ネロ「安価でアルバイトしよう!」(361)
ネロ「えぇっ、エリー今日忙しいの?」
エリー「ちょっと、予定が…」
ネロ「参ったなー、エリーにぴったりなバイトを見つけてきたのに!」
エリー「ご、ごめんなさい…」
ネロ「まぁしょうがないか、今日は僕がいくよ!」
シャロ「ネロが!?」
コーデリア「バイト!?」
ネロ「な、なんだよ!僕だってバイトくらいできるんだぞー!!」
ネロ「>>5のバイトくらい楽勝でこなしてやる!」
怪盗
モデル
ネロ「モデルのバイトくらい楽勝だよ!!」
シャロ「ネロがモデルさん…ですか…」
コーデリア「いや…その、えぇっと…うん」
エリー「…………」
ネロ「…なにさ?何が言いたいんだよ?」
シャロ「ネロには無理だと思います!!」
ネロ「なんだと!?」
コーデリア「ネロ、モデルってポーズをとったりするのよ?」
ネロ「知ってるよ?」
エリー「ずっと同じ姿勢のまま、我慢したりとか…」
ネロ「それくらい出来るって!僕を甘く見ないでよね!」
ネロ「さぁてそろそろ行かなくちゃ、バイトの場所は>>13だね!」
コーデリア(不安だわ…)
根津の部屋
ネロ「えーっと…なんだこれ、学院の寮じゃないか」スタスタ
ネロ「ここだね、こんちはー!!」ガチャッ
根津「来たな!エルキュー…げえっ!?」ビクッ
ネロ「なんだ、根津じゃん」
根津「なんで…お前が…!!」
ネロ「エリーの代理だよ、別に僕でもいいでしょ?」
根津(くそ…!思う存分エルキュールの写真を撮りまくれると思ったのに…)
根津(よりによってなんでこいつが…ちくしょう!!)ガンッ
ネロ「壁殴ってないでお給料ちょうだいよ、前払い制だから」
根津「だ、誰がお前に給料なんか!!」
ネロ「え?じゃあキャンセル料払ってもらうからね」
根津(ど、どうするか…)
根津「>>20」
根津「払ってやるよ…体でな」
ネロ「は?それってどういう…うわぁっ!?」グイッ
根津「俺の体でキャンセル料払ってやるって言ってんだ!!」
ネロ「は、離せよ!!意味わかんないし…痛い…!」
根津「うるせえ!ちょっと押し倒されたくらいの痛みがなんだ!」
根津「お前に分かるのかよ!エルキュールの写真を思う存分撮りまくれると思ったのに…!」
根津「代わりに幼児体型の守銭奴が来た時の健全な思春期男子の心の痛みがああああ!!!」
ネロ「お前が一番痛いよ」
根津「うわああああああんうるせええええええ!!!」グイグイ
ネロ「ひゃっ!?や、やめろ馬鹿!さわるなぁ!」
根津「ネロ…!」グッ
ネロ「ち、近いよ…根津…」
ネロ(な、なんとかして根津をどうにかしないと…!)
ネロ(ここは…>>30だ!)
たまたま通りすがったG4の方に助けてもらう
ネロ「た、助けてー!誰かー!!」ジタバタ
根津「ぬっ…!くそ、じたばたすんな…!」
平乃「呼ばれて!」ガチャッ
次子「飛び出て!」
咲「じゃじゃじゃじゃーん」
小衣「事件あるところに警察あり!IQ1400の天才美少女警察官明智小衣率いるG4参上よ!」
ネロ「た、助けて!根津に乱暴されるー!」
根津「違う!これはキャンセル料なんだ!払えって言われたんだ!」
平乃「当て身!」ドスッ
次子「拳銃!」パーン
ポポロ「ポポロチャンイウナー」ドガッ
根津「ぐふっ…!」
ネロ「た、助かった…!」
平乃「危ないところでしたね!」
ネロ「こ、怖かった…」
小衣「あんた、こんなとこで何してたのよ」
ネロ「それが、かくかくしかじかで…」
咲「おk、把握」
ネロ「結局アルバイトはできなかったし、根津に襲われるし…踏んだり蹴ったりだよ!」プンプン
ネロ「ねぇ銭形ー、なんかいいバイトない?」
次子「ん?そういえばあたしの知り合いが手伝いが欲しいって言ってたような…」
ネロ「マジで!?ねぇねぇそこ紹介してよ!何の仕事?」
次子「まぁいいけど…>>43のバイトだよ」
機械関連
うまうま棒工場
次子「あたしにはよく分かんないけど、機械を使っていろいろしてるとこだよ」
次子「地図書いてあげたから行ってみなよ」スッ
ネロ「サンキュー銭形ー!!」
ネロ「よし、早速行くぞ!僕だってちゃんとバイトくらいできるんだ!」
…
ネロ「着いた…ここか」
ネロ「こんちはー!!」ガチャッ
ネロ「バイト募集してるって聞いてきたんだけどー」
社員「あ、君が例の…」
ネロ(確かに機械がいっぱいだ、僕にぴったりじゃないか!)
ネロ「ここって何の会社なの?」
社員「>>51ですよ」
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
社員「当社はですね、バイブレーション機能を持った機械の生産を行っています」
社員「マッサージチェアやゲームのコントローラー、携帯電話のバイブレータ部品…」
社員「生産だけでなく開発にも積極的に取り組んでいます」
ネロ「うわあ、真面目!」
ネロ「僕、機械を操るトイズを使えるんだ!」
ネロ「僕を雇えばきっと儲かると思うけど?」
社員「それは素晴らしい!是非お願いします!」
ネロ「やったー!」
ネロ「…さて、どうしようかな?」
ネロ「他のアルバイトの人は黙々と部品の組み立てをしてるけど…」
ネロ「ここは僕のトイズでばばーんと大きい事をするべきだよね!」
ネロ「ダイレクト・ハーック!!」シャキィン!
ネロ「僕のトイズの力で…>>65する!」バチバチ
一か月分の商品生産
ネロ「僕のトイズで…部品を作る機械の性能をアップさせちゃえ!」バチバチ
ネロ「ついでに部品組み立ても全部機械化!」バチバチ
ネロ「選別、梱包、出荷!全部ぜーんぶ機械化だー!!」バチバチ
ネロ「たった一分で今までの一ヶ月分の商品生産が可能!僕って天才!」
…
ネロ「怒られた…」グスン
ネロ「『みんなの仕事を取らないでください』ってなんだよ!僕が全部やった方が早かったのに!」
ネロ「『そんなにいっぱい作っても在庫で倉庫が埋まっちゃいます』だって!?知らないよ!営業の人が頑張ればいいじゃないか!!」
ネロ「『やることが極端なんです』!?しょうがないじゃんか!これが僕のトイズなんだから!!」
ネロ「はぁー…ま、ちょっとお給料もらえたからいいかぁ」
ネロ「他にいいバイトないかなぁ…」
ネロ「…そうだ、>>75のとこに聞きにいこう!」
シャロ
ネロ「ただいま…」ガチャ
シャロ「あ、おかえりなさいですー」
コーデリア「どうだった?」
ネロ「ちょっとしかお給料貰えなかったよ…」
ネロ「僕、頑張ったんだけどなぁ…」
コーデリア「お疲れ様、ネロ」
シャロ「げ、元気出してください!ネロ!」
ネロ「同情するなら仕事くれ」
シャロ「いいですよ?」
ネロ「あるの!?」
シャロ「はい!>>85のお仕事ですー!」
谷岡俊一に掘られる
シャロ「谷岡さんに掘られるお仕事ですー!」
コーデリア「ちょ、待っ…」
ネロ「誰?それ」
シャロ「さぁ、あたしにもちょっと分かりません」
シャロ「でも自給高いし、楽そうですよ」
ネロ「まぁ僕のトイズを使ってショベルカーでも作れば土なんて楽に掘れるかな」
シャロ「あたしはらめえん屋さんのバイトがあるので行けないんですー」
ネロ「よぅし!じゃあ僕が行ってくるよ!!」
コーデリア「えぇー…」
ネロ「場所はどこ?」
シャロ「えぇっと…>>97です!」
土木現場
ネロ「着いた!この工事現場だな!!」
ネロ「こんちはー!バイトしに来たんだけどー!」
谷岡「おっ、バイト志望か!」
谷岡「じゃあさっそく俺と……なにっ!?」
ネロ「なに?」
谷岡(お、女の子じゃないか…)
谷岡「お嬢ちゃん、悪いけど俺の仕事は野郎じゃないとダメなんだ」
ネロ「えぇー…」
ネロ(やっぱり力仕事は男じゃないとダメなのかぁ)
谷岡(女の子じゃ俺の欲は満たせねえぜ…)
谷岡「そういうことだから、すまないね」
ネロ「ちぇっ」
谷岡「あ、君のお友達にいい野郎はいないかい?」
ネロ「別に友達じゃあないけど根津って奴がいるよ」
谷岡「そうか!!」
ネロ「谷岡に根津のメアド教えてあげたし…帰ろうっと」スタスタ
ネロ「あぁー、でも惜しかったな今のバイト…」
ネロ「自給高かったしもったいない!」
ネロ「でも悔やんだって仕方ないや、誰かいいバイト知らないかな…」
ネロ「そうだ!>>115に聞きに行こう!」
根津
ネロ「せっかく根津の名前が出たし、根津に聞いてみようかなぁ」
ネロ「さて、根津のいるところと言えば…」
ヨコハマ警察署
独房
根津「キャンセル料を貰いにきたのか…?」
ネロ「もういいよ、根津キモいし」
ネロ「それよりなんかいいバイト知らない?」
ネロ「お金が欲しいからさ、時給が高くて楽なのがいいな!」
根津「バイト?そうだな…」
根津「じゃあ俺の代わりにバイト行ってきてくれよ、お前のせいで俺捕まっちゃったし…」
ネロ「へぇー、根津ってバイトしてたんだ」
根津「あぁ、>>123のバイトだ!」
揚げラード売ってた店
根津「揚げラードの屋台でバイトしてるんだ!」
ネロ「あぁ、あそこね!分かった任せろ!」
ネロ「ちなみにお給料はぜーんぶ僕のだからね!」
根津「てめえ!」ガシャガシャ
ネロ「じゃあ行ってきまーす!!」ダッ
根津「くそふざけんな!やっぱお前なんかに教えてやるんじゃ…!」~♪
根津「ん?なんだ、メールか…誰からだ」
根津「えーっと…谷岡?知らないやつだな、なになに…」
ネロ「ってわけで揚げラードのアルバイトだ!」
ネロ「いらっしゃいませー、揚げラードだよー!」
ネロ「そこの道行くお姉さん!揚げラードどう?お肌つるつるになるよ!」
お姉さん「え、いいです…」
ネロ「あ、そこのおじさーん!今流行りの揚げラードだよー!」
おじさん「うーむ…いらんよ」
ネロ「…なんだよこれ!全然売れないじゃんか!」
ネロ「でもまぁいいかもね、暇でもお給料は貰えるんだし…」
ブー太「揚げラード下さいブー」
ネロ(うわ客だ、めんどくさいなー…)
ネロ「はいはい揚げラードね、いくつ?」
ブー太「>>137個くださいブー」
443
ブー太「443個くださいブー」
ネロ「よっ、よんひゃく…!?」
ネロ「あのさぁ、そんなに食べたら胸やけしない…?」
ブー太「だがそれがいい」
ネロ「くそっ、めんどくさいな!!」ジュージュー
ネロ「はい!まず十個!!」
ブー太「もぐもぐ」ムシャムシャ
ネロ(嘘!?十個一気に食べた…!?)
ブー太「片っ端から揚げて出してくれブー」モグモグ
ネロ「うぅぅ…!やってやるー!」ジュージュー
ブー太「もっと早く揚げてくれブー」パクパク
ネロ「うおおおおおお!!!」ジュー
ネロ(あ、ラードが終わっちゃったよ…)
ネロ「ごめん、お店にある分全部揚げ終わっちゃったんだけど…」
ブー太「>>146」
あきらめんな!!
ブー太「あきらめんな!!」
ネロ「えっ!?」
ブー太「お前はそれでも店員かブー!店員ならお客のニーズに応えろブー!」
ネロ「そんなこと言われたって無いものは無いし…!」
イケメンブー太「お客様は…神様だブー」
ネロ「…………!!」ハッ
ネロ「そうだ…僕はアルバイトの店員なんだ!」
ネロ「だったら頑張ってお客さんに商品をお出ししなくちゃだめなんだ!」
ネロ「待っててお客さん!今すぐラードを調達してくるから!!」
イケメンブー太「いつまでもここで待ってるブー」
ネロ「うおおおおお僕アルバイトォーーー!!!」
ネロ(こうして僕は…ラードを探して旅に出たんだ!!)
ネロ(ヨコハマの街をさ迷い…歩き続けて多分十分くらい!)
ネロ(ついにラードを見つけ出した!ラードは…>>158にあったんだ!!)
場末のラーメン屋
ネロ「見つけたぁーーーっ!!!」ガラッ
シャロ「いらっしゃいですー!…ってネロじゃないですか」
ネロ「す、すごい…!床も天井も油でぎっとぎとだ!こんなところがあったなんて…!」
シャロ「歩くとバリバリして大変ですー」バリッバリッ
ネロ「…この油、全部僕にちょうだい!!」
シャロ「えぇっ!?」
ネロ「この量の油があれば、お客さんが望む数の揚げラードを出してあげられるんだ!」
ネロ「僕を助けると思って…頼むよシャロ!!」
シャロ「でもでも…この油は店長さんこだわりの油ですし…」
シャロ「てんちょー!ネロがこの油が欲しいみたいなんですー!」
店長「………」
ネロ「…だめかな?」
店長「>>170」
半分
店長(半分)
ネロ「半分!?半分ならいいの!?」
店長(いいよ)
ネロ「…ありがとー!助かったー!!」
シャロ「あたしも油集めるの手伝いますー!」ベリベリ
シャロ「でも店長…本当にいいんですか?」
シャロ「こんなにバリバリになるまでずっとお掃除しないで…」
シャロ「それでようやく出来上がった、店長のお店なのに…」
店長(油はみんなのために、みんなは油のために)
ネロ「僕、この油でおいしい揚げラードを作ってみせるよ!」
ネロ「本当にありがとう二人共!それじゃ!」
シャロ「頑張ってくださーい!」
店長(グッドラック)
ネロ「お待たせ!お客さん!」
イケメンブー太「ブー…!!すばらしいラードだブー!!」
ネロ「これですぐに残りの揚げラードを作るからね!」ジュージュー
ネロ(って言っても…貰えた油は半分なんだ)
ネロ(お店にあったラードで作れた揚げラードの数は…100個)
ネロ(この油で残り343個の揚げラード…作れるかな?)
…
イケメンブー太「うまい!うまいブー!!」モッシャモッシャ
ネロ「よし!!あと10個で443個!」
ネロ「残りの油で作れる数は…!!」
ネロ「>>186個!!」
10個
ネロ「…10個!ぴったりだ!!」
ネロ「うおおおおラストスパート!!」ジュージュー
イケメンブー太「こっちもラストスパートだブー!!」ハグハグ
ネロ「…へいお待ちっ!!」バッ
イケメンブー太「…………」モグモグ…ゴクン
イケメンブー太「…うまかったブー」
イケメンブー太「無茶な注文に応えてくれただけでなく、こんなにおいしい揚げラードを出してくれるなんて…」
イケメンブー太「君は、最高の店員だったブー」
イケメンブー太「これ、お金だブー」
ネロ「………ありがとうございました!!」
…
ネロ「へっへーん!屋台のアルバイトでお給料いっぱいもらっちゃった!!」
ネロ「やっぱ僕ってやれば出来る子なんだよね」
ネロ「えぇっと…今貰ったお給料と、バイブ工場で貰ったお給料…」ゴソゴソ
ネロ「両方合わせて、>>200円か」
100億
ネロ「100億円かぁ…ふふふ…」
ネロ「すごいな、僕大富豪になっちゃった!!」
シャロ「あ、ネロー!」
シャロ「アルバイト終わったんですか?」
ネロ「うん!見てよこれ!」
シャロ「す、すごいですー!!ココロちゃんのIQよりいっぱいですー!!」
ネロ「これだけあれば…!」
シャロ「かまぼこいっぱい食べられますね!」
ネロ「そ、そんな事に使わないよ!」
シャロ「ネロは、なんでお金が必要なんですか?」
シャロ「そんな大金…なにかやりたい事があるんですか?」
ネロ「やりたい事…そうだな…」
ネロ「僕、大金持ちになって…」
ネロ「>>216がやりたかったんだ!!」
ねこみみくまさん
ネロ「ねこみみくまさんが欲しかったんだ!」
シャロ「あの、テレビでやってるやつですか?」
ネロ「そう!小っちゃいときからずっとあれが欲しくて…!」
ネロ「でも、これだけお金があればあの着ぐるみ売ってもらえるよね!」
シャロ「はい!きっと大丈夫です!」
シャロ「ネロ、急ぎましょう!テレビ局に行って交渉ですー!」
ネロ「よーし!待っててねこみみくまさん!!」
ヨコハマテレビ
ネロ「お金ならあるんだ!ねこみみくまさんを売ってよ!」
社長「フン、断る」
シャロ「ってなんでですかー!お金なら本当にあるんです!!」
シャロ「ネロが頑張って稼いだ100億円なんですよ!」
ネロ「そうだそうだー!100億円じゃ足りないっていうのかよー!!」
社長「>>225」
お主らが真の「ねこみみくまさん」を完成させるんDA
社長「お主らが真のねこみみくまさんを完成させるんDA!!」
シャロ「あ、あたし達が…!」
ネロ「ねこみみくまさんを…!?」
社長「真にねこみみくまさんを愛するのならばそれくらい容易いだろう!」
社長「着ぐるみの中に入って『ねこみみくまさん』になってみるがいい」
シャロ「そ、そんな無茶な…!」
ネロ「………」
シャロ「あたし達、素人なんですよ!?いきなりテレビに出るなんて…!」
ネロ「僕、やるよ!」
シャロ「ネロ!?」
ネロ(動物たちだけが友達だった僕は、ねこみみくまさんがヒーローだったんだ)
ネロ(ずっとずっと憧れていた…そのねこみみくまさんになれるなんて!)
ネロ「ねこみみくまさんになって…番組を成功させてやる!!」
シャロ「ネロ…!」
シャロ「ネロー、どうですかー?」
ネロ「うん大丈夫、この着ぐるみ着心地いいよ」モゴモゴ
社長「貴様が見事にねこみみくまさんになりきり、番組を成功させた時には着ぐるみを売ってやってもいい」
ネロ「望むところだ!絶対に成功させてやる!」
シャロ「でも、どうすればいいんですか?」
社長「ヨコハマテレビの人気番組、キッズ探偵劇場の中にコーナーを作ってやった」
社長「その、>>244コーナーを盛り上げるのだ!」
ネロ「…分かったよ!」
野球拳
社長「野球拳コーナーを盛り上げて見せろ!」
ネロ「分かった!」
シャロ「や、野球拳!?」
ネロ(なんて恐ろしいコーナーだ、じゃんけんに負けたら脱がなきゃいけない野球拳…!)
ネロ(着ぐるみの中に人がいるなんて…テレビの前のよい子たちに知られるわけにはいかない!)
ネロ(この野球拳!絶対に負けられない!!)
シャロ「ネロぉ…」
ネロ「大丈夫だよシャロ!僕、じゃんけん強いからさ!」
シャロ「…あたし、頑張って応援しますから!!」
ネロ「うん!」
社長「さぁそろそろ本番だ!行くぞ!」
小衣「次子ー、テレビつけてー」
次子「なんかやってたっけ?」ピッ
小衣「キッズ探偵劇場が始まる時間よ!」
小衣「探偵劇場ってのがムカつくけど…ねこみみくまさんがかわいいからどうでもいい!」ワクワク
平乃「かわいいですよねぇ!ねこみみくまさん!!」ワクワク
…
ネロ(きぐるみ)「みんな元気かーながわー!」
ネロ「ボクは元気だよーこはまー!」
ネロ「さぁ!今日の野球拳コーナーの時間だよ!」
ネロ「じゃんけんに負けたら服を脱がなきゃいけないゲームなんだ!」
シャロ(ネロ…頑張ってください…!)
社長「今日はねこみみくまさんの相手に、じゃんけんの達人を呼んである!」
ネロ(なにっ!?)
社長「お呼びしよう!!>>261さーん!!」
ポポロちゃん零型
ポポロ零型「ポポロチャンイウナー」カタカタ
社長「野球拳に置いて右に出る物はいない爆弾処理ロボット!ポポロ零型さんだ!」
社長「なんでも幽霊をカメラに封印する機能まで持っている最先端技術の塊!」
社長「さぁねこみみくまさんは勝つことができるのかー!?」
ネロ(くっ…手ごわそうだな!)
ネロ(ねこみみくまさんの着ている服は…チョッキとリボンの二枚)
ネロ(つまり…そこから先は着ぐるみを脱ぐしかないって事だ)
ネロ(負けられる回数は二回まで!その前にポポロ零型に三回勝つ!)
ネロ(そうすれば僕の勝ちだ!)
ポポロ「サーイショハーグー」カタカタ
ネロ「じゃーんけーん…!」
「「ほいっ!!」」
社長「…ねこみみくまさんの出した手は>>270!ポポロさんは>>273だ!!」
パー
じゃんけんなんかやめてデュエルだ!
ポポロ「じゃんけんなんて止めてデュエルしようぜ!デュエル!!」カタカタ
ネロ「パー!…ってえぇっ!?」
ポポロ「貴様もデュエリストならカードで勝負をつけようぜ!!」ドン☆
社長(フフフ…!ポポロ零型は野球拳ロボなどではない!)
社長(高性能デュエル・シミュレーションロボットなのだ!)
社長(野球拳の最中にいきなりデュエルをしかけてくる対戦相手!)
社長(うまく場を盛り上げつつ、この場を乗り切ることができるか!譲崎ネロ!)
ネロ「え、えっと…!」
ポポロ「D・U・E・L!D・U・E・L!」
ザワザワ… ナンダ?ヤキュウケンジャナイノ?
ネロ(観客が戸惑ってる…!ここは…!)
ネロ「>>285!」
いいよ、どーせボルバルザークで勝つから
ネロ「いいよ、どーせボルバルザークで勝つから」
ポポロ「行くぜ!デュエルだ!」ドン☆
ポポロ「俺のターン!行くぜ、スピード・ウォリアーでネロのシールドをブレイク!」
ネロ「シールド・トリガー!母なる大地!」
ネロ「マナゾーンの無双竜機ボルバルザーク召喚!」
ポポロ「なにぃ!?」
ネロ「僕のターン!ボルバルザークでスピード・ウォリアーにアタック!」
ネロ「更に連続してターンを行い…ボルバルザークでポポロにダイレクトアタック!!必殺!無双竜剣!!」
ポポロ「ぎにゃああああああああ!!!」LP0
ネロ「やったー!勝ったぞー!」
シャロ「スタジオも大興奮のデュエルですー!!」
ネロ「さぁ社長!約束は守ってもらうぞ!」
社長「……>>303!」
やーだねー
社長「やーだねー」
ネロ「なん…だと…」
社長「野球拳コーナーでデュエルとか頭おかしいだろ…常識的に考えて…」
ネロ「た、確かに」
シャロ「で、でもデュエルを挑んできたのはポポロちゃんです!ネロは悪くありません!」
ネロ「そうだ!僕は悪くない!」
社長「戯言を…いいだろう!俺自ら決着をつけてやる!」ズン!
社長「貴様が俺に勝つことが出来た時…その時こそ、貴様は真のねこみみくまさんになれるのだ!」
ネロ「しゃ、社長とバトル…!」
社長「勝負方法は…>>317だ!」
17ポーカー
(絵札とジョーカー(ワイルドカード)のみで行うポーカー)
社長「17ポーカーで勝負だ!」
ネロ「ぽ、ポーカー!?」
社長「さぁ席に着くがいい!」
社長「17ポーカーは絵札とジョーカー…ワイルドカードのみで行うポーカー!」
社長「10ゲーム行い、開始前のチップ数との差分が大きい方の勝ちだ!」
ネロ「わ、わいるど…?ちっぷ…?」
シャロ「だめです!ネロはポーカーのルールを分かってません!」
ネロ「えーっと…!なんだっけ、れいず?とかこーる?とか…あれ…?」プスプス
社長(動揺しているな…目に見えて心が揺れているのが分かる)
社長(ポーカーは心理戦!その様子では俺に勝つことなどできない!)
ネロ「うぅ…くそ…!」
社長(この勝負!もらった!!)
ネロ「こ、こーる!」
社長「馬鹿め、貴様の手札はブタだ」
ネロ「僕は豚じゃない!揚げラード屋の店員だ!」
社長「何を言っているかよく分からんが…これで俺の勝ちだ!」
秘書「社長…」コソコソ
社長「む、なんだ?生放送中だぞ」
秘書「『キッズ探偵劇場』の視聴率…0%です」
社長「なん…だと?」
秘書「『もはや子供番組じゃない』『社長がねこみみくまさんをいじめている画は子供に見せられない』『小衣なら社長に勝てる』」
秘書「そんな苦情が殺到しています…」
社長「そんな馬鹿な…!」
シャロ「そういえばいつの間にスタジオの観客席もガラガラですー」
ネロ「馬鹿め!お前は自分で自分の番組を潰したんだ!」
ネロ「自滅だじめつー!ざまーみろ!!」
社長「う、うわあああああああああああああああ」
ネロ(今だ!!)
ネロ「おいディレクター共!社長は自滅、僕の勝ちだ!」
ネロ「僕は、この百億円でこのテレビ局の株を買い占める!」
ネロ「つまり…今から僕がヨコハマテレビの社長だーーー!!」
シャロ「な、なんだってー!」
ネロ「この使えない前社長はクビ!僕が自らねこみみくまさんになって番組を盛り上げる!」
ネロ「明日からこの番組は、『ミルキィホームズ探偵劇場』だー!!」
ディレクター「いいと思います」
ネロ「ふははは!これで僕がねこみみくまさんだ!!ざまーみろ社長!」
秘書「社長!しゃ…死んでる」
ネロ(全てうまくいった…!ねこみみくまさんの着ぐるみと社長の地位、全部僕のものだ!)
コーデリア「ネロが社長になってからヨコハマテレビの視聴率はうなぎのぼりね!」
エリー「前よりも…面白いです…」
シャロ「はいですー!小衣ちゃんも前のねこみみくまさんよりもかっこいいって言ってました!」
TV『みんな元気かーながわー!』
コーデリア「あ、始まったわ!」
ネロ『ボクは元気だよーこはまー! 』
ネロ「それじゃあ今日も元気に野球拳コーナー、いってみよこはまー!!」
シャロエリデリア「「「いえーーーい!!!」」」
アンリエット「……探偵は?」
おしまい
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