モノクマ「もうさ、いっそ男装したら?」 (167)
戦刃「え……?」
江ノ島「うん、それがいいよけってーい!」
戦刃「ちょ……ちょっと待って盾子ちゃん……」
戦刃「私は盾子ちゃんの変装をするんじゃ……」
江ノ島「……やっぱりむくろ姉さんに私の真似事なんて無理です……絶望的に似てませんし……」ジメジメ
江ノ島「そもそもぉー、むくろちゃんの肩書きに華がないのが問題なわけじゃん?女の子なのに軍人ってカワイクないっていうかー、キモい?」キャピルン
江ノ島「しかしもし男性ならば魅力的であると言えなくなくなくもない肩書きです」クイッ
江ノ島「というわけで人間……あなたには少年軍人を演じてもらうわ。さながら白馬の王子のような!」ドドン
戦刃「お、王子……!?む、無理……!」
江ノ島「泣き言垂れてねぇでとっとと衣装合わせに行くぞオラァ!」ズギャーン
戦刃「え、えぇ……」
江ノ島「うぷぷ……安心してよ。きっちりばっちりイケメンになるようにキメてあげるからさ」ウププ
……
江ノ島「……」
戦刃「やっぱり変……じゃない……?」
江ノ島「……」
江ノ島「……予想以上にイケんじゃねこれ?」
戦刃「……え?」
江ノ島「よーし!目指せハーレム!がんばってお姉ちゃん!」イェーイ
戦刃「えええ……やだよ男の子のふりなんて……」
○●
戦刃「超高校級の軍人……」シャキ
戦刃「……戦刃むくろです。よろしく……!」キラーン
苗木「よ、よろしく」
○●
江ノ島「いやーやればできんじゃんお姉ちゃん!」
江ノ島「っつーかそういう才能が眠ってたのかもね!超高校級の男装趣味、みたいな!」
戦刃「趣味じゃないよ……」
江ノ島「何言っちゃってんのノリノリだったくせにー」
戦刃「違うのに……」
江ノ島「で?まずは誰狙おっか?」
戦刃「……え……?」
江ノ島「ハーレム作るんだから一人ずつ親密度上げてかないと」
戦刃「ハーレムって……本気だったの……!?」
江ノ島「あったりまえじゃーん。アタシに二言はなーい!」
戦刃「私の役割って……みんなに混じって工作とか監視とか、コロシアイの誘導とかすることだよね……?」
戦刃「ハーレムはともかく……みんなと仲良くなってる場合じゃないっていうか……」
江ノ島「いーのよお姉ちゃんにそこまでの活躍なんて期待してないんだから!」
戦刃「そんなっ……!」ガーン
江ノ島「コロシアイなんて簡単に起こせるんだからお姉ちゃんはコツコツ信頼を勝ち取ってよ。その方がほら、工作やらもし易いでしょ?」
戦刃「そうかもしれないけど……」
江ノ島「うぷぷ……積み木のお城は高いほどぶっ壊す時爽快よねー」
戦刃「え、何、罪木さん……?」
江ノ島「……で?まずは誰にアタックすんの?」
戦刃「え……じゃあ……>>14から……」
苗木
戦刃「じゃあ苗木君から……」
江ノ島「は?完全に私欲だろそれ!」
戦刃「そんなこと……!」
江ノ島「まああの人畜無害な凡人ならファーストステップとしては適当か」
江ノ島「でも自分が男ってこと忘れちゃダメよ!」
戦刃「……こんにちは。苗木君」
苗木「戦刃さん!……大変なことになっちゃったね」
戦刃「そうだね……モノクマの言うことに乗る者が現れたら……」
戦刃「……僕達の中に殺人を犯す者が出てくる」
苗木「そんな!モノクマの口車に乗せられる人なんていないよ!」
戦刃「どうかな……?僕らはお互いのことを何も知らない」
苗木「そう……だけど」
戦刃「だからこそ……さ」
戦刃「一人一人……信頼を深め合うべきだと思うんだ」ズイッ
苗木「い、戦刃さん……!」
苗木(ち、近い……!)
苗木(な、なんだろう危ない感じがする)
苗木(戦刃クンかっこいいけどボクはそういう趣味ないし……!)
戦刃「ご、ごめん……!」スッ
苗木「いや、ええと……戦刃クンの言うことも、もっともだと思うよ」
苗木「お互いに信頼があればコロシアイなんて起きないよね!」ウン
戦刃(よかった……変には思われなかったみたい)
戦刃(でもちょっと警戒されてる……かな)
戦刃(ここは……>>28しよう)
キス
戦刃(天啓……!)ピキーン
戦刃(……ここは強行突破……!き、ききき……キス、しよう……!)
戦刃(思い返せばフェンリルは男同士でキスしてる人ばっかだった……気がする)
戦刃(……きっと同性では親愛を示す行為なんだ……!)
戦刃(でもいきなりキスって言うのも……ここは……)
戦刃「うっ……」フラ
苗木「ど、どうしたの戦刃クン!」
戦刃「め、めまいが……!」フラフラ
苗木「戦刃クン……!」アワワ
戦刃(……今……!)キラーン
ドンッ
ブチュ
苗木「ん……」
苗木(なんか、唇に……)
苗木「ん゛!!??」
戦刃「……」プハッ
戦刃「ごめんねついめまいでふらふらして」
苗木「うん……」ボー
戦刃「じゃあ……また」
苗木「うん……」
苗木「……」
苗木「……」
苗木「……柔らかかったな」
○●
江ノ島「アホかあああああああ!」
江ノ島「男だってこと忘れんなっつったでしょーが!」
戦刃「わ、忘れてないよ……!ちゃんと、男らしく、キスした……」
江ノ島「誰かー。誰か通訳やってー」
戦刃「ふふ……ファーストキス……」
江ノ島「……」ゾゾゾ
江ノ島「苗木が変な趣味に目覚めたら常識人がいなくなっちゃうなー」
江ノ島「で?次誰行くの?」
戦刃「今ので自信がついたから……」
江ノ島「は?」
戦刃「次は.……>>49に」
苗木 交友回数1 状態「え……ボク、ホモじゃないよね?」
苗木
江ノ島「あのさぁ……」
戦刃「……続けてアタックしてみるね」
江ノ島「うわぁ……これ、えぇー……」
○●
戦刃「こんにちは……!」シャキーン
苗木「や、やあ、戦刃クン……!」ビク
戦刃(どうしたんだろう……苗木君の様子がおかしいな……)
戦刃(ここは……>>61で……)
抱きついてなでなで
戦刃(苗木君……何かに怯えてるみたい……!ここは……!)ピキーン
戦刃「……苗木君」ギュ
苗木「いっ、いいい戦刃クン!?」
苗木(何これなんで抱きつかてるのボク!?)
戦刃「大丈夫だよ……?怯えなくていい、僕が君を守るから……」ナデナデ
苗木「え……あ……うん」
苗木(ボクはキミに怯えてたんだけど……)
苗木(なんだろう……なんかどうでもよくなってきたな……)
戦刃(よし……苗木君が落ち着いたみたい……)
苗木「……」ボー
戦刃(今日はもうちょっとお話できるかな……)
戦刃(……>>68について話してみよう)
好みのタイプ
男「安価なら終了
最近の安価SSはこれ安価必要あったのかって奴ばっか
一本道のRPGので無駄に出てくるはいといいえの選択肢みたいな」
妹「同意」
男「確かに、今のVIPに蔓延(はびこ)る出来そこない安価SS(笑)多いこと多いこと」
妹「あれでしょ? 例えば『安価で妹攻略する』ってSS(笑)で安価が『押し倒す』ってなったら」
男「オラァ!」ドンッ! 妹「キャア!」ドサッ!
男「押し倒した、次どうする?>>安価。みたいなやつだろ? あれマジで糞だよな」
妹「その安価一つでそれなりに長く話し作れよなって話しだよね」
男「自分じゃ何も出来ないような奴が安価に頼るからそうなるんだ」
妹「本当に安価を捌くのが上手い人は、安価に頼らなくても普通に書けてるもんねー」
男「SS(笑)をな」
妹「SS(笑)をね」
男「でもこのコピペで一番涙目なのって、全然関係無いのにdisられてる無駄に出てくる『はい』と『いいえ』選択肢のある一本道のRPGだよな」
妹「同意」
男「何とは言わないけどな」
戦刃(男子の会話男子の会話……好みのタイプ、とか?)ピキーン
戦刃「ところで苗木君……?」
苗木「え、あ、はい。何かな?」
戦刃「苗木君ってどんな子がタイプなのかな……?」
苗木(この流れでその話題!?)
苗木(いや……ただ、単純に、普通に、尋ねてるだけだ。きっとそうだ)
苗木「ええと……優しくて、明るい人かな……」
戦刃「……抽象的過ぎない?みんなの中なら誰が好み?」
苗木「ええ!?そんな、ボクが誰かを選ぶなんて、おこがましいっていうか……」
苗木「まだ、みんなのことよく知らないし……」
戦刃「……まあ、そうか」フム
苗木「そう言う戦刃クンは?」
戦刃「僕……?僕は強いて言うなら……」
戦刃「凡庸だけど前向きで真っ直ぐな目をしてて童顔でちょっと背が低くて誰にでも優しくていつも僕に笑いかけてくれる人かな」
苗木「随分、具体的だね……」
苗木(特定の誰かのことを言ってるみたいだ……)
苗木(でもちゃんと好きな人がいるんだったら……)
苗木(ボクに対するそういう趣味があるんじゃないかと思わせる行動は気のせいだったのかも)
苗木「よければ、応援するよ」ハハ
戦刃「……ありがとう」ズーン
苗木「あ!そうだこれ戦刃クンにあげるよ」ゴソゴソ
苗木「はいレーション!」スッ
戦刃「い、いいの……!?ありがとう……!」
苗木「戦刃クン軍人さんだし喜んでくれるかなと思ったんだ」
○●
江ノ島「なーんでアンタがプレゼントされてんだああああ!」
江ノ島「ていうか何?何やってんの?何告白してんの?」
戦刃「告白なんてしてないよ……」
江ノ島「したも同然なんだよ!!」
戦刃「ど、怒鳴らないでよぉ……」
江ノ島「苗木の素敵な思考回路のおかげで助かったけどさー。てか苗木も大概だな」
江ノ島「もうツッコミ切れないわいきなり抱きつくし、頭なでるし」
戦刃「……えへへ」
江ノ島「思い出し笑いすんな!」
江ノ島「……もういいわ。さっさと行って」
戦刃「次の相手は>>89にしようと思う……」
江ノ島「どうぞご勝手に」
苗木 交友回数2 状態「仲良くできそうだな。ホモかもしれないけど」
戦刃「……こんにちは、朝日奈さん」
朝日奈「あ、戦刃だー!おっすー!」
戦刃「……今日も元気だね」フフ
戦刃「……朝日奈さんの笑顔を見てるとこっちまで元気になれるよ」
戦刃「……いつもありがとう」キラーン
朝日奈「え、そ、そう……かな?」カァ
朝日奈「やだ、戦刃ったらお世辞がうまいんだから!いきなり褒められるとはずかしいよ!」バシバシ
戦刃(よし……この調子で>>99について話してみようかな)
苗木
戦刃「世辞なんかじゃないよ……?素敵だ」
朝日奈「!?」
戦刃「元気といえば……苗木君もこの状況の割には自己をしっかりと保てていて親しみ易いよね」
朝日奈「な、苗木……?うーん、確かにそうかも」
朝日奈「相談とかもしやすいし」
戦刃「相談……どんな?」
朝日奈「それは……秘密」ボソ
朝日奈「あ!ランニングにも付き合ってくれたし!」
戦刃「ランニングかぁ……」フム
戦刃「……僕も朝日奈さんと訓練してみたいな」
朝日奈「ほんと?あ、そっか軍人さんだもんね!」
戦刃「……>>109とかどう?」
セックス
戦刃「……」ピキーン
戦刃「……セックスとかどう?」
朝日奈「へ?」
朝日奈「……ごめん戦刃もっかい言ってくれる?」
朝日奈「おかしいな耳の水抜けてなかったのかなよく聞こえなかったよー」アハハ
戦刃「セックスとかどうかな……?」
朝日奈「……っ」ワナワナ
朝日奈「さいってー!このヘンタイ!!」ブンッ
戦刃「……」ヒョイ
朝日奈「避けんなーっ!おとなしくひっぱたかれろー!」ブンッ ブンッ
戦刃「ふふ……朝日奈さんって本当に初心だよね」ヒョイ ヒョイ
戦刃「……そんなところがたまらなく可愛いよ」ズイッ
朝日奈「……っ!!」カァァァァ
朝日奈「バカバカこのエロ軍人ーっ!!」ダッ
○●
江ノ島「なんで毎度毎度意味解んないことすんのかなー」
戦刃「それは……天啓が来て……」
江ノ島「人はそれを電波と呼ぶのよ知ってる?」
戦刃「そうなんだ……あ、電波」
戦刃「……次は>>128にするね」
苗木 交友回数2 状態「仲良くできそうだな。ホモかもしれないけど」
朝日奈 交友回数1 状態「最低最低最低あのセクハラ軍人」
かそくした
戦刃「やあ、大神さん……」
大神「戦刃か、丁度良かった。お主に訊きたいことがある」
戦刃「何かな……?」
大神「お主朝日奈に何かしたか……?」
戦刃「……なぜ?」
大神「朝日奈が『あの馬鹿軍人』と幾度も呟いていたのでな」
大神「ここに軍人はお主しかおらぬ。何をしたか答えてもらおう」ゴゴゴゴゴ
戦刃(返答次第では交戦することになりそう……どうしよう、正直に話そうか)
戦刃「……>>138」
戦刃「……」ピキーン
戦刃「どうしても答えなきゃダメかな……?」
大神「無論だ。逃がしはせん」
戦刃「……」ハァ
戦刃「……実はね、僕は朝日奈さんに告白したんだ」
大神「告白……ッッ!!?」
戦刃「そう……彼女への愛の気持ちを打ち明けたんだよ」キラーン
戦刃「まだ返事は貰っていないけれど……彼女を悩ませてしまっているようだね……本当に申し訳ないよ」
大神「済まぬ……!無粋な真似をした……!」
戦刃「……謝る必要はないよ。大神さんと朝日奈さんは仲が良い。……互いを案じるのはごく自然なことだ」
大神「戦刃……!」
戦刃「あ……一つだけいいかな……?」
大神「む、なんだ……?」
戦刃「僕が朝日奈さんに告白したこと、そのことを大神さんに話したことは内密にしてもらえないかな……朝日奈さんにも」
戦刃「僕は大神さんだからこの件を話したけれど……彼女は多分こういうことはあまり知られたくないと思うから」
大神「うむ、解った……」
戦刃「……よろしく頼むよ」ニコ
戦刃(よし……流石天啓……いや電波)
大神「……して、お主は我に何か用があったのではないのか?」
戦刃「そうだね……>>152について伺いたくてね」
格闘の奥義
戦刃「……超高校級の格闘家に是非その奥義について伺いたくてね」
大神「ふむ、軍人が武を志すか」
戦刃「CQC、システマ、フェアバーンシステム……軍人に素手での近接格闘の能力は必須だよ」
戦刃「……是非専門家にご教授願いたい」
大神「しかし奥義か……」
大神「奥義を見せろと言われては、あれを使わざるを得ない」
戦刃「……あれ?」
大神「……ゆくぞ、この技はそう幾度も見せられん。よく目に焼き付けておけ……!」ゴゴゴゴゴ
○●
戦刃「……あの技は真似できない」
江ノ島「あれ最早格闘じゃなくね?気功じゃね?ファンタジー入ってね?」
江ノ島「おかしいなー、大丈夫かなー、扉壊されないかなー」
江ノ島「ていうかお姉ちゃんもよく上っ面が成長したもんよねー」
戦刃「そんな……」
江ノ島「朝日奈、大神を攻略したきゃもう一方をどうにかしなきゃなんないしね」
江ノ島「でも嘘を嘘のまま放置しとくと大変なことになるかもよ?ぶっちゃけあんなんその場凌ぎにしかなってないし」
戦刃「……」
江ノ島「で?次は?」
戦刃「……>>163にせざるを得ない」
セレス
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