P「ん?誰のアルバムだ、これ・・・」(153)

P「名前が書いてない・・・」

P「うーん」

P「・・・」

P「よ、よし中を見て見ようかな!誰のかわからないし!」

P「一番写ってる人が持ち主のはずだよな」パラ



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P「」

P「なんで俺の写真ばっかり・・・」

P「しかもほとんど目線が外れてる」

P「知らないうちに撮られてるっぽいな・・・」

P「・・・こわっ」

P「一体誰のなんだ・・・」

ピリリリ ピリリリ

P「!」ビクッ

P「け、携帯か・・・」

P「・・・もしもし」

???『もしもし?』

美希『ハニー?』

P「み、美希か。どうした?」

美希『うーんとね』

P「うん」



美希『事務所に忘れ物しちゃったの』

P「」ビクッ

美希『? ハニー?』

P(まさか美希の・・・?いや、美希は俺にべったりだからない話しでもない・・・)

美希『どうしたの?』

P(まさかこんなことまで・・・)

美希『ハニー』

P(どうすれば・・・)

美希『ハニー!!!!』

P「うぉっ」ビクッ

美希『ちゃんと聞いてるのハニー?怒るよ?』

P「す、すみません」

美希『ハニー、知らない?アルバムみたいなやつなんだけど』

P「!」

P(やっぱりか・・・)

美希『見つからないと困るの』

P「そ、そうか。悪いけどもう事務所にいないんだ!ごめんな!」

美希『えー!早く言ってよハニー!』

P「す、すまん」

美希『じゃあこれから自分で取りに行くの』ガチャ

ツーツー

P「・・・逃げよ」

次の日



P(結局あのあと美希から連絡はなし)

P(出勤したときにはアルバムは消えていた)

P「美希・・・」

美希「呼んだ?」

P「うおっ」ビクッ

美希「失礼なの」

P「け、結局昨日言ってたのは見つかったのか?」

美希「うん!命拾いしたの!」

P「そ、そうか。よかったな」

美希「もしも見られたらやばかったの」

P「!」

美希「ハニーにもし見られてたら・・・」

P「み、見られてたら?」



美希「・・・」ニコォ…

P(oh...)

次の日



P「ふう、今日も疲れ・・・ん?」

P「この前のアルバムがある・・・」

P「また忘れたのか美希・・・」

P「・・・」

P「新しいの増えてるかな」ペラ

P「!?」

P「美希と話してるときの写真・・・なのに」



P「美希の顔が、塗り潰されてる・・・!?」

P「どういうことだ・・・」

P「美希のアルバムなのに、なんで美希の顔を消すんだ・・・?」

P「持ち主は、美希じゃったのか・・・!?」

P「・・・」

P「わかんねえ・・・」

真「何がですか?」

P「!?」

真「?」

P「い、いつの間に」

真「? 今ですけど」

P(気づかなかった)

真「あれ?それ・・・」

P(しまった)

真「何を隠したんですか?」

P「や、プロデュース案をまとめた分析ノートで」

真「へえ」

P(やったか・・・?)

真「ま、バレバレですけどね」

P「」

真「はー。しっかりしてくださいよプロデューサー」

P「すみません・・・」

真「いくらプロデューサーでも、他の人の持ち物を漁ったら駄目ですよ。それじゃ」

ガチャ バタン



P「・・・」

次の日



P「・・・まただよ」

P「・・・」ペラ

P「え・・・?」

P「昨日真と話してたときの写真・・・!」

P「まさか」

P「昨日犯人があの場所に潜んでたのか・・・!?」

P「・・・それにしてもバッチリ写ってるな、俺」

P「真は後ろ向きで、しかもピンボケしてるし」

P「それにしてもなんでこんな高いところからのアングルなんだ・・・?」

P「・・・」

P「帰ろ・・・」

次の日



伊織「ねえプロデューサー。最近私との仕事が少ないんじゃない?」

P「いや、他の子との兼ね合いもあるし」

伊織「・・・」

P「め、目がこわいよ伊織」

伊織「・・・わかった。我慢する」

P「すまん・・・埋め合わせはするから」

伊織「・・・約束だからね」

ガチャ バタン

P「・・・ふぅ」

響「プロデューサー」

P「! お、おはよう響」

P(どいつもこいつもなんでステルス機能付きなんだよ)

響「?」

P「どうした?」

響「いや、スケジュールの確認」

P「あ、ああ。今日は午前にグラビア、午後にラジオで変更なしだ」

響「ふむふむ」カキカキ

P「終わったら直帰していいからな」

響「えっ・・・」

P「?」

響「・・・」ジワッ

P「!?」

響「うぇぇ・・・」ポロポロ

P「」オロオロ

P「お、おい。泣くなよ」

響「だっでプロデューサーが会いに来るなって・・・」ポロポロ

P「誰も言ってないだろ・・・」

響「じゃあ仕事終わったら会いに来ていいの?」グスッ

P「あ、ああ」

響「やったぁ・・・」グスッ

P(情緒不安定すぎる・・・)

次の日



P「昨日は結局仕事終わってから響と何時間もおしゃべりする羽目になった」

P「眠い・・・げ」

P「まただよ・・・」

P「・・・」ペラ

P「俺と響が話してるところだな」

P「相変わらず相手はピンボケ、か」

次の日



P「昨日はすぐ寝られたから今日は調子がよかったな」

P「・・・・・・はぁ」

P「今日もか・・・」

P「こっちも調子よく犯人がわかればいいのに・・・」ペラ

P「え」





P「部屋にいる俺の写真・・・!?」

P「カーテン閉めてたはずだぞ・・・!?」

P「わけわかんねぇ・・・」

P「なんなんだよ・・・」

P「盗撮でもされてんのか・・・?」

P「・・・」

P「・・・帰ろ」

次の日



P(結局、写真をとったと思われる場所を調べてみたが)

P(それらしいものは見つからなかった)

P(犯人はどうやって・・・?)

P「・・・」ペラ

P「俺が部屋でカメラを探してる写真・・・」

P「・・・くそっ」

同日 P宅



P「・・・カーテンは閉めた。鍵も閉めた」

P「・・・」

P「無駄なんだろうなぁ」

P「はぁ・・・」

P「今、この部屋にいるかもしれないんだよな」

P「・・・」ブルッ

ガタッ



P「!」ビクッ

P「玄関のほうから・・・」

P「・・・」

P「一応、バットを・・・」



???「・・・」

P「慎重に・・・慎重に・・・」ソロソロ

P「・・・」ソロソロ

P「・・・」

P「・・・よし」バッ

???「!!!」

P「さあ!観念・・・・・・・・・えっ」

???「・・・」






P「ハム蔵・・・!?」

ハム蔵「ぎゅいっ」

風呂

P「なんでハム蔵が・・・」

ハム蔵「ヴァイ?」

P「・・・ん?ちょっと待てハム蔵」ヒョイッ

ハム蔵「チュイッ」

P「頭に何か・・・」

ハム蔵「」ジタバタ

P「これは・・・」





P「小型カメラ・・・」

P「まさか・・・」

P「俺の部屋の写真も・・・」

P「妙に高いアングルからの写真も・・・」

P「全部ハム蔵カメラから取り出したものだったのか・・・!?」

P「・・・ということは犯人は」

P「響・・・」

P「・・・くそっ」ピッポッパッ

P「・・・」

ガチャ

響『はいさーい!』

P「もしもし俺だ」

響『おー!どうしたんだー?』

P「響・・・」

響『?』

P「ハム蔵のことなんだが」

響『・・・!』

P「なんでなんだ・・・」

響『・・・』

P「なんでハム蔵にあんなこと・・・」

響『・・・仕方なかったんだぞー』

P「仕方ないことあるか!!!!」

響『』ビクッ

P「なんてことしてるんだお前は!!」

響『』ブルブル

響『そ、そんなに怒らなくても』

P「いや、駄目だ」

響『そんな・・・』

P「やっていいことと悪いことがある」

響『だ、だって!大好きだからこうするしか』

P「見苦しいぞ響」

響『!』

P「しばらくお前との付き合い方を考えようと思う」

響『! い、嫌だぞ』

P「・・・」

響『ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・』ポロポロ

響『うぅ・・・』ポロポロ

P「・・・」

響『許して・・・』ポロポロ

P「よし」

響『・・・?』ポロポロ

P「じゃあ、やったことを洗いざらい話したら許す」

響『ほ、本当?』

P「ああ」

響『じ、じゃあ話す』

P「ああ」

響『最初は自分の力でなんとかしようと思ってたんだ』

P「うん」

響『でもうまくいかなくて・・・』

P「それで、ハム蔵を?」

響『・・・うん』

P「馬鹿なことを・・・」

響『自分でも今思えば軽率だったさー・・・』

P「そうだな」

響『うん・・・ハム蔵を他の子に預けるなんてこと・・・』

P「そうそう」



P「えっ」

響『えっ?』

P「い、今なんて?」

響『? だからハム蔵を765プロのメンバーに預けたって』

P「・・・なんで?」

響『イヌ美とハム蔵が喧嘩しちゃって・・・』

響『最初は自分が間に立とうと思ったんだけど』

響『どうもお互い距離を置いたほうがいいみたいで』

響『イヌ美は大型だから・・・小型のハム蔵を預けたんだ』

P(あれれー?)

響『まさかこんなに怒られるとは・・・』

P(どういうことなの・・・)

P「ハム蔵のカメラは?」

響『? カメラ?なにそれ』

P(あれー)

響『さっきから話が噛み合ってないぞー』

P「す、すまん」

響『さ、全部話したぞ!許してくれる・・・?』

P「そ、そうだな」

響『やったぁ・・・』

P「ははは・・・」

P(また振り出し・・・)

P「!」

P「そ、そうだ響。ハム蔵は誰に預けたんだ!?」

響『え?ハム蔵を預けてるのは』

P「うんうん」


ガツンッ ドサッ


響『・・・のところだぞー!ん?何の音だプロデューサー?もしもし?もしもーし!プロデ』

ピッ ツーツー ツーツー

P「」

???「・・・」

???「・・・はぁ」

???「駄目ですよ、プロデューサー。浮気したら」

???「ふう・・・」

???「それにしても、ハム蔵は賢いなぁ」

???「飼い主の名前を出したら、快く走り回ってくれたしね」

???「それにしても、動物さんが仲を取り持ってくれるなんて・・・」







???「まるで、おとぎばなしのお姫様みたいですよね、プロデューサー」

真「さて」

ハム蔵「!」ビクッ

真「やだなぁ、こわがらないでよ。ちゃんと生きて響に返してあげるから」

ハム蔵「」ブルブル

真「さ、いきましょう。プロデューサー。僕の家に」ヒョイッ

P「」

真「・・・プロデューサーもニブいですよね」

真「アルバムをちょっと見ただけで、プロデューサーの持ち物じゃないってわかるはずないじゃないですか」

真「ふふふ・・・」

P「」

数日後



美希「ねぇーハニーは?」

律子「プロデューサーさんは有休でリフレッシュよ」

真美「ちぇ→」

伊織「いないと調子狂うわね・・・」

亜美「いおりんも兄ちゃんがいないと素直だねぇ→」

伊織「そ、そんなんじゃないし」

千早「ふふっ」

あずさ「あらあら~」

春香「そ、そうだ!私プロデューサーさん家に遊びに行こうかな~」

雪歩「プロデューサーの家に行きましたけど、帰省するって貼紙がありました~」

貴音「・・・雪歩?抜け駆けですか?」

雪歩「あ」

美希「・・・」ニコニコ

雪歩「そういえば真ちゃんもいないな~!抜け駆けかなぁ?」ビクビク

小鳥「え?真ちゃんならインフルエンザじゃない」

雪歩「そ、そうでした~。あはは・・・」

響「真がうつしに行くわけないからなー・・・ん?」

ハム蔵「」ブルブルブルブル

春香「どうしたんだろ」

千早「ハムスターでも病気がこわいのかしら」



~~~

真の部屋



真「はい、チーズ」パシャッ
真「で、パソコンに・・・」カタカタカタ

ウィーン

真「できた~」キャピッ

真「どうですかプロデューサー?いい2ショットでしょ?」

P「う、うう・・・」

真「・・・」

P「」ビクッ

真「・・・どうですか?」

P「す、すごくいいよ真」

真「えへへ///」

真「さー、壁に・・・あ」

真「もうプロデューサーの写真で壁が埋まっちゃいましたね」

P「・・・」

真「天井に貼ろうかな。あ!スカート見ちゃ駄目ですよ?」

P「・・・」

真「~♪」ペタペタ

P「・・・」

真「はい、おしまい」

P「・・・・・・なあ真」

真「はい?」

春香:いつものあざとさに普段抑圧されてる黒さが加わる
千早:P依存が強すぎてPがいないと泣いたり自傷したり
美希:魔性発揮で他の女が来ればくるほどPに過激なアプローチ
やよい:自分の無垢なイメージと境遇を利用しPの気を引く
真:言うことを聞いていれば優しいが逆らうと暴力をちらつかせる
雪歩:いつでもどこでも自動追尾で付いてくる、暴走すると歯止めがきかず1番怖い
伊織:支配欲が強く他の女に攻撃的なタイプ、財力もフル活用
亜美真美:Pを自分達だけの玩具に
あずさ:精神的にじわじわと近づき逃げ道を奪い結婚を迫る
律子:他アイドルのスケジュールを操作し計画的にPを狙う
響:Pの所有物(ペット)になりたがる、動物の協力あり
貴音:勝手にPの妻を名乗るトラブルメーカー

P「いつになったらここから出してくれるんだ・・・」

真「え?僕にプロポーズするだけだから簡単じゃないですか」

P「・・・」

真「・・・不服なんですか?」

P「」ビクッ

真「へぇ・・・」

P「いや、そういうわけじゃ」

真「ま、有休はまだありますし。絶対いい返事をしてもらいますよ」

P「・・・」



真「僕だけの、王子様」ニコォ…



HAPPY END

>>130
これいつも思うんだけど
響のところは所有物(ペット)になりたがるじゃなくて
Pを所有物(ペット)にしたがるじゃないの?
間違ってたらすまん

あとはわた、貴音嬢のスレにすればよろしいかと

>>132
自分を縛ってほしい、とかそんな感じの被虐思考でいいんじゃね?

>>143
なる
そして乙

ミスってた
>>24
美希じゃった→美希じゃなかった
あとやよい出し忘れた

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