ほむら「確実に滅ぶわね」
さやか「おい」
まどか「文明としてありえないレベルに落ちてそうだよね」
さやか「待って親友!?」
さやか「そういう話じゃないでしょ!? こんなさやかちゃんが何人とか……」
ほむら「頭の悪いさやかが100人」
まどか「空気が読めないさやかちゃんが100人」
杏子「青魚っぽいさやかが100人」
さやか「よし、お前ら全員一発ずつ殴らせろ」
マミ「まあまあ、美樹さんも落ち着いて」
さやか「マミさ~ん、こいつらがひどいんです!」
ほむら「ありのままの貴女を表現してひどいと言われるのは心外だわ」
さやか「追い討ちをかけてきた!」
杏子「アタシは褒めたのに……」
さやか「青魚が褒め言葉か? 褒め言葉か?」
まどか「私は冗談だったんだよ?」
さやか「冗談にしては辛辣なお言葉をいただいたんですけどねぇ!?」
まどか「さやかちゃん、私たち親友だよね?」
さやか「むしろそれはあたしのセリフだ」
ほむら「まどかの親友は私だけで十分よ」ファサ
さやか「あんたは本当にそう思ってそうで笑えないから」
さやか「ふーんだ。もうあんたらに聞かないもん」
さやか「マミさんならちゃんと例えてくれますよね?」
マミ「え?」
まどか「マミさんがどんな例えをするか聞きたいなー」
ほむら「そうね。マミがさやかをどんな風に思ってるのか楽しみだわ」
杏子「お手並み拝見と行こうか」
マミ(え? え? なんで私だけプレッシャーかけられてるの?)
マミ「も、もし美樹さんが100人の村だったら……」
さやか「うんうん」
マミ「80人が魔法少女の美樹さんで……」
ほむら「あとの20人は上条恭介を救う気のない非情な美樹さやかね」
まどか「マミさん……」
さやか「うわあぁぁぁぁん! マミさんのバカー!」
マミ「ち、違うのよ! って、ひどいこと言ったのは暁美さんじゃない!」
まどか「みんな、やめてよ! さやかちゃんがかわいそうだよ!」
QB「キミは自分の事を棚に上げてよく言うね」
まどか「あ、いたんだキュゥべえ」
QB「ボクがマミの家にいたらおかしいかい?」
ほむら「いえ、マミが**処理のために淫獣を飼ってるのは知ってるもの」
マミ「な、な、な、なにを言ってるの暁美さん!?///」
ほむら「伏字は私なりの優しさ」
さやか「発言には優しさが微塵も感じられないけどね」
杏子「無いんだろ、優しさ」
マミ「わ、私はそんな目的でキュゥべえと暮らしてるわけじゃ……」
ほむら「それで、何しに来たのかしら?」チャキ
QB「感情エネルギーの大きな変化があったから偵察に来ただけさ」
マミ「無視するのは良くないと思うの……」イジイジ
QB「別に面白そうだから話に混ざりたいと思ったわけじゃないんだよ」
ほむら「……最近はずいぶんと稀有な精神疾患が進んでるのね」
QB「否定はできないね。いつの間にかこの生活を楽しんでしまっているようだ」
QB「特にマミとのお風呂タイムなんて最高だと思ってる自分が怖いよ」キュップイ
マミ「」
QB「まあそれはどうでもいい話なんだけど」
マミ「良くないわよ!? なんか聞き逃せない発言が……」
ほむら「どうでもいいわね」
まどか「どうでもいいよね」
杏子「どうでもいいな」
マミ「……」マミーン
さやか(マミさんがんばれ。超がんばれ)
QB「せっかくの面白い話なんだ。その仮定の話を五感で体感してみないかい?」
杏子「? わけわかんねぇ」
ほむら「まさか、さやかより下がいたなんて……」
杏子「おい! アタシをバカの底辺扱いすんな!」
さやか「それ、さやかちゃんがバカの最底辺ってことだよね!?」
まどか「大丈夫だよ! さやかちゃんだってわかってない顔してたから!」
さやか「その大丈夫ってどういう意味か説明してくれるかな親友」
QB「いわゆるバーチャル・リアリティってヤツだよ」
マミ「違うわキュゥべえ」
QB「? なんだい、マミ?」
マミ「ヴァーチュアル・リアルィリティ」ドヤァ
杏子「うるせぇ」ドスッ
マミ「ごふっ」
まどか「杏子ちゃん、マミさんは一応先輩なんだから……」
さやか(……一応?)
まどか「面白そうだよ、みんなでやろうよ!」
QB「それがキミのねが……イヤ、ナンデモナイヨ」
ほむら「賢明ね」スッ
QB「この個体だってノーコストじゃないからね。無駄に潰して欲しくないんだよ」
ほむら「無駄じゃないわ。まどかのためっていう大義があるもの」
まどか「ほむらちゃん///」
さやか「その優しさをカケラでもいいからあたしに分けてくれんかね」
ほむら「無理よ」
さやか「ですよねー」
QB「あ、あと一度に体感できるのは二人までだよ」
さやか「えー、なんでよー」
QB「仕様」
さやか「……」グヌヌ
まどか「どうする? じゃんけん?」
ほむら「勝ち二人でいいんじゃないかしら」
さやか「じゃあ、それで」
杏子「いいんじゃねえの?」
マミ(どうか一人だけ負け続けませんように……)
「「「「「じゃんけん、ぽん」」」」」
さやほむ「」ヤッピー
まどあんまみ「」ズコー
さやか「げ、ほむらとかー」
ほむら「そんなに嫌な顔しないで欲しいわね」
さやか「ここまでの一連の流れを振り返って、それでも嫌な顔をするな、と?」
ほむら「私が何かした?」
さやか「その口から出た数々の暴言をもう忘れたのか」
ほむら「私だってまどかと一緒が良かったもの」
まどか「うぅ……ほむらちゃんがさやかちゃんに取られちゃう……」
さやか「取らないから。そんなに言うんなら代わってあげようか?」
まどか「そういうのは良くないと思うな」
ほむら「そうよ。ルールにはちゃんと従うべきだわ」
まどか「べ、別にさやかちゃんが可哀想だなんて思ったわけじゃないんだからね」
ほむら「き、決まったからしょうがなくよ。……さやかといるのが嫌ってわけじゃないけど」
さやか「……テンプレ乙。でもありがとね、二人とも」
QB「掛け声は『もし100人の○○の村だったら!』だよ」
杏子「掛け声いるのかよ」
マミ「必要よ! こういうのは雰囲気が大事ですもの!」
QB「やっぱり掛け声はいらないよね」
マミ「……キュゥべえ、あなた今日から野宿でいいわね」ニッコリ
QB「雰囲気作りは大事だからね! 掛け声は必須さ!」
まどか「そういえば最初は何にする?」
さやか「もちろんあたしが100人でしょ」
さやか「それじゃいきますか。せーの」
さやほむ「もし100人のさやか(ちゃん)の村だったら!」
――――
――
サヤサヤサヤサヤサヤサヤサヤサヤサヤサヤ
ほむら「……さやかが100人もいるなんて地獄絵図ね」
さやか「……正直、同じ顔が100人って怖いよね」
ほむら「ところでこれ、何をすればいいのかしら?」チャキッ
さやか「銃火器はNGだ」
ほむら「真の地獄絵図に……」
さやか「しなくていいから」
ほむら「しかたないわね」シュン
さやか「心底残念そうにするなよ」
ほむら「じゃあ、とりあえず分類しようかしら」
さやか「あー、そういえばそんな話だったっけ。でもどうやって分けるの?」
ほむら「志筑仁美に恋愛感情を抱いてるさやかは手を上げなさーい」
さやか「質問がおかしいって! そんなんゼロだよ、ゼロ!」
ほむら「……5人いたわ」
さやか「……なんの罰ゲームだよ、これ……///」
――――
――
ほむら「65人が上条恭介、18人があんこ、6人がまどかとマミ、5人が志筑仁美だったわ」
まどか「なにが?」
ほむら「美樹さやかの恋愛対象」
さやか「言うなぁ! もー、恥ずかしいじゃん……///」
杏子「……そ、そういうの調べるのかよ///」
マミ「……お、女の子同士なのに///」
さやか「それは100人いたらであって、あたしは……その……///」
まどか「意外と上条君一筋でもなかったんだね」
さやか「そういう地味に心に来る一言はやめようよ」
まどか「ほむらちゃんはいなかったんだ」
ほむら「まあ、そうでしょうね」
さやか「もうちょっと心を開いてくれないと無理でしょー」
マミ「それって心を開いてくれたら暁美さんも恋愛対象に……?」
さやか「そ、そういうわけじゃ……///」
ほむら「な、なっても困るだけよ///」
まどか「……ライバルが増えちゃうね」
杏子「ら、ライバルってなんだよ///」
杏子「ほ、ほら。次にいこうぜ」
ほむら「次はまどかね」
まどか「え? わ、私は……」
さやか「まーまー、どうせ全員分やるんだしさ」
マミ「早いか遅いかの違いしかないわよ」
さやか「ふっふっふー、まどかには何を聞いちゃおうかなー」
ほむら「そういうのはじゃんけんで勝ってから言いなさい」
ほむら(100人のまどか……絶対に負けるわけには……)ゴゴゴゴゴ
「「「「「じゃんけん、ぽん」」」」」
さやまみ「」ヤッピー
ほむまどあん「」ズコー
マミ「やった! 勝てたわ!」
さやか「いえーい、さやかちゃん連勝!」
杏子「ちぇ」
ほむら「」ガクッ
まどか「大変! ほむらちゃんが真っ白に燃え尽きてる!」
さやか「ほっとけばそのうち起き上がってくるよ」
まどか「あ、あんまり変なこと聞いちゃダメだからね」
さやか「うーん、どうしよっかなー」チラッ
ほむら「……なんで私を見てるのかしら?」
さやか『ほむらが聞いて欲しいことを聞いてあげようかなーって』テレパシー
ほむら『私を好きなまどかが何人いるか聞いて』テレパシー
さやか「そうかー、ほむらは自分を好きなまどかが何人いるか聞いて欲しいのかー」
まどか「ほむらちゃん///」
ほむら「な、な、な、なんでバラすのよ! 卑怯よ!」
さやか「そんな約束してませーん」
ほむら「……くっ、後で覚えてなさい……」
マミ「じゃあ早速いきましょう♪」
さやか「マミさんノリノリですね。じゃあ、せーの」
さやまみ「もし100人のまどか(鹿目さん)の村だったら!」
――――
――
マドマドマドマドマドマドマドマドマドマド
さやか「……まどかだったら可愛いかと思ったけど……」
マミ「……100人同じ顔って結構……」
さやか「リアル無双シリーズとかやってみたいかも……」ウズウズ
マミ「だ、ダメよ! 本物じゃないとはいえそんな……」
さやか(あたしは銃火器でなぎ払われるところだったんだけどなー)
さやか「さて、どうしますかねー」
マミ「やっぱり恋愛対象を聞くの?」
さやか「いや、万が一ほむらが上位にきたらあいつが調子に乗ります」
マミ「じゃあ尊敬する人とか……」
さやか「それだと母親とマミさんの二択じゃないですか?」
マミ「え? そ、そうかしら///」
さやか「私だったらマミさん一択ですけどね」キラッ
マミ「え? う、嬉しいわ///」キュン
マミ(こ、これが恋愛感情? ……ダメよマミ、女の子同士なんて///)
さやか「……いっそぶん殴りたいやつを聞いてみるとか」
マミ「え? え? え?」
さやか「だって本人に聞いても絶対言わないですよ? 今しか聞けないんですよ?」
マミ「そ、それはそうでしょうけど……」
さやか「マミさんも聞いてみたいと思いませんか?」
マミ「え、えっと……それはちょっとは聞いてみたいけど……」
さやか「よーし、ほむらをぶん殴りたいまどかは手を上げてー」
マミ「……ほ、本当にやるのね」ドキドキ
――――
――
さやか「そんなのいない20人、あたし30人、ほむら18人、マミさん4人、杏子3人、その他合計25人」
マミ「……4人も? ……4人だけ?」
まどか「な、何の人数……かな?」
ほむら「さやかの微妙な表情が気になるわね……」
杏子「まどかは心当たりがあるんじゃないのか? 自分のことだろ?」
まどか「……えーと、ね……あはは」
さやか「……まどかのぶん殴りたい人」
ほむあん「!?」
さやか「……なんであたしがトップなのかな?」
まどか「やだなぁ、それは私が100人いたら、って話で……」
ほむら「ウザいからよね、きっと」
さやか「二番目に多いのあんただけどね」
まどか「わ、私はそんなこと思ってないよ? そんなのいないもん」
さやか「ねえまどか、私、ウザいかな?」
まどか「……たまに」ボソッ
さやか「親友!?」
まどか「冗談だよ」ウェヒヒ
ほむら「……」ズーン
杏子「本気でへこんでら」
マミ「……鹿目さんが私を殴りたいなんて……」
杏子「いや、ごく少数だったんだからいいじゃねえか」
マミ「でも……でも……」
杏子「あっちにもっと哀れなのがいるじゃねえか」
さやか「そういう言い方やめてくれる!?」
QB「いい感じにみんなソウルジェムが濁ってきてるね」
まどか「もー、次だよ次! 私も容赦しないからね!」
杏子「次は……ほむらか?」
ほむら「待って……今は心の傷が大きすぎて……」
さやか「どんだけショック受けてるんだよ」
マミ「鹿目さんが……鹿目さんが……」
杏子「マミもメンタル弱すぎだろ。ちょうどいい機会だからこれで鍛えろよ」
まどか「次はほむらちゃんだね」ウェヒヒ
さやか「絶望の淵に落として魔女化させてやる」
まどか「そこまでやっちゃダメだよ!」
「「「「「じゃんけん、ぽん」」」」」
まどあん「」ヤッピー
さやほむまみ「」ズコー
杏子「お、うまい具合に初参加組か」
まどか「よろしくね、杏子ちゃん」
さやか「くっ、3連勝ならず……絶望の淵に落とすのは任せた」
マミ「ほどほどに、ね?」
まどか「あはは、ほむらちゃんに何を聞こうかなー」
ほむら「お、お願いだから優しくして……」ウルウル
まどか「ほむらちゃん、上目遣いでそんな言い方しちゃダメだよ///」
まどか「じゃ、いくよ。せーのっ」
まどあん「もし100人のほむら(ちゃん)の村だったら!」
――――
――
ホムホムホムホムホムホムホムホムホムホム
まどか「うわぁ……」
杏子「同じ顔の人間だらけってこんななんだな……」
まどか「い、一斉に襲ってきたらトラウマになっちゃうよね」
杏子「そういうこと言うと襲ってきそうな気がするからやめようぜ」
まどか「バーチャルリアリティでも怖いよね」
杏子「ホラー映画見てるのよりも怖いわけだよな」
まどか「何聞こうかなー」
杏子「ここまでは恋愛対象と殴りたいやつか……」
まどか「ほむらちゃんだとその二つはわかるよね」
杏子「聞いてみたら意外なやつの名前が上がったりしてな」
まどか「……その場合、私は……ほむらちゃんを……」ギリ…
杏子「おーい、殺意が漏れてるぞー」
まどか「てへへ☆」
杏子「……アタシの周りにまともなやつはいないのか」
まどか「うーん、ほむらちゃんが隠してそうなこと……」
杏子「そんな無理に暴露みたいにしなくてもいいんじゃね?」
まどか「ダメだよ! 私だって隠してたこと暴露されたんだから!」
まどか「せっかく純真天使キャラが台無しだよ!」
杏子「いや、いろいろと黒い部分も漏れてたぞ?」
まどか「そうだ! 決めた! こういうのはどうかな?」ゴニョゴニョ
杏子「……えげつねぇな」
――――
――
まどか「…………」
杏子「…………」
さやか「どうだったー?」
ほむら「え、えっと……まどか?」
まどか「……ほむらちゃんの変態///」
ほむら「えぇっ!? ど、どういうことなのよ、杏子」
杏子「寄るな変態///」
ほむら「杏子まで!?」
マミ「い、いったい何を聞いたの?」
まどか「……言ってもいい?」ジィー
ほむら(……き、気になるけど聞くのが怖い……)
まどか「ほむらちゃんが私のどこに興奮するのか聞いたんだけど」
杏子「まあその質問も大概だったけどな」
ほむら「待って! 待って! 大体予想できたからやめて!」
さやか「ダメだよ。一人だけ例外は認められないね」
マミ「そ、それで結果は……?」
杏子「細かすぎて分類が無理だった」
さやか「?」
ほむら「やめてー!」
まどか「……表情とか身体のどこかって言うのは普通な方で……」
まどか「服装がどうとかポーズがどうとか角度がどうとか……」
杏子「聞いてもいないのに一人一人語り始めてな……」
さやか「うわぁ……」
マミ「それは……」
ほむら「……うぅ……」
まどか「少数派になればなるほどなんか過激なこと言い始めて///」
杏子「最後の方はなんか普通に犯罪だったな」
ほむら「お願いだから忘れて……」グッタリ
さやか「一つくらい少数派を具体的に」
まどか「わ、私が言うの? き、杏子ちゃんお願い///」
杏子「いぃっ!? あ、アタシは遠慮しとくよ」
まどか「わ、私がお風呂でその……ゴニョゴニョしてる姿、とか……///」
さやか「……覗きか」
ほむら「滅相もございません」
さやか「その土下座は?」
ほむら「誠意の証でございます」
マミ「って、そんな過激なのじゃなくても良かったのに///」
杏子「甘い」
マミ「え?」
杏子「アタシたちの想像もつかないような世界もあるんだよ」
マミ「え? え?」
ほむら「もう本当に許して……これ上げるから……」スッ
まどか「ソウルジェム貰っても困るよ……」
さやか(本当に少数派は何言ったんだよ……)
杏子「で、あれは全部実際に見た姿なのか?」
ほむら「何を聞いたか知らないけど……多分……」
さやか「それって、まどかが実際にしてたって……」
まどか「おしまい! もうおしまい! 次! 次行くよ///」
マミ「そ、そうね。これ以上は私たちには早いわ///」
杏子「ん、まあそうだな///」
さやか「気になるけど、しょうがないか」
ほむら(微妙な優しさが心に痛い……)
さやか「次は杏子かな」
杏子「マミが先でもいいじゃん。この空気じゃなんかヤだよ」
ほむら「……悪かったわね……」
マミ「私が先でもいいけど……」
さやか「いや、ここはあえての杏子で」
杏子「意味わかんねぇ」
まどか「杏子ちゃんは謎が多いから楽しみだね」
ほむら(ミステリアスと言われてた頃が懐かしいわ)ホムゥ…
「「「「「じゃんけん、ぽん」」」」」
まどまみ「」ヤッピー
さやほむあん「」ズコー
まどか「あ、また私だ」
マミ「うふ、師匠として弟子のことを知るチャンスね」
杏子「誰が師匠だよ……」
さやか「くぅー、杏子のベールに隠された秘密を暴くチャンスだったのに」
杏子「お前はお前で何を狙ってたんだよ」
さやか「え? あんこちゃんの恋愛事情」
杏子「おあいにくさま。面白結果にゃならないと思うよ」
さやか「?」
マミ「それじゃ、いくわよ。せーのっ」
まどまみ「もし100人の杏子ちゃん(佐倉さん)の村だったら!」
――――
――
アンアンアンアンアンアンアンアンアンアン
まどか「あんな事の後だから喘いでるようにしか聞こえないよ///」
マミ「そ、そういうことは言われると余計に意識しちゃうから///」
まどか「えーと、とにかく質問を考えましょう」
マミ「そうね……何がいいかしら」
まどか「うーん、マミさんは杏子ちゃんに聞きたいことあります?」
マミ「改めて言われると難しいわね」
まどか「さやかちゃんみたいに恋愛対象、とかどうでしょう?」
マミ「いない、とかお父様、とか言いそうではあるんだけどね」
まどか「うーん、それじゃ面白くないですよね……」
マミ(美樹さんの名前も出そうではあるけど……)
まどか「きのことたけのこ……」
マミ「ダメよ! それは争いを生む可能性が高いわ!」
まどか「……今までやった最大の犯罪は、とか」
マミ「……それは聞くのも怖いからやめておきましょう」
マミ「家族以外で一番信頼してる人は? ってどうかしら」
まどか「ちょっと物足りないかも……」
マミ「……えっと、そんな趣旨だったかしら?」
まどか「あ、でも杏子ちゃん照れ屋さんだからこれくらいがちょうどかも」
マミ「決まりね」
マミ(これ以上過激になっていったら私の時が怖いわ)
マミ「はい、家族以外で私を一番信頼してる佐倉さんは挙手ー」
まどか「あ、結構いますね。半分は……うーん?」
マミ「もっと頼ってくれてると思ったのに……」
まどか「でも多い方だと思いますよ。じゃあ次は――」
――――
――
まどか「杏子ちゃん58人、マミさん36人、ほむらちゃんとさやかちゃんが3人」
杏子「んー? アタシまで入ってるのか?」
さやか「あたしとほむらが同列って……何聞いたの?」
マミ「家族以外で誰を一番信頼してる人よ」
杏子「あー、それでアタシが一番多いのか」ケラケラ
まどか「杏子ちゃん自身を抜いておくの忘れてたよ……」
マミ「まあ、それを除けば私が一番なのね」ティロッ☆
杏子「うぜぇ」
>>142訂正
× マミ「家族以外で誰を一番信頼してる人よ」
○ マミ「家族以外で一番信頼してる人よ」
マミ「もっと頼ってもくれていいのよ。貴女は私の弟子なんだから」ナデナデ
杏子「な、なんだよ。そういう扱いはすんなって///」
さやか「ちょっと杏子、あたしに対してひどくない!?」
杏子「いやむしろ3人もいたことが驚きだ」
さやか「なんで!?」
杏子「今までの自分の行いをちゃんと振り返ってみろよ」
まどか「私の方がひどいよ! 杏子ちゃんは私を信頼してないの!?」
杏子「って言われてもなぁ……正直。頼りないっちゃ頼りないし」
まどか「うぅ……なんか私が質問すると全部裏目に出てる気がするよ……」
さやか「さて、次はマミさんの番だね」
マミ「ドキドキするわ……」
まどか「ところでさっきからほむらちゃんの反応がないんだけど……」
ほむら「……私の事は気にしないで……」
さやか「まだ落ち込んでるのか。あんたが変態だってみんな知ってるのに」
ほむら「…………」
さやか「マジへこみはやめて。私なんだかすっごく悪いやつみたいじゃん!」
杏子「マミへの質問なんてないんだけどな」
マミ「あら、私の事頼りにしてくれてるのに。素直じゃないのね」
杏子「……うぜぇ///」
「「「「「じゃんけん、ぽん」」」」」
ほむあん「」ヤッピー
さやまどまみ「」ズコー
さやか「うがー! なんで勝てないかなー!?」
マミ「確率は2/5だからそういうこともあるわよ」
まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」
ほむら「えぇ」
ほむら(何かしらの悪意を感じるのだけど……)
杏子「……質問なんてないんだってのに」
杏子「せーのっ」
ほむあん「もし100人のマミの村だったら!」
さやか「お、完璧にハモったのは始めてかな?」
マミ「私、先輩なのに……」
――――
――
マミマミマミマミマミマミマミマミマミマミ
ほむら「…………」
杏子「ん? どした?」
ほむら「何なのよ、アレ……」
杏子「何って……100人のマミだろ」
ほむら「あの胸部の質量はなんなのよ……」
杏子「素直におっぱいでけーって言えよ」
ほむら「……これが……絶望……」ガクッ
杏子「おい!? ほむら!?」
ほむら「一人でも太刀打ちできないのに……100人分なんて……」
杏子「おっぱいの大きさくらいで絶望するなよ!」
ほむら「私はここまでよ……後はよろしく……」
杏子「お前にだっていいところはいっぱいあるだろ! 他の武器で戦えばいいじゃねぇか!」
ほむら「他の……武器……?」
杏子「まあ変態はどうかと思うけど」プッ
ほむら「私の死体はまどかの家の庭に埋めておいてね」ガクッ
杏子「死ぬな、ほむらぁー!」
まどか「わ、ほむらちゃんのソウルジェムがすごい勢いで濁ってるよ!」
さやか「グリーフシード、グリーフシード!」
マミ「中ではいったい何が……?」
まどか(絶望的な光景だったんだろうなあ……)
さやか(ほむらも気にしなきゃいいのにって、あたし上から目線だね☆)
QB「魔女化までもうちょっとだったのに」キュップイ
ほむら「……もう大丈夫……現実の方でグリーフシードを使ってくれたみたい」
杏子「無駄遣いさせんなよ」
ほむら「ええ、もう見ないようにするわ。で、あれを一掃する方法だったかしら」
杏子「質問するんじゃなかったのかよ」
ほむら「サブマシンガンがおすすめよ。多少狙いをはずしても問題ないわ」
杏子「やめろっての」
ほむら「じゃあミサイルで……」
杏子「落ち着け」
ほむら「質問ね、いいわ。その胸の大きさが誇らしいかどうか聞きましょう」
杏子「あくまでこだわるんだな」
杏子「でもいつもジャマだとかいい事なんてないとか言ってるけど」
ほむら「持ってる人間はみんなそう言うわ」ギリッ
杏子「ま、いいんじゃない? その質問で」
杏子「アタシも別にマミに聞きたいことがあるわけじゃないしさ」
ほむら「……やっぱりいいわ。貴女質問考えて」
杏子「……はぁ? アタシの話を聞いてたのかよ?」
ほむら「私はふて寝するわ」ゴロン
杏子「おい……ホントに寝ちまいやがった」
杏子「質問って言ったってなぁ……」
杏子「本当に無いんだけどな……」チラッ
ほむら「Zzz」
杏子「……マミが、一番心配しているのは……」
ほむら「そんなの貴女に決まってるじゃない」
杏子「起きてたのかよ!?」
ほむら「バーチャル・リアリティだしね」
杏子「起きてんなら質問考えろ///」
ほむら「はい、一番杏子が心配なマミは手を上げてー」
杏子「質問変えないのかよ、なんでアタシからなんだよ///」
――――
――
ほむら「あんこ73人、私10人、さやか9人、まどか8人」
まどか「杏子ちゃんが断トツだね」
さやか「わかった! 性の対象だ!」
マミ「な、何言ってるのよ///」
ほむら「マミが一番心配してる人よ」
杏子「し、心配なんかしなくたって、アタシは一人で平気なのにさ///」
マミ「心配しなくても大丈夫だってわかってるけど……それでも心配なのよ」
杏子「///」プイ
まどか「私たちは同じくらいだね」
ほむら「まあ、まったくの無関心ではないみたいね」
さやか「いやいや、この流れはおかしい」
さやか「なんでマミさんと杏子だけイイ話ダナーってなってんの?」
さやか「あたしは恋愛対象、まどかは腹黒、ほむらは変態をばらされたんだよ?」
まどか「腹黒じゃないよぉ」プンスカ
ほむら「変態じゃないわ」ファサ
まどか「……」ジィー
ほむら「すみません、変態です」ドゲザァ
さやか「これって不公平じゃない!?」
マミ「そんなこと言われても……」
杏子「そうなっちまったんだからしょうがないじゃん」
ほむら「確かに納得いかないわね」
まどか「これで終わりは無いよね」ウェヒヒ
さやか「まあ、とりあえずキュゥべえでやりましょうかね」
ほむら「……私はパーを出すわ」
さやか「お、心理戦か?」
ほむら「ここまで溜まった鬱憤は何かを狩ることでしか晴らせない気がするの」
ほむら「だから私がここで勝てばインキュベータを狩るだけですむわ」
ほむら「でも負けてしまった場合、次の誰かを虐さ……いえ、なんでもないわ」
杏子「心理戦じゃなくて脅迫じゃん」
まどか「誰も損しないからいいけど」
マミ「え? え? キュゥべえを狩るの? え?」
さやか「もうあんた一人で行って来たらいいじゃん……」
ほむら「ルールを捻じ曲げたくはないわ」
杏子『マミはグーを出せ』テレパシー
マミ『え? それって不正じゃ……』テレパシー
さやか『杏子の言うとおりにしてください。後は……』テレパシー
まどか「……」コクッ
さやか「……」コクッ
さやか『アイコンタクト成功。あたしと杏子とどっちが行く?』テレパシー
杏子『あいつの面倒見るの疲れたからパス』テレパシー
さやか『OK。じゃああたしが行きますか』テレパシー
「「「「「じゃんけん、ぽん」」」」」
さやほむ「」ヤッピー
まどあんまみ「」ズコー
ほむら「あら? ここで勝てるなんて運がいいわね」
さやか「……あたしゃもうつっこまないよ」
ほむら「100体程度で足りるかしら」ウフフ
さやか「あー、すぐ戻ってくると思うから」
まどか「い、行ってらっしゃい……」
さやほむ「もし100体のキュゥべえ(インキュベーター)の村だったら!」
――――
――
キュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイキュップイ
ほむら「あはははははははははははははははは!!!!!!!!」ダダダダダダダダダダ
ほむら「終わったわ。サブマシンガンはロマンよね」
さやか「後ろ振り返ってみなよ、軽くスプラッタだよ」
ほむら「物足りないわ」ハァ…
さやか「ほんの5分程度で終わらすからだよ」
ほむら「何か撃つものはないかしら?」
さやか「現実と仮想現実の区別がつくうちに戻ろうか」
――――
――
QB「なんで自分が虐殺される映像をボクが作らなきゃいけないんだい」
ほむら「実際に殺されるより良いでしょう?」
さやか「えーと、血生臭い話はここまでにして、次に行こー」
まどか「次……って2週目?」
杏子「アタシとマミだけとか言うなよ?」
マミ「やるなら公平に……」
さやか「うーん、もうちょっと適当にやりたいかなーって、くじを用意しました」
ほむら「いつの間に……」
さやか「しばらく出番無かったしね」
ちょっと風呂入ってくる
20~30分くらい保守してくれるとありがたい
他の質問系の話とかぶらないようにがんばる
まどか「保守ありがとう♪」
ほむら「なにか不穏当な単語が見えたけど気のせいよね」
まどか「適当ってどういうこと?」
さやか「たとえば……えい」
『もし100人の着ぐるみを着た杏子の村だったら』
さやか「と、いうようにちょっとしたプラス要素があったりなかったり」
ほむら「つまり、100人の裸エプロンのまどかの村なんていうのもあるのね」
杏子「黙れ変態」
さやか「可能性はゼロじゃないのがなんとも」
まどか「何してくれちゃってるのさやかちゃん……」
マミ「でもこれ全員に可能性のある話よね?」
さやか「いやー、普通にやるのもつまらないかなーって」
ほむら「素晴らしいわ。多分今後一生無いと思うけど今だけは感謝のかの字くらいは言ってもいいわさやか」
さやか「あんたはどんだけあたしが嫌いなんだ」
まどか「……逆もあるんだよね? 裸エプロンのほむらちゃんが100人とか……」ウェヒヒ
マミ「鹿目さん……?」
さやか「あ、あと私たちだけじゃなくていろんな人が入ってる」
杏子「は?」
まどか「仁美ちゃんが100人とか?」
さやか「……なんだろう、なんか妙にお腹の辺りがムズムズする」
杏子「そんなの、アタシとマミとか当たったらどうするんだ?」
マミ「知らない人はちょっと……」
ほむら「大丈夫よ、その可能性は限りなく低いわ」
まどか「だよね」
さやか「ま、当たったら当たったでなんとかなるでしょ」
さやか「じゃあ早速あたしが引いちゃうよー」
『もし100人の裸エプロンを着たキュゥべえの村だったら』
ほむら「回転式機関銃の使用許可を」
さやか「了解、許可する」
ほむら「じゃあちょっと行ってくるわ」
まどか「行ってらっしゃい」
杏子「いてらー」
マミ「え? え?」
――――
――
――
――――
ほむら「じゃあ次に行きましょう」
さやか「何が出るかなー」
QB「自分の裸エプロン姿が虐殺される姿を見せられるボクの身にもなってくれよ」
『もし100人の裸ワイシャツの上条恭介の村だったら』
さやか「これは……」ゴクリ
ほむら「貴女の欲望丸出しね」
さやか「その点についてはあんたに言われたくないね」
まどか「こ、これ誰が行くの?」
杏子「変態二人が行けばいいじゃん」
マミ「そ、そうよ、わ、私は、そんな///」
まどか(マミさん興味津々なんだね)
ほむら(男には興味ないし、マミに譲ろうかしら)
ほむら「興味があるならマミが行けばいいわ。私は遠慮させてもらうから」
さやか「そんなこと言って、実はあんたも興味あるんじゃないのー?」
ほむら「拳銃の許可が出るなら」
さやか「恭介を殺さないで!?」
マミ「あ、暁美さんが辞退するならしょうがないわね。鹿目さんや佐倉さんに見せるのは問題だし」
まどか(ほむらちゃんとさやかちゃんなら問題ないんだ)
杏子(あいかわらず変に過保護なんだよなぁ)
さやまみ「もし100人の裸ワイシャツの恭介(上条君?)の村だったら!」
――――
――
さやか「こ、これは……///」
マミ「……///」ジー
さやか「ま、マミさんはあんまり見ちゃダメですよ///」
マミ「え? そ、そんなに見てないわよ///」
さやか「しかしワイシャツ一枚の恭介のこの破壊力……」
さやか「肝心なところがワイシャツの影で見えないせいで、逆に想像力が……」
マミ「キュゥべえの配慮かしらね」
さやか「まあ、これはこれでギリギリ感が……うへへ」
マミ(暁美さんに毒されたのかしら……?)
さやか「決めた! あたしあのワイシャツめくってきます!」
マミ「! それはダメよ!」
さやか「止めないでください、マミさん!」
さやか「女にはやらなきゃいけない時があるんです!」
さやか「ええ! それは今じゃないだろうってつっこみたいのもわかります!」
さやか「でも、あたしは行かなきゃ、ここで行かなきゃさやかちゃんじゃないんです!」
さやか「あのワイシャツの下に隠れた恭介の指揮棒を見たいんです!」
マミ「そう、わかったわ……そこまでの覚悟があるのなら」
さやか「……ありがとうございます。じゃ、行って来ます!」
――
――――
まどか「どうだった?」
さやか「恭介のはすごかった///」
マミ「な、何言ってるのよ、もう///」
ほむら「……そうじゃなくて質問は?」
さやか「え?」
杏子「分類はどうしたんだよ」
マミ「そ、そういえば……」
まどか「……まさか二人して上条君の裸ワイシャツを眺めてきただけ?」
さやか「あはははは」
マミ(裸ワイシャツどころじゃなかったけど///)
ほむら「今日からエロさやとエロマミって呼ぶけど異論は無いわね?」
さやか「さ、さあ気を取り直して次行ってみよー///」
『もし100人のぐでんぐでんに酔った鹿目詢子の村だったら』
まどか「うわぁ……」
ほむら「これは……」
マミ「鹿目……って?」
まどか「はい、私のママです」
杏子「アタシは面識ないな」
さやか「面識あるのはあたしとほむらくらいじゃない?」
ほむら「そうなるわね」
まどか「わ、私は行きたくないかなーって……」
ほむら「行きたくないわけじゃないけど、私とさやかではちょっと……」
さやか「まどかは行かないとダメだと思うんだよねー……」
マミ「なんとなくどんな人か想像つくわね」
杏子「ああ。絶対に会いたくは無いな」
まどか「じゃんけん、じゃんけんで決めよう!」
ほむら「し、しょうがないわ……」
さやか「恨みっこ無しだからね」
さやほむ「……」
まどか「えへへ、じゃあがんばってね」
さやほむ「もし100人のぐでんぐでんに酔った鹿目詢子さんの村だったら」
――――
――
ほむら「……お酒の匂いがすごいわ」
さやか「こんなところまで再現しなくてもいいのに」
さやか「……まどかも将来こんな風になるのかな?」
ほむら「させないわ。まどかはきっと、私が(お酒の誘惑から)守ってみせる」
さやか「……結構失礼なこと言ってるよね、まどかのママに対して」
ほむら「貴女だって」
ほむら「分類はどうしようかしら」
さやか「二択でもいいのかな?」
ほむら「いいんじゃないかしら、エロさや」
さやか「くっ……じゃああんたは裸エプロンのまどかに対して冷静に質問を考えられるの!?」
ほむら「……ごめんなさい、私が悪かったわ」
さやか「わかればいいんだ。それで分類なんだけど」
ほむら「ええ」
さやか「娘の相手が女の子とでも許せるかどうか」
ほむら「! それはまだ心の準備が!」
さやか「それでは娘の相手が――」
ほむら「待ってぇー!」
――
――――
ほむら「酔ってる相手に聞くことじゃないわよ///」
さやか「でもまどかのママは酔ってても記憶があるんだよね?」
まどか「う、うん。多少豪快になるけど、記憶が飛んだりはしないみたい」
さやか「だってさ」ニヒヒ
ほむら「……」プイッ
杏子「んで、何聞いてきたんだ? 今回はちゃんと質問してきたんだろう?」チラッ
マミ「い、いちいち人を見ないでよ///」
さやか「相手による、が100人」
まどあんまみ「えっ?」
さやか「なんとまさかの全員一致」
ほむら「驚いたのは私たちも一緒よ」
まどか「え? なんて質問したの?」
さやか「うーん、それはほむらに聞いてくれる?」
ほむら「!」
まどか「ほむらちゃん、なんて質問したの?」
ほむら「う……あ、貴女には関係ないことだわ」ファサ
杏子「お、そのセリフ久しぶりだな」
さやか「関係ないどころかどストライクな質問だったけどね」
ほむら「何でばらすのよ!」
まどか「ねえ、ほむらちゃーん……」スリスリ
ほむら「う、あの、その……」
まどか「教えて欲しいなー」スリスリ
ほむら(まどかが近い、まどかが近い///)
さやか「じゃあほむらは忙しいみたいだからほっといて次に行こうか」
杏子「さりげなくひでえな」
さやか「ひどくはないよ? 多分ね」
マミ「?」
さやか「何が出るかなー」
試しに安価。次は誰が100人の村?
>>313
たっくん
『もし100人のたっくんの村だったら』
杏子「誰だよ」
さやか「あー、わかりやすく書き直すよ」
『もし100人の鹿目タツヤの村だったら』
マミ「また鹿目さんの家族かしら」
さやか「まどかの弟ですね。まだしゃべれないみたいですけど」
杏子「……それは致命的じゃないのか?」
マミ「どうやって分類するのかしら」
さやか「絵でも描いて見せるとかですかねー」
さやか「これはまどかが行った方がいいかな? おーい、まど……」
まどか「まだ教えてくれないのー?」フー
ほむら「やんっ/// 耳に息吹きかけないで///」
まどか「ねぇー、教えてよぉー」ハムハム
ほむら「ゃぁ……耳噛むのもだめぇ///」
さやか「おい、そこの淫乱ピンク」
マミ「か、か、鹿目さん/// 何やってるの///」
まどか「え? ほむらちゃんがなかなか口を割ってくれなくて」
杏子「ほむらがまどかの頼みを断るなんて珍しいじゃん」
さやか(杏子は相変わらず気づかないんだね)
マミ(そのうちちゃんといろいろ教えてあげた方がいいかしら)
まどか「多分もうちょっとで堕ちると思うんだけど」サワサワ
ほむら「だ、ダメだってば……みんな見てるよぉ///」
さやか「人としゃべってる時くらい手を止めろ。次はたっくんが100人だよ」
まどか「じゃあマミさんと杏子ちゃんがいいんじゃないかな」
杏子「マミはなんとなくわかるとして……なんでアタシが?」
まどか「杏子ちゃん子どもと遊ぶの上手いと思うんだ」
杏子「そうかぁー?」
マミ「鹿目さんがそう言うんだから、騙されたと思って、ね」
杏子「しょうがねぇな」
あんまみ「もし100人の鹿目タツヤの村だったら!」
――――
――
杏子「……で、どうするよ」ナデナデ
マミ「どうしましょうか……」ナデナデ
杏子「こんなにたくさんの子どもを放置して、親は一体何やってんだ」
マミ「現実逃避してる場合じゃないわ」
杏子「現実じゃないってわかってるのに放置できねぇ……」
マミ「このまま延々とお世話し続けるのは嫌よ……」
杏子「質問はどうする?」
マミ「お姉さんにしたい人は、とか」
杏子「それまどかが選ばれなかったらきついだろ」
マミ「そうね……あ、じゃあもう一人お姉さんが増えたら、って言うのは?」
杏子「あー、それならいいか。問題はどうやって伝えるか、だな」
マミ「私たちの似顔絵でも書いて指差してもらう?」
杏子「……アタシの髪を引っ張るのが終わるならなんでもいいや」イテテ
マミ「私もさっきからずっと引っ張られてるのよね」イタイイタイ
マミ「描けたわ!」
杏子「正直、似顔絵じゃなくて青と黒と赤と黄色の紙を選ばせてもよかったな」
マミ「……それは私の絵に何か文句があるってことなのかしら?」
杏子「いや時間的な意味でさ。もうほっぺを引っ張られるのもにゃれへひはへほ」イテ
マミ「私も絵を描いてる間中おっぱいをぺしぺし叩かれてるんだけど」ポヨンポヨン
杏子「……ほむらが来なくて良かったな」ボソッ
マミ「何か言ったかしら?」
杏子「早く終わりにしようぜって」
マミ「? そうね」
――――
――
まどか「おつかれさまー」
杏子「マミ44人、アタシ42人、さやか10人、ほむら6人だった」
マミ「というか半分以上絵の意味はなかったけど……」
さやか「どんな質問だったの? というか質問できたの?」
杏子「うん。とりあえずまどか以外の4人の絵を描いて見せたんだけどな……」
マミ「ほとんどの子は私や佐倉さんと遊ぶだけで選んでくれなかったから……」
さやか「あー、まあしょうがないね」
まどか「たっくんの時点で無理っぽかったしね」
杏子「それでもがんばったと思うぞ、アタシたち」
マミ「子どもの世話って大変なのね……」
次の100人
>>354
裸エプロンのシャルロッテ
さやか「杏子は数も数えられないのかー」
杏子「疲れてただけだよちくしょー」
『もし100人の裸エプロンのシャルロッテの村だったら』
マミ「」ガタガタ
さやか「マミさん……」
まどか「裸エプロンの意味ないよね」
杏子「アタシは会ったことないんだよな」
さやか「マミさんはトラウマがあるし、相手は魔女だからあたしとほむらかな?」
杏子「そういえばほむらは?」
まどか「……お手洗い、かな」ウェヒヒ
ほむら「それで、私が行くのね」
さやか「大丈夫? いろいろと」
杏子「なにかあったのか?」
ほむら「な、何も無かったわよ///」
まどか「私のママにした質問を教えてもらっただけだよ」
さやか「あれ? じゃあその後の話は?」
ほむら「ば、ばかさや!」
まどか「……ほむらちゃん?」
ほむら「さあ、時間も押してるし早く行きましょう!」
さやか「あ、おい、引っ張るなよ」
さやほむ「もし100人の裸エプロンのシャルロッテの村だったら」
――――
――
ほむら「倒すわけじゃないから気が楽ね」
さやか「まあ実際これ全部倒せって言われたら引くよね」
ほむら「痛みを消して戦えばいいじゃない」
さやか「消しても美味しくいただかれちゃったら意味がないよね」
ほむら「裸エプロンよ。萌えなさい」
さやか「いつ本体登場するか気になってそれどころじゃないよ」
ほむら「質問はかじりたい魔法少女は誰? でどうかしら」
さやか「選ばれたらショックすぎるよ」
ほむら「私の予想だと杏子が一番だと思うのだけど」
さやか「あー、いつもお菓子食べてるもんね」
ほむら「貴女も食べてみたいんじゃない? 性的な意味で」
さやか「私にそんな趣味はありませんー」
ほむら「18人は上条恭介よりも……」
さやか「わ、私はいたってノーマルだよ///」
――
――――
ほむら「マミ51人、チーズ49人」
マミ「いやぁぁぁぁっ! 何の質問か聞きたくないぃぃぃぃっ!」
まどか「質問は2択?」
ほむら「ええ」
さやか「最後までどっちが勝つかわからなかったね」
杏子「……一体何聞いたんだ?」
ほむら「美味し……」
マミ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
次の100人。あと1つ2つで終わるかな
>>380
媚薬を飲まされた状態の裸Yシャツまどか
さやか「さて、何が出ますかねー」
『もし100人の媚薬を飲まされた状態の裸Yシャツまどかの村だったら』
まどか「」
さやか「」
杏子「」
マミ「」
ほむら「全員手を上げて床に伏せて。ちょっとでも動いたら引き金を引くわ(まどか以外)」
まどか「ほむらちゃん、ダメだよ! 危険だよ!」
さやか「そうだよ! 帰って来れなくなるよ!」
マミ「暁美さん、早まっちゃダメよ!」
杏子「くっ……まさかキュゥべえのやつ、最初からこれを……」
ほむら「みんな……ありがとう」
ほむら「でもこれだけは譲れない。これだけは私がやらなきゃダメなの」
ほむら「確かにもうこっちに戻って来れないかもしれない」
ほむら「テクノなんとかで私は命を落とすかもしれない」
ほむら「……でも絶望はしない。だって、そこには希望しか存在しないから」
ほむら「だからお願い……私に行かせて」
さやか「なんかかっこよく言ってるけど100%我欲だよね」
ほむら「否定はしないわ」
まどか「本当に行っちゃうんだね……」
ほむら「えぇ……」
まどか「私、待ってる。ほむらちゃんが帰ってくるまで、待ってるから」
ほむら「……わかったわ。約束する。必ず、帰ってくると」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「……行くわ」
ほむら「もし100人の媚薬を飲まされた状態の裸Yシャツまどかの村だったら」
さやか「え? なにこの小芝居? ギャグ?」
――――
――
参考資料
1人の媚薬を飲まされた状態の裸Yシャツまどか
まどか「ほむらちゃぁん……///」モジモジ
ほむら「どうしたのまどか、そんなにもじもじして」
まどか「身体が……身体が熱いの……」モジモジ
ほむら「ふふ、ワイシャツ一枚で涼しそうな格好なのに?」
まどか「いじわるしないで……ねぇ……」モジモジ
ほむら「ちゃんと言ってくれないとわからないわ」
まどか「ほむらちゃんのいじわるぅ……」ウルウル
まどか「変なおクスリ飲ませたのほむらちゃんでしょ……」
ほむら「変な、ってどんなのかしら? 例えば――」サワ…
まどか「ぁんっ///」
ほむら「こうやって脚を触っただけで気持ちよくなっちゃうクスリ、とか?」クスクス
まどか「そんなんじゃ気持ちよくなんて……」
ほむら「それじゃ――」ニュルン
まどか「ひゃぁぁぁん///」
ほむら「ワイシャツの隙間からちらちら見えてるまどかの大事なところを」クニュクニュ
まどか「やんっ、あ、あ、だめぇ///」
ほむら「こんな風にべとべとにしちゃうイケナイおクスリかしら?」ニュプニュプ
まどか「ふ、ふぁ……ゃぁん///」
ほむら「そんな格好で誘いに来たのに、嫌も何もないでしょう?」
まどか「誘ってるわけじゃ……///」
ほむら「あら、残念ね。違うのなら今日はやめましょうか」
まどか「あ……」ギュ
ほむら「何? 何か言いたいことでも?」クス
まどか「ま、まどかを……もっと気持ちよくしてください///」
ほむら「よく言えました。ご褒美よ……ちゅ……んぅ……」
まどか「んちゅぅ……れろぉ……///」
参考資料ここまで
なお、現実のほむらはここまで理性が保てない模様
――
――――
ほむら「ただいま」
さやか「ええ!? 帰ってきたの!?」
ほむら「貴女、人を何だと……」
まどか「おかえりなさい、ほむらちゃん」ギュウ
ほむら「ただいま、まどか」ギュウ
杏子「あれからほんの数分しか経ってないぞ」
マミ「てっきりあっちの世界で暮らすものとばかり……」
ほむら「揃いも揃って失礼な言い草ね」
さやか「でも戻ってくるのが早すぎない?」
ほむら「それは……まどかへの愛があったからよ」
まどか「え///」
さやか「で、本当のところは?」
ほむら「所詮仮想は仮想といったところかしら」
ほむら「まどかを抱いた時の感触や匂い、味、声、吐息、反応」
ほむら「よくできてはいたけど微妙な違和感は消しきれてないのよ」
ほむら「どんなに思い込もうとしても、まどかに良く似た何か、にしか感じられなくてね」
ほむら「最初こそ媚薬裸ワイまどか×100の光景に興奮したけど、急速に醒めちゃったわ」
ほむら「やっぱり仮想現実は現実にはかなわないと言うことね」
まどか「///」
さやか「」
杏子「」
マミ「」
ほむら「現実のまどかに同じ格好で誘われたら1秒ともたない自信があるのだけどね」
さやか「そこは自信でいいのか。人として理性が勝たなくていいのか」
まどか「ほむらちゃん……///」
さやか「まどかもそこで嬉しがらない」
ほむら「というわけでまどか、いまから愛し合いましょう」
まどか「……うん///」
さやか「ここで始めたらさすがのさやかちゃんも暴れちゃうぞー」
ほむら「冗談よ」
まどか「冗談だよ」
さやか「あんたらの冗談は嘘か本当かわかりにくいんだよ」
杏子「……あー、じゃあそろそろ解散でいいのか?」
さやか「あー、うん、どうしよう。あと一枚だけくじがあるんだけど」
マミ「あと一枚ならやってもいいんじゃない?」
ほむら「私はどっちでもいいわ」
まどか「私は……せっかくだからやりたいかな」
さやか「じゃあ引くよー」
ほむら(まあオチだと思うけど)
まどか(多分オチだよね)
杏子(オチだろ)
マミ(私のエッチな姿だったりして……///)
『もし100人の上条恭介にふられたさやかの村だったら』
さやか「」
ほむら「上条恭介が100人じゃなくて、さやかが100人ってことよね」
まどか「結果的に上条君が100人かもしれないけど」
杏子「んー、誰が行くってなったらアタシとほむらとマミのうち二人か」
マミ「」ショボーン
ほむら「……面倒だから私と杏子で行ってくるわ。すぐ終わると思うし」
まどか「うん、行ってらっしゃい」
杏子「じゃ、行ってくらー」
さやか「」
ほむあん「もし100人の上条恭介にふられたさやかの村だったら」
――――
――
オクタヴィア「ヴォォォォォォ」×100
ほむら「見事に全員魔女化してるわね」
杏子「アレが100体って圧巻だな」
ほむら「本当にめんどくさい女よね」
杏子「倒したらグリーフシード落とさないかな」
ほむら「ここは仮想世界だし、落としても意味がないわ」
杏子「じゃ帰るか」
ほむら「その前に質問よ」
杏子「何聞くんだ? っていうか答えは返ってくるのか?」
ほむら「聞いてみないとわからないわね」
杏子「んー、じゃあ昨日何食ったか」
ほむら「適当さ加減がすばらしいわね」
杏子「違う質問にするかい?」
ほむら「いえ、それで行きましょう」
――
――――
まどか「どうだったー?」
ほむら「全員魔女化してた」
まどか「あ、やっぱり」
杏子「壮大だったぞ。でかいし」
さやか「親友たちの会話とは思えないよ……」
ほむら「あとカレー100人だったわ」
さやか「何聞いたかわかるけど違う質問はなかったの!?」
杏子「なかった」
さやか「え?」
杏子「なかった」
さやか「」
さやか「だいたいなんで入れた覚えのないくじが入ってるのさ……」
ほむら「わからない? さやかが絶望して一番嬉しいのは誰よ」
さやか「あんた」
ほむら「……違うわよ。あそこで逃げようとしてるインキュベーターでしょ」
さやか「貴様かぁぁぁぁぁぁぁっ!」
QB「殺してもムダだっ」キュップイ
さやか「さあ次来なさいよ! 片っ端から細切れにしてあげるからさぁッ!」
まどか「長くなりそうだから帰ろっか」
ほむら「そうね」
杏子「そうだな」
マミ「そうしましょう」
まどか「楽しかったねー」
ほむら「ええ、そうね」
杏子「まあなー」
マミ「ね、ねえ……楽しかったことだし、またこれやらないかしら?」
ほむら「パス」
杏子「同じく」
マミ「」ショボーン
まどか「私はどっちでもいいけどなぁ」
ほむら「私もそう言おうと思ったところよ」
杏子「汚い、実に汚い」
ほむら「次のことよりも、私は今日これから……ね?」
まどか「うん……///」
マミ「ねえ、佐倉さん、これからウチに……」
杏子「だが断る」
マミ「」ショボーン
さやか「あっはっはっはっは! ほら、どうしたの!? もう打ち止め!? まだまだ足りないよー!」
QB214「あのね、キミ限度ってもn」キュップイ
さやか「あっはっはっはー!」
さやか「――はっ!」
さやか「なんだ夢かー」
おしまい
おつかれさまでした
支援&保守ありがとうございました
本題に入るまで長いのが悪い癖
時間が遅くなりすぎて強制終了だし
普通の話でもまどほむを入れたくなるのも悪い癖
それでは皆様おやすみなさい。
またどこかのスレでお会いしましょう。
次は何を書こうかな。
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