恒一「……(小椋さん、パンツ見えてる)」(147)
代理
小椋「そしたら彩ったら、盛大にコケてさ。ぷぷぷ……」
綾野「もっー!その話はしないでよー」
赤沢「彩らしいわね。ぷっ……」
恒一(なんでこんなに無防備なんだろ//)
綾野「こういっちゃん、今の話は忘れて!ね!」
恒一「う、うん?!そうするよ……」
恒一(誰も注意しないのかな……角度的に僕しか見えてないのか?)チラチラ
恒一(……それにしても、くまさんパンツって)
恒一(僕が言えたことじゃないけど、小椋さんいろいろ気を使った方が……)
赤沢「恒一君?」
恒一「な、何?赤沢さん」アセアセ
赤沢「どうしたの?ぼけ~っとして」
恒一「ちょっと、考え事。大したことじゃないから、大丈夫」
赤沢「……そう」
小椋「そうだ!彩達に重大発表があったんだ」
綾野「なになに?」
小椋「実は~、あたし明日から沖縄行くんだ~」ドヤッ
綾野「うそっ、ホントに?!」
小椋「マジマジ!」
小椋「兄貴の就職が決まってさ。まあ、地元の工場なんだけどね」
小椋「それで、母さん達が大喜びで。就職祝いだぁーー!ってね」
赤沢「良かったじゃない。おめでとう」
綾野「うんうん!おめでとう」
恒一「おめでとう」
小椋「えへへ、ありがと。ってなわけでさ、お土産期待しててね!」
綾野「うん!けど、いいなぁ~。沖縄」
小椋「あたし、メッチャ泳いでくるかんね!焼いちゃうよ~!」
赤沢「楽しそうね。私も行きたいわ。恒一君も興味ある?」
恒一「そうだね。いつか行ってみたいな」
赤沢「もし、その時が来たら是非誘ってね。私、水着新調するから。ふふ……」
恒一「う、うん」タジタジ
~帰り道~
小椋「それじゃ、あたしと彩はコッチだから」
綾野「ばいば~い」
赤沢「ええ、さよなら」
恒一「うん。さよなら」
赤沢「……」トコトコ
恒一「……」トコトコ
赤沢「……恒一君、さっき小椋のパンツ見てたでしょ」
恒一「?! ナ、ナンノコト??」ビクッ
赤沢「はあ~。……隠さないで、正直に答えて」
恒一「……それは……その、はい……」
赤沢「……やっぱりね」
恒一「ごめんなさいっ。小椋さんにもちゃんと謝るから」ゲザー
赤沢「……許してほしい?」
恒一「はい……」
赤沢「だったら、はい」スッ
恒一「え?」
赤沢「手、繋いで。そうしたら、許してあげるわよ」
恒一「うん……」ギュッ
赤沢「♪」
恒一「……赤沢さん、気付いてたならあの時、何か言って欲しかったよ」
赤沢「それは無理よ」
赤沢「これは災厄なんだから……」
恒一「え?!一体どういうこと?」
赤沢「これはね、女子生徒が男子生徒に自らのパンツを見せるという現象なの」
恒一「なに、それ……」
赤沢「信じられないのも無理ないわね。けど、これは事実なのよ」
赤沢「女子は無意識に対象者にパンチラしてしまう。その間、周りの人間は意識を改竄されてそのことには気付かない」
赤沢「だから、私はあの場で何も言えなかった」
恒一「なるほど……」
赤沢「そしてね、もし対象者がそのことを指摘すると……。その人もパンツをさらけ出してしまうのよ。ブリッジで」
恒一「そんな?!」
赤沢「恒一君、危なかったわね。あの場で指摘していたら、今頃ブリッジよ。パンツ姿で」
恒一「……」
赤沢「まあ、これから気をつけてね。それじゃあ、さよなら」
恒一「うん……。さよなら」
恒一(すごいことに巻き込まれてしまった……)
~翌日・学校~
恒一(昨日、赤沢さんが言ったことって本当に起こるのかな……?)チャクセキ
綾野「こういっちゃん、おはー」
恒一「うん。おは?!」
恒一(綾野さん、机の上に座って足組んでるから見えてるよ?!)
恒一「……//」チラリ
恒一(……赤と白のチェック柄か。綾野さんらしいかな)
綾野「どうしたの?こういっちゃん」
恒一「な、なんでもないよ」アセアセ
綾野「ふーん。あっ、ゆかりおはよー!」
恒一「!!」ビクッ
桜木「おはようございます。榊原君もおはようございます」
恒一「おはよう……」
桜木「……」
恒一(角度的に見えてるはずだけど。本当に気付かないのかな?)
桜木「今日もいい天気ですね」ニコ
綾野「だね~。眠たいくらいだよ~」
桜木「あはは。授業中、寝ちゃだめですよ」
恒一(赤沢さんが言ってたこと本当だったんだ……)
~休み時間・廊下~
恒一(えっと、次の授業は……)
?「きゃあ?!」ドシン
恒一「! 階段の方から。行ってみよう」
桜木「いたたた……」
恒一「桜木さん、大丈夫?!」
桜木「はい。なんとか……」ペローン
恒一(これはまた盛大にめくれてる……。まる見えだ……)
恒一(レモンイエローの布地に花の刺繍がしてある。桜木さんに似て、ふんわりやわらかそう……)
恒一(ってなに考えてんだ!助けないと!)
恒一「大丈夫?手、貸すよ」
桜木「ありがとうございます。やさしいんですね」ニコ
恒一(良心が痛む……)ズーン
~掃除の時間・教室~
恒一「あれ、前島君は?同じ班だったよね」
江藤「今日は休みって言ってたよ」
佐藤「はい」
有田「榊原君。先生の話、聞かないとダメだよ」
恒一「ごめん……」
佐藤「はじめよう」
江藤「私、黒板消すから。けど、今日は上の方までビッチリだな」
佐藤「いすあるよ」
江藤「ありがと。よいしょっと……」フキフキ
恒一(うん。案の定だね。見えてる。けど、隣にいる佐藤さんは何も言わないし)
恒一(……黒と白の縦ストライプかぁ。江藤さんらしい飾らないシャープさがあるな)
江藤「うーん、だめだ。届かない。和江、パス」
佐藤「うん。よいしょ……」
恒一(うん。またなんだ。すまない。早くも慣れ始めた自分が怖い)
恒一(けど、意外だな。水色の水玉柄かぁ。素朴な印象のある佐藤さんだとギャップがあっていいな)
佐藤「うー。うーん。あとすこしだけど、むり」
恒一「あっ、僕が代わるよ」
佐藤「ありがとう」
江藤「なら、ここは榊原君に任せるよ。私達は机運んで、箒係だね」
佐藤「うん」
―――――
―――
―
恒一「ふう。終わった」
有田「榊原く~ん。二人が掃き掃除した所から雑巾がけお願い」
恒一「うん」
恒一「雑巾絞って……よし、それじゃ」
有田「あ、私が水ぶきするから、後ろから空ぶきお願い」
恒一「え?!それだと、見え」
有田「それじゃあ、お先っ」タッタッタ
恒一(なんで?!普段はこんなことしないのに。これが現象……)
恒一(って、有田さんくいこんでるって?!)
恒一(これは流石に見ちゃ……//)チラッ
恒一(…………ピンクだ。ピンク色がお尻に合わせて踊ってる。すごい躍動感)
有田「ふう~。あれ、榊原君全然進んでないじゃん」
恒一「ごめん……ちょっと動けない、かな。ははは……」
有田「?」
~放課後~
恒一(今日は疲れた……)
恒一(いくら災厄でも、これはやっぱりいけないことだよね。けど、指摘すると今度は僕が露出狂か……)
恒一(とりあえず、今日はもう帰ろう。あまり長居するとまた巻き込まれるし)
恒一(……帰る前にトイレだけ行こう)
~廊下~
恒一(勅使河原達に相談しようか……。けど、こんなこと聞きにくいし)
恒一(勅使河原や望月もあえてスルーしてるのかも。彼女達の名誉のために)
恒一(一体どうすれば……)
恒一(あれ、あそこにいるのは……多々良さんかな?)
多々良「あっ、榊原君。ちょうどいいところにいらっしゃいました」
恒一「どうしたの?」
多々良「実は吹奏楽部主催のコンサートポスターを貼りたいんです。それで、この椅子押さえててもらえますか?」
恒一「構わないよ」
多々良「ありがとうございます。それでは、失礼して……」
恒一(あっ、やってしまった。さっきまで考えてたことなのに!)
多々良「よいしょ、よいしょ」フリフリ
恒一(……見えてるよ。しかも、腰まで振って//)
恒一(……白。純白だ。しかも、レース仕様で清楚でありながらも、妖艶さも纏っている)
多々良「終わりました」
恒一「あ、そうだね。うん……」アセアセ
多々良「榊原君。ありがとうございます」ペコリ
恒一「そんな、お礼言われることじゃないよ……」リョウシンノカシャク
~教室~
恒一(帰ろう。鞄取ってきて、早く帰ろう!)ガラッ
見崎「……榊原君」
恒一「み、見崎?!……まだ、帰らないの?」
見崎「今から帰るの」
恒一「そうなんだ……」
見崎「……榊原君、今日はどこか変ね」
恒一「そ、そんなことないよ」
見崎「……そう。それならいいの。じゃあね、さ・か・き・ば・ら・君」スタスタ
恒一「…………」
恒一(……見崎、気付いてるのか?)
~翌日~
恒一「マズイ。完全に遅刻だ」
恒一(昨日は色々と考えごととか、昼間のあれを思い出して眠れなかったからなぁ)
恒一(とにかく、急がないと)タッタッタッ
ビュオオオオオオオオオ
恒一(……今日は風が強いな)
恒一(あれ、前にいるのって……)
恒一(渡辺さんと藤巻さん。それに中島さんと柿沼さん……だよね)
恒一(あの4人も僕の仲間かな……)
ビュオオオオオオオオオ
恒一「?!」
ピラーン×4
恒一(なんという神風……!漫画でしか見ないような王道のパンチラだ)
恒一(……渡辺さんはパステルグリーン。藤巻さんは紫か)
恒一(中島さんはフリル付きの白で、柿沼さんは白と水色の横ストライプ……)
恒一(それにしても4人ともまったくスカートを押さえようとしていない。……やっぱり、抗えないのか)
~昼休み・昼食後~
恒一(結局、勅使河原達には相談できなかったな……)
恒一(あのまま、教室にいたらまた巻き来れるかもしれないし、一人になれる所へ行こう)
~屋上~
恒一(ここでいいかな。図書室だと見崎もいそうだし)ギィバタン
赤沢「恒一君じゃない。どうしたの一人で?」
恒一「赤沢さん?!なんでいるの?」
赤沢「いちゃ悪い?少し黄昏てみたくなったのよ。そういう恒一君は?」
恒一「僕は、その、なんとなくかな……」
赤沢「ふーん。……もしかして、私の後ついて来たとか?」クスッ
恒一「そんなことしないよ」
ビュオオオオオオオオオ
恒一「?!」
赤沢「きゃっ、……風強いわね」
恒一(赤沢さん、見えてるって!黒い色のセクシーなのが。しかも、サイドが紐って//)
赤沢「……恒一君、どうしたの?急に目を逸らして」
恒一「なんでもないって」
赤沢「そういう態度イラつくんだけど、こっちみて話して」ムカ
恒一「いや、その、今は……」チラチラ
赤沢「こっち向いてよ!馬鹿にしてるの?!」
恒一「ごめんなさいっ!」ムキナオリ
赤沢「それでいいのよ。…………さっきは強く言ってごめんなさい」
恒一「いいよ。そんな、あやまらなくて。僕が悪いんだし」
恒一(これは刺激が強すぎるよ。けど、赤沢さんだと不釣り合いに感じさせないな。むしろ、似合ってるかも)
キーンコーンカーンコーン
赤沢「……チャイム鳴ったわね。行きましょう、恒一君」
恒一「……はい」グッタリ
~掃除の時間・教室~
恒一「それじゃあ、僕はゴミ出してくるから」
恒一(はあ、なんとか早々に脱出できたな。班の皆には悪いけど、このまま時間つぶすか……)
~焼却炉前~
恒一「ゴミはここで良かったんだっけ?」
金木「おっ、榊原。あんたもゴミ出し?」
松井「……こんにちは」
恒一「! 金木さん、松井さん……」
金木「あっ、ゴミ出すとこわかる?ここの籠に分別するんだけどさ」
恒一(出会ってしまったのはしょうがない。早くここから立ち去りさえすれば)
松井「杏子ちゃん、袋の口ほどくの手伝って」シャガミ
金木「おう。ちょっと貸してみ」シャガミ
恒一(股広げてしゃがまないでよ//)
恒一(しかも、二人ともおそろいの下着だ。そして驚くべきはそれがアニマル柄であるということ)
恒一(金木さんは何となくイメージ通りだけど、おっとりした松井さんがヒョウ柄とは……)
恒一(なんだか、ギャップうんぬんじゃなく、イケナイ妄想が……)
金木「んっと、出来たぞ。亜紀」
松井「ありがとう。杏子ちゃん」ニコ
金木「はあ~、亜紀はかわいいなー」ユリ
松井「えへ。杏子ちゃんも可愛いよ」ユリ
恒一(今のうちにゴミだして戻ろう……)
~放課後~
三神「榊原君、杉浦さん。ちょっといい?」
恒一「はい」
三神「今日の日直あなた達よね。悪いんだけど、今日授業で使った教材を片づけて欲しいの」
恒一「え、それは……」
杉浦「分かりました」
三神「ありがとう。よろしく頼むわね」
~資料室~
恒一(屋内だし、風の心配はないから、早く終わらせれば大丈夫……だよね)
杉浦「榊原君、それ向こうの棚だから」
恒一「あ、うん」ガサゴソ
杉浦「あっ」
恒一「どうしたの?」
杉浦「ヘアピン落とした」
恒一「手伝おうkぶっ!!」
杉浦「どうかした?」
恒一「な、なんでもないからっ!」
恒一(四つん這いで、お尻こっちに向けないでよ//)
恒一(うわぁ、これってTバックだよね。おまけにバックのデザインが蝶って……。杉浦さん本当に中学生?!)
杉浦「……取れない」フリフリ
恒一(お尻振らないでよ……//)
杉浦「取れた。……どしたの、うずくまって?」
恒一「ちょっと、立ちくらみが……」アセダクダク
~教室~
恒一(だめだ。罪悪感に押しつぶされそうだよ……)
恒一「早く帰ろう」
ガラッ
見崎「……」
恒一「見崎?!ど、どうしたの?」
見崎「榊原君、どうだった?」
恒一「! な、にが……?」
見崎「どうだった?」
恒一「なんのこと……?」
見崎「……資料室の中、いろんなものがあって面白かったでしょ」
恒一「あ!あ~、うん。そうだね」
見崎「私もね、初めて入った時はワクワクしたの」
恒一「そうなんだ……」
見崎「……」
恒一「それじゃあ、さよなら」
見崎「うん。また明日、ね」
恒一(見崎のあの目……。もう、限界だよ……)ゲッソリ
~翌朝・学校~
ガラッ
恒一「あれ?誰もいない」
見崎「榊原君、おはよう」ヒョッコリ
恒一「見崎?!……脅かさないでよ」
見崎「ごめんなさい」
恒一「うん。けど、見崎一人なの?他に人は?」
見崎「まだ。私一人」
恒一「そっか……」
見崎「……ねえ、榊原君。見せてあげようか?」
恒一「え?!」
見崎「見せて、あげようか?」
恒一「が、眼帯の下だよね……?それなら前に」
見崎「ううん。こっち……」スッ
恒一(スカートたくし上げてる?!これも無意識だっていうのか?!)
見崎「ほら、見てもいいよ」
恒一(……まっさらな白。なんの飾り気もない中でフロントの小さいリボンだけがアクセントを添えている)
恒一(正直、今まで見てきたものの中で一番地味ではあるが、見崎が身につけていることで何倍にも輝いて見えるよ)
恒一(……だからこそ、もう耐えられない。自分から晒すなんて、見崎はきっと後で自分の行いを恥じる、後悔する)
恒一(これ以上、皆につらい想いはして欲しくない。だから……)
恒一「見崎っ!」
見崎「なに?」
恒一「その……あの……」
見崎「どうしたの?」
恒一「パ、パンツ見えてるから!!隠して!」カア
見崎「……」
恒一(ああ、言ってしまった……。これで、僕は変態エクソシストって呼ばれるんだろな……)
見崎「しゅうーりょうー!」
見崎「しゅうーりょうー!」
恒一「へ?」
綾野「あ~あ、ここまでか~」
赤沢「もう少しだったわね」
桜木「そうですね」
ゾロゾロ
恒一「えっ?えっ?これはどういうこと……?」
赤沢「私から説明するわ。実はね……」
―――――
―――
―
恒一「狂言?!」
赤沢「そうよ。現象なんて嘘なの」
恒一「じゃあ、皆がその……パンチラしてたのは……」
綾野「わざとだよ~」
赤沢「こんな馬鹿げた現象があると思う?それに、いくらなんでも都合が良すぎるでしょ」
赤沢「今だってこの教室、男子はあなた以外いないわよ」
恒一「そう言われてみれば」
見崎「榊原君、今日は半ドンないよ」
恒一「そうだよ!昨日、見崎が『また明日』なんて言うからてっきり……」
赤沢「恒一君が自分から来てくれたから助かったわ。まあ、もしもの時のために三神先生にも連絡しておいたけど」
恒一「怜子さんも内通してたのか……」
赤沢「そのおかげで、なるべく恒一君だけに見せるような状況を作り出せたわ」
恒一「そんなぁ。皆してからかってたのか……」ヘナヘナ
赤沢「ごめんなさい。けど、すごく楽しかったわ」クスッ
綾野「ホントホント。顔真っ赤にしてさ~」プププ
桜木「ちょっと、可愛かったです」フフフ
恒一(恥ずかしすぎる……もう、消えてなくなりたいよ……)カァ
恒一「……けど、皆は良かったの?その、パンツ見せても?」
赤沢「それは……察しなさいよ//」
綾野「まあ~、こういっちゃんだし//」
見崎「……特別に認めます//」
桜木「だから、皆恥ずかしくないようなものにしたんですよ//」
佐藤「きあい、いれました//」
多々良「お気に召していただけましたか?//」
有田「どうだったどうだった?」
金木「あたしらはせっかくだからお揃いの買ったんだよ」ユリ
松井「杏子ちゃんの趣味に合わせてみたの」ユリ
恒一(二人はもしかしてこれをだしにしたプレイをしていたのか……?)
杉浦「けど、泉美。あれは派手すぎ」
赤沢「多佳子は他人のこと言えないでしょ」
赤沢「というか、ホントにアレ見せたの?」
杉浦「見せたよ。榊原君、いい顔してた……ふふふ」
恒一「全部、手のひらの上だったのか……」
赤沢「そうね。けど、今日でネタばらしするつもりだったのよ」
綾野「順番にしていって、いつ指摘するか、誰に指摘するかを賭けてたんだよ~」
赤沢「悔しいけど、今回は見崎さんに譲るわ。それでも、あれは力業すぎると思うんだけど」
見崎「勝ちは勝ち」
恒一「ははは……」
桜木「それにしても、よくこんな事思いつきましたね」
赤沢「ああ、実はね、発案者は別にいて……」
小椋「皆、たっだいまーーー!!」ガラッ
シーン…
小椋「あれ?どしたの。女子しかいないじゃん」
綾野「由美こそなんで来てんの?今日、半ドンないよ」
小椋「え?!マジ?」
赤沢「はあ~、ばかね」
小椋「じゃ、じゃあ、なんで皆はいんのさ?!」カァ
綾野「それはね……」
―――――
―――
―
小椋「な、なな、なにそのゲーム//」
赤沢「あんたが発案したんでしょ」
小椋「はあ?なにそれ。あたしマジで知らないって」
赤沢「4人でお喋りしてる時、あんた盛大にパンツ見せてたじゃない。大股開きで子どもパンツを」
小椋「えぇ?!」
赤沢「だから、私てっきり恒一君のことからかってるんだと思って。それでこのゲーム始めたんだけど」
小椋「///」プルプルプル
赤沢「えっ、じゃあ、あれは……素ってこと?」
小椋「……っ」
小椋「うわああああああああんっ!!」ダッシュ
恒一「走ったら危ないって!」
小椋「へぶっ!」スッテンコロリン
恒一「あ」
赤沢「あ」
その他「あ」
見崎「……ねこさん」
小椋「み、みるなああああああああああっ!!///」
その後、小椋さんはスカートの下に必ず短パンを履いてくるようになりましたとさ
おわり
お付き合い頂きありがとうございました
各キャラのパンツ設定は私の完全な妄想です
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません