妹「......」
兄「......」
俺は兄。趣味はゲームやら読書やら料理やら多岐に渡る。
そして俺をまるで蹴り飛ばそうばかりに
瞳に殺意を込めて睨んでいるのは
俺の妹だ。
しかし、俺は最近困っている。
妹の様子が変だからだ。
妹は最近やたらと突っかかってくる。
例えば学校から帰って来たときに.......妹の頭を撫でると......。
妹「なっ......頭撫でんな!!」
と、いきなり怒る。
兄「どうした? 学校で何かあったか?」
俺は学校で嫌なことでもあったのかなと
思ったので心配で妹の方をジッと見る。
妹「な......何でもないから......あ、あっちいけ......」
すると顔を真っ赤にしながら俺を罵倒してきた。
その時、俺は確信した。
妹は風邪だと。
兄「はいちょっと失礼」
妹「ふぇぇ!?」
さっそく俺は妹の熱を計った。といっても妹の額に自分の額を
つけただけだから細かいところまでは分からない。
妹「ちょっとぉ!! 何してるの!? は、離れてよぉ!!」
すると妹が暴れ始めた。俺の胸板をその小さな可愛い手で押し、
俺から離れようとしている。
しかし、そんなに暴れたら計れるものも計れなくなる。
兄「こら暴れんな。熱上がるぞ?」
妹「べ、別に風邪なんて引いてないから!! は、はやく離れてよ!!」
妹は尚も暴れるのでとりあえず、俺は妹の腰に、空いてる方の手を回し
妹を暴れられないように、苦しくないようにおさえた。
妹「なぁ!?」
兄「うーん。やっぱりちょっと熱いな......」
妹「~~~~~~!!」
案の定、妹の額は熱ぽかった。
そうと分かれば妹には寝てもらわないといけない。
兄「妹、今日はねて......」
寝てろと言いたかったが言えなかった。
額を離し妹の顔を見たら、妹はいきなり俺の胸に頭突きをしてきたからだ。
妹「ふぅあー!! ふぇんひゃい!! ふにゃーー!!(バカー!! 変態!! あほぉーー!!)」
兄「え、なに?」
妹が奇声を上げて何かを訴えていたが、声がこもってよく聞こえない。
結局その後、何故かふてくされてしまい、俺と口を聞いてくれなかった。
兄「おーい、妹ー?」
妹「......うっさい、あっちいけ!!///」
だが顔は赤いのでやっぱり心配だった。なので。
兄「ほら、熱冷シートだ。気持ちいいぞ。貼っとけ」ペタ
熱冷シートを隙を窺い、貼ってあげた。
妹「!!」
兄「まぁ、俺を毛嫌いすんのはいいけど、身体は大事にしろよ?」
と、当たり障りのないように妹に一言いっておいた。だが......
妹「ばか......///」
妹に一蹴されてしまい。妹は早足に自分の部屋へ行ってしまった。
最近いつもこの調子だ。
やたら俺に罵倒をしてくる。
妹に嫌われることはしていないが、少し心配だ。
ちょっと前は素直な妹だったが、いまではすっかりトゲトゲしている。
それともあの年頃の女の子はあんなものなのだろうか?
だれでもいいからアドバイスをしてほしい。
妹の扱い方を......。
今日はここまでー。
地の文あるのはご勘弁。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません