ほむら「まどかマギカポータブルを手に入れたわ!」(651)

これから買う人ネタバレがあるかもしれないから注意



ほむら「さっそくPSPにセットして起動」

ほむら「早く、早く起動しなさい!」

ほむら「まどかをみたいのよ私は!」

ほむら「システムデータ?このためにメモリースティックぐらい新品を購入済みよ!」

ほむら「OPはいいとして、さっそくはじめからを……」

ほむら「おちつくのよ私、慌てずにデータインストールね……」

ほむら「データインストールって長くていやなのよね」

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「ふぃぐまどか制服をいじって時間を潰しましょう……」

ほむら(白ね……)

ほむら「部品として入っている白い獣はいらないわ」グシャ

ほむら「ってまだインストールが終わっていない……」

ほむら「そういえば生フィルムは……」

ほむら「昔の私じゃない!ふざけないで!まどかをよこしなさい!」

ほむら「この恨みはmamizonとさやか急便どちらを恨めば……」

ほむら「クリアファイルがまどかでおそらく隣に私がいるわね」

ほむら「ついでになぜか私のハンカチとポーチのようなゴミが入っていたわね」

ほむら「っとインストールが終わったわ」

ほむら「さっそくゲームをはじめから……」

ほむら「まどかしか選択できないみたいね、夢の中で誰かと会ったのかしら?」

ほむら「ローディングのたびにやつの顔がでてきてPSPを破壊しそうになるわね」

ほむら「まどかのアップではじまったから許してあげるわ」ファサ

ほむら「ってあれ?私とワルプルギス?」

ほむら「……」

ほむら「まどかが魔法少女になることをのぞんでいる……」

ほむら「……」

ほむら「何もしなくていいわまどか、あなたは私が守る!」

ほむら「とまどうまどか、かわいいわ!」

ほむら「……よかった、夢オチだったのね」

ほむら「まどかのパジャマに寝癖!」

ほむら「かわいい、最高に可愛いわまどか」

ほむら「なるほど、直に告白できないとまどかと付き合うことはできないのね」

ほむら「これはメモしておかなくてはいけないわ」

ほむら「さやかに仁美……」

ほむら「まどかと登校……うらやましいな……」

PSP<いいなーわたしも一通くらい貰ってみたいなラブレター

ほむら「やっぱりラブレターを書いてさらに告白がベストってことね」

PSP<まどかはあたしの嫁になるのだ~

ほむら「どうしてそんなに愚かなの美樹さやか」

ほむら「あら、中沢君は男子生徒に降格したのね」

ほむら「転校初日か、何回転校初日になったっけ……」

ほむら「……」

ほむら「今はゲームね」

ほむら「夢でであった私とまどかは結ばれる運命!」

ほむら「だといいなぁ……はぁ……」

PSP<ち、違うよね、夢で見たあの子じゃないよね?

ほむら「夢で見たあの子よ!運命の子よまどか!」

ほむら「いけない、少し落ち着きましょう……」

ほむら「いけない……私がみつめていた事はまどかにばれていたというの……」

ほむら「でもそれで照れているまどかはかわいいわ」

PSP<なんという威圧感

ほむら「そんなに威圧感をだしていたかしら?」

ほむら「必死だったからわからないわね……」

PSP<黙ってちゃだめだ、話さなきゃ……なんでもいいからおはなしを……

ほむら「……この時私もお話はしたかったけど……」

PSP<か、かっこいいなーなんて……

ほむら「こうして聞くとやっぱり照れくさいわね」


まどかの因果値が10増えた


ほむら「なんで!なんで因果が!」

ほむら「選択?」

ほむら「学校しか選べないわね……」

ほむら「まどか、マミ、私……」

ほむら「まどかの話なのにまどかが移動するわけじゃないのかしら?」

ほむら「説明書は読まないからわからないわね」ファサ

ほむら「ここはまどかが移動すると信じて私を選択!」

ほむら「私が……まどかを……まどかを怯えさせていた……」

ほむら「ううん、元々そういう狙いもあったわけで……」

ほむら「でもこうして怯えられているのを見せられると……」

ほむら「……ゲームを続けよう」

ほむら「いい意見を聞いたわ、セーブはこまめにってことね!」

ほむら(1回目セーブし逃してしまったけど……)

PSP<あんた達、時空を超えて巡り合った運命の仲間なんだわ!

ほむら「いいことを言うじゃないさやか」

PSP<前に会ったことがある?ほむらちゃんと、私が?

PSP<そ、そんな思い出……まるで浮かんでこないんだけど

ほむら「わかってたけどちょっと傷つくわ……」

ほむら「ゲーム内の私、もっとちゃんとQBを●しなさい」

ほむら「ああもう声を聞くだけで腹立たしい!」

ほむら「さっきあんなに余裕で逃げておいて!この白い獣!」

ほむら「ん?□ボタンを押せってことかしらこの光は……」

ほむら「もしや押したらまどかを助けられるのかしら!?」

ほむら「……」

ほむら「自殺するって選択肢はないのかしら」

ほむら「下手な事をするより何もしないを選択しておこうかしら……」

ほむら「……」

ほむら「魔女との戦いパートね」

ほむら「ってことはマミがでてきそうね……」

ほむら「……マミの変身……」

ほむら「優雅だけど無駄な時間が多すぎないかしら……」

ほむら「まぁいつものことよね」

ほむら「わかってたわ」

ほむら「えぇ、私がどうみても敵にしかみえないなんてわかってた」

ほむら「でもやっぱり見せられると傷つくわ……」

ほむら「……」

ほむら「べ、べつに嫉妬なんてしてないわ」

ほむら「まどかと仲よさそうにするさやかやマミなんて見飽きているし」

ほむら「……」

ほむら「自分がどんどん誤解されていくのをみていると」

ほむら「なんていえばいいのかしら」

ほむら「……」

ほむら「ひとりぼっちは寂しいわね」

PSP<ほむらちゃんってそんなに悪い子なのかな?私にはそんな風には見えないけど……

ほむら「まどかぁ!」

PSP<やっぱり悪い子なのかな?

ほむら「まどかぁ……」

ほむら「お腹がすいてきたわね……今日は徹夜だろうし今のうちに栄養をとっておきましょう」

ほむら「さて、今日のおかずは何にしようかしら……」

ほむら「もしかすると杏子がただ飯とか言って食べにくるかもしれないわね」

ピンポーン

ほむら「予想どおりね」

ガチャ

杏子「邪魔していいかい?」

ほむら「そういう言葉は私がドアを開けるのを待ってから言いなさい」

杏子「まぁそう言いながら二人分の飯作ってるじゃねぇか」

ほむら「私の分の食事を奪われるのはごめんだもの」

杏子「ん?ゲームしてるのか?」

ほむら「えぇ」

杏子「なんだこれ?私達のゲーム?」

ほむら「まだあなたはでていないけどね」

杏子「ふーん」

ほむら「ちょ、ちょっと!人が食事を作ってあげてるのに進めようとするのはやめなさい!」

ほむら「ごちそうさま」

杏子「ごちそうさま」

杏子「そうそう、今日泊まるところがないから泊めてくれないかい?」

ほむら「お好きにどうぞ」カチッ

杏子「飯食い終わってすぐにゲームかよ……」

ほむら「だって続きが気になるじゃない」

杏子「そんなに気になるのか?」

ほむら「えぇ」

杏子「なら私も暇だし見せてもらえるかい?」

ほむら「勝手にのぞきこんでなさい」

ほむら「マミの家っと」

杏子「おっマミじゃん」

ほむら「ねぇ杏子」

杏子「なんだ?」

ほむら「顔がひっついててゲームがやりにくいわ」

杏子「こうしないと私がみえねぇだろ?」

ほむら「はぁ……まぁいいわ」

ほむら「家族に報告……ねぇ」

杏子「あーでも気持ちはわかるよ」

ほむら「マミも寂しかったのね」

杏子「まぁ親失ってるんだしな」

ほむら「ついでに初めての弟子もどこかに行ってしまっていたものね」

杏子「嫌味か?」

ほむら「そうね、私のゲームなのに画面が見にくいからちょっとした嫌味よ」

ほむら「QBとまどかが仲良しになっているだけで胸が痛いわ……あと胃も」

杏子「もはやトラウマだな」

PSP<それは、禁断の恋の形ですのよ~

ほむら「禁断でもいいと思うわ」

杏子「なんだよ突然」

ほむら「さやか相手じゃないけど禁断の恋の形もいいと思うわ!」

杏子「あーわかったわかった」

PSP<今となっては、もう手遅れ……

杏子「なぁ、あいつ無限復活するんだろ?とどめさせるのか?」

ほむら「……いずれあなたにもわかるわ」

杏子「なんかお前まどかに怖がられてないか?」

ほむら「……」

杏子(触れちゃいけない話題だったのか)

PSP<そう、幸せバカ

ほむら「幸せバカでいいじゃない、何がいけないのよ」

杏子「いやそう言われても」

ほむら「もっと幸せバカになっていればよかったのよ」

PSP<あ、あの……あなたはどんな願い事をして魔法少女になったの?

杏子「お前の立場でこれ言われたらへこみそうだな」

ほむら「……」ズーン

杏子「あ、言うまでもなかったか」

ほむら「選択ね……」

杏子「まどか、さやか、マミの誰かだな」

ほむら「さきほどセーブをして全員回るべきという神の啓示があったわ」

ほむら「まずはマミからいきましょう」

ほむら「そこは二人じゃなくて私と友好的になろうと」

杏子「お前が友好的にしてないから無理だろ」

ほむら「……そうね」

杏子「なんかごめん」

ほむら「思ってたよりさやかと上条君は仲が良かったのね」

杏子「仲悪いのに好きってなんだよ」

ほむら「私とまどかみたいな」

杏子「あ、この状態だと仲が悪いって認めるんだな」

ほむら「泣くわよ?」

杏子「別にかまわないけど」

杏子「まどかの絵か」

ほむら「可愛い落書きね」

杏子「本人が本気で書いてたらどうするんだ?」

ほむら「……」

ほむら「とてもいい絵だと思うわ」

杏子「まぁ何も言わないけどさ」

PSP<本当に、悪い子なのかな?

ほむら「まどかぁ!」

杏子「あーうるせぇ」

杏子「なんだこのダンジョン」

ほむら「ただたんに話をするゲームじゃないからそういうパートがあるのよ」

杏子「やってみてもいいか?」

ほむら「かまわないけど……」

杏子「使い魔は全滅させたほうがいいのか?」

ほむら「さぁ?経験値とかありそうだしいいんじゃない?」

ほむら「濁りに余裕があれば問題なく殺した方がいいみたいよ」

杏子「濁りって?」

ほむら「右下のソウルジェムじゃない?」

杏子「まぁ序盤ならたぶんなんとかなるだろ」

ほむら「杏子、あなた」

杏子「ん?」

ほむら「ダンジョンは全て歩かないと許せない派?」

杏子「いやだって宝があるかもしれないだろ?」

ほむら「杏子、今説明書を読んで知ったのだけど」

杏子「なんだよ」

ほむら「ほむボタンというものがあるそうよ」

杏子「え?あ、そう」

杏子「お、倒せた」

ほむら「以外と時間がかかったわね」

杏子「なんか召喚された使い魔ひたすら殺してたらどんどん召喚されてさ」

杏子「なぁ」

ほむら「なによ」

杏子「ここで素直にグリーフシードをうけとったらよかったんじゃねぇの?」

ほむら「それって私はグリーフシード欲しさに必死になってまどかを追い回した人にならない?」

杏子「……さぁ?」

PSP<それはとっても嬉しいなって

ほむら「まどかぁ……」

杏子「いやもうそれはいいって」

杏子「なんかお前のステータスみれるけどLvたけぇな」

ほむら「繰り返した回数が違うわ」

杏子「お前の言う一ヶ月って魔女だらけの日々だよな?ワルプルギスまででてくるような」

杏子「それを何度も繰り返して25Lvって低くないか?」

ほむら「……あ、あんまり強いとチートキャラになってしまうから」アセアセ

杏子「ん?お前仁美ってやつと交友関係この時にあったのか?」

ほむら「別に」

杏子「こんなやつ相手に話しかけるなんて度胸のあるやつだなー」ケタケタ

ほむら「杏子、今晩誰が泊めてあげるっていってるかわかってる?」

杏子「わるかったよ……」

PSP<本当にクールだよねー

杏子「……」

杏子「あ、ほむら!そういえばまどかがお前の事かっこいいってさ」

ほむら「なんですって!?」

杏子「今となってはクールには遠いな」

杏子「感情値ってどれぐらいをキープするといいんだろうな」

ほむら「さぁ?200ぐらいじゃない?」

PSP<だ、だったら大丈夫だよ、仁美ちゃんにもチャンスはあるよ!

ほむら「まどか、だめえええええ!」

杏子「うるさいって」

杏子「お、ほむらが魔女の口付けをされた人を助けるのか?」

PSP<運が悪かったのよ、そう思って

杏子「さすがまどか以外は眼中にないな」

ほむら「……」

杏子「あーいやなんだ、しょうがないって」

ほむら「ホストがでてきたわね」

杏子「ホストよくでてくるな」

ほむら「まぁよく恨みをかってるからじゃない?」

杏子「ふーん」

ほむら「まどかの声以外を聞くのが面倒になってきたわ」

杏子「お前、なんのためにゲームを買ったんだよ」

ほむら「言わないと分からない?」

杏子「わかっちまうからいやになるね」

ほむら「マミの過去ね」

杏子「まぁなんていうか不幸だよな」

ほむら「あなたもね」

杏子「おまえもな」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「にしてもマミは幼いのにすでにドリルなのね」

杏子「いやそれは別にいいんじゃないか?」

PSP<他の人の願いをかなえるのならなおのこと、自分の望みをはっきりさせておかないと

ほむら「だそうよ杏子」

杏子「だってよほむら」

ほむら「べ、別に私は自分のためにまどかとの出会いをやりなおしたわけで」

杏子「こ、こっちだってオヤジが苦しんでるのを見てられないからってだけで」

杏子「うわ、選択肢が4つかよ」

ほむら「別にセーブして全員まわればいいじゃない」

杏子「ぱーっとバトルがしたいんだよねこっちは」

杏子「マミの選択肢はっと……また家族関係か……」

PSP<鹿目さんに電話してみようかしら

ほむら「……」

杏子「マミはこの時点で電話番号しってるんだなー」チラッ

ほむら「べ、べべ、別にどづともおもってないわよ」

杏子「まどかは将来の夢とかの話か」

ほむら「ほむらちゃんのお嫁さんでどうかしら」

杏子「いやそれは私じゃなくてまどかに言えよ」

ほむら「言えるわけないでしょう」

PSP<何の取り柄もないし

ほむら「そんなことないわ」

杏子「いやだからそれはまどかに言えって」

PSP<私がもし男の子だったら仁美ちゃんみたいな美人さんは絶対放っとかないから

ほむら「まどか、私、私は!」

杏子「美人だから大丈夫じゃねぇの」

ほむら「あなたの意見は聞いていないわ」

杏子「畜生だまってりゃよかった」

杏子「お、マミとお前が決別か?」

ほむら「決別も何も最初から……」

杏子「まどかはマミよりなのにこの状況はまずいだろ」

ほむら「まぁよくあることよ」

杏子「よくあったのかよ」

ほむら「あら、お菓子の魔女ね」

杏子「お菓子の魔女?」

ほむら「マミの頭が好物よ」

杏子「いや、それはウソだろ」

ほむら「あ、ダッシュと平行移動の説明ではじめて杏子を見た気がするわ」

杏子「え?今私がいたのか?」

ほむら「えぇ」

杏子「クソッ見逃した」

ほむら「ポッキーを鼻にいれてどじょうすくいみたいになっていたけど」

杏子「なわけねぇだろ!」

杏子「あっさりつかまってやんの」ケタケタ

ほむら「ま、マミのリボンをよけるって難しいのよ!」

杏子「戦闘とおもわせて1ボタンかよ」ケタケタ

ほむら「……杏子?寒空のなか外に行きたい?」

杏子「いや、なんか捕まってもお前ってかっこいいよな」

PSP<私なりにいろいろ考えてみたんですけど

杏子「あーあ、契約コースじゃねぇか」

ほむら「……」

杏子「告白シーンみたいなのがでてきたな」

ほむら「……」

杏子「よ、よーしさっさと進めて魔女を倒すか―」

杏子「おいおい、敵が多すぎるぞなんだこれ」

ほむら「そこをなんとかするのがあなたでしょう?」

杏子「おいなんかでてきたぞ」

ほむら「連戦するには厳しい感じだけどどうなるのかしら……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「ごめんなさい、なんだか言いづらくて」

杏子「あーいや……うん」

杏子「で、お前が格好良く登場っと」

ほむら「はっ!まずいわ」

杏子「な、なんだよ突然」

ほむら「PSPの充電器を探さないと」

杏子「あぁ、電池か」

ほむら「発見したわ」

杏子「はやかったな」

ほむら「早くしたかったから」

杏子「……」

ほむら「あ、あなたとそういうことをしたいって意味じゃないからね?」

杏子「わ、わかってるよ!」

杏子「ゴルフグラブで殴る……」

ほむら「あるわよ」ズルッ

杏子「ゴルフグラブで乱打する……」

ほむら「やってほしい?」

杏子「なんかお前の技はわかりやすくて楽だな」

ほむら「そう?」

杏子「クロックアップ(笑)」

ほむら「……笑っていられるのはいまのうちよ杏子」

杏子「まぁ真面目にやるとして、こういうときはとりあえず自分を早くしてってのが定番だよな」

ほむら「そうね」

杏子「おい、なんかため始めたぞ!」

ほむら「そ、そういわれても」

ほむら「時間はかかったけど問題はなかったわね」

杏子「飛び移れるって気がつかなかったら終わってた気がするけどな」

杏子「お、ほむらの感情が一気に50あがったな」

ほむら「……」

杏子「今まで感情が下がるかあがっても10ぐらいだったのに」

杏子「やっぱショックだったんだな」

ほむら「ノーコメントよ」

PSP<あんた、あいつが強敵だってわかってて、わざとあの場所に遅れてきたんでしょ!

杏子「知らないとこう言われるわけだ」

ほむら「……」

PSP<あんた、心がないんじゃないの!

杏子「あーなんというかまぁ」

ほむら「べ、別にどうってことないわ」ファサ

杏子「いや強がらなくても……まぁいいや」

PSP<自分の無力さを私のせいにしたいでくれる?

杏子「この返しはさやかには辛いな」

ほむら「そうね」

杏子「まぁわかっててやってんだろうけど」

杏子「うおっまた50も感情があがりやがった」

杏子「そんなにショックなのに顔にはださなかったのか」

ほむら「ノーコメントよ」

ほむら「まぁなにはともあれまどかは契約を諦めたわ」

杏子「ん、まぁそういう風にいってたな」

ほむら「まぁさやかが……」

杏子「なぁ」

ほむら「何?」

杏子「お前、このゲームやる意味あるのか?」

ほむら「まどかが見れるのよ?」

杏子「あ、そこはぶれてないんだな」

杏子「それにしてもこのQボタンってやつ押すタイミングがさっぱりだな」

ほむら「まどかを不幸にしようとするQBなんかの話しは聞くべきじゃないからいいのよ」

杏子「そこは魔法少女全員って言っておけよ……」

杏子「にしても選択しだいで能力があがったりするだけにセーブロードはかかせない感じだけどさ」

ほむら「えぇ」

杏子「スキップ機能はないのか?」

ほむら「さぁ?」

PSP<奇跡も魔法もあるんだよ!

杏子「あーあ」

ほむら「はぁ……」

杏子「ステータスで見れるな、Lv1か」

ほむら「なりたての未熟者だもの」

杏子「因果も全然ないな……」

ほむら「素質は私たち以上じゃなかったのかしら……」

杏子「因果っていえばお前はまどかを越えてるな」

ほむら「あら本当」

杏子「んでさやか契約と思われる事を聞いてまた感情が50あがると」

杏子「表情崩さないのに感情はぼろぼろだな」

ほむら「ほうっといて」

杏子「さやかは技が二つしかねぇな」

ほむら「割と恥ずかしい名称ね」

杏子「スティンガー(笑)」

ほむら「さて、そう言っているあなたがどうなっているか見ものだわ」

ほむら「ここでさやかのレベルを上げる意味はあるの?」

杏子「いや、こういう弱い魔女の間にあげといた方がいいかなって思ってさ」

杏子「お前の感情はどれだけ上がっていくんだよ」

ほむら「そういわれても……」

ほむら「ついに出てきたわね」

杏子「あぁ」

ほむら「ここからどうなるかしら……」

杏子「どうなるってなるようにしかならないだろ」

ほむら「そうね、手ごわい相手だわ」

杏子「いや私は敵じゃねぇだろ、特にお前にとっては」

ほむら「えぇ、やっと杏子の技を見られるのかとワクワクしてきたわ」

杏子「……」

ほむら「人に言っていたわりにはあなたもずいぶん感情があがりやすいわね」

杏子「昔の自分みたいなやつがいるっていらいらするだろ?」

ほむら「……」

―――――――――――――
めがほむ「ご、ごめんなさい!」

めがほむ「わ、私なんか……」
―――――――――――――

ほむら「目の前にいたらいらいらするかもしれないわね」

杏子「だろ?」

PSP<確か、アヴェマリア……だよなー?

ほむら「驚いたわ」

杏子「ん?」

ほむら「あなたがそんな教養があったなんて」

PSP<ふーん、このバイオリンなんて結構うまいじゃんか

ほむら「バイオリンの音がわかるなんて!杏子のイメージが!」

杏子「喧嘩売ってんのかてめぇ」

PSP<ふーん、奇跡ねぇ

PSP<あるわけねーってぇの……この世は全部、ウラがあんだぜ?

ほむら「中学生と思えない発言ね」

杏子「お前に言われたくないよ」

ほむら「今のご時世子供が夢は正社員よ?」

杏子「いやそれ関係ねぇだろ」

PSP<あの契約はたった一つの希望と引き換えに全てを諦めるってことだから

杏子「おいおい、中学生の発言かよ」

ほむら「さっきのお返しかしら?」

ほむら「見事な悪役ね杏子」

杏子「転校してからずっと悪役のやつにはかなわねぇよ」

ほむら「そんなことだからOPでほとんどハブられるのよ」

杏子「おいこらお前もだろうが」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「お互いに傷をなめ合うどころか塩を塗りつけている気がするわ」

杏子「奇遇だね、あたしもだよ」

杏子「おい、選択肢が私とお前しかねぇぞ」

ほむら「おそらく手を組もう的なお話のところじゃないかしら?」

杏子「……」

ほむら「……」

ほむあん「じゃんけんぽん」

ほむら「杏子からね」

ほむら「関係なかったわね」

杏子「関係なかったな」

ほむら「杏子の万引きなんてどうでもいいわね」

杏子「おいおい、足は洗ったって」

ほむら「万引きをやめてうちの食糧を奪うことに徹しているだけじゃない」

ほむら「だめよ杏子」

杏子「は?」

ほむら「あなたが徹頭徹尾なんて言葉を知っていたらイメージが崩れるわ」

杏子「やっぱ今日のお前は喧嘩売ってるんだよなぁおい!」

杏子「今思うとトラックの荷台にのったのって奇跡だよな」

ほむら「あら、全てに裏があるっていっていたのはあなたよ?」

杏子「じゃあこのトラックも裏があるってことか」

ほむら「きがついたようね……」

杏子「……」ゴクリ

ほむら「まどかは全てを計算していたのよ」

杏子「それはないな」

ほむら「えぇ」

PSP<君は戦いというものを甘く考えすぎだよ……

ほむら「QBはむかつくけどこれは確かに」

杏子「まぁああいう正義のヒーローにあこがれる気持ちはわかるけどな」

ほむら「愛と勇気が勝つ物語が好きなのよね」

杏子「……」

ほむら「QBのアップをみせないでほしいわね」

杏子「おい」

ほむら「まったく」

杏子「いま銃弾がかすったぞおい」

ほむら「あてるきはなかったわ」

杏子「PSP撃ちぬこうとするなよ……私じゃなかったら通報だぞ」

杏子「ただのイベントでもさやかのソウルジェムが濁って行くぞおい」

ほむら「いつものことよ」

杏子「いやこれってまずいんじゃねぇの?」

ほむら「まずいわね」

杏子「なんとか……できないよなぁ」

ほむら「できないわね、ゲームだし」

ほむら「敵だった人が優しい一面を見せる、よくあるわよね」

杏子「な、なんだよ」

ほむら「それだけよ」

杏子「おい」

ほむら「りんご……くうかい?」

杏子「くいたいけどそのりんごは絶対くわねぇ」

PSP<それで穢れを取り除かせるために獲物を譲ってやろうってのか……お優しい事だな

PSP<あなたもそうじゃないの?

PSP<ちげぇーよ!こっちは気分だよ気分、勘違いすんなってぇーの

ほむら「勘違いだったの?」

杏子「勘違いだろ」

ほむら「私の勘だと99%といってもいいぐらい自信があったのだけど」

杏子「勘違いだったら勘違いだ」

PSP<友達とかそういうのはもう諦めたわ……

杏子「諦めたのか?」

ほむら「諦めたわ」

杏子「寂しいやつだなー」

ほむら「寂しくて結構よ」

ほむら「杏子を見習ったまどか……」

ほむら「食べ物を粗末にするんじゃねぇってまどかに凄まれたら……」

杏子「どうせあまりの可愛さに抱きしめるとかいうんだろ?」

ほむら「正解した杏子にはほむポイントをあげるわ」

杏子「なんだよそれ」

ほむら「さぁ?」

ほむら「中沢君に立ち絵はあったのね!」

杏子「誰だよそれ」

ほむら「誰かしらね」

杏子「さやかの感情がやばいんだけど」

ほむら「多分ノンストップであがっていくんじゃないかしら……」

杏子「くわえて濁っていくと」

ほむら「……」

杏子「……」

杏子「やべぇぞ」

ほむら「何?」

杏子「さやかの感情が高ぶってて浄化できねぇ」

ほむら「ちょ、ちょっと!まずいじゃない!」

杏子「今まで使わずにすんでいたグリーフシードが全部消費しちまった……」

杏子「今まで使わずにすんでいたグリーフシードを全部消費しちまった……」

ほむら「なんて速度で真っ黒になるのよ……」

杏子「魔女までたどりつけるのかこれ……」

ほむら「神の啓示があったわ」

杏子「ロードするか……」

ほむら「最短ルートを探して敵を無視が一番いいのかもしれないわ」

杏子「なんだ濁り切ったらゲームオーバーってわけじゃないのか」

ほむら「あぁ、それなら納得だわ」

杏子「とおもったら危険とか言われたぞ」

ほむら「やっぱり濁り切ったらアウトかしら……」

杏子「これ何階層まであるんだよ……」

ほむら「濁り切ったまま戦えそうね」

杏子「だな」

ほむら「そして自動回復のあるさやかなら頑張れそうね」

ほむら「猿はうざいわね」

杏子「猿?」

ほむら「こっちの話よ」

ほむら「杏子、なんでレベルを上げているの?」

杏子「いやなんとなく」

杏子「いや邪魔しないでってここであたしを使わなかったら無理だろこれ」

ほむら「同感ね」

PSP<杏子、後は頼んだよ

杏子「……」

ほむら「いや、ゲームだからね?」

杏子「まさか来るなと言われた後ですんなり交代の言葉が出ると思わなくてね」

ほむら「そしてさやかが苦戦した使い魔をみんな一撃って……」

杏子「あぁ……」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「二人揃ってさやか探しに一生懸命ってか」

ほむら「みたいね」

杏子「悪役魔法少女二人が何やってんだろうな」

ほむら「頭痛がしそうな状況ね」

杏子「まどかが契約しちまったぞ……」

ほむら「え……」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「スタッフロールが……」

ほむら「……」

ほむら「ちょっとゲームを作った会社に武力を使った抗議を」

杏子「おいまて、はやまるな!」

杏子「感情エネルギーをどうするんだこれ」

ほむら「いちおうもらっておけってことでしょ」

杏子「まぁ気を取り直してマミのほうにいこうぜ」

ほむら「それしかないみたいね……」

杏子「しょっぱなから……」

ほむら「……お菓子の魔女ね」

杏子「勝てるのかこれ」

ほむら「さぁ?」

杏子「なんだかんだで進んでいるわけだが」

ほむら「過去に戻るとLv1になってて面倒ね」

ほむら「ところで事故当初って中学生だったのかしら」

ほむら「制服きてるし」

ほむら「今回はさっさと進むのね」

杏子「現在がLvあがってたってことは過去が終わればLvは元通りになる事があるし」

杏子「無駄な時間になる可能性があるんじゃないかって思ってな」

ほむら「マミの感情がどんどんあがっているけどいいのかしら……」

杏子「濁らなければいいんじゃないか?一本道だし」

ほむら「マミがQBにいれこんでいた理由とか、わからなくもないわね」

杏子「まぁな……」

ほむら「でも今の君じゃ無理っていわれたけどさっきの倒せたわよね?」

杏子「範囲攻撃よけるだけの楽な作業だったようにみえたんだけどなぁ」

PSP<それに、百発百中だ!

ほむら「最後のほうでミスしたわよね」

杏子「あぁ、よけられたな」

ほむら「……」

杏子「……」

杏子「なんかもうマミとまどかにフラグがたってて契約の危険信号出てないか?」

ほむら「……」

杏子「まぁ……なんだ……うん」

ほむら「いきなり契約済みなんて反則よ……心の準備ができてないわよ……」

ほむら「うぅ……ちょっと寝る事にするわ」

杏子「お、おう……」

ほむら「うぅ……まどかぁ……」

杏子「……」

あー届いたけどイマイチ踏ん切りがつかん。さやかは9割絶望ルートって聞いたしなあ

ほむら「さ、再開しましょう」

杏子「もう大丈夫か?」

ほむら「えぇ、心配には及ばないわ」

杏子「ところでお前は勘違いしてるみたいだけどさ」

ほむら「?」

杏子「QBを動かす今のストーリーだと魔女化させることが目的みたいだぞ?」

ほむら「何が悲しくて自分たちを含めて絶望させる選択をしないといけないのよ」

杏子「いやまぁそう言われてもな」

杏子「おっエイミーの話じゃん」

杏子「ところでマミの感情がどんどんあがっていくけどやばくないか?」

ほむら「グリーフシードとれるのかしら……」

ほむら「杏子はなんでタツヤ君とフラグをたてているの?」

杏子「はぁ?」

ほむら「逆光源氏計画?」

杏子「おいこらブッ飛ばされてぇのか」

杏子「誰かさんはでてこねぇなぁ」

ほむら「ヒーローは遅れて登場するのよ」ファサ

杏子「もうすでにお前の希望はない世界だけどなこれ」

ほむら「……泣くわよ?」

杏子「ご自由に」

杏子「とおもいきやでてきたな」

ほむら「……」

ほむら(エイミーの時点でそんな気はしていたわよ……)

杏子「ずいぶんとかわいらしいヒーローだなおい」

永遠(まどさや)

杏子「ん?ずいぶんと転校してくるのが遅いんだな」

ほむら「心臓病だもの」

杏子「魔法少女になってからは早くなったと」

ほむら「そうね」

PSP<かっこよくなっちゃえばいいんだよ!

杏子「で、その結果がお前か」

ほむら「えぇ、私よ」

杏子「……」

ほむら「何?」

杏子「いや、確かにかっこいいんじゃないか?」

ほむら「そ、そう!」

杏子「あぁ、まどか関係以外は」

ほむら「……」

ほむら「思ったのだけど」

杏子「ん?」

ほむら「マミのLvはだいたい12ぐらいじゃない?」

杏子「そうだな」

ほむら「それに対して弟子のあなたが14ってどうしてなのかしら」

杏子「しらねぇよ」

ほむら「みている限り努力して、使い魔もマミは全部倒しているのに」

杏子「それはあれだ、バトルセンスってやつだな」

ほむら「バトルセンス(笑)」

杏子「畜生言うんじゃなかった」

ほむら「そっけない優しさをふりまく杏子は聖女にふさわしいわね」

杏子「おい、てめぇ今おちょくってるよな?」

ほむら「人として素晴らしい、立派な存在って言っているのよ」

杏子「お前に言われると素直に喜べないんだけど」

ほむら「気にしないで、だっておちょくっているんだから」

杏子「おい、今何て言った」

ほむら「あぁ、魔法少女のまどかは可愛いわ」

杏子「魔法少女にはなってほしくないけど衣装はお気に入りかよ」

ほむら「だって似合っているし可愛いじゃない」

杏子「ふわふわして動きにくそうだけどなあれ」

杏子「で、お前が助けられると」

ほむら「えぇ」

杏子「ヒーローどころかどこのお姫様だよ」

ほむら「まどかが王子様なら喜んで」

PSP<レガーレ・ヴァスタアリア

ほむら「さすがあなたの師匠ね」

杏子「技名とかは師匠とか関係ないだろ」

ほむら「それにしてもものすごい勢いでまどかのレベルがあがったわね」

杏子「あぁ、13まであがるなんて思わなかったよ」

ほむら「先週魔法少女になった人に負けそうなレベルでバトルセンス(笑)」

杏子「畜生、25レベルだったからって調子に乗りやがって」

杏子「マミはお前を友達だと思っていたわけだが」

ほむら「みたいね」

杏子「たったひとりの友達がまどかだっけか」

ほむら「当時の私が誰か相手にすぐに友達なんていえるわけないじゃない」ファサ

杏子「今もそうだろ」

ほむら「……否定しないわ」

杏子「なぁ」

ほむら「何?」

杏子「この昔のお前と今のお前を足して2で割ったら以外と完璧なんじゃないか?」

ほむら「なにが?」

杏子「いや、なんかお前って人を頼る頼らないも極端だから」

ほむら「ステータスアップのアイテムの存在を忘れていたわ」

杏子「そういえば一個も使ってないな」

ほむら「まどかに全振り!」

杏子「うっわー……」

杏子「使い魔が強いと思ったら魔女はたいしたことなかったな」

ほむら「えぇ、委員長はまとめるのが得意ってことじゃない?」

杏子「ふーん」

杏子「え?何このまどか争奪戦」

ほむら「しょうがないわ、まどかのような光に人が集まるのは必然で」

杏子「あー、うん聞いた私がバカだった」

PSP<Q巴マミにとって、暁美ほむらはいて欲しくない存在なのか?

杏子「だとさ、選択肢はまどかが誰のために戦っているかだけど」

ほむら「……あの子は皆のために戦っていたのよ」

杏子「そんなもん選択肢にねぇよ」

ほむら「結果がみえているし、感情高めて魔女にするのもいやだし……」

杏子「ゲーム的にはQBの目的のためにお前のためにを選択するんだろうな」

PSP<僕としては、君がまどかのそばにいるだけでも都合がいいんだ

杏子「利用されてるな」

ほむら「私たちなんてみんな利用されてたようなものでしょう?」

杏子「まぁそれもそうか」

今一週目やってるけど、まどかが「さやかを元の人間にする」という願いで魔法少女になってしまったwwww
ずっと原作通りに進んでたから一週目はそんなもんかと思ってたのにどうしてこうなったwww
原作だとほむらがぎりぎりで止めたのに・・・

杏子「なんかマミのイベントが起こるたびにマミのソウルジェムが穢れていくな……」

ほむら「……」

杏子「あーいや、これはお前のせいってこともないだろうん、多分」

>>445
さやか「まどかを元の人間に戻して!それがあたしの願い!」
まどか「さやかちゃん…」

まどか「さやかちゃんを元の人間に戻して!それが私の願い!」
さやか「まどか…」

さやか「まどかを元の人間に戻して!それがあたしの(ry
まどか「さやか(ry

まどか「さやかちゃんを元の(ry
さやか「ま(ry

ほむら「……」

杏子「お前がしゃべったりマミと関わるとひどいなこりゃ」

ほむら「……」ズーン

杏子「嫌われてた事ぐらい何度もあるだろうに」

ほむら「嫌われてもいいって思って行動した結果とそうじゃない結果」

ほむら「さすがにダメージが違うわ……」

杏子「ふむ、ほむらの感情が100あがったってとこか」

ほむら「洒落にならないからやめてくれる?」

ほむら「ゲストに出てきたと思ったらあっさり離脱して」

杏子「なんだよ」

ほむら「わけがわからないよ」

杏子「いらっとする言い回しだな」

ほむら「まぁあいつの言葉だし」

ほむら「マミが過去に倒せなかった魔女ね」

杏子「まぁいけるだろ」

杏子「ん?これって」

ほむら「ワルプルギスね」

杏子「倒せんのか?」

ほむら「さぁ?ゲームだし」

杏子「ワルプルギスって結界ないんじゃないのかよー」

ほむら「そこはまぁゲームだし」

杏子「ワルプルギスって結界必要ないんじゃないのかよー」

ほむら「そこはまぁゲームだし」

杏子「まぁこんなダンジョンがあるなら勝てる可能性があるのかもな」

ほむら「それだと私はこの場にいないけどね」

杏子「まぁゲームだし」

杏子「使い魔が段違いに強くなったぞ」

ほむら「まぁラスボスみたいなものでしょ」

杏子「……すまん、負けた」

ほむら「まぁわかっていたことよ……」

杏子「契約しちまったな」

ほむら「そうね」

杏子「ってことは次はお前の話か」

ほむら「ついにほむボタンが解禁というわけね」

杏子「QB操るってこっちとしてはいらいらするしな」

ほむら「えぇ」

ほむら「とおもいきやさやかね」

杏子「あぁ、さやかだな」

ほむら「私は選択すらできないし」

杏子「あぁ、できないな」

ほむら「これはもしかするとさやかをクリアするとあなたが出てというオチかしら」

杏子「かもな」

ほむら「杏子のストーリーだけ本気でQBになりきるわ」

杏子「本人を目の前にどんな嫌がらせだよそれ」

ほむら「少し休憩しましょう」

杏子「ゲームは1日1時間ってな」

ほむら「1時間ねぇ……」

杏子「……」

ほむら「目の疲れって結構くるのよね」

杏子「だな

ほむら「そろそろ再開しましょうか」

杏子「そうだな」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「最初からマミと仲良しね」

杏子「そうだな」

ほむら「相変わらずね私たちは」

杏子「今さら何言ってるんだ」

杏子「と思いきやすぐに眼鏡かけたお前は出てきたな」

ほむら「あ、はい……そうですね」

杏子「……」

ほむら「どうかしましたか?佐倉さん」

杏子「鳥肌たつからやめてくれない?」

ほむら「あら、残念ね」

PSP<私も魔法少女になったんだよ!

ほむら「いやああああああああああああああああああ」

杏子「ぷあーは、恥ずかしいなこれ」ドンドンドン

杏子「や、やべぇ腹が」

ほむら「やめてええええええええええええええええええ」

PSP<パパやママ、それにタツヤがずっと幸せでいられますようにってお願いしたの

杏子「今の私たちが聞いたら潰しに行きたくなるような理由だな」

ほむら「そうね、でもそこがいいわ」

杏子「まどかだからって理由だろうに……」

杏子「まどかと仲良くなるとさやかやマミが嫉妬するのか?」

ほむら「さぁ?私はあの二人の心情なんてわからないわ」

杏子「もしそうなら面倒だなぁ」

杏子「ついでに謎の魔法少女ってせいで無駄に警戒されてるしな」

ほむら「そうね」

杏子「ところでさ?」

ほむら「何?」

杏子「お前が過去に戻った時点でこの世界のまどかは魔法少女ってのはどういうことだ?」

ほむら「さぁ?」

杏子「なんかお前の眼鏡って呪われてるんじゃないか?」

ほむら「どうして?」

杏子「普通新しく来て仲良くなっただけで悪い感情を与えてるように見えるんだけど」

ほむら「……」

杏子「魔女が出てきたからって全員でいかなくてもいいのにな」

ほむら「それを私に言われても」

杏子「まどかだけ抜きでもいけただろ」

ほむら「さぁ?」

杏子「倍速ほしいって思ったけどお前の能力が低すぎておぼえられねぇな……」

ほむら「魔法少女になりたての私の弱さを舐めてもらっては困るわ」

杏子「いや、そこは自分で言うなよ……まぁ確かに遠距離もないし攻撃全然できないけど」

杏子「にしてもさすがほむらって感じだな」

ほむら「何が?」

杏子「マジックツリーだよ、すげぇ量があるじゃねぇか」

ほむら「そうね」

杏子「一番強そうな魔法は……侵食する黒き翼(笑)」

ほむら「……あなたのマジックツリーも確認しないといけないわね」

ほむら「くっゲストじゃ確認できない!」

杏子「残念だったな」

ほむら「まぁどうせあなたの最強技なんて自爆技よ、メガンテよ」

杏子「おいおい、みてみないとわかんねぇぞ」

ほむら「それともロッソ」

杏子「さっさすすめようぜ」

杏子「見事に全員魔法少女だな」

ほむら「そうね」

杏子「さやかってなんかいつも感情がすぐに上がって濁りやすくないか?」

ほむら「感情的になりやすいからじゃない?」

杏子「なるほど、魔法少女としては致命的ってわけだ」

ほむら「素質とかは強いと思うけどね」

PSP<いかにも君と上条恭介が恋愛関係にあるような表現だけど実態は違うよね?

ほむら「そこは触れてはいけない場所でしょう……」

杏子「あぁ、触れちゃいけない場所だよな」

杏子「まださやか自体は初戦おわっただけなのに感情が高ぶりすぎてるってどういうことだよ……」

ほむら「すぐ濁るわね……下げたいところだけど……」

杏子「そしてこのバトル終了後にまだ魔法少女になったと教え合ってもいないのに」

杏子「すでに誰を先頭にするか選択できるな」

ほむら「やれやれ、さやかはヘタレね」

ほむら「そこはばしっとキスぐらいしておけば」

ほむら「だいたいキス程度で慌てるなんて」

杏子「おっしまどか連れてくるからお前絶対キスしろよ」

ほむら「な、なな、何を言っているの杏子」

杏子「冗談だよ」

ほむら「わかってたわよ」

杏子「なぁ」

ほむら「何?」

杏子「お前やまどか、マミは全員100ちょっとをキープしてるのにさやかだけ400こえてるんだけど」

ほむら「よく濁りそうね」

ほむら「真っ黒じゃない……」

杏子「どんな速度だよこれ……」

ほむら「しかも杏子がでてくるし」

杏子「それは別にいいだろ」

ほむら「いじめられた感想は?」

杏子「まぁ当然なんじゃねぇの」

ほむら「まぁ新米が3人程度だしね」

杏子「正直新米だろうと時を止めるようなやつが相手にいるって時点で相当厳しいとおもうんだけど」

PSP<あたしが一番弱いじゃん

杏子「1対1ならこのめがねのお前は勝てそうだよな」

ほむら「凄まれたら1発KOね」

杏子「今のお前は?」

ほむら「チョコスティック1本食べる時間もいらないわ」

杏子「そうなるよなぁ」

ご飯タイムですか?

ほむら「そんなこんなでマミが逝ったわね」

杏子「ついでにさやかは抜け殻状態」

ほむら「さらに杏子はさやかの鮮度のために離脱」

杏子「おいこれいけるのかよ」

戻ってきたー

杏子「さやか復活したけどさ」

ほむら「上条君がとられていればアウトだし」

ほむら「魔法少女のことでショックを受けて立ち直れなければアウトよねこの状況」

杏子「マミを死なせたって自責もありそうだしなぁ」

ほむら「あぁ、まどかが泣いている……悲しんでいるわ……」

杏子「いやまぁ全員最悪の状況だけどな」

ほむら「まどかぁ!慰めてあげたい!」

杏子「なぁ」

ほむら「何?」

杏子「全員ショック状況でさやかの感情が愉快に700までいっちまったぞ」

ほむら「魔女化でさらにショック状況になりそうね」

杏子「ないと言えないのがいやになるね」

ほむら「さやかと杏子が組んだわね」

杏子「でもさ、これ……さやかはソウルジェム真っ黒だし実質一人だよな」

ほむら「大変よ杏子」

杏子「んだよ」

ほむら「浄罪の大炎(笑)という予想通りの自爆技まであと少しだけの能力がたりてないわ」

杏子「てめぇ!」

杏子「なんで私とさやかのレベルあげてるんだ?」

ほむら「きまっているでしょう?あなたの自爆技をみるためよ」

ほむら「杏子の最後の審判……かっこいいじゃない」

ほむら「こう、神に祈りをささげた感じ?」

杏子「やめろって!」

ほむら「それにしても通常攻撃が貫通2マス、くわえて盗むとか便利なスキルが多いわね」

杏子「お前も時間停止とか倍速とか相当強いと思うよ私はね」

ほむら「ついに覚えたわ……メガン……浄罪の大炎」

杏子「おい、今メガンテって言おうとしただろ」

ほむら「ねぇ……」

杏子「なんだよ」

ほむら「NowLoadingからすすまないのだけど」

杏子「……い、いやちょっと読み込みがおそいだけだろ」

ほむら「そ、そうよね……」

ほむら「ねぇ、曲がすでに1週して……」

杏子「ま、まだだ、まだ多分大丈夫だって」

わろす

ほむら「それにしてもとりこまれたのが上条恭介と志筑仁美だなんて」

杏子「んなことよりあきらめてリセットしたほうがよくないか?」

ほむら「ここで消したら私が頑張ったメガンテが!」

杏子「もはや隠さずにメガンテっていいやがったな!」

杏子「ああもう……」

ほむら「ああああぁぁぁ……私の杏子……」

杏子「私はお前のものになった覚えはねぇ」

ほむら「私の……メガンテ……」

杏子「うぜぇ、ちょーうぜぇ」

杏子「で、またレベル上げかよ」

ほむら「えぇ」

杏子「今度は無事に読み込まれたな」

ほむら「えぇ、それにあなたのメガンテも覚えられたし」

杏子「もうそれでいいよ……」

PSP<この化け物!

ほむら「魔女化ね……」

杏子「多分魔女化だな……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「ひどいものね」

杏子「だな」

ほむら「ねぇ杏子」

杏子「あぁ」

ほむら「また固まったわね」

杏子「あぁ」

ほむら「これ、どうしろっていうのよ……」

杏子「クリアしてセーブ画面行く前に止まられたらどうしようもないな……」

安定のクズかっぽー

ほむら「これは休憩しろってことよね」

杏子「まぁ2連続同じ場所でこうなるとやる気もなくなるよな」

ほむら「それはまるでFEの闘技場でミスして仲間を殺した時みたいな」

ほむら「くっ私から離れなさい杏子……」

杏子「ば、バカ野郎!そんなことしたらお前が!」

ほむら「いいの……この侵食する黒き翼を発動させたらどうなるか……わかっていたわ」

ほむら「私はいずれ全てを侵食され、とりこまれる……」

杏子「……一人にはしねぇ」

ほむら「杏子?」

杏子「みせてやるよ……浄罪の大炎……」

ほむら「そ、その技は!駄目よ杏子!」

杏子「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

ほむら「ないわね」

杏子「ないなっていうか何やらせんだよ」

ほむら「暇だったのよ」

風来のシレン思い出した

ほむら「そろそろ再開しましょう」

杏子「そうだな」

ほむら「なんだかんだでもう一度魔女を倒したわ」

杏子「さて今度こそフリーズせずに……」

ほむら「さやかが魔女になったところからすすめないわ」

杏子「3連続となるとさすがに……」

ほむら「……最初からとか?」

杏子「マジかよ……」

杏子「実はとんでもなく時間のかかるロードとか?」

ほむら「音楽はなっているし……」

杏子「ゲーム終了ボタンはきくな……」

ほむら「どうしよう……」

杏子「どうしような……」

ほむら「私たちの冒険はおわってしまうのかしら……」

杏子「同じ現象の人がいれば助けてくれるかもな」

杏子「もしもこのあとのさやかの魔女が連戦で私の体力が持ち越しとかなら原因がわかったかもしれない!」

ほむら「どういうこと!」

杏子「なんかさっきからあと一歩のところでミスって私が戦闘不能になってる」

杏子「私の体力が0だからすすむ事が出来ないとか」

ほむら「そういう時ってHP1で生き返るとか何かしら措置があるものじゃない?」

杏子「アップデートするか?」

ほむら「その必要はないわ、最新版だもの」

杏子「バッテリーは?」

ほむら「常時充電していたわね」

杏子「あとは冷たいとこだといいってさ」

ほむら「あなたと今毛布で寒さをしのいでいる現状をみて部屋が暖かいと思っているの?」

杏子「だよなー」

杏子「PSP本体が汚れているとか」

ほむら「このPSPはこのゲームのために最近買ったのだけど……」

ほむら「まぁこのPSPが壊れていたら知らないけどね」

杏子「……」

ほむら「……」

ほむら「だそうよ」

杏子「まぁ毛布にPSPは触れてないんじゃないか」

ほむら「えぇ、意識してないから多分だけど」

杏子「インストールデータを入れなおしたりしてみるか」

ほむら「なんというか負けたわけでもないのに4回目となるとやる気が全然起きなくなってくるわね」

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