逆襲のロシア (93)

注意

このスレはもしかしたら起きるかもしれない第三次世界大戦を妄想で
書いたスレですので、鵜呑みにしないで下さい。


色々矛盾が出ますかもしれませんが、出来れば見逃して下さい。


オリキャラが出ます。


ロシアがクソ強くなってます。


体がダルイです。


それでも大丈夫という方はどうぞ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365458426

全ての始まりは中国の崩壊だった。


中華民国が経済破綻して、中国は民族ごとに国が別れる事になった。

その中国を援助するべく、ロシアが動く。


しかし、ロシアが援助したのは、漢民族では無くその他の民族だけを
援助したのだ。


この援助で発言力が高まったロシア。


そして、ブルガリアやチェコが再びロシアに感心を持つことに……

それ以降は分からない。


突然、ロシアが力を持ち始め、アメリカと肩を並べる程までに
なっていた。





そして……

『アメリカ大統領が暗殺されました。犯人はロシア人だと——』


「ロシア連邦と軍事衝突が明日にも起こるだろう」



一時のアメリカとロシアは、かつてのアメリカとソ連の様に冷戦状態だったが
ロシア人によるアメリカ大統領暗殺がキッカケで、戦争が勃発した。
戦争が起こると同時に、ロシアは素早く南下を始めた。
中国は軍事力が弱ってある為、ロシアの進撃を簡単に通し
そしてアメリカはロシアを朝鮮半島で食い止める事になった。


ここで、大きな戦いが起きる。

—————————

辺は既に暗くなっており、ロシア兵を乗せた数台のトラックが半島目指して
走っていた。

トラックの中はしんっと静まり返っていた。


「ロシアは……日本を狙ってる様だな」

ポツリと大男のロシア兵が呟いた。

「だろうな。日本を制すれば、アメリカは腑抜け同然になるもんな」

目にクマがある窶れた男が答えた。

「いいや。アメリカだけじゃねぇ、ヨーロッパにも被害が出るさ」

大男は腕を組んで窶れた男に話す。

「……ママの母国を潰すのは嫌か?」

大男は隣に座っていた、迷彩服を着た東洋人の女に意地悪そうな声で
話し掛けた。

女は何も答えなかった。

「それよりよぉ、日本にゃニンジャが居るらしいじゃねぇか。ニンジャって強ぇーのか?」

大男は女にしつこく話しかけるが、女はずっと顔を伏せたままだった。

「何だよ、黙りかよ。……オイ、お前もさっきから何黙ってんだよ」

「え?」

突然話しかけられてビクッとした。

「あ、え、い、いや……その……」

何か話そうとしたが、いい言葉が思いつかなかった。

日本について話せばいいのか?しかし、僕は日本について何も
知らない。

何かを話そうとしたが、トラックが止まると、置くの座席に座っていた
サングラスの男が我先に出ていった。

「無駄話しはそこまでだ。早く出ろ」

トラックから降りると、サングラスの男は僕達に説明し始めた。


「私達は今から平壌に責める。確実に大きな戦いになる」

「私達の計画はこれから戦闘ヘリが————」


このサングラスの男……中尉はこれから始まる計画を説明始めた。

「———という訳だ、分かったな」

「折角、朝鮮半島統一したのに、また戦争するとはな」

大男…軍曹は回りを見回しながら言った。

「……これも戦争を終わらす為だ」

中尉は囁く様に言った。

「……中尉、大丈夫ですか?」

隣に居た東洋人の女……確か、伍長だ。
伍長は顔色が悪い中尉を心配した。

「大丈夫…私は大丈夫だ…それより———」


すると、ジェット機が僕達の頭上を通った。

数秒後、突然朝鮮半島の方向が轟音と共に大爆発が起きる。

回りのロシア兵達が一斉に走り出した。


「……行くぞ」

平壌に入ると、街は火の海と化していた。
ジェット機の攻撃に怯んでる隙に銃撃する。

「ロシア軍だ!」

「逃げろ!」

何を言ってるか分からないが、行動を見て大体分かる。

ここで、ロシア軍の戦車が数台介入した。
敵側の戦車は戦闘機からの爆撃で破壊されている。

戦車の攻撃が始まる。


一方的だった。
敵の兵は次々と薙ぎ倒されていっていた。

そこで戦闘ヘリも介入し———

「………これは、仕方が無いんだ…仕方が無いんだ……」


中尉は自分に言い聞かせる様にブツブツと言っていた。

「これは朝鮮が陥落するのも時間の問題だな……この勢いだと、日本も…」

その隣にいた窶れた男、上等兵が火の海になっていく朝鮮半島を眺めながらポツリと言った。

その言葉通り、朝鮮半島は早めに陥落した。


3日後。
僕と伍長は占領した半島に立ち寄った。


半島の状況は見るも無残な状態だった、人々はロシア兵士を見ると
ギョット目を見開き、逃げる様に立ち去って行った。

「………この人達は、何も関係無いのにね」

「え?」

伍長がポツリと喋ったかと思うと、すぐに黙った。

「ミハエル……『全人類ロシア人化計画』って聞いた事ある?」

数秒の沈黙の後、伍長が再び口を開いた。

「中尉から聞きました、確か、全ての国を侵略して考え方とかをロシア人を基準に教えたり……」

「そう、今回の戦争はその計画の為。つまりロシアは日本だけでは止まらないよ」

「…………」


そうかもしれない。

その計画の話しが出たのは大戦が始まる前に出た話しだ。
何かの冗談かと思ってたけど…ひょっとしたら伍長の言う通り、既にその計画は……

ロシア語だとミハエルではなくミハイルだと思う、細かいことですまんが

「ねぇ、大丈夫?」

伍長が僕の顔を覗き込む。

「あ、あぁ……スミマセン…」

「ねぇミハエル。ロシアの暴走を放っておいたら、どうなるか分かる?」

「え、えぇっと……」

「人々が不幸になる!」


ドヤ顔で人差し指を突き立て伍長は宣言した。

>>15

そうですか。指摘ありがとうございます、ですがミハエルで行かせて貰います。
申し訳りません。

「そ、そうですよね……」

「よし、じゃあ。ロシアに逆らっちゃおうか」

耳を疑った。
何かの聞き間違えだと思い、恐る恐る聞いてみる。

「あ、あの……何て?」

そう言うと、伍長はムスッとした。

「だから、ロシアに逆らっちゃおうかって、もう、何度言わせるの?聞かれたらどうするの?」

「……え、えぇぇぇっっ!!?」

「あ、馬鹿」

伍長は僕の口を手で塞いだ。


「あのね。キミ、聞かれたらどうすんのって」

ヒソヒソ声で伍長が話しかける。

「で、ですけど……そんな事したら、売国奴的な……」

「放っておいたら、ロシアが日本を攻めていくよ?」

「で、でも、中尉達に……」

「中尉は間違っている」

突然声が1オクターブ下がった。
伍長を見ると、真っ直ぐに僕を見ている。

「戦争をして幸せになるなんて間違ってるよ!」

伍長はミカイルの顔に指を突き立てて力弁する。
この人普段は無口なのに、何でこんな。


「でも、二人だけでは流石に危険だよね」

「いや何で僕も裏切る前提に」

後日僕は無理矢理伍長に連れ出された。
ちなみに僕達はシベリアで行方不明になってるらしい。


僕達が来た場所は台湾だった。
台湾はまだ、ロシア軍の手が伸びてないらしい。

しかし、テレビを見ると朝鮮半島がロシアの手に落ちた事を
ニュースで放送されていた。


「伍長。ここで何を……」

「私達の力になってくれる人達の所」

そう言うと伍長は路地裏の奧まで入って行った。

「あ、ちょ、待って下さいよー」

しばらくすると、自転車で作ったバリケードで道をとおせんぼしていた。

伍長は床にしゃがみこみ、地面にあった隠し扉を開けた。
下に続くハシゴが伸びていた。

「それじゃあ行くよ、あ、ここ閉めててね」

伍長はそう言い残すと、下に降りて行った、僕は躊躇したが
後に続いた。



真っ暗だ。
ハシゴを降りる音しか聞こえない。

「あの、伍長。どこに続いてるんですかこれ?」

「アルゼンチン」

「え?」

「冗談」

「はは……」


「よし、着いた」

たどり着いた場所は薄暗い廊下だった。
廊下にはダンボールやらなんやらが散乱していた。

薄汚れたドアに伍長はノックした。

「おーい、劉。開けてー!」


「あ!?その声はハルカか!?久し振りだな!北京戦争以来……うわぁ!」

「ちょっ、ちょっ、ちょっと待って!コイツ!」

ドアの向こう側から物が落ちる音や何かが割れる音がした。
数人の男達の声が聞こえる、中国語で言い争いする声も聞こえる。

音が静まると、ドアの鍵が開いた音がして、ドアが数センチ開いた。

ドアの間から無精髭の男の顔が見えた。

「よく来たなハルカ」

「劉も。元気そうで何より」

「さ、入ってくれ」


そう言うと、ドアを大きく開けて伍長に続いて入って
行った。

「お茶しか出せないけど。それでいいか?」

「構わないよ」

「ところでキミは?」

無精髭の男は僕達に背を向けながら訪ねて来た。

「この子は私の部下」

「へー、って事はロシア人か」

「ま、まぁ」

無精髭の男はテーブルの上に二つのお茶を置いた。

「これでもか!」

「や、止めてくれ〜!助けてくれ〜!」


奧の部屋から声が聞こえた。

「……何やってるんですか?」

僕はそう聞くと無精髭の男は黙って立ち上がり、奧の部屋を開けた。


そこには革張りのソファーにガムテープで体をグルグル巻きに固定された
スーツの男と、ボロボロの服を着た男が3人取り囲んでいた。

「何してるんですか?」

「コイツが台湾を馬鹿にした」

小汚い男はスーツの男を指差しそう答える。

「離せ!離せ!私達は同士だろ!?」

スーツの男は暴れながら抗議する、しかしその抗議も虚しく男達はスーツの男に
小汚い男の手に持っていたエリマキトカゲの死骸で殴った。


「お前らなんかと一緒にするんじゃねぇ!ロシアにブルっちまって大人しく降参したんだってな!?」

吐き捨てる様にスーツの男を罵倒した。

「違うわ!戦争の経験もした事無いアホが何を抜かす!」

「その戦争の経験もした事無いヤツらに北京取られたのはどこのアホだ!」


男達はエリマキトカゲの死骸でスーツの男を袋叩きにした。

「止めてくれ!痛い痛い!」




20XX年

『中国がロシアと戦争になる前に降伏した後、台湾が中国の半分を取り、チベット民族も半分取った

これにより、中国は大国と呼べない程の国土になった』

「ま、そんな訳だ」

無精髭の男は扉を閉めて、僕達に向き直った。

「おっと、自己紹介がまだだったな」

「俺の事は劉と呼んでくれ」

僕は劉と握手した。

「劉。アンタらは何者なんだ?」

「俺達はアレだよ。民兵みたいなモンだよ、来るロシアの襲撃に備えて訓練とか色々してて……」

「まぁ、その訓練の御陰で中国から領土を取ってやったんだけどな!」

「もういいよ、劉の自慢話は」

ハルカ伍長はウンザリした表情で得意気な顔の劉にそう言った。

「馬鹿。これからが盛り上がるっつーのに」

興が冷めた劉は奧の部屋に入って行った。

—————————————

気が付くと眠っていた、部屋は相変わらず薄暗い。
周りを見渡すと、ハルカ伍長が居ない。

「伍長?」

微かに水の音がする部屋に口笛が聞こえる。

誰かが居るのかと思い、ドアを開けると一糸纏わぬ姿のハルカ伍長が
シャワーを浴びていた。

「ス、スミマセンでした!」

「え?ミハエ——」

驚いた僕はとりあえず謝ってドアを強く閉めた。
そして気を落ち着かせる為にソファーに座る。

しかし、気を落ち着かせようとしても自分の上司の裸体が脳裏に焼き付いていた。

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