春香「ほんとだ、なんかかわいいね」
やよい「春香さん、わたしちょっとつくしとっていきますねー」
春香「つくしとっちゃうの?」
やよい「はい!佃煮にして食べるとおいしいんですよー!」
春香「へ、へぇー、そうなんだ…じゃ、じゃあわたしも手伝うよ」
やよい「うっうー!ありがとうございますー!」
昨日の夜途中で書きこめなくなって最後までいけなかったからやりなおし
やよい「伊織ちゃん、今日のロケ早く終わってよかったねー」
伊織「そうね、やよいは今日の仕事これで終わり?」
やよい「そうだよー」
伊織「じゃ、じゃあこのあと私と…」
やよい「あ、ごめんね伊織ちゃん、わたしちょっとそこの川によっていくんだー」
伊織「え?この汚い川に?……何をするの?」
やよい「おさかな釣るんだー」
伊織「え!?この川で!?魚いるの?」
やよい「うん!鯉とか、たまにうなぎも釣れるんだよー!」
伊織「……釣った魚をどうするの?ま、まさか……」
やよい「食べるよ?」
伊織「駄目よ!ここここんな汚い川にいる魚なんて…」
やよい「えー?まるまる太っておいしいんだよー」
やよい「おつかれさまですー、あずささん」
あずさ「あら、やよいちゃんお疲れさま~」
やよい「あずささん、その菊の花どうしたんですかー?」
あずさ「これ?今日の撮影で使ったんだけど、
捨てるのもったいないからどうぞって貰ったのよ~」
あずさ「持って帰っても枯らしちゃうから事務所に
飾ろうかなって思ってるんだけど~」
やよい「じゃあそれわたしにもらえませんかー?」
あずさ「あら、いいわよ~、やよいちゃんおうちに飾るの~?」
やよい「おひたしにするとおいしいんですよー!お父さんが大好きなんです!」
あずさ「あ、あらあら、初耳だわ~…菊って食べられるのね~」
やよい「あ!この穴は……」
やよい「雪歩さーん!雪歩さーん!」
雪歩「どうしたの?やよいちゃん」
やよい「雪歩さん、ここに穴を掘ってもらえませんかー?」
雪歩「え…どうして?」
やよい「だめですかぁ?」ウルウル
雪歩「だ、だめじゃないよ、だめじゃない、ちょっと待っててね」
雪歩「うんしょ…うんしょ…ふう…この位でいいかな、やよいちゃん?」
やよい「はい!おかげでたくさんとれましたー!」
雪歩「え?何がとれたの?」
やよい「セミの幼虫ですよー!ほら!」
幼虫「うごうご…うごうご…」
雪歩「ひっ…ひぃぃぃぃぃぃ!」タタター
やよい「からあげにして食べるとおいしいんですよー!」
やよい「ふぅふぅ…今日のロケは山の上で収録するんですねー」
真「あはは、もう少しだから頑張れ頑張れ!
やよいはあんまり山登りとかしない?」
やよい「そんな事ないですよー、山菜をとったりとかー…」
スタッフ「あっ!そこに蛇がいるんで気をつけて下さい!」
真「うわぁっ!僕蛇は苦手だよ…」ガタガタ
やよい「……」シュシュシュ
やよい「うっうー!つかまえましたー!」
真「やややよい!?だ、駄目だよ、逃がして!」
やよい「ええー、だめですよぅ、
こんなにおっきいのはなかなかとれないんですよー!」
真「そそそそんなの捕まえてどうするのさ!?」
やよい「蒲焼きにして食べるとおいしいんですよー!
これはアオダイショウですねー、まむしの方がおいしいけど、
これは食べごたえがありますよー!」
真「うわあ!近づけないで!」
響「ううー…どこ行ったんだよー…」トボトボ
やよい「あっ、響さん!どうしたんですかー?」
響「あっ、やよいー…それが、うちのブタ太がどっかに
いっちゃったんだ…この辺にいると思うんだけどなー…」
やよい「……響さん、わたしも一緒に探してあげますねー!」
響「ほんとか!?ありがとな、やよい!」
響「おーい!ブタ太ー!」
やよい「みんなー!今日の晩ごはんはトンカツだよー!」
亜美「亜美の方がおっきいね!」
真美「でも真美の方が黒光りして強そうだよ!」
亜美「そんな事ないよ!」
やよい「なに見てるの?」
真美「あっ、やよいっち!真美達カブトムシ買ってもらったんだ→」
亜美「亜美の方が強そうだよね→やよいっち?」
やよい「うーん…わからないけど、幼虫は炒めて食べるとおいしいよね」
真美「…やよいっち?冗談だよね?」
やよい「子供生んだらちょうだいね!」
やよい「千早さん、公園におさんぽに行きませんかー?」
千早「行きましょう!」
千早「この公園鳩が沢山いるのね」テクテク
やよい「売店ではとのえさが売ってますねー」ジーー
千早(高槻さん、鳩に餌をあげたいのかしら……かわいいわ!)
千早「私ちょっと買ってくるわね!」タタター
やよい「うっうー!」ピョン
ぱらぱら
千早「うふふ、集まってきた……こうして見ると鳩もかわいいわね」
鳩「くるっくー」
やよい「……」シュシュシュ
がしっ
千早「……高槻さん?」
やよい「うっうー!つかまえましたー!」
千早「す、すごいわね!
…かわいそうだからもう逃がしてあげましょう?
……ど、どうしてバッグにいれるの!?」
やよい「う?」(何か問題でも?という顔)
美希「美希ね、お掃除が苦手だからー、お部屋がすぐ汚れちゃうの」
春香「駄目だよー、ちゃんとお掃除しないと、そろそろカビも生えてくるし…」
美希「そういえば、この前キノコが生えてたの!」
やよい「!」
春香「うえー、美希それは酷すぎだよー」
やよい「美希さん!わたし美希さんのお部屋おそうじしてあげますねー!」
美希「ほんと?ありがとなの、やよい!」
貴音「げろっぱ」
響「貴音ー、いくら気に入ったからって着たまま帰るのはやめた方がいいぞ…」
貴音「いやです」
やよい「響さーん!それとそっちは…貴音さんですかー?」
響「貴音のやつ、このカエルの着ぐるみ気に入っちゃって脱ごうとしないんだ」
貴音「何度もお願いして、ようやく頂けたのです、げろっぱ」
やよい「おいしそうですねー!」
貴音「……面妖な」
律子「あら、あそこにいるのやよいじゃないかしら、
空き地でしゃがみこんで、どうしたんだろう…」
律子「やよいー?」
やよい「あっ!律子さんこんにちはー」ピョンピョン
律子「こんな所でなにをしているの?」
やよい「バッタをとってるんですー」ピョンピョン
律子「ふふふ、空き地で虫採りなんてやよいもまだまだ子供ね…」
やよい「イナゴにくらべると少し青臭いんですよねー」ピョンピョン
律子「……え?」
やよい「あっ、バッタが口から出す黒いのは
おしょうゆじゃないので間違えないでくださいねー」ピョンピョン
律子「……え?」
やよい「この前なめてみたら、苦かったですー」ピョンピョン
P「今日の収録場所は随分遠いな、やよい、車酔い大丈夫か?」
やよい「うっうー!全然平気ですよー!」
P「うわっ、こんな峠道を通らないと行けないのか、きついな…」
やよい「プロデューサー、頑張ってくださいー!」
P「少し霧も出てきたな…」
P「あれ、あの看板…シカ注意って書いてあるのか、この辺シカがいるんだな」
やよい「……」
P「ん……うわぁっ!」
キキーーー!
P「あぶねっ、なんだ!?……もしかして、言ってるそばからシカかよ…」
シカ「……」
P「初めて見た…全然逃げないんだな、人間が怖くないのか?」
やよい「……」
ガチャ バタン
P「こ、こらやよい、降りちゃ駄目だ!」
シカ「……」ジーー
やよい「……」ジーー
P「やよい!危ないから戻ってきなさい!」
シカ「……」ジリジリ
やよい「……」ジリジリ
P「やよい!」
シカ「っっっ!!!!」ダッ
やよい「……」シュシュシュ
ドガッッッ!!!!!!
P「やよいーー!!」
……い…よい……やよい!
やよい「う、うぅー……あれ、わたし…」
P「よかった…気がついたか!…痛い所ないか!?」
やよい「プロデューサー……シカは?」
P「どっかにいったよ……何であんな無茶したんだ!
いきなりシカにむかっていくなんて!」
やよい「うぅー……おいしそうだったので…」
P「やよい……おまえってやつは……」
やよい「うっうー!最近事務所のみんなが
わたしに食べ物を色々くれるんですー!」
やよい「家族のみんなもいっぱい食べられるーってよろこんでますー!」
やよい「急にどうしたのかな……でもわたし、765プロに入ってよかったですー!」
響「あっ、やよいー!」
ブタ太「ぶーぶー」
やよい「あ、響さんブタ太くんこんにちはー!」
響「やよい、この前ありがとなー、ブタ太を捕まえてくれて!」
やよい「いいんですよー、……ブタ太くんおいしそうですよねー」
響「や、やよい?……冗談きついぞ……」
やよい「うちは年に一回トンカツの日があるんですよー、この前も……」
響「じ、自分もう行くね、おいでブタ太!」ソソクサ
ブタ太「ぷぎー!」タカタカ
やよい「……じゅるっ」
おわり
このSSまとめへのコメント
かぶとむしの幼虫は臭くて不味いらしい。
食べるならカミキリ虫の幼虫だな。