恒一「クラスの女子生徒が幼女化する現象!?」(773)

※パラレルだと考えておかしいとこあっても目を瞑っていただけると幸いです

「こらー!こういちくんからはなれなさいよ!」

「……や」プイッ

「な、なんですってー!」

恒一「こらこら、仲良くしないとダメだよ二人とも」

「だってみさきさんばっかりずるい!」

「……」ベー

「むきー!」

恒一「こ、こら見崎ダメだよそんなことしたら!」

恒一(しかし……)

「うぇぇぇぇん!!」

杉浦「あらあらどうしたの恵ちゃん?」

「ゆみちゃんが・・・グスッ、ぶったの」

「あぁ!?ちょっとこづいただけだろ?それなのにぴーぴーなきやがって」

杉浦「くぉら!駄目でしょ叩いたりしたら!」

杉浦「ほら、ちゃんと謝って」

「……ん…なさい」

杉浦「もっと大きな声で!」

「あぁもうごめんなさい!」

「……うん、いいよっ!」ニパー

恒一(どうしてこうなった)

~一週間前~

桜木「きりーつ、礼」

「さようならー」

恒一(今日は見崎来なかったな)

恒一(最近はちゃんと来てたのにどうしたんだろう)

美神「榊原くん」

恒一「?はい、なんでしょう」

美神「これ、今日配ったプリントなんだけど見崎さんに届けてくれるかしら?」

恒一「分かりました」

恒一(様子も見に行きたかったし好都合だ)

恒一「取り敢えず前教えて貰った携帯電話の方に電話してみるか」

トゥルルルルル…

トゥルルルルル…

恒一「……中々出ないな」

ガチャッ

鳴「……もしもし、榊原、くん?」

恒一「あ、ごめんね突然」

恒一「もしかして寝てたりしたかな?」

鳴「うぅん、そんなことはない、けど」

>>6
美神? 三神◯

恒一「今日はどうしたの?風邪とか?」

鳴「ちょっと、ね……」

恒一「今日配られたプリント届けようと思うんだけど今から大丈夫?」

鳴「………」

恒一「見崎?」

鳴「………でも、榊原くんなら」

恒一「え?」

鳴「いつもの場所で待ってるから」

ガチャッ…ツーッツーッ

~『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。』 地下~

恒一(いつもの場所と言われて来てはみたものの)

恒一(見崎はどこにいるんだ?)クイクイ

恒一「あ、見崎・・・・ッ!?」

それは 中学3年生と言うには

あまりにも小さすぎた

小さく 平たく 軽く

そして 幼すぎた

それは 正に 小学生だった

恒一(小さい子だ……小学2、3年くらいかな?)

恒一(でもこの顔は……)

恒一「……もしかして、見崎?」

鳴「………」コクコク

恒一「なんだってこんな事に……」トゥルルルルル

恒一「あれ?赤沢さんからだ」

恒一「はい、もしもし?」

赤沢「もしもし恒一くん?今、見崎さんと一緒にいるわよね?」

恒一「え?う、うん」

赤沢「急で悪いんだけど今から見崎さんを連れてイノヤに来てくれないかしら?」

恒一「見崎と一緒に……?」チラッ

鳴「………」

恒一「えっと、それは僕だけじゃ駄目なのかな?」

赤沢「……見崎さんなんだけど」

赤沢「もしかして小さくなってないかしら?」


恒一「!……なんでそれを?」

赤沢「…やっぱりそうなのね」

赤沢「詳しいことは後で説明するわ」

赤沢「兎も角イノヤになるべく急いで来てね、じゃ」ガチャッ

恒一「ちょ、ちょっと赤沢さん?」

恒一「はぁ、一体どうなってるんだよ……」

鳴「……」ジー

恒一「じゃあ、一緒に来てくれるかな?」

鳴「……うん、わかった」キュッ

恒一(か、可愛い……!)

その後小さくなった見崎とイノヤに向かった

道中霧果さんはどうしたのか聞いてみると、小さくなった見崎の姿を見て鼻血を流しながら卒倒したらしい

放っておいて大丈夫なのか聞いてみると、まぁ大丈夫だろうとの事だった

本当に変わった親子である

イノヤに着く直前から見崎の様子がおかしくなった

聞いてみるとどうもみんなに今の姿を見られるのが恥ずかしいらしい

それも仕方ないだろう、だって…

恒一(ゴシックロリータ、だもんなぁ……)

見崎の今着ている服は彼女の家に飾ってあるドールが着ているようなゴスロリ服だった

決して似合っていないわけではない

寧ろ見崎の雰囲気と合いすぎて見崎が本物のお人形さんみたいであった

本人曰く今の体に合う服ですぐに出して来れそうな服がこれしかなかったそうだ

服の方は霧果さんのお手製らしい

幸い道中では人通りが少なかった為衆目に晒されることは無かったが流石にクラスメイトにこの格好を見せるのは抵抗があるのだろう

遂には僕の後ろに隠れてしまった

~イノヤ~

イノヤでは赤沢さんと杉浦さん、そして何処から話を聞きつけたのか勅使川原と望月までいた

勅使川原「いよぅサカキ!」

恒一「…なんでいるのさ?」

勅使川原「いやぁ、今日は午前中授業で午後から暇だったんで望月とぶらぶらしてたら赤沢達に会って」

恒一「それでついてきた訳か……」

赤沢さんを少し恨めしい目で見たものの、本人は仕方ないじゃないという感じで肩を竦めるのみだった

赤沢「遅かったわね……見崎さんは?」

恒一「あー……、ほら見崎、出ておいでよ」

鳴「………///」コソッ

全員(か……)

全員(可愛い!!)

恒一「3年3組の呪い?」

赤沢「そうよ」

恒一「そのせいで見崎がこうなったと?」

赤沢「えぇ」

恒一「そんなバカな……と言いたいところだけどこう本当に見せられると信じざるを得ないね」

赤沢「話が早くて助かるわ」

恒一「でもなんだってこんな事が?」

赤沢「……15年前の3年3組にね、『ミサキ』という子がいたの」

赤沢「なんでも文武両道、おまけに容姿端麗の子だったらしいんだけどね」

赤沢「ある日不慮の事故だか病気だかで亡くなったそうなの」

赤沢「彼の死をみんなが悼んだらしいわ」


赤沢「それでね、その年の卒業写真にね、写ってたらしいの」

赤沢「『ミサキ』が……ね」

赤沢「そして、その翌年の3年3組でそれは起こった」

赤沢「ある女生徒がある朝目を覚ますとね……小学生の頃の姿に戻っていたのよ」

恒一「いやいやいやいや!」

赤沢「あら?何か分からないところでもあった?」

恒一「いや色々とおかしいでしょ!?話も飛び過ぎだし!」

杉浦「まぁどう考えてもおかしいのには同意なんだけどね……」

恒一「なんでこんな漫画みたいなことが起こるのさ!?」

鳴「あるひとがおしえてくれたわ……」

鳴「これはそういう『現象』なんだって」(キリッ

全員(可愛いなぁ……)

どうでもいいけど、始まりの三組は26年前じゃね

>>35
ホントだなんで間違えてるんだ俺

赤沢「……こほん、取り敢えず私達対策係がこの現象について伝え聞いていることは」

赤沢「この現象が『ある年』には周期、及び対象となる女子生徒はランダムで女子生徒が幼女化していく」

恒一「幼女化?男子生徒がなったことはないの?」

杉浦「それが不思議なことに過去一度も男子生徒が小さくなったことはないらしいのよねぇ……」

赤沢「幼女化する生徒は朝目が覚めたら幼女化しているみたいね」

恒一「幼女化してしまった生徒はどうなるの?」

赤沢「一応卒業すると解ける……みたいよ」

恒一「そんな……みたいって?」

杉浦「現象を止める方法があるのよ」

恒一「それはどうするの?」

赤沢「見つけ出すのよ…クラスに紛れ込んだ『ミサキ』をね」

恒一「それは…どういう……?」

赤沢「私は霊とか呪いとかあまり信じるほうじゃないんだけれど」

赤沢「死んだ『ミサキ』の悪霊がクラスの誰かに取り憑いているらしいの」

赤沢「取り憑かれてる方は自覚もないみたいなんだけどね」

赤沢「けどその生徒に『ミサキ』であることを指摘すると『ミサキ』の方が表に出てくるらしいわ」

赤沢「で、当の『ミサキ』に謝らせれば現象は止まるみたいよ」

恒一「そんな……めちゃくちゃじゃないか」

杉浦「確かにめちゃくちゃだけど現に今まで全部この方法で止まってるのよ、現象は」

赤沢「それに私たち自身伝え聞いているはさっき言ったことで全部」

赤沢「止め方と大体の概要しか聞いてないの」

恒一「そっか……死者の見分け方、みたいなのはないの?」

杉浦「あったような話も聞いたけど……」

赤沢「わからないわ」

鳴「………」


勅使川原「しっかし噂には聞いてたけど本当に起こるとは思わなかったぜ」

勅使川原「見崎がこんなちんちくりんになっちまうとはな!」ウリウリ

鳴「むっ……こどもあつかいしないで」ペシッ

望月「でも凄く可愛いよね、服も似合っててお人形さんみたい」

恒一「二人とも呑気なものだね、クラスメイトが大変な目に合ってるのに」

勅使川原「だって俺達男だから関係ねーもん」

望月「だよね、止め方も分かってる訳だし」

赤沢「あ、そうそう言い忘れてたけど」

赤沢「『ミサキ』が取り憑いてたのは今まで全員男子だったらしいわ」

赤沢「もしかしたらあなた達の誰かがミサキかもしれないわね……?」

勅使川原「お、おいおいやめろよ赤沢!」

恒一「あれ?じゃあクラスの男子に手当たり次第お前はミサキだって指摘すればいいんじゃないの?」

杉浦「勿論過去に試したらしいわ。実際何年かはそれで解決したみたいなんだけどね……」

赤沢「ある時からそのやり方ではミサキは出てこなくなったの」

恒一「なんで?」

赤沢「さぁ…理由はわからない」

赤沢「それでね、今度必要になったのは『ミサキを完全に屈服させること』」

勅使川原「完全に屈服させるぅ?」

杉浦「手当たり次第のやり方で出てこなくなった年の対策係がね、その年のミサキを彼がミサキだという証拠を徹底的に集めて彼を問い詰めると、ミサキは出てきたらしいわ」

恒一「つまりミサキ本人が認めざるを得なくなる状況を作ってから指摘する必要があるってこと?」

赤沢「そういうことになるわね」

望月「でもさ、じゃあ今までの対策係が集めてた証拠のメモなりなんなりを見ながらクラスを観察してたら結構すぐに分かるんじゃない?少しくらい残ってるんでしょう?」

杉浦「そうだったらよかったんだけどね……」

赤沢「残ってないのよ、全く」

杉浦「人為的に消されたかのように金輪際ね」

恒一「そんな……じゃあ何も手がかりがない状態でクラスに混じったミサキを見つけろってこと?」

鳴「……てがかりなら、あるわ」

赤沢「!どういうこと見崎さん?」

鳴「ちびきせんせいよ」

杉浦「千曳先生ってあの図書室の?」

鳴「せんせいは26ねんまえの3ねん3くみのたんにん…それにこれが『現象』だとわたしにおしえてくれたのもせんせい」

赤沢「成程…先生なら何か知ってるかもしれないわね」

杉浦「……といっても今日はもう日も暮れたし行けそうにないわね…」

赤沢「…やむを得ないわね、図書室を訪ねるのは明日にしましょう」

赤沢さんの判断で今日のところは解散する運びとなった……のだけど

恒一「家に帰りたくない?」

鳴「……」コクコク

恒一「そう言われても……なんでまた?」

鳴「今帰ったらあの人がどうなるか……」

あの人、というのは霧果さんのことだろう

確かに幼女化した見崎を一目見ただけで鼻血を流しながら卒倒したくらいだから今帰ったら一晩中着せ替え人形状態かもしれない

見崎の思いも分からないではないのだが赤沢さんと杉浦さんは帰ってしまったし……

恒一「……といっても僕の家に泊めるわけには」

鳴「………」ウルウル

恒一「うっ………」


トゥルルルガチャッ

霧果「鳴!?」

鳴「……はい」

霧果「よかったぁ……心配したのよ?目が覚めたらいないから」

鳴(でも留守電44件は流石に心配しすぎだと思う……)

鳴「友達と遊びに行ってました」

霧果「そう……でも連絡ぐらいはしなさいね?」

鳴「はい、以後気をつけます」

霧果「それでどうしたの?今帰り?」

鳴「いえ」

鳴「出先で友達みんなで友達の家に泊まることになったんです」

鳴「それで……」

霧果「………泊まりたいの?」

鳴「はい」

霧果「別に、最近鳴がお友達とよく遊ぶようになったのは私もとても嬉しいんだけど………」




霧果「当 然 女 の 子 よ ね ?」


鳴「ッ……はい」

霧果「…そう、それならいいわ」



霧果さんに電話をし終えた見崎は幼い顔に疲れを滲ませていた

恒一「お疲れ様、どうだった?」

鳴「うん、なんとかきょかしてもらえた」

当の僕の方はと言うと偶然、ホントに偶然ではあるのだが偶々おじいちゃんとおばあちゃんは老人会の旅行でしばらくいないし怜子さんも仕事の都合で帰ってこれないそうだ

自分は炊事洗濯等家事全般は出来るので三人に気を遣わないでと言った結果だった

今回ばかりは僕をほったらかしにしっぱなしの父さんと母さんに感謝せねばなるまい

恒一「ただいまー」

鳴「おじゃまします」キョロキョロ

恒一「他人の家に上がるのは初めて?」

鳴「うぅん、そんなことはないけど」

鳴「ここがさかきばらくんのすんでるいえなんだなぁ、って」

恒一「ははっ、別に珍しいところもないと思うけどね」

鳴「……まぁいいわ」キュゥゥゥ

恒一「……ごめんね、お腹すいちゃったかな?」

鳴「………///」コクコク

おかーさんしんじゃった…

>>65
分かりづらいというか何も言及してませんが理津子さんは存命ということで
死んだのはミサキくんだけ

ちょっと顔洗ってきます

鳴「………」パクパク

恒一「どう、美味しい?」

鳴「さかきばらくんのつくるりょうりはいつもおいしいわ」

恒一「それは嬉しいな。腕を振るった甲斐があったよ」ニコッ

鳴「…………///」パクパク

恒一「あれ?見崎ピーマン残してるじゃないか」

鳴「!」ギクッ

恒一「ダメだよ好き嫌いしちゃ」

鳴「でも…ピーマンはにがくてきらい」

恒一「栄養あるんだからしっかり食べないと」

鳴「で、でも」

鳴「さかきばらくんが、た、たべさせてくれたらたべられる、かも」

恒一「えぇっ!?それはちょっと恥ずかしいよ……」

鳴「じゃなきゃたべないもん」プイッ

恒一「……もう仕方ないなぁ」

恒一「はい、あーん」

鳴「あ、あーん……///」パクリ

鳴「うぅ……苦い」モグモグゴクン

恒一「ちゃんと食べれるじゃないか、えらいえらい」ナデナデ

鳴(……幸せ///)

支援

恒一「さて、次はお風呂なんだけど……」

鳴「バカにしないで。おふろくらいひとりではいれるわ」

恒一「すいません」

~5分後~

鳴「きゃぁぁ!?」

恒一「見崎!?」

鳴「あ…あれ……」プルプル

G「カサカサ」

恒一「あぁゴキブリか…よっ」スパァン

鳴「ひっ」

恒一「それにしても意外だな、見崎はこういうの平気かと思ってた……よ……」

鳴「………」スッポンポン

恒一「…えーと」

鳴「……い」

恒一「い?」

鳴「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」バシャァ

恒一「理不尽ッガボゴボボ」



鳴「……」ツーン

恒一「いや、さっきのは不可抗力だから仕方ないって」

鳴「……」プイッ

恒一「……すいませんでした」

鳴「……きょうはとくべつにゆるします」


恒一(勉強中)カリカリ

鳴「……」アシプラプラ

~1時間後~

恒一(勉強中)カリカリ

鳴「………」ゴロゴロ

~2時間後~

恒一(勉強中)

鳴「…くぁぁ」

恒一「……そろそろ寝よっか」

鳴「……うん」

恒一「じゃ、電気消すね」

鳴「うん……」

見崎が着ている服はまたもやドールの着ているような服だ

霧果さんが工房にこもっているタイミングを見計らって他にも何着かこっそり取りに行ったらしい

正直寝にくそうだが家に見崎の着れそうな服はないので我慢してもらうとしよう

恒一「おやすみ見崎」

鳴「おやすみ……さかきばらくん」



恒一(しかし大変な事になった……)

恒一(26年前のミサキ……か)

恒一(どんな人だったんだろう)

恒一(ミサキといえば見崎……)

恒一(冷静になってみればいくら体が小さくなっているとはいえ同じ歳の男女がふたりきりでひとつ屋根の下な状況なんだよな…)

恒一(いかんいかん考えるな!)

恒一(………つるぺただったな)




「……ら…ん」

恒一「うぅ…ん…?」

「さか…ら…ん」

鳴「さかきばらくんさかきばらくん」

恒一「うぅ…どうしたの見崎?」

鳴「あの…おトイレ」モジ

恒一「あぁトイレなら……」

鳴「そうじゃ…なくて……」

鳴「トイレ…ついてきてほしいの」

恒一「……プッ」

鳴「な、なんでわらうの?」ポカポカ

恒一「いやごめんごめん、なんか可愛いなぁ、と思って」

鳴「な……」

恒一「じゃ、一緒に行こうか?」

鳴「もう……」

~翌朝~

「な…な……」




「なによこれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

ここで書き溜めが底をついたわけだが

この速度で書き溜めかよ……

>>98
書き溜めながら自転車操業だったんで堪忍


次の日、午前中授業ながらも当然学校はあった

見崎に聞いた限りでは千曳先生は事情を理解しているようなので半日見崎には図書室で過ごしてもらうことにした

久保寺「みなさんおはようございます」

久保寺「今日の欠席者は見崎さんと……おや、赤沢さんが来ていませんね、珍しい」

恒一(赤沢さんが来てない……もしかして……)

桜木「きりーつ、礼」

「お願いします」

~放課後 図書室~

勅使川原「ぎゃははは!おめぇ本当に赤沢かよ!」

恒一「まさか本当にこうなってるとは……」

赤沢「………」ムスッ

悪い予想があたって、赤沢さんも見事に幼女化してしまっていた

見た目からいえば見崎よりは少しばかり年上…小4ぐらいと言ったところか?

勅使川原「いやー、あの赤沢までこんなちんちくりんになっちまうとはなぁ!」ウリウリ

赤沢「………」プチッ

勅使川原「ちょっ、あっ、痛っ!…おいそこはやめあああぁぁぁぁぁ!!」

赤沢「!…!…!」ゲシッゲシッ

杉浦「それにしても参ったわね……一番頼りになりそうな泉美までこうなるなんて」

千曳「こらこら君たち、ここは図書室なんだよ?」

千曳「少し声は抑えてくれないかな」

千曳「さて、君たちにも余裕が無いようだから」チラッ

赤沢「フーッ、フーッ!」

杉浦「どうどう……」

勅使川原「」

恒一「……そうですね」

千曳「うん、じゃあ手短に話そう」

恒一「では先ず単刀直入に聞きます」

恒一「なんでこんな現象が起こるようになったのですか?」

千曳「赤沢くんたちから聞いてるだろうとは思うんだが、この現象の元凶は私の担任していた生徒の一人」

千曳「夜見山岬くんだ」

千曳「彼は文武両道、容姿端麗でクラスでも人気者だったんだ」

千曳「でも彼には秘密があった」

千曳「彼はね」







千曳「小さな女の子が大好きだったんだよ」

恒一「・・・・え?」

千曳「俗に言うロリータコンプレックス、ロリコンというやつだったんだよ」

恒一「」

千曳「周りの人間にはひた隠しにしていたみたいだが大層な嵌りようだったみたいでね」

千曳「彼の死後部屋から小さな女の子への思いをこれでもかと綴ったノートが何冊も見つかったそうだ」

千曳「ちなみに彼の最期の言葉は『畜生、死ぬなら幼女に囲まれて死にたかったぜ」らしい」

恒一「」

千曳「そしてその彼のノートの中にこんな一節があったそうだ……『俺は幼女の王国、いや楽園を創ってみせる』とね」

赤沢(それは…)

杉浦(ないわね…)

恒一「…つまりこの現象って」

千曳「彼の幼女への思い、いや執念が3年3組に生んだ呪いということだよ」

恒一「えー……」

千曳「呪いの解き方については『彼が謝れば解ける』というのは最初からそういうシステムになっているんだろうと思うしかないね」

千曳「彼は自意識過剰なところがあったから自分の名前が呼ばれるとすぐに反応していた」

千曳「昔片っ端から男子を指名していくやり方で解決していたのはこの為だろう」

千曳「ただ彼が霊魂でありながらも学習するというならば」

千曳「このやり方が通じなくなるのも当然のことだ」

千曳「とはいえ彼は潔いところもあったから、追い詰めれば素直に負けは認めただろうがね」

恒一「……資料は、前年度までの対策係が残した資料はない、んですよね?」

千曳「…そう、だね」

千曳「処理をしたのは他でもない、私なんだよ」

恒一「何故そんな事を?」

千曳「頼まれたんだよ……彼の両親に、ね」

曳「ロリコンは世間一般に変態、もっと悪くいえば性犯罪者予備軍とまで見られている」

千曳「残念ながら仕方のない事だとは思うけどもね」

千曳「彼の場合、その性癖が露見したのは幸いにも極々一部だった」

千曳「親としては、そりゃ死んだ息子がそんなレッテルを貼られるのは耐えられないだろう」

千曳「だから私に泣きながら頼んできたよ。決して口外しないようにしてくれ、とね」

千曳「といってもこんなことが起こってしまった以上聞いてきた子たちには口外しないようにと釘を刺したうえで教えたけどね」


恒一「つまり対策係の調査資料とかには……」

千曳「そうだね、この子がロリコンっぽい行動をとっているからこいつが彼だ…みたいなことが書いてあるんだろう」

千曳「他にも彼がロリコンだったと分かってしまうような情報が沢山書いてあった」

千曳「いくら現象の解決のために彼のことを話すといっても解決後に情報漏洩の可能性があるようなものを放置しておく訳にはいかなかった」

恒一「だから処理した……と」

千曳「そうだ」

   ・・・・・
      /⌒ヽ ( ̄ ̄, ̄ ̄ ̄)
     (ヽ´ω`)(_____)
     (   つつ
     (_⌒ヽ
    ...... ,)ノ `J

                ファサァ・・・
         /⌒ヽ

         (ヽ´ω`)      ))
         /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
        ノ   )#     # \ ))
       レ  \ヽ ::    ノ:::: )

           丿 キ    □  ,:'  ))
        (( (___,,.;:--''"´``'‐'


            /⌒ヽ
            (ヽ´ω`) <もうだめぽ・・・
            /  _ノ⌒⌒⌒`~、_
       ε( ̄⊂人 //⌒ キ  ノ #ヽ)
       ⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃

結局この日得た情報は26年前のミサキがロリコンであったこと

憑依された人間は表にミサキが出ずとも端々にロリコンらしい行動が出てしまうということ

そして「合宿」の存在であった

なんでも幼女化した生徒と長い時間を共に過ごせばボロが出るため見つけ易いとか

最後に「や」をつけたかった

恒一「千曳先生」

千曳「?何かな」

恒一「現象を止める方法は分かりました」

恒一「けど、完全にこの現象を止めてしまう方法みたいなのはないんですか?」

千曳「ふむ」

千曳「現象は彼の怨念が起こしてる訳だから」

千曳「普通に考えれば彼の霊を成仏させれば現象は止まるだろう」

恒一「成仏、ですか」

千曳「彼の霊を満足させてやるなりすれば、成仏するんじゃないかな?」

千曳「と言っても私は専門家でも何でもないから確かな事とは言えんがね」




恒一「結局大した成果は得られなかったね」

杉浦「ミサキの特徴が分かっただけでも十分だと思いましょ」

恒一「そうだね……」

恒一(ロリコンを満足させる方法、か……)

鳴「さかきばらくん」クイクイ

恒一「?どうしたの?」

鳴「おなか、すいた」キュゥゥゥ

恒一「あ、ごめんね。ちょっと遅いけど帰って昼ごはんにしようか」

杉浦(なんか本物の親子みたいね……)

赤沢「ちょ、ちょっとまちなさい!」


赤沢「みさきさん、こういちくんのいえでごはんたべるの?」

鳴「うん」

鳴「というかきのうはさかきばらくんのいえにおとまりだったし」ニヤリ

恒一「ちょ、見崎!?」

赤沢「な、ななななぁぁぁぁぁぁ!!」

杉浦(ほぅ………)

赤沢「ずるい………」

赤沢「ずるいずるいずるいずるいずるーい!」

恒一「あ、赤沢さん!?」

赤沢「わたしだってこういちくんのいえでごはんごちそうになりたいもん!」

赤沢「みさきさんだけずるい!」

恒一「そ、そう言われても……」

杉浦「はいはーい、榊原くん困ってるでしょー」

杉浦「泉美はおうちに帰りましょうねー」

赤沢「いやー!わたしもさかきばらくんといっしょにごはんたべたいー!」ズリズリ

恒一「しかし赤沢さんがあんな風になっちゃうとはね……」

千曳先生曰く、幼女化した生徒の思考能力はその体相応のそれになってしまうらしい

昨晩見崎が食べさせてと甘えてきたり、ゴキブリ程度であんなに怖がっていたのはそのせいなんだろう

恒一「でも普段とのギャップがあってちょっと可愛かったな…」

鳴「………」ギュゥ

恒一「いてて……」

その日も見崎は家に泊まることになった

家は僕以外誰も居ないから本人がいいなら構わないんだけど霧果さんはいいのか聞いてみると午前中に許可をもぎ取ってきたらしい

心配性な人なのにどうやって2日目の外泊許可を貰ったのか聞いてみると……

鳴「このすがたであまえたらいっぱつだったわ」

~~~~~~~

霧果「もぉ一日どころかしばらく泊まってきてもいいわよ……ハァハァ」ハナヂダラダラ

~~~~~~~

どんなふうに甘えたのかは非常に気になるところだが破壊力が高そうなので聞くのは止めておいた

恒一「……ん?しばらくって……」

鳴「そ。きがえももってきたししばらくよろしくね?さ・か・き・ば・ら・くん」ニコリ

もしかして一番(色々な意味で)大変な思いをしているのは僕なんではなかろうか……

その日の夜、赤沢さんから電話がかかってきた

見崎は今日と同じようにしばらくは図書室登校するようにとのことらしい

赤沢さん自身はどうするのか聞いてみると普通に登校するのだそうだ

大丈夫なのか聞いてみたが何とかなるわよとの返答しか帰って来なかった……本当に大丈夫なのか?

最後に明日は泊まれるかと何度も聞かれたが丁重にお断りしておいた

見崎と赤沢さんを同じ場所に泊めるのは些か危険な気がした

電話の向こうでしょげる赤沢さんにはその声の幼さも相まって罪悪感を感じたがこればかりは僕も譲れなかった

翌日

見崎を図書室に送り届けた後教室に行くとてんやわんやの大騒ぎだった

綾野「いやーん!泉美可愛いぃぃー!」

杉浦「あんたよくそれで来たわね……」

桜木「でも凄く似あってますよ?」

中尾「ハァハァ……ウッ」

赤沢「しかたないじゃない、きてこれるふくがこれしかなかったのよ」

赤沢さんの着ている服は私立の小学生が着ているような制服だった

赤沢さんの事だ、中学校は制服だし私服で来るわけにはいかないという思いもあったんだろう

クラスの女子は赤沢さんに群がり現象なんてそっちのけで黄色い声をあげ、男子は本当に現象が起こったことにただただ驚いていた

クラスのみんな及び先生は現象のことは(ミサキの性癖を除き)知っていたようで(もっとも信じていた生徒は殆どいなかったようだが)驚きこそすれこの怪現象を受け入れていた

今日は4時間目を緊急のクラス集会に変更し、今後の対応、そして「合宿」についての相談が行われた

対応としては幼女化してしまった女子も状況を確認するため、そしてミサキを炙り出すために登校すること

隠しきれない部分もあるので各家庭の両親にのみ説明を行う事になった

これだけ奇妙なことが起きているんだから女子は少しぐらい怖がってもいいと思うのだが気味悪がってもそのような素振りを見せる生徒はいなかった

寧ろ現象を楽しんでいる生徒さえいた程だ

3年という受験生の立場においてフラストレーションがたまることもあるのだろう、何かしら刺激が欲しかったのかもしれない

それに解決の仕方がわかっている、というのも大きかったのだろう

合宿については来週の月曜から2泊3日で行われる運びとなった

ミサキについての詳しい情報が伝わっていなかった為、何故行うのか訝しむ生徒もいたものの「現象解決のため」ということで押し切られた

そして……

恒一「僕が対策係に?」

赤沢「えぇ、悔しいけれどこの体じゃできる事も限られてくるからね」

赤沢「現象解決まで多佳子と協力して対策係として活動してちょうだい」

杉浦「よろしく頼むわ」

恒一「う、うん。分かったよ」

この時の僕はまさか現象の対策よりも大変な仕事を任されるようになるとは思いもしなかった……

~放課後~

桜木「きりーつ、礼」

「さようならー」

恒一(今日は多々良さんと有田さんが休みだった…)

恒一(赤沢さんの件から考えてもそういうことなんだろうな)

小椋「おーい中尾、ちょっといいかしら」

中尾「あ?小椋か、どうしたんだよ?」

~体育観裏~

小椋「おいてめぇ今朝小さくなった泉美見て興奮してたよな」

中尾「なっ……」

中尾「べべべべ別にんなこたねーよ!」

小椋「とぼけてんじゃねぇ!」ガンッ

中尾「ひっ……!」

小椋「おめぇが謝れば全部終わんだよ……」

小椋「さっさと謝った方が身のためだぜ……?」ジリ…

中尾「あ…あ…」



アッーーーーーーーーーーーーーーーー!!

恒一(確かにミサキを見つけだして謝らせれば今年の現象は終わるかもしれない)

恒一(けどそれじゃあ根本的な解決にはならないよね……)

恒一(ロリコンを満足させる方法、か……)

「ホォラゴメンナサイハァ!」バシーッ

「アァーーッ!!」

恒一「な、なんだ?」

「ソォラモウイッパーツ!!」バシーッ

「アォォォーッ!!」

恒一「体育館裏から聞こえてくる……」



恒一「……行かない方がよさそうだな」

小椋「あれ、見崎さんに榊原くんじゃない」ツヤツヤ

恒一「小椋さん」

恒一(妙に満足気な顔をしているのはなんでなんだろう……)

小椋「二人は今帰り?」

恒一「あ、うん」

恒一(……思い切って相談してみるか)

恒一「あのさ、小椋さん」

小椋「ん?何?」

恒一「ロリコンを満足させるのにはどうすればいいのかな」キリッ

小椋「えっ…榊原くんってもしかして…」

恒一「いやいやいや!僕がそうなんじゃなくって!」

恒一「えーっと……そう!遠縁の親戚がそうなんだよ!」

恒一「それでそこの両親が困ってて家に相談が云々……」

小椋「成程ねぇ」

小椋「………ごめんね、榊原くんに頼られるのは嬉しいんだけどちょっと私じゃ力になれそうにないわ」

恒一「うぅん、いいよ気にしないで」

小椋「あ、でも私じゃ力になれなくても……」

恒一「?」

飯くって来ます

~小椋家~

小椋兄(ヒッキーの朝は遅い……)モゾモゾ

小椋兄「今日もあめぞうで馬鹿どもを煽る仕事が始まるお……」

小椋兄「……とその前に一発抜いとくかな」ゴソゴソ

小椋兄「画像よし!ティッシュよし!」ダンダンダン

小椋兄「無限の彼方へ!イk」

小椋「入るぞクソ兄貴!」バァン!

※訂正

~小椋家~

小椋兄(ヒッキーの朝は遅い……)モゾモゾ

小椋兄「今日もあめぞうで馬鹿どもを煽る仕事が始まるお……」

小椋兄「……とその前に一発抜いとくかな」ゴソゴソ

小椋兄「画像よし!ティッシュよし!」ダンダンダン

小椋兄「無限の彼方へ!さぁイk」

小椋「入るぞクソ兄貴!」バァン!

小椋「…………」

小椋兄「………い」

小椋兄「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!変態よぉぉぉぉぉ!」

小椋「それはこっちの台詞だぁぁぁぁぁぁ」バキィッ

ドッタンバッタン

恒一「はは、仲のいい兄弟みたいだね」

鳴「そうね」

恒一「見崎の従姉妹…未咲さんだっけ?」

鳴「うん」

恒一「彼女はどうしてる?」

鳴「あなたがにゅういんしていたびょういんにいまもにゅういんしているわ」

鳴「でも4がつにくらべてだいぶよくなって……いまはかいほうにむかってる」

恒一「そうか…よかったね」

鳴「……うん」ニコッ

小椋「お騒がせしました」

小椋兄「」ボロボロ

恒一「……そ、それでなんで今日はお兄さんを」

小椋「いやウチのクs…兄貴ならロリコンの気持ちもわかるかなと思って」

小椋兄「ばばばばバーロー!ロリコンとかじゃねーし俺!」

小椋「あぁ!?あんだけ一日中パソコンにかじりついてりゃいくらてめぇ自身がロリコンじゃなくてもロリコンの気持ちぐらいわかれや!」

小椋「大体てめぇはいつも……ハッ」

鳴「さかきばらくん……こわい」ビクビク

恒一「よしよし大丈夫だからね」ナデナデ

小椋「………///」

小椋兄「ふむふむ成程……」

小椋兄「聞いた限りだとその彼はロリコン紳士だね」

恒一「ロリコン紳士……?」

小椋兄「一般的にロリコンは全員犯罪者予備軍だと思われがちだがそうじゃない」

小椋兄「幼女に性的興奮を覚えるのが一般的ロリコンだが」

小椋兄「ロリコン紳士はそういう奴らとは一線を画している」

恒一「というと?」


小椋兄「彼らはただ純粋に幼女を愛でることを目的とする生き物でね」

小椋兄「彼らは幼女を手折ることを決してしない」

小椋兄「幼女を第一に考え、行動する」

小椋兄「そのあまりにも(幼女に対してのみ)紳士的な行動から彼らに付けられた名前がロリコン紳士、という訳さ」

小椋「でも兄貴はただのロリコンなんだろ?」

小椋兄「バーロー俺だってロリコン紳士の端くれ……(;・∀・)ハッ?」

小椋、恒一、鳴「………」ジトー

はよ

小椋兄「……で、ロリコンを満足させる方法だったっけ?」

恒一「あ、はい」

小椋兄「彼の願いとかは聞いてないのかな?」

恒一「……いえ」

小椋兄「彼がロリコン紳士なら事は簡単だ」

小椋兄「幼女と健全な触れ合いをさせてやればいい」

小椋兄「それで満足するはずだよ彼は」





新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内


恒一「急にお邪魔してしまってすいませんでした」

小椋「いやいや構わないわよー」

小椋兄「なんでお前が言うんだyガハッ」

小椋「じゃねー」

恒一「うん、また明日」

鳴「………」バイバイ

小椋兄妹(可愛いなぁ……)バイバイ

小椋兄「……で、あれでよかったのか?」

小椋「うん、ありがと兄貴」

小椋兄「しっかし急にロリコンについて語れとか言うんだからびっくりしたよ」

小椋兄「榊原くん、だっけ?彼のことが好きなの?」

小椋「そうよ悪い?」

小椋兄「いや、好きな人の役に立ちたいって気持ちはわからんでもない」

※ちょっと訂正

小椋兄「……で、あれでよかったのか?」

小椋「……うん」

小椋兄「しっかし急にロリコンについて語れとか言うんだからびっくりしたよ」

小椋兄「榊原くん、だっけ?彼のことが好きなの?」

小椋「そうよ悪い?」

小椋兄「いや、好きな人の役に立ちたいって気持ちはわからんでもない」

小椋(ふふふ、中尾もボコってごめんなさいさせたしこれで榊原くんの中の私の好感度はグーンと上がったはずよ!)

~~~~~~

恒一「え!?現象は小椋さんが一人で解決したの?」

小椋「ふふん、そうよ」

恒一「すごいや小椋さん!」

鳴「現象を一人で解決するなんて……負けたわ」

恒一「そんな小椋さんにもうメロメロだよ!抱いて!」

小椋「榊原きゅん……///」

~~~~~~

小椋「みたいなことに……うへへ」

小椋兄「何気持ち悪い笑い方してんだ?」

小椋「なっ、なんでもないわよ!ばか!」

小椋兄「へーへー…じゃ、俺は部屋に戻るから」

小椋「あ!兄貴!」

小椋兄「あん?」

小椋「あの……その………」

小椋「あ、ありがと」

小椋兄「………急に素直になりやがって気持ち悪い」

小椋「な、なんですってーーーー!」

恒一「小椋さんのお兄さんはああ言ってたけど」

恒一「ミサキがクラスの誰かに憑いてるのなら幼女に囲まれて戯れることくらいなら叶っているはずだ」

恒一「それでも成仏していないということは…何か他に望みが?」クイクイ

鳴「さかきばらくんさかきばらくん」


恒一「どうしたの見崎?」

鳴「……おなかへった」

恒一「ごめんね、家に帰って作ろうか」

鳴「……ん……」

恒一「?……あぁ」

恒一(一応お金は貰ってるし大丈夫かな)

恒一「遅くなっちゃったもんね、偶には外で食べようか」

鳴「!!」パァァ

~~翌朝~~

「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

杉浦「……今日は由美か」

小椋「うぅ……こんなはずでは」

翌日、学校に行くと今度は小椋さんが幼女化していた

年齢は5、6年生といったところだろうか

半袖に短パンと小椋さんらしい活発そうな格好をしていた

今日は昨日休んでいた多々良さん、有田さんも登校していた

赤沢さんが二人に連絡を回し、説得してくれたようだ

そして今日幼女化していたのは小椋さんだけではなかった

風見「………」

桜木「あ、あのかざみくん。そんなにみつめられるとてれてしまいます///」

勅使川原「なんだ風見、もしかしてお前ロリコンだったのか?」

風見「そ、そんな事があるわけないじゃないか!」

水野「まぁ気持ちも分からないでもない、なんたって愛しの桜木さんの幼女時代が目の前に」

風見「ちょっと黙っててくれないかな!?」

桜木「ふぇぇ……」

綾野「ちょっとだんしやめなさいよー!ゆかりちゃんこまってるでしょー!」ゲシッ

中尾「なんで俺!?」



恒一「桜木さんに綾野さんも、か……」

杉浦「これはクラス全員が幼女化するのも時間の問題ね……」

多々良さんと有田さんも幼児化してんのか?

その日のホームルームで来週の合宿の細かい予定説明があった

男子は強制参加、女子はなるべく参加するようにとの事だった

3-3父兄には今晩学校側から正式な説明会があるらしい


そうして激動の一週間が終わった……

>>378
説明不足だった、幼女化してます

その日のホームルームで来週の合宿の細かい予定説明があった

男子は強制参加、女子はなるべく参加するようにとの事だった

3-3父兄には今晩学校側から正式な説明会があるらしい


そうして激動の一週間が終わった……

急遽出かけることになりました
iPhoneからなので投下速度が今以上に遅くなることが予測されますがちまちま投下していきます

恒一「家に帰りたくない?」

鳴「……」コクコク

恒一「でも、もう週末だよ?流石に帰らないと」

鳴「……」フルフル

鳴「さかきばらくんといっしょが、いい」ウルウル

恒一「参ったなぁ……」

いくら見崎の状態が状態といえ、来週の合宿の事がある上に既に3日も家に泊まっているのだ

いくらなんでもこれ以上泊めるのはマズい

恒一「僕も一緒に行ってあげるから、ね?」

鳴「うぅ………」

霧果「あらぁ!おかえりなさ~い!」

見崎の家で僕らを出迎えてくれた霧果さんは未だかつて見たことのないようなハイテンションであった

霧果「そちらの彼は確か榊原くん、だったかしらね?」

恒一「は、はい……」

霧果「それで?うちの鳴はどうしたのかしら?」

恒一「ほら、見崎。出てきなよ」

鳴「………」オソルオソル

その後は霧果さんが興奮しすぎて鼻血を出すやらびっくりして見崎が泣き出すやらで大騒ぎだった

説明会に出てこれないであろう霧果さんに合宿の事を説明する役目を負っていたのだが、説明するのも一苦労だった

見崎を膝の上にのせることでやっと落ち着いた霧果さんに事情を説明するとすんなりと了承された

彼女にとってはそんな事より小さくなった見崎をどうするかの方が重要みたいだ



だから見崎、そんな泣きそうな顔でこっちを見つめないでくれ……



恒一「はぁ、疲れた……」

恒一「まさか霧果さんがあんな人だとは思わなかったよ」

恒一「…来週から遂に合宿か」

恒一「ここでケリをつけられるよう頑張ろう」



恒一「……あ、ごはん二人分作っちゃった」

恒一「………なんだかんだで僕も楽しんでたのかもしれないな」

恒一「………」モグ

恒一(早くみんな帰ってこないかなぁ)



~~小椋家の週末~~

小椋兄「しっかしお前がこんなになっちまうとはなぁ」

小椋「うっせーこっちジロジロみてんじゃねーぞこのロリコン!」

小椋兄「ばっ、だからちげーし!」

小椋「『ロリコンしんし』なんだろ?プププ」

小椋兄「ぐぬぬ……」



小椋兄「ん?お前唐揚げ食べねーの?じゃあ食うわ」ヒョイッ

小椋「あーー!さいごのたのしみにとっておいたのに!」

小椋兄「いやー食ってないからてっきり嫌いなのかと思ったわw」

小椋「あにきはわたしがからあげすきなのしってるだろー!?」

小椋兄「あれー?そうだっけなぁー?」

小椋「………ッ」ジワッ

小椋兄(やべっ)

小椋「もういいあにきのばか!ごくつぶし!ロリコンニートぉぉぉぉ!」ダダダダッ

小椋兄「ちょ、由美!てかひでぇ!」





コンコン

小椋兄「…由美、入るぞ」ガチャッ

小椋「………グスッ」

小椋兄「ごめんな、俺どうも由美が小さくなってさ、昔に戻ったみたいで嬉しくなっちまったんだよ」

小椋「……なによそれ」

小椋兄「ほら、俺今こんなんだからさ、昔楽しくやってた時のこと思い出してつい調子にのってしまったっていうか」

小椋「……やっぱりあにきはロリコンなんだな」

小椋兄「うっ…それは否定できん」

小椋「うん、いいよ……ゆるしたげる」

小椋兄「本当か!?」

小椋「イノヤでパフェおごってくれたらね」

小椋兄「うっ……よ、よぉしいいぞ!兄ちゃんが奢ってやる!」

小椋「ふふっ……ほんと、バカあにきだな」ニコッ

~~赤沢家の週末~~

赤沢「しかしこのからだはふべんね…」

赤沢「こうやってたかいところにはとどかない…しっ」ピョンピョン

赤沢兄「どうした泉美?」

赤沢「あ、おにい」

赤沢「あのほんがとりたいんだけど」

赤沢兄「あー、届かないのか」

赤沢兄(ウチの妹が小さくなって数日)

赤沢兄(最初はびっくりしたけど慣れてきたな)

赤沢兄「よし、持ち上げてあげよう」


赤沢兄「まぁまぁ遠慮するな…っと」ヒョイ

赤沢「きゃっ…!」

赤沢兄「よーし、これで届くだろう」

赤沢「う、うん」ドキドキ

赤沢兄「何かこうしてると昔に戻ったみたいだな…っと」

赤沢「……」ドキドキ

赤沢「あ、ありがとう……お兄ちゃん///」

赤沢兄「!!」

赤沢兄(しばらくこのままでもいいかも……)


~~女子達の週末~~

小椋「よーしみんな集まったな!」

綾野「はーいっ!」

赤沢「………」

杉浦「はぁ……」

小椋「どうしたふたりともぉ?げんきがねーぞッ!」

赤沢「そういうあんたはなんでそんなにげんきなのよ……」

杉浦「というかなんで呼ばれたの私達?」

小椋「メールにかいてたろ?あそぶためさ」

赤沢「だからってなんでこうえん?」

小椋「せっかくからだがこんなんになったんだ!どうしんにかえり、はしりまわってあそぼうぜ!」

杉浦(私は小さくなってないんだけれど)

綾野「じゃーなにするー?」

小椋「そーだなー…じゃあまずはおにごっこからだ!」



小椋「おにさんこちら!てのなるほおへー!」

赤沢「このー!まちなさーい!」

綾野「まてといわれてまつやつはいないよー!」

小椋、赤沢、綾野「キャッキャウフフ」

杉浦(なんだかんだいって泉美も楽しんでるじゃないの)

杉浦(しかし……なんかいいわね、こういうのって)

~~見崎家の週末~~

霧果「つ、次はこの服を……!」ハァハァ

鳴「きゅぅぅぅぅ」フラフラ

鳴(榊原くん、助けて……)

~~週明け~~

杉浦「じゃあ女子の出欠をとりまーす!」

女子「はーい!」

恒一「男子は……うん、みんな揃ってるね」

杉浦「女子の方は…柿沼さん、藤巻さん、渡辺さんが休みか」

恒一「彼女たちは?」

杉浦「わからないけど……小さくなってしまったと考えるのが妥当じゃないかしら」

恒一「となると……」

杉浦「私以外全滅ってことかしらね」

女子「きゃっきゃっ」

恒一(まるで小さな小学校で旅行にでも来てるみたいだ)

恒一「みんなー、到着したよー」

多々良「うわー、おっきいー!」

有田「すごいね!ここにとまるの」

杉浦「そうよー」

猿田「みんなー!写真撮ろうぜー!」


杉浦「3日間よろしくお願いします」

「よろしくおねがいしまーす!」

勅使川原「しかし無邪気なもんだな」

恒一「ほんとにね」

望月「普段とのギャップがあって面白いよね」

中尾「赤沢タソハァハァ」

小椋「でっけーな!おいたんけんしよーぜ!」

綾野「わーいたんけんたんけん!」

杉浦「あんまり迷惑かけちゃ駄目よー!」

佐藤「あ、あの…すいません、トイレはどこでしょうか?」

恒一「えーっと確か…」



恒一「ってあれ?先生は?」



恒一「帰った?」

杉浦「正確には千曳先生が、ね」

杉浦「どうも和久井くんが体調崩したんで連れて帰ったらしいわ」

杉浦「三神先生は運営の事で手一杯だし……」

杉浦「久保寺先生が来れればよかったんだけど、お母さんがあまりよろしくないらしいから来れなかったものね……」

赤沢「つまりたいさくがかりのでばんね」

恒一「赤沢さん!?」

赤沢「こういちくん、たかこ、みんなのせわはあなたたちにまかせるわ」

恒一「えぇっ!?」

恒一「杉浦さんは兎も角僕男だよ!?」

赤沢「こういちくんならだいじょうぶよ」

赤沢「それにしばらくみさきさんをあずかってたんでしょ?」

恒一「そ、それはそうだけど……」

小椋「おーいいずみーっ!」

赤沢「じゃ、あとはたのむわね」

恒一「ちょ、赤沢さん!」

杉浦「……仕方ないわね、頑張りましょうか?」


恒一「というわけなんだ」

望月「えーっとつまり……?」

勅使川原「面倒見れないからそのつもりで、ってことか?」

恒一「そういうことになるね」

風見「でもそれでいいのかい?ミサキを見つけ出すのが今回の目的なんだろう?」

恒一「あー、まぁそれは大丈夫かな」

これは僕と杉浦さんとで話し合った結果決まったことだった

ある程度縛って行動させるよりも、自由にさせておいたほうが警戒せずにそれらしい行動をするのではないかと思ったからだ

佐藤さんはちゃんとトイレに行けたのか?
放置してないだろうな

支援

>>501
ちゃんと有田さんと一緒に行きました

~~夕食~~

杉浦「はい、じゃあみんな手を合わせて!」

「いただきまーす!」

勅使川原「いやぁ、なんか和むねぇ……」

恒一「そういや風見くんと勅使川原は小学校から一緒だったの?」

勅使川原「ん?あぁそうだよ、なぁ風見?」

風見「………」ポケー

桜木「あ、これとってもおいしいです!」

勅使川原「おやおや、どうも麗しのゆかり姫に夢中なようだ」

風見「なっ!そんなことはない!」

松井「うぅ~、にんじん、きらい」

杉浦「こらこら、好き嫌いしたらだめよ?」

松井「でも……」

金木「…じゃあわたしがたべたげる!」パクッ

松井「あ……」

金木「これでもうだいじょうぶでしょ?」

松井「……うんっ!」パァッ

小椋「なんだあや、これきらいなのか?」

綾野「えっ…」

小椋「じゃあわたしがくってやんよ!」

綾野「あっ……」

小椋「うん!うまい!」

綾野「……グスッ」

綾野「それ、すきだからさいごにとっておいたのに……」

綾野「ふぇぇぇぇん……」

小椋「あ、ごめん……」

既視感

恒一「綾野さん泣かないで、僕のあげるから……ね?」

綾野「こういっちゃぁん……」グスッ

小椋(ちぇっ、んだよ……あやばっかり)

恒一「ほら、小椋さんも謝って」

小椋「……べーっだ」

恒一「もー……」

鳴「………」モグモグ

恒一「あ、見崎またピーマン残してるじゃないか」

鳴「だっておいしくないんだもの」

恒一「前は食べてくれたのに」

鳴「まえはさかきばらくんのりょうりだったし」

鳴「……そ、それにさかきばらくんがたべさせてくれたし」

赤沢「」ガタッ

鳴「だから、またたべさせてくれたらたべれるかも……」

恒一「見崎は仕方ないなぁ、もう」

恒一「はい、あーん」

鳴「あ、あーん……」

赤沢(ず…ずるいわよみさきさん!)

赤沢「こ…こういちくん」

赤沢「わたしも、これにがてなの……」

恒一「え?でも赤沢さんって好き嫌いしない方じゃ…」

赤沢「と、とにかくにがてなの!」

恒一(現象の影響かな…?)

杉浦(もう泉美ったら……)

赤沢「だからわたしもみさきさんみたいに、あーんって、してほしい」

恒一「えぇっ!?」

中尾「」ガタタッ

二ニニ==-  /:::::::::::::::::::::::`:.、
───   イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
       イ::::::::::::::::::::::::::ヘ|;::::::::::ト
ニニ=-  1:::::::::::;;;::::::;vN、 "Nリヘj

       1::::::{ イ::/  rュ\ レ
.        l:::::::〉 "'   `  ′   まかせろー
───    |:::/八      _j
        /´   、  マァ/
  __  ─     /\__ /
´          `ー─

二ニニ==-         ヽ

|    /  l          |
|   '   |    、     .|
|  /    、    ::ヽ    ,          r-...
;           ::::::.            /イ   }
ニニ=-        Λ    '.       j,   ,
   |         /  '.    :.__ ... ´    /

赤沢「……だめ?」ウルウル

中尾「あーんはまかsもがが」

前島「はいはいお前は座ってようなー」

恒一「うっ……わ、わかった」

恒一「はい、あーん」

赤沢「あ、あーん……///」

恒一「ど、どう?」

赤沢「うん、これならたべれそう…///」

赤沢(とっても幸せ……///)

鳴「………」ムスッ

小椋「あーっ!ふたりばっかりずりーぞ!」

綾野「わ、わたしもこういっちゃんにあーんしてほしいな…」

「わたしもー」「あたしもー!」

恒一「わわっ!」

杉浦「はーいみんなそこまで!」パンパン

杉浦「駄目じゃない、榊原くん困ってるでしょ?」


小椋「うぅ…で、でもふたりばっかりずるい!」

杉浦「まぁみんなの前であんなことしちゃあね……」

赤沢「~♪」ホワーン

杉浦(って聞こえてないわね……)

杉浦「仕方ないわね……じゃあ一人一回ずつ榊原くんにたべさせてもらいなさい」

恒一「え、えぇっ!!」

杉浦「よろしくね?さ・か・き・ば・ら・くん♪」

望月「なんか二人とも凄いね」

勅使川原「あぁ、本当にそういう仕事をしている人かのようだぜ……」

水野「……ってか俺ら空気だな」

川堀「言うな、悲しくなる」

杉浦「手を合わせて」

「ごちそーさまでした!」

恒一「ありがとうございました、美味しかったです」

杉浦「すいません騒がしくして」

おばちゃん「いやいやいいのよ~、こっちまで楽しくなったわ」

恒一(さて、少し休憩して今度はお風呂だ)

支援

恒一「え?一緒にお風呂は無理?」

杉浦「えぇ」

恒一「なんでまた……」

小椋「あ、たかこもしかして『アレ』のひなんじゃねーの?」

杉浦「こ、こらぁ!子供がそういう事言わないの!」

小椋「ははっ、たかこがおこったー!」ダダダダッ

杉浦「まったくもう…」

恒一「………あの」

杉浦「と、兎に角私があの子達の風呂の面倒見るのはできないから!」

杉浦「ま、いくら幼女化したとはいえ元が中学生なんだし大丈夫でしょ」

恒一「そう、かな……」

恒一(些か心配だけど……)

~~大浴場~~

小椋「うぉーっ!でっけぇ!」

多々良「おんせんみたい……」

佐藤「でも、すこしはずかしいです……///」

有田「いやいや、はだかのつきあいならしゅうがくりょこうでもしたでしょーが」

綾野「んーっ!きもちいいっ!」

江藤「きょういちにちのつかれがとれるようね……」

見崎「………」チャプ

桜木「………」ツツーッ

見崎「きゃうっ!?」

桜木「ご、ごめんなさいびっくりさせてしまって」

見崎「……こほん、なにかしら」

桜木「みさきさんってとってもはだきれいだなぁとおもって」

見崎「そうかしら?」

赤沢「ふぅ…きもちいいわね」ポヨン

小椋「……」ペターン

小椋(くっ、からだはちぢんでもそこはおおきいのかよ!!)

見崎「………」トントン

小椋「?」

見崎「………」フルフル

小椋「くっ………」

綾野「さて、からだあらおーっと」

小椋「おい」

綾野「!な、なによぅ」

小椋「ちょっとまえむけよ……」

綾野「え…?」

小椋「せなかながしてあげるっていってんの!」

支援

ゴシゴシ

小椋「いたくねーか?」

綾野「う、うん……」

小椋「あの、さ…」

小椋「さっきはその……ごめん」

綾野「……うん、もういいよ」

綾野「わたしのほうこそ、ないたりしてごめんね?」

小椋「うん」

ザバーッ

綾野「じゃあ…はいっ」

小椋「?」

綾野「なかなおりのあくしゅ」

小椋「…うんっ」

ギュ

綾野「じゃ、こんどはわたしがおせなかおながししまーす!」

赤沢「みさきさんってはだもきれいだし、かみもツヤツヤね」

鳴「……さっきもいわれたのだけれど、そうかしら」

赤沢「えぇ、それはほこってもいいとおもうわ」

赤沢「でもスタイルならわたしがかってるとおもうけどね」フフン

鳴「……なにがいいたいの?」

赤沢「こういちくんはどっちがすきなんでしょうね…?」


桜木(はわわ…あそこでおんなどうしのひばながちっています)

「くっ…榊原ばっかりいい思いしやがって……」

「俺だって、俺だってなぁ……」

「どこに行こうっていうのかしら、そっちは女湯よ…?」

「お前……」

恒一(結局みんなの行動を観察してたけど、特に目立った行動はなかったな)

恒一(強いて言えば中尾くんと……一応風見くんもか)

恒一(彼らには念のため気をつけてみるとしよう)

コンコン

恒一「?はい」

杉浦「杉浦だけど、ちょっといい?」

恒一「中尾くんが……」

杉浦「そうなのよ、念のために女湯の近くで見張ってたら案の定だったわ」

中尾「………」

恒一「つまり杉浦さんは今年のミサキは中尾くんだと?」

杉浦「間違いないんじゃないかしら」

恒一「では……貴方は、『夜見山岬』ですね?」

中尾「………」

恒一「……出てこないね、ミサキくん」

杉浦「証拠が不十分だった?」

恒一「いや、現場を抑えられている以上それはないだろうし」

恒一「そもそも彼がそんな事をするとは思えないんだ」

杉浦「つまり……」

恒一「うん」

恒一「中尾くんは、白だ」

恒一「まぁ故意に覗きをしようとしたのは事実みたいだけれど、未遂で済んだんだから今回は観察処分ってことでいいんじゃないかな」

杉浦「……そうね」

その後、みんなが上がったようなので杉浦さんは一人で入浴しに行った

中尾くんについては、よっぽど今回の事を悔いているのか俯いたままずっと一言も喋らなかった

杉浦さんが帰った少し後、彼はようやく腰を上げた



…彼の様子は異常だった

顔は青ざめ、膝が震えていた

中尾「だってさかきばらばっかりずるい!」

恒一「……中尾、くん?」

中尾「……な、なぁ、榊原」

中尾「あいつは…本当に………」

恒一「え?」

中尾「………いや、なんでもない………忘れてくれ」

そう言い残すと彼は足早に部屋から去って行った

中尾くんの様子は気になったが、食事のすぐ後に見崎が部屋を訪れる予定になっていたので今は置いておくことにした

鳴「こんばんは」

恒一「いらっしゃい」

恒一「……で、話って?」

鳴「うん……」

恒一「成程、死の色が見える、か……」

鳴「………」コクッ

恒一「……それで、今回の合宿に死者は、ミサキくんは来てる?」

鳴「……来てる」

恒一「………それで、今年のミサキは?」

鳴「今年の、ミサキは………」

 ・・・・・
      /⌒ヽ ( ̄ ̄, ̄ ̄ ̄)
     (ヽ´ω`)(_____)
     (   つつ
     (_⌒ヽ
    ...... ,)ノ `J

                ファサァ・・・
         /⌒ヽ

         (ヽ´ω`)      ))
         /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
        ノ   )#     # \ ))
       レ  \ヽ ::    ノ:::: )

           丿 キ    □  ,:'  ))
        (( (___,,.;:--''"´``'‐'


            /⌒ヽ
            (ヽ´ω`) <もうだめぽ・・・
            /  _ノ⌒⌒⌒`~、_
       ε( ̄⊂人 //⌒ キ  ノ #ヽ)
       ⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃

             . ィ
.._ .......、._    _ /:/l!
 :~""''.>゙' "~ ,、、''‐'、|         _

゙、'、::::::ノ:::::::_,.-=.  _~:、         /_.}'':,
 ``、/:::::::::__....,._ `゙'Y' _.ェ-、....._ /_゙''i゙ノ、ノ
 ,.--l‐''"~..-_'.x-='"゙ー 、`'-、 ,:'  ノ゙ノブ   <またまたご冗談を

"   .!-'",/  `'-‐'') /\ `/ でノ-〈
 .-''~ >'゙::    ‐'"゙./  ヽ.,'   ~ /
   //:::::       ',    /    ,:'゙

  ∧∧ ∩
 ( ´∀`)/ ∧∧ ∩

⊂   ノ  ( ´∀`)/
 (つ ノ  ⊂   ノ  ∧∧ ∩
  (ノ    (つ ノ  ( ´∀`)/
        (ノ   ⊂   ノ
             (つ ノ  ∧∧ ∩
             (ノ  ( ´∀`)/

                _| つ/ヽ-、_
              / └-(____/
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                  <⌒/ヽ___
                /<_/____/
                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

また朝まで保守させるのか
もう少しくらい頑張れよ

もうちょっと頑張る

恒一「………そうか」

鳴「びっくりしたんじゃない?」

恒一「……いや、そうでもないかな」

恒一「どちらにせよ」

恒一「今夜が勝負だね」

「え?小さい子を守りたい?何それロリコンじゃないの?」

「ロリコンとか気持ち悪いよねーw」

「ていうかあれだよ、性犯罪者予備軍?」

「そんな人が身近にいたらと思うと……あぁ気持ち悪っ」

「いくら親戚といっても岬君はそんな人種と関わらないほうがいいと思うよー?」

(……何故だ)

(俺はただ小さい女の子が純粋に好きなだけだ)

(別に性行為をしたいとかそういう下衆な考えを持っているわけじゃないのに)

(何故誰も分かってくれないんだ………)

杉浦「~♪」ホカホカ

恒一「杉浦さん!」

杉浦「あら、榊原くんに見崎さんじゃない」

杉浦「もう、見崎さんは寝ないと駄目よ?……ってどうしたの?」

杉浦「まさか榊原くんまで覗きを……」


恒一「彼をどうにか連れてくるからあとで僕の部屋まで来て!」

杉浦「わ、分かったわ!」

支援

すんません、本当に限界です
ほんの少しだけ寝かして管生

ガチャッ

杉浦「榊原くん!」

恒一「杉浦さん……」

杉浦「で、今年のミサキは……ってあれ?なんで貴方と見崎さんしかいないの?」

恒一「いや、いますよ」

杉浦「え……?」






恒一「杉浦さん、貴方が今年のミサキだ」

杉浦「は…?」

杉浦「何を言い出すかと思えば……」

恒一「最初は小さな違和感でした」

恒一「貴方の先週の態度と今週の態度が違いすぎた」

恒一「普段はどちらかと言うとどこか冷めていて言葉少なな貴方がこの合宿ではまるで本当に彼女たちの先生のようだった」

恒一「いや、常に彼女たちの事を考えて行動する様は寧ろ母親といえるかもしれませんね」

恒一「でもそれだけなら杉浦さんの意外な本性ということで納得できるでしょう」


恒一「しかし中尾くんの件が起こった」

恒一「貴方が入浴している間、どこか様子のおかしかった中尾くんに再び話を聞きに行きました」

~~~

中尾「あいつの目は普通じゃなかった」

中尾「軽蔑や怒りなら分かる」

中尾「けどあの時のあいつの目に浮かんでいたのは、尋常じゃない怒りと」

中尾「そして殺意だった……」

中尾「なぁ、榊原……あいつは本当に杉浦なのか?」

~~~

恒一「幼女を純粋に愛していた貴方なら、彼女たちの入浴を覗こうとした中尾くんのことはそれはそれは憎かったでしょう」

恒一「殺したいほどに」

恒一「そうですよね?『夜見山岬』さん」

杉浦「………」

恒一(…不十分だったか……?)

杉浦「……は」

杉浦「あはははははははは!」

「そうだよ」

岬「僕が夜見山岬だ」

岬「はじめまして、榊原恒一くん?」

恒一「いくつか、質問していいですか?」

岬「現象の事かな?」

恒一「はい……何故こんな事を?」

岬「何故って……聞いてるだろ?僕は幼女が大好きだからね」

岬「実現し得なかった幼女に囲まれるという夢を叶えるためさ」

恒一「……クラスの人間に憑依した理由は?」

岬「僕は霊体だからね、誰かの体を借りて見て、触れるためだよ」

岬「憑依対象者はクラスの中でも父性や母性というものが強い子にした」

岬「その方が波長があいやすかったんだ」

恒一「つまり杉浦さんの合宿での行動は」

岬「そ、元々彼女が持っていた母性を僕が増長させてあげた」

岬「だからこの合宿での彼女は本当の彼女」

岬「君の言うところの意外な本性、ってやつだったのさ」

岬「聞きたい事はそれだけかな?」

恒一「…岬さん、貴方は幼女が好きなんですよね?」

岬「言わなかったかい?大好きさ」

恒一「それはロリコンってことですか?」

岬「おいおい、僕をあんな下衆どもと一緒にしないでくれよ」

岬「俺はあんな奴らとは違う」

岬「俺はただ純粋に好きなだけさ」

岬「言うなれば、そう…愛玩動物のような」

岬「彼女達に奴らが抱くような性的興奮を覚えた事なんかないよ」

恒一「………」




恒一「それは嘘、ですよね?」

岬「な、に……?」

岬「そんなわけないだろう!」

岬「俺は奴らとは違う!」

岬「あんな奴らがいるから、ただ幼女が好きだというだけで世間からは冷たい目で見られ!あまつさえ犯罪者予備軍扱いまでされるんだ!」


恒一「じゃあなんで今年はわざわざ女性に憑依したんですか?」

恒一「『幼女と肉体的接触がし易い女性』に」

岬「!!」

恒一「貴方の言った条件ならば今までにも女性に憑依する事は可能だった筈だ」

恒一「けど今まで貴方は一度も女性には憑依しなかった」

支援

恒一「…ここからは僕の想像になります」

恒一「死霊となり、誰かの体を通して幼女を見守り戯れる、それだけで貴方は十分満足だった」

恒一「けど、『現象』となり、長年過ごしている中でいつしかそれだけでは満足出来ない自分がいる事に気付いた」

恒一「千曳先生に聞いたところ、ここ数年現象の解決スピードはどんどん早くなってきたそうです」

作者「おはつおめにかかります」

作者「このたびFate/zeroのSSを書かせていただこうと思いスレを立てた作者です」

セイバー「このスレタイだけではではStaynightかZeroか判断できませんね」

作者「はい。それを説明したかったのがご挨拶の本当の目的だったり…」

パァン

作者「はうっ!?」バタッ

切嗣「目標の殲滅に成功…」

セイバー「いったい何が!?まさかアサシンのサーヴァント!?」

作者「いや…魔術師の戦いに銃なんて…切嗣かな…」

作者「でも切嗣に殺されるなら本望かも(´∀`*)」

セイバー「何を言っているんですか…」

作者「だって好きなんだもん!!」

作者「う、それはそうと…次のレスからSSが始まります…どうかお楽しみいただければ幸いです…」パタリ

セイバー「マスター!!」スゥ(消滅)

恒一「優秀な貴方がみすみす自分がミサキだと分かる様な行動を取るようには思えない」

恒一「貴方は恐れていたんじゃないですか?」

恒一「自分の『父性』や『母性』と思っていたその感情が『性的なもの』に変わって行く事に」




恒一「自分がこの世で最も憎んでいる存在である『ロリコン』になりつつあることに」

恒一「だからあえて自分がミサキであると分かる様な行動を取ることでその年の現象を早く終わらせる事にした」

恒一「それ以上憑依していたら一線を超えてしまいそうだから」

恒一「世間から疎まれ、気持ち悪がられる存在に自分がなってしまいそうだから」

恒一「でも、今年遂に貴方は一線を超えてしまった」

恒一「幼女とより密接な肉体的接触が可能となってしまう環境を作ってしまった」

恒一「男子なら兎も角、女子なら多少の過度なスキンシップも冗談で許されます」

恒一「おそらく女湯付近で彷徨いていたのも本当は覗きにくる男子を警戒していたからではなく……」

岬「もういい!!」

恒一「………」

岬「もう、やめてくれ………」

岬「榊原くん、君の言う通りだよ」

岬「俺は、怖かった」

岬「世間一般に言われるロリコンになってしまうのが」

岬「確かに幼女を愛しているという時点で世間から見ればロリコンには違いないだろう」

岬「けど、俺には誓いもあったし誇りもあった」

岬「それと幼女だけで俺は十分だった」

岬「それでも世間には決して認められないだろうけどね」

岬「けど、ここ数年、君の言った様に俺はより密接な幼女との接触を望む様になった」

岬「それは自分の誓いを破る事だった」

岬「誇りを穢すことだった」

岬「それすなわちロリコンになってしまうということだ」

岬「自分の最も忌む存在になってしまうということだったんだ……」

恒一「……貴方はまだロリコンになんてなってませんよ」

恒一「貴方は杉浦さんの体を借りて彼女達と入浴する事はしなかったじゃないですか」

恒一「まだ誓いを破っていない」

恒一「それに……」

恒一「みんなの相手をしていた杉浦さんに貴方の面影を見たとしたなら」

恒一「とても幸せそうでしたよ」

恒一「貴方は純粋に幼女を愛する立派な『ロリコン紳士』です」

岬「……ははっ、ロリコン紳士、か」

岬「世間から疎まれる存在なのに紳士とは言い得て妙だ」

岬「…… でも俺は本当の最終ラインを越えなかっただけだ」

岬「誓い自体は今年既に破ってしまったよ」

岬「俺はもう……唯のロリコンだよ」

岬「でもそういう風に言ってくれたのは嬉しかったよ」

岬「……26年前にも君のような奴がいればこんな事にはならなかったのかもしれないな」

恒一「……僕もこの現象を通して、少しは貴方の気持ちが分かりましたから」チラッ

鳴「?」

岬「……俺はね、保育士になりたかったんだ」

岬「幼女を見守り、育てる職業だからね」

岬「けど、当時は『保母さん』と世間で言われていて女性がやる職業だという考え方が一般的だったんだ」

岬「一度親に言った時は猛反対されたよ」

岬「そんなのは女のやる職業だ!お前は男なんだからもっといい仕事につきなさいってね」

岬「随分ショックを受けたのを覚えているよ」

岬「……俺は何処で間違ったんだろうね」

岬「俺はただ、幼女に囲まれて楽しく笑っていたかっただけなのになぁ……」





恒一「その願い、叶えましょう」

「せんせー」

「みさきせんせー」

岬「!……これは?」

綾野「みさきせんせー」

小椋「みさきせーんせっ!」

恒一「貴方の夢は親御さんから聞きました」

恒一「だからたとえ一晩の夢だとしても、貴方の夢を叶えたくてみんなに協力してもらったんです」

恒一「まぁ、保育士というにはみんな大き過ぎますけどね」

岬「……ははは、これだったら小学校教諭でもよかったかもしれないな」

「せんせー」

「みさきせんせー」

「せーのっ」

「だーいすきっ」


岬「はは……ははは…は…」ポロ…ポロ…

岬「そうだね……」

岬「本当は職業なんて関係なかったのかもしれないね……」

岬「ありがとう、榊原くん…」




岬「これでやっと、自由になれそうだ」

~~翌日~~

小椋「うぉーっ、戻ってるーっ!」

綾野「あ、本当だ……ってきゃーっ!由美、あんた裸よ!?」

小椋「へ?きゃぁぁぁぁぁ!」

杉浦「うぅ……ん」

赤沢「あら、お目覚めかしら?」

杉浦「泉美……?ってあんた元に戻ってるじゃない!」

赤沢「えぇ、恒一くんのおかげよ」

杉浦「うぅ~ん、覚えてないわね」

恒一「そっか……」

杉浦「どうも榊原くんの部屋に行った後から記憶がないのよ」

赤沢「ミサキが表に出てる間の記憶は飛んじゃうらしいし仕方ないわね」

杉浦「にしても私が今年のミサキだったなんて……不覚だわ」

恒一「それに関しては不可抗力だし仕方なかったんじゃないかな?」

杉浦さんの中のミサキを成仏(?)させた次の日、女子達は全員無事に元の姿に戻っていた

替えの服がないんじゃないかと心配(一部の人間は興奮)したのだがみんなジャージやら制服やらの着替は準備していたようで問題なかった

男子は全員昨晩は部屋にいたので事の結末を聞いて「なんのために来たんだよ、俺ら」と嘆く生徒もいた(まぁ勅使河原なんだけど)


こうして無事、現象は終わりを迎えた

岬さんの言葉から彼は成仏した、と考えてもいいと思う

最期の彼の顔はとても晴れやかなものだった

学校の方には今後現象は起こらないとは思うが一応気をつけるようにと報告しておこう

余談だが今回の件で自分の意外な才能を発見した杉浦さんは保母さんを目指すことにしたようだ

どうも本人自身幼女化しているみんなを相手にするのは楽しかったらしい


他の女生徒に関しては、現象が終わってホッとする者、何故か少し残念そうな者等様々だった

見崎や赤沢さん、それに小椋さんまでが残念そうにしてたのは少し意外だったけれども

こうして夜見山北中学校に発生していた現象、通称「幼女の怪」は無事解決したんだけれど

鳴「はい、榊原くん」

恒一「?」

鳴「あ、あーん……」

恒一「!?」


見崎が僕に弁当(僕が作ったものなのだが)をあーんで食べさせようとしたり、また食べさせてもらおうとねだるようになってしばらく困ったのだった……




~~夜見山市某所~~

幼女「ふぇぇん……おかあさんどこぉ……?」

「大丈夫?もしかして迷子かな?」

幼女「!お、おにいちゃんだれ……?」

「ん?僕かい?僕は唯の……」






岬「ロリコン紳士さ」


榊原恒一達3年3組が卒業したあと、夜見山市内で困った幼女がいると必ず助けに現れる謎の男が都市伝説になるのたが、それはまた別のお話


おわり

           _イーイ|__

         ....イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
       /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\_
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ
     ,::::::::::::::::::::∧::n:::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::.

     ::::/::::::::::/リ jハ:::::(\::::::::::::::::::|:::::::|
     レ:::::::::::::|    ⌒)\)\:::::::::::::::::::::
     |::::::::::::::ハ___  :__ハ_}::::::::::::::l

     イ::::::::::ツ_ニ二   二ニ__}::::::::::::;
     j:::::::::::::X´●`;,     ´● X:::::::::::|  乙っちゃん!
     从ハ:::ト ` ̄フ   ヽ ` ̄;: 彳:/从|
       ヘ ソリ ;:{     |   ′  ソ /
        \}}⌒          ;r=彳
          ハ ;;::: ー====一  /;
           }:\       /:;′
           ヽ:/\    /|/
           __|__` - ´_|_

           ||/////Y/////||

初SSがこんな事になるとは思わなんだ

SS書くって本当大変なんだな

途中何度も折れそうになりそうになりましたがここまで続けられたのもひとえに皆さんの保守と支援のお陰です、感謝

現象関係は適当になりましたがいいんや……幼女化したみんながかけたのと本編であまりに不備だった杉浦さんを活躍させられたんやから

最後に惨事でロリコンはやっぱりダメですし、虹も用法と用量を守ってロリコンしてください
ロリコン紳士との約束

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