P「事務所にこたつを置いてみた」小鳥「……はあ」(146)

P「こたつ、あったかいなあ」

P「最近めっきり暖かくなってきたけど、其れでもまだ冷えるよなあ」

P「気持ちいいなあ」

小鳥「おはようございます……なんで事務所でこたつ?」

P「おはようございます……いや、だって寒いじゃないですか」

小鳥「もう三月も終わりなんですけど……隣、失礼しますね」

P「どうぞ」

小鳥「ああ、確かに温いですね……程良い感じです」

P「でしょう?一度入ると抜け出せませんよ」

小鳥「折角朝気合入れて出勤してきたのに、もう眠たくなってきました……」

春香「おっはようございまーす!って、何してるんですか!?」

P「おっす春香」

小鳥「おはよう春香ちゃん」

春香「あ、おはようございます……じゃなくって!何で事務所でこたつ?」

P「お前も小鳥さんと同じ反応するのな」

春香「多分あずささんでも同じ反応すると思いますけれど」

P「それより、お前も入れよ。温かいぞ」

小鳥「良い気持ちよー」

春香「仕事しなくていいんですか……ま、お邪魔しますけれどね」

P「どうぞどうぞ」

春香「あ、本当だ。温いですね」

P「こたつだからな」

春香「そーですね」

P「あ、忘れてたけど、今日春香オフだから」

春香「え!?何でそういう大事なことを昨日までに言ってくれないんですかー!」

P「ごめんごめん、小鳥さんに委託したつもりで忘れてた」

小鳥「それくらい自分でやってくださいよ……」

P「んで?どうする?帰っちゃう?」

春香「いえ、この温かさを味わっちゃうと……。もう少し話して帰りますよ」

春香「ちょっと相談に乗ってほしいこともありますし」

P「そー」



春香「んでですねプロデューサーさん」

P「うん」

春香「私、歌下手じゃないですか」

小鳥「また込み入った相談ね……。私、何処か行ってようか?」

春香「いえ、小鳥さんにも聞いてほしいんですが」

小鳥「ええ?私にも?」

春香「そうです。小鳥さんも昔アイドルだったんですよね?」

小鳥「まあ、春香ちゃんよりはるかに無名のまま終わったんだけどね」

P「惜しいことを……続けていたらトップアイドルになっていたかもしれないのに」

小鳥「またまた~!プロデューサーさんお世辞が上手いんだから~」バシバシ

P「痛い!痛いです小鳥さん!」

春香「(明らかに冗談なんだけど……まあ良いか)」

春香「そんなことよりですね」

P「うん」

春香「どうやったら、歌上手くなるんでしょう」

P「うーん、歌ねえ。俺も下手だからなあ」

小鳥「歌かあ……。懐かしいわね……。もう最近じゃあ合コンでしか歌わなくなったわね……」

P「さらりと大人の生々しい事情話さないでください」

春香「まあプロデューサーさんにアドバイスは期待してませんが……。小鳥さん、何かコツみたいなのありませんか?」

P「あ、端からあてにされてないのね俺」

小鳥「私なんかより、インストラクターさんに聞いたほうがいいんじゃない?」

春香「勿論してるんですけど……。如何も高度すぎていまいちピンと来なくて」

小鳥「うーん、春香ちゃんは、どのあたりが駄目だと感じてるの?」

春香「どのあたり、かあ。心当たりがありすぎて、一概には……」

一応訂正
春香「もちろんしてる~」

春香「もちろん聞いてる~」


P「じゃあ俺から言わせてもらうと、まず力みすぎ」

春香「うっ」

P「音程ずれすぎ」

春香「ぐっ」

P「更に……」

春香「ターイム!プロデューサーさん!なんか投げやりじゃありませんか!?」

P「ソンナコトナイヨ?」

春香「拗ねないでくださいよ……」

小鳥「そうね……力むことに関するアドバイスいならしてあげられるかな」

春香「何何!なんですか!」グイッ

小鳥「近い!近いよ春香ちゃん!そ、そうね、例えば、歌う前に好きなことを想像してみるとか」

春香「好きなことを想像?」

小鳥「そうそう。私なんかだと、あのキャラとあのキャラの絡みを想像してみたり……。
あ、今も考えてるだけで……ぐへへへへ」

P「おおよそ女という性別に属する人間の発する笑い声とは思えないな」

小鳥「はっ、っと、まあ、私はそんな感じで、歌を録る前に楽しいこととか好きなことを想像して緊張をほぐしてみたりしてたわ」

春香「はあ……」

小鳥「ピンとこない、って感じかしらね」

春香「いえ、まあ分からなくもないんですけれど、何を想像していいのか分からなくって」


小鳥「そうねえ、春香ちゃんなら……」

小鳥「プロデューサーさんとのキャッキャうふふ、とか?」コッソリ

春香「うへっ!?ど、如何してそんな」

小鳥「うふふふふ、何という初な反応……か、カワイイ!」

P「おーい鳥、何を言ったのかしらんが鼻血垂れてるぞ」

小鳥「まあ、其れは冗談としても、何でもいいのよ。甘いもの食べたりとか、ゲームしたりとか」

春香「ふんふん」

小鳥「まあ、人それぞれだからこれで力みが抜けるとは一概には言えないけど、試してみるといいんじゃないかしら?」

春香「参考になります」

小鳥「あと他にはね……」

春香「へえ!」

P「あれ?俺置いてけぼり?」



P「春香、嬉しそうに帰って行きましたね」ムキムキ

小鳥「そうですね~、あ、私もミカンください」

P「ほい」

小鳥「有難うございます」ムキムキ

P「にしても、小鳥さんも楽しそうでしたね、んっ」パクッ

小鳥「そうですね、久々にアイドル時代を思い出したというか、追体験したというか」パクッ

P「その記憶、錆ついてなかったんですね」パクッ

小鳥「いまものすごく失礼な言葉が聞こえた気がするんですけど、こたつに免じて許してあげます」パクッ

千早「おはようございます……なんで事務所でこたつ敷いてるんですか」

P「おはよ。お前も小鳥さんや春香と同じ反応するのな」

千早「インド人でも同じ反応すると思いますよ」

P「なんだその突っ込み」

千早「そんなことより、春香は如何しました?」

P「ああ、今日オフだから帰ったよ」

千早「はい!?」

P「ごめんごめん、小鳥さんが伝え忘れてた」

小鳥「何さらっと人のせいにしてるんですか」

P「まああれだ、ほら、こたつに入ってゆっくりして行きなよ」

千早「何でこの時期にこたつなんですか……あ、温い」

小鳥「だよね~。もう抜け出せないわ……」

千早「それで、プロデューサーと小鳥さんは仕事しなくていいんですか?」

P「するつもりだったんだがなあ」

小鳥「気付いたらニートもびっくりのぐうたら人間に」

千早「はあ、まあいいんですけど」


小鳥「千早ちゃんは、最近どうなの?」

千早「どう、とは?」

小鳥「いえね、アイドル業の具合はどうかなと思いまして」ムキムキ

千早「アイドル業、ですか。まあそこそこ、といったところでしょうか」

P「ダンスレッスンにも身を入れるようになってくれてありがたい」ムキムキ

千早「嫌々なんですがね……あ、私もミカンください」

P「とかなんとか言っちゃって、結構楽しんでるくせに……ホイ」

千早「有難うございます……まあ、身体を動かすのがそんなに悪くはないと、最近思うようにはなってきました」ムキムキ

小鳥「アイドルは歌だけじゃないのがつらいところよね」パクッ

P「そうですね。千早も下手したらバラエティ番組に出てもらわなければならなくなるかもしれませんし」

千早「ええっ!其れだけは勘弁してほしいと何度も」

P「いや、まだオファー段階だしアイドルの指定も特になかったからまだ決まってないしわからないけど」

小鳥「皆のスケジュールの都合もありますからねー」パクッ

P「まあでも、そっち方面の番組の出演ほとんどなしでここまでやれてるのはすごいと思うよ」

千早「……」パクッ

小鳥「(照れてる照れてる……かわいいっ!)」

P「おーい、ピヨ、また鼻血垂れてるぞ」

美希「おはようなの……あふう……なんで事務所でこたつ敷いてるの?」

P「おはよ。今日は早いな」

小鳥「皆同じセリフ言うのね」

美希「火星人でも同じこと言うと思うな」

P「何、その突っ込み流行ってんの?」

美希「あれ?今日はハニーと千早さんと小鳥だけ?」

P「だってお前らオフだからな」

美希「……そんなのってないの」

千早「この世の終わりみたいな顔してるわね」

P「眼の下のクマが更に悲劇性を掻き立ててるな」

美希「折角早起きしたのに!ハニー酷いよ!」

P「まあ、こういうこともあるんだと思って諦めなさい」

小鳥「その発言はプロデューサーとしてどうかと思うんですが……」

美希「責任とってハニーは私の枕になるの!」

P「はい?」

美希「プロデューサーさんの横いただくの」

P「へ?」

美希「うーん……温かい……」

美希「んで、ハニー、ねっ転がって」ガシッ

P「わかった、分かったから胸掴むな」

美希「んで、その横にミキがねっ転がる」

美希「おやすみなさい……」コテン

P「おい、千早もいるんだぞ……って、もう寝てやがる」

小鳥「腕枕とは……いやいや、眼福でございますなあ」

千早「最近バカップルっぷりを隠さなくなってきてますよね」

P「俺は何もしてないんだけどね」

千早「何もしないのが悪いんでしょう」

千早「さて、私はそろそろ帰らせていただきます」

小鳥「もうちょっとゆっくりして行ってもいいのに」

千早「……これ以上、このバカップルと同じ空間に居られる気がしませんので」

P「だーから、俺は何もしてないって」

千早「はあ……」

小鳥「(嫉妬美味しいです)」

P「さっきからしきりに鼻血垂らしてますけど頭の中ピンク色になってるんですか?」


小鳥「もうお昼ですね~」ムキムキ

P「そうですね~…。ねえ小鳥さん、よければ俺にもミカン剥いてください」

小鳥「今までに私に放った数々の侮辱を撤回してくれるのなら、やぶさかじゃありませんけれど」

P「申しわけございませんでした小鳥大明神様」

小鳥「……プライドとか無いんですか、プロデューサーさん」

P「持つだけ無駄かなと思いまして」

あずさ「おはようございます…じゃなくてこんにちわでしたっけえーと気付いたら電車が終点で」

小鳥「あずささんが今までに聞いたことも無いような早口で言葉をまくし立てている……」

P「落ち着いてください……竜宮小町も今日オフですから」

あずさ「ええ!?……というか、何故事務所にこたつが」

P「いい加減この問答飽きたね」

小鳥「そうですね」

あずさ「?」

P「そんなことより、折角来たんですから、あずささんもこたつどうです?」

あずさ「いいですね……って美希ちゃん腕枕してもらってるんですか……」

P「無理やり押し倒されまして、一緒に寝かされました」

小鳥「ほぼあってるんですけど何かエロい言い方ですね」ムキムキ

P「やっぱり脳内ピンク色ですね」

小鳥「ミカン」ムキムキ

P「ごめんなさい」

あずさ「そうですか~……じゃあ、私も失礼しますねー」

P「え?何で俺の隣、ちょ、せまい」

あずさ「いえ~、ここが気持ちよさそうだったので」

あずさ「いえ~、ここが気持ちよさそうだったので」

P「あの、あずささん、胸が」

あずさ「胸?さてさて、何のことやら~」

P「いや、分かってやってますよねこれ、だって腕にスリスリさせてますもんね」

あずさ「あらあら……温かくて、なんだか眠く」

P「え、ちょっと、あずささん、パイに腕挟んだまま寝ないで」

小鳥「……モテモテですね。両手に花ってところですか?」

P「両手に核爆弾って感じです」

P「小鳥さん、手が使えないのでミカンを食べさせてくれません?」

小鳥「ええっと……その姿勢で食べられますか?」

P「ミカンのために頑張ります」

小鳥「何も頑張らなくても……はい」

P「はむっ……」

小鳥「ひあっ、指噛まないでくださいよ」

P「なんならペロペロしましょうか?」

小鳥「……」

P「ごめんなさいごめんなさい謝りますのでもう一個」

小鳥「仕方ありませんね……はい」

P「はむっ」

真「こんにちわー!……って、プロデューサー?小鳥さんと何してるんですか?」

P「……なんか真の後ろに執金剛神の像が見えるんだけど」

小鳥「うーん、ナイス修羅場」

P「そんなこと言ってる場合じゃないですし鼻血垂らしてる場合でも無いです小鳥さん」


真「そもそもですね、どうして事務所にこたつを敷いてるんですか?」

P「ああ、気にしないで。もうこのやり取り飽きるほど繰り返したから」

真「はぁ……、まあ、良いんですけど……ボクも其処に……プロデューサーさん?」

P「こ、今度はバックに阿形・吽形像が見える」

小鳥「其れ執金剛神とほとんど同じですよね」

P「像が二つある分怖さも二倍です」

小鳥「……余裕あるんじゃないですか」


真「そんなことより何ですかこれ!腕枕って羨ましすぎるでしょう!」

小鳥「そうだね~、私も少しだけ羨ましいかも……」

真「ちぇー……。もうちょっと早く来てればなー……」

P「というか、真今日オフだろ?何で来たんだ?」

真「ええっと……プロデューサーさんに会いに……」

P「俺に?」

真「そうです!暇だったので!」

P「そ、そうか……。というかもし俺がオフだったら如何したんだ?」

真「家に直接」

P「怖ええよ」

小鳥「……?」

真「小鳥さん、横、良いですか?」

小鳥「ええ、どうぞ」

真「よいしょ、っと」

P「おっさん臭い声出すなよ」

真「良いじゃないですか、こんなときぐらい……あー、温かいですねー」

小鳥「ミカン、どう?」

真「良いですね、ください」

P「本当におっさん臭い奴」

小鳥「あ、其れ私にも刺さるんで言わないでください」

真「プロデューサーさん、お昼ご飯食べました?」

P「まだだけど」

真「今日は、ななななんと!」

P「何だそのノリ」

真「お弁当を作ってきたんですよ!」

P「……マジ?」

真「おおマジです!頑張ったんですよ!」

P「う、うん、出してみてくれる?」

真「じゃーん!」

P「いや、この状態じゃ見えないから床に置いてくれ」

因みに参考資料
執金剛神
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%B7%E9%87%91%E5%89%9B%E7%A5%9E

金剛力士(阿形・吽形)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%89%9B%E5%8A%9B%E5%A3%AB

どんな体制か分からん

真「ええっと……どうでしょう」

P「……あれ?普通に旨そう」

真「でしょう!……どんなの想像してたんですか」

P「死屍累々の焼け野原」

真「……ボクにどんなイメージ持ってます?」

P「えーっと……男より男らしい男の子」

真「其れ唯の男じゃないですか!」

小鳥「今度は私が蚊帳の外……」

>>59
Pとあずささんと美希が一つのコーナーで寝ている
小鳥さんはPの向かい側
真がPの右側のコーナー

真「……如何ですか?」

P「本当だ、美味しい」

真「やーりい!不味いと言われたらどうしようかと……」

P「どうしてたの?」

真「……どうしましょう」

P「さぁ?それより今度はその卵焼きくれ」

真「はい……ふふっ、こうしていると、恋人同士みたいですね……言っちゃった、キャッ」

P「左右の核爆弾さえなければな」

真「……そうですね」

小鳥「真ちゃん、私の分は……ないですよね」

真「そうだ、おにぎりもありますよ、プロデューサー」

美希「おにぎり!?」

P「うわっ!」

小鳥「すんごい反射神経ね……」

真「というか食い意地というか……」

美希「真君、ミキにもおにぎりほしいな」

真「いいけど……」

P「すんごいいやそうな顔だな」

美希「有難うなの!んぐんぐ」

P「がっついちゃってまあ」

美希「んぐ……む!ふぁんふぇふぁふふぁふぁふぃふふぉふぁふぁ!?」

P「ちょ、汚い!ご飯粒飛んでるから!呑み込んでから喋れ!」

つまらんこと言うようで悪いが真はプロデューサー「さん」とは呼ばないよ
小鳥、あずさ、春香以外は呼び捨て


しえん

>>67
うわっ……やってしまった
大量に書きためしてるとセリフしゃべってる人がごっちゃになってくる
真が呼び捨てってのは分かってたんだけど

美希「何であずさがここに居るのかな!説明してほしいかも!」

P「職場だからじゃないか?」

美希「そういうことを聞いてるんじゃないんだけど」

P「じゃあ如何いうことを聞いてるんだ?」

美希「なんであずさが隣で寝てるのか聞いてるの!」

P「眠たかったからじゃないかな?」


真「物凄いはぐらかし様ですね」

小鳥「伊達にモテてないわね」

真「小鳥さん、鼻血垂れてますよ。ティッシュ持って来ましょうか?」

美希「むー!ハニーはミキのものなのに……」

P「俺は誰のものでもないんじゃないかな」

美希「うるさいのー!えい!」

P「ちょ、胸で腕挟むなって!……うわ!あずささんも力強めてるし!
痛い!痛いって!柔らかいけど痛い!」

小鳥「セクハラですね」

真「……」ペタペタ

小鳥「……大丈夫よ真ちゃん。何時かはあずささん並みに」

真「持てる者が言うと皮肉にしか聞こえませんよ小鳥さん」

あずさ「もう、美希ちゃんが叫ぶから眼が覚めちゃったわ」

美希「むー、いくらあずさとはいえハニーをたらしこもうとするのは許せないの」

あずさ「たらしこもうだなんて……ただちょっと其処にいい枕があっただけよ~」

美希「じゃあ起きたんだから離れてもいいよね?」

あずさ「いや~、意外と居心地が良くて~」


小鳥「流石にちょっと怖いかも……」

真「りんごいりませんか、プロデューサー」

P「お、いいね」

真「はい、あーん」

小鳥「こっちはこっちでまた火種になりそうなことしてるし……」

P「もうすっかり日も暮れてきましたね」

小鳥「そうですね~」

あずさ「うふふ、プロデューサーさん……」ダキッ

P「ちょっと、あずささん、背中に胸が……」

あずさ「あててるんですよ~」

美希「むー!じゃあミキはこっち!」

P「だから抱きつくなって!」

美希「どうかな?ミキも胸には自信があるの!」

P「俺が平静を保てる自信がなくなるからどいてほしい」


伊織「やっほー!伊織ちゃんが来て……何してるのあんたら」

小鳥「まーたややこしいのが」

真「来ちゃいましたね」

P「ようこそ伊織君。如何して君が来たのかはよく分からないが歓迎しよう!ところでこの二人をどうにか」

伊織「面倒だから嫌よ」

P「にべもない……」

伊織「そんなことより如何してこたつなんか」

小鳥「まあいいじゃない、それより伊織ちゃんもこたつどう?」

伊織「何かこたつ下が物凄いことになってそうだけど……まあ入らせていただこうかしら」

小鳥「どうぞどうぞ」

真「伊織は如何して事務所に?」

伊織「休日出勤の小鳥にねぎらいを、と思ってね。プロデューサーのためじゃないからね!」

小鳥「(これまた初歩的なツンデレすな)」

伊織「小鳥、鼻血垂れてるわよ」

小鳥「申しわけございませんね、エッヘッヘ」

伊織「癪に障る笑い方ね……」

伊織「はあ、それにしても温いわね」

P「俺は暑いんだけど」

伊織「何時までいちゃいちゃしてんのよ……いい加減胸がむかむかしてきたんだけど」

小鳥「私は中々いいと思うんだけれど」

あずさ「小鳥さん、両鼻から鼻血垂れてますよ」

P「伊織!助けてくれたらギュってしちゃう!」

伊織「要らないわよ……」

P「いまならチューも追加!」

伊織「っ!要らないわよバカぁ!」

P「いたっ、痛い!コタツの下で蹴らないで!」

小鳥「(か、かわいすぎるぅ!)」

美希「鼻血が噴き出したの」

伊織「そんなことより、ケーキ買ってきたのだけれど」

小鳥「皆に分けましょうか」

P「いいですね、伊織の買ってきたのなら確かでしょう」

真「美味しそう!」

美希「ミキはおにぎりケーキがいいの」

P「自分でおにぎり握って生クリーム塗ってればいいんじゃないかな」

あずさ「あらあら……また胸が大きくなってしまいそう」

真「さらりとなんか聞き捨てならないことを言われた気がする」

伊織「こんなに集まって何してるの?今日は休日でしょう?」パクッ

美希「小鳥が教えてくれなかったから来ちゃったの」パクッ

小鳥「訂正してください!それプロデューサーの仕事だから!」パクッ

P「またまた、小鳥さん、人に責任擦り付けちゃいけませんぜ」パクッ

小鳥「……」ベシッ

P「痛い痛い、ごめんなさい」

あずさ「あら、もうこんな時間」

美希「そろそろ帰らないといけないの……あふう」

真「ボクも帰らないと……」

伊織「送っていきましょうか?」

小鳥「全員は大変でしょう?律子さん呼びましょう」

P「よりによってオフの人間をパシリに使うんですか」

小鳥「会社員に休みはないんです」

P「それ、小鳥さんが休日出勤させられた僻みですよね」

小鳥「気のせいですよ」

P「タクシーという選択肢は?」

小鳥「お金がかかりますので」

P「ですよね」

律子「はあ、何で休日だというのに……如何してプロデューサー殿まで居るんですか」

P「さあ、何ででしょうね」

律子「何であずささんだけ休日伝えないように言ったんですか」

P「どうしてでしょう」

律子「はあ、プロデューサー殿がよく分からないのは昔からですけれどね……」

P「まあまあ、気にせずあずささんと真を送ってやるという作業に従事しなさい」

小鳥「……ああ、なるほど」

律子「二人を送ったら帰っていいんですよね?」

P「勿論。まあ飲みに行きたいのなら帰ってきてもいいけれども」

律子「今日は遠慮しておきますよ、さ、行くわよ、あずささん、真」

伊織「私たちも行きましょう、美希」

美希「あ、待ってほしいな。ハニー!」

P「ん?」

美希「さようならのキッスなの!」チュッ

P「っ……結構がっつり……」

あずさ「あらあら……じゃあ私も」チュウッ

P「!?」

あずさ「……れろっ……ちゅるっ」

伊織「……うわあ」

真「……」

小鳥「(プロデューサーさん!ディープキスですよディープキス!)」

律子「鼻血垂れてますよ小鳥さん……」

美希「むー!」

律子「地団太踏む人初めて見たわ」

小鳥「嵐のような最後でしたね」

P「……そう、ですね」

小鳥「あずささん、凄かったですね……」

P「ええ、まるで精気を吸い取られているのかと……」

小鳥「他の子もディープに行こうとするし……まさか伊織ちゃんまで行こうとするとは思いませんでしたが」

P「律子がいなかったら、恐らく俺の貞操は露と消えていたでしょうね」

小鳥「律子さんも……まあ、其れは置いておきましょう」

小鳥「ところで、今日は如何して出勤したんですか?」

P「へ?何をだしぬけに」

小鳥「完全に忘れてたんですが、さっきの律子さんの言葉で思い出しました。
今日プロデューサーさんオフの日ですよね?」

P「……そうですね」

小鳥「しかも、敢えてあずささんたちを出勤させようとしたり、如何も今日のプロデューサーさんおかしいですよ」

P「……そうですか?」

小鳥「私が察するに……皆を休ませてあげたくてこんなことをしたのでは?」

小鳥「……プロデューサーさんが来るように仕向けてた人、最近とりわけ元気なかったんですよね」

小鳥「だから、春香ちゃんみたいに悩んでたり、美希ちゃんやあずささんみたいに疲れている人を癒すために今日来たんでしょう?」

P「はあ」

小鳥「彼女たち、家にいると練習してしまうでしょうから……」

小鳥「まあ千早ちゃんに限っては、多分バラエティー番組のことを伝えるために呼んだんでしょうけど」

P「まあ、千早にあの事を話すにはちょうどいい雰囲気でしたね」

小鳥「あと、真ちゃんと伊織ちゃんが来たのは完全に予想外だったんでしょう?」

小鳥「私は休日の休み少ないですから、真ちゃんたちが頻繁に来ているの知ってたんですけど」

P「今日みたいにグダグダしてるから休日出勤する羽目になるのでは?」

小鳥「うるさいですう!……ってそうじゃなくてですね」


小鳥「……私の推理、どうですか?」

P「さあ、如何でしょうね」

小鳥「……ほんと、はぐらかすの好きですよね、プロデューサーさんは」

P「……仮にそうだったとして、小鳥さんはどうですか?」

小鳥「私?」

P「悩み事とか、あるなら、聞いてあげなくもないですよ」

小鳥「偉そうですね……まあ、なくはないです」

P「はあ」

小鳥「……プロデューサーさんと仲良くなるには、どうすればいいですか?」

P「……そうですね」

P「こたつかたして、飲みに行きますか」

小鳥「はい!」

おわり

はい!終わりっ!小鳥ルートで〆です
好きなシチュエーション詰め込んだ結果こうなった
全キャラ出そうと思いつつ無理でしたごめんね
SS童貞をほのぼのアイマスにささげられてよかったです
ではでは

こたつに頭突っ込んで、中でオパンツが見え放題のシーンをなぜ書かなかったんだ>>1よ!

ちなみにこのSSで俺のアイマスキャラトップ3が透けて見えたり見えなかったり

>>109
エロい展開が思いつかなかった
あと、エロでSSもう一個できてたんだけどそれの展開がひどくて没にしたんだ
そのせいでエロに少しトラウマが……
だから書きませんでした
炬燵の下から足で股間を……とか考えたんだけどね

こっそりちょっとだけオマケ


貴音「ふうむ……コタツというものは面妖な物ですね……酷く心地が良いです」

響「貴音、注意したほうがいいぞ!この変態プロデューサーは何考えてるか分からないからな!」

P「どんなことを考えてると思ってんだよ」

響「コタツの下からこっそりパンツ見たりとか!こっそりエロいことをしたりとか!」

P「……お前のほうが」

貴音「変態ですわね……」

響「んなー!!!」


P「どうでもいいけど貴音、なんでコタツでラーメン?」

貴音「風流でございましょう?」

P「これっぽっちも」

亜美「おはよ→!兄ちゃん……ってあれ?こたつ?」

真美「何で事務所でこたつ?」

P「いいだろ?温かいし」

亜美「ん→、ま、いっか」

真美「お邪魔しま→す!」

亜美「おおう、これはなかなか」

真美「気持ちがいいですなあ」

P「つーかさ、お前ら今日オフなのになんで来たの?」

亜美「え→?そりゃもちろん」

真美「兄ちゃんの邪魔するために決まってるじゃん!」

P「今すぐ帰れ。小鳥さん連れて」

小鳥「何でですかっ!」

雪歩「ふう、気持ちいいですね……」ズズーッ

P「……そうだな」ズズーッ

やよい「うっう~、温かくて眠たくなってきました」ウトウト

雪歩「やよいちゃん……。風邪ひいちゃうよ?」パサリ

P「上着着せてやるなんて、雪歩やっぱり優しいなあ」ナデナデ

雪歩「そうですかね……えへへへ」

小鳥「(何この夫婦と娘)」

雪歩「……なんで小鳥さん鼻血出してるんでしょうね」

P「あの人の鼻の血管が、脳の妄想をつかさどる部分と直結しているからだよ」

律子「プロデューサー殿、最近コタツ出してばっかじゃないですか?」

P「そうかな……。まあでも気持ちよくってさ。やめられないんだよねぇ」

律子「まあ確かに、落ち着きますよね……、こたつは」

P「だろ?お陰で仕事がたまるたまる」

律子「其処ははかどらないとダメでしょう……ああ、私もなんだか眠く」

P「お前は休んだほうがいいぞ。このところ働きづめ……ってもう寝てるし」

P「しかもよりによってこっちに凭れかかるように……」

小鳥「……浮気ですか?」

P「何が?」


P「……」

あずさ「おはようございま……あらあら、今度はプロデューサーさんが寝てますねー……」

P「……」

あずさ「おき、ませんよね?」コソコソ

P「……」

あずさ「ちゅっ……ちゅるっ……」

P「……」

小鳥「あー!あずささん!駄目ですよ!」

あずさ「あっ、こ、小鳥さん、いらっしゃったんですか……」

小鳥「ずるいですっ!私もしますぅ!」チュウッ

P「……ぷはっ……」

あずさ「……昨日何食べたんです」

小鳥「……餃子とニラ炒めを」


はい、今度こそ終わりっ!

小鳥さんの便利さに頼った感とあずささんをキス魔にしすぎた感はあるけど、これが俺の趣味だから仕方ないね
あとあずささんに背中から抱きしめられたいという願望を本文で書けたから満足

じゃあまた次のSSでお会いしましょうさようなら

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