彼女「だいたい今時自動巻きとかバカじゃないの?電波ソーラーの方が安いし正確じゃない」
自分「いやその、正確な時間ならスマホで分かるわけで…」
彼女「お飾りってこと?ならよけい腕時計なんて安物でいいじゃないの」
自分「な、何かワクワク感が違うというか…そ、それにそんな高い買い物でもないだろ…」
彼女「はあ?低収入の分際で10万の買い物が高くないですって?
いい加減にしんさいよ?」
自分「た、たまにはいいじゃんか…」
彼女「却下。ヤフオクで売りなさい」
近頃脳内彼女がうるさい…別れようかな…
お前も悪い
>>2
ちゃんと結婚資金は貯めてるんだよ…月に六万くらい
まあ彼女の方が収入あるんだけどな…
自分「車検だし、車買い換えるかなあ」
彼女「あら、じゃあ次は広い車がいいよ」
自分「ちゅ、中古のロードスター乗りたいんだけど…」
彼女「はあ!?オープンカーとか頭おかしいの?だいたい二人しか乗れないじゃないの」
自分「今のうちしか乗れない車かと思って…」
彼女「何よその刹那的な考え方は。不経済だわ
ステップワゴンなら広いし維持費もそうでもないでしょ」
自分「ミニバンは子ども持ってからでもいいだろ…」
彼女「その考え方が不経済だっていうの。今から子ども持つこと考えなさいよ」
自分「…じ、じゃあお前さんが結婚してくれるのか?」
彼女「誰もそんなこと言ってないけど」
何なんだこの女…
彼女「秋の新作バッグが出たの!買って!ご褒美w」
自分「バ、バッグなら他にもあるでしょう?」
彼女「何言ってるの?これは去年のバッグ。欲しいのは今年の。ぜんぜん違うでしょ!」
自分「きゅ、給料安いし、不経済かなって…」
彼女「二言目に金、金、金。男のくせにロマンもわからないなんてサイテーね。」
自分「」
彼女「あんた腕時計付けとったっけ?」
私「昨日買った」
彼女「なしてなん?」
私「強いて言うなら衝動買い」
彼女「なんねそれwwwwいくらしたと?」
私「6900円」
彼女「やっすwwwww」
私「…所詮衝動買いだし」
彼女「金もったいなかーwwww」
俺の悩内カップルは相変わらずだぞ
彼女「ペアリング買いましょ」
自分「ミニ四駆の?高いよな」
彼女「…は?」
自分「…ごめん何でもない。…なんで指輪?」
彼女「付き合い始めてもう五年よ、そろそろ形のあるブツが欲しいの」
自分「…つけるのめんどい」
彼女「あたしが付けるからいいの」
自分「ペアの必然性……で、いくらなのさ」
彼女「一本八万ね」
自分「は、はあ?」
彼女「プラチナのこれとか綺麗だと思うのよ」
自分「…高いだろ」
彼女「いいじゃん。ていうかもう買うから。決定だし。
サイズは両方とも10号って知ってるから注文しちゃった」
自分「は、はああああ!?」
彼女「柴犬買ったと思えばいいじゃない」
指輪をモフモフできるか
彼女「ねえ…別れましょ」
自分「えっ」
彼女「五年という月日をあなたと共有したけど…あなた、ちっとも稼ぎが変わらないじゃないの」
自分「そ、それは…」
彼女「あたしがいるからでしょ?あなた、あたしという存在に甘えてるのよ」
自分「……」
彼女「あなたにはもっとしっかりした人になって欲しい。でも、あたしがいたらそれは無理だと思うの」
自分「そんなことないよ…今から頑張るから」
彼女「ううん、ダメ。あなたはそういう人。五年も一緒にいればそれくらいは分かる。
でも、これをバネに頑張って?こんな女見返してやるくらいの気持ちを持って欲しい」
自分「……そうか…わかった、頑張るよ。今までありがとう」
彼女「…は?なにOKしてんの?」
自分「えっ」
彼女「あんたの気持ちってそんな程度なんだ?」
もうわけわからん
彼女「ニートでもあなたが好き」
おいどん「本当かい?」
彼女「本当だよ///」
おいどん「一生大事にするぜ」
マジ可愛い
彼女「あたしは気分を損ねたわ。罰としてこのバッグ買いなさい」
自分「20万だと…け、結婚資金が…」
彼女「あたしがその分稼いで貯めるから問題ないでしょ、甲斐性なしは黙っておきなさいな」
自分「それ事実上自分で買うのと変わらないんじゃ…?」
彼女「う、うるさい!気持ちの問題よ。男って何でそれくらいのことがわからないの?」
自分「すみませんでした」
彼女「じゃあ買って。ちゃんとあなたがクリックするのよ」
自分「…はい」カチッ
グランドセイコー欲しいのに…
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