経ったら角
朝倉「どういう風の吹き回しかしら」
キョン「どうやら日本史の勉強のついででこれを買ったところ、やけにはまったらしい」
朝倉「信長の野望…………………?」
キョン「歴史好きなら誰もが知ってる有名ゲームだぞ」
朝倉「へえそうなんだ、私歴史とか興味ないのよね」
キョン「ほれ、お前と同姓の武将もいるぞ」
朝倉「だからあまりゲームに興味はないんだけど…………」
キョン「そ、そうか」
朝倉「私そろそろ帰らなきゃ、長門さんお腹すかせてるだろうし」
キョン「そうか、じゃあな」
朝倉「また明日、じゃあね♪」
~~~~~~~~翌日~~~~~~~~
キョン「あ~眠い………おっす谷口」
谷口「やっと来たかキョン、大変なんだよ!」
キョン「ついに岡部に春が来たとかか?」
谷口「来るわけねえだろ!朝倉がなんかおかしいんだよ!」
キョン「はあ?」
~~~~~~~~~~教室~~~~~~~~~~~
ザワザワ・・・・・・・・・・・ザワザワ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
朝倉「そこの腰元!」
女1「はっはいぃ!」
朝倉「ここは何処か申して見よ!これは主命ぞ!」
女1「え!?ええっと…ここ教室…」
朝倉「答えられぬと申すか!ならわし自ら手討ちにしてくれる!」つ定規
キョン「朝倉!」
朝倉「誰だ!大殿と呼べこのうつけもの!」
キョン「!?」
朝倉「わしは戦国大名の先駆けとなった朝倉氏の当主ぞ!気安く呼ぶ出ない!」
キョン「(どうなってるんだ・・・・まあおおかた予想はつくが…とにかくここは)」
ハルヒ「何あれ…」
キョン「朝倉!来い!」
朝倉「わしを引っ張るなー!」
~~~~~~~~SOS団部室~~~~~~~~~~~
キョン「長門!いるか!?」
長門「早速今回の件について説明する。朝倉涼子の異変について」
朝倉「腕をつかむなこの下郎!わしを誰だと思って居る!」
長門「現在朝倉涼子の精神は、朝倉涼子本人のものではない」
キョン「それってつまり…」
長門「戦国期の戦国大名、朝倉越前守義景が憑依していると推測される」
朝倉「(こいつ、ワシの名を・・・?)」
キョン「て、だれだ?」
朝倉「なっ!こ、この痴れ者!名門当主のわしを知らんとは…」
長門「では朝倉義景について説明する。聞いて」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
長門「………以上が、朝倉義景についての簡潔な説明」
キョン「なるほど、つまり無能か」
朝倉「……………………」プルプル
長門「しかし、大陸との直接貿易航路を開いたり、越前を発達させるなど、一概に無能とは言えない。生まれる時代が悪かった」
キョン「なるほどなあ…しかしこれからいったい」
朝倉「もう我慢ならん!!!!」ガタッ
キョン・長門「!?」
朝倉「わしがうつけものの織田信長に敗れる?わしが景鏡に殺される?でたらめを申すな!!」
キョン・長門「…………………」
キーンコーンカーンコーン
キョン「…………ベルが鳴ったぞ、行こう朝倉」
朝倉「なに、まだ話は…………だから引っ張るな!」
長門「………………」
教師「で、あるからにして……………」
朝倉「……………………」
キョン「(意外と真面目に授業を聞いてるな…………」
教師「よし朝倉、ここを解いてみろ」
朝倉「!?貴様、主であるわしにむかって指図とは!」
朝倉「たまには貴様ら百姓の身分を感じようと黙っていたのだ!図に乗るな」
キョン「(話聞いてなかった―――――――――――!!)」
教師「あ、朝倉!後で職員室へ来い!)」
朝倉「おのれ一度とならず二度までも……………手討ちにしてくれる!」
~~~~~~~~~~~~部室~~~~~~~~~~~~~
キョン「職員室へいって大目玉はくらったはいいものの、そこからさらに朝倉が逆切れしたそうだ」
古泉「んっふ、それは大変でしたね」
キョン「大変なんてものじゃないぞ………………」
朝倉「おい貴様ら」
キョン「ん?なんだ」
朝倉「どうしてわしが拘束されておるのだ!縄をほどけ!」
キョン「おお悪い悪い、今ほどいてやる」
朝倉「ふんっ」
古泉「んっふ、こういう朝倉さんも新鮮ですね」
キョン「新鮮すぎるがな」
朝倉「(!いい男ではないか・・・・・・・)」
長門「・・・・・・・・・・・・・」ガラッ
キョン「長門か、遅かったな」
長門「たった今情報統合思念体から結論がでた。しばらくは様子見」
キョン「なんとか元の朝倉には戻せないのか」
長門「至極簡単。涼宮ハルヒに戦国武将への興味をなくさせればいい」
古泉「いうほど簡単でしょうか?」
キョン「確かに・・・・・・ん?朝倉がいないぞ!」
<ヤメテクダサーイ
キョン「この声は・・・・・・みくる先輩!?」
風呂入ってくる
みくる先輩!?
速攻魔法であがってきた
>>37 とんでもないミス、許してくれ
ひといないだろうが再開するわ
みくる「やめてください~!」
朝倉「よいではないか、おお!よき乳よのう!」
キョン「なにしてんだ朝倉!その手を朝比奈さんの胸からどけろ羨ましいな畜生!」
朝倉「(朝比奈・・・・・・?今川の者か)」
みくる「キョンくんありがとうございます~!」ダキッ
長門「・・・・・・・・・・脂肪の塊」
>朝倉「(朝比奈・・・・・・?今川の者か)」
wwwwwwwwww
朝倉「縄をほどけこの痴れ者ども!」
キョン「もうほどかねーよ!」
朝倉「むう・・・・・・・・これが朝倉宗滴公の血を引く越前国主の姿なのか・・・・・・・・」
みくる「あの・・・・・・またなにかあったんですかあ?」
キョン「後で話しますよ、そろそろあいつも来ますし」
ハルヒ「みんな揃ってるわね!」ガラッ
>>42
え?違った?ならスマソ
>>45
別人だが別に問題無いんじゃない
たぶん今川の配下の朝比奈氏を出したから
うまいなぐらいに思ったんじゃねえか。
ハルヒ「ってあれ?なんで朝倉がいるのよ(ていうかなんで縛られて・・・・?)」
朝倉「貴様もわしのことを大殿とはいわんのか・・・・・・」
ハルヒ「今日重要な会議があるからでてってちょうだい、正直邪魔なのよ」
キョン「お、おいハルヒ」
朝倉「うおおおおおーーーーー!!!」
みくる「いすに縛り付けられながら行きましたよ!?」
キョン「お、おい朝倉!待て!」
ハルヒ「ちょ、待ちなさいよバカキョン!」
長門「(・・・・・・・ユニーク)」
キョン「おい待てよ朝倉!」
朝倉「黙れうつけ!わしは城にもどるぞ、兵を集めここの者どもらを皆殺しにしてくれるわ!」
キョン「・・・・・・・・・・お前、ここがどこか知ってるのか?」
朝倉「越前に決まっておろうに・・・・・違うと申すのか?」
キョン「はぁ・・・・・・やれやれだな」
~~~~~~~~説明中~~~~~~~
朝倉「そんな話信じられるか」
キョン「え?」
朝倉「ここは500年後の世界で、しかも越前でなく極み付けは武士は存在しない?」
朝倉「ま、御伽としてなら面白いがな」
キョン「そんなこといわれてもなあ・・・取り合えず部室に戻るぞ」
朝倉「だから引っ張るな!この下郎め!」
~~~~~~部室~~~~~~~~
キョン「また俺の勝ちだな」
古泉「また負けてしまいましたね、流石です」
朝倉「何をしておるのだ?」
古泉「囲碁ですよ朝倉さん、やってみますか?」
朝倉「だから大殿と・・・・もうよい、ではここは一つ」
キョン「相手は俺だな、手加減はしないぜ?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キョン「なん・・・・・・だと・・・・・」
朝倉「甘いな」
朝倉「貴殿は朝比奈殿の家のものか?」
みくる「ふぇ?え、えっとそのぅ」
朝倉「はっきり答えよ!!」
みくる「ふぇ~~ん!キョンく~ん・・・・」
キョン「あまりいじめてやるなよ朝倉」
朝倉「ふん、今川家臣の娘がこんなのとはな」
みくる「うう・・・・今川って和菓子のですかあ?」
ちよっと休憩で候
すぐ再開するので
大金時殿の相手している最中でござる
もう逝くので55分までには再開する
では再開
朝倉「何を見ている?」
ハルヒ「歴史本よ!今日朝本屋で買い漁ったのよ、やっぱり信長が一番ね」
朝倉「信長?あのうつけのどこがいいのだ、それよりもその・・・・朝倉義景・・・・・という名のものはどうじゃ?」
ハルヒ「そんな雑魚なんてしらないわよ!」
朝倉「・・・・・・・・・・・・貴様、それほど手討ちにあいたいと申すか、いいだろう」
キョン「お、落ち着け朝倉!」
古泉「大変ですね」
長門「ユニーク」
~~~~~帰宅~~~~~~~~
長門「あなたは私と帰る」
朝倉「なぜだ、わしの居城は一乗谷なるぞ」
長門「・・・・・・来て」グイッ
朝倉「だから引っ張るなこの下・・・・って、頭を叩きおったな貴様!」
キョン「大丈夫だろうかあいつら・・」
古泉「案外上手く行くんじゃないか?」
~~~~長門宅~~~~
長門「・・・・・・・・夕食」
朝倉「そういえばそろそろであったな。腰元、作れ」
長門「私は作れない、作って」
朝倉「主君に作らせるとは・・・・無礼にもほどがあるぞ!」
~~~~~~~~~~~~~~~
PPPPPPPPPPPPPPPPPPPP
キョン妹「キョンくん電話ー」
キョン「もしもし?って長門か、朝倉はどうだ?」
長門「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・助けて」
キョン「おおかた飯だな?いまから行く」
~~~~~翌日~~~~~
キョン「昨日は散々なめにあったな・・・・」
キョン「でもハルヒの興味が失せて元の朝倉に戻ってたりは・・・・」
朝倉「こんな簡単な事もわからんのか!尻をだせい、ひっぱたいてやる、仕置きじゃ!」
谷口「ばっちこい!」
キョン「そんなことあるわけないな」
長門さん&朝食コンビと夕食とか羨ましいなキョン
キョン「体育の授業か・・・・・」
朝倉「体育・・・?」
キョン「要は運動だ朝倉、どれ、俺たち男子は教室から退避せねば」
朝倉「そうだな、女子とて恥じらいがあるだろう」
キョン「いやお前女子だから、なんでナチュラルに教室からでてきてんだよ!」
朝倉「わしがおなご!?でたらめも大概にせえ!あの無口な女と同じようなことをいいおって」
キョン「ああもう!こっちこい!」
朝倉「引っ張・・・てないな・・自力でついてこいと言うことか」
~~~~~~女子トイレ~~~~~
キョン「この中に鏡がある、それで自分の顔を確かめてくるんだな」
朝倉「貴様は入らんのか?」
キョン「俺が入ったらこの先の高校生活はENDだ、さああ早く行け!」
朝倉「まったくどこまでも無礼・・・・ん?」
朝倉「なんじゃこの女子は・・・・・これがわしとな?
朝倉「・・・・・・・・・・・・」
キョン「おっ戻ってきたか」
朝倉「わしの・・・・・わしの顔が・・・・・」
キョン「これでわかっただろう、ここはお前がいた戦国時代じゃないんだ、れっきとした2013年の日本なんだよ」
朝倉「わしは・・・・・・わしは・・・・・」
>>86
一方の中身はおっさんですよ?
~~~~~~~SOS団部室~~~~~~
ハルヒ「・・・・・なんで今日も朝倉がいるのよ」
朝倉「・・・・・・・・・・」
キョン「まあいいだろう、今日はだいじな話があるんだろう?」
ハルヒ「そうそこ!来週の土曜日は不思議探索を中止、ちょっと遠出して福井までいくわよ!」
古泉「福井・・・・ですか?」
ハルヒ「一乗谷史跡を見に行くのよ!」
朝倉「一乗谷!?それはまことか!?」ガタッ
ハルヒ「そ、そうだけど、アンタはつれていかないわよ」
朝倉「なっ・・・・!」
ちよっと寝る
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