ハルヒ「キョンは私のよ!」佐々木「いいえ、私のものです」(756)

キョン「…何を言ってるのかさっぱりわからんが、俺は誰のものでもないぞ」

ハルヒ「ちょっとあんたは黙ってなさい!」

佐々木「僕たちは今大事なことについて話し合っているんだ。君は黙っていてくれ」

キョン「その大事なことに俺の意思は関係ないのか…」

古泉「んっふ、羨ましい限りですね。どうですか?二人の美しい女性の取り合いになる気分は」

キョン「どうもなにも俺は俺自身のものであってだな…」

ハルヒ「キョンはSOS団の雑用なんだから当然その所有権は団長である私にあるわ!」

佐々木「私とキョンはあなたとは比べ物にならないほどの長い時間を共に過ごしたわ。あなたよりも深い関係にあると思うのだけど?」

長門「彼が一番信頼しているのは私。私に所有権がある」

ハ佐キ「?!」

こんな感じのやつでオナシャス

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ハルヒ「みんな帰ったね・・・」

キョン「そろそろ・・・・・・ヤろうぜ」

ハルヒ「・・・・・・うん」








キョン「うわー全然勃起しねー」

ハルヒ「うちもあんたじゃ全然濡れないわ」

キョン「おめまじブスだな。うけんだけど笑 全然勃たてーもんおれ」

ハルヒ「はぁ?インポだからってうちのせいにすんなよ つかチンコ小せぇな なにその野田総理みたいな粗チン 」

キョン「ならとりあえず野田総理咥えろよ 。ファーストレディにしてやるよオラ」

ずぼっ

ハルヒ「んっ…あっ…」

キョン「あー出した出したw」

ハルヒ「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

キョン「さっき言った通り妊娠しても責任は取らないんでそこんとこヨロシク(笑)」

ハルヒ「・・・・・・・・・・・・」



キョン「クソッ、いつの間にか佐々木帰っちまったじゃねえかよ」

ハルヒ「・・・・・・」


キョン「いつまで寝てんだよ、さっさと帰れや肉便器」

ハルヒ「・・・・・・分かったわ」






ハルヒ「ねえ、キョン」


ハルヒ「私と佐々木さん、どっちが好きなの?」


キョン「あ? 長門に決まってんだろ(笑)」











                                       -Fin-


長門「好き」
ハサキ「!?」
谷繁「失礼しましたー」

キョン「長門っ?!何言ってるんだ!」

長門「事実。困った時あなたが頼ってきたのは私であることが多い。つまり私の高感度が高いと推測される」

佐々木「長門さんまで…君は一体どれほどの女をモノにすれば気が済むんだい?キョン」

キョン「おいおい、ちょっと待ってくれよ!たしかに長門を頼ることは多いが…」

長門「…」シュン

キョン「違うんだ長門!頼りにしてるのは本当だ!」

長門「そう…」

キョン「くっ!どうしてこうなった…!」

ハルヒ「有希!残念だけどここは諦めてもらうわ!キョンは団長である私にのものよ!」

佐々木「ふぅ…あなたそればっかりね。それしかキョンとの繋がりがないんじゃない?」

ハルヒ「は、はぁぁぁ?!あんたこそ過去がどうのこうばっかりじゃない!今はどうなのよ?!」

ハ佐「ぐぬぬ」

的な感じでオナシャス!

長門「…」スッ

キョン「ちょ!?長門??!いきなりなんだ?!」

長門「私の優位性を認識させるためには抱きしめるのが早いと推測した」

キョン「だからって!!」

ハルヒ「あっずるい!私も!!」

長門「残念。彼は私しか受け入れない」

ハルヒ「なに勝手なこと言ってるのよ!さ、キョン来なさい!」

キョン「(ハルヒに抱きつかれたら俺のいろいろなものがヤバいぞ!)い、いや…ちょっと…」

ハルヒ「!?」

長門「…」ドヤァ

ハルヒ「なんで…?!なんでよキョン!!!」

佐々木「…まったく、はしたないと思わないの?好意を寄せる男性の前で…くっくっくっおよそ淑女のやることとは言えないと思わないかい?キョン」

ハ長「」

こんな感じでだれか!!

キョン「そ、そうだぞ!とりあえず離れてくれないか?長門」

長門「拒否する」

キョン「え」

長門「好意を寄せているからこそそばにいたい。こうしていたいのは当然」

佐々木「だ、だけどあまりにはしたな長門「抱きしめる勇気のないあなたに言えることではない」

ハルヒ「そうよ!佐々木さんは倫理とか道徳と言う言葉を使って自分を正当化してるだけよ!さ、キョンこっちへ!」

佐々木「くっ!…キョン!!!惑わされちゃダメだよ?僕は君のことを理性的な人だと信じている。だからこそ…」

長門「言わせない」サッ

佐々木「んぐっ?!」

ハルヒ「ナイス、有希!そしてチャンス到来!キョーン!!」シュバ

キョン「のわっ?!おい!ハルヒ!」

ハルヒ「ほんとにあたしじゃいや…?あたしのこと嫌いなの…?」

キョン「う、ぐ…」

ハルヒ「あたしはねキョン…キョンのこと佐々木「ちょおおおおっとまったあああああああ!!!」

長門「?!いつの間に…」

佐々木「ふ、ふふ…言わせないよ涼宮さん…僕だってキョンのこと長門「私はあなたのことを愛している」

キョン「」

佐々木「」

ハルヒ「」

書きためがない、不安だ
タバコ吸ってくる

長門「彼が一番信頼しているのは私。私に所有権がある」
バキ「~~~ッッ?!」

キョン「え…え?」

ハルヒ「ちょ!有希、ずるいわよ!私だってずっと好きだったんだから!そのためにSOS団まで作ったんだから!」

キョン「おい…」

佐々木「僕だって出会ったときからずっと好きだったんだ!そのためにキョンと一緒の塾まで通ったんだよ!」

キョン「そうだったのか…」

朝比奈「キョン君モテモテだったんですねー」

古泉「もう収拾がつきませんね…朝比奈さんお茶のおかわりいただけますか?」

朝比奈「あ、はぁいわかりましたぁ」

キョン「ちょ、ちょっと待ってくれ!そんなにいっぺんに言われても…」

ハルヒ「私を選びなさいキョン!団長命令よ!」

長門「職権乱用」

佐々木「キョンは僕を選んでくれるに決まってる。そうだろう?キョン」

長門「自惚れ」

古泉「…ふぅ、埒があきませんね」

朝比奈「あ~じゃあこの後それぞれ一人で告白する時間をもうけるなんてどうでしょうかねぇ」

一同「それだッ!!」

朝比奈「ぴぃっ?!」

古泉「問題は誰から告白するかですね。あなたの希望はありますか?」

キョン「待ってくれ!希望も何も突然のことで混乱してるんだ!というか勝手に話を進めないでくれ!」

古泉「そうはいってももう彼女達は後には引けませんよ?ここはあなたの器量の見せどころなんじゃないですか?そもそもあなたの思わせぶりな態度が引き起こしたことなんですから」

キョン「俺がいつそんな態度を取ったって言うんだ!」

古泉「自覚がないって罪なことなんですよ?」

キョン「はぁ!?」

古泉「皆さん。彼も困惑しているようですし後日また集まって順番を決めるというのはいかがでしょうか?その方が彼も勢いで相手を決めることもなさそうですから」

キョン「おい!」

キョン「皆今日はおかしいぞ!どうしたって言うんだよ!」

佐々木ハルヒ長門「…」

古泉「沈黙は同意と見なしますね。では日時の方は僕から追って連絡しますので、今日のところは解散でいいですか?」

ハルヒ「し、しかたないわね…まぁキョンが選ぶのは私だって決まってるけど!」

佐々木「キョン、僕は君のこと信じてるからね?」

長門「…あなたは私を選ぶ」

もう限界です
打つのも遅いし皆に迷惑かけるだけだから落としてください・・・

ー解散後ー

キョン「…はぁ」

古泉「気を落とさないでください。仮にも3人の女性から好意を向けられているんです。もっと誇るべきですよ」

キョン「誇れると思うか?今まで友人だと思って接してきた奴らに突然尋常じゃない勢いで迫られたんだぞ。嬉しいどころか恐ろしい」

古泉「んっふ、今のあなたからそんなことを聞かされると嫌みにしか聞こえませんね。うらやましい限りです」

キョン「馬鹿にしてるのか?お前だって面はいいんだ。こんなことしょっちゅうだろうが」

古泉「いえ、僕には恋愛に現を抜かしている暇はないのですべてお断りしているんですよ」

キョン「ふん。あるにはあるんじゃねえか。このイケメンめ」

古泉「褒め言葉として受け取っておきます」

キョン「それにしてもどうするんだあれ」

\ギャー!ギャー!ボコボコ/

古泉「一応のところは和解していますから当面は悩めますよ。いつにしますか?順番の選考会は」

キョン「…1週間くれ。考える」

古泉「そうですか。わかりました。もし延長せれたい場合はおっしゃってください。できる限り努力します」

キョン「ありがとうな。恩に着る」

ー帰宅ー

妹「キョン君お帰りー!!」バシュンッ

キョン「オゴォッ!ふ、普通に出迎えてくれ…体が持たん」

妹「えへへー効いた?」

キョン「確信犯か…効いたぜ…」

妹「あはは!キョン君面白い顔ー!」

キョン「悪かったな笑える顔で。ほら、家に入れてくれ」

妹「はぁーい」





キョン(はぁ…どうしてこうなったんだろうなぁ…別段、好意を向けられるようなことをした覚えはないんだがなぁ…とりあえず後6日と数時間ある。じっくり考えよう。といっても選考するだけなんだけどな。
…待てよ?なんで俺は選考することに何の違和感も感じてないんだ?あああああああなんかもういろいろおかしいぞ今日は!)

キョン「風呂、入るか…」

キョン「うあ”あ”ぁ”…気持ちいー…心が洗われるかのようだ…」

キョン(なんで今日に限ってこんなことになったんだ。発端は佐々木なんだが、なぜ突然SOS団まで来たんだろうか?いつもなら連絡の一つくらいよこすってのに…)

・回想

キョン「うーっす」

佐々木「やぁ、キョン」

キョン「佐々木?!なんでここにいるんだ?」

佐々木「君がどんな団体で活動しているの気になってね。くっくっくっ、なかなか楽しそうじゃないか。部室ももともとは文芸部なんだってね?雑多なもので溢れかえっていて僕の学校の文芸部とはおよそ似ても似つかないけれど」

キョン「まぁな、ハルヒがどっかから持ってきてはその辺においておくから増える一方なんだ。ああ、せっかくの来客だ。茶でも入れよう」

佐々木「くっくっく、いつからそんなに気が回るようになったんだい?」

キョン「お前と会ってないうちに俺も色々変わったんだよ」

佐々木「…会ってない内、ね」

キョン「?何か言ったか?あ、お茶の種類ならたくさんあるから希望があれば言ってくれ。朝比奈さんには及ばないが淹れ方ならそれなりに知ってるからな」

佐々木「…た…み…は」

キョン「?佐々木?」

佐々木「また君はそうやって他の女性のことを話すんだね」

キョン「え?」

佐々木「え、あ、いや、何でもない。少々取り乱してしまった。お茶なら何でも良いよ。僕は勝手にここに来てしまっただけなのだから、本来であればもてなしを受ける権利などないのだからね」

キョン「お、おおそうか。なら、手合いのもので淹れるからな」

佐々木「ありがとう、キョン」

佐々木(あ、あぶないところだった…いつもと環境が違うせいかなんだか感情が表立ってしまっているような気がするな。これも橘さんが言っていた『あー。あそこの部室は、部室そのものが異空間ですからねー』ということに関係があるのか?)

キョン「ほい、お茶」

佐々木「ぅわぉ!」

キョン「!?ど、どうした?」

佐々木「い、いや、何でもない。ちょっと考え事をしていてね」

佐々木(いかんいかん。平常心平常心。せっかくここまで来たんだ。誰も来ないうちに少しでもキョンとの距離を縮めなくては…!)フンス

キョン「佐々木?大丈夫か?」

佐々木「あ、ああ問題ない。僕は至って正常さ。むしろどこが正常でない用に見えたのか教えてほしいくらいさ」

キョン「そうか。ならいいんだが。」

佐々木「ところでキョン。他の皆さんの姿が見えない用だが?」

キョン「ああ、それならもうしばらくはこないと思うぞ」

佐々木「どうしてだい?」

キョン「ハルヒは掃除の後、生徒会に呼び出し。古泉も副団長として同行するんだとさ。長門は黄緑さんと話すことがあるからどっかに言っちまって朝比奈さんはよくわからんが鶴屋さんにひっぱり回されてるみたいだ」

佐々木「ほ、ほう…それはどれくらいかかりそうなんだい?」

キョン「ん~よくわからんが5時くらいまで誰も来なさそうだ。だから話し相手が欲しかったんだよ。佐々木が来てくれてよかった」ニコ

佐々木「ッ!///そ、そうか。追い出されなくてよかったよ。実を言うと少し不安だったんだ。僕は部外者だからね」

キョン「そんな寂しいこと言うなよ。俺たちは親友だろ?たとえ先生が追い出そうとしたって説得したさ」

佐々木「あ、ありがとぅ…」

佐々木(なんでこういうことをさらっと言えるのかな///キョンのペースじゃこっちの身が持たないよ…)

佐々木「キョン!」

キョン「うおっ、どうした」

佐々木「ぼ、僕は本当のところ今日は君に会いにきたんだ」

キョン「おお、そうだったのか。ありがとうな、うれしいよ」

佐々木「くっ///…そこでだ!君に伝えたいことがある!」

キョン「ん?なんだ?」

佐々木「ぼ…ぼ、僕と…」

佐々木「僕と、その、あの…」

キョン「なんだ?歯切れが悪いな。言いにくいことか?」

佐々木「いや、あの…!ボードゲーム!ボードゲームを…しよぅ…」

キョン「なんだそんなことか。お易い御用だ。幸いにも古泉がたくさん持ってきててな。何でもあるぞ。古泉じゃ相手にならなくてな。飽き飽きしてたところなんだ」

佐々木「くっくっくっ、その話は聞いているよ。だからこそお相手願おうと思ってね(なにを!何をやってるんだ僕はぁぁぁぁぁ!!!)」

キョン「負けねぇーぞー!」

佐々木「はぁ…」


キョン「ちくしょぉ…」orz

佐々木「チェックメイト(はぁ…せっかくここまで来たのに、なんでのんきにチェスなんかやってるんだろうか、僕は。時間も限られているのに…!そうだ、今なん

ハルヒ「みんなー!待たせたわね!」

古泉「お待たせしました」

佐々木「!?」

ハルヒ「!?な、なんで佐々木さんがここに?」

キョン「ああなんか俺に会いにきてくれたみたいだ。外で話すのもなんだし部室で遊んでたんだがまずかったか?」

ハルヒ「ふーん…キョンに、ねぇ…ま、いいわ。いらっしゃい佐々木さん。キョンは粗相しなかった?」

キョン「俺は犬か」

佐々木「くっくっくっ、大丈夫だよ涼宮さん。むしろ良くしてもらっているから」

ハルヒ「ならいいわ。キョン、お茶」

キョン「なんで俺が。自分でやれば良いだろう」

ハルヒ「みくるちゃんいないんだからしょうがないじゃない!早く!」

キョン「やれやれ」

キョン「ほれ」

ハルヒ「ん、ありがと」

佐々木「…」ムスッ

古泉「どうかしましたか?佐々木さん」

佐々木「いや、なんでも」

古泉「夫婦みたいだな、と思われました」コソッ

佐々木「!!!?」

古泉「実は僕もそう思います。ですが佐々木さん、あなたはそれで良いのですか?」

佐々木「…」

古泉「あなたは聡明なお方です。自分がどう行動すべきかはもうお分かりですね?」


佐々木「君はいったい…」

古泉「んっふ」

キョン「古泉!気色悪いから佐々木に変な笑みを向けるな」

古泉「怒られてしまいました。あとは自分次第ですよ佐々木さん」

佐々木「…」

ガラッ

朝比奈「遅くなりましたぁ~。あれ佐々木さん?どうしたんですかぁ?」

長門「遅れた」

キョン「あれ、一緒だったのか」

長門「そこで会った」

佐々木「どうも、お邪魔してます」ニコ

朝比奈「いえいえ~おもてなしもできなくすみません~」

佐々木「いえいえ、突然でしたから。お気遣いなく」

古泉「…では、僕たちはいったん出ましょうか」

キョン「おう」

佐々木「どうしてだい?」

キョン「佐々木は中にいろ。今にわかる」

佐々木「?」




ー風呂場ー

キョン(あの後、部室の中で騒ぎ声が聞こえて、朝比奈さんの合図で中に入ってみたらあの様だ…そういや佐々木の俺に会いにきたって言うのはそういうことだったのか)
妹「キョン君!入るよー!」

キョン「え?」

キョン「ちょちょちょちょっと待て!いきなりどうしたんだ!」

妹「キョン君落ち込んでたからお背中流そーって思ったの♪」

キョン「なに言ってるんだ!大丈夫だから、自分の部屋行ってろ!」

妹「もう来ちゃった~!いっくよ~!」ザッパーン

キョン「うおあ!おいこら!」

妹「えへへ~」

キョン「全くなんなんだ…」

妹「キョン君」

キョン「なんだ?」

妹「キョン君はあたしのものだよ?」

キョン「え?」

妹「どこにも、誰のとこにもいっちゃだめだよっ!はい!お背中流してあげる!」

キョン「お、おい、こら」

妹「ここ座って!はやくぅー!」

キョン「はぁ…わかったよ。じゃあ頼んだぞ」

妹「んふふ~ちゅぅぅぅ」

キョン「!?なにしてんだ!」

妹「なんでもなよーだ♪はい、流してあげるね!」

ザパァァァァ


キョン「なんだったんだ妹のやつ…」

キョン(今日はいろいろありすぎてもう疲れた。寝ちまおう)

キョン(もっと色々考えなきゃならんのだろうが今日はもう限界だ。明日にでもまた古泉に聞いてもらおう)


さて人もいないしタバコ吸ってくる

吸い終わった
寒くて打てないwwwwww

ー夢ー

キョン「ここどこだ」

長門「…」クイッ

キョン「ん?長門か」

長門「私はあなたを愛している」

キョン「そうか、ありがとうな///」ナデナデ

長門「///私を選んでほしい」

キョン「…」

長門「あなたはいつも私を気にかけていてくれた。私もあなたを守りたいと思い始めた。そうしているうちに解析不能なエラーが飛躍的に増えていった。今日黄緑江美里にそのことを話したら恋だと教えてくれた。気づいたのは周りに遅れを取っていても気持ち負けない」

キョン「そうか…」

長門「忘れないで。私は本気」

キョン「ありがとう…」



ー朝ー
もぞもぞ…もぞもぞ…

妹「キョン君…朝だよ…ふぅっ」

キョン「うお!?な、なんだお前か…普通に起こしてくれ」

妹「えへへ~♪シャーミ!おはよ~!」

キョン「はぁ…学校行くか…気が重いな…」





キョン「行ってきまーす」

妹「いってらっしゃぁーい!」







妹「キョン君は渡さないから」

キョン「はぁ…足がだるいな…」

谷口「おーうキョン!どうしたんだ?浮かねえ顔して」

キョン「いや、何でもないんだ」

谷口「また涼宮関連のことかー?大変だなーwww」

キョン「うるせ」

谷口「ま、なんにせよあんま無理すんなよ!」

キョン「おう」

ーHRー
キョン(ハルヒは…まだ来てないか…)

岡部「今日涼宮は家の用事で遅刻だそうだー。それじゃ授業がんばれよー」

ー放課後ー

キョン(結局あいつ授業こなかったな…どうしたんだ?ま、いいけど)

キョン「うーっす」

長門「…」

キョン「な、長門だけか…」

長門「そう。おかえりダーリン」

キョン「?!」

長門「何でもない」

古泉「遅くなりました」

キョン「お、おお!古泉!ちょっと話がある!出よう」

古泉「いきなりですね。良いでしょう」


屁が止まらないんだがこれって病気?

ー中庭ー

キョン「昨日のことなんだが…」

古泉「でしょうね。悩みましたか?」

キョン「ああ、頭がパンクするくらいな」

古泉「まだ時間はあります。よく考えてください。誰を選ぶべきかではなく、誰を選びたいのか。」

キョン「…」

古泉「これはある意味では絶好の機会ですよ。涼宮さんの改変はこの件に関して干渉してこないようです」

キョン「なぜわかる」

古泉「もし涼宮さんの改変が加わっていればあなたは無条件に涼宮さんを選んでいたはずです。
また、あなたに改変が及ばないとしても佐々木さんや長門さんは違います。もし改変が働いているとしたら彼女達は涼宮さんの恋路を邪魔しているわけですから何らかの変化があるはずです。例えば…消滅とか」

キョン「…」

古泉「涼宮さんはあなたと一緒にいることでずいぶん理性的になられました。人の気持ちにやすやすと干渉してはならないとお考えになったのでしょうね。ですからあなたが誰を選んでも涼宮さんは世界を消滅させたりしませんよ」

キョン「…てっきりお前はハルヒを選べと言うとでも思ったんだがな」

古泉「はっきり言えばその方が仕事が減るので助かりますが、涼宮さんがあなたの選択を受け入れるのでしたら「友人として」あなたの応援をしたいと思っています。」

キョン「そうか。ありがとう」

古泉「んっふ、さぁそろそろ行きましょう皆さんがお待ちかねです」

キョン「ああ」

ー部室ー
キョン「遅れた」

古泉「遅くなりました」

ハルヒ「遅い!なにしてたのよ!」

キョン「男同士の話をな」

古泉「ええ」

ハルヒ「ふん!今日も佐々木さんくるそうよ!」

キョン「それまたどうして」

ハルヒ「…あんたに会いたいんだって」

キョン「おおう…」

ハルヒ「嬉しいの?」

キョン「そりゃあ女子に好意を向けられて嬉しくない男子なんていないからな」

ハルヒ「…じゃあ私は?私の好意は嬉しくないの…?」

キョン「お、おう…嬉しいぞ」

ハルヒ「ふふん///まぁいいわ…ん?キョンなにそれ?」

キョン「?」

ハルヒ「ちょっと来なさい」

キョン「なんだよ…うおっ!」

ハルヒ「これ…キスマークじゃない!」

一同「!」

キョン「何だこれ?!知らないぞ!!こんなにたくさん!!うわ腹にまで…」

ハルヒ「どういうこと…?キョン、もう彼女とかいるの…?」

キョン「いない!断じていない!…あっ、これ妹か?」

ハルヒ「妹ちゃん?」

キョン「あ、ああ。お前達と別れた後に誰かに会ったわけでもないし可能性は…」

ハルヒ「呼びなさい」

キョン「は?」

ハルヒ「妹ちゃんもここに呼びなさい」

ー部室ー
ハルヒ「…」

佐々木「…」

長門「…」

妹「…」

キョン「…;;(なんだこれ)」正座

ハルヒ「キョン、脱ぎなさい」

キョン「え」

ハルヒ「脱ぎなさい」

キョン「…はい」ヌギ

ハルヒ「皆、これを見てちょうだい。この大量のキスマーク…誰の仕業だと思う?」

佐々木「キョン…君は一体何をした、いや、されたんだい」

長門「うらやましい」

ハルヒ「有希っ!」

妹「…うん、バレちゃったんなら仕方ないね!あたしがつけたのー♪全部あたしのだよ!」

女達「ギリッ」

妹「だってキョン君はあたしのだもん♪まさかとは思ったんだけど的中だったね!キョン君!」

キョン「お前!何したかわかってんのか?!」

妹「わかってるよ。本気だから」

キョン「…」



ハルヒ「ということよ。妹ちゃんが加わったわ」

佐々木「ねぇ妹ちゃん?キョンは君のお兄さんだよ?こんなのーー」

妹「関係ないよ!だってあたしキョン君のこと好きだもん!」ギュッ

キョン「おい…」

長門「事を急ぐべき」

ハルヒ「そうね…妹ちゃんみたいなのがいつどこからわいてくるかわかったもんじゃないもの」

佐々木「はぁ、キョン…君は…」

キョン「哀れみの視線を向けるのはやめてくれ。俺だっていっぱいっぱいなんだ…」

長門「明日、順番を決める」

キョン「え」

ハルヒ「そうね。そうしましょう。順番はキョンが決めてくる事、いいわね?」

キョン「急過ぎないか?考える時間がほし佐々木「ダメだよキョン。これ以上ライバルが増えたら本当に殺し合いが始まるかもしれない」

古泉(言い過ぎじゃないでしょうか…)


キョン「くっ」

ハルヒ「そういう事だから、今日は解散!あ、今日は皆でキョンを家に送り届けるわよ。妹ちゃんが不正しないように」

妹「…ちぇ」

佐々木「ごめんなさい。今日この後塾があるの。先に帰るよ、ごめんねキョン」

キョン「あ、ああ仕方ないな」

佐々木「僕を選んでくれたらまたいつでも一緒にいられる///」

長門「抜け駆け」

佐々木「そんなつもりじゃ…そういうことだから先に帰るね」タッタッ

長門「私も用事」

ハルヒ「有希まで?何かあるの?」

長門「コクン」

ハルヒ「な、なら仕方ないわね!三人で帰りましょう!小泉君達は一緒に来なくていいからね!じゃあ解散!」

ー帰路ー
妹「…はぁ」

ハルヒ「…はぁ」

妹・ハルヒ(この人(子)さえいなければなぁ…)

キョン(き、気まずいっ!!)

テクテク

ミヨキチ「あ、お兄さんに妹ちゃん?」

妹「あー!こんなとこでどうしたのー?」

ミヨキチ「買い物の帰りだったの」

妹「そうなんだー!一緒に帰ろー!」

ハルヒ「誰あの子?」ヒソヒソ

キョン「妹の友達だ。ああ見えてあいつと同学年なんだ」ヒソヒソ

ハルヒ「えぇ?!お、大人びてるわね…」ヒソヒソ

キョン「だろう?…それよりハルヒ、顔近いぞ」

ハルヒ「ッ!///ご、ごめん…」

キョン「いや、謝るほどの事じゃ…」

妹「キョン君」

キョン「ひっ!」

妹「ちょっとミヨキチのお手伝いしてくるね!すぐ帰るから!(今日のところは譲ってあーげよっと♪)」

ミヨキチ「あの…お兄さん。隣の方、彼女さんですか?」

一同「!」

妹「違う!違うよ!」

ハルヒ「///」

ミヨキチ「あの…お幸せに…!」

妹「あ、待ってー!」

ハルヒ「そう見えたのかな・・・///」

キョン「はは、まぁ妹と一緒だったし家族って感じだったけどな」

ハルヒ「か?!かかかか家族ぅ?!!///」

キョン「真ん中に妹いたからな~見えなくもないだろ」ニコ

ハルヒ「家族…えへへぇ…いいなぁ…///」

キョン「ハルヒ?大丈夫か?」

ハルヒ「え!?あ!うん、子供は3人よね!!」

キョン「な!なにいってるんだお前は!///」

ハルヒ「え?あ!いや、違うの!ちがうのよぉ…///」

キョン「///」

ハルヒ「///」

ハルヒ「そ、そうだ!せっかく二人きりになったんだしちょっと寄り道しない?」

キョン「お、おう!たまには放課後に遊ぶのも良いかもな!どこ行きたい?」

ハルヒ「うーん、そうねぇ…キョンとならどこでも良いや」

キョン「お、おおそうか///」

ハルヒ「?…どうかした?」

キョン「いや!何でもない!じゃあ、ゲーセンにでも行こう!お前何でもできそうだからな」

ハルヒ「そうね!格ゲーやりましょ格ゲー!あれやった事ないのよ!」

キョン「初心者にはきついぞー俺に勝てるかな?」

ハルヒ「言ったわね絶対負けないから!」




ハルヒ「か、完敗だわ…!」

キョン「ふ、ふふ…フゥーハハハハハ完全勝利だー!!やったー!」

ハルヒ ニコニコ

キョン「どうしたハルヒ?あまりの惨敗に涙も出ないか?!」

ハルヒ「ううん。喜んでるキョンをみるのがすごく、なんていうか…嬉しくて」

キョン「なっ!!///何か今日のお前おかしいぞ!やけに素直と言うか…」

ハルヒ「うん、なんかね、今まで素直にできなかったのが馬鹿みたいになっちゃたのよ。ライバルが増えたせいかもしれないけどなんだか今なら全部素直に伝えられるわ。あんたのおかげ!」

キョン「そ、そうか」

ハルヒ「今日はこの辺にしときましょ!また明日ね!」

キョン「おう!」

ー家ー
キョン「ただいまー」

妹「お帰り!キョン君!」ニコ

キョン「ただいま」

妹「遅かったね、何してたのー?」

キョン「ハルヒとちょっとな…」

妹「ハルにゃんと…ふーん…ま、いっか!そうそう、ミヨキチがね自分も入れてほしいって!」

キョン「えええ?!」

妹「ミヨキチもキョン君の事好きだったんだねー!一緒だ!」

キョン「そうか…すまんが少し休ませてくれ」

妹「うん!がんばってね!」

キョン「明日…決着を付けなけりゃならんのか…」

キョン(どうする、といっても明日は順番を決めるだけだ。だからといってみんなの気持ちも無下にする事はできない。早めに決断しなきゃな。とりあえず、じゃんけんで決めてもらおう。俺が決めるのは何か不公平は気がする。

人に好意を向けられるのがこんなに大変な事だとはなぁ…案外鈍いってのも良い事なのかもしれんな。ハルヒ、佐々木、長門、妹、ミヨキチ…もうどうしたらいいんだ俺は…明日、明日にゆだねよう。もう疲れた…zzz)







もう収集つかないよ;;
明日にゆだねていいかな・・・?

ー朝ー
pipipi pipipi pipipi

キョン「う…ん?」

キョン(妹が起こしにこない…あいつもそれなりに覚悟してるってことなのか…)

キョン「行くか…」

ー学校ー
キョン「うっす」

ハルヒ「おはよっ!」

キョン「お、おう、おはよう」

ハルヒ「今日、がんばんなさいよ?誰を選んでも誰もあんたを責めないし私もちゃんと納得するから、ね?」

キョン「おう、ありがとな」

ハルヒ「じゃ、授業がんばりましょ!」

キョン「おう!」

ー放課後ー
ハルヒ「私、先に行ってるから!」

キョン「ああ」

谷口「おい、キョン!涼宮がえらくご機嫌じゃねーか…何かまた企んでんのか?」

キョン「いや…今日は、色んな人にとっての…大事な日だからな…」

国木田「大事な日?」

キョン「ああ、俺が決断して、悲しむ人もいれば喜ぶ人もいる。皆の一区切りをつける日だ」

国木田「…そっか、がんばってね」

谷口「?まぁいいや!じゃあなキョン!」

キョン「ああ」

キョン「さて、部室にいきますか」

ー部室ー

佐々木「待っていたよ、キョン」

ハルヒ「遅い!」

長門「…」

妹「小泉君よわーい!」

ミヨキチ「お兄さん…突然ですみません…」

ハルヒ「キョン!一人増えてるじゃない!どういう事よ!」

佐々木「まったく君という男は何人の女性に手を出せば気が済むんだい?」

ミヨキチ「すみません!突然参加しちゃって…でもお兄さんが誰かとつきあうと聞いたらいても立ってもいられなくて…」

ハルヒ「あ、あなたが謝る事じゃないわ!全部キョンが悪いのよ!こんなにたくさんの人を虜にして!」

長門「異常としか思えない」

キョン「ははは、みんな酷いな」

佐々木「どうやら決心する決心ができたようだねキョン」

キョン「ああ、短いようで長かった」

妹「それでキョン君!どうやって順番決めるの?」

キョン「ああ、決心する決心ができたと言っても、実のところ自分の気持ちが誰に向いてるのかまだわからないんだ。
情けない話だがもうすこし考えさせてほしい。でも順番はさっさと決めちまおう。そのあと、また言いたい事がある。とりあえず順番はじゃんけんで決めてくれ。勝った人から自分の順番を決めてくれ」



一同「じゃーんけん…ポイッッッ!!!!!!!」

すまない…寝たいんだ…
保守してくれとは言わない完結させられない俺が悪い
ごめんなさい、こんな駄作につきあってくれて
勢いでやっちゃったけどこんなにきついと思わなかったんだ
もし、もし明日の14時に残ってたら書こうと思う
でも、落としてくれてもかまわないそしたら書き溜めてSS速報にでも行くから
それじゃあごめんなさい

色々あって
1長門2ミヨキチ3妹4佐々木5ハルヒ
になった

キョン(何だかんだ妥当な順番じゃないか。ふむここからだな…)

キョン「順番が決まったところで言う事がある。」

一同「?」

キョン「この順番で一日ずつデートしたいと思う」

一同「!」

佐々木「デート…?」

ハルヒ「なに言ってんのよ!あんたまた待たせる気?!」

キョン「ああ…すまない…」

ハルヒ「はぁ…わかったわ…しょうがないから言う通りにしましょ」

長門「了解した」

妹「わかった~!」

ミヨキチ「わかりました」

佐々木「了解せざるを得ないようだね」

ハルヒ「このまま残っててもしょうがないし今日も解散!また明日!」

ー長門ー

長門「…」ソワソワ

タッタッタッ

長門「!」

キョン「すまん待ったか?」

長門「…今来たとこ」

キョン「本当か?ほっぺ真っ赤になってるぞ?」

長門「本当」

キョン「そうか。今日はお前の行きたいところにつれてってやるぞ!何でもしたいこと言えよ!できる限り実現するからな!」

長門「…図書館」

キョン「ん、そうか、いつもと変わらないが長門が行きたいなら行こう」

長門「…手、繋いで」

キョン「お、おおそうか、わかった」

キョン「これで良いか?」

長門「いい」

キョン「よかった…ところでいつから長門は嘘がそんなに上手くなったんだ?」

長門「?」

キョン「こんなに手が冷えてるんだ、かなり前からいたんだろ?」

長門「…そんな事はない」

キョン「本当は?」

長門「指定された時間の1時間14分23秒前には待機していた」

キョン「お前なぁ…人間じゃないからって無茶するな…待たせて悪かったな」

長門「いい、私の独断」

キョン「ありがとな」

キョン「さて、念願の図書館だぞ」

長門「…」スィー

キョン「早速か。俺も何か読むかな…」


キョン「zzz」

長門「zzz」


キョン「む?いかん、寝ちまったか…ん?」

長門「zzz」

キョン「ふっ…対有機生命体なんたらかんらたってのは寝ないんじゃないのか?」ボソッ

長門「…寝ない」

キョン「うおっと、起きてたのか」

長門「私にとって睡眠は必要ないが、自らの意思で眠る事はできる」

キョン「てことは今は本当に寝ていたのか?」

長門「寝ていた。私は真に安らげるところでしか寝ない」

キョン「そうか…安心してくれてたんだな、長門は」

長門「そう」

キョン「ありがとな」

キョン「さてどうする?この後またどこか行きたいところはあるか?」

長門「服」

キョン「服?」

長門「あなたに服を選んでほしい」

キョン「俺に?まぁいいが、じゃあ隣町まででないとな」

長門「ありがとう」



長門「着いた」

キョン「おーなかなか良さげなところじゃないか。どうしてこんなところ知ってたんだ?」

長門「黄緑江美里に聞いた」

キョン「あーなるほどなぁ。でもどうして急に服を買おうと思ったんだ?」

長門「いつも制服ではあなたが見飽きると推測した。事前に私に会う服を購入しこれからに備えようと考えていた。しかし、予定が早まった」

キョン「買いにくる暇がなかったってことか」

長門「そう。だからあなたに選んでもらう」

キョン「俺なんかのセンスでいいならいくらでも付き合うぜ」

長門「あなたに選んでもらいたい」

キョン「そうか。なら早く入ろう」

長門「了解した」



キョン「これはどうだ?」

長門「…」

キョン「これはどうかな…?」

長門「…」

キョン「こ、これだ!!似合うぞ長門!」

長門「///」ウツムキ


忍者リセットさるさんだよー
もうだめかもわからんね
みてくれてる人本当にありがとうございます!!
長門編だけでも…!

すまんこれで今回は最後だ…
頑張りたかった…


キョン「すいません、これとこれとこれ、あとここのください。あ、今着てるやつこのままタグ取ってもらっていいですか?ありがとうございます」

長門「いいの?」

キョン「ああ、あれからのプレゼントだ、受け取ってくれ」

長門「ありがとう」

キョン「そのかわりちゃんと着てくれよ?」

長門「当然。愛する人からのプレゼント。大事に着る」

キョン「喜んでもらえてよかったよ」

長門「不思議。あなたに包まれているような感覚」

キョン「それは言い過ぎだ」ナデナデ

長門「…そのまま」

キョン「ん」

ごめん;;
猿さんも眠気も忍者も色々限界なんだ…
残ってたら絶対完結させる!
おやすみなさい

遅れてすまぬ;;
バイトでサボリが出てその穴埋めだったんだ;;
18時には書けると思う
書きためは相変わらずないけど


キョン「…」ナデナデ

長門「…そろそろ」

キョン「?」

長門「そろそろ良い時間」

キョン「ん?ああもう暗くなってきたな。帰るか?」




長門「私の家に来てほしい」

キョン「良いのか?」

長門「いい。晩ご飯を食べていってほしい」

キョン「そうか。それならごちそうになろう」

長門「ごちそうする」

キョン「なに作ってくれるんだ?」

長門「秘密」

キョン「楽しみにしておこう」

ー長門宅ー

キョン「いいにおいだ。だが匂いでカレーだとすぐわかるな…長門ーなに作ってるんだー?」

長門「秘密」

キョン「そうか…ってバレバレだけどな。心なしか長門も嬉しそうだし乗っておくか」

長門「…♪」




キョン「ま、長門の微妙な変化がわかるのは一般人じゃ俺くらいのもんだがな」

長門「できた」

キョン「おー!いいにおいだ!カレーか?」

長門「そう。得意料理」

キョン「なるほどな。食べても良いか?」

長門「食べてもらうために作った。問題ない、召し上がれ」

キョン「ありがとな。いただきます」


長門「あーん」

キョン「…え?」

長門「あーん」

キョン「い、いや!自分で食べられるから大丈夫だ!」

長門「あーん…」シュン

キョン「う…あーん…」

長門「!あーん」パァァ

キョン「ん、んぐんぐ…うまい!こんな上手いカレー初めて食べた!」

長門「あーん」

キョン「…あーん(自分で食べたいなぁ)」

長門「♪」

キョン(長門も嬉しそうだしいいか)




キョン(結局長門に食べさせられっぱなしだった…)

長門「おいしかった?」

キョン「ああ、最高だったよ。ごちそうさま」

長門「……私はあなたを愛している」

キョン「…ああ、ありがとう」

長門「しかしあなたが誰を選んだとしても貴方を恨む事はない。できる事なら結ばれたい。それが叶わないとしても私はおそらく…諦める事はできない。覚悟しておいてほしい」

キョン「…そうか。お前にここまで好かれるなんて光栄極まりないな」

長門「あなたがあなた自身に素直になれる事を望んでいる」

キョン「…」

長門「がんばってほしい」

キョン「ありがとう」

キョン「そろそろおいとましようかな」

長門「そう」

キョン「今日はありがとな」

長門「こちらの台詞。幸せだった」ポロポロ

キョン「!?」

長門「?」

キョン「どどどどうしたんだ?!なんで泣いてるんだ!?」

長門「泣いている…?これが涙…」

キョン「自覚がないのか?!俺なんかしたか?」

長門「そうではない。私は今これまでにないほど満たされている。理由がわからない」

キョン「…ああ、そうか。…そんなにまで俺の事を……」

長門「?」

キョン「ほら、ハンカチ貸してやるから涙ふけ」

長門「ありがとう」

キョン「…ありがとな、長門」ボソッ

キョン「それじゃあ、またな」

長門「…また」

バタン

キョン(長門…あそこまで俺の事を…)

キョン「せいぜい悩むとするか…」

ーミヨキチー

キョン「……お」

ミヨキチ「す、すみません!お待たせしてしまいましたか?」ハァハァ

キョン「いや、俺も今着たところだ」

ミヨキチ「よかったぁ。お兄さん早いんですね」

キョン「ああ、いつもの癖でな」

ミヨキチ「いつもの?」

キョン「ああ、色々あるんだ。ところで今日は何するんだ?」

ミヨキチ「そうですねー、見たかった舞台があるんですけどお付き合いいただいてもいいですか?」

キョン「舞台かーしばらく見に行ってないな。どんなやつなんだ?」

ミヨキチ「現代SFなんですけど、一人の男子高校生がある女の子を起点にして宇宙人や未来人や超能力の関する事件に巻き込まれていくというものみたいです」

キョン「そ、そうか(既視感が…)」

・・・
・・


キョン「うぅ…なんて良い話なんだ…」

ミヨキチ「面白かったですね!あの巨人なんてどうやって動かしてたのかすっごく気になります!」

キョン「あ、ああ…そこもなんだが主人公が色んな事件で奔走する姿が何か…健気でなぁ」

ミヨキチ「確かにそうですねぇ…なんであそこまでがんばるんでしょうね?終始めんどくさがっていたのに」

間違えた
こっちが本物
一応舞台は涼宮ハルヒの憂鬱のラストまでの設定

・・・
・・


キョン「うぅ…なんて良い話なんだ…」

ミヨキチ「面白かったですね!あの巨人なんてどうやって動かしてたのかすっごく気になります!」

キョン「あ、ああ…そこもなんだが主人公が色んな事件で奔走する姿が何か…健気でなぁ」

ミヨキチ「確かにそうですねぇ…なんだかお兄さんに似ていたような気がします」

キョン「そそそうか?まぁ主人公の性格は少し似てたかもな!環 境 は 違 え ど !」

ミヨキチ「ふふふ」

キョン「は、ははは」

ミヨキチ「このまま立ち話もなんですからそこの喫茶店にでも入りませんか?」

キョン「おう、そうだな」

店員「いらっしゃいませー」

ミヨキチ「あ、すみません。ゴニョゴニョ」

店員「あ、はい。ご予約のお客様でーす」

キョン「ご予約?」

ミヨキチ「いいいいや何でもないんです!さ、行きましょうお兄さん!」

キョン「お、おう」

ミヨキチ(もうっ!///店員さんも察してくれれば良いのに…言わなかった私が悪いんですけど…)

キョン「おー喫茶店なのに個室なんてすごいなぁ」

ミヨキチ「え、ええ、この前テレビで紹介されていたんです」

キョン「ほー、でも予約するほど込んでいるようにも見えないけどなぁ」

ミヨキチ「予約しないと個室が取れないんですよ(お兄さんと二人きりになりたかったんです!とは言えない…)」

キョン「なるほど、だから個室の方は満席なんだな」

ミヨキチ「はい。…あのお兄さん」

キョン「なんだ?」

ミヨキチ「その…私はまだ小学生ですからあまり遅くまでは遊べないんです」

キョン「おおそうだな…親御さんも心配するしな」

ミヨキチ「だから、単刀直入に言います。私はお兄さんの事が好きです。大好きです。私とお付き合いしてください」

キョン「……」

ミヨキチ「……」

キョン「…ありがとな」

ミヨキチ「いえ、こちらこそ聞いていただいてありがとうございます」

キョン「答えはもう少し待ってもらっても良いか?他にも待っている人がいるから」

ミヨキチ「もちろんです。ずっと待ってます」

キョン「ああ、ありがとうな。時間大丈夫か?何なら送っていくが」

ミヨキチ「そろそろ晩ご飯なので帰らないと。送っていただいていいですか?」

キョン「もちろんだ!行こう」

テクテクテクテク

キョン「…」

ミヨキチ「…チラッ」

キョン「ん?どうした?」ニコ

ミヨキチ「い、いえ///」


ーミヨキチ宅ー
キョン「…今日は遅くまで付き合わせちゃってごめんな」

ミヨキチ「いえ!こちらこそ一緒にいてくださってありがとうございます」

キョン「本当は喫茶店もあのために予約してくれたんだろ?ありがとな」

ミヨキチ「え、あ、はぃ…///(バレてた…///)」

キョン「ミヨキチの気持ちはよくわかったよホントにありがとう」

ミヨキチ「はい…」

キョン「それじゃあ、また学校で」

ミヨキチ「あ…待ってください!!」

キョン「ん?…んむ?!」チュ

ミヨキチ「ん…それじゃあ今日はありがとうございましたっ」タタッ  バタン

キョン「お、おおう…」

-妹-

妹「キョーン君!おはよ!」

キョン「ん、ああおはよう」

妹「今日はあたしだよ!よろしくね!!」

キョン「ああ、でも何するんだ?ゲームでもするか?」

妹「一緒にやってくれるの?!じゃあするー!」

・・・
・・

キョン「つ、強い…!」

妹「ふっふっふーそんなんじゃあたしには勝てないよー!キョン君!」

キョン(兄の威厳が…くそっ!)

妹「どうしてもって言うならもう一回やってあげても良いよー!た・だ・し
条件付きでねっ♪」

妹「それは!勝った方の言う事を聞く、だよ!」

キョン「うーむ…まあいいか。もう一回だ!」

妹「へっへーん!まっけないよー!」

・・・
・・


キョン「オール空中コンボだと…!?」

妹「勝ったー!キョン君の負けー!」

キョン「くっ!」

妹「あーのどかわいた…ちょっとジュース持ってくる!」

キョン(妹のやつ…いつの間に格ゲー上手くなったんだ…)

妹「なっにをおっ願いしっようかな~♪」



ごはん食べてきますね!
見てくれてる人ありがとう!

妹「キョンくーん!ジュース持ってきたよー!」

キョン「おう、ありがとう」

妹「それでねーあのねーお願いなんだけど…」

キョン「聞くぞ聞くだけなら聞いてやる」

妹「キョン君とキスしたい!」

キョン「そうか。聞いてはやるが叶えるわけじゃないからな?」ドヤァ

妹「え」

キョン「悪いな妹よ」フフン

妹「…い…ん」

キョン「?」

妹「いいもん!!!!」

妹「キョン君ずるい!負けたくせに!負け犬ぅ!!」

キョン「負け犬?!おい、言い過ぎだぞ!!」

妹「ふん!もうしらない!!ばかぁー!!」

キョン「お、おいこら…」

妹「うぇぇ…うぇぇぇん…」

キョン「悪かった…だけどそういうのは、んむ?!」

妹「んむ…んはぁ…チュゥ…んぁ、ん」チュゥゥゥゥゥ

キョン「んー!!んー!!んー!」

妹「んはぁっ!…いいもん…もう自分で叶えたもん…」

キョン「お、おまえなぁ…」

妹「でもまだキョン君からはお願い叶えてもらってないよ?」

キョン「うぅ…」

キョン「くっ…だがそういうのはだな…」

妹「キョン君がいい」

キョン「あのな?いもう

妹「キョン君がいい!!」

キョン「…はぁ、わかったよ」

妹「やったー!はい!んー」

キョン「(やれやれ)ん…」チュ

妹「(今だ!)ん、れろ…」ガッ

キョン「(こいつ!腕で固定して舌入れてきやがった!)んむ?!んー!」

妹「れろ…んちゅ…チュウゥ…んぇ…んふ…」

キョン「んー!!んー!んー…んはぁ…」

妹「ぷはぁ…どうだったキョン君…?」

キョン「…ハァハァ…お前は…どこでそんな事を…」

妹「キョン君ために勉強したの!キョン君が寝てるときに!」

キョン「はぁ?!」

妹「てへっ」

キョン「てへっじゃない!お前は全く…」

妹「あたしねーあたしのわがまま聞いてくれるキョン君が大好きだよっ!」

キョン「かわいい妹だからな」

妹「でもね?あんまり優しいからホントにホントに好きになっちゃったの…男の人として…」

キョン「妹…それはな?お前がまだ子供だから勘違いしてるだけだ」

妹「子供じゃないよ!ミヨキチも!…あたし達はもう子供じゃない…もう6年生だよ?生理もきてるんだよ?赤ちゃん…産めるんだよ?」

キョン「だが、それでも精神的にまだ子供だ。お前は家族愛と異性愛の違いがまだわかってない」

妹「わかるよキョン君…だってキョン君とえっちなことしたいって思うんだよ?あたしね、今発情してるの」

キョン「!!」

妹「キョン君が近くにいてすっごく興奮してる…きっとはるにゃんたちもキョン君と二人きりになったらこういう風になるんだね…だからキョン君の事好きなんだよ」

キョン「妹!やめなさい!」

妹「いや!!」

キョン「ダメだ!勢いに任せちゃ行けない!よく考えろ妹!」

妹「キョン君…好き…好きなの…」

キョン「くっ…」

妹「もうあたしどうしたらいいのかわからないよキョン君…」

キョン「…」

妹「…」

妹「ごめんねキョン君…やり過ぎだよね…」

キョン「仕方ないさ。お前はまだ恋のやり方わからないだけだ。悪かったな子供なんて言って、ちゃんと向き合わないとな」

妹「キョン君…」

キョン「今日はもう休め。いろいろあってお前も混乱してるだろうしな」

妹「…うん」

キョン「ちゃんとお前の事も考える。安心しろ」

妹「うん!!」

ー佐々木ー

佐々木「やぁキョン、待ったかい?」

キョン「いや、それほどでもないさ」

佐々木「まだ待ち合わせの一時間前だっていうのに、君はずいぶん変わったね…」

キョン「まぁな、集合に遅れるといつも罰金払わされるからな」

佐々木「なるほど」

キョン「ところで佐々木も一時間前にくるなんてずいぶん早いじゃないか」

佐々木「ああ、少し早く目が覚めてしまってね。どうせなら君の前に来て、遅れた罰として奢ってもらおうなんて考えていたのさ」


キョン「なるほどな。てっきり寝れなかったのかと思ったよ。目の舌の隈隠しきれてないからな」

佐々木「なっ?!そそそそういう事は胸の内に秘めておきたまえ!気がついても言わないものだ!」

キョン「すまんすまん」

佐々木「(くっ!なぜだ!なぜこんなところだけ鋭いんだキョンってやつは!ああそうさ、服とかプランかデート中の事とか色々考えてたらいつの間にか朝だったのさ!隈に気づいて必死にお化粧したのに隠しきれてなかったとは…不覚)まぁいいさ、君はそういうやつだ」

キョン「楽しみで眠れなかったのか?」

佐々木「ああ、そうなんだ。どんな服装がいいかなどを考えていたら時間なんてあっという間でね。困ったものさ」ヤレヤレ

キョン「お、おおう冗談のつもりだったんだがな」

佐々木「はっ!しまった!わわわわ忘れてくれ///」

キョン「まぁ楽しみしてくれてたのなら嬉しいぞ佐々木」

佐々木「あ、ああ///楽しみだった事実は変わりないからね///」

キョン「さて、今日はどうする?」

佐々木「ああ、僕は君と話すだけでも楽しいからね。とりあえずそこの喫茶店にでも入ろうじゃないか」

キョン「おうそうか。じゃあ行こう」

佐々木「コーヒーを二つ」

店員「かしこまりました。…あの(カップルのお客様ですか?でしたらカップルサービスが無料でご利用いただけますがどうなさいますか?)モニョモニョ」

佐々木「?……!え、いやその…///(お、お願いします…///)」カァァ

店員「んふふ、それでは少々お待ちください^^」

キョン「どうしたんだ?」

佐々木「えっ?!いや…ナンデモナイヨ」

キョン「大丈夫か?片言になってるぞ?お前らしくないな」

佐々木「何を言ってるんだ?キョン。僕はいつだって冷静さ。逆に聞くが僕が冷静でなかったところを君の前で見せた事があったかい?」

キョン「…無きにしも非ずだな」

佐々木「ほう、それはいつだい?良ければ教えてくれないか?」

キョン「気づいてない時点でもう既に冷静じゃないだろうよ」

佐々木「ん?」

キョン「お前、さっきからまだ来てないコーヒーを飲むふりしたり、手をもじもじしたり、とてもじゃないが冷静には見えないぞ?」

佐々木「え?あ、いやそんな事はない。気のせいだよキョン」

キョン「はぁ…さっきも顔真っ赤にして忘れてくれって訴えてたじゃないか」

佐々木「うぅ…」

キョン「この前も佐々木らしくもなくハルヒと言い争ってただろ?大声張り上げて」

佐々木「ま、まぁそうだね…確かにここ最近は冷静さを欠いていたよ」

キョン「俺としては意外な一面がみられて嬉しい限りだけどな」

佐々木「…キョンはがっかりしなかったのかい?いつも冷静沈着な僕があんな風に取り乱したりして」

キョン「がっかり?する理由がないだろう。むしろかわいいものさ」

佐々木「かっ!?///」

佐々木「(いやいやいやキョンの事だ、きっと他意はない。しかしかわいいかぁ…ふふっなんかうれしいな)かわいいとか美人だとかそういった褒め言葉も嬉しくないわけじゃないが、そういった事はあまりむやみやたらに言うべきじゃないよキョン」

キョン「ん?どうしてだ?」

佐々木「ありがたみが薄れるだろう?」

キョン「む、まぁそうだな。気をつけよう」

佐々木「君の言う通りここのところの僕は常に冷静沈着というわけでもないようだ。気をつけよう」

キョン「いいんじゃないか?女の子らしくてかわいいと思うぞ」

佐々木「だぁっ!///」

キョン「?!」

佐々木「だ、だからむやみに言うものじゃないと…」

店員「コーヒーお待たせしましたーあ、こちらサービスのパフェでございます(ふふっがんばってくださいね)もにょもにょ」

佐々木「(あ、ありがとう、ございます)さ、サービスがいいねこのお店は、ははは」

キョン「そうだな、無料でパフェなんか出したら赤字だろうに」

佐々木「さ、食べてしまおうじゃないか」

キョン「ん?なんだこれ、スプーンが一つしかないぞ?店員さん忘れたのか?」

佐々木「ああ、いや、おそらくこれでいいと思う」

キョン「いやスプーンがないと食えんだろう」

佐々木「いやこれでいい…はいキョン、あ、あーん///」

キョン「」

佐々木「早く食べてくれ///僕だってはずかしいんだ///」

キョン「お、おう///…あむ」モグモグ

佐々木「は、はは…案外恥ずかしいものだねこういうのは///」

キョン「じゃあ次は俺が」

佐々木「い、いい、いいよキョン!」

キョン「そうもいかんだろう。佐々木が恥を忍んでやってくれたんだ、俺も答えないとな」

佐々木「じゃ、じゃあお言葉に甘えて…あーん///」

キョン「ほい」

佐々木「んぐんぐ…間接キスだよねこれ(なかなかおいしいじゃないか。たまにはこういうスイーツも悪くないねキョン)」

キョン「!?」

キョン「ななななにいってんだ!///」

佐々木「え?」

キョン「か、間接キスとかどうとかって…!///」

佐々木「え、あ、あぅぅ…///(しまったぁー!反対だよ僕!ばかぁ!)」

キョン「すまん、意識せず変な事しちまって…俺も雰囲気に飲まれてんのかな…」

佐々木「いいんだ!気にしないでくれ!…それに、嬉しかったんだ///」

キョン「そ、そうか…///」

佐々木「さあ残りも食べてしまおう」

キョン「ああ」

もう疲れたよパトラッシュ…
少し休んでもいいよね…40分ぐらい

国木田「はぁ…んっ…、凄いね…妊娠しちゃうかも?」

キョン「……するワケねぇだろ」

国木田「冗談だよ、 …でも、本当に妊娠できたらって思うよ」

キョン「……」

国木田「そうすれば……少しは見てくれるのかなって………」

キョン「……」

国木田「ねぇ、また来てよ。いつでもいいから」

キョン「……お前」

国木田「彼女達の代わりなのは分かってるけど、嬉しいんだ。キョンといると」

佐々木「なかなかおいしかったねキョン」

キョン「ああ、慣れてしまえば恥ずかしさも薄れたしな」

佐々木「よくかんがえたらそれぞれに食べさせ合わなくても順番に自分て食べれば良かったということに食べ終わってから気がついたよ」

キョン「まぁいいじゃねえか、それなりに楽しかったからな」

佐々木「君が満足したのならばそれでよしとしよう」

キョン「さて、次はどうするんだ?」

佐々木「ふむ…僕はどこに行ってもいいんだが、少し電車で行ったところにショッピングモールができたみたいなんだ。言ってみないかい?」

キョン「そりゃ面白そうだ、行くか」

ショッピングモール

佐々木「思っていたより大規模だったよ、すごいな…」

キョン「こんなに広かったら何でもできそうだな…さ、入ろうぜ」

佐々木「うん」

・・・
・・


佐々木「キョン、見てくれ。これなんかいいと思わないか?」

キョン「ああ、いいんじゃないか」

佐々木「しかしこっちも捨てがたいな…」

キョン「これなんかどうだ?」

佐々木「え?わぁぁ!いいよキョン!すごくいい!意外とセンスがあるじゃないか」

キョン「お褒めに預かり光栄だ」

佐々木「くっくっくっ、せっかく君が選んでくれたんだ、これにしよう」

キョン「しかし、佐々木がアクセサリーとは意外だな」

佐々木「む、それは失礼だよキョン。僕だってこんなしゃべり方だが根は女の子なんだ」

キョン「そうだな悪かった」

佐々木「次のそれに類する発言をしたら罰金でも取ろうかなくっくっくっ」

キョン「罰金って…ハルヒみたいなこと言うなぁ…」

佐々木「そういえば涼宮さんも、君が遅刻するたんびに罰金を請求していたんだっけ?」

キョン「ははは参っちまうよな。といっても皆のコーヒー代ぐらいだから対した事はないんだけどな」

佐々木「それでもなんども請求されれば金額は嵩むのだろう?」

キョン「いや、いいんだ。俺は普段金はあまり使わないし、ハルヒ達と遊ぶのもなんだかんだで楽しいからな」

佐々木「…そうか」

キョン「ん?どうした佐々木?」

佐々木「いや、なんでもない。やはりこれはやめておこう」

キョン「え、どうしてだ?」

佐々木「いいんだ」

佐々木「……」

キョン「(なぜだ?あれから佐々木の機嫌が悪い…なにか悪い事言ったのか?)」

佐々木「……キョン」

キョン「なんだ?」

佐々木「SOS団は楽しいかい?」

キョン「ああ、それなりにな」

佐々木「そうか…」

キョン「どうしたんだ?さっきからおかしいぞ佐々木」

佐々木「何でもないんだ、大丈夫。…すまないがちょっとお手洗いにいってくるよ。待っていてくれたまえ」

キョン「あ、ああ」


ーお手洗いー

佐々木(僕はキョンが好きだ…だけどSOS団が嫌いなわけじゃない…でも、何となく許せないんだ。僕の知らないところでキョンが楽しそうにしていて、そこには涼宮さんや長門さんがいて。そこに僕はいない。…)

佐々木「はぁ…」

佐々木(嫌な子だ、僕は…SOS団に嫉妬してる。なんだろう、いい争いをした日から感情に歯止めが利かなくなっている。これではまるで子供じゃないか。キョンの前なのに不機嫌になったりして…だめだだめだ!せっかくのデートなんだもっと楽しまないと!)

佐々木「…よしっ」



佐々木「待たせたね。先ほどまではすまなかった」

キョン「いや、大丈夫だ。何か悪い事言ったなら謝る。すまなかった」

佐々木「謝らないでくれ。僕が勝手にいじけていただけなんだ、忘れてくれ」

キョン「佐々木がそういうならそうするさ」

佐々木「聞き分けが良くて助かるよ」

佐々木「さて、仲直りもすんだところで、この後の予定を決めようじゃないか」

キョン「ん?テキトーにぶらぶらすれば…」

佐々木「キョン?僕は今日、ハイヒールなんだ。そんなに歩いたら疲れてしまうよ。まったく細かいところにまで気を配ってくれたまえ。僕は 女 の 子 なんだからね」

キョン「すまんすまん、じゃあまたどっか入るか?」

佐々木「そうだね、しかし僕はあいにくさっきのパフェでおなかがいっぱいなんだ」

キョン「うーん、じゃあカラオケなんかどうだ?ちょうど中にあるみたいだし」

佐々木「カラオケ!カラオケね、うん、いいね。恥ずかしながら実は僕カラオケに行った事ないんだ」

キョン「そうなのか!ならちょうどいいな、いってみよう」

佐々木「そうだね、くつくつくつ楽しみだよ」

佐々木「…」

キョン「んー、なにを歌うかな…佐々木何か歌いたいものあるか?」

佐々木「え、いや!キョンから先に歌ってくれ」

キョン「まぁ初めてだし緊張するよなー俺もそうだった」

佐々木「そうなんだ、だから君が歌ってからにするよ(緊張はしてる!けど理由が違うよ!なんでこんなに狭いんだ?!二人だから?!ここここれじゃキョンと近すぎてまともに歌えるかわからないじゃないか!)」

キョン「じゃあ入れるぞー…ほい」

~♪~♪~♪

佐々木「ん?これは…」

キョン「これなら佐々木にもわかるかなと思ったんだ、歌えるか?」

佐々木「え?」

キョン「俺も始めてきた時恥ずかしく歌えなくてな、縮こまってたんだが、谷口ってやつが一緒に歌ってくれてから緊張がほぐれて歌えるようになったんだ。だから、一緒に歌えば佐々木の緊張もほぐれるかなと思ってな。どうだ?」

佐々木「そうだったのか…な、なかなか気が利くじゃないか。ありがとう(やさしいなぁキョンは///)」

キョン「はじまるぞ!」

佐々木「うん!」

キョン佐々木「~♪」

佐々木「~♪」

キョン(佐々木の緊張もほぐれてすっかり熱唱するようになったな。楽しそうで何よりだ)

佐々木「~♪…ふう、キョンも何か歌うかい?」

キョン「いや、俺はここらでやめとくさ。佐々木が上手くて逆にこっちが恥ずかしくなっちまった」

佐々木「くっくっくっ、お褒めに預かり光栄だ。では僕もすこし休憩しようかな」

キョン「あんだけ歌えば疲れるだろう。楽しそうでよかったよ」

佐々木「こんなに大きな声を出す機会なんてそうそうないからね。気が晴れるよ。友人がカラオケに行きたがるのも頷ける」

キョン「…さてちょうどいい機会だ、ちょっと渡したいものがある」

佐々木「なんだい?」

キョン「ほらこれ」

佐々木「え?これ…さっきのネックレスじゃないか!いつの間に…」

キョン「お前がトイレに行ってるときにちょろっとな」

佐々木「ありがとうキョン、大事にするよ」ポロポロ

キョン「うお!?泣いてんのか?」

佐々木「そうだよキョン。君が泣かせたんだ」

佐々木「罰として君の肩を貸してくれ」

キョン「?まぁいいが」

佐々木「…キョン、僕はね、君が好きだ」

キョン「…ああ」

佐々木「中学校のころからずっと…ずっと好きだった。前にも言ったけど君と一緒にいたくて同じ塾に通ったり、男らしく振る舞ったりしていた。わざと恋愛をしないというような事を君に伝えたりね。
君の気を引きたかったんだ。でも、君だ鈍感だ、気づいてなんていなかったんだろう?」

キョン「すまんが、さっぱりだ」

佐々木「くっくっくっ、そうだろうね。だから、もう、僕は回り道をしない」

キョン「…」

佐々木「キョン!僕は…いや、私はあなたが好きです」

キョン「…ありがとう」

佐々木「君が僕以外の子を選んだとしても、僕は絶対に諦めないよ。本当の僕は諦めが悪いんだ」

キョン「…そうか、返事はまた学校でいいか?」

佐々木「…うん、待ってるよ。最後に抱きしめてもいいかい?」

キョン「…」

佐々木「返事はしてくれないんだね」ギュウ

佐々木「ありがとうキョン、僕はここで帰ろう。この後一緒にいたら恥ずかしくて倒れてしまいそうだ」パッ

キョン「だが」

佐々木「君は女の子に羞恥プレイを強要する気かい?酷い男だ」

キョン「はぁ…わかったよ。気をつけろよ?」

佐々木「ああ。心配してくれてありがとう。今日は楽しかった。また学校で」

キョン「ああ、またな」

ーハルヒー

ハルヒ「遅いっ!罰金!」

キョン「おいおい、こんなときまで…」

ハルヒ「ふふん、悔しかったら私より早く来る事ね!」

キョン「お前は一体何時間前から来てたんだ…」

ハルヒ「聞いて驚きなさい!2時間よ!」

キョン「馬鹿かお前は!だったらもっと早く待ち合わせにすればいいだろう!」

ハルヒ「あんたより後に来る事になったら嫌じゃない!それにあんただって一時間前じゃない!」

キョン「今日こそはと思ったんだがな」

ハルヒ「なんにしろ一時間多く遊べるわ!」

キョン「元気だなぁお前は…」

ハルヒ「元気も私の取り柄の一つよ!」

キョン「元気だけってわけじゃないんだな…」

ハルヒ「私のいいところなんていっぱいあるじゃない!今日はそれをあんたに叩き込んであげるわ!」

キョン「普通に教えてくれるだけでいい」

ハルヒ「さぁ!行くわよ!」

キョン「どこに」

ハルヒ「いつもの喫茶店!」

キョン「(あそこは佐々木と…)!あ、あそこはやめよう!他にいいところがあるからそっちに…」

ハルヒ「いいから!行くわよ!」

喫茶店

店員「…」ジトー

キョン(やっぱりなぁ…)

ハルヒ「何あの店員?何か用かしら?」

キョン「用はないんじゃないか…?」

ハルヒ「まぁいいわ!店員さぁーん!!!」

キョン「おいこら!」

店員「…かしこまりましたー」

キョン「…」

ハルヒ「コーヒー二つください!」

店員「…かしこまりました」

キョン「あの…」

店員「なんでしょう?」ゴゴゴ

キョン「い、いえ」

ハルヒ「?」

キョン(誤解…ではないが、ちくしょうやりずらいな…)

ハルヒ「なんかあの店員態度が…まあいいけど!ところでキョン!このあとどうするのよ!」

キョン「え、いやなんにも…」

ハルヒ「あんたデートだってのに何のプランもたててなかったの?!はぁぁ全くしょうがないわね!ハイこれ!あたしが考えたプラン!」

キョン「お、おう。なんだちゃんと考えてくれてたのか、ありがとな」

ハルヒ「勘違いしないでよ?あんたならどうせ用意してこないだろうと思ったから考えてあげただけ」

キョン「はいはい」

ハルヒ「さ、目を通したら早速出発よ!」


ハルヒルートがなんにも思いつかなくなってきた…ネタ切れとはこのことか
お風呂入ってきます

あ、日をまたぎそうだからとりつけとく

鶴屋さんペロペロ(´;ω;`)

上がりました
タバコ吸ったら書きはじめます
場所はもう思いついたよ!

鶴屋さんのツルツルマン屋さんペロペロ(´;ω;`)

キョン「プランって…不思議探索?」

ハルヒ「そう!いつも通りの方があんたも緊張しなくてすむでしょ」

キョン「まぁ、それはそうなんだが…」

ハルヒ「さ、いくわよ」

キョン「おお」


ー公園ー

キョン(ここは…朝比奈さんが未来人だって打ち明けてくれた…)

ハルヒ「ちょうどいいとこにベンチがあるわね。座りましょ」

キョン「おう」

ハルヒ「……わたしね」

キョン「ん?」

ハルヒ「私、毎週SOS団で不思議探索やってたでしょ?」

キョン「ああ」

ハルヒ「それで2グループに分かれて探そうって提案したじゃない?」

キョン「そうだったな」

ハルヒ「でも、あんたと二人きりになった事はなかった。それどころかあんたと一緒のグループにもならなかった。なんでだと思う?」

ハルヒ「多分私、怖かったんだわ」

キョン「なにがだ?俺がか?」

ハルヒ「そうよ。あんたと二人っきりになるのが怖かった」

キョン「それまたなんで」

ハルヒ「好きな人と二人っきりになるのが怖くないわけないじゃない」

キョン「…」

ハルヒ「そもそも効率を考えるなら皆でそれぞれに探した方が早いじゃない。でもしなかった。くじって言う偶然と決まりっていう強制力を使えばあんたと二人っきりになっても割り切れるから。しょうがない、これはくじで決まったことなんだって。
…それに三人になったら気まずくなっても何とかなるでしょ?古泉君なら上手く取り持ってくれるし、みくるちゃんならいじってればいい、有希だったら有希に話しかけてればいいんだから」

キョン「なるほど」

ハルヒ「でも、一度もあたらなかった。正直安心してたわ。変に緊張しなくてすむから」

ハルヒ「一回だけ…一回だけ、あんたと二人っきりの時があったでしょ?あの時緊張しすぎて何したか覚えてないんだから」

キョン「そうだったのか。いつも通りだったから全然気づかなかったぞ」

ハルヒ「だったらそれは私の演技がうまかったってことね。前の日全然寝れなくてふらふらだったんだから」

キョン「だったら休みにして寝れば良かったじゃないか」

ハルヒ「嫌よ。せっかくデートできるチャンスなのよ?この私が逃すわけないじゃない」

キョン「でも結局普通に不思議探索しただけだったな」

ハルヒ「そう。プランとかいっぱい考えたわ。映画見に行こうと思ったの。でも、言い出せなかった。緊張しちゃってたの」

キョン「お前がねぇ…」

ハルヒ「私がよ。傍若無人でわがままで強気で人の言う事なんか聞かない私が緊張してたの。笑えちゃうでしょフフッ」

キョン「はは確かに想像もつかないな。というか自覚はあったのかよ」

ハルヒ「毎日家で後悔してたわよ。なんで素直になれないんだろうって。でもこれは性格なの、そう簡単には治らないわ」

キョン「なるほどなぁ…で、俺にそれを話してどうしたいんだ?」

ハルヒ「今日は素直な私をとことん見せつけてやるわ!!」

ハルヒ「まず服を脱ぎます」

ハルヒ「さ、いくわよ!」

キョン「どこにだ?」

ハルヒ「いいから着いてきなさい!」

・・

キョン「図書館?」

ハルヒ「そ、図書館」

キョン「なんか借りたい本でもあるのか?」

ハルヒ「まぁそんなところね。入りましょ」

ー図書館ー

キョン「zzz」

ハルヒ「やっぱりこういうところではあんたはすぐに寝ちゃうのね…」

キョン「zzz」

ハルヒ「寝顔、やっぱりかわいい。チュ」

キョン「ん…zzz」

ハルヒ「勇気が出ないから寝てるときでごめんね。なんかあんた見てたら私も……zzz」

キョン「ん…寝ちまったか。図書館じゃ寝てばっかだな…」

ハルヒ「zzz」

キョン「ん?はは、こいつも寝てんのか」

ハルヒ「んぅ…キョン…好きよ…zzz」

キョン「…」ホホエミ

キョン(寝かしといてやるか)
・・

ハルヒ「んぇ…?寝ちゃった…」

キョン「おお、おはようハルヒよく寝てたな」

ハルヒ「キョン?なんで…?」

キョン「寝ぼけてんのか?デート中だぞ?」

ハルヒ「デート…デート!!ちょっとキョンなんで起こしてくれないのよ!」

キョン「気持ち良さそうに寝てたから…よだれふけよだれ」

ハルヒ「ん…ゴシゴシ時間!今何時?!」

キョン「んー?3時ぐらいだな」

ハルヒ「よかった。次いくわよ次!」

ー学校ー
キョン「なんでまた学校」

ハルヒ「いいから来なさい」

キョン(ここは古泉と…)

ハルヒ「学校はあんたとの思い出が一番多い場所だわ」

キョン「まぁそうだな。基本的にSOS団は部活だしな」

ハルヒ「私はこの中庭の休憩所でよく相談してたのよ」

キョン「何を?」

ハルヒ「あんたの事」

キョン「俺の事?誰に?」

ハルヒ「みくるちゃん」

キョン「朝比奈先輩に?」

ハルヒ「そうよ。なんだかんだ行ってみくるちゃんは先輩だし頼りになったわ」

キョン「そうか…でもお前朝比奈先輩にあんなことしておいて…」

ハルヒ「みくるちゃんはね普段はあんな風にふわふわしてるけど、人の相談に乗るときは性格が変わったかのように母性で満ちあふれるの」

キョン「そうなのか(たしかにその片鱗はあったな…)」

ハルヒ「だからしょっちゅう相談してたの。ホントに感謝してるわ」

キョン(SOS団は俺の知らないところでもきちんと絆を持ってたんだな)

ハルヒ「SOS団を作ってホントに良かったと思うわ。みんなに出会えたし、あんたと一緒にいれる」

キョン「…」

ハルヒ「あの時、あんたが提案してくれなかったら今の私はないわ。ありがとうキョン」

キョン「俺は何もしてないさ。いつも先頭を走ってたのはお前だ。お前がいなけりゃSOS団はなかった。俺もだるそうにはしてるがなんだかんだで楽しいんだ。感謝するのは俺の方だ。ありがとうハルヒ」ニコ

ハルヒ「…///さ、もういい時間ね…」

キョン「今度はどこに行くんだ?」

ハルヒ「ついてきなさい!」

ごめんね間違えた
ハルヒの前だと朝比奈先輩だった気がして…

キョン(ここは…)

ハルヒ「ここはただのグラウンド。でも私にとってはそうじゃないの」

キョン「どういう…」

ハルヒ「夢」

キョン「!」

ハルヒ「夢でなんだけどね、あんたとここでキスしたのよ。なんか全部が灰色の世界につれてかれて、よくわかんないけどあんたがいた。でっかい化け物もでてきて私はすっごい興奮してたの。不思議な世界にきたんだ、もう退屈な世界じゃないんだ!って」

キョン「…」

ハルヒ「でも、あんたはもとの世界に戻りたがってた。必死にあたしを説得してた。その中でSOS団が楽しいって言ってくれたの。私それがすごい嬉しくて、普段あんなに嫌がっててめんどくさそうにしてたあんたが……楽しいって言ってくれた。
それだけであの世界より今の世界の方がいいって思えたの。変な話でしょ?夢なのにね、馬鹿みたい」

キョン「…馬鹿じゃないさ」

ハルヒ「あの夢で言えなかった事ここで言うわ。ちゃんと言う」

ハルヒ「キョン、私あんたが好きよ。この世界で一番好き。ううん、どの世界だってあんたの事を愛してるわ。いつも隣にいてくれるあんたが、愛おしい」

キョン「…ありがとう」

ハルヒ「言えた。ちゃんと言えた!よかったぁ…」

キョン「なんだ?昨日練習でもしてたのか?」

ハルヒ「そうよ!ずっと練習してたわ!おかげで寝不足よ!」

キョン「あのハルヒが告白の練習とはなぁ…」

ハルヒ「あと……この練習も……チュ」

キョン「!」

ハルヒ「じゃ、じゃあまたね!キョン!///恥ずかしいから私先に帰る!///10分後にゆっくり歩いて帰りなさいよ!」

キョン「お、おおわかった」

ハルヒ「じゃあね!」

ー部室ー
ハルヒ「…」

佐々木「…」

長門「…」

妹「…」

ミヨキチ「…」

古泉(彼は全員とのデート終えたみたいですね。どこか吹っ切れたような表情をしてますね)

朝比奈(そうですねぇ、皆さんも全力を出し尽くした顔ですものね)

古泉(あとは彼次第…と言ったところでしょうか)

朝比奈(ふふふ誰を選ぶんでしょうねキョン君)

ガチャ

キョン「うーっす」

一同「!」

キョン「コンピ研休みだったから隣借りたぞ」

古泉「そうですか。ではあなたは向こうで待機していてください。順番に彼女達が向かいますから」

キョン「了解した」

朝比奈「がんばってくださいね!キョン君!」

キョン「ありがとうございます朝比奈さん」






キョン「さて、いっちょ選びますか」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺選べないよ…
何か全員本気で書いたら誰も振れなくなっちゃった…
どうしたらいいのびっぱーさん

キョン(皆への返事が終わった後皆が一様に泣いていた。一人はうれし泣き、他は悲しみによる涙。正直誰も悲しませたくはなかったし、全てを円滑に運べと方法があったなら俺は迷わずそれを選択しただろう。
だがそんなものはない。俺は誰かを選ばなくてはならない。これが現実だ。
これだけの女の子に好意を向けられたのは初めてで俺もパニックになっていた。だが、皆と本気で向き合った結果俺の心はただ一人のものだと気づいた。俺は…)

???「あの…」ポロポロ

キョン「なんだ?」

???「どうして?」ポロポロ

キョン「そんなの決まってるだろう。お前のことが……好きだからだよ」





「ハルヒ」






ハルヒ「でも、酷い事…ヒックたくさんした…ウウ私めんどくさい女だよ?」

キョン「それがなんだ。俺がその程度の器の男だとでも思ったのか?」

ハルヒ「そんなわけない!私はキョンが優しいって知ってるわ…でも、キョンが私を選んでくれたのが…うぇぇ」

キョン「信じられないか?俺もだよ。俺も信じられないくらいお前の事が好きなんだ、ハルヒ」


とりあえずハルヒから

ハルヒ「ありがとう…キョン。大好きよ」

キョン「俺もだハルヒ」

ハルヒ「よかった…本当よかった…」

キョン「こんな俺を好きになってくれてありがとうな」

ハルヒ「うん…うん!」

キョン「さ、今日は帰ろう。遅くなっちまった」

ハルヒ「皆は…?」

キョン「……先に帰ったよ。気にすんな」

ハルヒ「……」

キョン「お前が落ち込んでも仕方ないだろうに。誰かが選ばれれば選ばれなかったものは必然的に出てしまう、しょうがない事だ……」

ハルヒ「…ごめんね、キョン。あんたが一番つらかったでしょうに」

キョン「…ああ、そうだな」ポロポロ

ハルヒ「キョン…?泣いてるの?」

キョン「…え?」

ハルヒ「キョン、あなた泣いてるわ…大変だったよね、ごめんね、辛い役押し付けて」

キョン「うぅ…」

ハルヒ「今日は泣きなさい、団長命令よ…」

キョン「くぅ…うぅ…うああああぁぁあぁぁあ」

その日は、泣いた。ハルヒの胸の中で。ハルヒは何も言わず俺を抱きしめてくれていた。
帰る頃にはすっかり夜遅くになってしまっていたのにハルヒは俺を家まで送ってくれた。正直彼女を一人で帰らせるのもどうかと思ったが、俺の顔は涙でぐちゃぐちゃで「隣を歩くのが恥ずかしいからもう休みなさい!」と言われてしまった
。俺はハルヒを選んだ。ハルヒを幸せにする事を選んだんだ。明日からは気を取り直していつもの俺に戻らないとな

キョン「みんな…ありがとう…zzz」

ー朝ー
キョン「ん…?制服のまま寝ちまったのか…」

キョン(ガキみたいだが泣きつかれたのか…疲れた…今日は…)

妹「お兄ちゃん、朝だよ」

キョン「ん?…あ、ああ、ありがとうな起きてるよ」

妹「うん…」

キョン「…」



キョン「いってくる」

妹「……いってらっしゃいお兄ちゃん」

キョン(き、気まずい!!)

ー学校ー
キョン「うーっす」

谷口「おーキョン!おめでとさん!」

国木田「僕にも話してくれないなんて水臭いじゃないかキョン」

キョン「なんのことだ?」

谷口「すっとぼけるなよー!涼・宮・とイチャイチャしやがってぇー!!」

キョン「はぁ?!」

国木田「学校中その話で持ち切りだよ。なんか部室棟でキョンが涼宮さんに抱きしめられてたって」

キョン「ちょちょちょちょっとまて!どこ情報だ!どこ情報だそれ!」

谷口「んー何かよくわからねぇけどコンピ研のやつかな?」

キョン「!!?行ってくる!!!!」

谷口「あ、おい待てよ!キョン!」


コンピ研「な、なんのことかなぁ…?」

キョン「すっとぼけないでくださいよ…!」ガッ

コンピ研「ひぃっ!じじじ、実は最近、防犯用にカメラを設置したんだ…君たちが勝手にパソコンを持ち出したりしないように…それで、昨日の夜スマホで映像を確認してみたら…」

キョン「映ってたってわけですか…」

コンピ研「それで友達にどういう事なんだろうなって聞いてみたらみるみるうちに…」

キョン「大体事情はわかりました…すみません、掴み掛かったりなんかして」

コンピ研「いや、いいんだ、僕が悪かったよ…」


キョン(色んな人に事情やなんやら聞かれて疲れた…部室にでも行って休もう…)

ガチャ

長門「…」

キョン「な、長門…」

長門「何?」

キョン「いや、その…すまなかったな」

長門「問題ない。諦めないと言ったはず。奪い取るだけ」

キョン「そ、そうか…」

長門「手始めにキス」

キョン「ななななに言ってるんだ!」

長門「冗談」

キョン「驚かせないでくれ…」

長門「あなたを奪うのは本気。覚悟しておいて欲しい」

キョン「はぁ…わかったよ。でもそう簡単にはいかないぞ?なんたって俺はハルヒにベタ惚れだからな」

長門「がんばる」

ー放課後ー
ハルヒ「さて!帰るわよキョン!」

クラス ヒューヒューアツイネー

ハルヒ「?!」

キョン「か、帰るぞ!」


ハルヒ「あんた、もう大丈夫なの?」

キョン「ああ、問題ない」

ハルヒ「そっ、なら腕組んでも問題ないわね!」

キョン「ちょ、おい!」

ハルヒ「んふふ~♪」

キョン(くっ胸が…!がんばれ理性!)

ハルヒ「…当ててんのよ」ボソッ

キョン「!?」

ハルヒ「うそようーそ!…でも、もうちょっとこのまま」

キョン「…ああ」

ハルヒ「じゃあ、また明日ね!キョン!」

キョン「おう、また明日」

ハルヒ「…ちょっとまってキョン!」

キョン「ん?おわっ!」

ハルヒ「…///」ギュウー

キョン「…そういう事か、ほら」ギュー

ハルヒ「…………ありがと、もう大丈夫よ///」

キョン「そうか、いいにおいだったぞ」

ハルヒ「!///なにいってんのよ!ばか!////じゃまた明日!!/////」

キョン「…ふぅ、いったか…………そんなとこでなにしてんだ、佐々木」

佐々木「…バレていたのか」

キョン「わかるさ、なんたって『親友』なんだからな」

佐々木「親友ね…」

キョン「ああ『親友』だ」

佐々木「……キョン、言っておくが僕は諦めが悪くてね」

キョン「ああ、知ってるさ」

佐々木「まだ君を諦めたくないんだ。無論これは宣戦布告だ。僕は君を涼宮さんから奪い取るよ。もう既に他の誰かにも同じ事を言われているだろうね。だが僕はその人にも負けないくらい圧倒的に君を惚れさせてみせるよキョン」

キョン「…そういうだろうと思ってたよ」

佐々木「覚悟しておいてくれ、僕の愛は誰にも負けない」

キョン「……」

佐々木「くっくっくっ、そういう事だ。後ろをつけるような真似をしてすまなかったね。では『今日のところは』これで」

キョン「ああ、じゃあな」

キョン「ふぅ…佐々木もか…」

キョン(結局、あまり状況が変わっていないような気がする。これでミヨキチなんかにあったら…)

ミヨキチ「あっ…」

キョン「………………………ジュース飲むか?」



ミヨキチ「あの…すみません」

キョン「いいんだこれくらい、気にしないでくれ」

ミヨキチ「ありがとうございます…」

キョン「…」

ミヨキチ「…………あの」

キョン「ん?」

ミヨキチ「私、お兄さんの事、諦めます」

キョン「…そうか」

ミヨキチ「きっと私の好きは家族の好きだったと思うんです。私優しいお兄さんが欲しくてそれで……だから割と簡単伊あきらめがつきました。」


キョン「それでいい。お前ほどの子ならすぐにいい人が見つかるさ」

ミヨキチ「ふふっ、ありがとうございます……でも妹ちゃんは…妹ちゃんは本気でした。一人の男性としてキョンさんの事見てましたよ」

キョン「…」

ミヨキチ「でも、諦めるって言ってました。兄妹って言う問題がありますから」

キョン「確かにな……だからか」

ミヨキチ「?」

キョン「だから妹はキョン君じゃなくてお兄ちゃんに……」

ミヨキチ「妹ちゃん、これからはちゃんと兄妹なんだって意識するって言ってました。きっと妹ちゃんなりのけじめなんだと思います。受け入れてあげてください」

キョン「そうか…ありがとな、わざわざ」

ミヨキチ「いえ、では遅くなると怒られてしまうので私はこれで」

キョン「ああ、じゃあな」

キョン「ただいまー」

妹「おかえり…」

キョン「…」

妹「…」

キョン「……ゲーム、一緒にやるか?」

妹「パァァァ!うん!!!負っけないよー!」

キョン(よかった…いつもの妹だ)

キョンの部屋

キョン「今日も色々ありずぎたな…疲れた…」

キョン(明日からまた普通の生活に戻ろう…いや、普通じゃないか。俺には最高の恋人がいる。そいつは限りなく普通じゃない。そいつと一緒にいるととんでもないもんに巻き込まれる。普通ではいられないんだ。今まで俺が切望していた普通。
だがこれからの俺は普通な日常なんて詰まらんと感じるだろうな。そうなっちまった時点で晴れて俺は異常の仲間入りというわけだ。
……まぁ、それも悪くないか




キョン「俺はハルヒの恋人なんだからな……zzz」





終わり

終わったー
とりあえずハルヒエンド
余裕あれば佐々木もやりたかったけどもう頭回らないよ…
明日残ってたらまた書くかも!
見てくれてた人ありがとね!
佐々木厨のひとは不完全燃焼でごめんね
はじめてで不安だったけどここまでできてよかったです!
それじゃ!

ごめんね
男子高校生の録画みたら佐々木やる
俺頑張るよ

???「あの…」ポロポロ

キョン「なんだ?」

???「どうして?」ポロポロ

キョン「そんなの決まってるだろう。お前のことが……好きだからだよ」



「佐々木」



佐々木「わからないよキョン…僕はずっと君と会っていなかったんだよ?知り合ってはいてもそばにいなかったんだよ?」

キョン「だからこそだ、だからこそお前のありがたみがわかったんだよ佐々木」

佐々木「でも…!」

キョン「でももなにもない。俺は佐々木が好きだ。愛している」

佐々木「……ありがとう…ありがとうキョン。僕は今、君と出会えた事が本当に幸せだと実感しているよ……」

キョン「俺もだ。こんな俺を好きになってくれてありがとな」

佐々木「うん…!」

キョン「さて、帰ろう。もう日が暮れちまう」

佐々木「そうだね、ところで他の皆は……」

キョン「ああ、先に帰った。振られた相手が他の人と結ばれたんだ。そんな場面見たくもないだろうよ」

佐々木「…そうだね」

キョン「他のやつの事はいい。今は自分の幸せだけを考えてろ」

佐々木「うん…だが君の顔を見たらそうも言ってられないさ」

キョン「?」

佐々木「気づいていないのかい?キョン、君は今とても辛そうな顔をしているよ」

キョン「……」

佐々木「辛かっただろうに…キョンの事だ激しい自己嫌悪に陥っているのだろう?君に辛いことを押し付けてしまったね。すまないキョン。しかしそれは彼女達に失礼だ」


キョン「なに…?」

佐々木「すまない、選んでもらっておいてこんな事を言いたくはないのだが、それは自惚れというものだよキョン。
彼女達は選ばれない事を覚悟であの場に来たんだ。もちろん僕だってそのつもりでいた。だから君に選ばれなかったとてそれは自分の責任なんだよ。
君は彼女達の覚悟とプライドを踏みにじる気かい?」

キョン「そんなつもりは…」

佐々木「キョン、君は気にしなくていいんだ。僕が言うとどうしても上から目線になってしまうね。けどそれは仕方ない事なんだよ」ポロポロ

キョン「やめろ佐々木。もういい、ありがとな。お前のそういう気丈なところが俺は好きなんだ」

佐々木「うん……ごめんねキョン…どうやら僕は人を慰めるのが苦手みたいだ……」

キョン「ありがとう……悪いが佐々木今だけ今だけだから泣いてもいいか……?」

佐々木「……うん、さ、おいでキョン」

キョン「……ありがとう」

キョン「悪かったな…情けないところをみせて」

佐々木「構わないさ、むしろ君の意外な一面をみる事ができたと役得だと感じているくらいさ」

キョン「おいおい」

佐々木「冗談だよキョン。本気にしないでくれよ?」

キョン「わかってるよ、俺はもう大丈夫。佐々木が不器用なりにも慰めてくれたからな」

佐々木「そ、それは悪かったよキョン……あまり慣れていないんだ」

キョン「だけど嬉しかったぞ、ありがとな佐々木」ナデナデ

佐々木「うるさい!いいから早くしてくれ!通りに出たら恥ずかしくてこんなことできないんだからね///」

キョン「わかったわかった」ナデナデ

佐々木「えへへぇ~////」

キョン(かわいいいきものだなぁ)

キョン「さて、ここから俺は自転車なんだが」

佐々木「当然、後ろは僕の席のはずだ」

キョン「ああ、わかってる」

佐々木「くっくっくっ、では頼んだよ、運転手さん」

キョン「俺は運転手じゃないぞ……人を乗せると重いんだよなぁ…」ボソッ

佐々木「キョ~ン~?」ゴゴゴ

キョン「うぇ?!」

佐々木「女の子に対して『重い』とはどういうことだい?」

キョン「い、いや違うんだ!誤解だ!」

佐々木「罰として!きょ、今日は家によっていきたまえ」

キョン「……へ?」

佐々木「きょ、今日は父さんも母さんもいないんだ。もう少し君と一緒にいたいんだ」

キョン「そ、そんなことでいいのか?」

佐々木「罰は家についてから改めて宣告する事にするから問題ない」ニコ

キョン「お、おうわかった」

佐々木宅

キョン「……」ソワソワ

ガチャ

佐々木「キョン、お茶だよ」

キョン「あ、ああサンキュー…」

佐々木「昨日の今日ですまないね。君も色々考える事があるだろうに」

キョン「い、いやいいんだ、大丈夫」ソワソワ

佐々木「あまりじろじろ見ないでくれよ?一応女の子の部屋なんだからね」

キョン「ミテナイミテナイダイジョウブ」

佐々木「キョン…緊張しすぎだよ…何かやましい事でも考えているのかい?」

キョン「そんなこと……!!そんなこと……なぃ」

佐々木「…」ジッ

キョン「……スコシダケ」

佐々木「ふぅ…まぁ正直に言ってくれたんだ許そう」

キョン「ありがとうございます……」

佐々木「まぁ、キョンになら…いいんだけど」ボソッ

キョン「ん?」

佐々木「なななんでもない!///」

キョン「ほんとかー?なにかやましいことでも・・・」

佐々木「キョン!!!」

キョン「悪い悪い、からかいたくなるんだよ佐々木は」

佐々木「全く……あ、そうだ、夕飯家で食べていくかい?なんなら腕を振るおう」

キョン「おお、それは楽しみだな。ぜひごちそうになろう」

佐々木「くっくっくっ、楽しみにしていたまえ」

キョン「ああ、期待してる」

キョン「!!」

佐々木「どうだい…?」

キョン「うんまい!!!!」

佐々木「よかったぁ」パァァ

キョン「さすが佐々木だな、これなら毎日食っても飽きなさそうだ」

佐々木「そ、そうか///口にあってよかったよ(毎日って…お嫁さんってことかな?//////)」

キョン「エプロン姿でポニーテールの佐々木も見れたしな。ホントに嫁さんみたいだ」

佐々木「/////」ボンッ

キョン「佐々木?!」

佐々木「ん…ん…?」

キョン「お、起きたか佐々木」

佐々木「キョン?どうして僕の部屋に……」

キョン「んー寝ぼけてんのかー?」

佐々木「ふぇ?」

キョン「(遊んでやろう…ニヤリ)夢なんじゃないか?ほらなんか体もふわふわするだろう?」

佐々木「ん、たしかに頭がぽーっとしてるなぁ…夢かぁ…夢ならいいよねキョン?」

キョン「へ?」

佐々木「キョン!キョンンンンン!」ギュウー

キョン「うおわっ!さささ佐々木?!」

佐々木「キョンだー!」ギュー

キョン「ホントに寝ぼけてるな……佐々木起きろ、現実だぞ」

佐々木「え?」

キョン「これは現実だ、大丈夫か?ほら、さっさと思い出せ」コツン

佐々木「…え?………//////」カァ

猿さんのせいで全然進まない


佐々木「もうっ!」

キョン「悪かったってば」

佐々木「全く、キョンは全く!」

キョン「まぁ佐々木のああいう一面も見れて嬉しいぜ」

佐々木「はぁ…君は本当に…」

キョン「すっかり遅くなっちまったなぁ……そろそろ帰ら 佐々木「キョン!!」

キョン「?!な、なんだ…」

佐々木「きょ、今日は、両親ともに留守だと僕は言ったよね?」

キョン「おお」

佐々木「そ、そんなか弱い女の子をだね、一人にするのはど、どうかと思うんだけどね?」

キョン「あーそうだな…橘でも呼ぶか?佐々木の呼び出しならいつでもくるだろうしな」

佐々木「……」

キョン「佐々木?」

佐々木「そうじゃないんだキョン!違うんだよ!!君は本当に鈍感だね!」

キョン「な、なにを言ってるんだ佐々木?」

佐々木「僕は君に泊まっていけと言ってるんだよキョン!」

キョン「!」

キョン「いいのか…?」

佐々木「家主がいいと言ってるんだいいに決まっているだろう」

キョン「そ、そうか……じゃあせっかくだから泊まっていこう。家に電話してくる」

佐々木「うん」

佐々木(うわぁぁ//////ちょっと大胆すぎたかな?でもいいよね!僕はキョンの彼女なんだし…もしそういう事になっても僕はキョンを受け入れる心構えはできてる。むしろ…///何を考えているんだ僕は!)ブンブンッ


キョン「終わったぞ……何してんだ佐々木?」

佐々木「うわぁ!いいいいや何でもないよキョン」

キョン「ならいいんだが…とにかく許可は出た。友達の家に泊まる事になってる」

佐々木「そうか。よかったよ、これで君の家からのNGが出てしまっては僕の誘い損だからね、くっくっくっ」

キョン「よかった、いつもの佐々木だ」

佐々木「取り乱してしまってすまなかったね、少々浮かれすぎていたようだ」

キョン「いや、気にしてないさかわいいもんだ」

佐々木「君のそういう発言が僕を狂わせるんだよキョン」

キョン「?」

佐々木「まぁいいさ、とにかく今日君は僕の家に泊まる事になったわけだ。着替えも何もないだろう?少し買い出しにいこうか」

キョン「ああそうだな」

佐々木「とりあえず買う着替えは下着でいいかい?寝間着なら僕のお父さんのものを貸そう。あとは歯ブラシだね」

キョン「ありがとう。貸してもらえると余計な出費を抑えられるから助かるよ。まぁ下着と歯ブラシぐらいなら手持ちでも何とかなる」

佐々木「うむ、では行こうか」

コンビニ

キョン「じゃあ適当に買ってくるから中で待ってくれ」

佐々木「わかった」

キョン「~♪」タッタッ

佐々木(さて、雑誌でも読もう)スタスタ

佐々木「こ、これは……!」

佐々木(近藤さん!!!か、買っておいた方がいいのかなぁ?でもこんなの持ってたら変に思われるよね…でもいざって時に!あー!どうしよう!)



キョン「佐々木もなんか買ったのか?」

佐々木「う、うん。万が一の事があるからね」

キョン「?」

佐々木「さ、早く帰ろう」

キョン「ああ」

猿さんきついし忍者リセットされるしもうさんざんなんでこれ投下したら寝ます
残ってたら書きにきます
佐々木「さて、お風呂が沸いているころだろう」

キョン「おーそうか、じゃあ先に入っちゃってくれ」

佐々木「いや、君が先に入ってくれ。僕は後でいい」

キョン「まぁ佐々木がそういうなら先にいただこうかな。悪いな」

佐々木「いいんだ、バスタオルや着替えは後で持っていこう」

キョン「何から何まですまんな」

佐々木「君は客人だからね気にする事ないさ、さあ、行きたまえ」

キョン「おう、ありがとな」

佐々木「キョンが先にお風呂に入ればあとはこっちのものだ……さて、着替え着替え」

風呂

キョン「他人の家のお風呂って何か落ち着かないな…」

佐々木「キョン、着替え類持ってきたよ。ここにおいておく」

キョン「ああ、ありがとう」

佐々木「さて、それじゃあ僕も キョン「入らなくていいぞー背中なら自分でながせるからなー」

佐々木「」

キョン(ふっ、あのとき※の轍は踏まんぞ!)

佐々木(くっ!どうする!何を理由に中に……はっ!)

佐々木「キョン、どの石けんを使えばいいかわから キョン「大丈夫だー買ってきたやつ使う」

佐々木「」

キョン(ふふふ手も足も出まい!諦めて去るがいい!…入られでもしたら我慢できるかわからんからな)

佐々木「」プルプル

キョン「ありがとな佐々木ーもうすぐ出るぞー」

プチッ
佐々木「う、うがああああああああああああ」

バアアン

キョン「!?」

佐々木「キョン!どうして君はいじわるするんだい?!いいじゃないか!彼女が一緒にお風呂に入りたがってるんだ!素直に喜べばいいじゃないか!」

キョン「さ、佐々木!前!前隠せばか!!」

佐々木「うぇ?!……ふ、ふふふここまで来たら関係ないね…さあキョン観念してくれ……」

キョン「佐々木が壊れたあああああああ」

キョン「…」

佐々木「…」

キョン「…大丈夫か?」

佐々木「ああ、だいじょうぶさ。僕はいつだって冷静なんだ」

キョン「そうか、良かったな」

佐々木「ああ」

キョン「…」

佐々木「…」

キョン(おいおいおいどうしてこうなった!湯船の中で!佐々木が俺の又の間で!背を向けながら!体育座りをしている!耐えられるわけないじゃないかあああ!)

佐々木(あああああああやってしまったあああ!!はしたない子だと思われたかな?!というかよく考えてなかった!これすっごく恥ずかしい!僕の体は貧相だしあまり見せられたものじゃないというのになんて事を!ん?背中に…?なんだこれ?)

キョン(くっ!もうマイサンがシンクロ率400%を超えている…!バレるなよ…頼むから…)

佐々木「何か背中に…なんだこれ」

キョン「!」

佐々木「棒?キョン、なにか変なもの入れたかい?」ニギッ

キョン「うぁっ…!」

佐々木「キョン?」クニッ

キョン「おぅっ…!さ、佐々木…それは俺の…」

佐々木「俺の…?……!?」

キョン「気づいたか…離してくれ…」

佐々木「……」

キョン「佐々木…?」

佐々木「嫌だと言ったら?」ニヤリ

エロエロですよ島袋さーん!!

キョン「何言ってんだお前…!」

佐々木「くっくっくっ、これを握っているとなんだか嗜虐心をそそるね……こうすればいいのかい?」シュッシュッ

キョン「や、めろ…!うあっ…佐々木ぃ…」

ゾクゾクゾク
佐々木「うわぁ、キョンすごいよ…どんどん大きく…僕がキョンのを……」シュッシュッ

キョン「くぅっ……頼む…佐、々木…!」

佐々木「なんだい、キョン?言いたい事があるならはっきり言ってくれないと」シュッシュッシュ

キョン「ふおっ…!やめてくれ佐々木…!」

佐々木「でも君、すごく気持ち良さそうだ……このまま続けたらどうなるのかな…?」シュッシュッ

キョン「うぁぁ……」

佐々木「ゾクゾクしちゃうね……癖になりそうだ」シュッシュッシュ

キョン「やめ、ろ……も…で、る…!」

佐々木「おお、『イク』というやつかい?くっくっく、いいよ存分にイってくれキョン」シュシュシュシュッシュ

キョン「くぅっ!うああぁぁ!」ドピュ

佐々木「はぁ…はぁ…すごいね…」

キョン「はぁっ、はぁっ……さ~さ~き~!!」

佐々木「!」

キョン「許さんぞ佐々木!仕返しだ!」

佐々木「え!?ちょ、キョン?!」

佐々木「やめ……やめてくれ、キョン…///」

キョン「いいや、やめないね!佐々木はやめてくれなかったしな」

佐々木「ち、違うんだ……僕の体は世間一般に魅力的と言われるような体ではないから……」

キョン「……何だそんな事か。大丈夫、お前の体は十分魅力的だ。だから俺も……////」

佐々木「あ、ありがとう…////」

キョン「さあ、仕返しの始まりだ…!」ニヤリ

ゴクリ…

佐々木「ぁ…待って、キョン……ぃゃぁ…そこ、は…はぁ」

キョン「うーん…女をイカせるのは難しいらしいしなぁ…」

佐々木「え…そうなんだ……あぁっ…待ってっ、そこ…ああっ!」

キョン「同時にせめってみっようかなぁ~♪ちっくびもいっしょにせめよっかね~♪」

佐々木「な、なに歌って…ああんっ!ちょだめっ…いぁ!…ああ!」

キョン「ん?何かいい感じだな…もっと激しくしてみよう」

佐々木「はぁっ!…だ、だめだよキョン!僕っ!あああっ感じ、てるからぁ!」

キョン「そうなのか……じゃあ、なめてみよう……」

佐々木「?!」

キョン「ペロ」

佐々木「ひぁっ!」

キョン(イケル!!)


佐々木「いやっ!待ってってばっ、はあっ♥ちょっとキョンっ!あぁん♥」

キョン「ぺろぺろ」

佐々木「はぁ、ん♥んっ、あぁ…あっ!」

キョン「チュウウウウ」

佐々木「?!あああああっっ!まっ!待ってっ!キョン!!」

キョン「チュウウウウウウウウペロチュウウウウ」

佐々木「うっ、ああ!あああ!!ひぁあ!あ、あ、あ、あ、キョン…!なんか、何かくるよぉ…」

キョン「(甘噛み)」

佐々木「あ”あ”あ”ん♥あ…ああ、あああ」

キョン「(もいっちょ)」

佐々木「ッー!!あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”♥」

キョン「フ……イッたか佐々木よ」

佐々木「」ビクッビクッ

キョン「おおう…エロいな…」

キョン「いやぁまさか風呂でさらに汚れちまうとはなぁ」

佐々木「……」ムスッ

キョン「このあとは寝るだけカー」

佐々木「……」ムッスゥゥ

キョン「……悪かったよ」

佐々木「…何がだい」

キョン「無理矢理あんなことして」

佐々木「ふんっ!待ってっていったのに……」

キョン「いやぁ止まらなかったんだよ……」

佐々木「それが言い訳になると思っているのかい?確かに僕も少し調子に乗ってしまった。それは謝ろう。だけどね、キョン?その仕返しに気絶するまでするっていうのはあまりに酷いと思わないか?」

キョン「でも、かわいかったんだ…かわいかったんだよ…」シュン

佐々木「し、しかしねキョン?僕の体でこう……なんというか…興、奮してくれたのは、少しだけだけど…うれしかった……////」

キョン「さ、佐々木…!」

佐々木「ま、まぁ今回は僕の言う事を聞いてくれるというのなら許そう」

キョン「わかった、佐々木の願いなら何でも聞こう」

佐々木「……キス」

キョン「え?」

佐々木「キスをしてくれないか…?」

キョン「ああ、そんなことか」

佐々木「そんなこと?!僕にとっては一大事さ!初めてなんだからね!そもそもまずはキスをしてからああいうことをするものだろう?まったく君というやつは順番がおかし、んむぅっ?!」

キョン「ん…これでいいか?」

佐々木「ああ…いい…」ポー

キョン「よかった」

佐々木「もっとだ…」

キョン「え、んむっ?!」

佐々木「ん、んふぅ、んちゅぅ!はぁっ!んん、れぇろ…」

キョン「(は、はげしい…!)」

佐々木「れろ…キョン…ひたらひて…れろ、チュウウウ!んふぅ!…ぷはぁ!」

キョン「ぷは……はぁ…はぁ」

佐々木「はぁ…はぁ…もっと…」


ー朝ー
キョン(結局、俺たちはあのまま盛り上がってしまい、近藤さんを4人ほど消費することになった。なぜ佐々木がそんなものを持っていたのかは謎だが、大方あのときのコンビニの買い物はこれだったのだろう。
佐々木もはじめは痛がっていたが、痛みがなくなってからは蛇のような腰使いで搾り取ってきた。佐々木おそるべしと言ったところか。)

佐々木「ん…キョン…起きてたのか…」

キョン「ああ、俺も今起きたところだ…体大丈夫か?」

佐々木「問題ない、少し又が痛むがねくっくっく」

キョン「俺も腰が痛いよ…」

佐々木「お互い痛み分けというわけだ」

キョン「そんなとこだな」

佐々木「さて、今日はどうする?僕の両親は明日まで帰ってこないが」

キョン「ん、そうだな。後少し寝よう…眠いんだ…」

佐々木「そうだね…ふぁぁ…僕も眠い…」

キョン「おやすみ」チュ

佐々木「おやすみ」チュ

キョン・佐々木「…zzz」

キョン(こうして俺と佐々木は結ばれたわけだ。これからもきっとこんな風に幸せな時を過ごせればいいなと思う。あくまで未来の事は俺にはわからないから希望するだけだが、俺は佐々木を絶対に幸せにしたいと思う。これが俺の幸せだ)

佐々木(きっとキョンは僕を幸せにする事が自分の幸せだなんて考えているだろうなぁ。ばかだなぁキョンは、僕は君がそばにいてくれるだけで幸せなのにね。まぁキョンのそういう優しいところが僕は大好きだよ)



「佐々木」
「キョン」

「「愛してるよ(ぞ)」」



~佐々木エンド~

はい!おわり!疲れた!
なんで佐々木に方が濃かったのかと言うとハルヒの方で他の振られた人達の描写をやってしまったのでネタがなかった上に、もともと佐々木エンドにしようと思っていたからです
ハルヒの方も後日こんな感じのやり取りがあったと補完しといてください
俺は佐々木大好き!!
トリップは佐々木は俺の嫁俺だけの嫁でした!
長門エンドはやりません!疲れちゃった!
それじゃあここまで付き合って来くれてありがとね
初SSだったけど嵐がなくてよかったよ、きっと心折れてたと思う!
そんじゃまた機会があれば!

長門スレはこんど別で立てるよ
報われなさすぎてかわいそうになってきた…
それじゃあまたどこかで!

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