('A`)「さて、トイレにでも…ん?」
('A`)「あれ?」
('A`)「ドア開かねえぞ…なんでだ」
('A`)「まさか壊れたのか?」
('A`)「おーいBBAー!」ドンドン
J( 'ー`)し「どうしたんだいたかし」
('A`)「ドアがぶっ壊れたみてーなんだけど。そっち側からどうにかして開けてくれ」
J( 'ー`)し「断る」
('A`)「えっ」
J( 'ー`)し「断ると言ったのだ小童」
('A`)「誰だよテメエ」
J( 'ー`)し「小童、貴様の愚行は目に余るものがある…」
J( 'ー`)し「そこで我より試練を授けよう」
('A`)「だから誰だよテメエは!意味不明な小芝居してねえで開けろ!」
J( 'ー`)し「夕暮れまでにその部屋から脱出してみせよ。それが試練だ」
J( 'ー`)し「見事脱出した暁には、ハロワへ行く義務をくれてやろうぞ」
('A`)「義務かよ!」
J( 'ー`)し「我は居間で待っておる…さらばだ!健闘を祈る!」
('A`)「おいコラふざけんな!」
J( 'ー`)し「おっと、言い忘れていたが」
J( 'ー`)し「脱出できなかった場合はハロワへ行く義務が与えられる」
('A`)「脱出できなかったらハロワ行けねえだろが」
J( 'ー`)し「ではこれにて失礼」
('A`)「おい!」
J( 'ー`)し「これも貴様の未来を憂いてのこと…感謝するのだ小童」
J( 'ー`)し「…これで満足かい?」
?「クックック…上出来だ」
J( 'ー`)し「いつまでこんなことを…」
?「余計なことは考えるな。全てはあの方のため」
J( 'ー`)し「…そして、世界の『修復』のため」
?「その通りだ。引き続き任務を遂行しろ」
J( 'ー`)し「……」ギリッ
J('ー`)し「一人芝居おもすれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
J( 'ー`)し「…あっ!」
J( 'ー`)し「たかしっ!!!!」バッ!
キキーーーーーーッッ!!
ドガッ!!!!
fin
('A`)「クッソーなんだってんだ…」
J( 'ー`)し『あんあん、あぁ~んマイクテスゥ~ン(はあと』
('A`)「キモッ!!つーかどっから放送してんだ!!」
J( 'ー`)し『んぅ~ん。さぁて~ん、頑張ってたかすぃ~ん(はあと』
('A`)「コロコロキャラ変えてんじゃねえよ!」
J( 'ー`)し『言い忘れてたけど~ん。窓ガラスを割ろうしても~ん(はあと』
J( 'ー`)し『核爆発も耐えぬく硬度だから無理よ~ん。あぁ~ん(はあと』
('A`)「なっ…!?」
J( 'ー`)し『それと普通に開けようとしてもゴ○ゴに狙撃されるから注意してね~ん(はあと』
('A`)「じゃあ窓強化しても意味ねえじゃねえか!馬鹿かテメエは!」
J( 'ー`)し『でもでも~ん。私のガラスのハートは脆いのよ~ん(はあと』
('A`)「知るか!さっさと放送切れ気持ち悪い!」
('A`)「ホントに窓割れねえのか…?」
('A`)「ちょっと試してみるか…よし椅子で」
('A`)「オラァ!!!」ドゴッ!
('A`)「ひ、ひび一つ入らねえ…」
J( 'ー`)し『どうでいたかしの旦那!割れねえだろう!』
('A`)「また変わっとる」
J( 'ー`)し『てやんでい!こちとら江戸っ子でい!』
('A`)「テメエは秋田出身だろが。失せろ」
J( 'ー`)し『てやんでい!?てやんでんでんで、ててててんでぇい!!!!』
('A`)「だぁああああうるせえええ!!!!!!!!!」
ツンデレでお願い
>>35
もう少しあとで出てきます
J( 'ー`)し『ん…?なに?トイレ行きたい?いやちょっと待ってゴ○ゴさん』
('A`)「なんだ…?」
J( 'ー`)し『いやいやいや!持ち場離れられると困るんですよ!』
J( 'ー`)し『あ、ちょっと!…ああもう!』プツッ
('A`)「な、なんだか知らねえが、今なら出られるんじゃ?」
('A`)「そーっとそーっと…」スー
キィンッ!!!
('A`)「うおっ!?」
J( 'ー`)し『てやんでい!さっきのは芝居でい!』
('A`)「殺す気かテメエ!」
('A`)「窓が駄目となると…」
('A`)「まあドアをぶっ壊すしかないよな…てかなんで開かねえんだ?」
J( 'ー`)し『それはウチの愛の力どすぇ』
('A`)「黙っててお願い」
J( 'ー`)し『本当はドアの前に極大のダイアモンドを積んどるんどすぇ』
('A`)「は!?ダイア!?」
J( 'ー`)し『死んだトーチャンの財産を使ったんどすぇ』
('A`)「クズだなお前」
('A`)「つーかドアも窓も駄目なら打つ手なしじゃねえか!」
J( 'ー`)し『ほっほっほ、肩を落とすでない若者よ』
('A`)「あんだよ」
J( 'ー`)し『少し昔話をしてやろう』
J( 'ー`)し『かつてそなたと同じ状況に陥った男がおった』
J( 'ー`)し『その男も最初は絶望に涙を流したが、一つの光明を見出したのじゃ』
J( 'ー`)し『そうだ!俺の全財産を譲ればここから出してくれるはず!…とな』
('A`)「トーチャンじゃねえか!死んだ原因テメエかよ!」
J( 'ー`)し『男は言った、金を払うから出してくれと』
J( 'ー`)し『その願いは聞き届けられた』
J( 'ー`)し『しかし男はその後、不治の病にかかり死んでしもうた』
J( 'ー`)し『…どうじゃ?』
('A`)「余計テンション下がったわクソBBA」
J( 'ー`)し『ほっほっほ、では引き続き楽しむがよい若者よ』
('A`)「楽しめるわけねえだろ!」
('A`)「今何時だ…あれ?時計は?」
J( 'ー`)し『今は12時47分よ!べっ別にアンタのために教えたわけじゃないんだからね!』
('A`)「やってて恥ずかしくならねえのかBBA」
J( 'ー`)し『う、うるさいうるさいうるさい!もうアンタなんか知らないんだから!』
('A`)「分かったから失せて」
J( 'ー`)し『で、でも…まあ…』
('A`)「あ?」
J( 'ー`)し『ア、アンタが頼りないから…一緒にいてあげるわよ…』
J( 'ー`)し『たかしのばーか…///』
('A`)「…」キュンッ(はあと
J( 'ー`)し『ってなるやろ?せやろ?』
('A`)「なるわけねえだろ氏ね」
J( 'ー`)し『素直になってええんやで?』
('A`)「じゃあ素直になるね。黙ってろクソBBA」
J( 'ー`)し『あーごめん。ウチはツンデレ無理やわ』
('A`)「ちげえよボケ!」
J( 'ー`)し『まあまだ時間はあるんやし。のんびり頑張ったらええやん』
J( 'ー`)し『人生、慌ててもろくなことにはならん』
J( 'ー`)し『ええかたかし。ゆっくりでもええ。歩み続けるということが大事なんや』
J( 'ー`)し『ウチは信じてるで。たかしはニートなんかで終わる男やない』
J( 'ー`)し『いつかは就職して。可愛い奥さんも貰って。幸せな人生を送るんや』
('A`)「…けっ」
J( 'ー`)し『…すまんな、こんなことに巻き込んで』
J( 'ー`)し『仕方なかったんや。組織の命令には…グハッ!』
('A`)「え!?」
?『クックック…ごきげんようたかし君』
('A`)「テメエ…誰だ!?」
?『その質問に今答える訳にはいかないな』
?『何故なら我らの目的は…グハッ!』
('A`)「え!?」
??『ヒッヒッヒ…元気かいたかし』
('A`)「今度は誰だよ」
??『そいつぁ言えねーなあ』
??『何故ならここから先は…グハッ!』
???『フォッフォッフォ…ボンジュールたk』
('A`)「口軽すぎんだろテメエら!」
???『フォッフォッフォ、カーチャンが気になるフォ?』
('A`)「いやあんまり」
???『カーチャンは今居間に監禁しているフォ』
('A`)「……」
???『渾身のギャグだフォ。笑えフォ』
('A`)「知らねえよ!テメエが滑ったのが悪いんだろが!」
J( 'ー`)し『た…かし…』
('A`)「ん?」
J( 'ー`)し『駄目よ…こいつらの言うことに耳を貸しちゃ駄目…』
???『このアマ!まだ意識があったのかフォ!』
????『愚か者!早く薬を持ってこい!』
?????『全く、使えない奴らね』
??????『やれやれ、俺らの身にもなって欲しいぜ』
('A`)「多いなお前ら」
J( 'ー`)し『たかし聞いて!その部屋から出る方法は…うっ!』
('A`)「BBA!」
J( 'ー`)し『あの…頃の……』
J( 'ー`)し『思い出の…』
J( 'ー`)し『仮面レイパーの…フィギュア…に……ふう』
J( 'ー`)し『いいわねこのAV』
('A`)「気持ち悪いもん放送すんじゃねええええええ!!!!!」
('A`)「仮面レイパーのフィギュアっつってもな…どこにしまったっけか…」
J( 'ー`)し『真実を教えてやろう小童』
('A`)「あ?」
J( 'ー`)し『先ほどの出来事は全て我の自演よ』
('A`)「うん知ってた」
J( 'ー`)し『……』
J('ー` )し『あ…ゴ○ゴさん?すみません予定変更で今すぐあのクソガキを』
('A`)「聞こえてんぞBBA」
J( 'ー`)し『てゆーかー結構時間経ってるんですけどー』
('A`)「テメエが無駄に時間を消費したせいでな」
J( 'ー`)し『マジありえなくなーい?さっさと脱出しろよってかーんじー』
('A`)「ウゼエ…」
J( 'ー`)し『あれ?おこ?おこなの?激おこたかすてぃっくなの?』
('A`)「テメエおこおこ言いたいだけだろ!」
J( 'ー`)し『もうめんどくせーから脱出していいよ』
('A`)「テメエもやっとこのくだらねえ遊びに飽きたか」
J( 'ー`)し『ゴ○ゴは帰らせたから。ほらはよはよ』
('A`)「おい、また嘘じゃねえだろうな?」
J( 'ー`)し『違えよはよしろ』
('A`)「ったく…ん?」
ズドンッ!!
('A`)「…っあ…」バタッ
J( 'ー`)し『…たかし?』
J( 'ー`)し『た、たかし!?』
('A`)「……」
J( 'ー`)し『どうしたの!?たかし!?』プツッ
ダダダダ…
J( 'ー`)し「クッ…早くダイアをどかさないと…」
J( 'ー`)し「重い…うう…」
J( 'ー`)し「ちくしょおおおお!誰だこんなところにダイアなんざ置いたのはあああ!!!!」
J( 'ー`)し「はあ…はあ…んっ!」ズズ…
J( 'ー`)し「やっと…どかせた……」
J( 'ー`)し「たかしっ!」ガチャッ
J( 'ー`)し「…あれ?」
J( 'ー`)し「いな…い…?」
J( 'ー`)し「た、たかし…どこに行ったの!?」
バタンッ!
J( 'ー`)し「な…!ドアが…!」ドンドン
J( 'ー`)し「開かない!?どうして…」
?『あ、あっあーマイクテスマイクテス』
J( 'ー`)し「!?」
?『どうだ気分は?』
J( 'ー`)し「な…んで…」
('A`)『形勢逆転だな…クソBBA』
J( 'ー`)し「たかし…?」
('A`)『さっきのは演技だ。テメエの得意技さ』
J( 'ー`)し「たかし!悪ふざけはやめなさい!」
('A`)『悪ふざけ…?俺は本気だぜ』
('A`)『アンタのお仲間、ゴ○ゴも既にこちらの味方だ』
J( 'ー`)し「たかし、もういいでしょう!」
('A`)『そうは行かねえな。今度はテメエの番だ』
('A`)『容赦はしねえ。夕暮れまでの残り1時間で脱出できなけりゃ…』
('A`)『つめてえ弾丸がテメエの夕飯になるぜ』
J( 'ー`)し「たかし…私は本当に…たかしに社会復帰してほしくて…」
('A`)『うっせえんだよクソBBA!』
('A`)『さあてと、俺はのんびり風呂にでも入ってくるぜ』
J( 'ー`)し「ちょ…」
('A`)『じゃあな』プツンッ
J( 'ー`)し「たかし…」
J( 'ー`)し「……」スッ
J( 'ー`)し「あ、ゴ○ゴさん?」
J( 'ー`)し「見事な演技でした。そのままたかしの動向を監視してください」
J( 'ー`)し「はい…はい…はいお願いします」プツンッ
J( 'ー`)し「フフフ…まだまだ甘いねえたかし…」
J( 'ー`)し「このゲーム…私の勝ちだよ」
J( 'ー`)し「クックック…」
J( 'ー`)し「ふははははっはは!!!!!!」
('A`)「…って、馬鹿みてーに高笑いしてんだろうなあ」
('A`)「テメエの行動は全てお見通しだぜ」
('A`)「悪いね○ルゴさん。こんなことに巻き込んじまってさ」
すみません一時的に用事が入りました
('A`)「BBA、テメエは気付くべきだったんだ」
('A`)「ダイアなんかに金を使って無一文のテメエに、何故ゴ○ゴさんが無条件で味方してくれたのか」
('A`)「全部俺の指示だ」
('A`)「ゴ○ゴさんが俺の先輩だと気付かないたぁ…甘いぜ」
('A`)「テメエの今回の計画はゴ○ゴさんから聞いていた」
('A`)「おかしいと思わねえのか」
('A`)「ゴ○ゴさんが、俺みたいな相手に狙撃を外すなんて」
J( 'ー`)し「…おかしい」
J( 'ー`)し「なんで私はあの時に疑問を抱かなかったのか」
J( 'ー`)し「ゴ○ゴさんが、たかし相手にあそこまで大幅に狙撃を外すわけがない」
J( 'ー`)し「指の一本でも弾き飛ばしてビビらせるつもりだったのに」
J( 'ー`)し「ゴ○ゴさんの狙撃は絶対にたかしに当たらないルートだった」
J( 'ー`)し「…ということは…」
('A`)「そろそろ気付くはずだな」
('A`)「だが無駄だ。もうテメエは積んでるぜ」
('A`)「俺はテメエを始末した後…」
('A`)「ダイアを売り、海外へ飛ぶ」
('A`)「お別れだ…BBA」
夕暮れまで、残り41分
J( 'ー`)し「勝ったと思うか、クソガキ」
J( 'ー`)し「馬鹿な野郎だ。私が計画の全てを他人に話すとでも?」
J( 'ー`)し「万が一のために…」
J( 'ー`)し「金は残してあるさ」
ピッ
J( 'ー`)し「…もしもし、ゴルゴさん?」
夕暮れまで、残り30分
('A`)「ふう…良い湯だった」
('A`)「この風呂に入るのも今日で最後だな」
('A`)「へっ…」
('A`)「さーて、今頃どうなってるか…」ピッ
('A`)「おーいBBAー」
夕暮れまで、残り11分
J( 'ー`)し『たかし…』
('A`)「おう、割りと落ち着いてんじゃねえか。気付いたか?」
J( 'ー`)し『全部ね』
('A`)「ふっ…」
J( 'ー`)し『…私を助ける気は?』
('A`)「ねえな」
J( 'ー`)し『…そうかい』
夕暮れまで、残り7分
J( 'ー`)し『なんでこうなったんだろうねえ…』
('A`)「なるべくしてなったのさ」
J( 'ー`)し『…そうかもしれないね』
('A`)「お喋りは終わりだ。もう夕暮れだぜ」
J( 'ー`)し『終わりか…』
('A`)「ああ」
J( 'ー`)し『たかし』
J( 'ー`)し『もうこのゲームは終わりだよ』
ズドンッ!!!!!!
数分前
J( 'ー`)し「ゴ○ゴさん?」
ゴ○ゴ「…寝返れと言うのか」
J( 'ー`)し「いえ、違います」
ゴ○ゴ「なら一体…」
J( 'ー`)し「この電話をかけるまではそう思っていましたが…」
J( 'ー`)し「駄目でした」
J( 'ー`)し「所詮私も、息子を愛する母親でしかなかったみたいです」
J( 'ー`)し「時間がきたら…」
J( 'ー`)し「…私を撃ってください」
('A`)「へっ…」
('A`)「これで終わったな」
ゴ○ゴ「たかし」スッ
('A`)「あ、ゴ○ゴさんお疲れ様です」
ゴ○ゴ「お前に、全てを話そう」
('A`)「え?」
ゴ○ゴ「…そういうわけだ」
('A`)「……」
('A`)「BBAが…そんなことを…」
ゴ○ゴ「任務は終わった。彼女の気持ちをどう受け止めるかは、お前次第だ」
('A`)「……う…」
ゴ○ゴ「…じっくり考えろ。彼女と話し合ってな」
('A`)「え!?」
ゴ○ゴ「俺は任務を遂行したぞ。言われた通りの任務をな」
J( 'ー`)し「…う…ぐ……」
('A`)「B、BBA!」
J( 'ー`)し「ゴ○ゴ…さん…あなたは……」
ゴ○ゴ「…じゃあな」
('A`)「B…」
('A`)「…カーチャン」
J( 'ー`)し「…たかし……」
('A`)「カーチャン…俺…その……」
J( 'ー`)し「…なに泣いてんだいたかし」
('A`)「うぐ…ひぐっ…!俺…!」
J( 'ー`)し「ほらほら早く家に入りなさい。風邪ひくわよ」
('A`)「カー…チャン…!」
J( 'ー`)し「…今日は、たかしの好きなハンバーグだからね」
J( 'ー`)し「たくさん食べて、また頑張ろう?」
('A`)「うん…!うん…!」
J( 'ー`)し「…ゆっくりでもいい。歩み続けるということが、一番大事なんだから」
Fin
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません