男「もう誰も信じられない」(391)

友「お前せっかくの休みに何で俺と遊んでんだ?彼女と居てやれよ」

男「いや、何か女さん用事あるって」

友「まぁいいや。ゲーセン行くか」

男「おう」

ー夜ー
男「あ、観たいドラマあったんだ。俺ぼちぼち帰るわ」

友「うい、俺もう何回かやったら帰るわ」

男「じゃな」


男「やべっ、時間ギリギリ。近道するか。」

男「ラブホ街だから嫌だけど……あれ?」

男「女…さん?知らない男とホテルに……」

男「……え?」

ー男部屋ー
男「……」

男(ドラマの内容とか一切頭に入ってこなかった)

男(…俺の見間違いかもしれない。そっくりさんだったってオチだよな)

男(よし)カチャッピッピップルルル

男「あ、もしもし女さん?」

女『男くんどうしたの?』

男「いや、何してるかなと思って」

女『別に何も…』

チョットバカッイマハダメダッテアッ

男「女さん?」

女『な、なに?』

男「誰かいる?」

女『私一人だよ…んっ!』

男「お、女さん?」

女『ごめん、ちょっと忙しいから切るね』

ブッ

男「………」

>>1「もう誰も信じられない」
俺「俺の言うことを信じるな」
>>1「」

ー翌日学校ー
友「ようどうした死にそうな顔して」

男「……おはよう」

友「ガチでヤバそうだな。昨日なんかあったか?」

男「実は……」


友「マジか……でも確か女さんから告られたんだよな?お前」

友「幼馴染の幼ちゃんに振られて死にそうだったお前が超浮かれてたし」

男「その事は思い出させないでくれ」

友「わり、すげー悲惨な振られ方だったもんな……」

友「考えすぎだろ?」

男「そうだよな……」

友(本当の事言ったらやべーよなー。女さん援交してるっぽいなんて)

友(俺も確証があるわけじゃねーしなー)

女「やっほー、男くんおはよー」

男「?!」ドクンッ

友「お、おぅ。女さんおはよう」

女「昨日は急に電話切っちゃってごめんねー」

男「だ、大丈夫、気にしてない」

女「それでさ、昨日の埋め合わせに今日どっかいかない?」

男「え?今日?」

女「そ、私欲しい物あるんだー。ね、買って?」

男「ご、ごめん。ちょっとお金無くて……」

女「えーなにそれ」

友「女さんあんまおねだりするとこいつ干からびちゃうぜ」

女「彼氏が彼女にプレゼントするなんて当たり前じゃーん」

男「ご、ごめん……」

女「ふーん、そっか。じゃねー」

友「いっちゃったよ。何かすげーな」

男「女さん、可愛くて優しいんだけど色々欲しいもあるらしくて財布がつらい」

友「お前もほいほい買ってやってるもんな」

男「そんなつもりはないんだけどさ」

友「ま、そこそこにな」

ー放課後ー
男「あ、女さん」

女「あ、男くん。どしたの?」

男「いや、どっか行くって言ってたから待ってたんだ」

女「あー、もういいや。って言うか男くん飽きちゃった」

男「は?」

女「マンネリだし、別れよ」

男「え、ちょ」

女「じゃーねー」


男「……え?」

ー翌日学校ー
友「マジか……」

男「……死にたい」

友「げ、元気だせ?」

男「……」

友(ダメージでか過ぎるみたいだな。本当の事教えてやって元気付けてやるか)

友「…言おうか迷ったんだけどさ、実は」

後輩「あ、あの男先輩」

男「……?」

友「あれ後輩ちゃん。どしたの」

後輩「きょ、今日の放課後……体育館の裏に来て……くださいっ!」ダダダ

男「は?え、なに今の」

友「……そりゃあ、あれだろ」

友(告白フラグだろ。これはほっといていいかな)

ー放課後ー
友『がんばってこいよー』

男(なんて送り出されたけど……)

男「……いねーじゃん」

男「何なんだもう。死にたい。帰ろう…」

ピロリン

男「?」

男「はぁ」


ー男家ー
男「ただいー」

男(靴が一杯。妹の友達でも来てんのか?)

どれだけ振られようと後からいくらでも女がホイホイ来てくれるんじゃねえか
モテリア充死ね

ナカヨクシテヤッテルダケダヨー

サイキンナンカキモチワルイシー

男(盛り上がってんな、静かに上がるか)

エーデモオニイサンノコトソンナイウナンテヒドクナーイ?

男「?!」

イイヨベツニー

カエッテコナケレバイイノニナー

アハハハハ

男「……」ギイガチャン

妹「?」

妹友「どしたの妹ちゃん」

妹「ん?んーん、気のせい」

ー公園ブランコー
男「…そっか」ギィギィ

男「そんな風におもわれてたのか」ギィギィ

男「……」

男「帰りたくねぇな」ギコギコ

男「……」

男「俺がなにしたんだろうな」ボロボロ

男「ぐっうぅっ」ボロボロボロ

ー翌日学校廊下ー
男(結局一睡もできなかった)

男「はぁ」

ザワザワ

男「よう友」

友「お、男……」

男「どうした?」

友「あ、いや」

プックスクスアイツダゼ

男「?何だよいったい」

友「ま、まぁいいじゃねえか。あっち行こうぜあっち」

男「いや、教室向こうじゃん」

友「ばかくんなっ」

男「何言って……え?」

『放課後の振られ男。女の子に呼び出されてのこのこ間抜け面で現れるの図』

男「なん……だよこれ」

クスクスクスププックスクス

友「……」

男「」ギリッ

友「あ、おい男っ!」

ダダダダダ

ガラッ

男「後輩!!」

後輩「っ!」ビクッ

男「おい!あれどう言うことだ!」

後輩友1「先輩やめて下さいよなにマジになってるですかー」

クスクスクス

後輩友2「可愛い後輩のちょっとしたジョークじゃないですかー」

クスクスクスクスクスクス

男「ぐっ、やっていいことと悪い事がっ!」

後輩友3「後輩ちゃんも怯えちゃってるじゃないですかー」

後輩友4「ごめんね後輩ちゃん、罰ゲームでもこんな嫌なことさせちゃって」

後輩「…」ブンブン

男「ぐっ……くっそ!」

後輩「あ、先……輩…」

ニゲタヨチョウウケルー

ゲラゲラゲラ

友「はぁはぁ、やっと追いつい…おいどこ行くんだよ!」

ダダダダッ


ー屋上ー
男「何でだよ…」

男「何でこんな事になってんだよ…」

男「……ちくしょう」

ー教室ー
友「はぁ、まいった」

幼「なに、なにかあったの?男は?今日朝からみないけど」

友「お前ね、元はと言えばお前があんな振り方するから」

幼「な、なによ。本当になにかあったの?」

友「はぁ、実はなー」

幼「何それ、ひっど」

友「お前が言うな」

幼「何よ、あれは勘違いした方が悪いわ」

友「バッサリかよ。相変わらずひでぇ」

幼「しょうがないじゃない私はあいつの事そう言う風に見れないんだから」

幼「それにあいつあの後から露骨に私の事避けてくれちゃって」

友「そりゃしょうがないだろ。しばらくは気まずいって」

友「お前だってあれから男の事がん無視じゃん」

幼「だってムカつくんだもん…それより今は男の事だって」

幼「でもそっか、女さんに振られたか。でも確か女さんってさ」

友「あぁ、俺がちゃんと教えてやれ解けばなぁ」



男(……教室戻ろう)

男(午前の授業全部サボっちまった)

男「はぁ」

男「ん?」

幼『女さんが援交してるって話』

友『本当はだいぶん前から知ってたんだけどなー』

幼『男のやつかなり貢いでたみたいだね』

友『しかも昨日後輩ちゃんがうちのクラス来た後教えちゃったんだよ、俺』

友『あいつ今振られたばっかだからー』

ガラッ

友・幼『!?』

友「よ、よう男。心配したぜ」

幼「な、なによ。授業サボるなんてあんた不良?」

男「………全部知ってたんだな」ボソッ

友「お、男?」

男「てめえ全部知ってやがったんだな!!」ガァン!!

幼「!」ビクゥッ

友「お、落ち着け男ー」

男「影で笑ってやがったんだな!!」

友「違う誤解ー」

バキッ

幼「ちょっと!」

男「さわんな!!裏切り者!!!」

ザワザワ

男「幼馴染も女も後輩も妹も友も!!」

男「全員俺の事バカにして笑ってやがったんだな!!」

幼「ちょ、ちょっと」

友「話を聞けって!」

男「うるせえ!」

ガタッダダダダダ

幼「男!?」

友「おい待てって!男!!」

ー放課後ー
友「まずったな」

幼「あんなキレた男初めてみた」

友「どうしようか……」

幼「男あれから帰ってこないし携帯も繋がらないし」

友「あいつの家行ってみるか」

後輩「あ、あのっ」

友「後輩ちゃん!?」

幼「あんたが後輩?男にあんな事しといてよくもっ!」

後輩「ご、ごめんなさいごめんなさいっ!」

後輩「こめんなさい……うっく」ヒックヒック

友「幼ちょっと待った」

幼「なによ友、泣いたからって」

友「だからちょい待ってって。なんか事情があるっぽい」

後輩「ごめんなさい……ごめんなさいっ」

友「後輩ちゃん落ち着いて。ゆっくりはなしてみて」


幼「はぁ!?罰ゲーム?!」ギロッ

後輩「ひっ」

友「はい落ち着く。後輩ちゃん大丈夫たから続けて」

後輩「は、はい」

後輩「私、男先輩の事本当はす、好きだったん…です」

後輩「で、でも告白する勇気がな、なくて」

後輩「それを後輩友ちゃんたちに知られちゃって……」

友「それで罰ゲーム…」

後輩「は、はい。さ、最初はチャンスだと思ってちゃんと告白しようと思ったんです」

後輩「で、でも昨日友先輩が男先輩がフラレたって話を後輩友ちゃん達が聞いて」

後輩「その……皆悪ノリしちゃったみたいで…」

幼「…」イライラ

後輩「わ、私断れなくて……っ」グスグス

友「…マジか俺のせいっぽいうわぁ」

これ幼が人の事偉そうにどうこう言えた立場じゃないよね

幼「あんたねえ」

友「幼ストップ。後輩ちゃんだけじゃ無くて俺もやらかしてるから」

友「後輩ちゃんに勢いつける為に行ったんだけどタイミング悪かったなぁ」

後輩「ごめんなさい……」

幼「ま、いいわ。それより気になるんだけどさ」

幼「あいつ『妹ちゃんも』って言ってたわよね」

幼馴染

ミスった\(^o^)/

幼「家でもなんかあったんじゃない?」

友「俺もそれ思った。やっぱあいつの家行ってみるか」

友「妹ちゃんもくる?男戻ってるかもしれないし。一緒に謝ろう」

後輩「…はい」


ー男家ー
ピンポーン

妹『はーい』

ガチャ

友「やっ、妹ちゃんこんにちは」

幼「やっほ妹ちゃん」

妹「あ、友さん幼さんこんにちわ」

後輩ちゃんもくる?の間違いかな

友「男、帰ってる?」

妹「え?まだですけど」

友「そっか……」

妹「何かあったんですか?」

幼「妹ちゃん、実はね……」



妹「そんな……」

友「それて男のやつキレちゃってさ」

妹「ど、どうしようあれ聞かれちゃったんだ……どうしようどうしよう」

幼「妹ちゃん落ち着いて。何があったの?」

>>58
そのたうり。ミスが目立ってまいりました。



友「なんだってそんな事……」

妹「お兄ちゃんと仲がいいなんて変だと思われるかと思って……」

妹「と、友達に嫌われたくなくてつい!……言っちゃったんです」

友「そこにきて俺と幼の会話の一部を聞いて……トドメさしちまったな」

後輩「先輩……」グスグス

幼「あいつも運が無いと言うかなんと言うか、困ったわね」

妹「幼さんがそれを言うんですか」ムッ

幼「なによ」

妹「幼さんだってお兄ちゃんに酷い事一杯言って!幼さんだって悪いわじゃないですか!」

幼「私は!…あ、あいつとはそういう関係なんて考えられないし」

幼「あいつとは友達でいいと……」

妹「その後だってお兄ちゃんのこと無視し続けて!お兄ちゃん悲しんでたんですよ!!」

幼「それはあいつが私の事避けるからムカついて!!」

後輩「あ、あの……二人とも」オロオロ

友「落ち着け二人とも、今は男の誤解を解くこと考えないと」

幼「……ふんっ」

妹「はい……」

駄目だ、クズしかいない
だから後輩ちゃんは俺が貰っていく

ー夜ー
友「夜になっちまったな。今日は帰ろう」

友「妹ちゃん男帰って来たら教えてくれ」

妹「…はい」

友「じゃ、またね」

幼「つーん」

友「幼…」

幼「……またね」プイ

後輩「お、お邪魔しました」ペコ



友「結局帰って来なかったな、男」

幼「どこでいじけてんのよあいつ…」

後輩「私のせいて」グス

友「後輩ちゃんだけのせいじゃない。俺たちもあいつに配慮が足らなかったんだ」

ー廃ビルー
男「……」

男(なんで俺だけこんな目にあうんだ)

男(何も悪い事なんてしてない…)

男(……)

男(……怖い)

男(また心を許せば裏切られて傷つくんだ)

男(友達も、家族だって……)

男(もう何も他人に期待しない)

男(……)

男「もう誰も信じられない」

ー翌日学校ー
幼「おはよう」

友「おぉ、おはよう」

幼「男は?」

友「さっき妹ちゃんから連絡があった。……帰って来ないって」

幼「……」

友「あいつの携帯ずっと通じないし…まずいよな」

幼「……男、生きてるよね?」

友「当たり前だ馬鹿。縁起でもない」

幼「うん…」

ー学校女クラスー
女友「はあ?あんた男くん降っちゃったの?!」

女「んー?うん」

女友「あんたねぇ…今度は本気なんだとか言ってたじゃない!」

女「だって男くんお金持って無いし」

女友「……あんたまさかまたやったんじゃ無いでしょうね」

女「……」

女友「呆れた。真剣に好きになったから援交辞めたい。助けてって言って来たのあんたじゃない!」

女「だっておじさんがお金一杯くれるって言うから……」

女友「男くん可哀想じゃない!男くんにあれだけ物買わせておいて……」

女友「……もう知らない。好きにしなさい」

女「あ、ちょっと女友ー!」

ー夜繁華街ー
女友「お疲れ様でしたー」

バイト男「女友ちゃんお疲れー」

女友「もう残業長いったら。こんな時間になっちゃったじゃない」

女友「早く帰ろっ」

フラッ

女友「ん?」

女友(あれって男くん?ぼろぼろのふらふらだけど……)

女友「……男…くん?」

男「!」ビクンッ

女友「やっぱり男。どうしたn……酷い顔」

男「」ダッ

女友「ちょっと!なんで逃げるの!?」

タッタッタッ

女友「ちょっちょっと!待ってってばぁ!」

男「」フラッバタッ

女友「お、男くん!?大丈夫!?」ガシッ

男「」

女友「な、なに?聞こえないよ?!」

男「俺に…触るな」ガクッ

女友「男くん!ちょっと!!」

女友(どうしようどうしよう。きゅ、救急車?)

男「」

女友(寝てる……だけ?)

女友(何かあったのは確実っぽいけど……うぅ~ん)

女友(えぇい、女は度胸!)

お腹空いた……

幼『あんたと付き合う?ないない』

幼『思春期の男の子に勘違いさせちゃったかな?悪い悪い』

幼『でもあんたとはただの友達。それだけだから』

幼『じゃ、また明日ね』ヒラヒラ

それから気まずくて一週間くらい避けてたんだ。
でも幼馴染とはやっぱり仲良くしたいと吹っ切って声をかけたら

無視された。

最初のうちはしょうがない、その内また仲良くできると思ってたけど。
それが一ヶ月、三ヶ月と続くうちに諦めてしまった。

きっと俺も悪かったんだろう。……でも

男「……うっ」

男「……嫌な夢見た」

男「……」

男「どこここ?」

ガラッ

女友「あ、起きてる」

男「っ!!」ビクッ

女友「あーごめん、警戒しないで?ね?」

男「だ、誰だよ」

女友「えーっとね、私女友。女の友達……だった、かな」

男「女……さんっ」ズグンッ

女友「ちょ、大丈夫?」

男「やめろ、くるな」ガクガク

女友「わかった、これ以上近づかないから落ち着いて?」

男「」ガタガタ

女友(尋常じゃないなぁこれ。どうしよう)




女友「落ち着いた?」

男「…」

女友「はぁ、困っちゃったな」

男「ここ……どこだよ」

女友「ここ?私の家」

男「家って」

女友「そ、私ん家。一人暮らしだし」

男「一人暮らしって……あ」

女友「ん?」

男「ベッド……ごめん」

女友「あー気にしないで。一応タオル敷いておいたし」

女友「いくらぼろぼろだって言っても男の子の服脱がすのは……ねぇ」ボソッ

男「?」

女友「な、何でもない何でもない」

男「……悪かった。出て行く」

女友「ちょい待って。そんなちょっと走った位で倒れるほどぼろぼろなのにどこ行く気?」

男「俺の勝手だろ」

女友「それに帰るじゃ無くて出て行くって事は行く当てないんだよね?」

女友「どうもそのズタボロさ加減と目の下のクマをみるに昨日も家で寝てないみたいだし」

女友「訳ありなんでしょ?いいよ、家に居ても」

他が現実と大差ないクズばっかりなせいで天使な女友に違和感が

男「……」

男(何を企んでる?)

男(また俺を騙して笑物にするのか…)

男(俺が油断したときを狙って……)

男(しかも女さんの知り合い……)

男「うぐっ」

女友「だ、大丈夫?」

男「さ、触るなっ!」バシッ

女友「あたっ」

男「あ、ご、ごめっ……ぐっ」ギリ

女友「ごめん気分悪そうだったからつい」

男「…」

女友「とりあえずこれでも飲んで落ち着いて?」コト

女友「私特製ミルクココア。元気でるよ」

男「なんでこんな…」

女友「何か色々複雑そうだし単純に弱ってたっぽいし」

女友「ほっとけなかったといいますか」

女友「ま、細かい事はいいじゃない。家出したいときだってあるよ。うん」

男「…」

女友「それに…女の事も関係あるんでしょ?」

男「っ!」ビクッ

女友「あーごめん、今のは私の考えが足りなかった。ほんとごめん」

女友「でもさ、話聞くだけならいつでも聞くから」

女友「一応責任感じてるんだ。その、えーと……」

女友「女が男くんに告白したいって言って来たとき相談に乗ったの私だし……」

男「!?」

女友(あ、まずった)

女友「ご、ごめん!私言わなくていい事言った。今は忘れて?ね?」

男「」ガクガクガクガク

女友「こ、ここに着替え置いておくからシャワーでも浴びよ?スッキリするよ?」

女友「私その間にご飯の材料買って来るね。近くに24時間開いてるスーパーあるから」

女友「じゃ、じゃあ行ってくるね」

ガチャバタン

男「」ガタガタガタガタガタ



女友(はあー、地雷踏み抜いちゃった)

女友(帰って来たらもう居ないかもなぁ)

ー同日同時刻男家ー
妹「ひっく、ぐす」

友「日付変わっちまったな」

幼「どうしよう、男今日も帰って来ないよ……」

後輩「男さん…私が……」グスグス

妹「お父さんとお母さんが…明日も帰って来なかったら捜索願ひっく…出すって」

幼「私が無視なんてしなければ……」

妹「違う…私がお兄ちゃんの悪口なんて言わなければ……」

後輩「わ、私がちゃんとしていれば……」

友「落ち着けお前ら。とにかく探すにしても当てがない。今は待とう」

四人『……』

妹「幼さん、なんで…お兄ちゃん無視なんてしたんですか?」

友「あーそれはだな」

幼「いい!私がいう……」

幼「あいつに告白されて…でもあいつと付き合うなんて考えたことまなかったから」

幼「きっぱり断ってまた今までと同じように友達として付き合っていけると」

幼「でもあいつ露骨に避けてくるからムカついて……」

幼「だからあたしも無視してやる!って始めたら引っ込みつかなかなって」グスッ

幼「そしたらあいつ全然話しかけても来なくなって怖くなって」ブルブル

友「はぁ、それについては俺もきっかけ作ろっとしてたんだけどさ」

友「ほら、男のやつ女さんと付き合い始めただろ?中々チャンスがなくてな」

妹「……」

真のヒロインは友で確定か

妹「幼さんはバカです……」

幼「ぐぅっ」ギュゥ

妹「でも私はもっとバカです大バカです」ポロポロ

妹「お兄ちゃん大好きなのに…ひっく友達の前で調子に乗って…ひっく」

妹「兄妹で仲良くするのは変だって、そんなこと気にして」グズグズ

妹「弱ってるお兄ちゃんに気づけなかった」

友「妹ちゃんもういい。無理すんな」

後輩「私も先輩に酷いことを……」

後輩「もっと勇気を出して後輩友ちゃん達のことちゃんと断って」

後輩「ちゃんと告白してればこんな事には……っ!」ブルブル

友「あぁ、今の皆の気持ちちゃんとあいつに言ってやろう。それで仲直りだ」

友(男、どこいっちまったんだよ……)

ー女友家ー
男「…」

男(一人になった)

男(出て行こう……)

男(…)

男(ココア……)

ズズ…

男(ヌルい…美味い)

ズズズズ……

男「うぅっぐすっ」

男「風呂だけ…借りてから行こう」

ああこれはもう駄目だ
女共「私が男の彼女にー」
男「う、うわーんハーレムすぎて困っちゃーう」
ってエンドしか見えない



男「…さっぱりした」

男(着替え……)

男(…)

男(女友さんのジャージとコンビニに売ってるトランクスと肌着…)

男(ジャージはない。無理)

男(……)

男(なんでここまでしてくれるんだろうな)

男(………信じても)

ドグンッ

男「ハッハッハッ!?」

男(い、息が)

男「ぜっはっはっあがっ!」

男(く、苦しっ)

ドサッ

男「ハッハッハッハッハッハッ!」

男(い、息がは、吐けない……!)

男(頭が……体が痺れて………)

女友「ただいまーって男くん!?」

男「はっ……はっ!」

女友「これって過呼吸?な、なんで!?」

男(も……なんも……かんがえ)

女友「と、とにかく何とかしなきゃ……紙袋!」

女友「男くん!これで口元抑えて!早く!!」




男「はぁ……はぁ……」

女友「お、落ち着いた…のかな?」

男「はぁ……」

女友「つ、疲れた」ガクリ

女友「でもなんで過呼吸なんて……」

女友(ストレス?女……の事が関係あるよね。やっぱり)

女友「…………」

女友「男くん………真っ裸\\\」

米炊いてくるお( ^ω^)

スラッシュが円マークになっている……だと?



男「 あ」

男「……」

男「俺…どうなって」

女友「お、男くん大丈夫?」オズオズ

男「……女…友さん」

女友「ほっ、治ってるみたいね」

男「俺、息が苦しくなって気が遠くなってそれで……」

女友「過呼吸…だと思う。うん、たぶんそう」

男「過呼吸……」

女友「とりあえず何か食べる?軽く食事作ったんだけど」

男「……」

グゥ~

男「うっ」

女友「何も食べてないんだよね?」

男「………」

女友「遠慮しないで。ほら」

男「……」パク

ガツガツガツ

女友「ふぅ」



男「……ごちそうさま」

女友「お粗末さまでした」ニッコリ

男「……」

女友「……ねぇ、過呼吸ってさ、精神的ストレスとかそんなのが原因らしいんだけどさ」

男「………」

女友「………」

女友「話したくなったら……でいいから」

男「……」

男(誰も信用できない…できないけど)

男「独り…言を……言わせてくれ」





女友「……そっか」

女友(どうしよう、思ってた以上に酷い…)

男「だからもう……誰も………」ググッ

女友「あ、無理しないでいいよ。また過呼吸出ちゃうかもだし」

男「女友さんの事は……頭ではわかってるんだ」

男「でも……」

女友「だから無理しないで。ね?」

男「……」

女友「私と女はね、腐れ縁で小学校からずっと一緒だったんだよ」

女友「昔はあんな子じゃなかったんだけどね……」

女友「いつだったかな。あの子自分の身体悪い事に使うようになって」

女友「辞めさせようとしたんだけどダメだった」

女友「だからあの子が男くんを好きになったって私に相談して来たとき」

女友「あの子を更生させられるかもって思った」

女友「ごめんね。結果的に男くんを利用する形になっちゃった」

女友「……本当にごめんなさい。私はあなたを傷つけた」

男「……」

ご飯炊けたから食べてくるよー

男(女友さんから頭を下げられた俺は何も言えなかった)

男(頭ではわかってる。女友さんは悪い人じゃない)

男(だがだめだ。心から信じる事ができない)

男(裏切られるのが……怖い)

男(俺は……)

男(女友さんソファーで…)

男(悪い事………したな)

男「…寝よう」

ー朝ー
男「……んあ」

男「朝…」

女友「もう昼だよ。おはよう男くん」

男「女友さん……おは、よう」

男「…女友さん学校は?」

女友「自主休校しちゃった。男くんほっとけないし」

男「ごめん…」

女友「あやまらないで。それより朝ごはん食べる?もうお昼だけど」クスッ

男「…うん」



女友「男くん、これからどうするの?」

男「……わからない」

男「今は……誰とも会いたくない」

女友「…うん」

男「正直……女友さんとはなしてるのも……辛い」

女友「……うん」

女友(重症、だよね。一朝一夕じゃどうにもならないよね…)

女友「そうだ。男くんの制服洗って置いたよ。乾燥機にかけただけだから少し皺残っちゃってるけど」

男「ありがとう…そう言えばジャージって言う下着ももしかして…」

女友「ご、ごめん。男くん気失っちゃったから、その…///」ゴニョゴニョ

男「ご、ごごごごめん///」

男「……」

女友「………」

女友(き、気まずい)

女友「ず、ずっと私のジャージじゃヤダよね。食器洗ってるから着替えるといいよ」

男「…う、うん」

女友「あは、あははは」

バタン

女友(う~、今になって恥ずかしくなってきちゃったよ///)

モゾモゾ

男(家…帰りたくないな)

男(親とも……妹にも今は会いたくない……)

男(俺が居なくなってせーせーしてるのかな、皆)

男(俺が居ない方が幼馴染も、妹も、友も…)

ズグンッ

男(うぎっ、胸が…痛いっ)



女友(はぁ、何やってんだろ私)カチャカチャ

バタッ

女友「ん?」

女友「男くんどうしたの?」

男「ハッハッハッハッ!」

女友「お、男くん!」

男「ハッハッハッハッ!」

女友「男くん!しっかりして!!」

男(苦しい…死ぬ………怖いっ!)

男「ハッハッハッハッハッ!」

女友「袋っ!男くんこれで息を!」

男(気持ち悪い……首が、い、痛い気持ち悪い……)

女友「どうしよう昨日より酷い……」

男(胸が……)

女友「きゅ、救急車!男くん待ってて!!」

男「ハッ……ハッ!」

ー病院ー
友「男!」

幼「男くん!」

妹「と、友さん幼さんど、どうしようお兄ちゃんが」ガタガタ

友「妹ちゃん落ち着いて、男は!?」

妹「し、心臓発作でし、し、うわあぁぁ!」

幼「う、嘘でしょ?」

妹「お、お兄ちゃんが、お兄ちゃんが死んじゃう!」

男母「妹ちゃん!」

友「母さん!男は!?」

幼「だ、大丈夫ですよね?ね?」

男母「二人とも落ち着いて。男は生きてるから」

男母「でも予断は許せない状況みたい……」

幼「そんな……なんで」

妹「ひっく、ひっく」

男母「過換気症候群から心臓発作を誘発してしまったって先生は…」

友「かか…なんですかそれ?」

男母「強いストレスや不安から起こる過呼吸らしいんだけと…私全然気付いてあげられなくて…」

幼「そんな……私達のせいだ…」

男母「幸い処置と通報が早かったから良かったけど」

友「誰が通報を?」

男母「女友さんって娘よ。今も男についててくれてるわ」

友「女友…Cクラスの?なんで男と……」

幼「あ、あたしも男の側にっ!」

男母「ええ、でも今はまだ安静にしていないといけないみたいだから」

男母「もう少し落ち着いてからきてあげて?妹ちゃんがあなた達に連絡しちゃったみたいだけど」

男母「まだ学校の最中でしょ?終わったらもう一度、ね?」

友「…幼、行こう」

幼「で、でも」

妹「お兄ちゃんごめんなさい、ごめんなさい……っ」

友「……」

いかん、過呼吸描写のせいで男がゾナハ病にしか思えなくなってきた。

おまいらのせいだ。

ー学校ー
後輩「友先輩!男先輩は!?」

友「後輩ちゃん落ち着いて。とりあえず大丈夫みたいだから」

後輩「幼先輩から男先輩が心臓発作って聞いて私……私っ!」

幼「私…男に会って謝らなきゃ……男に酷い事した」

後輩「わ、私も……ちゃんと謝らないと…」

友「……その事なんだけどさ」

友「……俺達は、今はあいつに会わない方が良い」

後輩「っ!」

幼「なんで!?早く謝らなきゃあいつが…っ!」

友「冷静になれ。悲しいけどあいつのストレスの原因はおそらく俺らだ」

友「そんな俺らがあいつに直接会ってみろ」

友「今度こそあいつ死んじまう。俺達が殺しちまう」

幼「っ!!」

後輩「そん……な…」

友「事情は男母さんに俺から話して男に伝えてもらう」

友「……後、女友さんとも話をする必要があるかもな」

ー病院ー
、ま!ま

バグった。なんぞこれ

ー病院ー
女友「男くん…」ギュッ

男「スー…スー…」

ガチャ

男母「女友さんごめんなさいね。男ったら女友さんの手握って離さないんだから…」

女友「いえ、良いんです。これで男くんが落ち着けるなら」

男「スー…スー…」

男母「この子がこんなになるまでストレスを抱え込んでたのに……母親失格ね」

女友「そんな事ありません。それに、男くんのストレスの一端は私にもありますから……」

日付変わるしトリつけとく


男母「それじゃ先生とお話をしてくるからもう少しだけお願いね」

女友「はい」

ガチャバタン

女友「…」

女友「男くん…」ギュッ

ー翌日学校:昼休屋上ー
友「呼び出したりしてごめん、俺は友。で、こっちは幼馴染と後輩」

幼「……」

後輩「こ、こんにちわ」

女友「こんにちわ」

友「で、話しってのはえっと…」

女友「うん、だいたいわかるよ。男くんの事だよね」

友「!」

女友「男くんから話は聞いてるよ」

友「そっか……」

幼「あたしの……あたしのせいなの!」

後輩「私も先輩に酷いこと……うぅっ」

女友「大丈夫、ちゃんと話そう?」



ー男病室ー
男「…しばらく検査入院か」

男(心臓発作……死ねてれば楽になれてたのかな)

男(もうしんどいな…)

ガチャ

看護師「男さんお薬の時間ですよ」

男「…はい」

男(この薬すげぇ眠くなるんだよな)

ゴクリ

男(……)

zzz

ガチャ

女友『男くん寝てる?』

男(女友…さん)

男「起きてる……………よ」

女友『あ、無理はしないで』

男(………………うん)

男(女友さんが放って置いてくれば楽になれたのに………)

女友『……うん、ごめんね?辛い思い沢山させちゃってるね』

ギュッ

男(手………暖かい)

女友『今日ね、友くん達とお話してきたよ』

男(友……と?)

女友『うん、きちんとお話してきたよ』

男(そっか……)

女友『今は聞きたくない?』

男(…………うん)

女友『…わかった。でもいつかきちんと男くんともお話できるといいね』

男(そんな日…こない……………よ)

ギュッ

女友『……うん、そうだね』

男(………ごめん)

女友『謝らないで』

男(……………ごめん)

女友『きっとね、私も男くんの気持ちはきちんと理解してあげられない』

男(……)

女友『男くんが今居る場所は男くんだけのものだから』

女友『軽はずみに『わかるよ』なんて言えない』

男(……女友さん)

女友『でもお話できればわかる事もあるかもしれないから』

女友『男くんの準備ができた時、お話しよ?』

男(……………………うん)ギュウッ

女友『……』ギュッ





女友『今日は、帰るね』

男(………)

女友『また、来てもいいかな?』

ギュッ

女友『……ありがとう』

ギィバタン

男(…)

ハッハッハッハッハッハッ!

男くんは退院後しばらくは自宅療養になった。
男くんから聞いた話だと妹さんに抱きつかれて大泣きされたあげく何時間も
謝られたとか。げっそりした男くんをみて少し笑ってしまった。

精神を安定させる薬の力を借りて、だけど男くんは少しづつ
人とコミュニケーションが出来るようになってる。誤解は解けても
友くん達とはまだまだ難しそうだし妹さんともギクシャクしてる。

でも。

男「女友さん」

女友「こんにちは男くん、今日も来たよ」

男「うん、こんにちわ」

私は男くんとまだまだ話したい事がある。沢山ある。
責任感とか義務感じゃなく。

>>302
やwwめwwwてwwww

女友「今日は良い物持ってきたよ?」

男「なに?」

女友「じゃーん、一週間のノートのコピーと宿題だよ」

男「げっ」

女友「はいあげる♪」

男「女友さん信じてたのに……」ガク

だから、私のできる範囲で男くんの力になろう。

男「もう誰も信じられない」


END

眠いんだよ察しろ

スーパーなバッドエンドにしようと思ったら辛くなって日和ったら
収拾つかなくなった。

ごめんね?('A`)

>>316

女友「そんなこと言わないで。やるやる! ただでさえ遅れてるんだから」

男「わ、わかったよ」

女友「分かればよろしい!」

男「じゃあ、宿題を――うっ……」

女友「あ、ごめんね。体調悪くなっちゃった……?」

男「だ、大丈夫。薬飲めば」 ジャラジャラ

女友「……ねぇ、その薬ってそんなに飲むものなの?」

男「ごく……らいひょぉぶ、だって」

女友「だって、前はそんなに飲んでなかったじゃない……」

男「うん、でもこれくらい飲まないと効かなくって。でも身体に異変もないし大丈夫だよ」

女友「そう……なの……?」

みたいな薬でトチ狂ってく男おねがしやす

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