まどか「えへへ、ほむらちゃんからデートに誘ってくれるだなんて嬉しいなぁ」
まどか「いつもは、わたしから誘ってたからね。だから今日はいつもより嬉しいよ」
まどか「ん…この前ほむらちゃんがプレゼントしてくれた、お洋服着てみたけど…おかしくないよね?」
まどか「ほむらちゃんが可愛いって言ってくれたら嬉しいなぁ」
まどか「えへへ」
まどか「……ん」キョロキョロ
まどか「ほむらちゃん、遅いなぁ…どうしたんだろ?」
まどか「もう約束の時間は過ぎてるし…ほむらちゃんは何時も約束の30分前には来てくれるのになぁ」
まどか「も、もしかして何かあったのかな?」
まどか「……交通事故に巻き込まれたりなんて…し、してないよね?大丈夫だよね?」
まどか「ほむらちゃん…」オロオロ
まどか「で、電話してみなきゃ!」
「だーれだっ?」
まどか「きゃっ?」
「えへへー、だーれだっ?」
まどか「えっ?えっ?」
まどか(誰だろう?声を変えてるのかな…わかんないよ)
「えー?まどか、あたしが分かんないの?」
まどか「だ、だってぇ…」
まどか(でも、こんなことするのって…1人しかいないよね?)
「ほらほらぁ、当ててみてよぉー」
まどか「ん、んと…さ、さやか…ちゃん?」
「………」
まどか「あれっ?さやかちゃんだよね?」
「ぶっぶー」
まどか「えっ?」
「もぉー、当ててくんないなんてショックだなぁ」パッ
まどか「え?えっ?えぇ!?」アタフタ
まどか「ほ、ほむらちゃん!?」
ほむら「そーそー、あたしだよ?」
ほむら「あたしは美少女ほむらちゃんなのだぁ!」
まどか「ほむらちゃん…?」
ほむら「もー、突っ込んでよぉ」
まどか「え?あっ…さ、さやかちゃん…みたいだね」
ほむら「さやかかと思った?残念!ほむらちゃんでしたー!」
まどか「あ…あはは…」
ほむら「あははっ!どうしたのまどかー?元気ないじゃん」
まどか「えっ…いや…ほむらちゃん…なんだよね?」
ほむら「ん?どこからどう見てもあたしじゃん」
ほむら「将来の伴侶の顔忘れちゃったわけぇー?」
まどか「だ、だって…ほ、ほむらちゃんは…」
まどか「って!えぇ?は、伴侶!?」
ほむら「まどかはあたしの嫁になるのだぁー!」ダキッ
まどか「わわわっ///」
ほむら「あははっ!顔赤らめちゃってー」
まどか「だってぇ///」
ほむら「まどかは可愛いなぁ」ナデナデ
まどか「は、恥ずかしいよぉ///」
ほむら「あっ、この前プレゼントしたやつじゃん!着てくれたんだ」
まどか「う、うん///」
ほむら「うん!似合ってるよ、まどか!」
まどか「ほんと?///」
ほむら「ほんとほんと!すっごく可愛いよ」
まどか「えへへ///」
ほむら「ほんと可愛いわぁ、食べちゃいたいくらいよ」
まどか「ほ、ほむらちゃん///」
まどか「…あっ、ほむらちゃんもわたしがプレゼントしたお洋服来てくれたんだね///」
ほむら「もっちろん!愛しのまどかがプレゼントしてくれた宝物だからねぇ!」
まどか「そ、そっか///」
ほむら「まーどかっ」ギュッ
まどか「あ、あの///」
ほむら「ん?」
まどか「は、恥ずかしいから…そろそろ抱きつくのは…///」
ほむら「あぁ、ごめんごめん」パッ
まどか「うぅ///」
ほむら「あれ?まだ顔赤いよ?」
まどか「もぉ…ほむらちゃんのおばか///」
どう見てもさやかちゃん
ほむら「あはは、ごめんってばぁー」ナデナデ
まどか「や、やめてよぉ///」
ほむら「はいはい」
まどか「あっ…」シュン
ほむら「さーて、今日は2人で…」
まどか「ま、待って!」
ほむら「ん?」
まどか「その…そろそろ、さやかちゃんの真似するのは…や、やめて欲しい…かな?」
ほむら「えっ?」
まどか「嫌じゃないんだけど、やっぱりわたしは何時ものほむらちゃんが…」
まどか(すっ、好きだからっ…///)
ほむら「?」
まどか「…ほむらちゃん?」
ほむら「まどか、別にあたしはさやかの真似なんかしてないよ?」
まどか「えっ?さやかちゃんの真似してたわけじゃないの?」
ほむら「うん、真似した覚えなんてないよ?」
まどか「じゃ、じゃあ…誰の真似をしてるの…?」
ほむら「え?あたしは誰の真似もしてないけど…」
まどか「…!」
まどか(あっ、これほむらちゃんがわたしを驚かそうとしてるんだ)
ほむら「まどか?」
まどか「もぉ、ほむらちゃんったら…嘘でしょ?」
ほむら「だから嘘じゃないって」
まどか「ほむらちゃん、わたしを驚かす為に演技してるんでしょ?」
ほむら「えぇ?」
まどか「もう十分びっくりしちゃったよぉ…だからもう止めて?ねっ?」
ほむら「そんなこと言われても…普段通りじゃん、あたし」
まどか「何時ものほむらちゃんはそんなのじゃないよ!」
ほむら「わわっ?」
まどか「あっ…ご、ごめんね?大きな声だしちゃって…」
ほむら「あはは、良いって良いって」
まどか「むむむ…」
ほむら「ん?どうかした?」
まどか「早く何時ものほむらちゃんに戻ってよぉ」
まどか「もうわかったから…だからお願い!何時ものほむらちゃんに戻って?」
ほむら「いや…だから、あたしは普段通りにしてるつもりだってば」
まどか「もぅ!ほむらちゃん?そろそろ怒るよっ?」
ほむら「えっ?な、なんでそうなるわけ?」
まどか「ほむらちゃんは、そうやってからかってるんでしょ?」
ほむら「いやいや、別にからかってるつもりなんて無いよ?」
まどか「むぅー」プクー
ほむら「まどか?えぇっと…あはは、参ったなぁ」
まどか「もぉー!早く何時ものほむらちゃんに戻ってくれなきゃ、わたし…怒るもん」ムスッ
ほむら「そんなこと言ったってねぇ…あたしは別に普段通りにしてるつもりだし…」
まどか「……もしかして、あなた…」
ほむら「ん?」
まどか「あなた、ほむらちゃんじゃないの?」
ほむら「えっ?」
まどか「だっておかしいよ!ほむらちゃんじゃないもん!」
ほむら「ま、まどか?」
まどか「例えば…えぇっと…さやかちゃん!」
まどか「さやかちゃんが魔法でほむらちゃんに変身してるんでしょ?」
ほむら「えぇ?」
まどか「さやかちゃん、さやかちゃんなんでしょ?」
ほむら「いやいや…魔法でそれはできないし、あたしはさやかじゃないってば」
まどか「さやかちゃんっ!」
ほむら「えぇー…」
まどか(そうだ…さやかちゃんなら…!)
まどか「アメリカの首都は?」
ほむら「えっ?」
こういう茶番嫌いじゃないけどちょっとくどいな
まどか「アメリカの首都は?答えてよ、さやかちゃん!」
ほむら「あたしはさやかじゃないけど…ワシントンD.C.」
まどか「えっ?でぃしぃ?」
ほむら「ワシントンは州の名前だからさ、ワシントンD.C.って言わなきゃダメなんだって」
まどか「そ、そうなんだ…だからこの前のテスト、ワシントンで三角だったんだ…」
ほむら「って言うか授業で習ったじゃん」
まどか「あはは…そ、そうだったね?」
まどか(あれ…さやかちゃんじゃないの?)
まどか(じゃあ誰なんだろう…)
ほむら「それよりも、なんでそんなこと聞いたわけ?」
まどか「さやかちゃんなら間違えると思ったから…」
ほむら「あぁ、ワシントンって答えると思ったの?」
まどか「ううん、この前のテストでロサンゼルスって答えてたよ」
ほむら「えー?そこは間違えてもニューヨークでしょ?」
まどか「そうだね」
ほむら「さやかってほんとバカ!」
まどか「あはは…」
まどか(はんとにほむらちゃん…なのかな?)
ほむら「それに、この前のテストで間違えたんなら復習して覚えるっしょ?」
まどか「そ、それもそうだね…」
ほむら「…あんた、復習してなかったでしょ?」
まどか「あはは…」
ほむら「あははっ!まどかもお馬鹿さんだなぁ」ナデナデ
まどか「やめてよぉ///」
ほむら「はいはーい」
まどか「あ…」シュン
ほむら「?」
まどか「…ほ、ほんとにほむらちゃんなの?」
ほむら「だからそうだってばぁ」
まどか「うーん…でも、やっぱりさやかちゃんみたいだよ?」
ほむら「そーお?」
まどか「それじゃあ…んっと…」
まどか「オーストラリアの首都は?」
ほむら「キャンベラ」
まどか「あー、てぃひひ!間違いだよっ」
ほむら「えっ?」
まどか「もう、さやかちゃんったら。オーストラリアの首都はシドニーだよ?」
ほむら「あぁ、やっぱりそう言うか…」
まどか「えへへ、やっぱりさやかちゃんなんでしょ?」
まどか「ほむらちゃんなら間違えるわけないもん」
ほむら「…まどか」
まどか「なあに?さやかちゃん」
ほむら「すっごく言いにくいんだけどさ、オーストラリアの首都はキャンベラだよ」
まどか「えっ?」
ほむら「そうだなぁ…ケータイで検索してみなよ」
まどか「え…シドニーじゃないの?」ポチポチ
まどか「あ…」
ほむら「ほら、キャンベラでしょ?」
まどか「う、うん…」
ほむら「まどか…自信満々で間違い言っちゃってどうすんのさ」
まどか「ご、ごめんね…」シュン
ほむら「あはは!冗談だって、そんなにしょぼくれちゃってさ」ナデナデ
まどか「うぅ…///」
ほむら「今度2人っきりで勉強しよっか!」
まどか「う、うん!」
ほむら「よしよし!そんじゃそろそろデートと行きますか!」
まどか「まっ、待って?」
ほむら「えー?まだ何かあんの?」
まどか「…ほんとのほんとに、ほむらちゃんなの?」
ほむら「えぇ?またそれ?くどいよー?」
まどか「だ、だってほむらちゃんは…」
ほむら「あたしは見滝原一の美少女暁美ほむらなのだー!」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「もー!突っ込んでってばぁー」
まどか「ほむらちゃんはそんな事言わないもん!」
ほむら「えっ?突っ込むとこそこ?」
まどか「えっ?」
ほむら「あたしは見滝原一の美少女ってとこに突っ込んで欲しかったんだけどなぁ」
まどか「だって…ほむらちゃんは……もん」
ほむら「ん?」
まどか「だ、だって!ほむらちゃんはほんとに可愛いんだもん///」
ほむら「わわわっ、なっ何言ってんのさ///」
まどか「うぅ///」
ほむら「あーもう!まどかは可愛いなぁ!」ダキッ
まどか「ほ、ほむらちゃん///」
ほむら「はいはい、やめるってば」バッ
まどか「あっ…」シュン
ほむら「ね、まどか。聞いてもいい?」
まどか「な、何かな?」
ほむら「あんたが言う、普段のあたしって何?」
ほむら「言われてみれば分かるかもしれないからさ、教えてよ」
まどか「…うん、そうだね。わかったよ」
ほむら「ありがと、まどか」
まどか「何時ものほむらちゃんは…」
ほむら「うん」
まどか「ほむらちゃんは、皆がいるところではクールでカッコよくって」
ほむら「えっ?」
まどか「わたしと2人っきりの時は…その、すっごく優しくて暖かくって…」
ほむら「ちょ…ちょっと!まどか?」
まどか「わたしはそんなほむらちゃんの事が…す、好きに…///」
ほむら「わーっ!わかった!わかったからっ///」
まどか「もごもご///」
ほむら「あ、あたしまで恥ずかしくなっちゃったじゃん///」
まどか「もごもごもごもご!」ジタバタ
ほむら「あっ、ご、ごめん」パッ
まどか「ぷはっ…」
ほむら「ごめん、まどか」
まどか「ううん、大丈夫だよ」
ほむら「それにしても…まさか好きと言ってくるとは予想外だったわ」
まどか「あっ…///」
まどか(勢いで言っちゃったよ…でも、わたしとほむらちゃんは付き合ってるんだし)
まどか(好きって言ってもおかしくないよね?)
ほむら「えへへ、あたしも好きだよ、まどか!」
まどか「…ほむらちゃん」
ほむら「まどかは暁美まどかになるのだぁー!」ダキッ
まどか「…///」
まどか(暁美まどか…)
ほむら「まどかってほんと可愛いー」
まどか「えへへ…///」
まどか(ほむらちゃんが可愛いって、好きだって言ってくれたよ)
まどか(それに暁美まどかって…!)
まどか「……」
まどか(でも…わたし……)
まどか(ほむらちゃんがそう言ってくれるのはすっごく嬉しいよ?でも違う…)
まどか(ほんとは嬉しいはずなのに、やっぱり違うよ…)
まどか(わたしが好きなほむらちゃんは…今のほむらちゃんじゃないもん)
まどか(さやかちゃんみたいな性格嫌がなんじゃないよ?)
まどか(わたしも、さやかちゃんは大好きだもん)
まどか(もちろん、友だちとしてだよ?)
まどか(でも、ほむらちゃんの好きは…友だちとしてじゃないよ)
まどか(なんで…なんでほむらちゃんは変わっちゃったの?)
まどか(何時ものほむらちゃんは…今のようにすぐ好きとか、暁美まどかって言わないもん)
まどか(ほむらちゃんもわたしも…恥ずかしがり屋だからね)
まどか(なかなか好きだなんて言えないんだ…ほんとはたくさん言いたいのに恥ずかしいから…)
まどか(だから、たまに好きって顔を真っ赤にして言ってくれるとすっごく嬉しいんだよ?)
まどか(きっと、それはほむらちゃんも同じはずなのに…今のほむらちゃんは違うよ)
まどか(どうして変わっちゃったの?早く元のほむらちゃんに戻ってよ…)
まどか「………」
ほむら「あれ?嬉しくなかった?」
まどか「…ほむらちゃん、わたし…」
「こんな所で抱き合って恥ずかしくないのかしら?」
まどか「…えっ?」
ほむら「あれ、いたんだ」
「全く、場所を考えなさいよ。見ているこっちが恥ずかしくなるわ」スカッ
まどか「さ…さやか…ちゃん?」
まどか(えっ…?)
さやか「まどか、場所を弁えなさい」
まどか「え…あ…う、うん」
ほむら「別にいいじゃーん、あたし達の自由でしょ?」
さやか「暁美ほむら…あんまり私のまどかに恥ずかしい目を合わせないでくれないかしら?」スカッ
ほむら「別に恥ずかしくないって、ねー?まどか!」
前にもこんなんあったな
まどか「えっ?あっ…えっと…」
さやか「恥ずかしいに決まっているわ。そうよね?まどか」
まどか「あ、いや…んーと…」
ほむら「ちょっと、さやかぁ!まどかはあたしのなんだから手出さないでよね?」
さやか「まどかは私の親友なのよ?暁美ほむら、あなたには渡せないわ」
まどか「あわわわ…」
まどか(こ、この人って…さ、さやかちゃんなの?)
まどか(性格が最初のころのほむらちゃんみたいになってる…の?)
さやか「ふん…」スカッ
まどか(あれは…ほむらちゃんの髪をかきあげる癖の真似なのかな?)
まどか(髪が短いから全然かきあげられてないよ…?)
ほむら「あれれ?もしかして、あんた…あたし達の仲に嫉妬とかしちゃってる?」
さやか「嫉妬などしていないわ、ただ親友があなたと一緒にいるのが気に食わないだけよ」
ほむら「えー?それって嫉妬じゃん」
さやか「嫉妬じゃないわ」
ほむら「はーいはい、わかりましたよーだ」
さやか「ふっ…」スカッ
まどか「さ…さやか…ちゃん…」
さやか「なにかしら?」
まどか「えっ…えっとね?さやかちゃんってもしかして…」
まどか「最初に会った頃のほむらちゃんの真似でもしてるのかなー…って」
さやか「最初に会った頃の暁美ほむらの真似?私がかしら?」
まどか「う、うん…」
ほむら「あたしってあんな感じだったっけ?」
さやか「そんな筈ないわ、私とあなたが似ているわけないじゃない」
ほむら「だよねぇ?」
さやか「ええ、もちろんよ」
まどか「あはは…」
まどか(ど、どうなってるの?ほんとにさやかちゃんなの?)
まどか(見た目は何時ものさやかちゃんだけど…性格が全然違うよ!)
まどか(…そうだ)
まどか「さ、さやかちゃん?」
さやか「なに?」スカッ
まどか(うぅ…ほむらちゃんも今は優しくなってくれたけど)
まどか(昔はこんな感じで話しかけ辛かったんだよね…)
まどか「…そ、その…アメリカの首都って何処だったかなぁ…なんて…」
ほむら「あぁ、あたしと同じパターンか」
さやか「アメリカの首都を答えればいいのかしら?」
まどか「う、うん」
ほむら「あたしが教えてあげよっかー?」
さやか「それには及ばないわ、簡単よ」
さやか「答えはロサンゼルスよ」
まどか「あ、さやかちゃんだ」
ほむら「あはは、違うよー?ねっ、まどか!」
まどか「あはは…」
さやか「なんですって…?」
ほむら「答えはワシントンD.C.だって授業で習ったよね?」
さやか「さや…そうだったかしら?」
まどか「さや!?」
さやか「まどか、何かしら?」
まどか「う、ううん!何でもないよ!」
さやか「そう」スカッ
まどか(今の「さや」ってもしかして、ほむらちゃんの口癖の「ほむ」の真似?)
まどか(「ほむ」も最初は変だとは思ってたよ?今は可愛いって思えてきたけど…)
まどか(でも「さや」ってどうなんだろう…慣れれば可愛いのかな?)
まどか「まど…」ボソッ
ほむら「えっ?窓がどうかした?」
まどか「あっ、いやっ!…てぃひひ!」
「さや…」は「ほむ…」ってことか
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
さやか「まどか、どうして急にそんなことを聞いたのかしら?」
まどか「あはは…な、なんとなくだよ…さやか、ちゃん…」
ほむら「さやか、オーストラリアの首都ってどーこだ?」
さやか「ウィーンね」スカッ
まどか「うぃーん?」
ほむら「…それ、オーストリアの首都」
さやか「え?」
まどか「あっ、そうなんだ」
ほむら「ちょっとあんた…ちゃんと先生の話聞いてたのぉ?」
さやか「さやぁ…」
まどか「あはは…」
まどか(やっぱり「さやぁ」は無理があると思うよ?)
ほむら「まどか、答えを教えてやりなよ」
まどか「う、うん…えーと…きゃ、キャンベルだよ?」
ほむら「ちょっ!キャンベラだってば」
まどか「あ…そうだったね?」
さやか「なるほど、キャンベラね」サヤサヤ
まどか(サヤサヤ?)
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QB「魔法少女は産む機械」
ほむら「はぁ、今度のテスト赤点取らないよう頑張りなよ?」
さやか「言われるまでもないわ」スカッ
まどか「………」
まどか(なんだろう…ほむらちゃんがさやかちゃんみたいな性格に)
まどか(さやかちゃんがほむらちゃんみたいな性格になってる…のかな?)
まどか(まさか…性格が入れ替わっちゃったの?)
まどか(そんなこと…あるわけないよね?)
ほむら「ところでさやか、あんた何しに来たの?さっきは家に帰るって言ってたじゃん」
さやか「買い忘れがあったから戻ってきたのよ」
ほむら「あぁ、そうなんだ…さっきの怪我は大丈夫でしょ?」
まどか「さっきの…?」
さやか「ええ、気にするような怪我はないわ」
ほむら「ん、そっか」
さやか「…あなたも大丈夫?」
ほむら「あれっ?もしかして、あたしの心配してくれんの?」
さやか「う、うるさいわね…」
ほむら「あははっ!ありがと、大丈夫だよ」
さやか「…そう、じゃあ私は帰るわ」
さやか「…暁美ほむら、まどかにあまり変なことをするんじゃないわよ」
ほむら「はいはい!わかってますって」
さやか「ならいいわ、さようなら」
まどか「さ、さやかちゃん!ちょっと待って?」
さやか「まどか、あなたもほむらと仲良くするのはいいけど場所を弁えなさいよ」
まどか「う、うん…ってそうじゃなくって!」
さやか「?」
まどか「さやかちゃん、さっきほむらちゃんと会ってたの?」
さやか「ええ、と言っても偶然だけど」
ほむら「来る途中ちょっと事故っちゃってねー」
まどか「えっ?じ、事故?怪我は?お医者さんには行ったの?」
ほむら「あはは、大丈夫だよ?大したことないから」
さやか「ぶつかっただけよ、心配には及ばないわ」
まどか「ぶつかった…?ほむらちゃんとさやかちゃんが…?」
ほむら「うん、角でドーン!ってね」
さやか「急いでいたから避けられなかったわ」
まどか「そ、そうなんだ…」
まどか(まるでアニメみたいなぶつかり方だなぁ…)
まどか(アニメみたい…?)
まどか(…もしかして、ぶつかった拍子で2人の性格が入れ替わっちゃったのかな?)
まどか(アニメみたいだけど、魔法少女や魔女が実際にいるんだもん)
まどか(こんなことがあってもおかしくない…よね?)
まどか(うん、2人に聞いてみなきゃ)
まどか「ね、ねえ2人とも、ぶつかった時のこと詳しく話してくれない?」
さやか「ただぶつかっただけよ?」
まどか「でもっ…」
ほむら「うん、いいよ。あたしが話すわ」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「えへへ、んじゃ…そうだね、どうせならあたしが部屋をでたとこから話すわ」
さやか「そこを話す必要はないわ」
ほむら「まぁまぁ、何でも前置きってのは大切なんだって」
ほむら「ねっ、まどか?」
まどか「そ、そうだね」
さやか「…そう、好きにしなさい」
ほむら「それじゃ話すね」
まどか「うん、お願いするね」
ほむら「えーっと…あたしはたしか…」
ほむホーム
ほむら「すぅー…はぁー…」ドキドキ
ほむら「何時もはまどかから誘ってくれるから、そろそろ私も勇気を出さなきゃなって」
ほむら「だから…思いきって私からデートに誘ってみたけど…大丈夫かしら?」
ほむら「緊張するわ…」バクバク
ほむら「まどかからのプレゼント…似合ってると良いな」
ほむら「そして、まどかが可愛いって言ってくれたら嬉しい…」
ほむら「えへへ、まどか…!」
ほむら「…あら?そう言えば今は何時なのかしら?」
ほむら「もうすぐ待ち合わせの時間に…」チラッ
ほむら「…っ!い、いけない!もうこんな時間に?」
ほむら「緊張し過ぎたわ…もうまどかは待っている筈よ!」
ほむら「こんな時に時間を止めれたら…でも、もう使えないものは仕方ないわ」
ほむら「まどかをこれ以上待たせるわけにはいかない!急ぐわよ!」
ほむら「まどかっ…!」ダッ
スーパー
さやか「えへへー、明日は恭介にさやかちゃん特製クッキーを焼いてあげるのだー!」
さやか「えぇーっと?材料買い忘れてないよね?」
さやか「うんうん、これでオッケー!」
さやか「よっし!早速帰って練習しとかなきゃ」
さやか「さやかちゃんが美味しいクッキー作っちゃいますからね!」
さやか「恭介、待っててね!」
回想の自分に違和感を覚えないのはご都合主義だから?
数分後
ほむら「まどか…!」タッタッ
さやか「~♪」
ほむら「あっ!さやかっ?」
さやか「えっ?ほむら?」
ほむら「きゃぁっ!」ドンッ
さやか「わわっ?」ドンッ
コロン
コツン
カッ
ほむら「あっ!ソウルジェムが!」
さやか「っ…」
ほむら「ふぅ、良かった…ソウルジェムは2つとも大丈夫みたいだね」
さやか「ちょっと、危ないじゃない」
ほむら「あはは…ごめんね、さやか」
さやか「…暁美ほむら、あなた本当に悪いって思ってるの?」
ほむら「思ってるって、ごめんごめん。はいソウルジェム」
>>128
ご都合主義の方が読者もわかりやすいだろっ…!!
後、普通のほむほむも見たいし!
>>133
まどか「なんで説明に出てくる2人は普通の口調なのに気付かないの!?」
ほむさや「?」
くらいあっていんじゃね?とも思うが別にどうでも良いな
さやか「次からを気を付けなさい」
ほむら「あはは、了解しました」
さやか「じゃあ私は帰るわ」
ほむら「あたしもまどかが待ってるから急ぐね、ばいばい!」
さやか「さようなら」
ほむら「まどか、待っててね!」ダッ
まどか「………」ポカーン
まどか(やっぱり2人がぶつかった拍子に?)
まどか(でも、そんなことあり得るのかな…?)
まどか(それに普通なら違和感とかあるはずだよね?)
まどか(やっぱり演技をしてるだけなの?)
ほむら「まぁこんなもんかな?」
さやか「ええ、ただぶつかっただけよ?特におかしな部分はなかったわ」
ほむら「だねー」
まどか「ほむらちゃん、さやかちゃん…2人とも自分に違和感ないの?」
ほむら「違和感?」
まどか「うん!おかしいって思ったりしなかったの?」
ほむら「えぇ?んー…あたしは別に、さやかは?」
さやか「私も特に違和感はないわね…ちょっと擦りむいた程度よ」
まどか「えー?そんなの絶対おかしいよっ!」
まどか(自分の性格がかわってるんだよ?気づかないの?)
ほむら「うーん…おかしいかなぁ?」
さやか「まどか、あなたの気のせいよ」
まどか「違うよ!そんなことないもん!」
ほむら「そんなこと言われても…ねぇ?」
さやか「ええ、私たちは大丈夫よ?まどか…あなたは気にしすぎよ」
まどか「違うもん…おかしいよ…」
まどか「絶対おかしいよぉ…!」
ほむら「…まどか、あたし達の何処がおかしいの?言ってくれなきゃわからないよ?」
さやか「そうね、教えてくれないかしら?」
まどか「ほむらちゃんがさやかちゃんで、さやかちゃんがほむらちゃんの性格になってるんだよ?」
ほむら「ええ?あたしがさやかの性格で」
さやか「私が暁美ほむらの性格に?」
まどか「そうだよっ!絶対そうなってるよ!」
まどか「冗談や演技ならやめて…お願いだから…」
ほむら「まどか…さっきも言ったけどさ、あたしは別にさやかの真似なんてしてないよ?」
さやか「私も真似をした覚えはないわ」
まどか「なんで…?ドッキリなんでしょ?」
ほむら「ドッキリでも何でもないってばぁ」
まどか「………」プルプル
さやか「まどか?」
まどか「お願い…お願いだから何時もの2人に戻って…」
ほむら「…まどか」
まどか「もう嫌だよ…こんなの…」
ほむら「何時ものあたし達に…か」
まどか「そうだよ…何時ものほむらちゃんに戻ってよっ…」
ほむら「本当に性格が違うって思ってるんだよね?」
まどか「うん…違うもん」
さやか「私たちにその自覚がないだけなのかしら?」
ほむら「自覚がないなんて言われてもさ、そもそも性格が入れ替わるなんてありえると思う?」
さやか「いいえ、普通ならあり得ないわ」
まどか「でもっ!」
ほむら「うん、わかってる。まどかが嘘を言うとは思えないしね」
まどか「…ほむらちゃん」
ほむら「よっし!あたしはまどかを信じるよ、もしかしたら本当にあたし達の性格が入れ替わったのかもしれないしさ!」
さやか「…そうね、ここはまどかを信じることにするわ」
まどか「ほむらちゃん…!さやかちゃん…!」
ほむら「…で、何時入れ替わったと思う?」
さやか「昨日の時点ではおかしくなかったのよね?」
まどか「うん、昨日までは何時も通りだったよ?」
ほむら「となるとやっぱ今日かぁ…」
まどか「わたし、2人がぶつかった時に性格が入れ替わっちゃったって思うんだ」
ほむら「えっ?ぶつかって入れ替わる?性格が?」
まどか「う、うん」
さやか「まるでドラマやアニメのような展開ね」
ほむら「まあねぇ…」
まどか「でもっ!わたし…さっきの話を聞いてやっぱりそうだって思ったんだ」
まどか「本当に演技じゃないんだったら、ぶつかった拍子に入れ替わったとしか思えないもん」
さやか「…でも、あり得るのかしら」
まどか「それは…」
ほむら「あたしはさ、まどかの意見に賛成するよ」
まどか「ほむらちゃん…!」
ほむら「今日さやかと会ったのはこれで二回目、ぶつかった時と今だけじゃん」
ほむら「二回目はもうおかしかったってことは、ぶつかった時に入れ替ったとしか考えられないでしょ?」
さやか「それは分かるけど、ぶつかっただけで性格が入れ替わるだなんて考えられないわ」
ほむら「あはは、まぁ普通はそうだよね」
まどか「でも…でもっ!」
ほむら「大丈夫だよ、まどか。わかってるって」
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「さやか、もう一度あたしとぶつかろうよ!これでもう一回入れ替わるかもしれないしさ!」
さやか「…そうね、わかったわ。ぶつかりましょう」
まどか「け、怪我させちゃったらごめんね?」
ほむら「心配してくれてありがと!でも大丈夫だよ」
さやか「ええ、まどかは泥船に乗ったつもりで待っていなさい」スカッ
まどか「泥船じゃ沈んじゃうよぉ…」
さやか「?」
ほむら「行くよ、さやか!」
さやか「ええ、何時でも来なさい」
ほむら「えーい!」ドンッ
さやか「さやっ!」ドンッ
まどか(やっぱりおかしいよっ)
ほむら「いたた…」
さやか「っ…」
まどか「だ、大丈夫?怪我はない?」
ほむら「うん、大丈夫大丈夫!このくらいへっちゃらよっ!」
まどか「あっ…」
さやか「…まどか、どう?元の性格に戻れたかしら?」スカッ
まどか「う…ううん…変わってないよ…」
ほむら「んー…ならもう一回やってみよっか」
さやか「ええ、最初にぶつかった時と同じ部分をぶつけましょう」
ほむら「わかった、えいっ!」ドンッ
さやか「さやぁ!」ドンッ
まどか(く、口癖なら仕方ない…よね?)
ほむら「こ、今度はどう?あたしの性格、元に戻った?」
まどか「あぁ…」
さやか「同じ部分にちゃんとぶつけたわ、これでいけるはずよ」
まどか「…ダメだよ、戻ってないよ」
ほむら「えぇ?やっぱダメかぁ…」
さやか「やはりぶつかった拍子に性格が入れ替わるなんて無理があるわ」
まどか「うぅ…」
ほむら「まぁまぁ、まだ決まったわけじゃないんだしさ」
さやか「なら、他に何か方法でもあるのかしら?」
ほむら「それは…まぁ思い付かないけど、でも何かあるはずだよ」
まどか(どうして…?やっぱりあり得ない話なの?)
まどか(でも演技じゃないのは本当みたいだし…他に何か理由があるはずだよ)
まどか(何か…!?)
まどか「そ、そうだよっ!魔女の仕業じゃないのかな?」
さやか「魔女の仕業…?」
まどか「うん、もしかしたら2人が魔女の魔法か何かにかかって…!」
ほむら「それはないと思うよ、何処にも魔女の気配を感じないしさ」
ほむら「あたしら魔法少女がそう簡単には魔女の魔法にかかるとは思えないからね」
まどか「えっ…でもぉ…」
さやか「念のため確かめて見るわ」スッ
まどか「あっ!」
ほむら「まどか?何か見つけたの?」
まどか「さ、さやかちゃんのソウルジェムを見て?」
ほむら「えっ?…あぁーっ!」
さやか「これは…?」
まどか「さやかちゃんのソウルジェムに少し紫が混じってるよ?」
ほむら「う、うん…あたしのソウルジェムの色だ」
ほむら「ってことはもしかして、あたしのソウルジェムも?」スッ
さやか「…青が混ざっているようね」
まどか「じゃ、じゃあ…ソウルジェムに何かがあって入れ替わっちゃったのかな?」
ほむら「ん?…あぁっ!あの時だ!ぶつかった時にさ、ソウルジェム同士もぶつかってたんだよ!」
さやか「なら、もう一度ソウルジェムをぶつければ元に戻れるのかも知れないのね?」
ほむら「よし、なら早速!」
まどか「まっ、待って?大丈夫なのかな?」
ほむら「え?何が?」
まどか「その…もっと2人の色が混ざっちゃったりしないのかなって…」
ほむさやが魂の同調を…
さやか「それでもっとおかしくなる可能性があるから危険と言うことね」
まどか「…うん」
ほむら「だいじょーぶ!その時はその時だよ!それにさ、元に戻れる可能性だって十分にあるんだからね」
ほむら「だからまどかはさ、大船に乗ったつもりで待ってて?」
まどか「ほむらちゃん…うん、そうだね」
さやか「…大船だったのね」
ほむら「さやか、行くよ!ソウルジェムをぶつけるからね」
さやか「ええ、準備はできているわ」
まどか「お願い、元に戻って…!」
ほむら「いっけー!」コツン
さやか「さやさや」コツン
まどか(な、何でもありなんだね)
カッ
まどか「ほむらちゃん、さやかちゃん…?」
ほむら「…まどか、どうかしら?」
まどか「あっ!」
さやか「これで元に戻ってれば一件落着なんだけどねぇ」
まどか「ほむらちゃん!さやかちゃん!」
さやか「おっ?てことはぁ…元に戻ったって感じ!?」
ほむら「ど、どうなの?まどか…」
まどか「うんっ!うん!ほむらちゃんとさやかちゃんだぁ!」
まどか「やったぁ!てぃひひっ!」
ほむら「ふふっ、どうやら元に戻れたようね」
さやか「あはは、みたいだねぇ~良かった良かった」
まどか「やっぱり自覚はないの?」
ほむら「ええ、特に何も感じないわ」
さやか「だよねぇ、何の違和感もないかな?さっきと変わった気がしないよ」
まどか「そ、そうなんだ…」
ほむら「まどか、そんなに私達はおかしかったのかしら?自分ではわからないわ」
まどか「うん…おかしいと言うか、すごく嫌だったんだ」
さやか「えっ?それってどっちかの性格が嫌いってこと?」
まどか「ううん、そんなわけないよ?」
ほむら「でも、嫌だって…」
まどか「わたし、ほむらちゃんの性格もさやかちゃんの性格も大好きだよ?嫌いなわけないよ」
さやか「へぇ…そんなに違ったんだ」
さやか「あたしとほむらの性格自体は好きだけど、入れ替わったら嫌になる…ねぇ」
まどか「うん、さやかちゃんはさやかちゃんじゃなきゃ嫌だよ」
ほむら「たしかに、私もまどかの性格が他の誰かと入れ替わったら嫌になるかもしれないわ」
ほむら「私は、性格も含めてまどかのことがす…」
ほむら「すすすっ…好き…に///」
まどか「ほむらちゃん////」
まどか(やっぱりこのほむらちゃんが良いよ!)
さやか「あははっ、見せつけちゃってくれますなぁー」
まどか「えへへ」
ほむら「う、うるさいわね///」
さやか「んー?でもさ、あんたさっき思いっきり「好き」とか「可愛い」とか言いまくってたじゃん」
ほむら「えっ」
さやか「あんた達、結構目立ってたよ?それであたしも気付いたんだしね」
まどか「そ、そうだったんだ…」
ほむら「私がまどかに…?あぁっ///」
ほむら「うぅぅ…///」
まどか「ほむらちゃん?」
さやか「どーせ、さっき自分が言ったこと思い出して恥ずかしくて仕方ないんでしょ?」
ほむら「///」コクッ
まどか「そっか…性格が替わってる間に何をしたのか忘れたわけじゃないんだもんね」
さやか「ほむらぁー、あたしの性格のままの方が良かったんじゃないのー?」
さやか「今のあんたじゃそう簡単には「好き」とか言えないもんねぇ」ニヤニヤ
ほむら「っ…」
まどか「そ、そんなことないもん!ほむらちゃんはほむらちゃんじゃなきゃ嫌だよっ!」
ほむら「まどか…!」
さやか「あはは、ほむらを庇ってあげるまどかは可愛いなぁ」
さやか「まーどかっ」ダキッ
まどか「さ、さやかちゃんっ」
ほむら「あっ…」
さやか「まどかはあたしの嫁になるのだぁー!」
まどか「えへへ、やめてよぉー」
ほむら「……まどか」シュン
さやか「へへーん!ほむら、悔しかったらあんたもやってやりなよ」
さやか「まどかだってあたしなんかより、あんたにしてもらった方が嬉しいんだからさ」
ほむら「!」
まどか「それは…」
さやか「え?なに?そうなんでしょ?」
まどか「そ…そうだけど…///」
さやか「あはは、はいはい、照れない照れない!」
さやか「まあ、さっきは場所を考えろって思ったけどさ。今はもうそんなことどうでもいいよ」
ほむら「………」
さやか「ほーら、照れないでやってやりなってばぁ!大丈夫だって!」
さやか「あんた達付き合ってるなら、それくらい出来なくてどーすんのさ?」
ほむら「…そ、そう…よね」
さやか「うん、だから頑張って勇気をだすのだぁ!一度言った台詞でしょ?楽勝じゃん!」
ほむら「……!」ゴクッ
まどか「ほむらちゃん…」
さやか「頑張りなよ?」
ほむら「ま、まどかっ…!」
まどか「う、うんっ!」
ほむら「ま、まど…まどかは!まどかはっ!」
まどか「うん!」
ほむら「わ、私のっ…よ、よよよ嫁になるのだぁー///」ダキッ
まどか「ほむらちゃん///」ギュッ
ほむら「うぅぅ///」カァーッ
まどか「えへへ///」
さやか「良いよ良いよー!もっといってみよー!」
ほむら「…まどかっ///」
まどか「うん///」
ほむら「まどかは暁美まどかになるのだぁー///」
まどか「うんっ///」
さやか「わーお、オッケーなんだ」
さやか「あんた達、ほんとラブラブだよねぇ」
ほむら「まどか///」ジィーッ
まどか「ほむらちゃん///」ジィーッ
さやか「むむっ!このふいんきは…!」
さやか「こりゃあたしは邪魔者だね、さっさと撤退しますか」
さやか「2人ともー流石にチューする場所は弁えなよー?」
ほむら「…///」ジィーッ
まどか「…///」ジィーッ
さやか「…聞こえてないか、まぁ仕方ないねぇ」
さやか「特にギャラリーはいないっぽいし」
さやか「それに、あたしも明日は恭介と…きゃっ///」
さやか「あはは、なんてね。んじゃ帰るわーばいばーい」
ほむら「///」
まどか「///」
さやか「あはは…あたしはアウトイズ眼中か…」
さやか「んじゃお元気でー」
まどか「ほむらちゃん///」
ほむら「な、何かしら///」
まどか「元に戻ってくれてありがとう、やっぱり何時ものほむらちゃんが一番だよっ///」
まどか「わたしは目の前にいるほむらちゃんが大好きだから///」
ほむら「まどか///」
まどか「てぃひひ///」
ほむら「わ、わたしもまどかが大好きよっ///」
まどか「ほむらちゃん///」
ほむら「まどか///」
チュッ
まどか「えへへ///」
ほむら「や、やっぱりドキドキするね///」
まどか「うん、でもそれが良いんだと思うな///」
ほむら「そうだね///」
まどか「ほむらちゃん、すっごく可愛いよ///」
ほむら「まどかだって、とっても可愛いわ///」
まどか「ほむらちゃん///」
ほむら「まどか///」
チュッ
さやか「はぁー、あの2人自分達の世界に一度入ったら中々帰ってこないからね」
さやか「女同士とは言え、そこまで相思相愛になれるのは羨ましいなぁ」
さやか「あたしも恭介とそうなれればいいんだけど…大丈夫かな…?」
さやか「はぁ…」
「あら?美樹さん」
さやか「んー?」
さやか(この声誰だっけ?聞き覚えはあるけど)クルッ
「ふふっ、こんな所で会うなんて偶然ね」
さやか「………え?」
「今時間は大丈夫かしら?良かったら一緒にポッキーでもどう?」
「ついさっきコンビニで買って来たの」
さやか「あ、あの…どちら様でしょうか…?」
さやか(あ、あたし疲れちゃったのかな…まさかとは思うけど…)
「えっ?美樹さん…私のこと忘れちゃったの?」
さやか「えっ?あ…いやっ…」
「せっかくお友だちになれたと思っていたのに…」ウルウル
さやか「わっ、わー!ち、違うって分かってる!分かってるから!」
さやか「き…杏子…さん…ですよね?」
杏子「美樹さん…ふふっ。そうよ、私は佐倉杏子よ?」
杏子「でもどうして「杏子さん」なの?何時も通り「杏子」でいいのよ?」
さやか「あ…あはは…な、なんとなくです、はい」
杏子「うふふっ、そう…わかったわ、美樹さん」
さやか「ははは…」
さやか(まどかの気持ちがよーーーくわかったよ…)
杏子「美樹さん、時間は大丈夫?2人でおやつを食べましょう?」
杏子「ポッキーの他にも色々買ったわ。たい焼きに…」
さやか「あははは…」
さやか(これって言うまでもなくあれだよね?)
さやか(…と言うことはもしかして…今ごろマミさんは…)
マミホーム
キュゥべえ「愛とは無限のエントロピー」
キュゥべえ「マミに恋した僕はついに念願の感情を手に入れたぞ」
キュゥべえ「と言うことで愛しのマミに会いに来たよ」
キュゥべえ「マミー!お邪魔しまーす!」
マミ「うめぇー!」モグモグ
キュゥべえ「!?」
キュゥべえ(気のせいかな?すごい違和感が…)
マミ「ん?キュゥべえじゃねーか、あたしに会いに来てくれたの?」
キュゥべえ「う…うん…」
マミ「あははっ!そっか、ありがとな!嬉しいよ」
キュゥべえ「マミ…?」ジィーッ
マミ「どうしたんだよ、あたしの顔に何かついてる?」
キュゥべえ「あ…いや…」
キュゥべえ(確かにクリームはついてるけど…)
マミ「あっ、もしかして…あたしの事が気になっちゃったとか?」
キュゥべえ「……!」
キュゥべえ(き、気になるに決まってるじゃないか!)
マミ「あっはは!そんなわけないよなぁー!」
キュゥべえ「マミ…」
マミ「って、そこは否定するところじゃんよ」
キュゥべえ「え?そ、そうだね」
マミ「うーん…キュゥべえ、何だか元気ないじゃん、どうかしたの?」
キュゥべえ「どちらかと言うとどうかしたのはマミの方じゃないのかな…なんて」
マミ「えぇ?あたしがか?んー…別に何もないけど?」
キュゥべえ「そ、そっか」
マミ「?変なキュゥべえだな…まぁいいや」
マミ「それよりもさ、新しいケーキ作ったんだ」
マミ「食うかい?」
キュゥべえ「う、うん」
キュゥべえ(わけがわからないよ!)
おわり
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