恒一「見崎がマゾだった」(280)
鳴「榊原くん、お願いがあるんだけど」
恒一「ん? なに?」
鳴「私をぶって欲しいの」
恒一「………………えっ?」
鳴「だから、私をぶって欲しいの。思いっきり」
恒一「えっ、ちょっと待って、えっ」
鳴「ほら早く、私の頬に思いっきりビンタして」
恒一「いやいやちょっと待ってって」
鳴「なんならグーでもいいから。それとも腹とかのほうがいい?」
恒一「オーケー、少し落ち着こうか」
恒一「い、いきなりどうしたの見崎? 何か変なものでも食べた?」
鳴「別にそんなことはないけど」
恒一「じゃあなんでそんなこと言うんだよ!? そんな自分のことをぶって欲しいなんて……」
鳴「いいから、試しに一回だけぶってみて」
恒一「いやいやいや、そんな女の子をぶつなんてできるわけないだろ!?」
鳴「一回だけ、一回だけでいいから榊原くんにぶって欲しいの」
恒一「ぼ、僕はいやだよ、そんな見崎を……」
鳴「……お願い、榊原くん」
恒一「…………いや、そんな上目使いしても駄目だから!」
鳴「どうして? どうしてぶってくれないの?」
恒一「いや、ぶつ理由がないからだよ……」
鳴「……わかった」
恒一「え?」
鳴「わかったわ、じゃあまずは頬をつねるのから始めましょう」
恒一「見崎は一体何がわかった結果そう言う結論に至ったんだ?」
鳴「榊原くんはいきなりビンタだとハードルが高いんでしょ? ならまずはソフトなものから」
恒一「ここまで会話が成立しないのは知り合って以来初めてだよ」
鳴「流石の私もそろそろ我慢の限界」
恒一「そっくりそのままその言葉を返したい」
鳴「ちょっとつねるだけでいいから。こう、ぐいーっと引っ張ってみて」
恒一「いやだよ」
鳴「お願い」
恒一「だからいやだってば……」
鳴「一生のお願い」
恒一「そんな小学生みたいに一生を安売りしないでよ……」
鳴「お願い……少しだけでいいから」
恒一「だから……(だんだん面倒臭くなってきた)」
鳴「本当に、少しだけでいいから。それで我慢する……」
恒一「……」
恒一「…………はあ、わかったよ」
鳴「!」
恒一「本当に少しだけだからね?」
鳴「うんっ」コクコク
恒一「えーっと……頬をつねればいいの?」
鳴「そう。ぎゅぅううう、って」
恒一「……ぎゅー?」
鳴「違う。ぎゅぅううう、って思いっきり」
恒一「……はいはい。ぎゅー、ね」
鳴「違う! ぎゅぅううう!」
恒一「じゃあほっぺた出して」
鳴「ん」スッ
恒一「……」ギュッ
鳴「あっ」
恒一「……」ムニムニ
鳴「あ、あぅ」
恒一「……(やわっこいな)」ムニムニ
鳴「あうあぅ」
恒一「……(マシュマロみたい)」ムニー
鳴「いうっ!? ふ、ふぁ……」
恒一「……」
恒一(なんだろうこの妙な気持ちは)
鳴「さ、さはひばらくん」
恒一「え? なに?」ムニムニ
鳴「も、もっほ」
恒一「もっと?」ムニムニ
鳴「もっほ、つよふひっはっへ」
恒一「……こう?」ギュー
鳴「うあっ!? ……そ、そう」
恒一「……」グニグニ
鳴「いっ、あうぅう……」
恒一(涙目の見崎、ちょっとかわいいかも……)
恒一「……」グニグニ
鳴「いうっ、あっ」
恒一「……」グニグニ
鳴「あっ、やっ、さはひばらっ、くんっ……」
恒一「……」ギュゥウウ
鳴「いっ!? あっ、いたっ、いはいっ……!」
恒一「っ……」ゾクッ
鳴「ふあぁ……」
恒一「……はいっ、終わり」パッ
鳴「あっ……」
恒一「十分もやってたんだから十分でしょ」
鳴「…………うん」
恒一「あーあー……頬赤くなっちゃってるよ。大丈夫? ヒリヒリするでしょ?」
鳴「平気」
恒一「……本当に? 一応冷やした方が良さそうだな……とりあえずうちに行こうか」
鳴「え? 榊原くんの?」
恒一「うん、氷用意するからそれで冷やそう」
鳴「……わ、わかった」
~恒一の部屋~
恒一「はい、ビニール袋に氷水入れたから暫く当てておいて」
鳴「うん、ありがとう」
恒一「……まあ、やったのは僕だから気にしないで」
鳴「ううん、榊原くんは悪くない。私がお願いしたんだから」
恒一「それは……と言うかなんでいきなりつねってほしいなんて――」
鳴「それじゃ次ね」
恒一「…………は?」
鳴「次はそうね、今度こそビンタとか?」
恒一「いやいやいや、次ってなに? まさかまだするつもりだったの?」
恒一「さっき少しだけって言ったよね? 約束してたよね?」
鳴「騙して悪いけど、あの発言は嘘なの」
恒一「おい」
鳴「それに少しと言う言葉の意味の範囲を正確に設定してなかった」
恒一「だから屁理屈のレベルが小学生なんだけど」
鳴「さっきのほっぺぎゅーぐらいじゃ少しの十分の一にもならない」
恒一「本当に見崎はどうしたの? 豆腐の角にでも頭強打した?」
鳴「いいから!!!!! とにかく私をいじめてよ!!!!!!!!」
恒一「キャラ崩壊もいい加減にしろよこの野郎!!!!!!!!!!」
鳴「こうなったら、正直に告白させて貰う」
恒一「……なに?」
鳴「私は……榊原くんにいじめてほしいの」
恒一「は?」
鳴「なんでもいいからいじめてほしい。言葉でも暴力でも、なんでも」
恒一「……なんでそんな自分を苦しめるようなことを?」
鳴「……榊原くんが」
恒一「……? 僕がなに?」
鳴「榊原くんのことが好きだから」
恒一「…………えっ?」
鳴「私、榊原くんのことが好きなの」
恒一「えっ、なっ……え? えっ? す、好きって……」
鳴「もちろん、恋愛感情としての好きよ?」
恒一「いや、そ……それはわかるけど、なんでいきなりそんな告白なんか……」
鳴「さっき言ったでしょ? 告白するって」
恒一「そ、そんな……この流れでそっちの告白なんて予想できる訳ないだろ?」
恒一「と言うか、その……見崎が僕を好きなのと、いじめて欲しいのに何の関係があるんだよ?」
鳴「……それは」
恒一「それは?」
鳴「それは……私が、マゾだから」
恒一「マゾ?」
鳴「そう、マゾ」
恒一「マゾって……あのマゾ?」
鳴「あのって?」
恒一「暴力を振るわれて喜ぶっていう……」
鳴「そう、そのマゾ」
恒一「……見崎がそれなの?」
鳴「……そう」
鳴「やっぱり気持ち悪い?」
恒一「いやそんな……気持ち悪いと言うよりかはびっくりした、けど」
鳴「そう……よかった」
恒一「……なんでいじめられて喜ぶの?」
鳴「…………安心するの」
恒一「安心?」
鳴「そう。私が必要とされてる、構ってもらえてるって」
恒一「……えっと」
鳴「だから、榊原くんにいじめてほしい。私を必要としてほしい」
恒一「……そんなことしなくても、僕には見崎が必要だよ」
鳴「えっ……」
恒一「僕も……僕も、見崎のことが好きだから」
鳴「……ありがとう、でも……」
恒一「でも?」
鳴「それでも……やっぱり安心できないの、言葉だけの繋がりじゃ」
恒一「……」
鳴「榊原くんには私を見ていて欲しい……我が儘だってわかってるけど……」
恒一「見崎……」
リスカ鳴ちゃんか……いいなそれ……
恒一「それじゃあ……僕はどうすればいいんだよ?」
鳴「だから、私をいじめてほしいの」
恒一「そうは言っても、僕は見崎に暴力を振るうなんて絶対に無理だよ。最低ラインがさっきの頬をつねるぐらいだし」
鳴「大丈夫、安心して。何もいじめるってのは暴力を振るうだけじゃないから」
恒一「え?」
鳴「ちょっと待ってて」ガサゴソ
恒一(……鞄漁り始めた?)
鳴「……あった。はいこれ」
恒一「えっ……こ、これは……!」
恒一「……これはなに?」
鳴「これは目隠し、これはロープ、これは手錠、あと猿轡にギャグボール……」
恒一「いやそういうことじゃなくて。なんでこんなものを出してきたのかって聞いてるんだけど」
鳴「当然、私を拘束してもらうため」
恒一「……ですよね」
鳴「緊縛と言い直してもいい」
恒一「いやそういうことじゃないんだけど」
鳴「私はじっとしてるから、それらで思うままに縛ってみて」
恒一(帰りたい……あ、ここが僕の部屋だった……)
鳴「さ、どうぞ。私はじっとしてるから」
恒一「見崎……どうしてもやめるつもりはないんだね」
鳴「ええ、もちろん」
恒一「僕はあまりやりたくないんだけど……」
鳴「大丈夫」
恒一「……なにが?」
鳴「榊原くんもその内楽しくなってくる」
恒一「なに言ってるの見崎?」
鳴「その内私をいじめるのが楽しくなってくる」
恒一「頭大丈夫なの見崎?」
恒一「僕が見崎をいじめて楽しくなるなんて、そんなわけないだろ……」
鳴「……私知ってるの、榊原くん」
恒一「……なにを?」
鳴「さっき私の頬をつねってたとき、少し楽しかったでしょ?」
恒一「はぁ!?」
鳴「私のことをいじめて楽しんでた」
恒一「いや、楽しくなんかなかったって!」
鳴「……いいわ、それが本当かどうか、今からまた私をいじめてくれれば分かるから」
恒一「その理屈はおかしいとしか言えないんだけど……」
恒一「もういいやどうでも……さっさとやろう」
鳴「うん、じゃあまずは手錠から」
恒一「はいはい……じゃあ後ろに手回して」
鳴「ん」スッ
恒一「えーっと……手錠ってこうでいいのかな」ガチャリ
鳴「あっ……」
恒一「それで、次はどうすれば……」
鳴「足……足首のほうにも、手錠かけて」
恒一「足にもかけるの? ……わかった」
恒一「よいしょ……っと」ガチャリ
鳴「んっ……」
恒一「……しかし、こうして手足を縛っちゃうと芋虫みたいだね」
鳴「っ!!」ビクッ
恒一「えっ? ど、どうかしたの見崎」
鳴「い、いい……」
恒一「は?」
鳴「今の罵倒、とってもいい……」ポー…
恒一「……いや、罵倒したつもりはなかったんだけど」
鳴「そうなの? ……榊原くん、結構才能あるかも知れないね」
恒一「なんの才能だよ……」
鳴「それじゃ次は目隠しね」
恒一「はいはい……それじゃ眼帯邪魔だから取っちゃうよ」スッ
鳴「ひゃっ……んんっ」
恒一「変な声上げないでよ……」スルスル
鳴「ごめんなさい……榊原くんの手がちょっとくすぐったくて……んぁっ」
恒一「そうなの? ごめん、じゃあもっと優しく触るよ」サワッ
鳴「んひっ!?」
恒一「え? 今のも駄目だった?」
鳴「さ……榊原くん、実はわざとやってる?」
恒一「そんなことないって……」
恒一(……よしっ、と。これで目隠しも付けられた)
鳴「……さ、榊原くん?」
恒一(ん?)
鳴「そこにいる……よね? 見えなくて、ちょっと不安なんだけど……」
恒一「ああ、ここにい――」ハッ
恒一「……」
鳴「榊原くん?」
恒一「……(今見崎には僕のこと見えないんだよな……)」
鳴「ねえ、榊原くん? 返事して?」
恒一(もしここでずっと返事しなかったらどうなるんだろうか……)
鳴「ねえ榊原くん、いるんでしょ?」
恒一(い、いや……でも、そんな見崎をこのまま放置するなんて……)
鳴「ね、ねえ? お願いだから返事して?」
恒一(そんな……見崎をいじめるような真似……)
鳴「榊原くん、何処にいるの? ねえっ」モゾモゾ
恒一(でも、ちょっと気になる……いやいや、やっぱりだめだろ……)
鳴「ねえ、榊原く――きゃあっ!?」ベシャッ
恒一「うわっ!?」
鳴「痛い……」
恒一「あ、転んだのか……駄目だよ見崎、手足使えないのに無理に動いちゃ」
鳴「だって、榊原くんが返事しないから」
恒一「あっ……ご、ごめんごめん、ちょっと考え事してて」
鳴「……私を置いて何処か行っちゃったのかと思った」
恒一「ごめんってば……あー、鼻打っちゃったみたいだね。赤くなってる」
鳴「……ヒリヒリする」
恒一「大丈夫? 絆創膏張ろうか?」サスサス
鳴「ん……平気」
恒一「そ、ならよかった」
恒一「それで次は?」
鳴「……! ついに榊原くんもノリノリになってきた……!」
恒一「いや、さっさと終わらせたいだけだよ」
鳴「……」シュン
恒一(見崎、落ち込むとアホ毛が萎れるんだな……)
鳴「……まあいいわ、じゃあ次が最後」
恒一「やっと最後か……」
鳴「最後は私の口にギャグボールを嵌めてほしい」
恒一「ギャグボールって……これか」
鳴「その隣の猿轡でもいい」
恒一「……いや、ギャグボールの方でいいよ。猿轡の方が苦しそうだし」
恒一「それじゃ、またじっとしてて」
鳴「うん」
恒一「えっと、口開いてこのボールを嵌めるのかな……?」
鳴「多分そう」
恒一「じゃあ見崎、あーんして」
鳴「あーん……むぐっ」
恒一「苦しくない? 大丈夫?」カチャカチャ
鳴「はいほーふ」モゴモゴ
恒一「なに言ってるかわからない……」
恒一「よし、ギャグボールも付け終えたぞ……」フゥ
鳴「はひはほう」モゴモゴ
恒一「……これでどうすればいいんだ?」
鳴「ふひにひへひーよ」モゴモゴ
恒一「だから何を言ってるのかわからないんだけど」
鳴「もご……」
恒一「そうだ! 筆談で……って手錠で手も使えないじゃないか」
鳴「ほひあへふかひへ」クイックイッ
恒一「え? 取りあえずペン渡せって?」
鳴「よい、ひょ……んんん」モゾモゾ
恒一「後ろ手で書くつもり……?」
鳴「んっ……」カキカキ
恒一「目隠しもしてるのに器用だなあ……」
鳴「かへは」スッ
恒一「ん? 書けたの? どれ……」
『縛られてる私を好きにしていい』
恒一「………………えーーーーっとぉ?」
恒一「え? つまりどういうこと?」
鳴「うーっ、うーっ」モゾモゾカキカキ
恒一「また新しいメモ……なになに?」
『好きにいじめていい』
恒一「い、いじめる……?」
鳴「ん」コクコク
恒一「いやいや、いじめるってなにすれば……」
鳴「ん……」カキカキ
『なにしてもいい』
恒一「えぇええぇぇ……」
恒一「なにそのご自由にどうぞみたいな……」
鳴「んぐ……」タラー…
恒一「……あ、見崎涎垂れてきちゃってるよ」
鳴「っ! んぐむ……」
恒一「あーまあその状態じゃ拭けないよね……」
鳴「んっ……ふぅー……ふぅー……」
恒一「……? 見崎、息荒いけど大丈夫? 苦しいの?」
鳴「っ! は、はいほーふ……」
恒一「相変わらず何言ってるのか……取りあえずハンカチで拭くよ」フキフキ
鳴「むぐっ!? んむむ……」
恒一「はい、綺麗になった」
鳴「は、はひはほう」タラー…
恒一「……って言ってる傍からまた垂れてきてるんだけど」
鳴「あ……ほめんなはい」カァ…
恒一「まあいいけど、そのままだと制服にまで垂れちゃうね。上着だけ脱がしちゃっていい?」
鳴「!? ぬ、ぬがふ!?」
恒一「シャツだけならまあ、汚してもなんとかなるでしょ……ほら見崎、じっとしてて」
鳴「む、むぐぐ」
恒一「あ、一度手錠も外さなきゃいけないのか……面倒だな」カチャカチャ
鳴「もごっ……」
恒一「ほら見崎、動いちゃ駄目だって」
恒一(…………冷静になって考えると)ヌガシヌガシ
鳴「んっ、むぐ……」
恒一(女の子の制服を脱がしてあげるなんて相当まずいことしてるんじゃなかろうか……)カチャカチャ
鳴「んくっ」
恒一(と言うか……)
鳴「んっ……ふぅー……ふっ……」
恒一(さっきからどんどん見崎の息遣いが荒くなって、顔も紅潮してきて……)
鳴「ふぅっ、ふぅっ……んくっ……」
恒一(涎もダラダラ垂らして……なんというか……)
鳴「んあっ……ふぅー……」
恒一(……え、エロい)
恒一(いやいやいやいや僕は何を考えてるんだ!?)
恒一(そんな、見崎が拘束されてる姿に興奮するなんて……)
恒一(それこそ……見崎が言った通りじゃないか。僕は断じてそんな変態じゃない!)
鳴「さ、さふぁひばらふん?」
恒一「っ!? な、なに? 見崎」
鳴「もうおわっは?」
恒一「あ、ああ、脱がし終えたよ。それじゃ手錠付け直すね」カチャリ
鳴「ん……」
恒一「これでよし……」
鳴「……」
恒一「……」
鳴「……」
恒一「……これでどうすればいいの?」
鳴「んー! んー!」カキカキ
『はやくいじめて』
恒一「だからいやだって……そもそもいじめるって何をすればいいのかわからないし」
鳴「むぐぐぐ」カキカキ
『なんでもいいから』
恒一「なんでもって……例えば?」
鳴「むぐー!」カキカキカキ
『ののしったりとか』
恒一「罵る? 悪口を言えってこと?」
鳴「ん」コクコク
恒一「えっと……馬鹿、とかアホ、とか?」
鳴「っ!!」ビックゥ
恒一「!? ど、どうしたの見崎? 今痙攣した?」
鳴「も、もっほ……」
恒一「え?」
鳴「もっほいっへ……」ハァハァ
恒一「えー……今のでいいの?」
鳴「ん、ん」コクコク
恒一「なんかおかしい気がするんだけど……」
恒一「えーっと……見崎の……へ、変態」
鳴「んぅっ」ビクッ
恒一「……こんなことを僕にお願いして、恥ずかしくないの?」
鳴「っ!!」ビクウッ
恒一「まさか見崎がこんな変態だなんて思いもしなかったなあ」
鳴「……っ!!」プルプル
恒一「手錠されて、目隠しまでされちゃって」
鳴「……っ」
恒一「あまつさえ口まで塞がれたみっともない格好で、人として恥ずかしくないわけ?」
鳴「ふぁっ……!」ビクンッ
恒一「……」
恒一(ちょっと楽しいかもしれない)
鳴「もっほ……もっほいっへ……」ゾクゾク
恒一「えっと……正直、マゾとか気持ち悪いと思うよ」
鳴「あうっ……」ゾクゥッ
恒一「こんなことに付き合ってられるのは僕ぐらいじゃないかな?」
鳴「んっ……」
恒一「クラスの皆が見崎のこんな姿みたら、どう思うだろうね?」
鳴「っ……!!」ビクンビクン
恒一「そうだ、今から誰かうちに呼ぼうか?」
鳴「っ!?」
恒一「見崎の恥ずかしい姿、皆にも見て貰おうか?」
鳴「……!」フルフル
恒一「丁度携帯電話もあるし、勅使河原や望月あたりでも……」ピッ
鳴「んうんんっ!!」フルフル
恒一「……どうしたの見崎? いやなの?」
鳴「んうっ、んうっ」コクコク
恒一「他の人には見られたくないってこと?」
鳴「んう……」コクコク
恒一「そうだなあ……どうしようかなあ……」
鳴「お、おへはい……さはひばらふん……それだけふぁ……」
恒一「……」
恒一「やっぱり呼ぼう、っと」ピッピッピッ
鳴「んんむ!!?」
恒一「……あ、もしもし榊原? 今からちょっとうちにこない?」
鳴「んーっ!! んーっ!!」
恒一「いやさ、今くればちょっと面白いものが見れるんだけど」
鳴「んうっ!! んーっ!!」モゾモゾ
恒一「……うんわかった、それじゃ待ってるね」ピッ
鳴「んむぅっ……!」
恒一「……じゃ、今から勅使河原が来るよ。ついでに望月や風見、赤沢さんも連れてきてくれるって」
鳴「……!!」
あ、間違えた
×恒一「……あ、もしもし榊原? 今からちょっとうちにこない?」
○恒一「……あ、もしもし勅使河原? 今からちょっとうちにこない?」
だわ。やばいわ意識朦朧としてるわ
鳴「う……うぁうぅ……」ブルブル
恒一「……」
鳴「い、あぁ……」フルフル
恒一「……なんてね」
鳴「ふぇっ……?」
恒一「いや、冗談に決まってるでしょ。こんなところ誰かに見られたら僕まで変態扱いされちゃうよ」
鳴「……ふあ」ガクン
恒一「さっきも電話かけたフリをしただけ……って見崎!?」
鳴「……うぅ……ふあうぅ……」ブルブル
恒一「見崎? どうしたの? 急に倒れて」
鳴「よ、よかっふぁ……」
恒一「え?」
鳴「さいほうだっふぁ……」
恒一「……」
恒一「……と、とりあえず罵るのはこれで終わりってことでいいよね?」
鳴「ん……」コクコク
恒一「……」
恒一(それにしても……)
鳴「んぐ……」モゾモゾ
恒一(さっきは色々とやばかった……まるで途中から口が勝手に動いて……)
鳴「ん……んんん……」カキカキ
恒一(まさか見崎が言った通り僕は……)
鳴「あむ……」カキカキ
恒一(見崎をいじめるのを、楽しんで――)
鳴「さあひばらふん」
恒一「っ!? あ、な、なに?」
鳴「こえ」スッ
恒一「え? ああ、メモね。なになに……」
『つぎはどうぐをつかって』
恒一「……道具?」
鳴「ん」コクコク
恒一「道具って、なんの? そもそもどこにあるの?」
鳴「んっ……」カキカキ
『わたしのかばん』
恒一「……見崎の鞄?」
鳴「んん」コクコク
恒一「勝手に開けていいの?」
鳴「ん」コクリ
恒一「……じゃあ、とりあえず中見させてもらうね」
恒一「見崎の鞄……これか。何が入ってるんだろう」ガサゴソ
恒一「……ってこれは」
鳴「んぐ……」カキカキ
恒一「なんだこれ……鞭に蝋燭、羽ペンに……このピンクの丸いのはなんだ? コードがくっついてるけど……」
鳴「んっ」スッ
恒一「ん? またメモ? いい加減この筆談面倒くさいな……」
『それらをすきにつかって わたしをいじめて』
恒一「……このよくわからない道具を使うの? と言うか見崎、普段からこんなもの持ち歩いてたの?」
鳴「ん……」カキカキ
『しゅくじょの たしなみ』
恒一「えぇええええぇぇぇ……」
ちょっと腹がやばいので下痢ぶっぱしてきますね
恒一「これらの中から選ぶのか……」
恒一(鞭や蝋燭はまずいだろ……このよくわからない丸いのとか棒状のものとかは使い方が……)
恒一(やっぱりこの羽ペンが一番安全かなあ……)
鳴「はやふ、はやふっ」
恒一「はいはい……」
恒一(羽ペン……やっぱりくすぐるためなんだろうなあ)
恒一「そーっと……」
コチョ
鳴「んむぅうっ!?」
鳴「んっ、んぐっ」ビクッビクッ
恒一「えっ……? は、反応凄すぎない?」
鳴「う、うあっ……」
恒一(ちょっと二の腕くすぐっただけで、これは……)
鳴「う……も、もういっはい、やっへ」
恒一「……」コチョコチョ
鳴「いうっ!? ひゃっ、ふあっ」ビクンッ
恒一「……見崎、くすぐったい?」コショコショ
鳴「あっ、あうっ」ビクビクッ
恒一「……」コチョコチョコチョ
鳴「う、うあぅっうぅううっ!!」
恒一(やばい、これも楽しい)コチョコチョコチョ
鳴「ひうっ、あっ、やっ、ふああっ!」モゾモゾ
恒一「……足の裏とかくすぐったら、どうなるのかな」
鳴「っ!?」ビクッ
恒一「ほら見崎、靴下脱がすよ」
鳴「い、いあぁ……」モゾモゾ
恒一「逃げちゃだめだよ」ガシッ
鳴「んあっ……むぐう……」ジタバタ
恒一「……暴れると、羽ペンの逆の方で刺しちゃうよ?」
鳴「!?」ビクッ
恒一「大人しくしててね」
鳴「う……」
恒一「よいしょ……っと」ヌガシヌガシ
鳴「ふあっ……」
恒一「……見崎、足も綺麗なんだね。すべすべで」ツーッ
鳴「うあっ!? あっ、うあっ」ビクンッ
恒一「指で足裏なぞられただけで全身のけぞらせて……すごい敏感なんだね」ツィーッ
鳴「んああっ! あっ、ぐっ、うぅううっ」ビクンッビクンッ
恒一「……そろそろ羽ペンでくすぐってあげるね」
鳴「うっ、うあぁあ……」ビクッビクッ
恒一「……」コショ
鳴「うぐっ!?」ビクウッ
恒一「……」コショコショコショ
鳴「ひっ!? あっ、んあっ、あぐっ、ふ、ふひゃっ」
恒一「見崎、くすぐったい?」コチョコチョ
鳴「んあっ、あぐぅうっ、んっ、んんっ、んむぅうううっ」ビクッピクン
恒一「……それとも気持ちいい?」コチョ
鳴「んぎいっ!? はっ、はひゃっ、あ、あぐうぅううぅううっ」ビクンッ
恒一「ほら、返事してよ」ツン
鳴「ふぐぅっ!!?」
恒一「ちゃんと言ってくれないと、このまま羽ペンの先で刺しちゃうよ」ツンッツンッ
鳴「いっ!? あっ、ふやっ!」
恒一「あーそっか、今口使えないんだっけ」ツンツン
鳴「あぐぅっ、あっ、やっ、やえてっ」ビクッビクッ
恒一「それじゃ、ギャグボール外してあげるね」スッ
鳴「ふぇっ……あっ」
恒一「……これでよし、っと」カチャカチャ
鳴「んあっ……はぁー……はぁー……」ゼェハァ
恒一「うわっ、ギャグボールがベルトまで涎まみれだよ……汚いなあ」
鳴「っ!」ビクンッ
恒一「……それで? さっきのはどうだった?」
鳴「え……さ、さっきの?」
恒一「さっき羽ペンでくすぐられて、気持ちよかった?」
鳴「えっ……あ、あの……」
恒一「ほら、答えて」コショ
鳴「ひゃっ!?」
恒一「こういう風に首筋をくすぐられて、気持ちいい?」コショコショ
鳴「あっ、はっ、ひはっ、んあっ」ビクビク
恒一「早く答えないとやめちゃうよ?」コショ
鳴「あっ……き、きもひ、いいです」
恒一「ん?」
鳴「さ、榊原くんに、くすぐられて……ひゃっ、き、気持ち、いいで、すっ、んあっ」
恒一「……よく言えたね」コショコショコショ
鳴「あっ!? んあっ、あっ、ひああぁあっ!」
恒一「……それじゃ、そろそろこれは終わりでいっか」スッ
鳴「あっ……」
恒一「次はどの道具で遊ぼうか……て、あれ?」
鳴「……」
恒一「……見崎、なんか床が濡れてない?」
鳴「えっ……あっ」ピチャ
恒一「……これ、汗じゃあないよね?」
鳴「あっ、こ、これは……違くて……」
恒一「違うって何が?」
鳴「う……」
恒一「……」ピチャ
鳴「あっ……」
恒一「少しぬるぬるするけど、これってもしかして愛液?」
鳴「……っ!」ビクゥッ
恒一「見崎、くすぐられて感じちゃったの?」
鳴「……っ」
恒一「羽ペンでくすぐられただけで感じて、股を濡らしちゃったんだよね?」
鳴「ぅあっ……あ、あの……」
恒一「僕の部屋の床を汚して、見崎はいけない子だね」
鳴「あ……ご、ごめんなさ……」
恒一「それじゃお仕置きが必要だね」
鳴「お、お仕置き?」
恒一「うん。悪い子へのお仕置きは決まってるよね……見崎、床に顔を付けて」
鳴「え?」
恒一「だから、床に顔を付けて舐め取ってよ。自分で汚した分は自分で綺麗にしないとね」
鳴「えっ……そ、そんな……」
恒一「ほら、早くして」グイッ
鳴「きゃっ!?」
恒一「目隠しで見えないだろうから、僕が誘導してあげるよ」グイッ
鳴「いっ、いたっ……か、髪引っ張らないで……」
恒一「見崎は痛いのが好きなんでしょ? そしたらこのぐらいが丁度いいって」グイグイッ
鳴「あっ、うあっ……いたっ……」
恒一「ほら、舐め取って。舌を犬みたいに伸ばすんだよ」
鳴「う……ぺろ」
恒一「そうそう、その調子」
鳴「ぺろ、れろ……れろ」
恒一「……こうしてると、ほんとに犬か猫みたいな動物だね。見崎は人間よりも畜生の方が様になってるんじゃない?」
鳴「っ……!」ビクッ
鳴「れろ、れろ……ちゅぱっ、れろっ」
恒一「うわあ、必死そうに舐めちゃって……自分の愛液がそんなに美味しいの?」
鳴「っ……は、はい……美味しいです」
恒一「ははっ、見崎は本当に変態だね」
鳴「っ! れ、れろ……れろ」
恒一「……うん、そろそろ綺麗になったんじゃない? もうやめていいよ」
鳴「ふ、ふぁい……」
恒一「……あっと、一つ忘れてた」
鳴「え……?」
恒一「見崎、僕の指も綺麗にしてくれる?」
鳴「え?」
恒一「さっき見崎の愛液に触っちゃったからさ……ほら早く」グイッ
鳴「んぐっ!? あっ、ふあっ」
恒一「ほら、指に舌絡めて舐め取ってよ」
鳴「くるひ……ま、まっへ」
恒一「苦しいの? じゃあもっと奥に指入れてあげるね」グッ
鳴「んぐぅっ!!? あ、あがっ、えぇほっ、げほっ」
恒一「ほら、早く舐めないともっと奥に入れちゃうよ」グッグッ
鳴「あぐっ、げほっ……れ、れろ、ぴちゃ」
恒一「そうそう、その調子その調子」
鳴「んんむぅ……れろ、ぺろ、れろろ、ぴちゅぴちゃ」
鳴「んぐっ、えほっ……れろ、れろ、ぴちゃ」
恒一「……ん、そろそろいいよ」
鳴「え、えぐっ、えほっ! えほっ! ……ぜぇ、はぁ……ぜぇ」
恒一「よく頑張ったね、偉いよ見崎」
鳴「……あ、ありが、とう」
恒一「ありがとう?」
鳴「え?」
恒一「ありがとうございます、でしょ?」グイッ
鳴「えぐっ!? げほっ、ごほっ……あ、ありがほ、ございまひゅ」
恒一「そうそう、それでいいよ」
>>212
抜いた
恒一「それじゃ、次の道具は何にしようか?」
鳴「はぁ……はぁ……んはぁ……」
恒一「そうだなあ……ねえ、見崎。これってなんていうの?」
鳴「え……あ、そ、それは……」
恒一「なんていうの?」
鳴「で……電気アンマ、です」
恒一「へえ……電気アンマってマッサージ器具じゃなかったっけ? なんでこんなものが入ってるの?」
鳴「え、えっと……その、それは……」
恒一「これをどうやって使うの? 説明してくれる?」
鳴「……び、敏感なところに」
恒一「え?」
鳴「敏感なところに当てて……使います」
恒一「へえ、敏感なところって例えば?」
鳴「えっ……あ、あの……」
恒一「どこ? 敏感なところって?」
鳴「あ……む、胸とか……」
恒一「胸ねぇ……他は?」
鳴「あ、あと……せ、性器、とか、にも……」カァアアア
恒一「ふーん……」
恒一「じゃあ使ってみようか?」
鳴「っ!」ビクッ
恒一「それじゃ、邪魔だからシャツ脱がすよ?」
鳴「あっ……やっ」
恒一「……へえ、見崎の下着ってこんななんだ」
鳴「あっ……」カァアア
恒一「思ったよりも大人っぽいもの着けてるだね……胸はこんな小さいのに」モミ
鳴「ひあっ!?」
恒一「前から思ってたけど、見崎って貧乳だよね。ちゃんと食べてるの?」モミモミ
鳴「あっ、んやっ……い、言わないで……」
恒一「なに? もしかして気にしてたかな」モミモミ
鳴「はっ……んあっ」ピクン
恒一「安心して、僕は見崎の小さな胸が大好きだから」
鳴「っ!!」ビクンッ
恒一「あれ? どうしたの見崎?」
鳴「あ、ぅあ……」
恒一「……もしかして、軽くイっちゃった?」
鳴「! ち、ちがっ……」
恒一「胸揉んだだけでこれなら、電気アンマなんて使ったらどうなるんだろうね? 楽しみだなあ」
鳴「う……あ、ふあ……」
恒一「それじゃ、そろそろ使おっか」
鳴「っ……!」
恒一「えーっと……これがスイッチか」カチッ
ブブブブブブブブ
鳴「っ!」ビクゥッ
恒一「うわ、結構振動激しいね……もしかしたら手元狂っちゃうかもなあ」
鳴「……!」
恒一「それじゃ、まずは振動弱からかな……下着ずらすね」スッ
鳴「んあっ……」
恒一「……じゃあ、ゆっくり近づけるからね」
鳴「ふぁ、ふぁい……」
ブブブブブブブ
鳴「う、うぅ……」
恒一「ほら、もうすぐ乳首の先に当たるよ」
鳴「はぁっ、はぁっ……はやく、して……」
恒一「ん? 早く欲しいの? それじゃあ、今当ててあげる……」
ブブブブブブブ
鳴「う……! はぁ、はぁ……」
恒一「乳首に当たるよ……あ、手元狂った」カチッ
ブブブブブブブブブブ!!
鳴「いっ!!? あっ、んあぁあああぁああっ!!」
恒一「あちゃー、間違えて振動マックスにしちゃった。大丈夫? 見崎」
鳴「あっ、あひっ、んあぁああぁあっ、やっ、止めっ」
恒一「ああ、大丈夫そうだね」
恒一「どう? 電気アンマ気持ちいいかな?」
鳴「いあっ、あひっ、んあああっ、だめっ、だめぇえっ!」
恒一「あはは、気持ちよさそうだね」
鳴「おねがっ、おねがいっ、止めっ、止めへぇっ!」
恒一「それにしても胸だけでこんなによがれるって凄いな。見崎って相当感度いいんだね」
鳴「ひぃいあっ、んああっ、あっ、あっ、あぐぅっ」
恒一「ほら見崎、もっと強く押し当ててあげるよ」グッ
鳴「っ!!!! んぁあああっあぁあああああ!!」ビクゥンッ
恒一「うわっと……うわ、盛大に仰け反ったね。イったの? 見崎」
鳴「は、ふあっ、あっ……はぁー……はぁー……」
恒一「……放心しちゃってるか、ちょっと無茶し過ぎたかな」
恒一「おーい見崎、大丈夫?」ペチペチ
鳴「……ふぇ? ……榊原、くん?」
恒一「あ、起きたか。ごめんね、ちょっと調子乗り過ぎた」
鳴「……私は、大丈夫」
恒一「ん……まあでも、もう今日はこのぐらいでいいでしょ? 見崎も限界っぽいし」
鳴「……」
恒一「……それじゃ、拘束解くよ――」
鳴「榊原くん」
恒一「――な、なに?」
鳴「このまま私を犯して」
恒一「……は?」
鳴「最後のお願い、この状態のまま私を犯してほしい」
恒一「……み、見崎、それって」
鳴「……榊原くん、私の言った通りだったでしょ?」
恒一「……」
鳴「榊原くん、私のこといじめて楽しんでた。興奮してた」
恒一「……」
鳴「やっぱり、私が思った通りだったね。榊原くんは好きな人をいじめて悦ぶ人だった」
恒一「……うん、そうだね。見崎の言う通りだったよ」
恒一「……」ガバッ
鳴「きゃっ!?」ドサッ
恒一「確かに、見崎の泣き顔を見て興奮したよ。いじめられて泣きじゃくる見崎はとても可愛かった」
鳴「榊原くん……」
恒一「見崎のこと言えないね、僕も変態だったなんて……」
鳴「榊原くん、お願い。私を犯して。もっといじめて」
恒一「うん……わかった」グイッ
鳴「いっ!?」
恒一「ほら見崎、今から犯すんだから、お尻高く上げて」
鳴「……う、うん」
恒一「……うわ、もうこんなに濡れてるよ。下着が完全に意味ないし」クチュクチュ
鳴「ひっ……あっ、んあっ」
恒一「これなら前戯なんて必要ないね……ま、元からするつもりなんてなかったけど」
鳴「あっ、んあっ……はあっ……」
恒一「それじゃ、今から入れるよ。力抜いててね……ゆっくり入れるから」
鳴「んあっ……ふぁ、はい」
恒一「よいしょ……くっ」グッ
鳴「あっ……ふあっ」
恒一「……」グンッ!
ブチブチブチィッ!
鳴「いぎぃいっ!!?」
鳴「あっ、あぎっ……かはっ、あっ、な、なにっ」
恒一「ああごめん、ちょっと手元狂っちゃって。一気に入れちゃったね」
鳴「ぞ、ぞんな……ゆ、ゆっく、りって……」
恒一「だから手元が狂ったんだって。痛かった? 見崎」
鳴「あっ、ぎっ、い、いだっ、いだいっ……」
恒一「そっか……まあ、そんなの僕には関係ないけどね」ズッズッ
鳴「あぎいぃぁっ!? あっ、待っで、うごか、動かないでっ」
恒一「やだよ」ズッズッズッズッ
鳴「ひぎいっ!? あっ、いだっ、いっ、あっがっ、あぐぅうっ!?」
鳴「あっ、うぐっ、いだっ、いだいっ」
恒一「……」ズッズッズッ
鳴「ぎっ!? あっ、あうっ、あっかっ、かはっ」
恒一「……」ズッズッ…
鳴「ひぎっ……えっ? な、なんで止まっ――」
バチンッ
鳴「ぎぃっ!? お、お尻、いたっ」
恒一「……そういえば、お仕置きし忘れてたよね」
鳴「お、おしお、き……?」
恒一「そう、お仕置き」バチンッ
鳴「っっっ!! あっ、いだっ、い」
恒一「さっき電気アンマ使ってたとき、僕の許可なく勝手にイったよね」バチンッバチンッ
鳴「いだっ、っつ! ……そ、それは」
恒一「……見崎は僕のものなんだから、勝手な行動しちゃだめだよ」バチィンッ
鳴「あぐっ!!? かはっ、はぁっ……さ、榊原くんの……もの……?」
恒一「そう、僕のもの。今ここで誓ってよ、僕のものになるって」
鳴「…………あ」
恒一「ほら早く」バチンッ
鳴「いぎっ!? ち、誓い、ますっ! 私は榊原くんのものに、なり、なりますっ!!」
恒一「そう、誓ってくれるんだね」
鳴「は、はい……誓います、私は、見崎鳴は、榊原くんのものです……」
俺のクララが……
>>247
インポ治ってよかったな
恒一「……それじゃ、今から見崎に僕のものである証を刻んであげるよ」
鳴「え……あ、あかし?」
恒一「うん、見崎の中にね」
鳴「な、中……? ……っ! ま、待って、それは――ふあっ!?」
恒一「ほら、見崎。もっと締め付けてよ」パンパンパン
鳴「ひあっ、あっ、あぐっ、だめっ、ま、待って、それはっ!」
恒一「なに? もしかしていやなの?」パンパン
鳴「ちがっ、ちがうっ、けどっ、あっ、んあっあっ」
恒一「くっ……見崎の中、気持ちよすぎてそろそろ僕も限界だ」パンパンパン
鳴「あっ、やっ、待って、まってぇ、あっ、んやっ、あぁあっ」
恒一「見崎、出すよっ……見崎の中にっ!」パンパンパンパン
鳴「あっ、ひああっ、んあっ、だめっ、あっ、わ、私もっ」
恒一「見崎もイきそうなの? いいよ、イって」パンパンパン
鳴「あっ、んああっ、あっ、も、もうっ、もうだめっ、んあああっ」
恒一「あっ……ぐっ! で、るっ……!!」ドピュッ
鳴「あっ!? あっつ……あ、んぁあああっ!!」ビクンッ
恒一「くっ、はぁっ……はぁっ……」ビュルッビュル
鳴「んあっ、あっ、中に、熱いのっ……」ビクッピクッ
腹ボテ鳴ちゃん!
恒一「……これで、見崎はぼくのものだね」
鳴「んはっ、はぁっ……うん、私は、榊原くんのもの……」
恒一「……それじゃ、もう一回しよっか」
鳴「えっ?」
恒一「まだ見崎の泣き顔見足りないから」
鳴「えっ、まっ、待って、ちょっと休ませ――ひぎっ!?」
恒一「なに? 口答えする気?」バチンッ
鳴「あぐっ!? ご、ごめんな、さい……」
恒一「ほら、また腰上げて」
鳴「はいっ……あ、んあぁああっ――」
>>42
>恒一「そうは言っても、僕は見崎に暴力を振るうなんて絶対に無理だよ。最低ラインがさっきの頬をつねるぐらいだし」
(´・ω・`)
~数十分後~
恒一「……」カチャカチャ
鳴「……」
恒一「……」カチャカチャ
鳴「……」
恒一(……僕は……僕はなんてことを……)
鳴「……」
恒一(こんな……見崎とこんな……しかも最中のとき色々とやばいこと……そもそも中に……うわぁあああ)
鳴「……榊原くん?」
恒一(色々とリミッターが外れちゃってたとはいえ……も、もし赤ちゃんできちゃったらどうしよう……いやでも見崎との子なら……)
鳴「榊原くん?」
恒一「は、はいっ!?」
鳴「もう手錠取れたよ?」
恒一「えっ、あっ、そ、そうか……」
鳴「うん、取ってくれてありがと」
恒一「いや、そもそも手錠付けたのは僕だし……ってさっきも似たような会話したね」
鳴「ふふっ……そうだね」
恒一「……あのさ、みさ――」
鳴「榊原くん」
恒一「っ!? な、なに?」
鳴「また明日もしようね?」
恒一「え? あ、明日も?」
鳴「うん。私は榊原くんのものだから、榊原くんのしたいことなんでも」
恒一「え、あ……そ、それは」
鳴「……捨てたら、嫌だよ?」
恒一「っ! ……う、うんっ!」
鳴「ふふっ……」
恒一(……)
恒一(見崎がマゾだった……けれど)
恒一(これはこれで、最高かもしれない)
終わり
おかしいなあ……今回はエロ無しって決めてたのにどうしてこうなったんだろう……
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ムイ:::::トi:::::::弋\::::l!_ / ≧´∧ ∨::::::::::::::::::::::::;′ ノ
ーイヽ| |::ノ个. \!` ‐yミ、:::::::::ト∧ ∨:::::::::::::::ノ/ / 乙乙
_,..ィ\ /i:i:|ヽ::ヘ:| ム \-、::ノ〃、__ ノ'
¨´\ニニニニ\ 、 /:ヽ_}(¨¨ヽ | ̄{ `. ヽ、  ̄
ああそっかスレタイのせいか
じゃあ次は『恒一「見崎がサドだった」』で立てるわ
保守支援してくれた方どうも、そしておやすみ
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