俺「ついに二次元の世界に来れたぞ!」 (39)

スレが落ちたので立て直しました
今度こそ完結させます

前スレURL

※このSSは遊戯王シリーズ、人造昆虫カブトボーグVxV、天元突破グレンラガン+αのクロスSSです


ネオカミナシティ ロイドの店

俺(この世界に来てはや七年。テッペリンでの戦いの後、あれから俺は、平和になった事で大グレン団の仕事が大幅に減った為、とあるボーグショップでアルバイトをして生計を立てる事にした)

リュウセイ「違うぞ遊戯!そうじゃねえ!チャージインの手の振りはもっとこう!こんな感じだ!」ブンブン

遊戯「こ、こうか?」フルフル

リュウセイ「違うって!もっと魂を込めて!難だったら、毎回叫べ!」

遊戯「こうか?はああああー!」

リュウセイ「あー、ダメダメ!遊戯はデュエルは出来ても、ボーグバトルの方はダメダメなんだな」

遊戯「面目ないぜ…」

俺(何やってんだよこいつ等…)

ロイド「ソウデスネー。ボーグバトルはチャージインにハジマリチャージインオワール。素振りハ大切デース」

リュウセイ「あーもう!全然駄目だ!」

俺(ってか英雄の筈のリュウセイはこんな所で一体何をやってんだよ…遊戯も遊戯だけどさ…)

遊戯「やっぱりボーグバトルじゃ俺には分が悪いぜ。リュウセイ、たまにはデュエルで俺と勝負しようぜ」

リュウセイ「やだよ。だってデュエルじゃ俺が負けるじゃねーか。って事で遊戯。これから素振り1000回だ」

遊戯「リュウセイ…勘弁して欲しいぜ…」

カツジ「もうリュウセイくん。決闘者が本業の遊戯さんにそれは余りにも酷すぎるよ」

リュウセイ「そうか?」

カツジ「そうだよ。この前だってそのせいで大変だったじゃないか」

リュウセイ「この前?ああ、あの時か。あれはカツジが悪かっただろ」

カツジ「僕は悪くないだろ!あれは元はというとリュウセイくんのせいだろ。あれのせいで僕がどれだけ困った事か…」

リュウセイ「そんな事言われても仕方ないだろ。あの時はだってああするしか…」

ガラッ

ケン「リュウセイ大変だ!」

カツジ「どうしたんだい?ケン?」

ケン「はす向かいに大型飲食チェーンの店が出来たんだ!このままじゃ俺の家の中華料理店が潰れちまうよ!」

リュウセイ「じゃあちょっくら潰してくるか。ビッグバンの組織も大分前に潰して丁度暇だったしな」

俺(初めて会った時も螺旋王倒した時も思ったけど、本当なんなのこの人…)

リュウセイ「じゃあ俺達ちょっくら行ってくるわ」

ロイド「行ってラッシャーイデース」

俺「またはす向かいの店がリュウセイに潰されるんですか…」

ロイド「ソウデスネー」

俺「なんか気の毒になってきますよ…」

ロイド「リュウセイ君に目を付けラレタのガ運の付きデース」

俺(前々から思ってたけどこの人口調うぜぇ…)

遊戯「リュウセイもいなくなって暇になったぜ。俺、お前でいいから俺とデュエルしてくれ」

俺「嫌だよ。だってデュエルってなんか物騒で怖いもん」

遊戯「薄情な奴だぜ」

俺「つーかお前は働け。遊星の方は新政府の研究機関で働いているぞ?」

遊戯「それに俺は決闘者だ。デュエル以外はやらないぜ」

俺「じゃあ今なんでカブトボーグの素振りをしてたんだよ…」

遊戯「うるさいぜ。少し黙ってろ」

俺「…………」

相棒『もう!もう一人の僕!ちゃんと働いてよ!』

遊戯「そんな事言っても相棒、俺に合った仕事がない以上しょうがないぜ」

相棒『今は平和になってて大グレン団の仕事だって殆ど入ってこないんだよ!収入がないとカードも買えないんだよ?』

遊戯「相棒、それを言われると耳が痛いぜ…」

俺(俺が初めて会った決闘者の人もそうだったけど、決闘者の人って独り言する人が多いのかなぁ?)



俺「あ、店長。じゃあ定時なんで、俺そろそろ上がりますね」

ロイド「ハーイ、オツカレサマデース」

俺(ってかこの店、常連以外殆ど誰も来ないし、その常連ですらロクに商品を買ってくれないけど経営大丈夫なのかなぁ?)

テレビ(ブオン)

俺「あれ?なんか勝手にテレビが映りましたよ?店長何か押しましたか?」

ロイド「ワタシは何もシテマセンヨー。不思議デスネー」

ニア『……………』

俺「誰この姉ちゃん?」

ロイド「ビューティフルなオネーサンデスネー」

ニア『地球人類に告げる。我々反螺旋族アンチスパイラルは、地球人類が螺旋力危険レベル第二段階に達したと判断。これより、人類殲滅システムを発動します』

俺「なんだって!?」

ガラッ

俺(外を見たけど、何も起きていないじゃいじゃないか…)

ロイド「一体ドウシタンデショウネー」

数分後

テレビ『ニュースです』

俺(やっぱりさっきの事がニュースになってたか…)

テレビ『謎の勢力の巨大兵器の群れが首都上空に現れました」

俺「なんだって!?」

テレビ『ですが、即座に通りかかった決闘者によって鎮圧されました。この事件による被害はなく怪我人もゼロです』

俺(決闘者…?遊戯か遊星がやったのか?)

テレビ『新政府は現れた巨大兵器をムガンと呼称する事になりました。また新政府は先ほどの電波ジャック事件との因果関係を現在調査中で…』

俺(なんか…また物騒な事が始まりそうな予感がする…)



一方大グレン団本部

ロシウ「こ、これは…」

遊星「そうか…そういう事だったのか…」

リーロン「今全てが分かったわ…人類抹殺システムの正体が…」

翌日

プルルル プルルル

ロイド「ハーイ、ロイドの店デース。オー!俺クンデスネー。ワカーリーマシター」

ロイド「俺クーン、大グレン団本部からオ電話デスヨー」

俺(相変わらずのウザい口調…)

俺「はい。もしもし…」

リーロン「俺くん。大変よ!昨日の放送見たでしょ!?」

俺「やっぱりこれから何か起きるんですか!?」

リーロン「そうよ!今大グレン団のメンバー全員に召集をかけてるわ!とにかく今すぐ大グレン団本部に来てちょうだい!」

俺「わかりました!」

俺「店長すみません!急ですがしばらくバイトは休みます!」

ロイド「オオー!人手が足りなくなってコマリマース!」

俺「すみません!どうしても行かなきゃならない用事が出来たんです!」

ロイド「ソレナラ仕方ナイデスネー。イッテラッシャイネー」

大グレン団本部

ガラッ

俺「大グレン団本部についたぞ!」

ダヤッカ「おお、俺も来てくれたか!大グレン団の皆ももう集まってるぞ!」

俺「一体何が始まるんですか!?」

ダヤッカ「それはこれから遊星達が説明するところだ」

俺「シモンはどうしたんですか?リーダーなのにこんな時にいないなんて…」

ダヤッカ「ニアがあんな事になったんだ…今はそっとしておいてやれ…」

俺「…?」

ヴィラル「ふん…とんでもない事が起きそうだな」

俺「そういやお前誰?」

ヴィラル「俺はかつて人間掃討軍極東方面部隊長だったヴィラルだ。お前たちが螺旋城に攻め込んだ時にもいただろ。今は色々あって大グレン団にいる」

俺「あ、そう…」

誰も見てない気がするけど結構書き溜めした手前今更後には引けないぜ…


ガラッ

シモン「……」

ダヤッカ「シモン!大丈夫なのか!?」

シモン「ああ…こんな一大事なんだ。リーダーの俺が一人で休んでいる訳にもいかないだろう」

ダヤッカ「でも、ニアの事は…」

シモン「俺はニアを救う。その為に戦う」

ダヤッカ「そうか…」

俺(ニアって誰だっけ?)

遊星「皆集まったようだな」

遊戯「一体何が起きているんだ?わかるように説明しろ」

遊星「昨日の電波ジャック事件、その後謎の勢力の巨大兵器、ムガンの群れが現れた事は皆知ってるよな?」

俺「ああ、ニュースで見たよ」

遊星「幸い被害はなく、市民たちの間にパニックも起きなかった訳だが…あれのムガンの発生は人類殲滅システムの第一段階に過ぎない…」

ヴィラル「人類殲滅システム?一体どういう事だ?」

リーロン「それは彼に話してもらうわ」

俺「彼?」

ロージェノム「ワシだ」

シモン「螺旋王っ!?」

ロシウ「大丈夫です。安心してください。彼の細胞から復元させて生体コンピューターとして機能させただけです。彼本人が復活した訳じゃありません」

俺「いや!そういう問題じゃないでしょ!?あの螺旋王だよ!?巨人や獣人を操って散々人を殺してきた挙句ボーグバトルで死んだ螺旋王だよ!?」

ロシウ「アンチスパイラルという謎の勢力の事を知るにはこうする他に手段がなかったんです」

遊戯「それなら仕方ないな」

リュウセイ「ああ、仕方ないな」

大グレン団一同「ああ、仕方ない」

俺「…………」

シモン「これから何が起きるのか、皆にも詳しく説明してくれ」

俺「テレビに映っていた姉ちゃんは、螺旋族がどうとか危険レベルがどうとか、人類を殲滅するとか言っていたけど…」

遊星「その通りだ。人類殲滅システムの目的は人類の殲滅だ」

俺「昨日の正体不明の兵器が人類を殲滅する為にやってきたって事か?でもあの兵器って通りかかった決闘者が鎮圧したんじゃ…」

遊星「いや、事態はそんなに簡単じゃない。あれはシステムの序の口でしかない」

俺「じゃあこれからもっと大変な事が起きるのか?」

遊星「そうだ。月が徐々に近づいている」

リーロン「今までの周回軌道を離れて、ありえない程の速度で地球に近づいているの」

俺「は?どういうこと?」

ガラッ

キバヤシ「話は聞かせてもらったぞ!人類は滅亡する!」

大グレン団一同「な、なんだってー!」

キバヤシ「しかも猶予はたったの3週間しかない!」

大グレン団一同「な、なんだってー!」

俺「どういう事だよ!?わかるように説明しろよ!?」

ロシウ「ここから先は彼に任せましょう。ロージェノム、お願いします」

ロージェノム「よかろう。まずは螺旋の力ととアンチスパイラルについて説明しよう」

ロージェノム「螺旋力とは進化する力、螺旋遺伝子を持つ生命。螺旋構造を持つ銀河を全て象徴する螺旋エネルギーにより無限増大する。それがこの宇宙の理だ」

ロージェノム「増幅し続けるボーガーや決闘者達の闘争本能、それに呼応するように発展していった無限のエネルギーを生み出すモーメント。それにより人類はかつてない程の繁栄を極めてた」

ロージェノム「だが、その力を恐れる者達が現れた。それが反螺旋属『アンチスパイラル』だ」

ロージェノム「我が肉体ロージェノムもかつてはこの銀河を守るため、アンチスパイラルと戦う螺旋の戦士だった」

ロージェノム「ガンメン、コアマシン、カブトボーグ、デュエルモンスターズですらアンチスパイラルと戦う為の手段だ」

ロージェノム「そして、我々はアンチスパイラルとの戦いの最中、人々の欲望やうねりを吸収し肥大化し過ぎた決闘者やボーガーの闘争本能を飲み込んだモーメントの暴走が人類の大半を死滅させる結果となった」

ロージェノム「自滅した我々以外のアンチスパイラルと戦って敗れた他の螺旋属も、それぞれの母星へと逃げ帰る事となった」

ロージェノム「この銀河を制圧したアンチスパイラルは、螺旋生命反応のある惑星に螺旋生命体殲滅システムを配備した」

ロージェノム「地上の螺旋生命体が一定数を超えると、それを感知して起動する。これでもワシは、種としての人類を存続させようとしていたのだよ」

俺「まるで意味が分からんぞ!?」

>>15
ありがとう。一人でも応援してくれる人がいるなら俺も頑張る


遊星「なんだと!?それでは俺が以前戦ったゾーンの言っていた破滅の未来と同じじゃないか!?」

遊星「あの破滅の未来は俺の作った新たなモーメント『フォーチュン』によって回避される筈だ!」

ロージェノム「どうやらこの時代は、そのゾーンが言っていた所の破滅の未来の先にある更に未来という事だ」

ロージェノム「私の知る記述でも『フォーチュン』等という名のモーメントは存在しない」

遊星「バカな!?」

ロージェノム「もし仮に貴様がその破滅の未来とやらを防いだとすれば、人類が自滅する事もアンチスパイラルが人類を危険視する事もなかった筈だ」

遊星「ではこの未来は、俺の救った未来とは違う未来だと言うのか!?」

ロージェノム「そうだ。これは一度人類が滅びの道を歩んでしまった後の未来だ」

ロージェノム「螺旋族の進化する力に決闘者とボーガー達の闘争本能、それにモーメントの暴走が加わった為アンチスパイラルは人類を危険因子として認知したのだ」

遊星「なんという事だ…」

ロージェノム「今のこの世界は、人類滅亡の危機から生き残った数少ない人類がなんとか復興させた物に過ぎないのだ」

俺(こいつ等さっきから何を言ってるの?)

キバヤシ「つまり人類殲滅システムの発動条件は我々人類100万人以上になった時に発動し、ロージェノムはそうならないように巨人や獣人を駆使して人類の数を調整してたという事だったんだよ!」

キバヤシ「オレ達はとんでもない考え違いをしていたんだ!ロージェノムは人類を苦しめていたんじゃない!むしろ守るためにあんな事をしていたんだ!」

ロージェノム「そうだ。人口が100万人以上になった今、人類はアンチスパイラルの人類殲滅システムによって滅ぼされる」

キバヤシ「とにかくこのままでは三週間で月が落ちてきて人類は滅亡する!」

大グレン団一同「な、なんだってー!」

ロシウ「とにかく、この事を市民に知られたら確実にパニックになるでしょう」

俺「じゃあどうすればいいんだよ!?月が落ちて来るんだぞ!?人類はどうやって生き残るんだよ!?」

ロシウ「こんな事もあろうかと事前に発見したロージェノムが残した超弩級スペースダイガンがあります。ネオカミナシティの地下で見つかりました。これに可能な限りの数の人を乗せて地球から脱出するのが、唯一の手段かと…」

遊戯「待て。その超弩級スペースダイガンに人類全員が乗れるのか?」

ロシウ「残念ですが…今から市民に呼びかけて避難させた所でネオカミナシティの住民30万人がやっとでしょう…他の残された人達は…」

俺「ふざけんじゃねえ!それじゃあ残された70万人には死ねって言うのかよ!?」

大グレン団一同「そうだそうだー!」

ロシウ「ですが…他に方法は…」

キバヤシ「何もかも…何もかも遅すぎたんだ……」

リュウセイ「逃げるなんて面倒だ!月なんてぶっ壊しちまえ!」

ロシウ「そんな無茶な…」

俺「流石にそれは無理でしょ…」

キバヤシ「いや…案外行けるかもしれないぞ…」

俺「え!?」

キバヤシ「アークグレンという移動手段。グレンラガンを初めとするガンメン達。それに決闘者のカード。ボーガー達のカブトボーグがあれば或いは…」

俺「いやいや!流石に月を壊すなんて無理でしょ!?」

リュウセイ「俺達がいれば無理じゃない筈だぜ!」

遊星「今計算したが、俺達の持てるすべての戦力を投入すれば0.0000001%の確率で月を破壊出来ると言う結果が出た。少なくとも軌道を逸らすくらいの事は出来る筈だ」

俺「マジかよ…」

リュウセイ「可能性が少しでもあるなら、俺達にとっては100%あるのと同じ事だぜ!」

遊戯「そうと決まれば話が早いぜ!俺はこの作戦に乗るぜ!」

ヴィラル「俺も賛成だ」

リーロン「無茶苦茶だけどいい案ね」

カツジ「僕もいい案だと思う」

ケン「俺も賛成だぜ」

大グレン団一同「さんせーい!さんせーい!」

リーロン「殆ど満場一致みたいだけど。どうするシモン?」

シモン「勿論俺も賛成だ」

俺(もうやだこいつ等…)

ガラッ

十代「話は聞かせてもらったぜ。月を壊すだって?ワクワクするじゃねーか!俺も行かせてもらうぜ。破滅の光をぶっ倒したばかりで丁度暇してたんだ」

俺「あんたはあの時の!?」

十代「よう、久しぶりだな。随分と逞しくなったな」

俺「まさか昨日アンチスパイラルのムガンを止めたのもあんたなのか!?」

十代「まあな。たまたま通りかかったらなんか危なそうなのがいたから退治しておいた」

俺「やっぱり決闘者って凄い…」

遊星「十代さん、お久しぶりです」

十代「おう、遊星。久しぶりだな」

俺「この人を知ってるのか?遊星」

遊星「知ってるも何も彼は伝説の決闘者、遊城十代さんだ。俺も前に一度会った事がある」

俺「こいつも伝説の決闘者なのかよ…」

遊星「彼は世界の危機を何度もデュエルで救った英雄だ」

俺(もうこの手の話じゃ驚かんぞ…)

十代「まあそういう事だ。よろしくな」

アークグレン格納庫内

俺「そう言えばお前ら。いつも生身だけどこれから宇宙空間で戦うんだぞ?宇宙服とかガンメンとかなしでも大丈夫なのか?」

遊星「オゾンより上でも問題ない」

遊戯&十代「右に同じ」

リュウセイ「俺も前にビックバンと宇宙空間で戦った事があるから大丈夫だ。それに今回はVモデルも持ってきたからな」

カツジ&ケン「右に同じ」

俺「そうかい…」

館内放送『月から多数のムガンが現れたぞ!総員戦闘準備だ!』

俺「おいでなすったか!リーロン!俺のガンメンは!?」

リーロン「勿論宇宙空間でも戦えるように改造済みよ」

俺「よっしゃあ!やってやるぜ!」

俺「って相も変わらずハンドルとボタン二つだけかよ!」

リーロン「大丈夫。宇宙空間でも気合いでなんとかなるわ。私を信じて!」

俺「わかったリーロン!信じるぜ!」

俺「ガランクタン!俺!行くぜぇー!」ドシュー

宇宙空間

シモン「ヴィラル、あれをやるぞ!!」

ヴィラル「あれ…それも一興!!」

シモン「人と獣の二つの道が、捻って交わる螺旋道!」

ヴィラル「昨日の敵で定めを砕く!明日の道をこの手で掴む!」

シモン&ヴィラル「宿命合体グレンラガン!!」

シモン&ヴィラル「俺を誰だと思っていやがるッッ!!!」

ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン

俺「流石シモンだぜ!相変わらず凄い強さだ!」

俺「おっと!こっちにもきやがったぜ!」

ムガン「……」

俺「ええい!このスイッチだ!」

ドカーン ドカーン ドカーン

俺「やったぜリーロン!あんたの機体は相変わらず最高だぜ!」

リーロン「お褒めに預かり光栄だわ」

遊戯「ブラックマジシャンで攻撃!」

十代「来い!ネオス!」

遊星「行け!スターダスト!」

リュウセイ「いっけー!俺のトムキャットレッドビートルV!」

カツジ「ゆけー!僕のエレクトリカルスピードワゴンV!」

ケン「行けー!俺のキーオブザグッドテイストV!」

ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン

俺(あいつ等本当に生身で宇宙空間で戦ってるよ…)

ヴィラル「っち!数が多すぎるなぁ!」

シモン「このままじゃラチがあかない!アークグレンと合体するぞ!」

リーロン「わかったわ!シモン!」

シモン「ギガドリルッ、スピンオン!」

シモン「因果も定めも突破して!」

ヴィラル「命の叫びが銀河に響く!」

シモン&ヴィラル「怒涛合体!アークグレンラガン!!」

シモン「一気に決めるぜ!ヴィラル!」

ヴィラル「それは命令か!?」

シモン「いや!提案だ!」

ヴィラル「だったら乗ったぁー!」

シモン&ヴィラル「時空烈断!バーストスピニングうううう!!!!パァーンチィいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」

ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン

シモン「このまま押し切るぞ!」

ヴィラル「待て!様子が変だ!」

月「…………」ゴゴゴゴゴゴ

カテドラル・テラ「…………」デーン!

キバヤシ「月が…巨大なガンメンに変形しただと…!?」

俺「あんなの一体どうやって倒せって言うんだよ!?」

ロシウ「バカな…あの大きさでは重量崩壊するはずだ…」

十代「物理法則もあったもんじゃないな」

遊戯「全くだぜ」

リュウセイ「ぶつりほうそく?なんだそりゃ?」

俺(お前らが言うなよ…)

遊星「Dホイールだってガンメンだって、デカけりゃいいってもんじゃない」

リュウセイ「何だっていいぜ!敵ならぶっ飛ばす!ただそれだけだ!」

俺(もうやだこいつ等…)

リーロン「でも相手は月サイズの敵よ!?一体どうやって倒すの!?」

シモン「無茶を通して道理を吹っ飛ばす!それが俺達、大グレン団だろ!?」

リュウセイ「そうだ!シモンの言う通りだぜ!」

遊星「行くぞ皆!」

大グレン団一同「おう!」

シモン「アークギガ!ドリル!ブレイクー!」

遊戯「ブラックマジック!」

十代「ラス・オブ・ネオス!」

遊星「シューティングソニック!」

リュウセイ「レッドアウト・ゴールデンマキシマムバーニング!」

ケン「チャイナクック・マーベラスチャーハン!」

カツジ「デンジャラススーパー・アルティメット!」

ドカーン ドカーン ボカーン ボカーン ボーン ボーン ボーン

俺(やべぇ…月サイズの敵が相手で正直マズいと思ってたけど、なんか普通に倒せそうなんだけど…)

キバヤシ「現宙域に空間転移反応多数!これは…!?」

シモン「どうした!?」

キバヤシ「惑星サイズのムガンだ!しかも数は…千!」

リーロン「なんて事なの…」

俺「惑星サイズが千体だと!?どうすればいいんだよ!? 無理だよこんなの!勝てっこないよ!」

シモン「諦めるな!俺たちはいつもギリギリで踏ん張ってきた!いつだってギリギリまで粘って勝利を勝ち取ったんだ!」

十代「惑星サイズの敵の大群か、ワクワクするぜ」

リュウセイ「なんだろうと俺の邪魔をする奴はブッ飛ばす!」

俺(もうマジこいつ等何とかして…)

キバヤシ「そうだ!ロージェノムなら…この状況の打開策も…」

俺「螺旋王!何かいい手でも知ってるのか!?」

ロージェノム「あのガンメン、カテドラル・テラは元々は我々螺旋族の戦力だった。螺旋の力を持つ物ならあの力を制御可能な筈だ」

キバヤシ「つまりアークグレンラガンとあの超巨大ガンメンは合体出来るんだな!?」

ロージェノム「そうだ」

リーロン「でも待って!今から月サイズの物体と合体するなんて、時間が掛かり過ぎるわ!その間にあいつ等にやられてしまうわよ!」

十代「俺に任せろ!」

キバヤシ「どうするつもりだ!?」

十代「絶対無敵、究極の力を解き放て、発動!超融合!!!」

リーロン「これは…アークグレンとカテドラル・テラが合体してる!螺旋力上昇!行けるわ!」

俺(マジかよ…パネェ…)

シモン「友の思いをこの身に刻み…無限の闇を光に変える!天上天下、一騎当神!超銀河グレンラガン!!」

シモン「人間の力!見せて…やるぜッ!!!」

シモン「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

シモン「超銀河ぁ!ギガぁ!ドリル!ブレイクー!!!!!!!!!!」

ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン

遊星「俺達も続くぞ!」

リュウセイ「おうよ!」

遊星「シューティングブラスターソニック!」

十代「レジェンダリーストライク!」

遊戯「バーサーカーソウル!」

リュウセイ「アルティメットレッドアウト・ゴールデンマキシマムバーニング!」

ケン「チャイナクック・マーベラス満漢全席!」

カツジ「デンジャラススーパーサンダーアルティメット!」

俺「ええい!このスイッチだ!」

ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン

キバヤシ「敵残り反応ゼロ!」

リーロン「やったわ!私たち人類の勝利よ!」

シモン「やったぜ!」

大グレン団一同「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

俺(正直もう駄目って思ってたけど…マジで勝っちゃったよ…)

俺(はぁ…凄い激戦だったから疲れたぜ…)

ヒュン

ニア「……」

シモン「ニア!?」

ニア「地球人類殲滅システムが無効になった事で、アンチスパイラルは全面戦闘状態に入ります」

ニア「アンチスパイラルの本体は覚醒した螺旋族を滅ぼす為、この銀河に到着するでしょう」

リュウセイ「だったらそのアンチスパイラルの本体もブッ飛ばしてやるぜ!」

ニア「彼らが本気になれば、幾らあなた達でも叶わない。あなた達にあるのは、絶対的絶望だけです」

遊戯「うるさいぜ。少し黙ってろ」

ニア「…………」

ニア「私は、アンチスパイラルに本星に召喚されます」

シモン「くっ…ニアああああああ!!」

俺「え!?この二人知り合いだったの!?」

大グレン団本部

キバヤシ「と言う事で、月落下の危機は回避されたが、いつまたアンチスパイラルが我々人類を攻めて来るかわからない」

遊星「と言う事で、俺達大グレン団はアンチスパイラル本体に攻め込むことにした」

俺「攻め込むにしてもどうやって行くんだよ?」

キバヤシ「ワープだ」

俺「ワープ?んな事どうやってやるの?」

リーロン「分かりやすく言えば、気合って事よ」

俺「気合いでワープ出来るの!?」

リーロン「超銀河ダイグレンを解析した結果、螺旋力を使えば気合いで外宇宙にもワープ出来るってわかったわ」

大グレン団一同「おお、気合かぁー」

俺「え…」

遊星「試しに螺旋索敵で見つけた本物の月を元あった軌道に持ってきたがそれも無事に成功した。座標さえわかればすぐにでもアンチスパイラル本星に攻め込めるだろう」

俺(月持ってこれるとか…気合いと螺旋力パネェなぁ…)

遊星「そしてその座標ももう既に螺旋索敵でわかった」

俺「どうやってわかったんだ?」

リーロン「つまり、恋が宇宙を変えるって事」

俺「は?」

大グレン団一同「おおーっ!なるほどー!」

俺「え…」

シモン「と言う事で、俺達大グレン団は一気にアンチスパイラル本星に攻め込む!」

リュウセイ「上等だぜ!」

遊戯「相手にとって不足はないぜ!」

十代「ワクワクするぜ!」

遊星「俺達の絆パワーをアンチスパイラルに見せてやろう!」

シモン「俺達大グレン団の結束があれば恐れるものなど何もない!行くぞ、最後の戦いだ!」

ワープ後 因果宇宙

シモン「ここは既に敵地だ!何が起こるかわならない!皆気を引き締めろ!」

大グレン団一同「おう!」

アンチスパイラル「ついにここまで来たか…螺旋族よ…」

シモン「お前がアンチスパイラルか!?」

俺「なんてデカい奴なんだ!?どう見ても惑星よりデカいぞ!」

リーロン「待って、どうやらあれは立体映像みたいよ!」

アンチスパイラル「みるがいい。この宇宙の行く末を。進化することしか考えぬ螺旋の力が、この宇宙を滅ぼすという結末を」

アンチスパイラル「螺旋力とは宇宙と生命をつなぐ力。銀河の成長は生命の成長と比例する。生命はより螺旋の力を得るための形を求めて発達した」

アンチスパイラル「それが、進化だ。だがその果ては螺旋力を制御しきれなくなり、生命のすべてが銀河となる。過剰銀河は互いに食いつくし、ブラックホールとなる。

アンチスパイラル「この宇宙は無に還る。それが、スパイラルネメシスだ」

アンチスパイラル「知るがいい。これがお前たちの絶対的絶望だ…」

キバヤシ「センサーに敵反応これは…!」

リーロン「どうしたの!?」

キバヤシ「敵反応!数は、無量…大数…」

俺「なんだって!?」

ロージェノム「気をつけろ、敵はランダムシュレディンガーワープで接近してくる」

リュウセイ「無料大名もシュークリームクレープも関係あるか!食らえ!レッドアウト・ゴールデンマキシマムバーニング!」

シーン

リュウセイ「どういう事だ!?俺のレッドアウト・ゴールデンマキシマムバーニングが効かないだと!?」

遊星「俺達の攻撃も一切効いていないぞ!?」

ロージェノム「この宇宙はアンチスパイラルが生み出した因果宇宙であり、アンチスパイラルの意のままに操れる。あえて言おう。我らの敵は宇宙そのものだ」

俺「なんだって!?糞っ!そんな相手どうすれば…!?」

俺「そんなのが相手だったら、折角超銀河ダイグレンの生産設備で作った俺のスペースガランクタンでも歯が立たないぞ!」

カツジ「うわああああああああ!!!」ドカーン

リュウセイ「カツジいいいいいいいいい!!!!」

ケン「ぐあああああああああああ!!!!!」ドカーン

リュウセイ「ケーええええええええええええええええん!!!」

マンソン「ぐわああああああああああああああああああああ!!!!」ドカーン

リュウセイ「マンソおおおおおおおおおおおおおおん!!!!」

キバヤシ「エレクトリカルスピードワゴンVとキーオブザ・グッドテイストVとハウリング・ロデオ・ドライブVの反応ロスト!!」

俺「何故だ!?あいつ等ボーガーがなんでこうも簡単にやられるんだ!?」

ロージェノム「確立変動弾だ」

俺「何だそれは!?」

リーロン「通常ボーガーは、ボーグフィールドを発生させて攻撃したり、敵の攻撃を防いだりする事が出来るわ。生身で宇宙空間で戦えるのもその為よ」

キバヤシ「だがあの確立変動弾を食らうと、あらゆる攻撃を100%防ぐ筈のボーグフィールドの攻撃を防ぐ確立その物が書き換わってしまうんだ!!」

俺「なんだって!?そんなの食らったら俺達だってひとたまりもないぞ!」

キバヤシ「とりあえず撤退だ!一度引いて体勢を立て直すんだ!」

シモン「超銀河グレンラガンと俺のドリルなら!こんな敵だって!!」

ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン

俺「って普通に倒してるし!」

ロージェノム「これも彼の螺旋力が成せる業だ」

俺「マジかよ!?螺旋力凄えええー!」

キバヤシ「超銀河グレンラガンはともかく、他のスペースガンメンや生身のデュエリストやボーガーが確立変動弾を食らったらひとたまりもない!一度引くんだ!」

俺「りょ、了解っ!!」

シモン「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン

キバヤシ「敵機反応50%低下!行けるぞ!」

俺(無量大数相手なのに、なんか超銀河グレンラガンだけで普通に行けそうだな…)

リーロン「待って!様子がおかしいわ!」

キバヤシ「バカな!?宇宙空間なのに津波が起きているだと!?」

俺「の、飲み込まれる!」

バサーン

シモン「くっ!海に沈んで超銀河グレンラガンが思うように動かない!」

リーロン「空間が超高密度に圧縮されているの、それで海みたいに見えるのよ!」

キバヤシ「いずれにしてもこのままでは水圧で我々は押しつぶされて全滅だ!」

俺「な、なんだってー!?」

シモン「クソっ!超銀河グレンラガンの形態を維持できない!」ガショーン

リーロン「超銀河ダイグレンの形態に戻ってしまったようね。でもこっちの方がまだ水圧に耐えられるわ」

超銀河グレンブリッジ内

リーロン「このままじゃ超銀河ダイグレンがどんどん沈んで行って、いずれ水圧で押しつぶされるわ」

キバヤシ「とりあえず今シモンが必死で頑張って耐えているが、それもいつまでも持つかわからない…」

俺「この絶体絶命な状況で、一体どうすればいいんだ…」

ロージェノム「ここはデススパイラルフィールド。螺旋力が質量に変換され、螺旋力を使えば使うほど密度を高めていく。このまま深淵部へ引き込まれたら潰されてしまうだろう」

俺「つまりどうすればいいんだ?」

ロージェノム「深淵部にいるデススパイラルマシンを倒せばこの空間から解放されると言う事だ」

俺「ちょっと待てよ!深淵部に行ったら水圧で潰されるんだろ!?」

ロージェノム「そうだ」

俺「行く前に確実に死ぬじゃねーか!!」

リーロン「そう思って、さっきも強力な螺旋エネルギーを与えて螺旋変換フィールドを破戒して、螺旋ミサイルを叩き込む超螺旋弾を発射して見たんだけど、圧力に負けて迎撃されたわ…」

俺「じゃあどうしろって言うんだよ!?誰かに最深部まで行ってきて特攻でもしろって言うのか!?」

リュウセイ「……」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom