男「それは、本当なのか?」
巫女「うむ。神に誓ってもよいぞ!!」
男「と言うより、お前は誰なんだ?」
巫女「わしか?私は巫女であるぞ!!」
男「それで、その巫女さんが俺に何の用だ?そして、このピンクで包まれたファンシーな空間は何だ?」
巫女「ぬう。質問が多すぎるぞ、主。まずは順を追って説明する。よく聞いておれ」
巫女「まず、主へは、言った通り、女子を性的絶頂状態に至らせる能力を授けに来た」
巫女「主は、今日方の家までの道中で今の生活が退屈だと言っておった」
巫女「そこで、わしからのささやかなプレゼントだ」
男「なるほど…。理屈は分かったが…何でそんな能力を?」
巫女「わしは、人が、特に女子が絶頂を迎える姿。それが大好きなのじゃ!!」
男「うわあ…」
巫女「ぬう!!そのような顔をするではないぞ!!」
巫女「まあ、よい。そして、ここじゃが、ここは主の夢の中じゃ」
男「ゆめ…?」
巫女「うむ。そうじゃ!!」
男「…………」
男「そうか……」
男「夢オチ…か」
巫女「そ、それは断じて違うぞ!!わしは確かに主に能力を授けた!!」
男「んまあ、朝起きて適当な人に使って、本当だったら信じるよ」
巫女「ウソではないのじゃあーー!!」
………………
……………………
男「…………目覚めは何時もの如く最悪……」
男(睡眠不足ってのはいけないな…)
男「そいや、あの能力本当なのか?」
ガラガラ!!
兄「おーい!!いつまで寝とるんじゃ。学校遅刻するぞ!!」
男「………………」
男「兄貴に…オーガズムを…」
兄「んほう!!」
男「………………」
男「本当だった!!」
登校中
男(やべえ。これはもしかして、中々楽しいんじゃねえのか?)
男(あんな人やこんな人のイキ顔を)
男「……おお」
後輩女「なにが『おお』なんですか?」
男「ぬおおお!?」
後輩女「今度は『ぬおお』ですか。忙しいですね、先輩」
男「何だ…後輩女か」
後輩女「はい、そうです。おはようございます、先輩」
男「ああ、おはよう」
男(こいつは後輩女。同じ部活の後輩だ)
男(普段から澄ました態度で、表情を変えたところを見たことが無い)
男「あ、そうだ」
後輩女「?…どうかしました?」
男(こいつに…被験者1号になってもらおう!!)**
後輩女「…!!」ビクビク!!
後輩女「!?!?」
男「ん?どうした?」
後輩女「い、いえ…その…」
男(おー、驚いてる驚いてる。こんな顔初めて見たな)****
後輩女「…!!ん!!」ビクビク!
後輩女「ハア…ハア…」
男「どうした?顔真っ赤にして?調子でも悪いのか?」
後輩女「いえ…そんなことは…」
後輩女「あの…すみません…先輩…ちょっと先に行きます…」
男「うん。気を付けてな」
後輩女「は、はい…」タッタッタ
男「…………」********
後輩女「ふにゃああ…!!」ビク!ビク!
HR後教室
男(後輩女が表情を変えたところを初めて見たな)
男「ふにゃああ。ねえ…」
男(また部活の時またやってみるか)
女「やあ、男!!おはよう!!」バシイ!!
男「いたっ!!」
女「まったく、君はいつも朝は怠そうな顔をしている。朝を元気に過ごすことによって、一日元気に過ごせるか決まるんだぞ」
男「だからお前はそんなに元気なのか?」
女「勿論だ。私はいつでもフルパワーで動いてるぞ!」
授業中
男(あいつ…今日も朝から五月蝿かったな…)
男(こっちは朝弱いんだから少しは考えろよ…)
女「……………」カリカリ
男「……ちょっと、悪戯してみるか」**
女「!?」ビク!!
女(な、何だ…今の電気が走るような感覚は…)
男「おお、中々いい反応をしたな。じゃあ、もう一度」****
女「っ、っつ!?」ビクヒク!!
男「えーと…thatの意味と…」******
女「ひっ…っあん…っく…」ビク!ビク!
ザワザワ…ザワザワ。
教師「どうしたんだ、女?変な声出して?」
女「い、いえ…お腹の調子が悪くて…。すみません、お手洗いに行っても…」
教師「うん。行って来いよ」
女「すみません…」
男(フフフ…)
女子トイレ
女「…………」
女(パンツが…ぐしょぐしょになってる…)
女(これって…わた…私…)
女(しかも…男のことを考えていたら…)
女「……私…変態だ…」
女(……男…)
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