雪乃「比企谷くん、ポッキーゲームをしましょう」 (305)

八幡「……は?」

雪乃「日本語が聞き取れないの? とうとう耳まで腐ってしまったのかしら」

八幡「いや、俺もできれば聞き間違いだと思いたいが」

雪乃「だからポッキーゲームよ」

八幡「はぁ? ポッキーゲーム? お前頭でも打ったんじゃねぇの?」

雪乃「今日はポッキーの日らしいのよ。知らないの?」

八幡「そりゃ知ってるけど」

雪乃「だったらいいじゃない」

八幡「何一つよくねぇよ」

八幡「大体な、そういうアホみたいなイベントは俺のやることじゃねぇよ。気持ち悪い」

雪乃「そんなことを言っているから、世の中から浮いてしまうのよ」

八幡「ポッキーゲームやらなきゃ沈めないくらいなら、浮いてたほうがマシだ」

雪乃「もう! もう!」

八幡「何怒ってんだよ……」

雪乃「比企谷くんはしたくないの!?」

八幡「い、いや、したくねーよ」

八幡(な、何言ってんだこいつ)

八幡(由比ヶ浜とグルになってなにか企んでるのか?)

八幡(つーか、なんで俺の隣に座ってんだ。いい匂いがするからやめろ)

八幡「なんなんだよ」

雪乃「さっきポッキーゲームで由比ヶ浜さんに負けたのよ」

八幡(お前らなに百合百合してんだよ。そういうのは俺が見てる所でやれよ)

雪乃「別に全然悔しくないんだけれど」

八幡(悔しいんだな……)

雪乃「でも思ったのよ。比企谷くんにだったら勝てるって」

八幡「それって、俺がヘタレだからってことか」

雪乃「ええ、分かってるじゃない」

雪乃「だからやりましょう。一回だけでいいから!」

八幡「なんでそんな必死なんだよ……」

八幡(そんなに負けたのが悔しかったのか)

八幡(なんかめんどくさいし、適当に俺が負けてやればそれで終わりか)

八幡「はぁ……、しょうがねぇな、ヘタレの意地を見せてやるよ」

雪乃「え!? ほんとにやるの?」

八幡「え、やらなくていいならやらない」

雪乃「ううん、やる!」

八幡「なんだそりゃ」

八幡「で、細かいルールよく知らないんだけど」

雪乃「ポッキーを両端から食べていって、先に口を離した方が負けよ」

八幡「あぁ……、すげぇ頭悪いゲームだな……」

雪乃「それじゃ、始めましょう。こっち向いて」

八幡「お、おう」

八幡(こんな至近距離で向かい合うと目のやり場に困るな)

雪乃「はい、比企谷くんはそっちからね」パクッ

八幡(しかも、予想以上に恥ずかしいぞ。なにこれ、馬鹿じゃねぇの)

八幡「わ、分かった」パクッ

八幡(ポッキーってこんなに短かったっけ。ち、近い、息が当たる)

雪乃「……」

八幡(おい、これどこ見ればいいんだよ。顔ガン見しちゃっていいの?)

雪乃「……」ポリポリ

八幡(まつげ長いなぁ、唇やわらかそうだなぁ、いい匂いするなぁ。ふひ)

雪乃「……うぅ」ポリポリ

八幡(赤くなってんじゃねーよ! 可愛いからやめろ! 変な気分になっちゃうだろうが!)

八幡(……はっ! いかん、そろそろ適当に離れて負けないと)

ガシッ

八幡(え?)

八幡(ちょおま、何掴んでんだ!)

八幡(何だこの技、抜けられん!)ジタバタ

雪乃「……」ポリポリ

八幡「お、おいやm」

チュッ

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
      ; '     ;
       \,,(' ⌒`;;)
       (;; (´・:;⌒)/
     (;. (´⌒` ,;) ) ’
(  ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__
    \/___/

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

八幡「んむーっ!」

八幡(うおおお唇やわらけええええ、キスされちゃってるううう)

八幡(じゃねぇ、お、落ち着け)

雪乃「んっ……、はぁ」

八幡「ぷはぁ……」

八幡「ゆk」

ギュッ

八幡(うおおお体もやわらけええええ、抱きしめられちゃってるううう)

八幡「お、おい雪ノ下! 何が、したいんだ」

雪乃「……私の気持ち、分かってほしいの」

八幡「……なんだよ、それ」

雪乃「そうね、はっきり言わなきゃ伝わらないわよね」

雪乃「ねぇ、聞いて」

八幡「ゆ、雪ノ下、お前……」

雪乃「……比企谷くん、好きよ」

八幡「」

>>33
おい









おい!!!!!

―自宅―

八幡「――ということがあったんだが」

小町「え、本当!? 良かったねお兄ちゃん! 人生初のモテ期到来だよ!」

小町「ふんふん、でも雪乃さんの方が早かったかー」ブツブツ

小町「で、お兄ちゃんはなんて返事したの?」ワクワク

八幡「何も言わずに帰ってきた」

小町「え? え……、はぁ、相変わらずウチのごみいちゃんは……」

八幡「いやだって、普段あんだけボロクソ言われてんだぜ」

八幡「だから警戒してなかったっていうか、青天の霹靂というか、反応に困ったんだよ」

小町「それは雪乃さんなりの照れ隠しでしょ! なんで分かってあげないの!」

八幡「あんな照れ隠しがあんのかよ……」

小町「お兄ちゃんだって似たようなもんじゃない。捻デレてるし」

八幡「俺がいつ誰にデレたってんだよ」

八幡「でだ、他にこんな話ができるやつは、俺にはいるはずもないからお前に話したんだけど」

八幡「どうすりゃいいんだろうな」

小町「……あのね、お兄ちゃん。雪乃さんのことは小町よりお兄ちゃんのほうが知ってるでしょ」

小町「だったら、それを小町に聞くのはおかしいよ」

八幡「……」

小町「ちゃんと明日返事してあげないとダメだよ」

八幡「……ああ」

八幡(はは、まさか妹から説教を食らうとはな)

八幡(俺のほうがあいつを知ってる……か)

―翌日―

由比ヶ浜「やっはろー! ゆきのん、ヒッキー」

八幡「……おう」

雪乃「……こんにちは由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「あれ、二人とも元気なくない? 何かあったの?」

雪ノ下「いえ、なにもないわ」

八幡「……お前の馬鹿っぽい挨拶に辟易していてだけだ」

由比ヶ浜「へきえき? どこにある駅? っていうか馬鹿って言うほうが馬鹿なんだし!」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、辟易というのは――」

雪ノ下「それじゃ、今日はこれでおしまいにしましょうか」

由比ヶ浜「うん、じゃあ私帰るねー」テクテク

雪乃「……私も帰るわ」

八幡「ま、待ってくれ、雪ノ下」

雪乃「い、嫌よ。……もう、いいのよ」

八幡「いや、俺はよくない」

雪乃「昨日、返事をしなかったのはそういうことでしょう」

八幡「そ、それは本当に悪かった。ちょっと考える時間が欲しかっただけだ」

八幡「一晩いろいろ考えたんだ。聞いてくれ」

雪乃「……分かったわ」

八幡「サンキュ」

八幡「俺は今までの経験で、こういう人からの好意ってやつを信用しないようにしてるんだよ」

八幡「まぁ、好意に限った話じゃないけどな」

八幡「なんつーか、そういうのには裏があるような気がしてな」

雪乃「……ええ、あなたはそういう人よ」

八幡「ああ、今更変えようもない」

はよ

雪乃「それが、答え?」

八幡「いや、もうちょっとだけ聞いてくれ」

雪乃「……」コクン

八幡「この数ヶ月、俺もお前も奉仕部で面倒事を押し付けられてきたわけだ」

八幡「……ああ、本当に大変だった」

雪乃「……そうね」

八幡「その数ヶ月間、俺もお前を見てきたつもりだ」

八幡「だから……」

八幡「雪ノ下は俺が捻くれ者だと知ってるように」

八幡「俺は雪ノ下がこんな嘘はつかない奴だって知ってる」

八幡「だからさ、……俺はお前のその気持ちを信じるよ」

雪乃「比企谷くん……」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

八幡「俺の気持ちもあれこれ思案したんだが」

八幡「結局、気持ちなんてのはどうなってんのかよく分からん」

八幡「今までそういうの、考えないようにしてきたしな」

八幡「それでもだ、一晩考えて分かった」

八幡「好きな理由、嫌いな理由、そんなの意外と曖昧なんだな」

八幡「……だから、理由は上手く言えないが」

八幡「ようやく気づいた」

八幡「捻くれてるばっかりに、気づくのに遅れちまったけどな」

八幡「聞いてくれ」

八幡「俺は雪ノ下雪乃が――好きなんだ」

八幡「一日待たせてごめんな、こんな俺でよければ……付き合ってくれ」

雪乃「ええ……っ……」

八幡「な、泣くなよ」

雪乃「だ、だって……だって」

八幡(こ、こんな時は頭を撫でればいいんだっけ)ポンポン

ガラッ

結衣「あー、忘れ物しちゃっ……た」

八幡「あ」

結衣「あー!!!!」

八幡「ち、違うんだ! こ、これはだな」

八幡(あれ、よく考えたら何も違わない)

結衣「ヒッキーがゆきのんにアイアンクローして泣かせてるー!」

結衣「またアニメに影響されちゃったの?」

八幡「ちょ、それは違う! なんつー勘違いしてんだ!」

結衣「ヒッキーがそんなことする人だったなんて……」

結衣「先生に言ってくるからね!」

八幡「そんな小学生みたいなことすんな! 説明するから黙ってろ!」

        ゴガギーン
             ドッカン
         m    ドッカン
  =====) ))         ☆
      ∧_∧ | |         /          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (   )| |_____    ∧_∧   <  おらっ!出てこい>>1
     「 ⌒ ̄ |   |    ||   (´Д` )    \___________

     |   /  ̄   |    |/    「    \
     |   | |    |    ||    ||   /\\
     |    | |    |    |  へ//|  |  | |
     |    | |    ロ|ロ   |/,へ \|  |  | |
     | ∧ | |    |    |/  \  / ( )

     | | | |〈    |    |     | |

     / / / / |  /  |    〈|     | |
    / /  / / |    |    ||      | |
   / / / / =-----=--------     | |

板のん
http://i.imgur.com/1ch8LC9.jpg

>>136
それは違うよ!
http://i.imgur.com/LPjQdEo.jpg

>>137
その言葉、斬らせてもらう!
http://i.imgur.com/rSNcOhA.jpg

>>139
希望は前に進むんだ!http://i.imgur.com/MoZtAJG.jpg

>>143
その矛盾、撃ち抜く!
http://i.imgur.com/k1pQyFu.jpg

>>146
どこからどう見ても戸塚なんですがそれは

>>147
彩ちゃんの先制攻撃だべ!

>>148
これがボクの答えだ!http://i.imgur.com/oyvz6Xx.jpg

>>154
ふぅ…





俺なんでロンパしてたんだろ……

雪乃「――というわけなのよ」

結衣「……え? 本当に?」

八幡「ああ、本当だ」

結衣「な、何よそれ……」

結衣「あはは……、そうなんだ」

結衣「……ううん、ダメ!」

結衣「あたしは……諦めないから!」

雪乃「いえ、由比ヶ浜さんの言うこととはいえ、ここだけは譲れないわ、八幡はもう私の所有物よ」

結衣「あ! あたしも名前で呼ぶもん! えっと……、そうだ! ハッチなんてどうかな?」

八幡「なんかミツバチみたいだからやめろ」

雪乃「……」イライラ

結衣「じゃあ、はっちゃんとか」

八幡「たこ焼き食いたくなってくるからやめろ」

雪乃「……」イライラ

結衣「そんなに拒否らなくてもいいじゃん! そ、それじゃあたしも八幡って呼ぶから!」

八幡「あ、ああ、勝手にしろよ」

雪乃「ちょっと何デレデレしてるのよ! あなたは私だけ見てればいいの!」

結衣「そんなの八幡の自由でしょ!」

八幡(なにこれ)

結衣「八幡はいっつもあたしの胸とかえっちぃ目で見てるんだから!」

雪乃「ふん! そんな脂肪の塊! こうしてやるわ!」バシッ

結衣「痛い! ゆきのん! なにするの! もう嫉妬しないでよね!」

雪乃「八幡は私くらいの大きさの胸が好きなんだから!」

結衣「そ、そんなことないし! 男の子はみんな大きいのが好きなんだもん!」

雪乃「白黒はっきりさせましょう。八幡、答えて!」

結衣「どうなの!?」

八幡(これどう答えても変態のレッテル貼られちゃうパターンだろ)

八幡「お、落ち着け、ほらあれだ、みんな違ってみんないいって言うだろ」

八幡「そんなことで争うこと自体、無意味なんだって」

雪乃「節操がないのね、この変態」

ガラッ

沙希「話は聞かせてもらった!」

静「私たちも混ぜろ!」

八幡「」

雪乃「また邪魔が」

沙希「あんた、言ったよね? 愛してるって言ったよね? あれは嘘だったの?」

雪乃「ちょっと八幡! 私というものがありながらなんてことを言ってるの!?」

八幡「身に覚えが」

沙希「あ?」

八幡「はい、言いました」

雪乃「この浮気者!」

八幡「いや、あの時はちょっとテンションがおかしかったんだよ。反省してます」

静「ほら、私もラーメン奢ってやっただろう。な?」

八幡「あ、先生は早く帰ってください」

結衣「八幡は渡さないんだから!」

雪乃「ならば戦争よ」

沙希「仕方ないな、こっちは愛の重さが違うんだよ」

静「乗った!」

八幡「先生、楽しんでるだけじゃないですか……」

―自宅―

八幡「――というわけで、無事に雪ノ下と付き合うことになった」

小町「最後のほう全然無事には聞こえなかったけど……、戦争とか言ってたじゃん」

八幡「ああ、正直無事じゃない」

八幡「肉体的にも精神的にもボロボロだ」

八幡「どうやらあいつらの戦争は、俺を痛めつけるのが目的らしい」

小町「お兄ちゃんがそんなにフラグを乱立させるからだよ」

八幡「いや、俺としてはフラグは全部折ってきたつもりだったんだけどな」

小町「詰めが甘いなぁ、お兄ちゃんは。中途半端に折っても逆効果だよ」

小町「それで、その戦争はどうなったの?」

八幡「さあな、俺は命の危機を感じて抜け出してきたから」

小町「お兄ちゃんはどうするつもりなの?」

八幡「だから言ったろ、雪ノ下と付き合うって」

小町「あ、やっぱりそうなんだ」

八幡「当たり前だろ、俺なりの結論だ。そんな簡単には曲げられん」

八幡「俺はこう見えて一途なんだよ」

小町「はぁ……、それを雪乃さんに言えればいいのにねぇ」

雪乃「ええ、本当に」

八幡「」

小町「雪乃さーん、お久しぶりですー」

雪乃「ええ、久しぶりね小町さん」

小町「不束者の兄ですが、よろしくねお願いしますね」

小町「あ、小町今日友達の家に泊まりに行くからー。じゃーねー」ガチャッ

八幡「……え? え?」

八幡「ゆ、雪ノ下、お前付いてきてたのかよ」

雪乃「当然よ。あなたから目を離すわけないでしょう」

八幡「あ、ああ、そうなんだ」

八幡(嬉しいような、少し怖いような)

雪乃「……二人きりね」

八幡「……よく分からんが、そうなってしまったな」

雪乃「ねぇ、八幡」

八幡「なんだ」

雪乃「そろそろ、私のこと名前で呼んで欲しいのだけれど」

八幡「あー、そういやそうだな。気が利かなくて悪い」

八幡「ごほん、じゃ、じゃあ、呼ぶぞ」

雪乃「え、ええ」

八幡「ゆ、雪乃」

八幡(やん恥ずかしい///)

雪乃「……ふふ、八幡」

八幡「なんだ、雪乃」

雪乃「大好きよ」ダキッ

八幡「……ああ、俺も大好きだよ」ギュッ

雪乃「ねぇ、今度は八幡から、キス、して?」

八幡「ああ」

チュッ

>>255
8巻の店舗特典
メイトの奴
とらはこの絵のブックカバー
http://i.imgur.com/r1VydYU.jpg
俺はとらで予約した

>>260
俺もとらで予約してくるわ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月13日 (水) 18:30:57   ID: -KIeGdMe

外野がうざい

2 :  SS好きの774さん   2014年12月24日 (水) 23:26:18   ID: ENDfBZnu

なんという俺得

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