恒一「三年三組の呪い?」(175)

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勅使河原「今年はない年だったみたいだけど、三年三組になった生徒とその家族は毎月一人以上死ぬっていう話があってな」

恒一「それが見崎がまるでいない者であるかのように扱われてたのとどういう関係があるのさ」

勅使河原「その呪いは防ぐためには誰かをいない者にしなくちゃいけなかったんだよ」

恒一「ふーーん。でもそんなおまじないみたいなもののためによく先生たちも協力したね」

望月「それがどうもこの話は本当のことらしくて」

望月「二年前にはクラスの関係者が10人近くしんだらしいよ」

勅使河原「ま、どっちにしろ今年はない年だしそうでもいいんだけどな」

恒一「ふーーん。」

支援

望月「あれ?あんまり納得してないみたいだね」

勅使河原「愛しの鳴ちゃんがひどい目に遭ってたのが気に食わないみたいだな」

恒一「僕と見崎はそういうのじゃないよ」

勅使河原「え?お前らつきあってるんじゃなかったのか?」

恒一「付き合ってないよ。クラスで一番仲がいいのが見崎ってだけだよ」

小椋(えっ??チャンス?)←聴いてた

望月「ご、ごめん。僕たちみんな榊原くんと見崎さんは付き合ってると思ってたから」

勅使河原「うんうん。だってお前転校初日に速攻見崎にアタックしてたじゃん。」

恒一「別にアタックしてたわけじゃないよ。ただ見崎とは病院で会ったことがあってそれで気になったから」

望月「ふーーん」

勅使河原「でもサカキ。お前見崎に惚れてんだろ?」

恒一「うーーん。どうなのかな?」




鳴 トコトコ

恒一「あ、見崎!今帰り?」

鳴「うん」

恒一「じゃあ待ってよ。僕もいっしょに帰るから」ガタッ タタタタ




勅使河原「ありゃ惚れてるよな?」

望月「うんうん。」

鳴「よかったの?」

恒一「何が?」

鳴「あの二人と話してたんじゃなかったの?」

恒一「はは。べつにたいした話でもなかったしさ」

恒一「それよりも見崎といっしょに帰りたかったし」

鳴「ふーーん」

鳴「でも私これからいかなくちゃいけないところがあるんだけど」

恒一「え?どこ?」

鳴「病院」

恒一「どこか悪いの」

鳴 フルフル

鳴「前に話したでしょ?いことが入院してるって」

恒一「あぁ、藤岡美咲さんだっけ?いとこの名前」

そうだね

鳴「そう。美咲はね、私の半身なの」

恒一「(阪神?いや半身か・・)あのさぁ・・それ、どういう意味?」

鳴「・・・・付いて来る?」

恒一「いいの?」

鳴「うん。そしたらわかるし。それに・・・」

鳴「榊原君を紹介したいし」

恒一「え?それってどういう・・・(この人が彼氏なのって?)」

鳴「未咲はね、退院したら通院しやすいように夜見山に引っ越してくるから」

鳴「それで多分学校も夜見北だと思うの」

恒一「あぁ、転校してくる前に知り合いが多いほうがいいもんね」

恒一「見崎っていとこ思いなんだね(なんだ違うのか・・・)」

鳴「・・・・・・うん」

恒一「病室はどこ?」

鳴「404」

恒一「だから僕が入院してるとき会っ

水野「あれ?ホラー少年?」

恒一「あっ、水野さん」

水野「どうしたの?今日は診察ないんじゃなかったっけ?」

恒一「あ、いや・・今日は診察じゃなくて・・・」

水野「じゃあどうして病院に・・ん?むむむむむ」ジー

鳴「・・・・」

水野「ねえ、恒一君。その子彼女?」

恒一「え?いや、そういうではなくて・・」

水野「おいおい少年よ。デートに病院はナンセンスだぜ」

恒一「だからデートじゃ

水野「ま、まさかその子が妊娠して・・・」ハッ

恒一「!!ち、ちがいま

水野「中学生にはそういのは早いと思うの。どうしてもっていうならちゃんとゴムつけなきゃ」

恒一「・・・・」

水野「たしかに中学生ぐらいならリスク管理がちゃんとできてないから生でしたくなる気持ちもわか

鳴「榊原君。行きましょ」

恒一「うん」チラッ

恒一「行こうか」



水野「でね、ゴムのつけかたがわからないなら私が身体で教えてあげるから。わかった?恒一君」

水野「って、いない!?」

鳴「ねえさっきのひとって・・」

恒一「ああ。気にしないで。」

恒一「あの人おかしいんだ。クラスにいる水野の姉なんだけど、弟に頼んで僕のリコーダーとかノートとか
盗む変なひとなんだ」

鳴「ふーーん。変わってるのね」

鳴「着いたわ」

恒一「ホントにいいのかな僕まで着ちゃって」

鳴「大丈夫よ。未咲は細かいこと気にしないから」

恒一「わかった」

鳴「じゃあいくね」

コンコン

未咲『誰ですか?』

鳴「私。鳴」

未咲『え?鳴?入って入って!!』

ガラガラ

鳴「未咲。元気?

未咲「うん。順調だよ。あと一週間で退院できるってさ」

鳴「そう。よかった。これからはいっしょにいられるしね」

未咲「うん!」

未咲「で、隣のハンサムくんは誰?」

鳴「彼は榊原くん。私の

未咲「鳴の彼氏か!!」

未咲「そっかそっか。鳴にもついに彼氏がねぇーー」

鳴「違うわ。彼はただの友達よ(なんでどいつもこいつもいっしょにいるだけで勘違いするんだろう)」

未咲「あれそうなの?」

恒一「えと、はじめまして。榊原恒一です。」オロオロ

未咲「へーー。かっこいいね、あなた」ジロジロ

恒一 ///

未咲「やーーん。照れちゃってかわいいーー」

鳴 イラッ

鳴「未咲!あんまり榊原君を困らせないであげて」

未咲「はーーい」

恒一「いや別に困ってはないよ」

未咲「やさしいのね恒一君って」

恒一「そ、そんな」///

鳴 イラッ

鳴 ギュ

恒一「イタイイタイ!み、見崎!ど、どうしてほっぺをつねるのさ」

鳴「・・・榊原君鼻の下伸ばしすぎ」プイッ

恒一「そ、そんなぁー。不可抗力だってば」

鳴「知らない」プイッ



未咲(ははーーん。なるほどね)

未咲(おもしろそうだからちょっとからかっちゃお)

恒一「見崎ーー。シカトしないでよ」

未咲「ねえ恒一君」

恒一「え?何?」

未咲「鳴もわたしもミサキだからまぎらわしいんだけど」

恒一「えっ?じゃあ未咲さんのことは藤岡さんって呼ぶね」

未咲「えーーー。私、恒一君には下の名前で呼んでほしいよーー」

恒一「でも・・」

未咲「鳴のことを見崎、じゃなくて鳴って呼べばいいじゃん」

鳴 !!!

恒一「わ、わかったよ」




恒一「め、鳴!」

鳴「ひゃい!」

未咲「あはは。鳴へんな声になってるーー」ケラケラ

鳴 ///

恒一「結構恥ずかしいね」

鳴「べ、別に名前で呼ばれることくらい平気じゃない?」ドキドキ


未咲「ほらほら。鳴も恒一君って呼んであげなよ」

鳴「え?」

恒一「い、いやいいよ僕は!」

未咲「えーー!どうして??」

恒一「だって僕が見崎を鳴って呼ぶのは君と言い分けるためじゃないか」

未咲「細かいことは気にしないの。ね?」

恒一「いや、でも・・・」

鳴「そ、そうね。私だけ苗字で呼ぶのも変だし」

鳴「私も下の名前で呼ぶわ。いい?恒一くん」///

恒一「う、うん」///

未咲(ふっ、また一組のカップルをつくってしまった。感謝してよね鳴)





恒一「じゃあ僕はそろそろこれで」

未咲「えーーー。もう帰っちゃうの?」

恒一「おばあちゃんが心配するから」

未咲「おばあちゃんとおじいちゃんの三人で住んでるんだっけ」

恒一「うん。だからはやめにかえらないと」

未咲「じゃあ仕方ないね」

鳴「それにしてもすっかりはなしこんじゃったね」

未咲「いやーー。恒一君の東京の話は面白かったなーー続きが気になるなーー」

恒一「はは。続きはまた今度」

未咲「約束だよ」

恒一「うん」

恒一「め、鳴はどうする?もう帰る?」

鳴「ううん今日は病院に泊まっていくから」

恒一「そう。じゃあまた来週。」

鳴「うん。じゃあね恒一君」

恒一 ///

鳴 ///

恒一「未咲ちゃんもさよなら」

未咲「ばいばーーい」

ガラガラ



未咲「うりゃ!」

鳴「きゃ!」

未咲「恒一くんとさっさと付き合えこんちきしょうーー」モミモミ

鳴「み、未咲。ど、どこ揉んでるのよ」///

未咲「うるさい!リア充氏ね!!」モミモミ

鳴「り、リア充ってなによ」///




恒一「ただいまー」

ばあ「遅かったわね恒一ちゃん。心配したのよ」

恒一「ごめんなさい。おばあちゃん」

じい「まあまあばあさんや。恒一はしっかりしとるから大丈夫じゃろ」

ばあ「そうね。でも恒一にも何かあったら私・・・」

恒一「ごめんなさい」


恒一「ふーー。スッキリした。」

prpr

恒一「ん?父さんから」

ピッ

陽介『暑いぞーインドは』

恒一「はいはい。インドが暑いのはわかったから」

陽介『そうか・・・で、どうだ一年半ぶりの夜見山は』

恒一「うん。玲子さんの葬式以来だけれどいいところだね

ふう
おかずはヘンリー塚本作品でした

あといまからロイズバトンクッキーココナッツ買ってくるから3,40分保守頼む

ただいま
ウンコしたら続き核ね

陽介『そうか。母さんもそこで育ったんだぞ』

恒一「・・・・・」

陽介『おい?恒一?どうした?返事をしろ!!おーーーーい』

恒一「・・・・・」

恒一「・・・・・zzzz」

陽介『なんだ寝たのか。・・・・おやすみ恒一』





久保寺「えーー今日は転校生がいますので紹介します」

久保寺「どうぞ入ってきてください」

未咲「はじめまして藤岡未咲です。見崎鳴とはいとこです。よろしくおねがいしまーーす」

勅使河原「おっ!!なかなか可愛い子じゃねえかA-ってとこかな」

望月「でも見崎さんのいとこって」

ザワザワ

恒一「へー。三組になったのか未咲ちゃん」



赤沢「この時期に転校生?」ヒソヒソ

中尾「怪しいな」ヒソヒソ

杉浦「もう一人かもね」ヒソヒソ

前島「でも今年はない年なんじゃ」ヒソヒソ



未咲「あっ!!恒一くん!!おーーーい」

恒一「や、やあ(どうしていきなり)」

ジロッ

恒一(ほら男子から睨まれてる)

未咲(ふふ。恒一君あせってるあせってる)




勅使河原「おいおいすでにサカキ団の一味かよ」

王子「なんだよそれ?」

勅使河原「知らないのか?サカキに惚れてる女たちの


ザワザワ

小椋(キーーー!!あの女いま恒一くんて下の名前で呼んだ?むかつくーーー)

赤沢(あの女を今年のもう一人ってことにして殺す)

水野(ねえちゃんドンマイ)

ザワザワ

王子「その団って何人くらいいるんだ?」

勅使河原「えーーと。江藤と赤沢と有田と佐藤と・・・小椋?」

王子「ま、マジか(Noooooooooooo!!!マイエンジェル由美ちゃんまで!?榊原氏ね」

勅使河原「後半声でてるぞ」



恒一(なんか僕のせいで大変なことになってる気がするどういよう)チラッ

鳴 ハッ

鳴 プイッ

恒一(目ぇそらされたーーー!?)

鳴(目、あっちゃった)ドキドキ


久保寺「じゃあ席は

未咲「はいはい。恒一君の隣がいいでーーす」

久保寺「いやしかしその席は望月くんが

ナンナノアノオンナ
イキナリコウイチクンニベタベタ
ミサキサントイイコウイチクンニシッポヲフルチデモハイッテルンジャナイ

鳴(あの子いきなりなにしてるのよーー)

望月「じゃあ僕が席移動します。もともと僕は男なのに女の子の列にいましたから」

久保寺「ではどこに」

望月「高林くんがいた席が開いてるのでそこに」

久保寺「高林・・・ハッ」

久保寺「み、皆さん私転校生が来たことで頭がいっぱいになってて忘れていましたが、実は高森くんは昨晩亡くなりました」

ナンダッテーーー

赤沢(やっぱりあの売女!!)

勅使河原「うんげぇ!じゃあ今年はある年だってのかよ!!!!!」

風見「落ち着け!死んだのは高木だぞ!!」

風見「あいつはもともと身体が弱かったじゃないか」

風見「だったら普通に死んだのかもしれないだろ」

ソウダナ
タシカニカタタクンナラ
ッテイウカカタザワッテダレダッケ
モシカシテソイツガコトシノノモウヒトリカモヨ

久保寺「そうですね。たか何とかクンの件はどうでもいい、おいておきましょう」

久保寺「それよりも藤岡さんの席を決めないと」

未咲(おいおい、私の席>高林ってやつの命なのか?)









未咲「ねえ恒一君。この学校なんか変だね」

恒一「はは」

小椋「藤岡さんちょっといい?」

未咲「ん?いいよーー」

江藤「藤岡さんって恒一君と知り合いなの?」

未咲「そだよーー」

小椋「ふーーーん」

赤沢「まあこれからは仲良くしましょ」スッ

未咲「ん?」

赤沢「あ・く・しゅ」

未咲「ん」ガシッ

赤沢 ギュー

未咲「痛っ」

未咲(なるほどねーーー恒一君も罪な男ね)

恒一「鳴。昼屋上で食べない?」

鳴「うん」

恒一「未咲ちゃんも行くよね」

未咲「うん!もちろん」



赤沢「鳴だと?」

有田「未咲ちゃんだと?」

佐藤「これはもうだめかもね」

赤沢「うるさい」ドコッ

佐藤「ウッ」

未咲「うわー恒一君のお弁当美味しそうーー」

鳴「恒一くんは自分でつくってるのよね」

恒一「うん。前の学校では料理研究部に入ってたんだ」

未咲「顔よし。性格よし。おまけに家庭スキルまであるのかーー」

未咲「そりゃもてるわ」

恒一「そ、そんな。僕はもてたりしないよ」///

未咲「でも恒一君素敵だと思うな」ニコッ

恒一 ///

未咲「ね?鳴もそうおもうでしょ?」

鳴(どうして私にふるのよ)

未咲 ニヤニヤ

鳴(こいつ!!)

美咲「で、どうなのよ」

恒一「・・・・」ゴクッ

鳴「・・・・ちょっとだけ素敵・・かな?」ボソッ

恒一 ///

鳴 ///

未咲(はいはい)

未咲(でもここまでアシストしてもまだだめそうね)

その後は未咲のアシストもあり恒一と鳴のキョリはどんどん近づいていった
しかし告白は男からであるべきだという未咲の鳴への指示と恒一のヘタレによっていまだ恋仲になれずにいた
そんな夏休みのある日

未咲「えっ!?こういっちゃんが入院??」

鳴「どうしよう」グスッ

未咲「どうして!?なんかの病気?」アセアセ

鳴「前から肺が悪かったみたいなんだけど、また再発したみたいで」

未咲「とりあえず病院行こうか、ね。」

鳴「うん。」


未咲「ヘイ!タクシーー!!」

鳴「・・・・グスッ」

未咲「ねえ鳴。」

鳴「何?」

未咲「確か前に言ってたような気がするんだけど、義眼の方で死に近い人が見えるとかっていってなかった?」

鳴「・・・言った」

未咲「こういっちゃんから死の色とかって見えなかったの?」

鳴「・・・・見えなかった」

未咲「だったら大丈夫じゃない」

鳴「・・・・でもね・・」

未咲「でも・・・何?」

鳴「それね・・・嘘なの」

未咲「・・・・え?」

鳴「ホントはね何にも見えないの」

未咲「・・・マジ?」

未咲「じゃあどうしていつも眼帯してるの?見たくないものが見えるからっていってたじゃない」

鳴「・・・誰にも言わない?」

未咲「いわないわよ」

鳴「恒一君にも?」

未咲「約束する」

鳴「えとね。実は・・・」




鳴「綾波レイに憧れてたの」

未咲「・・・・・」

鳴「わたしね小学生のときエヴァを見てね」

鳴「ミステリアスな女の子がかっこいいと本気で思っていたの」

未咲「・・・・」

タクシーの運ちゃん(かわいいじゃねえか)

鳴「・・・・・」

未咲「・・・着いたみたいよ」

未咲「こういっちゃんの部屋どこかな?」

鳴「誰かに聴きましょ」

水野「あれ君たちは」

鳴 !!!!

未咲「あっ!水野さん!!お久しぶりです」

鳴(この人はたしかそうとうやばい人だ)

水野「で、今日はどうしたの」

未咲「榊原恒一くんの病室はどこですか?」

水野「え?藤岡さんって恒一きゅ・・じゃなくて恒一くんの知り合いなの?」

未咲「はい。入院したって聞いて・・・」

水野「ははーーん。思い出した隣にいる子は前に恒一きゅ・・恒一くんといっしょにいた女の子か。なるほどなるほど。」

水野「恒一きゅ・・恒一きゅんなら307号室だよ」

未咲「ありがとうございます(恒一きゅん?)」

鳴 ガクガクブルブル コノヒトヘンタイダーー

未咲「こういっちゃん生きてるかーーーい」

ガラガラ

恒一「や、やあ」

未咲「まったく心配かけやがってーー」コノコノー

鳴「・・・・」

恒一「ごめんごめん」

未咲「鳴なんか心配のあまりなみだ目になってたんだから」

鳴「!!ちょっと未咲」

未咲「だって事実じゃない」

恒一「鳴・・・・僕のこと心配してくれたんだね」ブワッ

鳴「恒一くんもそんなことくらいで大袈裟よ」プイッ

未咲(ツンデレ乙)

ガラガラ
ドタバタ

赤沢「恒一君!!!!入院したってきいて」

有田「私たち!!!誰よりも早く」

江藤「飛んできたの!!!!」

小椋「花屋さんでお花も買ってきたわ!!!!」

佐藤「・・・ってもうダブルミサキはもうきてるか。ははそりゃそうよね・・・」

赤沢 ギロッ

佐藤 ヒィィィ

恒一「あのさぁ。お見舞いに来てくれたことは感謝するけどここ個室じゃないからもう少し静かにね」ハハ

赤有小江「「はーーい」」

赤沢「あんたのせいよ!今すぐでていきなさい」ヒソヒソ

佐藤「そんなーー」


鳴「・・・じゃあ私たち帰るね」

恒一「え?」

鳴「恒一くんの無事も確認したから」

鳴「じゃあね」スタスタ

未咲「ちょ、ちょっと鳴!!待ってよ!」タタタタ



小椋「何あの子」ヒソヒソ

有田「かんじ悪ーー」ヒソヒソ

赤沢「恒一君もあんなのつきまとわれて可哀相ね」ヒソヒソ

恒一「・・・・・」

未咲「ちょっと鳴。いきなりどうしたのよ」

鳴「・・・・」

未咲「鳴!!」

鳴「・・・恒一君ってもてるよね」

未咲「え?」

鳴「さっきだって、たくさんの女の子がきてた」

未咲「・・それがどうかした?」

鳴「どうして恒一君は私に構ってくれるのかなって」

未咲「鳴・・・」

鳴「初めはね、同情かなって思ってた。」

鳴「クラスで浮いてる私に話しかけてきてくれて」

鳴「でね。思ったの。」

鳴「もし話しかけてきてくれたのが恒一くんじゃなくても」

鳴「もしかいしたら私好きになってたかもしれないって」

未咲「鳴・・・」

鳴「でもね、それって失礼じゃない?」

鳴「彼が他の女子に人気があることをしってて彼を独占した」

鳴「そんな私に告白する資格なんてあるのかな?って」

未咲「そんなの考えすぎだって。それこそこういっちゃんに失礼じゃない?」

鳴「ううん。未咲、前に言ったよね?さっさと告白していまいなさいって」

未咲「うん。言った」

未咲「っていうかそんな理由で告白できずにいるの?」

鳴「・・・・でもねさっき言ったのは方便で、私が彼に告白できない理由は別にあるの」

未咲「別の理由?」

鳴「・・・私が告白できないのはあなたのせいなの」

未咲「なっ!何言ってるの?」

鳴「・・・・・」

未咲「なんでそこで私の名前が出てくるのよ!!自分がいつまでも告白できないのを人のせいにしないでよ!!」

未咲「いつまでもグダグダして、それが私のせい?」

未咲「それってあんまりじゃない?」

鳴「・・・・」

未咲「なんとかいいなさいよ!!」




鳴「・・・・・だって・・・・未咲も恒一くんのこと好きじゃない・・・・」ボソッ

未咲「え!?」

鳴「・・・未咲も恒一くんが好きだから私は告白できないの!!!!」

未咲 ビクッ

未咲「!!そ、そんなこと・・・私はあなたたちの応援を・・・」

鳴「そうね。初めは単純に応援してくれてたみたいだけど途中からはそうじゃなかった」

未咲「そんなことないわよ!!」

未咲「だいたいいつ私がこういっちゃんのこと好きっていった?」

未咲「鳴の被害妄想に過ぎないじゃない!!なんにも知らないくせに勝手なこといわないで!!!」

お前と鳴ちゃんからの重大なカミングアウト

鳴「・・・知ってるわよ・・」

未咲「・・・どうして?」

鳴「だってあなたはわたしの半身。考えてることはなんでもわかるの」

未咲「それだけで・・・」

鳴「それに未咲、すごくムキになってる」

未咲「・・・そりゃひとせいにされたら誰だって・・・」



鳴「それだけじゃない」

鳴「私と恒一くんが仲良くしてるとあなたすごく悲しそうな顔をしてたもの」

未咲「!!!」

鳴「あんな顔されたら・・私・・・」


未咲「・・・・たしかにそうね。認める。私も恒一が好き!!!」

未咲「そしてあなたがそういうなら私も恒一を譲らない」

鳴「・・・そう・・・じゃあ正々堂々勝負しましょ」

未咲「うん!負けないからね!!」





佐藤「わわわわ、とんでもないことを聞いてしまった」アワアワ

佐藤「血がつながっていたら男の好みも似るのね・・・」


その後退院した恒一を待ち受けていたのは想像を絶するダブルミサキとサカキ団による色仕掛けだったとさ

支援

ある朝



未咲「起きろーーー恒一!!」

恒一「うわっ!!」

未咲「遅刻するぞーーーー」ユサユサ

恒一「ちょっと!未咲!!上に乗っからないでよ!!」

未咲「いいじゃんいいじゃん!美少女が二人で起こしてくれるなんて中尾や勅使河原が聞いたら発狂するぜ!!」ユサユサ

鳴「・・・・」

恒一「め、鳴までなにしての」

鳴「未咲が男の子は朝ムラムラして大変だっていうから手伝いに来た」

恒一「なっ!」///

恒一「鳴、意味解ってないでしょ!!」

鳴「???」

恒一「未咲も鳴に変なこと吹き込まないでよ!!!」

未咲「うるさーーーい」

未咲「じゃあさっさと布団からでろーーー」ガバッ

恒一「あっ!!」

未咲「・・・・」

恒一「・・・・」

鳴「恒一のここなんか膨らんでる」

恒一「」

未咲「ま、まさかホントに朝渤ちなんかするとは・・・・(鳴・・・恐ろしい子・・)」

恒一「」グスン

未咲「わわわ!ごめんごめん!!」

鳴「何これ・・堅い・・・(これが勃起・・」

恒一「」

未咲「ちょ、ちょっと鳴!!!あんた何触ってんの!?」



???「こらーーー!!!恒一くんを泣かせるなーーー」

パリーーーン

赤沢「あんたたちそれはいくらなんでもフライングじゃない?」

未咲「お、お前は恒一のストーカーの赤沢!!!」

赤沢「なっ!ストーカーはあんたでしょ!!この売女!!!」

未咲「なんですって!!いまだに恒一に苗字でさん付けで呼ばれてるくせに!!

赤沢「あーー。それいっちゃうんだーーー。あたしが一番気にしてることいっちゃうんだー」

赤沢「マジお前今年がある年だったら現象にかこつけて殺してるとこだわーーー」

未咲「くぇr5t6y7ういお」

赤沢「wせdrfghじょp」


恒一「ん?」

恒一「ああーーー窓ガラス割れてるーーー」←朝渤ち収まった

赤沢「しまった!つい!!」

アカザーさんwwwww

恒一「ひどいよ赤沢さん!!」

赤沢「ごめんなーーい恒一くんーーー」オロオロ

未咲「ザマアwww」

赤沢「キーーーーー!!!」


恒一「って!もうこんな時間早く学校いかなきゃ!」

ドタバタ

赤沢 ハッ

赤沢「恒一くんの右腕もーらい」ギュ

鳴「左腕もらい」

未咲「ちょっとわたしは??」シマッタ




恒一「あーーーー!!もうみんな!少しは僕をほっておいてよーーーーー!!!!」



三人の執拗なアタックにうんざりした恒一が最後に選んだのは佐藤さんだったという話はまた別の話
めでたしめでたし

そうなった経緯はよ

佐藤さんと江藤さんごっちゃになってないよ
ちゃんと区別してる

あと中途半端になった点は謝りたい
玲子さんが死んでた伏線とか回収してない

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