勇者「僧侶ちゃんはぱふぱふを覚えた」(249)
僧侶「は?」
勇者「ぱふぱふを覚えた。僧侶ちゃんぱふぱふを覚えた」
僧侶「いや覚えてませんけど・・・」
勇者「いま習得したって、神の声が聞こえた」
僧侶「私にそんなの聞こえませんでs」
勇者「俺を疑ってるっていうのかよ!!!」
僧侶「ご、ごめんなさい」
勇者「さっそくどんなものか効果を試してみよう」
僧侶「ぱふぱふって・・・あの、例のアレですよね・・・?」
勇者「例のアレって何だよ。口に出して言ってごらん」
僧侶「・・・・・・ふ、ふーぞくの、お姉さんがする・・」
勇者「よく知ってるね!」
僧侶「う、噂で聞いただけです」
勇者「大丈夫。僧侶ちゃんにもできるよ」
僧侶「やりたくないんですけど」
勇者「だけど使いようによっては立派な戦術スキルだとおもうんだ」
僧侶「そう・・・ですか?」
勇者「ほらちょうどいいところに魔物が」
大猿「グゴー!」
僧侶「う・・・・」
勇者「がんばれ僧侶ちゃん」
僧侶「ほんとにしなきゃダメですか?」
ニア命令させろ
僧侶「またそういうことする・・・」
勇者「な?」ニカッ
大猿「ヒヒッwww」
僧侶「・・・覚悟をきめなきゃ」
大猿「ヒヒヒッwwww」
勇者「・・・」ゴクリ
僧侶「・・・あ、あれー、どうやるんでしたっけ~」
勇者「かまととぶってもダメだよ」
僧侶「うう・・・」
大猿「プヒヒヒwww」ノソノソ
僧侶「ひっ、ひ・・・」
勇者「早くしないとやられちゃうよー!」
僧侶「や、やっぱり無理ですー!!」ピュウッ
【僧侶は逃げ出した】
勇者「あ・・・・逃げた」
大猿「ヒヒ・・・」
勇者「だめか・・・」
ザシュッ
大猿「ギャフッ」
勇者「お前が気持ち悪いからだぞー!」
大猿「 」
勇者「ったく~」
僧侶「お、終わりました?」ヒョコッ
勇者「一応倒したけど」
僧侶「よ、よかったぁ・・」
勇者「それよりも! 俺を残して敵前逃亡」ビシッ
僧侶「ゆ、勇者様だってよくするじゃないですか・・・」
勇者「そんなことはしない」
僧侶「だいたい私が前にでて戦うなんて無理なんですよ!」
勇者「戦うんじゃない。ぱふぱふをするんだ」
僧侶「できません!」
勇者「・・・たしかに・・・・服が悪いな」
僧侶「へ?」
勇者「そんな露出の少ない鉄壁じゃ、あいてもノッてこないんじゃないかな」
僧侶「・・・神服なんですけどこれ」
勇者「街についたら服を買おう」
僧侶(この人どこまで本気なんだろう・・・)
期待
-街-
勇者「ぱふぱふの概要はわかるだろ?」
僧侶「・・・」
勇者「ふくれっ面してないで俺の話に答えてくれよー」
僧侶「おおざっぱに」
勇者「言ってご覧。答え合わせしてあげるから」
僧侶「・・・胸部で・・・えっと・・あいてに刺激を」
勇者「胸部? はんっ、これだから箱入りは」
僧侶「むね!」
勇者「おっぱいだよ」
僧侶「お、ぉ・・・っぱいで相手に刺激を」
勇者「どうやって刺激を与えるの? 相手の何処に?」
僧侶「往来でこんな質問するなんて破廉恥です!」
勇者「わぁ怒った」ナデナデ
僧侶「そうやって人のことバカにしてればいいんです!」
僧侶「勇者様みたなへなちょこもう知りません! どっか行ってください!」
勇者「やだ」
僧侶「じゃあ私がどっか行きます。さよなら」
勇者「おーいどこいくんだー! 暗くなる前に宿にもどるんだぞー!」
僧侶「知りません!」
勇者「すげぇ怒ってる・・・」
勇者「ちょっと度が過ぎたか。反省反省」
勇者「夜になったら謝ろう」
勇者「なにかプレゼントでも買ってやるか」
勇者「婚約指輪とかでいいか! はははは!」
勇者「冗談。おっさんすいませんこれください」
店主「あいよ。300Gな」
・・・
-王立図書館-
僧侶「ばかばかばか勇者様ばか変態すけべバカ」
パラッパラッ
僧侶「だいたいおかしいですよ仲間にぱふぱふやらせるなんて」
僧侶「頭が呪われてます」
パラッパラッ
司書「おや、お勉強かいお嬢ちゃん。でも図書館では静かにね」
僧侶「は、はい。すいません・・・」
司書「みたところお嬢ちゃん僧侶かい?」
僧侶「旅の僧侶やってますけど・・・」
司書「ほぉ、立ち寄った街でも本を読むなんて勉強熱心なんだなぁ」
僧侶「い、いえ・・・これくらいは当然です・・・」
司書「でもなお嬢ちゃん」
僧侶「はい」
司書「その本はもっと大人になってから読もうな?」
僧侶「へ!?」
【遊び人が教える究極スキル-ぱふぱふ編-】
僧侶「わわっ! 私なんて本を!!」バサッ
司書「あ、そうか。やけに熱心に読んでると思ったら、ひょっとして転職希望?」
僧侶「ち、ちち違います!!! なんてこと言うんですか!!!」
司書「しー!」
僧侶「ご、ごめんなさい・・・」
司書「何があったか知らないが、まぁ、人生色々だ。がんばれ。っと僧侶様に言うのは失礼だったかな」
僧侶「・・・これ借りれますか?」
司書「だめ」
-外-
僧侶「・・・まさか自分が無意識のうちにあんな破廉恥な本を読みふけっているなんて」
僧侶「不覚・・・記憶を抹消したい・・・」
僧侶「あぁ・・・思い返せば挿絵が鮮明に蘇る・・・」ワナワナ
僧侶「いやー!!」
僧侶「バカ勇者様のバカ」
僧侶「あ、そうか! バカが移ったんだ。なぁんだ良かった私はバカじゃなかった」
僧侶「しばらく一人でいたら治るかな」
僧侶「しばらく・・・・って。・・・・・うう、依存している・・・」ガックシ
僧侶「もうこの街でさよならって決めたのに・・・」
僧侶「いやあれは勢いで言っただけで・・・うーん」
僧侶「私にもいっぱしのプライドがあるしいまさら・・・」
遊び人「あら、どうしたのうんうん唸って」
僧侶「あ・・・いえ、お恥ずかしいところを」
遊び人「迷子?」
僧侶「違います。子供じゃないです」
遊び人「恋人と喧嘩中?」
僧侶「もっと違います!!!!」
遊び人「あはは、わかったわかった」
僧侶「この街って宿一つしかないですか?」
遊び人「ん?」
僧侶「どうしてもあの宿にとまりたくない理由があるんですけど」
遊び人「そうねぇ。他にあるにはあるけど。高いわよ? 高級宿だし」
僧侶「あ、でもお金の持ち合わせがなかった・・・」
遊び人「旅人よね?」
僧侶「はい」
遊び人「日雇いのお仕事する?」
僧侶「?」
僧侶「日雇い・・・」
遊び人「あなたなら結構もうかるわよ」
僧侶「私なら?」
遊び人「そそっ!」
僧侶「どんなお仕事ですか? 役に立つかわかりませんが、私治療なら得意ですよ」
遊び人「あらじゃあぴったり!」
僧侶「どんなお仕事ですかって聞いてるんですけど」
遊び人「疲れ切った人たちを癒す仕事よ?」ウフフ
僧侶「やってみたいです」
遊び人「おっけー! じゃあこっちきて。仕事場に案内するわ」
僧侶(よし、お金を稼いだらこの街をでよう!)
・・・
勇者「はぁ~~。もう日が暮れるってのに僧侶ちゃんめぇ」
勇者「意固地になりやがって」
勇者「冗談が通じない女は嫌われるぜ?」
勇者「しゃあねぇなぁ~~~ちょっくら探してやっかなぁ俺が。この勇者の俺が!」
勇者「ついでに外でご飯でもたべちゃうかな~」
宿屋「お客さん独り言多いね」
勇者「おい主人。これくらいの背丈でこれくらいのおっぱいの可愛い子が来たら俺が探してるって伝えてくれ」
宿屋「あいよ」
勇者「いってきまーす」
宿屋「トラブルは持って帰ってくんなよ」
勇者「さて、どこから探したもんか」
勇者「僧侶ちゃんが行きそうなところっていったら・・・」
勇者「んー? 教会?」
勇者「あ! 図書館だ!」
勇者「すんませーん」
司書「今日は閉館だよ。また明日きておくれ」
勇者「これくらいの背でこれくらいのおっぱいの可愛い子きませんでした?」
司書「あぁ、その子なら夕方くらいまで熱心に勉強してたよ」
勇者「その後は?」
司書「さぁねぇ。あの年で危ない遊びを覚えてなきゃいいんだけど」
勇者「はぁ?」
司書「あんたに言っていいのかわからないけど、実はその子が読んでた本がね・・・・・」
・・・
可愛い/おっぱいのこ
なのか
可愛いおっぱい/のこ
なのかが問題なんだよ
ノ´⌒`\ ∩___∩ ━┓ /
γ⌒´ \ | ノ\ ヽ. ┏┛ /
.// ""´ ⌒\ \ / ●゛ ● | ・ /. ___ ━┓
.i / \ ,_ i )\ | ∪ ( _●_) ミ / / ― \ ┏┛
i (・ )゛ ´( ・) i,/ \ 彡、 |∪| | / / (●) \ヽ ・
l u (__人_). | . \ / ∩ノ ⊃ ヽ / / (⌒ (●) /
_\ ∩ノ ⊃ / ━┓\ ∧∧∧∧∧∧∧/ /  ̄ヽ__) /
( \ / _ノ | |. ┏┛ \< > /´ ___/
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/ノ (●)\ ・ /∨∨∨∨∨∨\ /ノ ( ●) \ ・
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\ _ノ / | 'ー=‐' i ・ \ \_ ⊂ヽ∩\
/´ `\/ > く \ /´ (,_ \.\
| / _/ ,/⌒)、,ヽ_ \ | / \_ノ
| / ヽ、_/~ヽ、__) \ \
勇者「はははは! 冗談きついぜ」
司書「いや本当だよ。一心不乱に読みふけってたよ」
勇者「僧侶ちゃんが・・・そんな本を? おかしい・・・一体何が」
司書「あんた友達だか兄妹だかしらんが、早く探したほうがいいんじゃないかい」
勇者「なぜ恋人という選択肢をあえて出さない」
司書「この街は夜は物騒だからなぁ」
勇者「サンキュ! とりあえず繁華街を探してみるぜ」
司書「幸運を」
・・・
僧侶「・・・・」
遊び人「あら、似合ってる」
僧侶「こ、ここ、コレは・・・!?!?!?」
遊び人「ま、従業員の制服ってやつだね」
僧侶「う、う、」
遊び人「う?」
僧侶「うさぎじゃないですか!」
遊び人「バニーちゃん♪ って呼ぶのよ」
僧侶「こんな格好で何するっていうんですか!!」
遊び人「えっとねぇ。表でお客さんに料理を配ったり、机を片付けたり」
僧侶「配膳ですか?」
遊び人「そそ、簡単でしょ?」
僧侶「・・・ホッ」
遊び人「で、裏の仕事なんだけど。それは後ほど」
僧侶「裏もあるんですか?」
遊び人「いまあんたのプロフィールを作っててそれをパネルに貼り出すまで待っててね」
僧侶「?」
,-、 ,.-、
./:::::\ /::::::ヽ
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.| ● | んーとね・・
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/`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´
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/,.-‐''"´ \:::::::::::| つ
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.| ● u | ごめんねわかんない
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/`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´
僧侶「い、いらっしゃいませ・・・」コトン
商人「おふお! 可愛いなぁ君」
僧侶「ど、どうも・・・」
商人「ねぇ何歳!? いつから働いてるの!? 好きなお酒は!?」
僧侶「えっと・・・20歳(って言わなきゃだめなんだっけ・・・)」
僧侶「今日から働いてます。お酒は飲みません」
商人「おじさん毎日きちゃおうかな!」
僧侶「・・・ご注文は」
商人「君♪」
遊び人「この子は準備中。あたしでよければ遊んでやるよん」
商人「たまには若い子がいいなぁ」
遊び人「だれが年増だ!!」
僧侶「遊ぶって・・・なにして遊ぶんですか?」
僧侶「勇者…様…」パンパン
大猿「ヒヒッwwww」パンパン
僧侶「見…見ないで勇者様…ぁ……」ドピュドプドプ
勇者「」
遊び人「えっとね。二階に個室がいくつかあってね」
遊び人「ここで飲んでるお客さんに気に入られるか、入り口のパネルで指名されたら」
僧侶「指名されたら・・・?」
商人「俺にぱふぱふしてくれよ新人ちゃ~ん!! ぐへへへ」
僧侶「ひ、ひぃーーーー!!! あっちいってください!」
遊び人「こらこらお客様だよ」
・・・・
店員「いらっしゃいませ」
勇者「ハラ減った。なんか食える?」
店員「奥のカフェテリアかもしくは個室のルームサービスがございます」
勇者「知らない街で騒がしいのは嫌いだな・・・」
店員「個室の場合は室料をいただきますがよろしいですか?」
勇者「ふーん、まぁいいけど」
店員「では1~6の部屋をお選びください」
1.29歳 独身
2.24歳 子持ち 母乳可
3.本日欠勤です申し訳ございません
4.22歳 独身 本番×
5.42歳 独身 オール○
6.20歳 独身 研修中
勇者「なるほどね・・・そういうトコ」
店員「どうなさいますか?」
6
なんで勇者来てんのwww
勇者「要はあれでしょ。可愛い女の子がご飯運んでくれるお店だよね?」
店員「はい!」
勇者「表向きは」
店員「至って健全なお店です」
勇者「・・・・ま、ちょっとくらいいっか!」
店員「さすがっす! どの部屋にしゃっすか!?」
勇者「うーんじゃあ、6番で」
店員「実は、その子は今日入りたてで。まだ研修が行き届いてなくてですね・・・」
勇者「なぁ~に、城下町の夜の帝王と呼ばれた俺がいろいろ教えてやるよ」
店員「ではお部屋で待機してください」
勇者「で、どんな子なの、ねぇ!」
店員「これくらいの背で、これくらいの胸の可愛い子としか・・・」
勇者「おお! 俺好みってかんじだな!」
・・・
店員「ソーリョちゃん早速指名入りましたー!」
商人「ゲェ! 先越された! もうパネル貼り出されてたのか」
遊び人「あら残念。ほら行って来なさい」
僧侶「あ、あのぅ、あの・・・」
遊び人「二階の6号室ね。入ったらちゃんとお辞儀すること」
僧侶「そ、そのあとは」
商人「思う存分遊べばいいんだよ!」
僧侶「・・・・」
遊び人「ほら、待たせちゃだめよ。お水二人分持って行くのよ」
僧侶「は、はひ・・・・」
遊び人「それじゃ初のご指名がんばって~!」
僧侶(どうしてこんなことに・・・)
竜王「せかいのはんぶんをやろう」
勇者「じゃあ、よるのせかいを」
・・・
コンコン
僧侶「・・・あの、失礼します」
「どぞーー!!」
カチャリ
僧侶「よ、よろ、よろひくお願いしまっす!」ペコリ
勇者「やーやーやー、待ちくたびれ・・・お゛!?」
僧侶「・・・?」
勇者「・・・・ぞ、ぞうりょち゛ゃん」
僧侶「はっ!? 勇者様・・・・? な、なんで」
勇者「なにやってるんだこんなところで!」
僧侶「なにやってるんですかこんなところで!」
勇者「いや、俺はその、飯屋をさがしててたまたま・・・・」
僧侶「私は・・・お仕事さがしててなぜか・・・」
勇者「・・・・」
僧侶「・・・・」
勇者「とりあえず、座って落ち着こうぜ」
僧侶「はい」
僧侶「あの、お水、どうぞ・・・」
勇者「どうも・・・」チラッ
僧侶「・・・どうしました? おかわりいりますか?」
勇者「いや・・・・君、ずいぶん刺激的な格好してるね、って思って」
僧侶「っ!!! わっ! わわっ、み、見ないでください!!」
勇者「自分の服装忘れてたの? 俺堪能しちゃったよ」
僧侶「やだ!! 変態!!」
勇者「そんな格好してる子に変態って罵られるとは思わなかった」
僧侶「上着貸してください」
勇者「やだよ。別に寒くないだろ」
僧侶「こんなに肌がでてるなんて・・・」
勇者「それで接客してたの?」
僧侶「・・・うぅ」
勇者「一応聞いとくけど、他の客の相手してないよな?」
僧侶「・・・指名は初です」
勇者「ほんと?」
僧侶「ほんとです」
勇者「ほんとにほんと?」
僧侶「ほんとです!!」ベシッベシッ
勇者「おうわかったわかった! 痛い! 嘘はついてない」
僧侶「変な人だったらどうしようかと思ってました」
勇者「ほんとだよ。僧侶ちゃん危うし!だったよ。将来的には俺と結婚するってのになぁ?」
僧侶「あ、でも結果的に変な人でした」
勇者「君は言葉の端の毒をなんとかしろ」
僧侶「それより勇者さま・・・どうしてこんなところに・・・」
勇者「えっと・・・? だ、だからさっきも言ったじゃん! 飯がくいたくて・・・」
勇者「べ、別にやましい思いがあったわけじゃないんだからな!! ほんとだぞ!」
僧侶「ほんとに?」
勇者「ほんとだ」
僧侶「ほんとのほんとですか・・・?」
勇者「ほ、ほんとです・・」
僧侶「嘘つき。なんで目そらすんですか」
勇者「刺激的で」
僧侶「む・・・」
僧侶「あ! そうだ!」ガタッ
勇者「何なに、僧侶ちゃんの突発性にたまに俺ついていけてないからね」
僧侶「ご飯とお酒注文しますか?」
勇者「真面目か」
僧侶「私スパゲッティ食べたいですけど」
勇者「ふぅん。じゃあ頼んだら。俺オムライスとぶどう酒でいいや」
僧侶「私がキッチンに注文行けばいいんですよね?」
勇者「しらねーけど、そうなんじゃないの」
僧侶「じゃあ行ってきます!」
勇者「あ、待って僧侶ちゃん!」
僧侶「はい?」
勇者「おしりかわいー」
僧侶「~~~~っ!!!?」
僧侶「バカはそこでおとなしくしててください!」
バタン
勇者「怒られちゃった・・・へへ」
・・・・
僧侶「おまたせしました」
コトン
勇者「いただきます」モグモグ
僧侶「こんなんでも結構値段高いんですね・・・」
勇者「そうだなぁ。そういうもんだ」
僧侶「おいしいですか?」
勇者「僧侶ちゃんの作ってくれるご飯のほうがおいしい♪」
僧侶「! ま、まぁ自信はありますけど」
勇者「だから僧侶ちゃん」ガシッ
僧侶「ゆ、勇者さま・・・!」
勇者「頼むよ・・・こんな仕事やめちゃってさ、俺と・・・俺の・・・! 俺に!」
僧侶「・・・勇者さま!」
勇者「一回でいいからぱふぱふしてください」
僧侶「は!?」
勇者「もう一回言うよ? こんな仕事しないで俺専属のぱふぱh」
僧侶「ちょっと!!」ガタッ
勇者「どーどー。落ち着いて、座りたまえ」
僧侶「いま完全に途中で言うこと変えましたよね!!」
勇者「へー?」
僧侶「ぃ、言い直してください!!」
勇者「・・・」ゴクリ
勇者「お、俺と・・・俺の・・・! そそそ、僧侶ちゃん!!」ガタッ
僧侶「・・・は、はいっ!」
勇者「毎朝俺のために温かいスープをつくってください!?」
僧侶「・・・・? あー・・・」
勇者「お願いします!!」
僧侶「嫌です」
いろいろと台無し
だからこその夜の帝王
勇者「言い直したのになんで断るんだよ!」
僧侶「勇者さま。ちょっと一人で先に進みすぎですよ」
勇者「・・・・」
僧侶「仕方ないですねぇ。旅人のくせにご飯もつくれないんだから」
勇者「・・・頼りにしてます」
僧侶「それと」
勇者「ま、まだなにか!?」
僧侶「勝手に怒って飛び出してごめんなさい。ご迷惑おかけしました」
僧侶「また一緒に冒険してもいいですか?」
勇者「・・・もちろん! 冒険だけじゃなくてほかにもいろいろしよう!」
僧侶「いろいろ?」
勇者「あーよかったぁ。ずっとこのまま嫌われてたらどうしようかと思った」
僧侶「・・・ふふ」
勇者「俺結構夜一人で泣いたりするタイプだから」
僧侶「いやその情報いりません」
勇者「俺、僧侶ちゃんがいてくれたら魔王の幹部だって倒せるよ」
僧侶「魔王を倒してください」
勇者「け、結婚してくれるなら、魔王だって倒せる気がする・・・」
僧侶「・・・はいはい」
勇者「こ、これ・・・また気が早いとか超怒られるかもしれないけど」
僧侶「なんですかこの箱」
勇者「僧侶ちゃんにあげる。僧侶ちゃんのために買った」
僧侶「・・・あけていいですか?」
勇者「いいよ」
勇者「・・・・」
僧侶「わぁ! 綺麗な指輪!」
勇者「気、気に入ってくれたかな!?」
僧侶「気が早いです」
勇者「でもつけてくれるんだね! ありがとう!」
僧侶「こんなので私を懐柔した気にならないでくださいね」
勇者「お、うん!」
僧侶「でも困りました」
勇者「何が?」
僧侶「私、お返しできるものがありません・・・用意してないんです」
勇者「ふっ・・・そんなのどうでもいいって。僧侶ちゃんがいてくれるだけで俺にとってはダイヤモンドの指輪以上の」
僧侶「そ、そうだ!」ガタッ
勇者「なんで俺のいいセリフ聞こうとしないの」
僧侶「ひとつだけ・・・してあげられることが」
勇者「なに?」
僧侶「・・・・」モジモジ
勇者「・・・・! ま、まさか」
僧侶「勉強して・・・・試してみたいなって少しだけ思ったんです」
勇者「・・・!」
僧侶「ぱふぱふ」
勇者「・・・」
僧侶「いいですか?」
勇者「・・・」ツー
僧侶「何泣いてるんですか」
勇者「いいよ。来て。私の体で存分に試しなさい」
僧侶「じゃあ・・・えっと、目隠ししていいですか?」
勇者「え?」
僧侶「そう書いてあったので・・・」
勇者「仕方ない・・・視覚を奪うことで興奮をたかめる高等なテクニックまで習得してるとは」
僧侶「ぎゅっ。見えてませんか?」
勇者「みえてなーい」
僧侶「それじゃあ失礼します・・・・」
ぱふっ
ぱふっ
僧侶「はい終わりました」
勇者「いやまっておかしい。二秒くらいだったぞ。しかもなんで頭なんだ」
僧侶「?」
勇者「もっかい! 今度はねっとりと」
僧侶「・・・むぅ、いきますよ」
ぱふーーむにゅん・・・
勇者「うお・・・! これが夢にまでみた僧侶ちゃんの生スライム!!」
僧侶「はい・・・・きもちーですか?」
勇者「うん! さいこーだ! もう死んでもいい」
スライム「スラー!」
勇者「なんか変な声がしたけど僧侶ちゃんのぱふぱふ最高だぜ!!!」
おい
おい
・・・
スライム「ズラー・・・!!」
僧侶「ひどい!! この子はお店のスライムなんですよ!! いじめないでください」
勇者「・・・」ワナワナ
スライム「スラァ・・・」
僧侶「かわいそう・・・」ギュッ
むにゅん
スライム「スラッwwww」
勇者「ぎゃー!! 違う! 結果的にそいつにぱふぱふしてどうする!!」
僧侶「な、なんか・・・・必死ですね」
勇者「僧侶ちゃん! その青いゴミじゃなくて 俺 を 抱きしめてくれよ!!」
僧侶「嫌ですよ」
勇者「ていうか本読んだんだろぉ!!」
僧侶「本に書いてあるとおりやりました!」
勇者「じゃあその本の作者ここに連れてこい! 叩きのめしてやる!」
飯
本を書いた奴でて来いよ!ぶっ飛ばしてやるよ俺がよ!
>>161
コーホー
僧侶「えっと・・・作者は確か・・・うーんと」
遊び人「時間ですよお客様」ガチャリ
勇者「おわっ!?」
遊び人「延長?」
勇者「・・・」
遊び人「なにさ気まずい顔して。もしかしてうちの子が粗相を?」
勇者「いや・・・まぁ肩透かしくらったとこなんだけどさ」
僧侶「あの、遊び人が教える究極スキルって本しってますか?」
遊び人「・・・私の著書に何か?」
勇者「著書!!」
僧侶「わぁやっぱり!」
遊び人「わぁお! 読んでくれたんだー」
僧侶「街の図書館にあったので」
勇者「ええいそんなもん図書館におくな! 有害図書じゃねーか!!」
遊び人「なんでこの客キレてんの? 締め出そうか?」
遊び人「だいたいなんの勘違いしてるかしらないけどお客様」
勇者「何スか」
遊び人「ここは、健全な飲食店ですよ?」
勇者「むぐ・・・」
僧侶「ほら! 私間違ってなかったじゃないすか! もう!」
勇者「くっそぉ・・・詐欺じゃねーか!」
僧侶「勝手に期待をふくらませるから悪いんです」
勇者「膨らんだのは期待だけじゃなかったけどな!」
僧侶「・・・はい?」
遊び人「あはは。ヒント、体の一部」
僧侶「・・・・? 脳みそ?」
勇者「膨らむか!」
僧侶「なんだか知りませんけど、もう勝手に膨らんでパーンってなってください!」
勇者「僧侶ちゃんだっておっぱい膨らんでパーンってなっちまえよ!」
遊び人「あんたら知り合い? ん?・・・・あー、そういう」
遊び人「んで? どうする? 延長する?」
勇者「しねーよ! なぁんでスライムに顔面挟まれるだけで大金とられなきゃなんねーんだ」
遊び人「あんたさぁ、思い込み激しいって言われない?」
勇者「まじで帰るからな。まじで帰るぞ」
僧侶「・・・さよなら。もう来ないでくださいね」
勇者「こない! 帰る! 本気で俺帰るぞ!」
遊び人「何回言うんだ」
僧侶「どうぞご勝手にぃ!!」ツンッ
遊び人「行っちゃったよ?」
僧侶「そうですね。知りませんあんな勝手な人。変態だしちょっとおかしいし、すけべだし」
遊び人「はぁ・・・そんな風に客と喧嘩するならあんた首」
僧侶「ふぇ!?」
遊び人「せっかく可愛いから従業員にしようかと思ったのに」
僧侶「あ、あの・・・・それって」
遊び人「追いかけな。あんたが街でふらふら探してたのあいつなんでしょ?」
僧侶さんのおっぱいは
何カップれすか( ^q^)
・・・
宿屋「お、仲直りかい?」
僧侶「いいえ、たまたま帰る方向が一緒なんです」
勇者「そしてたまたま泊まる部屋も一緒なんだよ」
宿屋「へ、部屋もう一つ貸そうか?」
「「そんなお金ない!!」」
宿屋「な、なんなんだよあんたら」
ガチャリ
勇者「どっと疲れた」
僧侶「私もです」
勇者「ぱふぱふしてくれたら疲れもとれそうなものなのに・・・」
僧侶「私は間違ったやりかたしてません」
勇者「じゃあ俺のしってるぱふぱふをしてみてくれない?」
僧侶「い や で す」
勇者「ケチ。どんなのか聞きもしないのかよ」
僧侶「いちいち勇者さまの相手をまともにしてたら身が持ちません」
勇者「なんかいまの言い方やらしー」
僧侶「~~~ッッ!!!」
勇者「怒ってる顔もかわいいよ僧侶ちゃん」
僧侶「な、なにを急に。そんなので機嫌取ったって無駄です」
勇者「恥ずかしがってる顔も困ってる顔も照れてる顔も笑ってる顔も全部可愛いよ」
僧侶「・・・またはじまった」
勇者「ごめんね。ちょっと困らせていじわるしたくなっちゃったんだ」
僧侶「・・・どうしてそんなことするんですか」
勇者「わからないの・・・? 本気で言ってる?」
僧侶「・・・!!」ハッ
勇者「僧侶ちゃん・・・俺・・・」
僧侶「いやっ、待って、まだ心の準備が」
勇者「僧侶ちゃん逃げないで」ガシッ
僧侶「ああああっ!??!」
勇者「俺の目をまっすぐ見て」
僧侶「・・・勇者さま」
勇者「どう? 俺の気持ちに偽りなんてないのがわかるだろ?」
僧侶「相変わらず死んだ妖怪魚みたいな目をしてます」
勇者「そうやって茶々入れて照れ隠しする僧侶ちゃんも可愛いよ?」
僧侶「うっ・・・」
勇者「肩、ほそいね」
僧侶「・・・」
勇者「俺をまっすぐ見て」
僧侶「うう・・・」
勇者「僧侶ちゃん。はじめてあった日から変わらないね」
僧侶「ゆ、勇者さまこそ、ちゃらんぽらんなのに、どこかいつも真剣で・・・」
俺も勇者になろうかな
>>185
おまえに夜の帝王は無理だ
>>186
じゃあ僕が( ^ω^)
君だけの勇者だよってね
勇者「俺が僧侶ちゃんに助けてもらったあの日、目の前に天使が舞い降りてきたんだとおもったよ」
僧侶「教会の前で野良犬が野垂れ死んでるのかとおもいました」
勇者「出会ったあの日から、ずっと大好きです」
僧侶「うー・・・・」
勇者「愛してます」
僧侶「そんな・・・」
勇者「一緒のお墓に入ってほしいな?」
僧侶「嫌です」
勇者「じゃあ、毎朝俺に温かいスープをつくってくれる?」
僧侶「・・・・・・私を必要としてくれる限りは」
僧侶「いいですよ・・・っ」
勇者「僧侶ちゃん・・・!」ガバッ
僧侶「きゃあっ! ちょ、ちょっとぉ! なに勝手にしがみついてるんですか」
勇者「俺の僧侶ちゃん・・・マイエンジェル僧侶・・・俺のもとに戻ってきてくれて嬉しい」
僧侶「き、きもい・・・」
勇者「よし! 元気でた」
僧侶「全然落ち込んでるふうには見えませんでしたよ」
勇者「俺ひっそり心で泣くタイプだから」
僧侶「だいたいおかしな心配しなくても、勇者さまのこと今更嫌いになったりしませんよ・・・」
勇者「じゃあ好き?」
僧侶「それは・・・・これからの行い次第で・・・」
勇者「よっしゃー! このままベッドイン!」
バフン
僧侶「もー!! のいてください降りてください! 重いっ!」
勇者「僧侶ちゃんの匂いー・・・」
僧侶「やっぱ嫌い! いま嫌いになりました!!」
勇者「今夜特別にぱふぱふ教えてあげるー!」
僧侶「きゃー!! へんたいぃー!! どこ触ってっ、きゃー!!!」ベシッベシッ
・・・
翌朝
宿屋「お! おはようさん。もう行くのかい」
僧侶「お世話になりました」
宿屋「ふふふ。いくら若いからってあんた、あんまり激しくしたら他のお客さんに迷惑だよ」
僧侶「・・・・」
勇者「・・・ゲフッ、げふ」
宿屋「昨夜はお楽しみでs・・・・あんたぁ、医者を呼ぶかい?」
勇者「い゛え・・・お気遣いなく。たまたま同室に杖で殴りかかってくるバーサーカーがいたもので」
僧侶「その傷はいわゆる私の愛です」
勇者「だから簡単に消せないんです」
宿屋「お、お大事にな・・・」
勇者「なぁ、これで僧侶ちゃんにふられたの何回目?」
僧侶「15回目です」
勇者「はぁ・・・よく数えてるね」
おわり
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Y,r'T瓜「下マ宀'┤
ー彳i Nrィハヽ!fイハゝ: !
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. `ハ:ト",._ワ,."イ/:八 みんなにホイミ!
ハ !: !「{ト__,リY ハ ヽヽ
/: ノハ l::`二::{:!{ .jヽ-、ヽ
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{:ハ-、,ri |:'┐┌':! !: :ハ: } ヽ:}
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` ヽ| L_____j |、 "
`-tー┬弋彡ヘ
}ニニ{ \_ノ
l__,,ノ
あんまり僧侶と勇者のイチャイチャ同人ない
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