まど神「ようこそ!温泉旅館ー円環の理ーへ!」(97)

ー見滝原 某所ー

マミ 「そっちに行ったわ!佐倉さんお願いっ!」

杏子 「こいつで最後だな……ほらよっと!」ザシュ

魔獣 「ギヤアアアアア」

ほむら「ふぅ……終わったわね……」            

マミ 「みんなお疲れ様……」         

杏子 「全く……今日はずいぶん出やがったな」       

ほむら「なにか嫌な予感がするわ……」

マミ 「まぁなんにせよお疲れ様、これから私の家に来てお茶にしない?」

杏子 「おぉ!いいね、もう腹ペコでさぁー」

ほむら「私は遠慮するわ、まだ見回りを続けたいし……」

マミ 「そ、そんな」シュン    

杏子 「ほむらーそりゃねーだろうよ、ちょっとぐらい付き合えよ。な?」 

ほむら「仕方ないわね……少しだけよ……?」

マミ 「ありがとう暁美さん!」パァァ

ほむら(やりずらくて仕方ないわ……)

杏子 「んじゃま、さっさといこーz」

ガサッ    

三人 「!?」                         

魔獣 「きええええええええええええええ」キュイーン

杏子 「しまっ!?まだいたのか?」

マミ 「魔力を暴走させてる!?自爆するつもり!?」

ほむら「クッ!間に合わなっ……!」

ドゴーン 

ー???ー


杏子 「くそっ!ひでー目にあったな……」

マミ 「あら?なんともないわね……」

ほむら「一体何が起きたの……?」

杏子 「というか……ここ……どこだよ?」   

マミ 「なによあの大きな建物……さっきまでなかったわよね?」

ほむら「千と〇尋の神隠しに出てきそうな所ね……」

杏子 「なんかうまそーな臭いもするし、ちょっと行ってみよーぜ!」

マミ 「ここの居ても仕方無いし……行くしかないわね」

ほむら(嫌な予感しかしないわ……)

ー謎の建物 入口らしき橋ー

ほむら「しかし……近づいてみるとほんと大きいわね……」

マミ 「さっきのとこからじゃ霧みたいなものでぼんやりとしか見えなかったものね」

杏子 「うまそうな臭いに混じって変な臭いもするななんだこれ?」

ほむら「おそらく硫黄のにおいね……信じがたいけど……ここは……」

マミ 「温泉……?なの……?」

杏子 「おい、なんかちっこいのが近づいてきたぞ?」

ほむら(どこかで見覚えがあるシェルエットね……?)

シャルロッテ「お待ちしておりました、暁美ほむらご一行様ですね?」

三人 「え?」

シャル「こちらにお進みください、女将がお待ちしております」

杏子 「どういうことだおい……?ほむら、なんか知ってるのか?」

ほむら「い、いえ……私も訳が分からないわ……」

マミ (何かこの子見てると体が震える……)

杏子 「どうした、マミ?」

マミ 「い、いや何でもないわ……それよりどうしましょう?」

杏子 「案内してくれるって言うんだから付いてこーぜ!」

ほむら(こんなことができるのは……)

ほむら「そうね、行きましょう」

マミ 「明美さんにしてはめずらしい前向きな意見ね……」

ほむら「悪いかしら?ここにいても状況が変わるとは思えないのだけれど」

マミ 「そうね、わかったわ行きましょう」

シャル「では、付いてきてください」

ー謎の建物 玄関ー

使い魔、魔女一同「いらっしゃいませ!ようこそお待ちしておりました!」

三人 「」

マミ 「な、なんなのここ?」

杏子 「うおースゲーな!なんだあいつら?」

ほむら(頭痛がしてきたわ……)

???「ふふふ、ようこそ!温泉旅館ー円環の理ーへ!」

三人 「!?」

まど神「私がこの旅館の女将、鹿目まどかだよ!」ドヤァ

ほむら「やっぱり……あなただったのねまどか……」

杏子 「え?あぁ!こいつがお前のいつも言ってるまどかか!」

まど神「そうだよ杏子ちゃん!はじめましてになるのかな?それにマミさんも!」

マミ 「え、ええ初めまして……」

マミ (なんか明美さんに聞いていたのと大分印象が違うわね……)

ほむら「それよりまどか、これはどういうことなのか説明してもらえないかしら?」

まど神「ここはね、温泉旅館だよ魔法少女専用のね!」

まど神「日頃の戦いの疲れを癒してもらうために!今日はみなさんをご招待しちゃいました!ティヒヒ」

ほむら「…………ふふっ、そういうことならご招待に預かるわ」

マミ (暁美さんがすごい楽しそうに笑ってる……)

杏子 「それよりさー腹減ったんだけど?なんか食わせてくんない?」

まど神「もちろんだよ杏子ちゃん!じゃー先に食事だね!」

まど神「シャルちゃん宴会場に案内してあげて」

シャル「かしこまりました、では皆様こちらになります」スタスタ

ほむら「ふふ……」スタスタ

杏子 「よっしゃー食うぞー!」スタスタ

マミ (なんか私だけ取り残されてる気がする……)スタスタ 

ー宴会場≪救済の間≫ー

杏子 「で、なんでお前がここにいるんだよ!」

さやか「え、だってあたしここの料理長だし……」

杏子 「え、そうだったのか?なら仕方ないか」

マミ 「仕方なくないでしょ!」

ほむら「何をそんなに驚いてるのかしら?ここは神の世界だもの何があっても不思議ではないわ」

さやか「おーほむらはわかってるねぇ!」

マミ (え……私がおかしいの?)

杏子 「ん?料理長ってことはさやかが飯つくるのか?」

さやか「いやーあたしは見てるだけだね、みんなが勝手にやってくれるよ」

ほむら「ということは……あの魔女達が作ってるのかしら?」

さやか「うん、今日の担当はエルザマリアとパトリシアだったかなー」

マミ 「というか魔女ってなんなのかしら?」

ほむら(ちっ……こいついちいちめんどくさいわね……)

明美じゃなく暁美だろ

>>29
うお、まじだすまん

ほむら「私たちの世界で言う魔獣よ……尤も、もとは人間だけれどね」

マミ 「それってどういう……」

さやか「まーまー堅苦しい話は抜きにして、今日はじゃんじゃん食べてくれたまへー」

ガラガラ

まど神「お待たせしましたー!配膳お願いするね」

アントニー「畏まりました」

杏子 「うまそうなもんばっかじゃねーか!早速いただくぜ!」

さやか「お!相変わらずいい食いっぷりだねぇ!あたしも負けてらんないね!」

杏子 「ふがぁ、おういおうあおにあえんおかよ!」

マミ (何言ってるのかわからないわ……)

マミ 「でも確かに美味しいわね……このお刺身なんの魚かしら?」

アントニー「そちらはOktavia von Seckendorffの刺身になります」

ほむら「ごふっ」ベシャ

まど神「もう、ほむらちゃんたら汚いんだからぁ~」フキフキ

マミ 「え?オクタ……なんですって?」

ほむら「あなた知らなくていいわ……というより知らないほうがいい」

ほむら(まさかここにある料理全部魔女が材料なの……?)

まど神「ほむらちゃん顔色悪いけど大丈夫?」

ほむら「えぇ……大丈夫よまどか、少し食欲がないだけだわ……」

ほむら(というか美樹さやかもこれ食べてるじゃない……どういうことよ……)

まど神「そう?それならいいんだけど……無理しないでね!」

ほむら「ありがとうまどか……」

杏子 「んあ?ほむら食わないのか?ならあたしが食うぞ?」

ほむら「そうね……お願いするわ……」

杏子 「食物は粗末にできないもんな!遠慮なくいただくぜ!」

さやか「さすがね杏子……あたしはもう食べれないわ……」

マミ 「これもいい味付け、こっちはダシが効いてるわね」パクパクモグモグ

ほむら(…………とてもじゃないけど食べられないわ))

…………

……

杏子 「ふぅ……満足だぜ……」

マミ 「ごちそうさまでした」フキフキ

ほむら(どんだけ食べてるのよこの二人……)

さやか「そいじゃお風呂はいろっかねー……みんなも行くっしょ?」

マミ 「そうね、せっかくの温泉だし」

杏子 (温泉て風呂だったのか……))

さやか「まどかも行くよね?」

まど神「もっちろんだよさやかちゃん!」

ほむら「私も行くわ」

まど神「……なら案内するね!こっちだよ」

ほむら(この状況……少しは楽しまないとね)

まど神(ほむらちゃんとお風呂……ウェヒヒヒ))

ー大浴場 ≪浄罪の大炎≫ー

カコーン・・・

マミ 「これは……なかなかすごい物が出てきたわね」

杏子 「うおーすげー広ぇー」

まど神「ティヒ、昔家族で行った草津の……西のなんちゃらをイメージして作ったんだよ!」

さやか(でもこれ広すぎて端の方すごいぬるいのよね……)

ほむら「というかこれ地下から沸いてるものなの?」

まど神「んー……多分ね!」

マミ 「だ、大丈夫なの?」

さやか「いやー効能はバッチリですよマミさん!」

さやか「えーっと確か神経痛、筋肉炎、関節炎、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進……」

さやか「その他もろもろになんとしっとりモチモチなお肌に!」

杏子 「温泉ってすげーんだな……」

さやか「それにしてもマミさん……また大きくなりましたね」

マミ 「そ、そうかしら……そんなことないと思うけれど……」

杏子 「そーゆーさやかは変わってないなー」

さやか「う、うるさいな!まだまだこれから成長すんのよ!」

杏子 「ほんとーかー?」ニヤニヤ

さやか「うっさいわねー……あんたこそどうなのよ」チラッ

杏子 「あたしは別にどうでもいいしね」キリッ

さやか「ほほー……」モミュ

杏子 「ちょ!てめぇ!どこ触ってやがる!」

さやか「あはは、なんだあたしと変わんないじゃん」

杏子 「こいつ!このぉ」モミュモミュ

さやか「ちょ、杏子!やめっ」

杏子 「うるせーさやかが先にやったんだからな!」

ほむら(うるさいわねこいつら……)

まど神「ほ~む~らちゃん!」ダキッ

ほむら「ひやぁ!」

まど神「ウェヒヒヒ」モミモミ

ほむら「ちょっと///まどか///」

まど神「ほむらちゃん可愛い~」ハァハァ

ほむら(今のまどかならそう来ると思っていたわ……これで反撃ができる)ガシッ

まど神「え?」

ほむら「お返しよ」サワサワ

まど神「えっ……あっほむらちゃ……」

ほむら「ふふっ……私がただやられてるだけだと思ったかしら?」モミモミ

まど神「そんなっ///やめてっ……よっ……」

ほむら「やめて?先に仕掛けたのはあなたよねまどか?そんなことが言えるのかしら」ツツゥー

まど神「あわぁ!ダメだよそんなとこ!ヒッ!」

ほむら「可愛いわ……このまま……ふふふ」

マミ (私、ここにいる意味あるのかしら……)

…………

……

さやか「いやーいいお湯でしたねー」

杏子 (こいつ……後で覚えてろよ……)

まど神「シクシク」

ほむら「ほむっ」ツヤツヤ

マミ 「」

さやか「んじゃまそろそろ寝ますかねー」

杏子 「まだ早くねぇか?」

まど神(…………)

ほむら(……)「いや、私も今日はだいぶ疲れたからそろそろ休みたいのだけれど……」

杏子 「んー……そうかぁ……マミもそうか?」

マミ 「え?……そうね……私も今日は休もうかしら……」

まど神「それじゃ……部屋に案内するね……」

杏子 「つまんねーなー」

……

ーマミの部屋ー

マミ 「ふぅー……疲れたわね……」

マミ (随分いい部屋ね……これならみんな別々の部屋にしなくても良かったのに……)

マミ (それにしても……今日はとんでもない日だったわね……)

マミ (あんなに楽しそうな暁美さん初めて見た……)

マミ (佐倉さんと美樹さんも……)

マミ (私……ここにいていいのかしら……?)

マミ (ねましょう……)

マミ (…………)

マミ (……)

マミ (そういえばどうやって帰るのかしら?)

ー杏子の部屋ー

杏子 「ったく……みんなノリが悪いよなー……」モグモグ

杏子 「うめーなこの茶菓子」

コンコン

杏子 「んあ?誰だ?空いてるから入っていいぞ」

ガチャ

さやか「残念、さやかちゃんでした!」

杏子 「……何しにきたんだよ」

さやか「いやーなんかあんたさっき物足りなさそうだったんでねー」

杏子 「お前が寝るって言い出したんじゃねーかよ……」

さやか「そうだっけ?まぁそんなことは置いといてさ」

杏子 「……なんだよ?」

さやか「最近どうよ?あたしが居なくなったあともうまくやってんの?」

杏子 「はっ、さやかに心配されるまでもねーよ」

さやか「あたしが居なくて寂しかったりしなかった?」

杏子 「ばっ、馬鹿かよ!んな訳ねーよ……」

さやか「そっか、ならいいんだけどさ」

さやか「まどかに頼んでそっちの世界の様子たまに見せてもらってたんだけどさ」

さやか「あんた結構無理してるように見えたからさ……」

杏子 「…………」

さやか「もうそんな無茶しないでもいいじゃないかなーってさ」

杏子 「惚れた男のために死んだお前に言われたくはねーよ……」

さやか「はは……厳しいこと言ってくれるね」

杏子 「そうだな……あたしは家族もさやかも失っちまった」

杏子 「守るもんなんてもうどこにもなかった……」

杏子 「あいつらとつるんでるのだって慣性みたいなもんだしな……」

惰性では?

さやか「…………」

さやか「だからさ?もう休んでもいいんじゃない?」

さやか「杏子は十分頑張ったよ……」

杏子 「ぷっ、なんだよそれ!お前らしくもないぞ」

さやか「あはは……ちょっとね……」)

>>63
確かに

さやか「あたしそろそろ寝るね」

杏子 「ん、そうかおやすみな」

さやか「ん、おやすみ」

杏子 「……これからもよろしくなさやか」

さやか「っ!……馬鹿っ……」バタン

杏子 (あいつと一緒ならこれも悪くないかな……)

ーほむらの部屋ー

ほむら「ふぅ……やっと落ち着けそうね」

ほむら(それにしても……)

コンコン

まど神「入っていいかな?」

ほむら「えぇ、開いてるわ」

ガチャ

まど神「えへへ……来ちゃった///」

ほむら「ふふ……お茶でも入れるわね」スタッ

まど神「わーい」

……

ほむら「それで……なんの用かしら?」

まど神「んーとね……ほむらちゃんとお話がしたくてね」

ほむら「話って?」

まど神「その……こ、この温泉旅館どうだったかな!?」

ほむら「どうって?」

まど神「い、いや……デザインとかさ!私が作ったんだよ?」

ほむら「そう、素敵だと思うわ」

まど神「そ、そうかな?」

ほむら「ええ」

まど神「…………」

ほむら「…………」

まど神「ほむr」ほむら「まどか……もういいわ」

まど神「え?……」

ほむら「もう無理しなくていいわってことよ」

まど神「何を……言って……」

ほむら「私があなたに会った時点でどういうことなのかはわかってるから」

まど神「…………」

ほむら「そういうことなんでしょ?」

まど神「うっ……うあぁ……」

まど神「ごめんなさい……ごめんなさい……」

ほむら「あなたが謝る必要なんてないわ……」

ほむら「私こそ……あなたの残した世界を守りきれなくてごめんなさい……」

まど神「そんな……ほむらちゃんは十分に頑張ったんだよ……」

ほむら「まどか……会いたかったわ」ギュ

まど神「ほむらちゃん……これからはずっと一緒だから……」

…………

……


ー見滝原 某所ー

QB  「まさかあのベテラン達を一度に失うとはね……」

QB  「まぁ……仕方ないね、早く別の娘を用意しないと……」

QB  (君の話はもっと聞きたかったよ暁美ほむら……)

QB  「……さよならだ」


終わり 

投下終了です お付き合いくださったかたありがとうございました

誤字は気を付けます・・・

まどかちゃんが可愛すぎてみんなと温泉旅行させようとしたらこうなりました><

あ、マミさんは僕の力不足で放置プレイですすいません

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