キルア「旅団を倒す」 (26)

それは、蟻と人類の存亡を賭けた戦いの数ヵ月後。
アルカとナニカとひとしきり世界を巡り、大切な妹を守りきれると確信を得た時。

キルアは己のオーラを電気に変化させ、
その性質上電気の使用法により己の身体能力を飛躍的に上げること、
又相手の神経に対し直接電気信号を送ることで強制的に動きを封じる術を心得ていた。

キルア「秘策があるんだ、試してみたい技もある」
ゴン「本当に一人で大丈夫なの?俺も手伝えることない?」
キルア「いいって、今の俺なら疾風迅雷と神速がありゃ捕まることはねーだろーし」

キルア「それに、この技を試すには悪りーけど一人の方がやりやすいってのもある。
おまえは親父さんとの道中だろ?邪魔すんのも悪りーしさ」
ゴン「ごめんね、仲間なのに。そうだ!クラピカには知らせた!?」
キルア「いや、携帯つながんねーんだ。だからこそでもある」
ゴン「・・・無事だといいね」
キルア「だな」

キルアとゴンの共通認識、それはクラピカが大切な仲間であるということ。
その点において旅団の存在は無視できず、いつかは倒さなければならない。
クラピカは具現化した鎖により旅団に対し無敵に近い力を得たが、
代償は大きく、また、鎖に縛られているのは本人自身であることも自覚は無かった。
正確にいえば、これまでの旅団との接触により縛られているのは自分である、
という認識を憎悪によって半ば無理矢理押さえ込んでいるといっていいだろう。
そして、クラピカ自身が「旅団専用」に制約を結んだ能力は反面酷く脆い。
本人でさえ認識することを拒否してしまうほどの「弱点」を突かれると太刀打ちできない。
文字通り、今度は鎖に縛られるのはクラピカ自身となり得るのだ。

クラピカは大事な仲間だ、だから旅団という呪縛から解放してやりたい。
仲間がそう思うのも無理はない、いざとなればセンリツでさえコントロールできないのだから。

キルアは己の肉体を電気に変化させたオーラを使用し
人間がおよそ到達することのできない、生物の領域を超えた動作をマスターしていた。
以前の自分とは違う、絶対的自身とハンターとしての自負心。

それに、「試してみたい技」がどこまで人間相手に通用するのか。
強者であり、更に未だ成長過程である彼にとってその好奇心も大きかった。
暗殺の修行のみに身を捧げた(正確には操られていた)時とは違う。
「安全圏」からでは成長はできないことを彼は経験則で知っている。
命がけ、致死量すれすれの毒をいつでも飲み込む覚悟が彼にはあった。

キルア「よっし、そんじゃま練習しますかね」

ここからは成人指定になります。

アルカ「よっしゃ任せろ」

疾風迅雷と電光石火で神速だろ

>>7
キルア「幻影旅団の団員全員殺せ」
アルカ「あい」

アルカが死ななければだめだと思う

>>7
それはナニカ、よく読め。
キルアが妹に殺人させるとは思えない。
やるなら自分、それもアルカを信用に足る人物に任せてから。

>>9
ブッブー、全くこれだからにわかは・・・。
キルアの変化系特有能力は電気、これを考えれば自ずと解にたどり着く。

>>11
アルカに危険が及ばないことが前提の行動でなければ意味が無い。

早速書くのが面倒になった。

基本的にタイマン、闇に乗じること、絶は不可欠。
仕様するのは疾風迅雷と電光石火、雷掌と落雷も欠かせない。
旅団員は「死と隣り合わせ」であることが思考の根本にあるため
突然闇に乗じた奇襲をかけられた際、致命傷を避けるため首をガードしたのは
マチの件で検証済み、これを踏まえてキルアが取る行動は一つしかない。

続きは?

見てるから完結までいってね

オーラを電気に変えることが最も重要、これは(現時点で)キルアにしかできない。
オーラの多寡を考えると通常攻撃では恐らく分が悪い。
「決定的なダメージを与える必要が無い、且つ人体の性質上不可避」
これがキルアの作戦の根本にある。

>>15
飽きっぽいからな、ネタや構想は完璧なんだが。

>>17
致命的じゃねーかww

キルアの思考能力の優れた点は類まれな分析力にある。
蟻との戦闘の際、極めて実力に差がある相手に
(決定的なダメージは与えられずとも)一方的に攻撃を仕掛けることができたのも
この分析力があったからに他ならない、そうでなければ死んでいた。
もちろんメレオロンの協力は不可欠ではあった、とはいえ
キルアは「実力が上の相手だろうと速度で上回ればダメージを受けない」
これは「念能力での戦闘においてオーラの多寡はダメージに致命的に関わる」
という点を差し引いて大きなアドバンテージを誇る。

ましてや、相手はどのような能力を持つか実際に対峙するまでわからない。
しかし、それを加味しても「行動速度」の一点においてキルアの右に出るものは少ないだろう。

>>17
まさに典型的な変化系

>>22
俺自身は先天的な特質系

続きはまた今度な。
性的描写が多いので成人指定だ。

続く

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom