月火「お兄ちゃんに彼女がいるだなんて絶対に認めない…」(131)

みたいな感じで妹達があららららぎさんを寝取る話はまだですか?

>>5が書いてくれるってよ

彼氏いるやんあんさん

火憐「別によくね?もう兄ちゃんも高校生なんだし、女の一人や二人」

月火「認めない認めないっ! ぜぇーったいみとめなーい!!」

火憐「そ、そんなに兄ちゃんとられたくなかったのかよ……」

月火「私より先に異性と付き合っちゃうだなんて妬ましいっ!!」

火憐「そっち!? つーか月火ちゃん、彼氏いるはずだよね!?」

月火「エア彼氏に決まってんじゃん!!」

火憐「え、まじ……? い、いやでも、蝋燭沢君……だっけ?その人は……」

月火「そんな変な名前の人間いないよ!役所で通らないよっ!!」

火憐「!!」

age

月火「ああそーよ! 私痛い子だもんっ! 笑えよ私の年中着物ファッションをっ!」

火憐「い、いや別にファッションは否定してねーよ……まあうちら子供だし、そういう事もあるよなっ」

月火「……なんか今日の火憐ちゃん、変におおらか」

火憐「そ、そうか?」

月火「いつもだったら、もっと悪口言ってきそうなのに。学校に着物着てくんじゃねーよとか」

火憐「だからファッションは否定してねーし!」

月火「ふんっ、彼氏持ちのよゆーですか」

火憐「べ、別にそんなんじゃねーよ」

月火「あんな家の子でも、彼氏は彼氏だもんね……」

火憐「差別的発言やめろ!? きみどり君の悪口いうな!」

月火「『きみどり君』……? え、火憐ちゃんの彼氏って、確か『瑞鳥』……」

火憐「うぁっ、やべ……」

月火「自分の彼氏の名前間違えるって、おかしくない?」

火憐「……っ」

月火「火憐ちゃん、火憐ちゃんまさか……火憐ちゃんも……っ?」

火憐「うわあああああああ出来心だったんだよおおおぉ!!」

火憐「小さい嘘が積もりに積もって、つい彼氏持ちって事に……っ」

月火「わかるよ、火憐ちゃん」

火憐「月日ちゃん……!」

月火「お兄ちゃんには5000千円で黙っておいてあげるよ」

火憐「有料!? しかも自分の事は全力で棚に上げた!!?」

月火「そんな訳で、私達早急に彼氏が欲しいんですっ!何とかして下さい!!」

羽川「私に言われてもねぇ……私にだっていないもの」

月火「羽川さんには、胸があるじゃないですか!」

羽川「なんかそれ、胸だけみたいに聞こえるんだけど……」

神原「私には彼氏はいないが、彼女は沢山いるぞ!! 一夜限りのな!」

羽川「いや、今はそういう方向の助言は求められてないんじゃないかな」

神原「彼氏がいなければ、彼女を作ればいいじゃない!」

月火・火憐「「それだ!!」」

羽川(収集がつかない……)

羽川「ちなみに、二人はどんな男性が好みなの?」

火憐「あたしは、兄ちゃんみたいな人がいーなー」

羽川「へぇ、可愛いじゃない」

火憐「最初から好感度マックスだし! お手軽じゃん!」

月火「彼氏を作る所からはじめるのが、もう面倒だもんねー。身内で手軽にすませられたら楽なのにー」

羽川「駄目だこの子達……」

神原「まぁまぁ羽川先輩、ここは大人な私達が、人付き合いの大切さを教え説いてあげようではないか」

神原「二人共。作る手順が面倒というのなら、妥協すればよいのではないか?」

火憐「妥協?」

月火「お金で買うって事ですか?」

羽川「そうじゃないでしょ!」

神原「その通り! 金さえあれば何でも手に入る! 例えそれが異性の肉体だとしてもな!」

羽川「ある意味大人のアドバイス!」

うおおおおおおおおおおおおお

保守

羽川「妥協っていうのは、相手を選ばなければって事よ」

神原「誰にでもホイホイついていく、という事だな!」

羽川「いちいち卑猥な言い方しないの。
高すぎる理想を捨てれば、二人なら簡単だと思うわ」

神原「そうだぞ二人共。顔も体も絶品などというのは、中々お目にかかれる物ではない。
だからこその妥協だ。顔がちょっとアレでも、電気を消しさえすれば」

羽川「そんな先の話までしてないから」

火憐「そっか-。もっと謙虚に、妥協すれば、あたしにも彼氏が……」

月火「確かに、金持ちでイケメンで性格良くてお兄ちゃんに似てる、
なんて条件で選定してたら、いつまでたっても相手見つからないし」

火憐「条件を少し削るべきだな。まずは『性格良い』を削ってみよう」

月火「金持ちでイケメンで、性格の悪いお兄ちゃん……アリだな」

羽川「全然削れてない。欲望そぎ落とせてないない」

月火「ちぇー。じゃあ、もっと妥協に妥協を重ねて……金持ちのイケメン!」

羽川「その二つがネックだよ! そこは一番妥協しなきゃ駄目!」

火憐「わかった……妥協しよう。イケメンでなくていい。キモメンでも。
金持ちでなくてもいい、貧乏甲斐性無しでも。
性格悪くても、あたしが抱き留めてやるさ……相手が『兄ちゃん』なら!」

羽川「そこも削りなさい」

水木金「お兄ちゃんをつけてみない?」
土「賛成」
日「やめなよみんな・・・」

こんなやつかとおもった

火憐「でもさー、妥協っていったって、そう簡単にできねーよ。
羽川さんが兄ちゃんを忘れられないようにさー」

羽川「……………………なんのことかな」

火憐「うわっ、しらきった」

羽川「証拠は? 証拠を提示してください。憶測だけで物を言わないで下さい」

月火「見てればわかるよそんなのー」

羽川「私が阿良々々々々木の事を好きだ、何ていつ決まったの?」

火憐「噛んでる噛んでる」

羽川「いつ決まった? 何時何分何秒地球が何周回った時?」

月火(こんな必死な羽川さん、はじめてみた……) 

神原「誤解しているぞ君たち。羽川先輩が好いているのは、阿良々木先輩ではない。
憶測で物を言うのは良く無い」

羽川(まさかの方向からフォローキタ!?)

火憐「そ、そうなんですか? ごめんなさい、あたし達てっきり……」

羽川(あれ、上手い事話がそれてる……とりあえずナイス神原さん)

神原「羽川先輩が好きなのは……自分自身だ!」

火憐・月火「………………」

羽川(――そっちぃぃ!? 私そんな風に見られてたのおぉ!?)

月火「……あぁ、そっか…………羽川先輩、そんな感じだもんなぁ」

羽川(納得しちゃってるし! 私そんな感じだったんだ!?) 

火憐「自分が大好きって……それ、自分に恋しちゃってるって事なんですか?」

羽川「…………そ、そうよ…わ、私、頭が良い人、好きだし……」

火憐「そっかー。確かに羽川先輩と比べたら、うちの兄ちゃんなんか眼中無いよなー」

月火「うわーガチのナルシストってはじめてみたー。
ごめんなさい羽川さん、お兄ちゃんとの仲、誤解してました」

羽川「わ、わかればいいのよ……」

羽川(一つの嘘をつくために、多大な犠牲を払ってしまった……)

月火「でも、エッチとかどうするんですか?」

神原「そりゃあ自分で揉むのだろう。有り余る巨乳を、自らの手で揉み揉みあふんっ、と」

羽川「ちょっと待て」

神原「あれ、もしかして自分でお揉みになっていないと?
ナルシストなのに、自分の美巨乳を自ら揉み揉みむふんしないだなんて、
それはおかしい。羽川先輩は本当にナルシストなのか?
おかしいなぁ、ナルシストってのは勘違いだったのかもしれん。
妹ちゃん達の言うように、実は阿良々木先輩の事が」

羽川「揉みますっ」

火憐「自分で? 自分のおっぱいを!?」

羽川「も……揉むわ……私の、う、うぅ……美しい美巨乳を、
一人鏡の前で、も、揉み、揉み揉み……」

火憐「すっげぇ! ナルシストすげぇ! 彼氏いらない自己完結じゃん!
絶対こうはなりたくないけど!」

羽川(……もう絶対恋愛なんかするものか……っ)

忍「全く……いつの時代も、モテないおなごらの話は悲壮的じゃのぉ」

羽川「ちょ……っ、何であなたがここにっ」

火憐「あ、おっすロリっ娘」

月火「もー忍ちゃん酷いよー。モテないんじゃなくて、相手がいないだけだよー」

羽川(顔見知りなんだ……隠す気ゼロね)

神原「忍ちゃんは、既に阿良々木先輩と親密な仲を築きあげていらっしゃるからな。
彼氏作りのよいアドバイスが貰えるかもしれない」

忍「たわけっ、あれと男女の関係になった覚えはないわ……単なる主従関係、ロリ奴隷じゃ」

忍「まあ恋愛程度の悩みなら、ワシに聞けばよかろう」

羽川(奴隷の身分なのに、上から目線なんだ……)

火憐「それで、彼氏をちょー簡単に作るのはどーすれば!?」

忍「ふふ、ワシの長い長い人生経験……
数百年の実戦を経た上での結論はのぉ、これじゃ」

火憐「え……これ、ゲーム?」

忍「そう、ちまたで人気のゲーム『アイドル☆マスター』じゃ。
新人アイドルの若々しい男衆と共に夢を追いかけながらついでに恋も……
羽川よ、なんじゃその顔は」

羽川「いや……数百年の人生経験の末に行き着いた先が、恋愛ゲームだったなんて……」

忍「ロマンじゃろ」

羽川「ポジティブに捉えすぎです」

火憐「えー恋愛ゲームとかオタクがやるもんじゃん。あたしらオタクじゃねーし」

忍「ふんっ、これだからケツの青いガキは……恋愛ゲームにはのぉ、
現実では味わえないロマンが、人生が詰まっておるのじゃよ」

月火「うっわオタくさっ」

忍「例えば、そうじゃな……そっちのでっかい妹よ。
現実世界で、実の兄と愛を育めると思うか」

火憐「そんなの無理に決まってんじゃん。法律的にもさー」

忍「ゲームの中では、合法じゃ……!」

火憐「……っ!? まじ、で……!?」

忍「まじ、じゃ。そして羽川よ。何でも知っているおぬしなら知っておるじゃろう……
『寝取り』というジャンルを」

羽川「…………それがなにか」

忍「リアルでやったら友達無くすが……ゲームの中でなら、やり放題、
他の女から男を奪い放題じゃぞ?」

羽川「………………私には関係ないと思いますけど」

忍「ほう、ではその……ゲームディスクに添えられた手は何かのぉ?」

羽川「18禁要素があるゲームを、この子達にやらせるわけにはいきませんから
…………没収です」

火憐・月火(あなたも18歳未満です、バサ姉さん……)

神原「ハーレム! ハーレムはあるのか!?」

忍「無論。では試しにこれから、皆でやってみるかの」

羽川「意味ないと思いますけど。こんな作り物の、虚構の体験が参考になるとは思えません」

忍「ハマってしまうのが怖いか?」

羽川「冗談を。こんな物で人の心が――」


――9時間後


火憐「限定版高ぇ! たかがオマケシナリオ付きで万超えはプレミアすぎだよ!」

羽川「落ち着いて。個人取引のオークションなら、もっと安い値段で入手出来るかも……
神原さん、あなたは近所のゲームショップを回って情報を集めて」

神原「承知した!」

乙女達は順調に、虚構世界へのめり込んでいた……。

暦「ただいまー……って、うおぉ!? 何だお前ら、皆集まって」

撫子「お、お邪魔してます、暦お兄ちゃん……っ」

火憐「つーかアニメも結構女性向け多いのなー」

月火「バニーちゃん、絶対これタイガーおじさんに惚れてるよねー」

神原「乙女ゲーもいいが、BLも中々の物だろう」

暦「お前らなに見て……あ、アニメ? 神原、羽川まで混じって……」

羽川「阿良々木君、聞いて」

暦「羽川お前、いつからオタクになったんだ……?」

羽川「阿良々木君、違うの。これは……」

羽川「女子会だから」

暦「え、いやだって、」

羽川「女性達が集まって、楽しくおしゃべりしたり、アニメを見たり、ゲームしたりする、
それを女子会と言わずして何て言うのかしら」

暦「あ、あぁ……そうなんだ……わ、わりぃ邪魔して……」

羽川「納得してくれたようね」

忍(おもっきり引いてるようにも見えたがな……)

ガハラさん「ゲーム…?…ぷっ」

ガハラさん「ごめんなさい…何でもないわ、あなた達はゲームを続けてて結構よ」

ガハラさん「それじゃ私達は行きましょうか、阿良々木くん」

ガハラさん「…ぷっ」

八九寺「」
余接「」

火憐「なぁなぁ、兄ちゃんも一緒に遊ぼーぜ!
皆でアニメ見るとすっげーたのしーんだから」

暦「え、いや俺は……いいよ」

月火「えーなんでよー。あ、男性用のゲームとかも一応あるよ」

暦「悪い……これから戦場ヶ原と、用事あるからさ」

月火・火憐・羽川・撫子「「「「……!!!」」」」

暦「それじゃ。ゲームもいいけど、程々にな」

バタン……。

火憐「………………」

月火「……あのさ、忍ちゃん」

忍「なんじゃ」

月火「何か、ゲームやったりアニメ見たりしてると楽しいけど……
でも、彼氏作りからはえらい遠のいてる気がするんだけど……気のせいかな」

忍「実際遠のいてるじゃろうな」

火憐「言っちゃったよこの人! 素直に言っちゃった!!」  

 

月火「最初は火憐ちゃんとお兄ちゃんが仲良くなって嬉しかったんです」

月火「でも、私は自分の気持ちに二つの勘違いをしていたんです」

月火「一つは、嬉しかったのでなく、妬ましかった。私だけを見て欲しかった」

忍「男性視点から見ると、オタク話で盛り上がる女子達には正直近づきがたい。
腐女子きめーとか思われておるなきっと」

月火「ひ、酷いよっ! 私彼氏が欲しかったのに……!
お兄ちゃんから、今みたいな蔑みの目で見られるのが悔しいから、
頑張ろうと思ったのに……!!」

忍「ワシに言われてものぉ……恋愛などもう数百年しとらんし。 
とっくに処女膜再生しとるわ」

忍「何度でもよみがえるさ!」

月火「何でわざわざムスカ風に言い直したっ!? そーゆーオタクっぽい所が非モテなんだよっ」

月火「もう一つは、この気持ちが、お兄ちゃんじゃなくて、火憐ちゃんに対してだったこと」

月火「ふふっ、笑っちゃうでしょ。姉妹なのに。…でも、我慢できなかった。離したくなかった。私だけのものにしたかった」

月火「ファイヤーシスターズとしての活動が少なくなるにつれ、この気持ちは大きくなっていきました」

ムララギさんの脳内では妹達二人の彼氏の存在は抹消されてるからな

月火「だから、火憐ちゃんが高校に行く前に、私のものにしたかった。まあ、それが理由です」

月火「監禁をしたのは事実ですよ。3日目くらいからは抵抗しなくなりましたね。可愛かったなあ、火憐ちゃん」

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