J( 'ー`)し「たかしへ。もう部屋から出てこないでください」 (128)

('A`)「さて、トイレにでも…ん?」

('A`)「あれ?」

('A`)「ドア開かねえぞ…なんでだ」

('A`)「まさか壊れたのか?」

('A`)「おーいBBAー!」ドンドン

J( 'ー`)し「どうしたんだいたかし」

('A`)「ドアがぶっ壊れたみてーなんだけど。そっち側からどうにかして開けてくれ」

J( 'ー`)し「断る」

('A`)「えっ」

J( 'ー`)し「断ると言ったのだ小童」

('A`)「誰だよテメエ」

J( 'ー`)し「小童、貴様の愚行は目に余るものがある…」

J( 'ー`)し「そこで我より試練を授けよう」

('A`)「だから誰だよテメエは!意味不明な小芝居してねえで開けろ!」

J( 'ー`)し「夕暮れまでにその部屋から脱出してみせよ。それが試練だ」

J( 'ー`)し「見事脱出した暁には、ハロワへ行く義務をくれてやろうぞ」

('A`)「義務かよ!」

J( 'ー`)し「我は居間で待っておる…さらばだ!健闘を祈る!」

('A`)「おいコラふざけんな!」

J( 'ー`)し「おっと、言い忘れていたが」

J( 'ー`)し「脱出できなかった場合はハロワへ行く義務が与えられる」

('A`)「脱出できなかったらハロワ行けねえだろが」

J( 'ー`)し「ではこれにて失礼」

('A`)「おい!」

J( 'ー`)し「これも貴様の未来を憂いてのこと…感謝するのだ小童」

J( 'ー`)し「…これで満足かい?」

?「クックック…上出来だ」

J( 'ー`)し「いつまでこんなことを…」

?「余計なことは考えるな。全てはあの方のため」

J( 'ー`)し「…そして、世界の『修復』のため」

?「その通りだ。引き続き任務を遂行しろ」

J( 'ー`)し「……」ギリッ



J('ー`)し「一人芝居おもすれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

J( 'ー`)し「…あっ!」

J( 'ー`)し「たかしっ!!!!」バッ!

キキーーーーーーッッ!!


ドガッ!!!!

fin

('A`)「クッソーなんだってんだ…」

J( 'ー`)し『あんあん、あぁ~んマイクテスゥ~ン(はあと』

('A`)「キモッ!!つーかどっから放送してんだ!!」

J( 'ー`)し『んぅ~ん。さぁて~ん、頑張ってたかすぃ~ん(はあと』

('A`)「コロコロキャラ変えてんじゃねえよ!」

J( 'ー`)し『言い忘れてたけど~ん。窓ガラスを割ろうしても~ん(はあと』

J( 'ー`)し『核爆発も耐えぬく硬度だから無理よ~ん。あぁ~ん(はあと』

('A`)「なっ…!?」

J( 'ー`)し『それと普通に開けようとしてもゴ○ゴに狙撃されるから注意してね~ん(はあと』

('A`)「じゃあ窓強化しても意味ねえじゃねえか!馬鹿かテメエは!」

J( 'ー`)し『でもでも~ん。私のガラスのハートは脆いのよ~ん(はあと』

('A`)「知るか!さっさと放送切れ気持ち悪い!」

('A`)「ホントに窓割れねえのか…?」

('A`)「ちょっと試してみるか…よし椅子で」

('A`)「オラァ!!!」ドゴッ!

('A`)「ひ、ひび一つ入らねえ…」

J( 'ー`)し『どうでいたかしの旦那!割れねえだろう!』

('A`)「また変わっとる」

J( 'ー`)し『てやんでい!こちとら江戸っ子でい!』

('A`)「テメエは秋田出身だろが。失せろ」

J( 'ー`)し『てやんでい!?てやんでんでんで、ててててんでぇい!!!!』

('A`)「だぁああああうるせえええ!!!!!!!!!」

ツンデレでお願い

>>35
もう少しあとで出てきます


J( 'ー`)し『ん…?なに?トイレ行きたい?いやちょっと待ってゴ○ゴさん』

('A`)「なんだ…?」

J( 'ー`)し『いやいやいや!持ち場離れられると困るんですよ!』

J( 'ー`)し『あ、ちょっと!…ああもう!』プツッ

('A`)「な、なんだか知らねえが、今なら出られるんじゃ?」

('A`)「そーっとそーっと…」スー

キィンッ!!!

('A`)「うおっ!?」

J( 'ー`)し『てやんでい!さっきのは芝居でい!』

('A`)「殺す気かテメエ!」

('A`)「窓が駄目となると…」

('A`)「まあドアをぶっ壊すしかないよな…てかなんで開かねえんだ?」

J( 'ー`)し『それはウチの愛の力どすぇ』

('A`)「黙っててお願い」

J( 'ー`)し『本当はドアの前に極大のダイアモンドを積んどるんどすぇ』

('A`)「は!?ダイア!?」

J( 'ー`)し『死んだトーチャンの財産を使ったんどすぇ』

('A`)「クズだなお前」

('A`)「つーかドアも窓も駄目なら打つ手なしじゃねえか!」

J( 'ー`)し『ほっほっほ、肩を落とすでない若者よ』

('A`)「あんだよ」

J( 'ー`)し『少し昔話をしてやろう』

J( 'ー`)し『かつてそなたと同じ状況に陥った男がおった』

J( 'ー`)し『その男も最初は絶望に涙を流したが、一つの光明を見出したのじゃ』

J( 'ー`)し『そうだ!俺の全財産を譲ればここから出してくれるはず!…とな』

('A`)「トーチャンじゃねえか!死んだ原因テメエかよ!」

J( 'ー`)し『男は言った、金を払うから出してくれと』

J( 'ー`)し『その願いは聞き届けられた』

J( 'ー`)し『しかし男はその後、不治の病にかかり死んでしもうた』

J( 'ー`)し『…どうじゃ?』

('A`)「余計テンション下がったわクソBBA」

J( 'ー`)し『ほっほっほ、では引き続き楽しむがよい若者よ』

('A`)「楽しめるわけねえだろ!」

('A`)「今何時だ…あれ?時計は?」

J( 'ー`)し『今は12時47分よ!べっ別にアンタのために教えたわけじゃないんだからね!』

('A`)「やってて恥ずかしくならねえのかBBA」

J( 'ー`)し『う、うるさいうるさいうるさい!もうアンタなんか知らないんだから!』

('A`)「分かったから失せて」

J( 'ー`)し『で、でも…まあ…』

('A`)「あ?」

J( 'ー`)し『ア、アンタが頼りないから…一緒にいてあげるわよ…』

J( 'ー`)し『たかしのばーか…///』

('A`)「…」キュンッ(はあと



J( 'ー`)し『ってなるやろ?せやろ?』

('A`)「なるわけねえだろ氏ね」

J( 'ー`)し『素直になってええんやで?』

('A`)「じゃあ素直になるね。黙ってろクソBBA」

J( 'ー`)し『あーごめん。ウチはツンデレ無理やわ』

('A`)「ちげえよボケ!」

J( 'ー`)し『まあまだ時間はあるんやし。のんびり頑張ったらええやん』

J( 'ー`)し『人生、慌ててもろくなことにはならん』

J( 'ー`)し『ええかたかし。ゆっくりでもええ。歩み続けるということが大事なんや』

J( 'ー`)し『ウチは信じてるで。たかしはニートなんかで終わる男やない』

J( 'ー`)し『いつかは就職して。可愛い奥さんも貰って。幸せな人生を送るんや』

('A`)「…けっ」

J( 'ー`)し『…すまんな、こんなことに巻き込んで』

J( 'ー`)し『仕方なかったんや。組織の命令には…グハッ!』

('A`)「え!?」

?『クックック…ごきげんようたかし君』

('A`)「テメエ…誰だ!?」

?『その質問に今答える訳にはいかないな』

?『何故なら我らの目的は…グハッ!』

('A`)「え!?」

??『ヒッヒッヒ…元気かいたかし』

('A`)「今度は誰だよ」

??『そいつぁ言えねーなあ』

??『何故ならここから先は…グハッ!』

???『フォッフォッフォ…ボンジュールたk』

('A`)「口軽すぎんだろテメエら!」

???『フォッフォッフォ、カーチャンが気になるフォ?』

('A`)「いやあんまり」

???『カーチャンは今居間に監禁しているフォ』

('A`)「……」

???『渾身のギャグだフォ。笑えフォ』

('A`)「知らねえよ!テメエが滑ったのが悪いんだろが!」

J( 'ー`)し『た…かし…』

('A`)「ん?」

J( 'ー`)し『駄目よ…こいつらの言うことに耳を貸しちゃ駄目…』

???『このアマ!まだ意識があったのかフォ!』

????『愚か者!早く薬を持ってこい!』

?????『全く、使えない奴らね』

??????『やれやれ、俺らの身にもなって欲しいぜ』

('A`)「多いなお前ら」

J( 'ー`)し『たかし聞いて!その部屋から出る方法は…うっ!』

('A`)「BBA!」

J( 'ー`)し『あの…頃の……』

J( 'ー`)し『思い出の…』

J( 'ー`)し『仮面レイパーの…フィギュア…に……ふう』

J( 'ー`)し『いいわねこのAV』

('A`)「気持ち悪いもん放送すんじゃねええええええ!!!!!」

('A`)「仮面レイパーのフィギュアっつってもな…どこにしまったっけか…」

J( 'ー`)し『真実を教えてやろう小童』

('A`)「あ?」

J( 'ー`)し『先ほどの出来事は全て我の自演よ』

('A`)「うん知ってた」

J( 'ー`)し『……』

J('ー` )し『あ…ゴ○ゴさん?すみません予定変更で今すぐあのクソガキを』

('A`)「聞こえてんぞBBA」

J( 'ー`)し『てゆーかー結構時間経ってるんですけどー』

('A`)「テメエが無駄に時間を消費したせいでな」

J( 'ー`)し『マジありえなくなーい?さっさと脱出しろよってかーんじー』

('A`)「ウゼエ…」

J( 'ー`)し『あれ?おこ?おこなの?激おこたかすてぃっくなの?』

('A`)「テメエおこおこ言いたいだけだろ!」

J( 'ー`)し『もうめんどくせーから脱出していいよ』

('A`)「テメエもやっとこのくだらねえ遊びに飽きたか」

J( 'ー`)し『ゴ○ゴは帰らせたから。ほらはよはよ』

('A`)「おい、また嘘じゃねえだろうな?」

J( 'ー`)し『違えよはよしろ』

('A`)「ったく…ん?」

ズドンッ!!

('A`)「…っあ…」バタッ

J( 'ー`)し『…たかし?』

J( 'ー`)し『た、たかし!?』

('A`)「……」

J( 'ー`)し『どうしたの!?たかし!?』プツッ

ダダダダ…

J( 'ー`)し「クッ…早くダイアをどかさないと…」

J( 'ー`)し「重い…うう…」

J( 'ー`)し「ちくしょおおおお!誰だこんなところにダイアなんざ置いたのはあああ!!!!」

J( 'ー`)し「はあ…はあ…んっ!」ズズ…

J( 'ー`)し「やっと…どかせた……」

J( 'ー`)し「たかしっ!」ガチャッ

J( 'ー`)し「…あれ?」

J( 'ー`)し「いな…い…?」

J( 'ー`)し「た、たかし…どこに行ったの!?」

バタンッ!

J( 'ー`)し「な…!ドアが…!」ドンドン

J( 'ー`)し「開かない!?どうして…」

?『あ、あっあーマイクテスマイクテス』

J( 'ー`)し「!?」

?『どうだ気分は?』

J( 'ー`)し「な…んで…」

('A`)『形勢逆転だな…クソBBA』

J( 'ー`)し「たかし…?」

('A`)『さっきのは演技だ。テメエの得意技さ』

J( 'ー`)し「たかし!悪ふざけはやめなさい!」

('A`)『悪ふざけ…?俺は本気だぜ』

('A`)『アンタのお仲間、ゴ○ゴも既にこちらの味方だ』

J( 'ー`)し「たかし、もういいでしょう!」

('A`)『そうは行かねえな。今度はテメエの番だ』

('A`)『容赦はしねえ。夕暮れまでの残り1時間で脱出できなけりゃ…』

('A`)『つめてえ弾丸がテメエの夕飯になるぜ』

J( 'ー`)し「たかし…私は本当に…たかしに社会復帰してほしくて…」

('A`)『うっせえんだよクソBBA!』

('A`)『さあてと、俺はのんびり風呂にでも入ってくるぜ』

J( 'ー`)し「ちょ…」

('A`)『じゃあな』プツンッ

J( 'ー`)し「たかし…」

J( 'ー`)し「……」スッ

J( 'ー`)し「あ、ゴ○ゴさん?」

J( 'ー`)し「見事な演技でした。そのままたかしの動向を監視してください」

J( 'ー`)し「はい…はい…はいお願いします」プツンッ

J( 'ー`)し「フフフ…まだまだ甘いねえたかし…」

J( 'ー`)し「このゲーム…私の勝ちだよ」

J( 'ー`)し「クックック…」

J( 'ー`)し「ふははははっはは!!!!!!」



('A`)「…って、馬鹿みてーに高笑いしてんだろうなあ」

('A`)「テメエの行動は全てお見通しだぜ」

('A`)「悪いね○ルゴさん。こんなことに巻き込んじまってさ」


すみません一時的に用事が入りました

('A`)「BBA、テメエは気付くべきだったんだ」

('A`)「ダイアなんかに金を使って無一文のテメエに、何故ゴ○ゴさんが無条件で味方してくれたのか」

('A`)「全部俺の指示だ」

('A`)「ゴ○ゴさんが俺の先輩だと気付かないたぁ…甘いぜ」

('A`)「テメエの今回の計画はゴ○ゴさんから聞いていた」

('A`)「おかしいと思わねえのか」

('A`)「ゴ○ゴさんが、俺みたいな相手に狙撃を外すなんて」

J( 'ー`)し「…おかしい」

J( 'ー`)し「なんで私はあの時に疑問を抱かなかったのか」

J( 'ー`)し「ゴ○ゴさんが、たかし相手にあそこまで大幅に狙撃を外すわけがない」

J( 'ー`)し「指の一本でも弾き飛ばしてビビらせるつもりだったのに」

J( 'ー`)し「ゴ○ゴさんの狙撃は絶対にたかしに当たらないルートだった」

J( 'ー`)し「…ということは…」

('A`)「そろそろ気付くはずだな」

('A`)「だが無駄だ。もうテメエは積んでるぜ」

('A`)「俺はテメエを始末した後…」

('A`)「ダイアを売り、海外へ飛ぶ」

('A`)「お別れだ…BBA」


夕暮れまで、残り41分

J( 'ー`)し「勝ったと思うか、クソガキ」

J( 'ー`)し「馬鹿な野郎だ。私が計画の全てを他人に話すとでも?」

J( 'ー`)し「万が一のために…」

J( 'ー`)し「金は残してあるさ」

ピッ

J( 'ー`)し「…もしもし、ゴルゴさん?」


夕暮れまで、残り30分

('A`)「ふう…良い湯だった」

('A`)「この風呂に入るのも今日で最後だな」

('A`)「へっ…」

('A`)「さーて、今頃どうなってるか…」ピッ

('A`)「おーいBBAー」


夕暮れまで、残り11分

J( 'ー`)し『たかし…』

('A`)「おう、割りと落ち着いてんじゃねえか。気付いたか?」

J( 'ー`)し『全部ね』

('A`)「ふっ…」

J( 'ー`)し『…私を助ける気は?』

('A`)「ねえな」

J( 'ー`)し『…そうかい』


夕暮れまで、残り7分

J( 'ー`)し『なんでこうなったんだろうねえ…』

('A`)「なるべくしてなったのさ」

J( 'ー`)し『…そうかもしれないね』

('A`)「お喋りは終わりだ。もう夕暮れだぜ」

J( 'ー`)し『終わりか…』

('A`)「ああ」

J( 'ー`)し『たかし』

J( 'ー`)し『もうこのゲームは終わりだよ』


ズドンッ!!!!!!

数分前

J( 'ー`)し「ゴ○ゴさん?」

ゴ○ゴ「…寝返れと言うのか」

J( 'ー`)し「いえ、違います」

ゴ○ゴ「なら一体…」

J( 'ー`)し「この電話をかけるまではそう思っていましたが…」

J( 'ー`)し「駄目でした」

J( 'ー`)し「所詮私も、息子を愛する母親でしかなかったみたいです」

J( 'ー`)し「時間がきたら…」

J( 'ー`)し「…私を撃ってください」

('A`)「へっ…」

('A`)「これで終わったな」

ゴ○ゴ「たかし」スッ

('A`)「あ、ゴ○ゴさんお疲れ様です」

ゴ○ゴ「お前に、全てを話そう」

('A`)「え?」

ゴ○ゴ「…そういうわけだ」

('A`)「……」

('A`)「BBAが…そんなことを…」

ゴ○ゴ「任務は終わった。彼女の気持ちをどう受け止めるかは、お前次第だ」

('A`)「……う…」

ゴ○ゴ「…じっくり考えろ。彼女と話し合ってな」

('A`)「え!?」

ゴ○ゴ「俺は任務を遂行したぞ。言われた通りの任務をな」

J( 'ー`)し「…う…ぐ……」

('A`)「B、BBA!」

J( 'ー`)し「ゴ○ゴ…さん…あなたは……」

ゴ○ゴ「…じゃあな」

('A`)「B…」

('A`)「…カーチャン」

J( 'ー`)し「…たかし……」

('A`)「カーチャン…俺…その……」

J( 'ー`)し「…なに泣いてんだいたかし」

('A`)「うぐ…ひぐっ…!俺…!」

J( 'ー`)し「ほらほら早く家に入りなさい。風邪ひくわよ」

('A`)「カー…チャン…!」

J( 'ー`)し「…今日は、たかしの好きなハンバーグだからね」

J( 'ー`)し「たくさん食べて、また頑張ろう?」

('A`)「うん…!うん…!」

J( 'ー`)し「…ゆっくりでもいい。歩み続けるということが、一番大事なんだから」


Fin

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