続けるわよ!」ムスッ

QB「やれやれ」

―――
――



キュゥべえ「――だから、もしよければ付き合ってくれないかな」

ほむら「ええ、いいわ」

キュゥべえ(軽っ)

ほむら「ただし、条件が一つ」

キュゥべえ「なんだい? 僕にできることなら何でも言ってくれ」

ほむら「ええと、私の雌穴にあなたのザーメンどぴゅどぴゅ「カット」」

ほむら「……」

キュゥべえ「……」


ほむら「……何よ」

QB「今のはまずかったよ、ほむら」

ほむら「何がよ」

QB「君は一体何がしたいんだい?」

ほむら「豊胸のための妊娠」

QB「うん、そうだね、だからって今のはないよ」

ほむら「どうして? 男の人に中だしをせがむ時はそう言うものでしょう?」

QB「ほむら、明日から薄い本を読むのは禁止だ。 代わりに著名な作家の恋愛小説を読むといい」

ほむら「やだ」

QB「……」

全年齢の薄い本で解決


QB「……とにかく、もっと他の答え方を考えるんだ」

ほむら「そうね、なら……『えっちしよっ☆』とか」

ほむら「いえ……『まずは、体の相性を確かめましょう?』のほうがキャラ的には合ってるかしら」

QB「性行為から離れてくれないかな」

ほむら「そう言われても、私みたいなメンヘラ処女がすんなり孕ませ中だし射精されるにはこの路線しかないわ」

QB「……とりあえず、自分も好きであるという旨を伝えればいいんじゃないかな」


ほむら「え? 別に私は好きじゃないわよ」

QB「それじゃあ別にこんなまわりくどい手を使わなくても……」

ほむら「相手は私のことを好きじゃないと嫌なのよ」

QB「……」

ほむら「……一応言い訳しておくと、人を好きになるということがよくわからないのよ」

QB「はあ……まあ、大体わかったよ。 でもそこは妥協するしかないんじゃないかな」

ほむら「妥協、ね……」

QB「慣れて行くしかないね、それじゃあ再開だ」

俺というものがありながら……

―――
――


キュゥべえ「ほむら――君が好きだ。 僕と付き合って欲しい」

ほむら「……え、えっと……」

キュゥべえ「……」

ほむら「わ、わたし、も……」

キュゥべえ「……ゆっくりでいい、焦る必要はないよ」

ほむら「っ……」


ほむら「うぅ……」

キュゥべえ「……大丈夫、君のためならいつまでも待つことができる」

ほむら「……私、も、あなたのことが……」

キュゥべえ(うまくいきそうかな)

ほむら「その……えと……」モジモジ

キュゥべえ「……」

ほむら「……す、……」

キュゥべえ「……」

ほむら「……す…………」

キュゥべえ「……」

ほむら「す………」


ほむら「スクワルタトーレ!!!」バシーン

QB「ぐはっ!」

ほむら「……ふぅ」ファサッ

QB「い、いや……やり切った顔をしてるけど、何もなしてないからね?」ボロボロ

ほむら「ふん、私はあなたみたいな奴のことなんか全然好きじゃないんだから」プイッ

QB「……演技だよ……はあ」

ほむら「……」ツーン

QB「やれやれ……先が思いやられるよ……」


そんなこんなで特訓が続き、数日後


ほむら「……!」

ほむら(こ、これは……ラブレターね!)

ほむら(特訓の成果を見せる時がきたわ!)

ほむら『きゅーべー! きゅーべー!』

QB『はいはい……』

ほむら『遂にきたわ、私の時代が!』

QB『やれやれ、うまくやれそうかい?』

ほむら『無理!』

QB『……はあ』


QB「それで、相手は何て言ってるんだい?」

ほむら「放課後、校舎裏に来い、と……」

QB「へえ、例のシチュエーション通りじゃないか」

ほむら「ええ、そうね……」

QB「やれやれ、これで僕も解放されるわけだ」

ほむら「……別に付き合ってくれと頼んだ覚えはないのだけれど」

QB「君が僕のことをどう思ってるかは関係なく、僕たちは魔法少女のパートナーであることは変わらないからね」

ほむら「よくいうわ」

QB「事実を述べたまでさ」


魔獣世界じゃ敗れた魔法少女は謎の白い液体を中に出されたりぶっかけられたりするんだろうな

>>130
QB「君は薄い本を封印するべきだ」


ほむら「それにしても、どんな人なのかしら……物好きにもほどがあると思うのだけれど」

QB「手紙の内容的には、一目惚れしたというところだね。 まあ、君の容姿なら不思議じゃないね」

ほむら「一目惚れ……ね」

QB「中学生の恋愛なんてそんなものさ。 そこに深い思慮は存在し得ない」

ほむら「……」

QB「まあ、コミュニケーション能力が小学生並みの君にはちょうどいいんじゃないかな」

ほむら「……」ギリギリ

QB「あ、アイアンクローは反則……ギブギブ」


―放課後―

ほむら「……」

QB「もうそろそろ時間だね。 変なことは言わないようにするんだよ」

ほむら「……」

QB「……?」

ほむら「……」プルプル

QB「いかないのかい?」


ほむら「……お」

QB「お?」

ほむら「お腹痛い……」

QB「……はあ」ヤレヤレ

ほむら「き、緊張しすぎて……」ゴロゴロ

QB「そんなこと言われても」

ほむら「……駄目、持たない」ダッ

QB「えっ、どうするんだい?」

ほむら「追い返しといて!」

QB「……ええー」

おいおいほむほむそんなことで中田氏孕ませまで行けるのか


―――
――


―ほむホーム―

ほむら「はあ……」

QB「……まあ、次があるよ」

ほむら「相手はどうなったのかしら」

QB「お望み通り帰って貰ったよ」

ほむら「……どうやって?」

QB「記憶に残りにくいよう日本人の13・4歳の平均的な容姿をとって君が来れない旨をそれとなく伝えておいたよ」

ほむら「……そんなこともできるのね」

QB「元々僕らは不定形だからね」

ほむら「平均顔って知ってるかしら」

QB「なんだいそれは?」

ほむら「さあね」


ほむら「また振り出しに戻ったわね……」

QB「君ならいくらでも相手がいるだろうから、次頑張ればいいじゃないか」

ほむら「無理よ。 またお腹が痛くなる」

QB「あれだけ練習したじゃないか……」ハァ

ほむら「まだ練習不足みたいね」

QB「そういう問題じゃないと思うんだけど……」


ほむら「というわけで、今日もやるわよ」

QB「勘弁して欲しいね……」

ほむら「だーめ、一応はパートナーでしょ?」

QB「……はあ」

ほむら「今日は『先生と生徒、禁断の恋愛』シチュよ」

QB「それは役に立つのかい……?」

ほむら「もしかしたらそういうことが起こるかも知れないでしょ?」

QB「……」

ほむら「ええと、放課後態度が悪いということで残された私は二人っきりの教室で先生に襲われ……」

QB「そっちじゃないよね」

ほむら「ええ、違うわね」

和子×ほむら期待



―――
――


―翌日―

ほむら(さて、今日も帰ってたらあいつと練習しないと)スッ

まどか「ほむらちゃん、ちょっといい?」

ほむら「……珍しいわね。 どうかしたの?」

さやか「いやー、ちょっと聞きたいことがあって……」

ほむら「テストの範囲ならP18~25よ。 言ってもできないでしょうけど」

さやか「まじか! って言ってもできないってどういうことよ!」

まどか「そ、そうじゃなくて……実は……」

ほむら「?」


―帰り道―

ほむら「……恋人?」

マミ「ええ、そうよ」

さやか「いやさ、昨日あんたラブレター貰ったんでしょ?」

ほむら「……まあ」

マミ「実は、そのラブレターを送ったのは私のクラスメイトなのよ」

ほむら「……」


まどか「で、ほむらちゃんを待ってたその人の元に現れたのは」

さやか「白髪赤目の不思議な雰囲気の男子でしたーって」

マミ「それで、その彼があなたが来ないことを伝えたって言うのよ」

ほむら「……はあ」

さやか「で? 一体これはどういうことかな? んん?」

ほむら「どういうことって……それは……」

まどか「そ、そういうのって……ハーフって言うんだよね? 何処の国の人なの?」

ほむら「いや、あの……」

マミ「できれば、今度紹介して欲しいところね」

ほむら「えっと……その……」


白髪赤目か

??「くかけきくかかきけきかくかけききくかかー!!」

メタドラ狩ってたらバイトの時間になったので行ってきます

えっ


えっ


さやか「謎の美人転校生の恋人はイケメンハーフ、つって噂になってんだよね~」

ほむら(……あいつ、何が目立たない、よ!)

まどか「ほむらちゃん、否定しないってことは……」

マミ「いいわね……青春だわ……」

ほむら「ち、違うわよ! あいつは……」

さやか「あいつ……とな? ほほう、これは更なる尋問が必要ですなあ」

ほむら(……しまった)


まどか「やっぱり、東京での知り合いなの?」

ほむら「だから、違うわよ! 誤解なの!」

さやか「その反応が更に怪しいぞほむらちゃーん?」

ほむら「ほむむむむ」

マミ「きっといい人なんでしょうね……」

ほむら「そんなことないわよ、あいつは……」

まどか「あいつは!?」キラキラ

ほむら「うっ……それは、その……」

マミ「うんうん!」

ほむら「えっと……」


ほむら(まずいわ……イレギュラーには弱いのよ……)

ほむら(……どうしよう)

まどか「名前は? 名前はなんていうの!?」

ほむら「えっ、と……」

ほむら(まどかがすごい喰いついてる……かくなる上は……!)

ほむら「あら、ちょうどいいところに来てくれたわ」

まどマミさや「え?」

ほむら「あいつが私の恋人よ!」ビシッ

まどマミさや「何っ!?」クルッ

通りすがりのホームレス「あん?」モグモグ


マミ「佐倉さん……?」

さやか「杏子……?」

まどか「杏子ちゃん?」

通りすがりのホームレス「……何だかよくわかんないけど、ちょーウゼェ」

さやか「いやいや、杏子は関係ないでしょ……って」

まどか「あれ?」

マミ「いない……」

通りすがりのホームレス「おい名前直せ」



―ほむホーム―


ほむら「……」ガチャ

QB「やあ、おかえり」

ほむら「……」

QB「今日は『学内で一番モテる俺様生徒会長が少し強引な告白をしてきた』だっけ? 君も飽きないね」

ほむら「……いいわ、もうそれは中止よ」

QB「おや、もういいのかい?」

ほむら「ええ。 もう告白されるようなこともなくなりそうだし」

QB「へえ。 いい相手でも見つけたのかい? まあいいや、うまくいったようだね」

ほむら「……」


QB「こちらとしても、告白の練習は色々と学ぶことがあったし、悪くはなかったけどね。 何にせよ、これで僕もお役御免というわけだ」

ほむら「何言ってるの?」

QB「なにがだい?」

ほむら「告白されない理由は、あなたにあるのだけど」

QB「僕に……? 何かした覚えはないんだけどなあ」

ほむら「あなたのせいで告白されなくなる、つまりこれで私の胸が大きくなる可能性もなくなった」

QB「待った。 僕が原因というのは本当なのかい?」

ほむら「ええ。 何が"記憶に残らない"よ」

QB「いや、顔は覚えられてないと思うよ?」



ほむら「学内があなたの噂で持ちきりだっていうのに?」

QB「あれ……おかしいな、人に無条件で好かれる程度の顔だったんだけど……」

ほむら「なんなのよその条件付け!?」

QB「当然じゃないか。 どうしてわざと嫌悪感を催すような外見にならなければならないんだい? 非効率的だよ」

ほむら「くっ……すごい反論したいけど反論できない……」


ほむら「と、ともかく! あなたのせいで私を孕ませようという見滝原中学男子はいなくなったわ!」

QB「え? そ、そういうものなのかい……?」

ほむら「ええそうよ、言いたいことはわかるわね」

QB「……わかったよ、他の方法を考えよう」

ほむら「何言ってるの? 責任をとりなさい」

QB「いや、だから他の方法をだね……」

ほむら「他の方法なんてないわ、既に数多のループで試行済みよ」

QB「ものすごい説得力だね……」


QB「はあ……責任をとるといっても、君は僕にどうして欲しいんだい?」

ほむら「最初に言ったとおりよ」

QB「最初に言ったとおり、というのは、まさか……」

ほむら「ええ、その通りよ」

ほむら「妊娠して母乳が出るようになれば胸も大きくなるかもしれない」

ほむら「だから、私の胸のために、私を孕ませなさい、インキュベーター!」ビシッ

QB「わけがわからないよ……」


QB「大体、僕に生殖機能がついていないのは前も伝えただろう?」

ほむら「ええ、でも後から追加できないとは言ってないわ」

QB「……」

ほむら「そしてあなたは自分が不定形であるといった」

ほむら「つまり、自分の体を任意に作り変えることは可能なはず」

QB「……否定はしないよ」


ほむら「ふふ、やっぱりね。 相変わらず事実を都合のいいように捻じ曲げて話す奴だわ」

QB「それは君たち人間も同じだと思うけどね」

QB「まあ、君のいうとおりさ。 事実、僕らが魔法少女に対して"そういう風な"サポートを行っていた時期も存在する」

ほむら「インキュベーターというよりはインキュバスね……」

QB「とはいえ、様々な事情からその手の行為はしなくなったんだけどね」

ほむら「……事情?」

QB「子を成すという行為の重さを当時の僕らは理解していなかったのさ」

QB「それがメンタル面にどれほど影響を与えるかも、ね」

ほむら「そんな事情があったのね」

QB「僕らだって、精神疾患を患った個体を見ていないわけじゃない」

ただいまー

(*'-'*) ただいま ー

帰ってきたぞ(*'-'*)

ほむほむ(*'-'*)わたしひんぬーだが
おっぱいそんな重要ではないよ

そんなにおぱいに執着する意味が
わからん!!

わ わ わ ○

ほむ ほむ ぱく


キモオタ「ほら、ほむらちゃん!気持ち良いかい?」パンパンパンパン

ほむら「あっ、あっ、いい!おまんこ気持ち良いのぉ///もっと奥まで突いて!!」ジュプジュプアンッアンッ

キモオタ「ふひっ!ほむらちゃん可愛いよ!ほむらちゃんの子宮に僕のザーメンしっかり種付けしてあげるからね!!」ウッイクッ

ほむら「きて!私の淫乱雌まんこに濃厚ザーメンいっぱい種付けしてぇ~//」キュンキュン

キモオタ「おっ締まるぅ~!!うっ!!」ドピュドピュドピュ


ほむら「あ~中に熱いのきてる!私の処女まんこに種付けされてるぅ~//」ブビュブピピピゴプッコポォ


キモオタ「ふひひwこれでほむらちゃんは立派な肉便器だよ!!」


~fin~

>>338
かわいそうwww
そんな風にしか見れない君は

お前ら全員くったばれ!!!☆
http://www.youtube.com/watch?v=3rlRtna6T-M&feature=youtube_gdata_player


ほむ

でも素直な気持ちは・・
http://www.youtube.com/watch?v=Kgx_OCXGUQI&feature=youtube_gdata_player

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

てとす


QB「まあ、そういうわけで君の要望には答えられないというわけさ」

ほむら「そう」

QB「だから、他の方法をなんとしてでも探し出そう。 これでも僕は奇跡をもたらす役目があるしね」

ほむら「ねえ」

QB「なんだい?」

ほむら「男の子がいいかしら、女の子がいいかしら」

QB「そりゃあ女の子のほうがいいけれど、それより君は僕の話を聞いていたのかい?」

ほむら「女の子かあ……」

QB「……」


ほむら「宇宙人(?)との結婚って法律的にどうなのかしら……」

QB「改竄のやりようなんていくらでもあるけど、問題はそこじゃないよね」

ほむら「暁美九兵衞?」

QB「いやいや、両親には馴れ初めをなんて説明するんだい?」

ほむら「友達と先輩が死んで絶望のどん底にいた私に手を差し伸べてくれたのが」

QB「重いよ」

ほむら「事実じゃない」


QB「もう少しそれらしい理由を考えなよ……例えば一人暮らしで辛い時にそばにいてくれたとか……」

ほむら「なるほど。 確かにその通りだわ」

ほむら「もっとも、私が辛いと思う理由はお前にあるんだけど」

QB「まあ、嘘はついてないよね」

ほむら「じゃあ、それでいきましょう」

QB「そう……じゃなくて、今は君の胸の話だ」

ほむら「……こら」スパーン

QB「きゅっ……うん、悪かったよ。 デリカシーのない発言だった」

ほむら「わかればいいの」


ほむら「それで、式はいつにする?」

QB「ほむら、君はまだ若い。 そんなに急ぐ必要もないんじゃないかな?」

ほむら「……どうせ、一月を過ぎれば消える命よ」

QB「まあ、そうかも知れないけど」

ほむら「だから、早くお父さんとお母さんを安心させたくて……」グスッ

QB「なるほど……」

ほむら「わかってくれた?」

QB「……いやいや、それとこれとは話が別だよ」

ほむら「むぅ」



ほむら「はぁ……あんたはいつもそうね、期待だけさせておいて、結局何も与えてくれない」

QB「期待するのも、失望するのも君達が勝手にやってることじゃないか」

ほむら「だから自分は無関心を決め込むってわけ?」

QB「あまり深く関わりあうと、良い結果ぎ生まれた試しがないのさ――双方にとってね」

ほむら「……」

QB「それに、婚約というのは愛し合う者同士がするのだろう?」

ほむら「……ていっ」ベシッ

QB「きゅっぷい」

ほむら「……」

QB「……」


QB「えっと、何か間違っ」ペシン

QB「……ごめん」

ほむら「別に私はお前みたいなの全然好きでも何でもないわ。 胸を大きくするために仕方なく……妥協よ、妥協」

QB「……」

ほむら「そもそも、私みたいな女、普通の人間が貰ってくれるわけないのよ」


QB「……うん、まあ、知ってたよ。 君が僕のことを嫌悪してることぐらい」

ほむら「……」ベシッ

QB「いて」

ほむら「……ふん」

QB「今のはさすがに理解ができないよ」

ほむら「……」プイッ

QB「……一応謝るよ。 悪かった」


ほむら「さあ、そろそろ責任をとってもらうわよ」

QB「そう言われてもだね……」

ほむら「お嫁にいけなくなったわ、何とかしなさい」

QB「そんなスケールの大きい話じゃなかったと思うんだ」

ほむら「ちなみに私は家事が苦手よ」

QB「それに関しては心配することもないだろう、君は物覚えがいい方みたいだしね」

ほむら「そうかしら……少し自信がないわ」


QB「銃の扱いや爆発物の精製に比べればよっぽど単純さ」

ほむら「なるほど……頑張ってあなたに手料理を振舞わないといけないわね」

QB「お手並み拝見といこうか」

ほむら「そうなると、あなたの好みについて知りたいのだけど……」

QB「好み、ねえ……この体ではあまり意味を為さないものだから、考えたこともなかったよ」

なんだろう
惚気られてる気分


ほむら「それじゃあ、人間の姿なら?」

QB「地球人の器官は隅々まで再現してあるからね。 嗜好の偏りは恐らく存在するだろう」

ほむら「そう。 だったらそれを調べないとね」

QB「調べるって、どうするんだい?」

ほむら「人間の姿のあなたと食べ歩きデートでもすれば……」

QB「なるほど」

ほむら「……てい」ペシッ

QB「あう」

ほむら「デートの部分は否定しなさいよ……もう」

QB「君が勝手に言ったことじゃないか」

もうほむほむの「ていっ」が愛情表現のスキンシップにしか見えない


ほむら「ともかく、そうと決まれば早速支度よ」

QB「え? あ、いや、僕はまだ行くと決めたわけじゃ……」

ほむら「……は?」

QB「睨まないでくれよ、こちらの事情はさっき説明しただろう?」

ほむら「そう……わかったわ」

QB「そうか、よかった」

ほむら「仕方ない、最終手段を使わせてもらうわ」ガシッ

QB「いや、最終手段って……」


―――
――


―鹿目家―


まどか「珍しいね、ほむらちゃんがキュゥべえと一緒にいるなんて」

ほむら「色々とあってね……夜遅くにごめんなさい、少し話したいことがあるの」

まどか「わたしはぜんぜん構わないよ。 それで、お話って?」

QB(嫌な予感しかしない)



ほむら「実は、紹介したい人がいるの」

まどか「紹介したい人って……まさか、噂の恋人さん!?」

ほむら「ええ、そうよ」

まどか「本当に!? 何処にいるの?」

ほむら「これよ」

まどか「え?」

ほむら「だから、これよ」

QB「……はぁ」

まどか「キュゥべえ……?」

ほむら「ええ」


まどか「さすが魔砲少女のマスコット。 やっぱり正体は美少年だったんだね……」ウンウン

QB「まどか、君も魔法少女というものを少し勘違いしてないかい?」

まどか「でも、ほむらちゃんは最初キュゥべえを襲ってたんでしょ?」

QB「おかしいよね、本当の恋人なら銃を向けるなんてしないはずだ」

ほむら「あなたたちに近付けさせないためには仕方なかったのよ」

まどか「なるほど……確かに、恋人が他の女に目移りしてたら殺したくなる気持ちはわかるよ……」ウンウン

ほむら「わかってくれてうれしいわ」

QB「わけがわからないよ……」

最近の中学生は過激ですね


まどか「もう、ダメだよキュゥべえ。ほむらちゃんみたいな美人さん、そうそう捕まらないんだから 」

QB「いや、まどか、君は誤解してる」

ほむら「私以外の女の子の前では『僕彼女いないんだよー』って言っちゃう子なの、真に受けないでね」

まどか「……うわぁ」

QB「ちょっと待ってよ、こんなのってないよ、絶対おかしいよ」


これしかなかった
http://i.imgur.com/aJRuE.jpg



まどか「それでそれで、キュゥべえはどんな男の子なのかな!?」キラキラ

ほむら「……」チラッ

QB「いや……どんなって言われても……その……」

まどか「もしかして二人の秘密だからわたしには見せられないとか……?」

ほむら「まあ、そんなところね」

まどか「そっかぁ……残念だなぁ……」シュン

http://i.imgur.com/Joivk.jpg


ほむら「それと、話したいことはもう一つ」

まどか「?」

ほむら「実は――」


―――
――



まどか「そっか……ほむらちゃん、胸を大きくする為とついでにワなんとかを倒す為にそんな努力を……」グスッ

ほむら「ええ……突然こんなことを言っても信じて貰えないとは思うけど……」

まどか「ううん、わたし信じるよ。 だって、同じナイチチの仲間だもん!」

ほむら「まどか……」ウルウル

QB「わけがわからないよ」


ほむら「私ね、色々試したの……でも駄目だった、絶壁は絶壁のまま」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「ループの最後には……ワルプルギスの夜が育っていない私の胸を見て大爆笑するの……もう、こんなの耐えられない……」

ほむら「でも……私は見つけた、たった一つの、道しるべを」

ほむら「それが……妊娠」

まどか「!?……確かに、それならおっぱいが大きくなるかも知れない……」

QB「……」

出産後はやがて萎むという絶望を味わう事に……


ほむら「だから私は、今度こそおっぱいを大きくしてみせる!」

ほむら「そしてこのループから……抜け出してみせる!」

まどか「……ほむらちゃんの気持ち、よくわかったよ」

まどか「キュゥべえ、ほむらちゃんの膣内にたくさんおちんぽミルクどぴゅどぴゅしてあげてね!」

QB「まどか、君もか。 君もそっち側の人間なのか」

まどか「だけど、妊娠してからおっぱいが大きくなるには時間がかかるよね……」

ほむら「ええ、その前にタイムリミットが来てしまうわ」


まどか「……ほむらちゃん、わたしに任せて」

ほむら「まどか……? まさか!?」

まどか「わたし、契約する」

QB「まどか、考え直すんだ」

ほむら「やっちゃえまーどーかー!」

QB「ほむら、少し黙って」

まどか「ほむらちゃんのおっぱいが大きくなるのを妨げるルールなんて、壊してみせる!」

QB「そんなルールはないよ、まどか」

まどか「私の願いは『ほむらちゃんの胸が大きくなるまで魔女が現れない、平和な世界』!」

ほむら「まどか……あなた……」

QB「その手の願いはまずい、考え直すんだまどか、エネルギーの回収が」

まどか「さあ、叶えてよキュゥべえ!」

QB「いや、だから、ああもう……」ピカァァァ...

嫁がもともとデカいので子供の一ヶ月のお宮参りに着ていくスーツが
全くないという事態に陥ったことがあるな……。
>>445
縮むのは授乳が終わってからだから出産後2年くらいは巨乳が味わえる。

まどか「ほむらちゃんのおっぱいをマミさんくらいにしてあげて!」を思い出した


―――
――


まどか「ほむらちゃん……これでもう大丈夫だよ!」

ほむら「まどか……ありがとう、これで私戦える、バストアップに集中できる……!」

QB「……願いの効力が強すぎて魔女化の概念が消し飛んだ……エネルギーが……」

まどか「頑張ってねほむらちゃん……応援してるから!」

ほむら「ええ……さあ、帰るわよキュゥべえ!」

QB「どうしてこんなことに……」

>>451
授乳期間終わったら一瞬で萎むの?
それとも数ヶ月くらいかけて徐々に萎んでいくの?


―ほむホーム―


ほむら「さて、全ての条件はクリアされたわ」

QB「はあ……」

ほむら「あなたがまたエネルギーを得るには私の胸を大きくしなければならない」

ほむら「つまり、私を妊娠させなければいけないということよ!」

QB「どうすればその結論に至るんだい?」

ほむら「今更何を言ってるのかしら」

QB「いや……わかった、もういいよ」


ほむら「あら、案外素直ね」

QB「君には何を言っても無駄みたいだからね」

ほむら「なら、大人しく私の豊胸に協力することね……」

QB「はあ……子供を作るにしても、色々と準備が必要だよ?」

ほむら「そうね、まずは名前を決めないと」

QB「そういう問題じゃないんだけどなあ」

俺「つまんねえからさっさと落として死ねよ」

ID:lKnJ0YhT0「はい」



ほむら「ほむらとキュゥべえ……」

QB「……やれやれ」

ほむら「とりあえず、ほむべえはないわね」

QB「うん、僕もそれはないと思うな」

ほむら「なら……キュゥのほうを使って……」

QB「……」

ほむら「九と焔で九焔(くえん)ってどうかしら? かっこよくて男の子にも女の子にも使える名前だと思うんだけど」

QB「僕はその手の知識には疎いけど、その名前を付けられた子が碌な大人に育つとは思えないんだ」

ほむら「……どうして? わけがわからないわ」

QB「……名前は後回しにしようよ」


ほむら「そうもいかないわよ、産まれてから慌てても遅いのよ?」

QB「そうだとしても、二人じゃそんなにいいアイディアは出ないと思うんだ」

QB「書籍などの外部からの情報や、他にも君の両親から助言を受けてみてもいいんじゃないかい?」

ほむら「なるほど……確かにその通りね」

QB(でも娘にほむらとか名付けちゃう親だしなあ……)


ほむら「まさかあなたが私の両親のことまで考えてくれているなんてね。 ほんの少し、1mmだけ見直したわ」

QB「それはどうも」

ほむら「そういえば、あなたのご両親に挨拶に行かなくていいのかしら」

QB「僕らにそういうものは存在しないからね」

ほむら「そう……なら披露宴はかなり人数が少なくなりそうね」

QB「それは仕方ないさ。 みだりに言いふらせるような関係でもないしね」

ほむら「それもそうね……」


ほむら「さやかやまどか、杏子……巴さんは呼んでも大丈夫なのかしら」

QB「どうしてだい?」

ほむら「いや……」

QB「家族という観点では、彼女が一番その概念にちかいかもしれない」

ほむら「……お義姉さん?」

QB「うーん……どうだろう」

ほむら「発言を誤れば即射殺されそうね……」

QB「どうしてだい? マミのことだ、素直に祝福してくれるとは思うけどね」

ほむら「……どうかしら」

QB「?」


ほむら「まあ、それはともかく……結婚式はどこがいい?」

QB「それは君が決めるといい。 僕にはその手の知識は皆無だからね」

ほむら「はあ……本当にあなたはそういうところが駄目ね」

QB「それも承知の上だろう?」

ほむら「……ふん」

QB「まあ、佐倉家の教会を使わせてもらうのも一つの手かもね」

ほむら「ふふ、安くすみそうね……なんて、杏子に怒られるわ」


ほむら「さて、次はやっぱり新婚旅行かしら?」

QB「……まだやるのかい?」

ほむら「何を言ってるの? 当然じゃない」

QB「ほむら……他の方法を探そうじゃないか」

ほむら「……やっぱり、南国かしら」

QB「それに、あくまで僕の存在はイレギュラーの範囲を出ない。 すぐまた君へ告白する人間は増えるはずさ」

ほむら「何よ……私とじゃ不満なの?」

QB「そうは言ってないさ。 確かに君は全てを知ってる以上、こちらとしても接しやすい。 ただ……」

ほむら「ていっ」

QB「おっと」サッ

ほむら「……避けるな」

QB「無茶言わないで欲しいね」


ほむら「……どうせ、普通の人間とくっついてもうまく行きっこないのよ」

QB「それで僕を選択するというのは、いささか短絡的じゃないかい?」

ほむら「おっぱいは待ってくれないのよ!」

QB「……はあ」

ほむら「馬鹿なこと言ってないで、今後どうするか考えなさい」

QB「そう言われても……」

ただいま
結婚式で馴れ初めを語ったら会場が静まり返るなwww

ほむら「妊娠して母乳が出るようになれば云々」

まどか「じゃあわたしと結婚して赤ちゃん産んでくれる?」

ほむら「よろこんで」

まどか「わーい」

おわり


ほむら「時間はそう多くないのよ、ない頭を動かしなさい」

QB「……ほむら、舞台装置はもう出現しない」

ほむら「それも、私の胸が大きくなるまでよ」

QB「まどかの願いによる封印が切れたとしても、あれの再生にはゆうに数世紀はかかる」

QB「それどころか、僕らのもたらしたシステムという舞台そのものが改変された以上、再生そのものが不可能な可能性もある」

ほむら「……そう、それはよかったわ」

QB「時間がないことはないだろう? もう少し落ち着いて考えるんだね」


ほむら「……」

QB「しばらくは僕らもやることがないし、君の戯れに付き合うことも可能だ」

QB「本来なら放っておくんだけど、君は特べ」

ほむら「てやっ」ズビシッ

QB「つぅっ!?」

ほむら「遊びじゃないのよ、ふざけないで」

QB「……悪かったよ」

いっそこのまま保守で埋まったほうが面白かったんじゃないの


ほむら「それと、あなたの人間姿をまだ見ていないのだけど」

QB「いや、それは……」

ほむら「ただの好奇心よ。 ほら、早く見せなさい」

QB「そう言われても……」

ほむら「潰すわよ」

QB「……やれやれ。 仕方ないなあ」


―――
――


ほむら「……」

キュゥべえ「……満足かい」

ほむら「いいえ、無駄に可愛らしくて腹が立つわ」

キュゥべえ「そう言われても」

ほむら「さて、子作りに励みましょう」グイッ

キュゥべえ「君ねえ……」ズルズル


ほむら「安心して、知識だけは豊富よ」

キュゥべえ「君が保有してる知識は、僕らが生きている次元とは違うと思うんだ」

ほむら「なんとかなるわよ」

キュゥべえ「はあ……仕方ない」グッ

ほむら「きゃっ」ドタッ

キュゥべえ「……」

ほむら「ちょ、ちょっと……なんのつもりよ……人を押し倒すなんて……」


キュゥべえ「君の望みを叶えてあげるのさ」

ほむら「……ほ、本気?」

キュゥべえ「……」プチプチ

ほむら「っ! ま、待って、まだ心の準備が……」ジタバタ

キュゥべえ「時間がないんだろう?」スルスル

ほむら「あ、あるわよ! たくさん余ってるわよ!」

キュゥべえ「ふうん」グッ


ほむら「……!」

ほむら(下着が……!)

キュゥべえ「きゅっぷいきゅっぷい」スルスル

ほむら「ば、ばかっ……こ、の……どきなさい!!」ブンッ

キュゥべえ「おっと」サッ

ほむら(今のうちに……)

キュゥべえ「やれやれ、先が思いやられるね」スッ

ほむら「……っ!」ササッ


QB「――さて、と」シュンッ

ほむら「……何のつもり、獣姦の趣味はないわよ」

QB「それは良かった。 どうやらそこまで堕ちてはいないようだね」

ほむら「……」

QB「本星から招集がかかってね、ここで君の相手をしてる暇がなくなったのさ」

ほむら「は?……ちょ、ちょっと、待ちなさいよ。 私はまだ――」

QB「ほむら、時間はたっぷりある。 結論を出すには少し早すぎるんじゃないかな」

ほむら「……何をいきなり」

QB「事実を述べたまでさ。 それじゃ、さようなら」シュンッ

ほむら「あっ……」

ほむら「……な、」

ほむら「なんなのよー! もう!!」



―翌日―

ほむら(全く……昨日は散々な目にあったわ……)

ほむら(それもこれもあいつが変なことをしようとするから……)ムスッ

ほむら(……でも、先に仕掛けたのはこっち……)

ほむら(いくらなんでもやりすぎたかしら……)シュン

ほむら(いえ……私が受けて来た仕打ちに比べれば、これくらい……)ムゥ

ほむら「……はぁ」



さやか「どったのー、恋のお悩み?」

ほむら「……まさか」

さやか「なーんだ、つまんないの」

さやか「 結局前のあれも誤解だったんでしょ?」

まどか「ただの勘違いだったみたいだねー」

ほむら「……まあ、そうかもね」

さやか「歯切れが悪いなあ……そういえば、マミさんが招集かけてたよ」

ほむら「……?」




―――
――


マミ「……」

杏子「おーう」

さやか「おいすーって、どうかしたの? マミさん」

まどか「物凄い負のオーラが出てるけど……」

杏子「あー、それな……」

ほむら「何かあったのかしら? しばらく魔法少女はお休みだと思っていたのだけれど」




杏子「……これだ」

まどか「手紙?」

さやか「ええと、なになに……『魔法少女のパートナー職を辞め、本星に帰ることになりました』……なんじゃこら」

マミ「……キュゥべえが」

ほむら「……?」

マミ「キュゥべえが帰っちゃったの……ひっく……ぐすっ……」

まどか「か、帰るって……」


マミ「ううぅ……」グスグス

杏子「ずっとこの調子なんだよ……」ハァ

さやか「あー、確かに魔女もいないしお役御免っちゃあ……」

マミ「うぇぇぇん!!」

杏子「あー、よしよし……」ナデナデ

さやか「あー、ごめんごめん」ナデナデ


杏子「マミはこの様子だし……ゆまなんか探しに行くー、ってうるさいから似非占い師んとこに押し付けてきたんだよなあ」

まどか「ほむらちゃん……何か知ってないかな?」

ほむら「……」スッ

さやか「ん?」

ほむら「てやー」 ポイーン

マミ「ああっ、キュゥべえのお手紙がー!!」

杏子「……あーあ」


ほむら「ふん……」スタスタ

まどか「ほ、ほむらちゃん……」

ほむら「……あんな奴、いなくたって……」

まどか「ほむらちゃん……?」

ほむら「……」スッ

マミ「さくらさんとってー! 木にひっかかったのー!」

杏子「ああ……はいはい」

さやか「……手伝うよ」ハァ


―――
――


―ほむホーム―


ほむら「……ただいま」

ほむら「……」

ほむら「はぁ……」

ほむら「静かね……」


ほむら「本当に静かだわー、あいつがいないとー」

ほむら「静かすぎてせいせいするわー」

ほむら「一人って最高ねー」

ほむら「……」

ほむら「……馬鹿らしい、何をやってるのかしら」ハァ


ほむら「……インキュベーターがいないと……あれね」

ほむら「やることがないわ……」

ほむら「……そうよ、的役がいないのよ」

ほむら「帰ってきたら蜂の巣にしてあげるわ!」

ほむら「……ま、まあ、帰って来てもらう必要はないのだけど」ファサッ



ほむら「……本当に、あいつはいつもいつも……」ブツブツ

キュゥべえ「……酷い言われようだね」

ほむら「ひうっ!?」ビクッ

キュゥべえ「おかえり」

ほむら「………………た、ただいま」

キュゥべえ「突然独り言を言い始めた時はどうなることかと思ったけど、特に変わりはなさそうだね」

ほむら「な、な………」



キュゥべえ「まあ、できれば蜂の巣は勘弁して欲しいところだけどね」

ほむら「こ、の……っ!」ジャキンッ

キュゥべえ「ま、待つんだほむら……この体はいままでと違ってスペアが……」バッ

ほむら「……」

キュゥべえ「悪かった、君の独り言を聞いたのは謝る。 でもあれは事故なんだ」

ほむら「……大丈夫、全然怒ってないから」ニコッ

キュゥべえ「だったらその銃をしまってくれないかな……」


ほむら「……うふふ」

キュゥべえ「は、はは……」

ほむら「……」スッ

キュゥべえ「……っ」ビクッ

ほむら「……」

キュゥべえ「……?」

ほむら「はあ……もういいわよ、勝手に勘違いしたこっちが悪いんだし」

キュゥべえ「……」フゥ


ほむら「それで、帰ったんじゃなかったのかしら?」

キュゥべえ「僕を除いてね」

ほむら「残らなくていいわよ、さっさと帰りなさい」

キュゥべえ「そうもいかないよ、君を一生見守る必要がでてきたしね」

ほむら「一生……って、ええっ!?」




キュゥべえ「まどかの願いのキーは君の胸だからね」

ほむら「なるほど……私の胸が大きくなるかどうかを……」

キュゥべえ「まあ、そういうことさ」

ほむら「……」

キュゥべえ「というわけで、改めてよろしく。 ほむら」

ほむら「……」



ほむら「……むう」

キュゥべえ「?」

ほむら「えいやっ」ズビシッ

キュゥべえ「あう」

ほむら「……仕方ないわね、一応置いてあげるわ」

キュゥべえ「それは……どうも」ヒリヒリ



ほむら「……さて、そうと決まれば昨日の続きをするわよ!」

キュゥべえ「……どうしてそうなるんだい?」

ほむら「文句は言わないの。ほら、ちゃっちゃとする」グイグイ

キュゥべえ「ほ、ほむら……君ねえ……」

ほむら「ぬぐぐぐぐ」ググググ



キュゥべえ「ちょ、っと……はあ……よっと」クイッ

ほむら「きゃっ!」ステン

キュゥべえ「ふう……」グッ

ほむら「な、なんであなたが上になるのよ!」

キュゥべえ「君に任せると碌なことになりそうにないからね……」

ほむら「どーきーなーさーいー!」ジタバタ

キュゥべえ「やれやれ……こういう場合は口を塞げばいいんだったっけ……」

ほむら「なっ、なにを――」



ほむら「ん、ふ……ばっ」

ほむら「……ん、ちゅる、れろ……かぁ」

ほむら「こ、の……んう……んっ!」ピク

ほむら「や、らめ――んう、ちゅぱっ、んんっ!」ビクンッ

ほむら「……はあ……ん……ふぁ、あぅ……」

キュゥべえ「……ふぅ」





ほむら「……はぁ……はぁ……」

キュゥべえ「やれやれ……」

ほむら「……」

キュゥべえ「案外上手くいくもんだね。 君の薄い本もたまには」バシーン

キュゥべえ「……あれ」ヒリヒリ

ほむら「……どきなさい」

キュゥべえ「いや、それは……」

ほむら「ど、き、な、さ、い」

キュゥべえ「……はい」


ほむら「……言い残すことはあるかしら」チャキ

キュゥべえ「いや、僕はただ君の持っている資料を真似しただけで……」

ほむら「次元の違い、というものをまだ理解していないようね」

キュゥべえ「君が言うことじゃ……」

ほむら「脳天と心臓、どちらがいい?」

キュゥべえ「……できれば赦して欲しいところだけど……」

ほむら「キュゥべえは私の初めてを奪った……言ってる意味、わかるかな?」ニコッ

キュゥべえ「も、もちろんだよ……」


ほむら「そう、なら……わかるわね」

キュゥべえ「何がだい?」

ほむら「ていっ!」バキッ

キュゥべえ「あうっ……」

ほむら「責任を取りなさいってことよ、馬鹿」

キュゥべえ「はぁ……やっぱりそうなるのか……」

ほむら「」


ほむら「そう、なら……わかるわね」

キュゥべえ「何がだい?」

ほむら「ていっ!」バキッ

キュゥべえ「あうっ……」

ほむら「責任を取りなさいってことよ、馬鹿」

キュゥべえ「はぁ……やっぱりそうなるのか……」


キュゥべえ「いいよ、わかった。 相応の責任はとろう」

ほむら「契約成立、かしら?」

キュゥべえ「といっても、具体的に何をすればいいのやら」

ほむら「そうね……とりあえずは黙って私の前から消えないこと。 何をしでかすがわからないもの」

キュゥべえ「……やれやれ、了解したよ」

ほむら「よろしい」

キュゥべえ「契約は成立だ。 暁美ほむら――君と共にあることを、ここに誓おう」

ほむら「そんな仰々しくなくてもいいのよ……デリカシーのないヤツね」

キュゥべえ「それじゃあどうすればよかったんだい?」

ほむら「……自分で考えなさい、バカ」

キュゥべえ「手厳しいね、君は」

ほむら「悪かったわね」


おわり

頭がティロティロどうたらこうたら

みんな、夜更かしはやめよう
熱を出すぞ!


思春期~はいつか書くかもしれん

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