どんがらがっしゃーん


美希「もう、春香うるさいの」

千早「春香……またなのね」

美希「千早さん、なんとかできないの？」

千早「無理だと思うわ……運命レベルで」

美希「それはやべーの」


――――――

――――

――

ｱﾌﾞﾈ

「転んだら階段から落ちてたぞ……」

「躓いてよく耐えたな……無事でよかった」

どんがらがっしゃーん


やよい「は、春香さーん！」

亜美「無茶しやがって……」

やよい「そんなことより助けないと！」

亜美「はるるんならきっと大丈夫だよ→」


――――――

――――

――


「価格の高騰が予測――えっ？」

ｱﾀﾗｼｲﾕﾃﾞﾝ？

「し、失礼しました。一転して、大幅な下落が予想。いえ、確定しました」

どんがらがっしゃーん


律子「あぁ……」

あずさ「あらあら～」

律子「助けに行きましょうか……」

あずさ「そうですね、無事だとは思いますけど。助けるべきですよね」

律子「当たり前じゃないですか」



――――――

――――

――

「3-0で迎えた9回裏」

「ツーアウト満塁、ツーストライク絶体絶命」

ｶｷｰﾝ

「ま、満塁サヨナラホームラン！ 逆転です！」

どんがらがっしゃーん


響「おーい、春香ー。無事かー？」

貴音「最早これが日常ですね」

響「呑気なこと言ってて良いのかな……結構大変だぞ」

貴音「良いのですよ。響」

響「えー」

貴音「春香が転べば世界が転ばずに済むのです」

響「そんな馬鹿な」


――――――

――――

――

「国家転覆を図ったテロ組織は壊滅したとの情報が入りました！」

ｸﾞﾜｧｧｧｧ

ﾓ､ﾓﾚ........

ｷﾞｬｧｧｧｧ

「ど、どうやら急激な腹痛により白旗をあげたようどぅおぇぇぇ」

どんがらがっしゃーん


真美「へへっやーりぃ！ はるるん転倒まこちんのデザート貰い！」

真「くっ」

真美「ふっ。運命を運命と知らずに抗うとは。無意味ですぞ」

真「どっちも同じにかけたら意味ないじゃないか！」

真美「得を考えないのも手だよ～ん」



――――――

――――

――

「成功したことのない4回転、できるか！？」

ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ......ｼｬｯ

「4回転決めた！ 転倒は回避です！」

どんがらがっしゃーん


雪歩「あぁっ！」

小鳥「春香ちゃんの下着は……白！」

雪歩「そ、そんなことより助けないと」

小鳥「あっ高解像だとシm」

雪歩「　こ　と　り　さ　ん　？　」

小鳥「は、はひっ！」


――――――

――――

――

「発想を逆転させられねぇっ！」

ｸｯ

ｺﾉﾏﾏｼﾞｬ

「締切ですよー」

ｸﾞﾜｧｧｧｧｧｧｱ

どんがらが……

春香「……ふぅ」

春香「毎回転ぶ春香さんではないんですよ」

社長「天海君が……堪えた……？」

春香「え？」

社長「世界が終わってしまう！ 転ぶんだ、天海君！」


――――――

――――

――

「大変です、公転が止まりました！」

「自転も止まったぞ！」

ﾜｰﾜｰ

ﾁｷｭｳﾉｵﾜﾘﾀﾞｰ！

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――――――

春香「な、なんで転ばなきゃいけないんですか……」

社長「世界のためだ！ 早く！」

春香「う、うぅっ、なんとでもなれー！」


どんがらがっしゃーん！！

――――――

――――

――

ﾔｯﾀ！ 公転、自転、ともに再開！

ﾜｰﾜｰ

「世界は救われたぞ！」

ﾖｶｯﾀｰ！